- 1 名前:ひまり ★ [US] [2017/05/25(木) 17:10:44.50 ID:CAP_USER9.net]
- 敵はテロ組織ではなく、安倍政権だと言わんばかりである
www.sankei.com/smp/column/news/170525/clm1705250003-s1.html 「クリスマス・キャロル」「不思議の国のアリス」「くまのプーさん」そして「ハリー・ポッター」…。英国は、児童文学王国といっていい。その理由の一つに挙げられるのが、18世紀半ばから始まった産業革命である。 ▼資本家は、子供たちを安い賃金で長時間使える労働力として利用していた。そんな子供たちの利益を守り、資本家の横暴を批判して始まったのが、児童文学だという(『英米児童文学』高杉一郎編著)。 ▼英国中部にあるマンチェスターは、産業革命の中心的な役割を担った都市である。近年はサッカーや音楽文化の盛んな街として知られる。爆発は、そのマンチェスター中心部のイベント会場で起きた。若い世代に絶大な人気を誇る米国の歌手、アリアナ・グランデさんのコンサートが終わったばかりだった。 ▼自爆テロは、明らかにグランデさんのファンである子供や若者たちを狙っていた。亡くなった22人の中には、8歳の少女が含まれている。メイ首相の言う通り、「おぞましく卑劣な犯行」である。英政府は、テロに対する警戒レベルを最上位まで引き上げた。 ▼日本にとってもちろん、対岸の火事では済まされない。長年テロと戦ってきた英国と比べて、備えはいかにも手薄である。23日の衆院本会議で可決された組織犯罪処罰法改正案は、その第一歩にすぎない。反対を唱える人たちの声を聞いていると、敵はテロ組織ではなく、安倍政権だと言わんばかりである。 ▼日本児童文学者協会のホームページには、「国の未来を担う子どもたち」のために「共謀罪」に反対する、とあった。テロが起きてからでは取り返しがつかない。子供たちを守るために最低限必要な法律だと、なぜ分かってもらえないのか。
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