灯台鬼 (作品データ)
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タイトルデータ
・作品名
  灯台鬼
・作品名読み
  とうだいき
・著者名
  大阪 圭吉 

作品データ
・作品について
  北太平洋の海の安全を守る汐巻灯台に、異変が生じた。閃光のリズムが乱れ、他の灯台と見間違えた船が、危うく座礁しかかった。そして、ある霧深い夜、汐巻沖で座礁、大破した貨物船はついに、救難信号を残して消息を絶つに至った。続いて起こるのは、灯台光の途絶事件。螺旋階段を上って、ランプ室にたどりついた者たちが見たものは、玻璃窓を破って外から飛び込んできた大石にのしかかられ、命を絶った灯台守の姿だった。汐巻灯台に取り付き、船の安全を脅かし、ついには巨石を宙に舞わせて殺人事件を引き起こしたものの正体は?(大野晋)
・仮名遣い種別
  新字新仮名
・備考
  この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ
・分類
  著者
・作家名
  大阪 圭吉
・作家名読み
  おおさか けいきち
・ローマ字表記
  Osaka, Keikichi
・生年
  1912-03-20
・没年
  1945-07-02
・人物について
  1912.3.20〜1945.7.2。昭和初期に活躍した、探偵小説家。理詰めの謎解きに焦点を絞った、骨太の短篇を残した。本名は鈴木福太郎。愛知県新城市の旧家に生まれ、日本大学商業学校を卒業。1932(昭和7)年、作家、甲賀三郎の推薦を得て、雑誌「新青年」に『デパートの絞刑吏』を発表し、小説家としてデビューする。新城で役場勤めを続けながら、『死の快走船(『白鮫号の殺人事件』を改変改題)』『気狂い機関車』『とむらい機関車』等を発表。後には、ユーモア小説、スパイ小説、捕物帳へと方向を転じた。1942(昭和17)年、上京して日本文学報国会に勤務しながら、作家活動の本格化を目指すが、翌年応召。1945(昭和20)年、フィリピン、ルソン島にて戦病死。享年33歳。ペンネームは、大阪圭吉の他、大坂圭吉とも書く。「大阪圭吉

底本データ
・底本
  新青年傑作選 爬虫館事件
・出版社
  角川ホラー文庫、角川書店
・初版発行日
  1998(平成10)年8月10日

工作員データ
・入力
  大野晋
・校正
  はやしだかずこ


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