大菩薩峠 (作品データ)
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作品を読む

タイトルデータ
・作品名
  大菩薩峠
・作品名読み
  だいぼさつとうげ
・副題
  07 東海道の巻
・副題読み
  07 とうかいどうのまき
・著者名
  中里 介山 

作品データ
・初出
  第七巻「東海道の巻」「都新聞」1918(大正7)年 1月1日〜3月6日
・作品について
  伊勢大湊(おおみなと)を江戸に向け発った竜之助は、浜松城下で武士たちといさかいを起こしているところへ仲裁に入ったお絹と知りあい、旅のみちづれとなる。切髪あでやかな婦人、色香ただよわすお絹と宿をともにした晩、竜之助は寝つかれぬまま数々の奇妙な夢を見る。翌朝、回復しつつあるように思われた眼はふたたび光を失っていた。一方、お松、七兵衛とともに竜之助を待ちうける宇津木兵馬。しかし三保の松原での果し合いは、がんりきと名乗る盗人(ぬすっと)の横槍でかなわぬままに終わる。荒れ寺に泊まることを余儀なくされた竜之助は、その晩、夜をふかし話をするお絹の口から、剣豪、島田虎之助毒殺のいきさつを聞かされたのだった。「大菩薩峠
・仮名遣い種別
  新字新仮名
・備考
  この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ
・分類
  著者
・作家名
  中里 介山
・作家名読み
  なかざと かいざん
・ローマ字表記
  Nakazato, Kaizan
・生年
  1885-04-04
・没年
  1944-04-28
・人物について
  小説家。本名は弥之助(やのすけ)。東京都羽村市生まれ。父の家業不振のため苦しい少年時代を送る。小学校高等科卒業後上京。電話交換手からのち小学校教員となる。この間、キリスト教と社会主義の影響を受ける。1905(明治38)年、白柳秀湖(しらやなぎしゅうこ)らと雑誌「火鞭」(かべん)を創刊。同誌に短編「笛吹川」を発表。翌年「都新聞」入社。1909(明治42)年、同紙への連載小説「氷の花」をかわきりに「高野の義人」など数々の作品を掲載。1913(大正2)年「大菩薩峠」の連載を「都新聞」で開始。本作はこの後、掲載紙を変えながら断続的に1941(昭和16)年まで書き継がれる。しかし長大な作品(四十一巻)は作者の後半生を呑み込み、なお未完に終わる。1919(大正8)年「都新聞」退社。旺盛な執筆活動を続けながら、道場や私塾経営のほか「隣人之友」をはじめ各種雑誌の発行を手がける。生涯を通じトルストイの影響を強く受けたといわれる。代表作には、聖徳太子に材をとった「夢殿」、法然上人を描いた「黒谷夜話」など。また晩年は自伝的文集「百姓弥之助の話」を残している。「中里介山

底本データ
・底本
  大菩薩峠2
・出版社
  ちくま文庫、筑摩書房
・初版発行日
  1995(平成7)年12月4日
・入力に使用
  1996(平成8)年2月15日第4刷
・校正に使用
  1995(平成7)年12月4日第1刷

工作員データ
・入力
  (株)モモ
・校正
  原田頌子


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