- 1 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 [03/03/26 16:16]
- 「テラプレーン」とか好きだったんだけど・・・
人気ないの? 翻訳が難しいから? 黒丸さんが亡くなったから? 入手困難だし・・・
- 201 名前:104 [03/06/17 06:51]
- H読了
鶏脚についていろいろレス感謝です。>>186>>187>>191 自分的には可笑しかったんだけど、「さあ笑え」って感じのまるでない淡々とした文体な ので今ひとつ確信がもてなかったんです。 いや、読んでよかったです。たしかに梃子摺りましたが、殺伐とした世界の乾いた描写 にすっと入ってくる幻想と詩と笑い(天使を見るところとか)。はっきりいってツボです。 今までに読んだ中でこれに一番近い感じはボリス・ヴィアンでしょうか。 冒頭とラストとの呼応関係とか、パーティ場面での現実と回想のオーバーラップ (ダブルミーニングが仕掛けられてる箇所がありますよね)とか、ヤラレタって感じです。 SFのレーベルから出てますが、むしろ主流小説だと思いました。一作だけしか読んでな くて言うのもなんなんですが、この人の作品って、SF者のツボからは外れてるような 気がします(自分はコアなSF者でないのでネガティヴな意味ではない)。 このディストピア世界に、「もしかしたらこうなってしまうかもしれない」という意味でのリア リティがあるかといえば否です。これほど完璧な支配体制を築くのにいくら富を独占して も二年じゃ無理だろ、とかつっこめますし。作中でナチに言及していますが、あのヒトラー だって一朝一夕に独裁者になったわけではないですよね。 自分が日本で生まれ育ったせいかも知れませんが、北野勇作の描く、なし崩し的に既 成事実が積み重ねられていっていつのまにとんでもないことになってる、というほうがリ アルで怖いです。アル・カポネを生んだアメリカではもっとリアルなのかも知れませんが。 「自己性愛窒息」読んだときはやっぱり一人フェラ?とか思いましたが、 autoerotic asphyxiationでぐぐる検索すると2150件ひっかかりました。やはりクビシメ の方のようですね。
- 202 名前:104 [03/06/17 06:53]
- >>199 ワラタ ナイスです
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