- 553 名前:名無シネマ@上映中 [02/09/22 11:20 ID:C489jqCP]
- 信仰の映画だったなぁと思ったよ。
信心の無い人的に言えば、ポジティブシンキングの映画っつーか。 結局、母親の死にしても、宇宙人の来襲にしても、主人公の力では どうにもできない『不可避の不幸』、もっと簡単に言えば『災難』 なんだよね。 そういう、自分の力ではどうにもできない『災難』を、どうやって 受け止めて生きていくのか? っつー映画。 ある『災難』によって自分の生き方を見失った男が、別の『災難』 を通して、再び自分の生き方を取り戻す。 こうやって書くと、『大草原の小さな家』なんかにありそうな話で、 ありがちと言えば、これほどありがちなテーマも無い。 ただ、その『災難』を宇宙にする事で目先を変えている。 宇宙人の来襲ってのは、昔の映画にあるような、イナゴの大発生とか 大嵐とか、そういう典型的な『災難』の別表現なんじゃないかな。 「窓や戸に板を打ち付けて家に篭もる農夫一家」とか、「一夜明けると 去って行ってしまう脅威」とかっていう描写は、まさにそういう感じ。
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