- 326 名前:地球の裏側 ◆/lYVcP7um2 mailto:sage [2007/03/08(木) 09:23:43 ID:???]
- >>324
>>325 さてと、空一号と空二号ですが、どちらも中間周波増幅は1段のはずなんですがね。 少なくとも、96式である限りは、どちらもほぼ同等の回路です。同じ空一号でも、 3式は、実物の内部写真を見る限り、中間周波は2段である可能性の方が大きいですね。 それから、クルシーとの比較は、あまり適切とは言えない可能性があります。クルシー は周波数帯が長波から中波(1.5MHzまで)であるのに対し、空一号は5MHzから 10MHzです。ただし、雑音妨害の原因を探るためのデーターとしての比較は有用だと 思います。 電源ですが、プレート高圧への影響はそれほど考慮する必要が無いのは、真空管回路を 組んだ事があるならば、自明かと思います。問題はヒーター、バイアスなどの低圧回路 への重畳です。電源回路が判りませんので、断言はできませんが、現代の無線機でも、 振幅の大きな雑音信号が電源回路から混入する事例はあります。 ここで重要なのは、直流電源であるバッテリーがどこにあり、何が繋がっているか、 です。多座機との差異は、この辺にあるのではないか、と想像するのですが、現状では それを明確にできる資料を持ち合わせていません。 単座機での電信運用は、事実上無理でしょう。多座機の場合でも、電鍵を腿にくくり 付けるタイプが主流だったようですから、操縦しながら電顕操作を出来るとは思えませ ん。(一部機器では機器作り付けの電顕もあったようです。) 最後に重箱の隅ですが、MT管は1950年代です。米軍が戦時中実用化したのはGTベース のメタル管で、確かに安定度はソラやFM2A05Aなどよりも優れていました。 ただし、もっと周波数の高い、955、956といったエーコン管(どんぐり管)は日本で も実用化されており、電探などに使用されています。
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