最終戦争論・戦争史大観 (作品データ)
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タイトルデータ
・作品名
  最終戦争論・戦争史大観
・作品名読み
  さいしゅうせんそうろん・せんそうしたいかん
・著者名
  石原 莞爾 

作品データ
・作品について
  石原莞爾の主著である。来るべき最終戦争によって世界は統一され戦争がなくなる、その戦争は日本を中心とする東洋とアメリカを中心とする西洋の決戦である、という独特の思想を主として戦史分析の観点から詳述している。1940(昭和15)年5月29日、石原莞爾は京都市にあった福島清三郎(東亜連盟会員・柔道家)の道場、義方会において、「人類の前史終らんとす」と題した講話を行った。これを筆記・整理したものが、「世界最終戦争論」である。B6判88頁の小冊子として立命館出版部から刊行された「世界最終戦争論」は、数十万部に及ぶベストセラーとなった。その後、同書の読者から寄せられた質問への回答をまとめ、1942(昭和17)年3月20日に新正堂から出版された『世界最終戦争論』に、「世界最終戦争論」、「戦争史大観」、「戦争史大観の由来記」と共に、「『世界最終戦争論』に関する質疑回答」として収録された。ただし著者は、1943(昭和18)年頃から「世界最終戦争」から「世界」を削り、「最終戦争」と用語を統一していた。それ故、底本の親本が親本とした実弟の石原六郎氏が編集した『最終戦争論』(経済往来社、1973年刊)では、すべて「最終戦争」になっている。底本にある、石原六郎氏による【解説】は、著作権の保護期間にあるため、収録しなかった。なお、底本の由来に関する上記の記述をまとめるに当たっては、【解説】を参考にさせていただいた。(石原莞爾デジタル化同志会)「世界最終戦論
・仮名遣い種別
  新字新仮名
・備考
  この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ
・分類
  著者
・作家名
  石原 莞爾
・作家名読み
  いしわら かんじ
・ローマ字表記
  Ishiwara, Kanji
・生年
  1889-01-18
・没年
  1949-08-15
・人物について
  1889.1.18-1949.8.15。山形県鶴岡生。陸軍軍人。思想家。国柱会の信行員でもある。陸軍士官学校、陸軍大学校卒業。ドイツ留学の後、法華経・日蓮信仰とも結び付いた独特の「世界最終戦争論」を生み出す。関東軍参謀として、1931(昭和6)年、満州事変を立案・実行、成功に導く。第4連隊長を経て、参謀本部に入り、二・二六事件の鎮圧に活躍する。しかし、盧溝橋事件以降の日中戦争拡大阻止に失敗、関東軍に転じるが、東條英機と対立。京都第16師団長を最後に軍職を離れ、民間人として、東亜連盟運動を推進。戦後、GHQからの指令により解散させられるまで、活発に活動する。晩年は、極東国際軍事裁判酒田出張法廷にも証人として出廷したりもしたが、専ら庄内の西山農場にて同志と共同生活を送った。なお、「石原」を「いしはら」と読むのは誤りである。(石原莞爾デジタル化同志会)「石原莞爾

底本データ
・底本
  最終戦争論・戦争史大観
・出版社
  中公文庫、中央公論社
・初版発行日
  1993(平成5)年7月10日
・入力に使用
  1995(平成7)年6月10日5版

工作員データ
・入力
  林孝司
・校正
  KOKODA


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