J PREPでも、理科や社会科の学習と英語授業を掛け合わせたCLIL(クリル:Content and Language Integrated Learning)指導を行っています。 たとえば、学校の「理科」で光の勉強をしたタイミングの子どもたちには「虹を英語で表現してみよう」という授業をやってみました。虹の7色(Red / Orange / Yellow / Green / Blue / Indigo / Violet)をネイティブが暗記するときの方法だとか、赤と黄を混ぜたら何色になるかといった話をすると、明らかに生徒の反応が違ってきます。
ちなみに、7色の覚え方には、頭文字を「ROY G BIV」(ロイ・G・ビヴさん)と人名っぽく並べるやり方があります。
「算数」を英語で学ぶと、不定冠詞の意味や、可算名詞/不可算名詞の違いに、ぼんやりと気づくきっかけにもなります。学校英語であれば、「可算名詞と不可算名詞があります。waterは不可算名詞なので不定冠詞はつきません」というように、演繹的な教え方をされましたが、本来は子どもが自らルールを「発見」するのが理想です。 英語で算数を学ぶうちに、「そういえば、appleが一つのときにはanだけど、2個以上だと-sがつくんだな」とか「あれ?waterはwatersとならずに、three glasses of waterという言い方をするのか」というふうに"気づかせる"ことを目指しましょう。