- 332 名前:名無し名人 [2018/04/01(日) 16:13:00.62 ID:67zAT+2M0.net]
- >>313
>「羽生さんは神秘的」評 blog.livedoor.jp/marushio_/archives/cat_973589.html 2015年06月05日07:00 将棋界に於ける奇跡の人物、羽生善治(羽生善治考@) 将棋語録(言葉にこもる人生) 村社会の慣習にとらわれないで強くなった棋士が現れた、ことが私にとって意外だった。 ―――河口俊彦 『覇者の一手』(日本放送出版協会、1998年)より ――――――――――――――――――――――――――――――――― 「因縁」という言葉を河口俊彦は使っている。 将棋界に長く暮らしていると因縁がどんどん深くなる。 棋士たちはその因縁とうまく折り合いを付け、変に目立たないように気を使って生きる。 「この世界は、ちょっとした口のきき方、先輩・後輩への接し方、遊びや食事に誘われたときの応じ方、その他いろいろと気を遣わなければならない。そうしないと、いじめられる。そして才能をすり減らした棋士が何人かいた」 ところが、その将棋界の伝統や慣習からすっぱり切れて、しかも強くなった奇跡の人物、それが羽生善治だと河口は指摘する。 「村社会の慣習にとらわれないで強くなった棋士が現れた、ことが私にとって意外だった」 例の上座下座事件も、平然として、周囲に漂う濃密な村的視線を全く意に介さなかった。 その、「盤外のもろもろをさっぱり取り去り、盤上に集中できる人間性」に河口俊彦は驚嘆するのである。
|
|