農民芸術の興隆
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著者名:宮沢賢治 

われらに購ふべき暇もなくまたさるものを必要とせぬ
いまやわれらは新に正しき道を行き われらの美をば創らねばならぬ

[#ここから2段組]
[#1段目]
♂[#「♂」は矢印が下向き]カーペンター 少年機械工の例
♂[#「♂」は矢印が下向き]当地方大工の例
多くの経典まことの詩歌(第一作) ♂[#「♂」は矢印が下向き] 3000/5500[#「3000/5500」は分数]万
民話民謡農民芸術はそ

[#2段目]
農民よ奮ひ立てそしてわれらの――の表現を持て
われらは今日まで睡ってゐた
日本の芸術はその土を踏んで通って来た 尚それを侮辱し罵倒して当然とする
その芸術は何であるか
[#ここで段組終わり]

芸術をもてあの灰いろの労働を燃せ

♂[#「♂」は矢印が下向き]芸術の回復は労働に於ける悦びの回復でなければならぬ Morris“Art is man's expression of his joy in labour.”労働は本能である 労働は常に苦痛ではない 労働は常に創造である
創造は常に享楽である 人間を犠牲にして生産に仕ふるとき苦痛となる
トロツキー
………………………………………………………
Morris  ◎
明かに有用な目的
休息自らの創造
生産/
時間の交易物は自ら造れ
変化
能力の発展
環境の楽しいこと
好める伴侶あること

ここにはわれら不断の浄い創造がある

彼の音楽は市井の雑音 ここに求めんとするものは自ら鳴る天の楽
♂[#「♂」は矢印が下向き]エマーソン 斯ノ如キ人ハ

都人よ来ってわれらに交れ 世界よ他意なきわれらを容れよ




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