謎の街P丘の殺人事件日蔭の街宝石の序曲暴風雨に終わった一日松本 泰 (著) - 暇つぶし青空文庫松本 泰 (著)
著者:松本 泰
著者概要東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、イギリスに留学。そこでのちに翻訳家となる松本恵子と出会い、結婚する。帰国後、1921(大正10)年に東京の東中野に文化住宅を十軒以上建てたが、恵子が大仏次郎の縁戚であることもあり、文士の集まるサロンのようなものになった。住人に長谷川海太郎(牧逸馬・谷譲次・林不忘)や小林秀雄、田河水泡らがおり、そこは「谷戸の文化村」とも呼ばれた。1923(大正12)年に奎運社を興し、「秘密探偵雑誌」を創刊、つづいて「探偵文芸」を発行、自らの探偵小説もこれらの雑誌に発表した。「探偵文芸」では牧逸馬・城昌幸らが活躍した。現在、彼の名は江戸川乱歩の影にかくれているが、日本探偵小説の成立を見る上で看過することはできない。主要作品は「清風荘事件」「秘められたる挿話」「三つの指紋」などで、評論に「探偵小説通」がある。また訳書にユゴー「ノートルダムの傴僂男」、松本恵子との共訳で「ヂッケンズ物語全集」がある。(大久保ゆう)
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