一円本流行の害毒と其裏面談 (作品データ)
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タイトルデータ
・作品名
  一円本流行の害毒と其裏面談
・作品名読み
  いちえんぼんりゅうこうのがいどくとそのりめんだん
・著者名
  宮武 外骨 

作品データ
・作品について
  大正15年、改造社の『現代日本文学全集』の刊行をきっかけに、一冊一円の廉価版の文学全集を予約出版する「円本」ブームが起こった。これにより、大部数を廉価で出版・流通する、現在の出版産業につながる体制ができた。宮武外骨は、このパンフレットのなかで、円本流行によって起こる16ヶ条の害毒を指摘し、するどく批判している。奥付には「(普及目的)有断許複製 本書紙型貸与亦諾矣」とあり、当時の出版状況に警鐘を鳴らす目的での出版だったことがわかる。(河上進)
・仮名遣い種別
  新字新仮名
・備考
  宮武外骨は1955年に亡くなっているので、公開時点の1999年には著作権は存続していた。しかし、著作権継承者で評論家の吉野孝雄さんの許可を得て公開。

作家データ
・分類
  著者
・作家名
  宮武 外骨
・作家名読み
  みやたけ がいこつ
・ローマ字表記
  Miyatake, Gaikotsu
・生年
  1867-02-22
・没年
  1955-07-28
・人物について
  1867〜1955。香川県生。明治中期から昭和期にわたって活躍したジャーナリスト。1887年に出した『頓智協会雑誌』で、大日本帝国憲法を風刺したため不敬罪で発禁となり、投獄される。その後、8万部を売ったといわれる『滑稽新聞』や『スコブル』『面白半分』『震災画報』など個性的な雑誌を次々に発行する。彼が生涯に発行した新聞・雑誌は40点以上にものぼる。また、風俗史家としての側面を持ち、『猥褻風俗史』『賭博史』の著作を自分の出版社である半狂堂・有限社から刊行したり、学者と在野の好事家を集めて明治文化研究会を結成した。東京大学法学部の「明治新聞雑誌文庫」を設立者でもある。多彩な活動ぶりから、奇人と誤解されることが多いが、戦前という時代に反骨精神を貫いた希有な人物であろう。ちなみに、「外骨」は本名である。(河上進)「宮武外骨

底本データ
・底本
  一円本流行の害毒と其裏面談
・出版社
  有限社
・初版発行日
  1928(昭和3)年11月1日形式発行

工作員データ
・入力
  河上進
・校正
  八巻美恵


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