- 120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2005/09/13(火) 15:19:08 ]
- 甘粛(かんしゅく)省で、くん蒸剤として知られる毒物、リン化アルミニウムから発生したガスを吸った女児と少女4人が、
急性中毒で死亡する事件が起きた。12日付で蘭州晨報が伝えた。 死亡したのは、甘粛省・康楽(こうらく)県でラーメン店を営む一家の6歳と3歳の女児と、 その親戚の16歳の少女、店を手伝っていた18歳の少女の4人。 今月6日朝に苦しみだし、嘔吐を繰り返して、その後死亡した。 また、店主の妻にも重度の中毒症状がみられたが、一命はとりとめた。 ラーメン店の店主は5日午後4時、エンドウ豆の買付を行っている隣人が、 エンドウ豆に農薬を吹き付け、その部屋の窓や扉を新聞紙で密封している現場を目撃している。 県の公安局は、農薬に含まれるリン化アルミニウムから発生したリン化水素ガスが 隣家に漏れた疑いが強いとして、エンドウ豆が貯蔵されていた部屋の捜査を進めている。 しかし、この買付業者は、公安が捜査を行う前に、問題のあったエンドウ豆の一部20トンを ひそかに市場で売りさばいていたことが、10日明らかになっている。 蘭州晨報によると、買付業者は約50トンのエンドウ豆にリン化アルミニウムを吹き付けていたという。 また、康楽県のその他の買付業者でも、防虫のためにエンドウ豆に リン化アルミニウムを吹き付けている事実が明らかになっている。 今回の事件の背景には、農薬の安全使用と管理に対する人々の意識の薄さがある。 リン化アルミニウムは、空気中の水分を吸収して徐々に分解し、殺虫効果があるリン化水素ガスを発生するため、 農作物のくん蒸剤などとして用いられる。日本では特定毒物に指定されており、 経口接種した場合、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、痙攣、ショックまたは虚脱、意識喪失をもたらす。 サーチナ news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0913&f=national_0913_001.shtml
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