高山の雪 (作品データ)
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作品を読む

タイトルデータ
・作品名
  高山の雪
・作品名読み
  こうざんのゆき
・著者名
  小島 烏水 

作品データ
・作品について
  山岳は雪を被むるによって、その美しさを一層増す。朝は日を受けて柔和な桃色を潮《さ》し、昼は冴えた空に反映して、燧石《すいせき》のようにキラキラ晃《きら》めき、そのあまりに純白なるために――しかしながら山岳の雪は、ただその美観によって研究される価値あるばかりでなく、造山力を有する動作、雪それ自身の特立した状態、また生物を保護する恩恵から言っても、興味のある対象である。「学生」明治四四年七月初出。『日本アルプス』第三巻に収録。
・仮名遣い種別
  新字新仮名

作家データ
・分類
  著者
・作家名
  小島 烏水
・作家名読み
  こじま うすい
・ローマ字表記
  Kojima, Usui
・生年
  1873-12-29
・没年
  1948-12-13
・人物について
  (1873-1948) 本名久太。登山家、随筆家。高松生まれ。横浜商業学校卒業後、横浜正金銀行に勤務、以後定年まで在籍。 明治29年(1896年)評論『一葉女史』の注目により文筆活動に入る。明治32年、勤務先の休暇を利用した浅間山から木曾への山旅が契機となり登山へ傾倒。未開の南・北アルプスなど日本中部の山々を踏破。日本の近代登山に先駆的な役割を果たす。明治38年(1905年)日本山岳会創立、初代会長。著書には『日本アルプス』(全4巻)ほか『浮世絵と風景画』など美術研究書がある。『小島烏水全集』全14巻(大修館書店)参考図書

底本データ
・底本
  山岳紀行文集 日本アルプス
・出版社
  岩波文庫、岩波書店
・初版発行日
  1992(平成4)年7月16日
・入力に使用
  1994(平成6)年5月16日第5刷

工作員データ
・入力
  大野晋
・校正
  地田尚


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