その上で、今後はレノボと提携することで、人に寄り添ったコンピューティングを実現するため、「To the Cutting Edge」をキーワードに、エッジコンピューティング(クラウドコンピューティングよりも近いネットワーク上にサーバを設置してやり取りすることで、よりレスポンスの良い処理をすること)やAI(人工知能)などに力を入れ、さらにきめ細かに開発のペースを上げていくとしている。
レノボとの合弁会社となっても、川崎工場で開発し、出雲や福島の工場で生産する体制はそのまま続けていく。ブランド名も変わることなくMade in Japan、Maid for You。ものづくりにこだわった情熱品質を発信し続けていくことになる。「ものづくりはわれわれの価値そのもの。愚直に37年間積み重ねてきた最新テクノロジをいち早くお客さまの手に届くよう組み上げる社内風土、財産を手放すようなことはしない」(斎藤氏)。