- 507 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2008/04/28(月) 08:03:05 ID:K48r13U7]
- それは俺が原稿を進めている時だった。
仕事部屋のドアが小さな音を立てて開いたのだ。彼女と二人ぐらしの俺、部屋に入ってくるのは彼女しかいないだろうと背を向けたまま声を掛けた 「今仕事中」 俺の愛する彼女の翠藍は仕事の邪魔をするつもりはなかったのだろう、静かに近づいてくる。ちょうどきりのいい所だったので手を止め、振り返った。 「あっ」 翠藍が声を上げる。振り向いた拍子に、俺の肩が翠藍の身体に触れてしまったのだ。いきなり振り向いた俺に驚いてバランスを崩した翠藍を抱き留めると、翠藍が手に持っていたカップの中身の紅茶が俺の脚にかかってしまった。
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