大菩薩峠 (作品データ)
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作品を読む

タイトルデータ
・作品名
  大菩薩峠
・作品名読み
  だいぼさつとうげ
・副題
  09 女子と小人の巻
・副題読み
  09 じょしとしょうじんのまき
・著者名
  中里 介山 

作品データ
・初出
  第九巻「女子と小人の巻」「都新聞」1918(大正7)年 5月2日〜6月20日
・作品について
  伊勢での泥棒の嫌疑からのがれてきた(お玉から名を変えた)お君と米友は、軽業の一座にひろわれ江戸に来ていた。しかし見せものに嫌気がさした米友は一座を去り、金貸しのもとで働くことになる。金貸しは、徳間峠で竜之助とわかれたお絹が甲斐でひろった、砂金取りの子ども忠作であった。一座のもとに残ったお君は、座長のお角(かく)にさそわれ甲府への興行に同行する。ささいなことから甲府の下役ともめごとを起こした一座は、なぐり込みをかけてきた下役仲間の折助たちを相手に、大騒動の喧嘩ざたとなってしまう。仲間と愛犬ムクを救おうと一座の小屋に飛び込んだお君は、火の手のあがった混乱のさなか、ゆくえ知れずとなってしまうのだった。「大菩薩峠
・仮名遣い種別
  新字新仮名
・備考
  この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ
・分類
  著者
・作家名
  中里 介山
・作家名読み
  なかざと かいざん
・ローマ字表記
  Nakazato, Kaizan
・生年
  1885-04-04
・没年
  1944-04-28
・人物について
  小説家。本名は弥之助(やのすけ)。東京都羽村市生まれ。父の家業不振のため苦しい少年時代を送る。小学校高等科卒業後上京。電話交換手からのち小学校教員となる。この間、キリスト教と社会主義の影響を受ける。1905(明治38)年、白柳秀湖(しらやなぎしゅうこ)らと雑誌「火鞭」(かべん)を創刊。同誌に短編「笛吹川」を発表。翌年「都新聞」入社。1909(明治42)年、同紙への連載小説「氷の花」をかわきりに「高野の義人」など数々の作品を掲載。1913(大正2)年「大菩薩峠」の連載を「都新聞」で開始。本作はこの後、掲載紙を変えながら断続的に1941(昭和16)年まで書き継がれる。しかし長大な作品(四十一巻)は作者の後半生を呑み込み、なお未完に終わる。1919(大正8)年「都新聞」退社。旺盛な執筆活動を続けながら、道場や私塾経営のほか「隣人之友」をはじめ各種雑誌の発行を手がける。生涯を通じトルストイの影響を強く受けたといわれる。代表作には、聖徳太子に材をとった「夢殿」、法然上人を描いた「黒谷夜話」など。また晩年は自伝的文集「百姓弥之助の話」を残している。「中里介山

底本データ
・底本
  大菩薩峠3
・出版社
  ちくま文庫、筑摩書房
・初版発行日
  1996(平成8)年1月24日
・入力に使用
  1996(平成8)年3月1日第3刷
・校正に使用
  1996(平成8)年1月24日第1刷

工作員データ
・入力
  (株)モモ
・校正
  原田頌子


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