恨みの蠑螺 (作品データ)
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タイトルデータ
・作品名
  恨みの蠑螺
・作品名読み
  うらみのさざえ
・著者名
  岡本 綺堂 

作品データ
・初出
  「富士」1934(昭和9)年10月
・作品について
  これを含む以下の12作品は、底本の「蜘蛛の夢」に収録されている。綺堂には、「小石川の切支丹坂をのぼって、昼でも薄暗いような木立の奧にある」という青蛙堂で、集まった人が順に怪談を語る「URL:card1307.html 青蛙堂鬼談」仕立ての連作がある。「探偵夜話」(春陽堂、1927(昭和2)年5月20日)から底本に収録された「火薬庫」「穴」「有喜世新聞の話」、「古今探偵十話」(春陽堂、1928(昭和3)年8月5日)からの「蜘蛛の夢」「放し鰻」「平造とお鶴」「慈悲心鳥」「女侠伝」「馬妖記」までは、これに属する。残る「廿九日の牡丹餅」「真鬼偽鬼」「恨みの蠑螺」は、都筑道夫氏による底本の解説によれば、「怪獣」(1936(昭和21)年)から添えられた。(雷太) 「URL:card45503.html 火薬庫」 「URL:card45504.html 蜘蛛の夢」 「URL:card45509.html 放し鰻」 「URL:card45511.html 平造とお鶴」 「URL:card45500.html 穴」 「URL:card45501.html 有喜世新聞の話」 「URL:card45506.html 慈悲心鳥」 「URL:card45507.html 女侠伝」 「URL:card45510.html 馬妖記」 「URL:card45508.html 廿九日の牡丹餅」 「URL:card45505.html 真鬼偽鬼」 「URL:card45502.html 恨みの蠑螺」
・仮名遣い種別
  新字新仮名
・備考
  この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ
・分類
  著者
・作家名
  岡本 綺堂
・作家名読み
  おかもと きどう
・ローマ字表記
  Okamoto, Kido
・生年
  1872-11-15
・没年
  1939-03-01
・人物について
  劇作家、小説家。本名は敬二、別号に狂綺堂。イギリス公使館に勤めていた元徳川家御家人、敬之助の長男として、東京高輪に生まれる。幼くして歌舞伎に親しみ、父の影響を受けて英語も能くした。東京府立一中卒業後、1890(明治23)年に東京日日新聞に入社。以来、中央新聞社、絵入日報社などを経て、24年間を新聞記者として過ごす。この間、1896(明治29)年には処女戯曲「紫宸殿」を発表。岡鬼太郎と合作した「金鯱噂高浪(こがねのしゃちうわさのたかなみ)」は、1902(明治35)年に歌舞伎座で上演された。江戸から明治にかけて、歌舞伎の台本は劇場付きの台本作家によって書かれてきたが、明治半ばからは、坪内逍遥ら、演劇界革新の担い手に新作をあおいだ〈新歌舞伎〉が台頭する。二世市川左団次に書いた「維新前後」(1908年)、「修禅寺物語」(1911年)の成功によって、綺堂は新歌舞伎を代表する劇作家となった。1913(大正2)年以降は作家活動に専念し、生涯に196篇の戯曲を残す。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ物を原著でまとめて読んだのをきっかけに、江戸を舞台とした探偵小説の構想を得、1916(大正5)年からは「半七捕物帳」を書き始めた。「岡本綺堂

底本データ
・底本
  蜘蛛の夢
・出版社
  光文社文庫、光文社
・初版発行日
  1990(平成2)年4月20日
・入力に使用
  1990(平成2)年4月20日初版1刷
・校正に使用
  1990(平成2)年4月20日初版1刷

工作員データ
・入力
  小林繁雄
・入力
  門田裕志
・校正
  花田泰治郎


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