俺「おはよう、田井中」 律「り、律って呼んでって言っただろぉ」 at NEWS4VIP
[2ch|▼Menu]
[前50を表示]
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/21 23:48:17.00 5IqSnmOZ0
紬「守ってあげたい、っていう気持ちには…具体的にどういう時になるものなのかしら?」

律「そりゃあ、今みたいな時だろ?」

紬「うん…でも肝試しとかお化け屋敷に行く機会なんてそう何度もあるわけじゃないでしょう?」

梓「確かにそうですね…」

紬「私たちの目標はりっちゃんの恋の成就なわけだから…もっと日常的にそう感じられるケースが必要だと思うの」

梓「今更、澪先輩みたいな極端な怖がりキャラを演じるわけにも行きませんしね…」

唯「日常的にか…あ!りっちゃんが霊感がもの凄く強い女の子に」

梓「却下です」

唯「えー!?」

澪「別に、怖がっているところを見せなくてもいいと思うぞ?『守ってあげたい』っていう気持ちは…要するに『自分がいなくちゃこの子は駄目だ!』っていう気持ちなわけなんだから」

唯「えーと、つまり…」

澪「憂ちゃんがいつも唯に対して持っている気持ちがいい例だよ」

梓「なるほど…」

151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/21 23:51:55.50 oMYWpqMJO
つまんね
これ面白いと思ってるやついんの?

152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/21 23:54:55.56 gnpDIKow0
>>151


ノシ

153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/21 23:56:19.92 LUmgX7pHi
>>151
はい

154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 00:00:30.87 EFE73ZAR0
>>151
はい。

155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 00:13:26.99 HCXE5BTY0
>>151
は〜い

156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 00:21:51.11 lK5PYzxhO
>>151
はーい

157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 00:24:40.82 ZhKcuLDmO
俺=ナルシストで女の子に興味ないってのは無しな

158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 00:27:59.37 G4rcnXAc0
>>151
面白いだろ

159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 00:52:54.44 AaRMI2YyO
C

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 01:52:06.70 Frnuof/cO
干し

161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 01:57:57.27 p5XfQBMb0
ほしゅ

162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 01:58:02.79 61Efx6SQO
保守って守護月天

163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 03:39:31.23 61Efx6SQO
げってん!

164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 03:45:20.46 /eiQt3hiO
糞が。

165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 04:39:22.90 bBP0fstE0
この保守の先に未来はあるのだろうか

166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 05:42:17.17 Frnuof/cO
もとからおれたちに未来など…ほしゅ!

167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 07:09:57.03 Frnuof/cO
もしかしておれしかいない?

168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 07:17:36.16 c0F6gYWeO
ほしゅ

169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 07:53:48.29 AaRMI2YyO
保守

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 08:18:29.79 w+fws4qNO
保守

171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 08:37:29.10 I8ehUgUgi
ほす

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 09:04:25.38 NL83YcftO
あーん、いけず〜

173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 10:05:15.85 6VVqlqTOO
ほっしゃん

174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 11:11:36.71 RJ3VUr0s0
ほしゅ

175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 12:52:07.05 AaRMI2YyO


176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 14:03:52.35 FWJ82sM20
保守


177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 16:03:14.71 EwfWTfvqO
落とさせない

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 16:47:27.84 lK5PYzxhO
保守

179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 17:10:06.69 NE49o0Gyi
うおおお

180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 18:43:55.84 ZoXZHnLV0


181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 19:43:50.98 vCm4vu+zO


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:14:42.06 wCgD5Mp00
唯「え〜?わかんないよ〜」

梓「唯先輩、たとえば明日から一週間、憂なしで自分だけで家事万端すべてこなさなくちゃならなくなったとしたら…どう思いますか?」

唯「う〜ん………ふ、二日目で挫折しそうだよ…」

梓「じゃあもし唯先輩が憂の立場なら、そんな唯先輩を見てどう思うでしょうか」

唯「そ、それは、心配だから助けてあげなきゃって…あっ!」

梓「そういうことです」

唯「なるほど…!すごいよ!あずにゃんの説明で、心で理解できたよ!」

律「あー、そりゃよかったー」

紬「つまり、りっちゃんを生活の面でもサポートしたい、と俺君が思うような状況を作れればいいわけね」

律「生活の面でったってなあ…俺といつも一緒にいるわけじゃないしな…」

梓「やっぱりこれも、少ない機会を利用して小出しにアピールしていく感じですかね?」

律「小出しになあ…」

183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:15:55.45 w+fws4qNO
待ってた

184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:19:48.02 wCgD5Mp00
紬「…りっちゃんはドジっ子の素養はあるのかしら?」

律「ドジっ子!?」

紬「うん。手っ取り早いのはドジっ子アピールだと思うの」

梓「なるほど…確かに、守ってあげたい、と思わせられる上に、可愛さもアピールできますね」

律「ドジっ子…」

唯「ドジっ子か〜。あ、でもりっちゃんって結構ドジなところあるよね?」

律「そ、そうか?あんまり自覚はないんだけど…」

唯「うん!だってよく部活の書類を提出し忘れて和ちゃんに怒られたりしてるよね?」

律「あ、なるほど!」

澪「…それはドジじゃなくて、責任感に欠けるって言うんだぞ」

唯「駄目か…」

185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:26:29.01 wCgD5Mp00
梓「…そう考えるとドジって結構難しいですね」

紬「そうね…無責任、不真面目、いい加減、怠惰…どれもドジとは違うわ」

律「ずいぶん酷い言われようじゃないですかね!?」

梓「ドジっていうのは要するに…頑張っているのに失敗してしまう、みたいなことですよね?」

紬「そうそう!お砂糖とお塩を間違えちゃったり…」

澪「料理が完成して食卓に運ぼうとしたら、転んでお皿をひっくり返しちゃったりとかな」

唯「お醤油を借りに行ったら間違えてお砂糖を借りてきちゃったりとかね!」

梓「…それはドジの範囲を越えてるような気がしますが」

唯「ええっ!?嘘ぉ!?」

梓「すごい驚きようですね…」

186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:31:13.45 D04WjPDy0
バズーカ支援

187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:31:21.51 p5XfQBMb0
よしきた

188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:34:06.94 wCgD5Mp00
澪「そう考えると…律にはドジっ子の素養はないと見て間違いないな…」

紬「そうよね…やらないことはとことんやらないけど、やることはきっちりこなすタイプだから…」

梓「やれば出来る人ではあるんですね」

律「褒められてるんだか貶されているんだか…」

唯「両方じゃない?」

紬「でも、今からでもちょっとしたドジっ子性をだしていくことは出来るはずだわ!」

梓「たとえばどうするんです?」

紬「ううん…あ、りっちゃんって、よく走るじゃない?」

梓「走りますね」

律「そうかぁ?そんなに走り回ってるか〜?」

梓「少なくともそういうイメージはあるということです」

紬「それでね、走り出すとすぐつまづく、というのはどうかしら?」

梓「おぉ……すみません、いまいち想像できないです」

189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:39:45.28 wCgD5Mp00
紬「じゃ、じゃあ、ちょっとやってみるね。唯ちゃん、いい?」

唯「なあに?」

紬「ちょっとそっちに立って私を呼んでみて欲しいの!」

唯「おぉ!了解しました!」

紬「はい、じゃあお願いします!」

唯「は〜い。おーい、むぎちゃ〜ん!」

紬「あ、唯ちゃん!待ってて、今行くね〜……きゃっ!?」

律「おっ!?」

唯「む、むぎちゃん大丈夫!?」

紬「えへへ…転んじゃった。じゃあ、またね!…ひゃっ!?」

唯「むぎちゃん!?」

紬「えへへ、失敗失敗!……ええと…こんな感じなんだけど、どうかしら?」

梓「とりあえず可愛かったです」

190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:47:26.85 i/+bQfdY0
滝壺「大丈夫、わたしはそんな>>1を応援してる」

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:48:16.32 wCgD5Mp00
唯「な、なんかすごいハラハラしたよ!」

律「確かに…ちょっと心配になるな」

紬「ふふふっ、でしょう?」

梓「これはアリかもしれないです!」

紬「普段の振る舞いの中にこういうドジなところを少しずつ盛り込んでいけばいいんじゃないかしら?」

律「なるほどなあ…よし、それもいただき!」

紬「やった〜!」

梓「でも、ドジっ子っぽい仕草をいくつか考えないといけませんよね…結構難しそうです」

澪「まあ、それは心配いらないよ。うちには天性のドジっ子が二人もいるしな」

紬「え?本当に?」

唯「だれだれ〜?」

192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:53:34.92 irGo9juw0
こ、これは…俺か…

193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 20:55:24.16 wCgD5Mp00
梓「じゃあ、えっと、Bの『守られたい系女子』についてはとりあえずこんなところですかね」

律「そんな項目名だったか?」

梓「現物がないんだからしょうがないんです!あ、澪先輩、Cは…」

澪「ごめん、それは覚えてないんだ」

唯「え〜?そりゃないぜ澪ちゃん…」

澪「じゃあ今から取って来いよ!雑誌!」

唯「むぎちゃんお茶のお代わりちょうだ〜い♪」

紬「は〜い♪」

澪「おい!?」

梓「じゃあ…他に何かいい作戦がある人は挙手という感じでどうでしょうか」

律「…はい」

梓「え!?」

唯「はい田井中さん!」

律「作戦とかじゃないんだけどさ…ちょっと聞きたいことがあるんだよな」

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 21:03:06.60 wCgD5Mp00
唯「聞きたいこと?」

律「あのさ、みんなは…最初に俺に何て呼ばれてた?」

澪「…」

梓「俺先輩にですか…?どうでしたかね…」

唯「私は平沢さんだったよ!それで、唯でいいよって言ったら、唯って呼ばれるようになったの!」

紬「私は…唯ちゃんが『むぎちゃんでいいよ〜』って言ってくれてから、むぎちゃんになったわ」

梓「あ、私もちょっと似てますね。最初は梓ちゃんだったと思います。で、唯先輩があずにゃんあずにゃん言うのがうつって、俺先輩もあずにゃんって呼ぶようになったんだと思います」

澪「私は最初は秋山さんだった」

律「……そっか…ありがと」

唯「でも、それがどうしたの?」

澪「…律はさ、自分が俺君に田井中って呼ばれることを気にしてるんだ」

梓「……そういえば…!」

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 21:15:02.30 wCgD5Mp00
唯「確かにりっちゃんだけ苗字で呼ばれてるね…」

紬「あ、でも!唯ちゃんみたいに『律でいいよ!』って言えば…」

律「もう何度も言ってる」

紬「あ…」

律「でも、いつまでたっても田井中のままなんだよな…これってさ、どういうことだと思う?」

梓「……り、律先輩だけ特別に思ってるから、名前で呼びづらい、とか…」

律「…本当にそう思うか?」

梓「…わかりません」

律「…あ、いや、ごめんな梓。別に責めてる気はないんだ。ただ…何というかさ…落ち着かなくて」

澪「…」

196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 21:18:00.07 vCm4vu+zO
うむ

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 21:22:23.87 wCgD5Mp00
律「何度も理由を聞いてみようとしたんだけど…勇気が出なくてさ」

唯「…私が聞いてみようか?」

律「え…?」

唯「今度会ったときにさ、『何でりっちゃんだけ苗字で呼ぶの?』って聞いてみる!そうすれば理由がわかるんじゃないかな?」

梓「そうですよね!考えてもわからないなら、聞くべきですよね!」

紬「確かに唯ちゃんならそういう役にうってつけだわ〜♪」

澪「…」

律「そうか…唯に聞いてもらえばいいのか…」

唯「よーし、そうと決まればどんな言葉で聞けばいいかを考えよう!」

梓「それ、考える意味ありますか?」

唯「やってやりすぎることはない、だよ!あずにゃん!」

律「…唯、ごめん。やっぱいいわ!」

唯「え?」

律「やっぱりこれは…私が聞くべきことなんだと思う。いや、私が、私が俺から直接聞きたいんだ!」

唯「りっちゃん…うん、わかったよ!」

198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 21:58:32.80 wCgD5Mp00
帰宅途中

澪「なあ、律」

律「んー?」

澪「…変わったな」

律「そ、そうか…?」

澪「ああ。自分で直接聞きたいって言ったとき…正直、少し驚いた」

律「あー、あれか…いや、別に、深い意味はないんだけどな?」

澪「深い意味はあるよ。ただそれに、律が気付いてないだけだ」

律「そう…かな…」

澪「そうだよ」

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:01:49.91 wCgD5Mp00
澪「なあ、律」

律「んー?」

澪「憂ちゃんが唯に対して持っている思い、な」

律「あー、あれな」

澪「私も…持ってるから」

律「…そっか」

澪「うん」

律「…私もだ」

澪「…そっか」

律「…」

澪「…律」

律「んー?」

澪「頑張れよ」

律「…ありがと」

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:04:36.63 wCgD5Mp00
数日後

梓「計画は着々と進んでいますね…」

紬「うん!りっちゃんも長所を伸ばしつつ、ギャップとドジっ子性もいい感じに出せるようになってきたね♪」

律「なんかここんとこすごい疲れるなあ…」

紬「ふふふっ、ファイトファイト〜!」

澪「あ、俺君な、丁度今週の土曜に練習試合があるらしぞ?」

梓「本当ですか?」

澪「ああ。みんなで見に行っていいかって聞いたら、二つ返事だったよ」

紬「やったわりっちゃん!チャンスがすぐそこに来ているみたいよ!」

律「お、おう!」

梓「でも結構急ですね…あと4日しかないですよ。お料理とか大丈夫ですか?」

律「ま、まあな。ここのところ毎日練習はしてるし、最悪、得意な料理だけで攻めるって手もある!」

梓「…まあ、チャンスは今回だけではないですしね」

律「今失敗すること前提で言わなかったか?」

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:12:07.27 wCgD5Mp00
紬「じゃあ、今度の土曜日に向けて…土曜日用の作戦を考えましょう!」

梓「土曜日用の作戦ですか」

紬「ええ!お弁当を持っていくだけでは不十分!サッカーの試合が始まるより先に、私たちの試合を始めるべきよ」

律「ノリノリだな〜、むぎ!」

紬「ええ、もちろんよ!ドジっ子りっちゃん大作戦で、俺君のハートをがっちりキャッチするのよ!」

梓「よーし、幾重にも張り巡らされた策略の糸で俺先輩を絡め取ってやりましょう!」

律「おお!何だか私もテンション上がってきたぜ〜!」

澪「…とりあえず全員座りなさい」

唯「う〜ん…」

梓「?どうしたんですか唯先輩?」

唯「え?あ、いや、別にね、何でもないよ〜」

律「何だよ〜、言いたいことがあるなら言えよ〜」

唯「ううん…あのね、なんかりっちゃんらしくないなあ、って思ってさ」

律「…え?」

202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:12:35.06 nTKvDcvZ0
C

203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:22:37.43 wCgD5Mp00
唯「裏で細かいことをごちゃごちゃ考えて、無理して自分らしくないことやって…らしくないよ」

澪「…」

唯「りっちゃんのいいところ…私が好きなりっちゃんのいいところって、そうじゃないなあ、って思ったんだ〜」

律「唯…」

唯「…へっ!?あ、いや、何となく!何となくそう思っただけだから!ふ、深い意味とかないからね!?ね!?」

紬「…」

唯「あ〜もう、何でみんな黙っちゃうの〜!?ほら、話し合いしようよ!ね?あずにゃん?」

梓「…」

唯「あうぅ…み、みんな怒ってる!?私が変なこと言ったから怒ってるの!?」

律「…唯」

唯「は、はひっ!?」

律「…ありがとうな」

唯「へっ!?」

204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:31:44.59 61Efx6SQO
スーパー4〇

205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:32:13.96 wCgD5Mp00
律「…みんな、ごめん!」

唯「!?」

律「私さ、ここのところいつも、何となく胸が苦しかったんだ。

  これ…いわゆる恋煩いってやつなんだと思ってた。でも、違うみたいだ。

  この胸の苦しさは…罪悪感、だったんだな」

澪「…」

律「俺になんとかして好かれよう好かれようって、無理して自分偽ってさ。俺にも、自分の心にも嘘をつこうとした…その罪悪感」

梓「律先輩…」

律「唯に言われて気付いた。それにさ…ありのままの自分を好きになってもらわなきゃ、意味ないじゃん?」

紬「…」

律「だから、ごめん!今日まで本当にみんなには世話になったけど…。

  でも、やっぱり私は、ありのままの私を、俺にぶつけたいと思うよ。だから…」

206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:39:28.27 wCgD5Mp00
梓「…まったくもう、折角練習の時間を割いてまで協力してあげたのに」

紬「私だって、いつもよりたくさんお菓子を持ってきてたのにね〜」

律「梓…むぎ…ごめん」

梓「罰として、律先輩には練習時間を増やしてもらいます!」

紬「じゃあ私からは、一週間おやつを半分にするの刑!」

梓「ただし、告白が成功したら免除です!デートの時間も取りたいでしょうしね!」

律「梓…」

紬「ふふふっ♪私のほうは減刑はなしよ?折角成功しても、太っちゃったら困るでしょう?」

律「むぎ…じゃ、じゃあ…」

梓「えへへ…」

紬「ふふふふっ♪」

律「ご、ごめん…ありがとう!」

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:45:35.00 wCgD5Mp00
唯「私もりっちゃんの好きなやり方でいいと思うよ!」

梓「当然ですよね。律先輩の気持ちを変えさせた張本人なんだから…」

唯「あずにゃんは相変わらずシニカルだねぇ」

律「唯…ありがと。…澪…は」

澪「私は協力者だよ。いつでも、な」

律「…うん…ありがとな」

律「…よし!そうと決まれば…唯!」

唯「な、何!?」

律「メールして俺を呼び出してくれ!今から告白するから!」

梓「ええっ!?いきなりですか!?」

律「当ったり前だ!思い立ったら吉日だぜ!」

紬「ふふふふっ!それでこそりっちゃん!」

唯「よーし!じゃあメールするよ!ほんとにいいんだね!?」

律「田井中に二言はない!」

澪「……ふふふっ、まったく…」

208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 22:57:18.84 wCgD5Mp00
数十分後

律「すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…」

唯「りっちゃん、大丈夫かなあ…?」

梓「玉砕を覚悟した人間は強いですよ…唯先輩どこ触ってるんですか!?」

唯「狭いんだからちょっと我慢してよ〜」

梓「わざとやってますよね!?わざとですよね!?」

紬「二人とも静かにして!ほら、もっと下がらないと見えちゃうわ!」

澪「シッ!…俺君が来たぞ」

唯「おぉ…が、がんばれりっちゃん…!」

俺「おーす、田井中!」

律「よっ、俺!」

209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:09:02.85 w+fws4qNO
おぉ!

210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:11:42.38 wCgD5Mp00
律「ごめんな、急に呼び出して」

俺「いや、部活終わって着替えてた時にメールもらったからさ。どの道あとは帰るだけだったからな」

律「あー…そっか」

俺「うん。で、何の用?」

律「あ、いや…その、な…?」

俺「何だよ、はっきりしないなあ。田井中らしくないぞ」

律「!!…そう…だよな。あ、あのさ!」

俺「お、おう」

唯「おーっ!?い、いよいよだよ!?」

梓「重いです、重いです!」

211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:12:36.10 p5XfQBMb0
いよいよか、いよいよなのか

212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:19:10.02 dcT5Fq+I0
追いついた
支援

213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:21:04.62 vCm4vu+zO
ふあわはらにやにwktk

214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:24:00.30 wCgD5Mp00
律「一つ聞きたいことがあるんだ。何で…何で俺は、私のことを田井中って呼ぶんだ?」

唯「なあんだ、まずはそっちか…」

俺「何で…って…」

律「ほかの軽音部のみんなのことは名前かあだ名で呼ぶのに、どうして私だけ苗字なんだ?律って呼んでって言っても…変えてくれないし」

俺「あぁ、そういうことか」

律「正直に言ってくれないか?どんな理由でも、私はちゃんと納得できるから」

俺「好きだから」

律「はぁっ!?」

唯梓紬「!!」

俺「田井中って苗字、言ってて気持ちいいじゃん?タイナカ!タイナカ!って感じでさ!」

律「あぁ…そうかい…。…そ、それだけか…!?」

俺「うん。…そっか、気にしてたんだな…ごめんな、気付かなくて。これからはちゃんと律って呼ぶよ。な?」

律「あ、ありがと…うぅ」

唯「ざ〜んねん…じゃあ、今度こそ!」

215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:26:39.05 mr2qyLo+O
|Д゜)

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:31:10.07 wCgD5Mp00
俺「えっと…律、これが聞きたくて呼んだのか?」

律「そ、そんなわけあるかあっ!!」

俺「な、何で怒るんだよ?えーと、じゃあ、本題があるんだな?」

律「…ある!」

唯「おお…おおお…」

紬「頑張って…りっちゃん頑張って…!」

梓「む、むぎ先輩まで…重いです…」

澪「…」

律「ちょ、ちょっとごめん!すぅー、はぁー、すぅー、はぁー…」

俺「深呼吸…?」

律「…よし!い、言う…言うぞぉ…!」

217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:32:53.35 mr2qyLo+O
|゜Д゜)!!

218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:33:42.20 dcT5Fq+I0
律がんばれ

219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:40:34.51 wCgD5Mp00
律「お、俺!!」

俺「お、おう…」

律「私と付き合ってくれ!!」

俺「…え!?」

唯紬「言った!!」

梓「苦しい…」

澪「…」

俺「た、田井中…」

律「確かに私はがさつだし、いい加減だし、む、胸もあんまりない!け、欠点ばっかりだ!

  でも、一緒にいる人を元気付けて、笑わせて、楽しい気持ちにさせてあげることは出来る!

  もし俺が落ち込むようなことがあっても、きっと力になれると思うんだ!

  だ、だから、私は、いつも俺と一緒にいたい!俺のことが大好きだから、一緒にいたいんだ!

  だ、だから…だから…」

律「だから、俺も、わ、私のことを大好きになってください…!」

俺「田井中…」

220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:42:50.34 PG5zVAJ50
勃起した

221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:48:06.65 wCgD5Mp00
俺「…ごめん」

唯紬梓「!!」

律「………そっか」

俺「田井中、あ、いや、律の気持ちは嬉しいよ。でも…付き合うことはできない。ごめん」

律「…うん!わかった。ごめんな、こっちこそ。あとさ、田井中でいいよ、その方がいいんだろ?」

俺「…ああ」

律「はぁー、フられちゃったかー!ちっくしょー!ち、ちなみに理由は?もう彼女がいるとか?」

俺「…ああ。………というか俺、澪と付き合ってるんだけど」

律「…は!?」

唯紬梓「えええっ!?」

俺「もう1ヶ月くらい前から…」

澪「律!!」

律「…澪!?」

澪「明日の議題は寝取りについてだぞ!!」


おわり

222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:50:29.93 FeIVdsXA0
これは殴っていいレベル

223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:51:06.48 Ul8f1V0U0
なんつうオチだ

224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:56:01.82 dcT5Fq+I0
俺の律の心を傷つけやがって
やはり澪は始末しておくべきだったか畜生め

225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/22 23:56:41.17 p5XfQBMb0
>>224
いやお前怒りの矛先はそこじゃねえ

226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 00:00:02.36 3/nD1gwwO
期待させといて落とす…
うむ、ふざけんな

227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 00:01:26.96 nTKvDcvZ0
うむ。想定の範囲内だおつおつ

228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 00:03:51.62 cgF7HYEBO
なんか途中でいいオチをつかせられなくなって投げたって感じだなw
まあ乙

229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 00:17:50.62 8+Xsb0/K0
いや、あらためて読み直すと澪の態度から伏線らしきものが見え隠れしている気がしないでもないぞ

230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 00:26:54.10 59JrhFoF0
ちょっと待て
寝取りについてってことは澪は俺が律に寝取られることを望んでいるのか?

231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 00:47:06.60 geivSNI5O
ああああああああ!!!!

ぬぅんなあなやあはら


232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 00:53:12.35 9aQPQAnn0
これはねーよ…

りっちゃん…

233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 01:49:10.03 WnmOZKIxO
なんか逆に勃起したんだけど……

234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 03:11:09.68 xmZz9pFvO
>>14の澪は何企んでんだ

235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 03:15:14.27 xmZz9pFvO
全部読んだけど、結局澪は何がしたかったのか

236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 08:20:49.12 QxYUkF+Z0
ほう

237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 09:46:09.11 C0Rl4afbO
これは>>1には責任取ってもらわんとな

238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/11/23 10:36:26.11 falw+5Gh0
ひどい


最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

4190日前に更新/81 KB
担当:undef