律「お前ら仲良くしろ ..
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:11:40.58 5eV2mKW60
こたつの中で

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:12:57.49 vSf/qZYr0
>>2
殺す気か

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:13:32.07 vSf/qZYr0

律「おー、唯!」

唯「あ!りっちゃん!おはよう!」

律「はよー」

澪「唯は朝から元気だな」

唯「澪ちゃんもおはよー」

澪「あぁ。おはよ」

紬「みんなおはよー」

律「おぉ!はよ!」

澪「おはよ。なんか珍しいな。校門の前でこんなに揃うなんて」

唯「だね!」

律「そういえば憂ちゃんは?」

唯「憂は今日は日直だからもう教室にいると思うよ。あずにゃんと一緒なんだってさー」

律「そうなのか」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:19:45.05 vSf/qZYr0

澪「ほら、そろそろ入ろう?」

紬「そうね」

「あら、みんな朝から揃ってるのね」

律澪「和!」

紬「おはよう」ニコッ

和「えぇ、おはよっぐえぇ!?」

唯「和ちゃん、おはよう?」ニコッ

和「たたた・・・あら、唯じゃない。朝から人の背中に蹴りかますなんてどういう神経してるのかしらね」ガスッ

唯「っだぁ!?・・・朝から人のわき腹に肘鉄入れる和ちゃんには言われたくないかなー?」

和「あらごめんなさい、ちょっと当たっちゃったわ」

唯「ううん、私の方こそごめんね。足が長くてちょっと当たっちゃった」

和「跳びながら蹴っておいてよく言うわ」

唯「和ちゃんこそ、右手に左手添えて思いっきり突き出してたよね?」

和「さぁ?どうだったかしら」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:22:18.17 bZ3vTAsQ0
海苔メガネww

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:26:07.99 vSf/qZYr0

律「おい、お前ら」

唯「あれ?今さっきのことなのに覚えてないの?」チョーウケルンデスケド

和「唯みたいなノータリンに馬鹿にされるなんて終わったわね」

澪「おーい、教室行こう?な?」グイッ

唯「大丈夫だよ、和ちゃんは終わるどころかまだ始まってないから」

紬「ほら、予鈴が鳴っちゃう」グイグイ

和唯「・・・後で覚えとけ」

律「相変わらずだなぁ、お前ら」


・・・

・・・



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:34:19.64 bZ3vTAsQ0
見てるぞ 頑張れ

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:34:36.24 vSf/qZYr0

教室


律「おい、お前ら仲良く出来ないのか?」

唯「え?なんのこと?」

紬「何って、和ちゃんのことに決まってるじゃない」

唯「えー?私達仲良しだよ?」

律「いやいや」

唯「何?」

紬「どう見ても仲良しとは言いがたいわ」

律「そうだよ。常に一触即発じゃないか」

唯「そうかな」

律「そうだって。最近おかしいぞ?」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:38:29.78 vSf/qZYr0

唯「うーん・・・?」

紬「自覚がないんじゃこれ以上言ってもしょうがないわね・・・」

律「あぁ。だな」

唯「なんかごめんね」

律「いや、謝るなよ。私はみんなで仲良くしたいだけだしさ」

唯「でも本当に私と和ちゃんは仲いいよ?」

律「え、えー・・・?」

唯「今にわかるよ・・・多分」

律「いつまで経ってもわからない予感がするのは気のせいか?」

紬「とりあえず様子を見ましょう?」


・・・

・・・



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:41:17.81 bZ3vTAsQ0
これは唯和?

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:46:05.56 vSf/qZYr0

澪「なぁ」

和「どうしたの?」

澪「唯のこと、嫌いなのか?」

和「は?」

澪「ぁぅ」

和「何か誤解しているみたいだけど、それはないわよ」

澪「本当か?だって今日の朝も」

和「だから唯のことは嫌いじゃないってば」

澪「なーんか信用できないな・・・」

和「それはどうして?」

澪「だって、顔を合わせる度にバトってる気が・・・」

和「それはそれ、これはこれよ」

澪「普通そこ、別のものとして考えるか?」

和「うーん、じゃあ普通じゃないのかも」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:49:57.98 vSf/qZYr0

澪「・・・?」

和「ごめんなさいね、混乱した?」

澪「うん、ちょっと。難しくなってきた」

和「たいしたことじゃないわ、大丈夫よ」

律「おーす」

澪「お、律か」

律「おう、メシ食おうぜ」

和「唯とムギは?」

律「梓と憂ちゃん迎えに行ったよ」

澪「今日はみんなで食べるのか」

律「おう、たまにはいいだろ?」

和「そうね。にぎやかで楽しそう」


・・・

・・・


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:52:58.02 LQH6+Wfq0
支援

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:53:28.82 vSf/qZYr0

唯「迎えに来たよー」

梓「先輩!」

憂「ちょっと待ってもらっていいですか?」

紬「場所は取ってあるから焦らないでね」

憂「はい、ありがとうございますっ!」

唯「どう?」

憂「ん。お弁当も飲み物も持ったし、もう大丈夫だよ!」

唯「それじゃ行こっか」


パタパタパタパタ・・・


純「はい、私ぼっちー」



・・・

・・・


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:58:51.96 vSf/qZYr0

唯「おまたへ!」

律「おう、唯隊員!よくぞ生還した!」

唯「ほい!・・・りっちゃん隊員!そこをどいて!まだ残党が!」ダッ

律「へ!?」

梓「あ!っちょっと!唯先輩!?」

唯「でりゃぁぁぁぁ!!!」ドーン!

和「だう!?」

唯「ふぅ。これでよし」

律「よくねぇよ!?」

憂「もう、お姉ちゃんったら。和さんにじゃれるの禁止」

紬「これはじゃれてるって域を超えてるような・・・」

唯「さっ。みんな、ご飯食べよう?」

澪「あ、あぁ。そうだな」

律「ん。じゃそうするか」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 18:59:03.99 bZ3vTAsQ0
よし、純は俺と食べようか

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:12:54.82 vSf/qZYr0

梓「こういうときに限ってお弁当じゃなくてパンなんだもんなぁ」

憂「まぁまぁ。ほら、私のおかず分けてあげるよ。はい、チキチキボーン」スッ

梓「ありがと」

唯「えへへ、今日のおかずにチキチキボーン入ってる♪いただきまーす!」

和「」ムクッ

律澪「!?」

和「ふんっ」スッ パクッ

唯「」

梓「唯先輩のチキチキボーンが・・・」

和「確かにこれは美味しいわねー」スッ パクッ スッ パクッ

唯「」


律「うわ、容赦ねぇ」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:16:35.46 vSf/qZYr0

和「んー」モグモグ

唯「ちょっと」

和「デリシャス」

唯「いや、デリシャスじゃないから」

和「あら、唯。何かしら?」

唯「白々しいなー。私のチキチキボーンは?あれ大好きなんだけど?」

和「食べたわよ、見てなかったの?それとも見えなかったの?一緒に眼科行ってあげようか?」プフッ

唯「見てたよ、見えてたよ」

和「そう、じゃあ記憶障害かしら」

律「おい、お前ら」

唯「だから違うって。私がこの状況で何が言いたいかわからないんだ?和ちゃんの方こそコミュニケーション障害なんじゃない?」

澪「ほら唯ってば。喧嘩腰になるなよ」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:21:48.60 vSf/qZYr0

梓「ねぇ、憂」

憂「どうしたの?」

梓「教室に帰りたい」

憂「まぁまぁ」

和「何?おかずを取られて怒ってるの?」

唯「それもそうだけど、正確にいうと和ちゃんのその態度がちょっとイラッとするかな」

和「ごめんごめん、ほらあんたの好きなホネホネボーンよ」スッ

唯「違う、私が好きなのはチキチキボーンであってホネホネボーンじゃない」イラッ

律「ホネホネボーンって日本語にしたら骨骨骨だよな」

澪「なんか怖い」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:35:01.49 vSf/qZYr0

和「悪いわね、肉の部分は全部食べちゃったからこれで我慢してくれる?」

唯「和ちゃんはちょっといい加減にしてくれるかな?」

紬「喧嘩は駄目だって言ってるでしょ?ね、二人とも」

和「大体、最初に私を突き飛ばしたのは唯の方でしょ」

唯「それについては本当にごめん」

律(おっ、珍しく素直にあやまって)

唯「視界に入ったらイラッとしたから思わず突き飛ばしちゃった」

律(ねぇぇ!!ぜんっぜん素直じゃねぇ!)

和「唯」

唯「何」

和「屋上」

唯「上等だよ」

憂「すとーっぷ!!」

一同「!?」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:39:46.10 vSf/qZYr0

憂「ほら!遊んでないでご飯食べよう?ね?」

唯「でも和ちゃんが」

憂「和さんだって急にじゃれつかれたら困るでしょ?TPOを弁えて、お姉ちゃん」

唯「うー、憂ー・・・」

和「怒られてやんの」ププッ

唯「」イラッ

憂「はい、イライラするのも禁止」

唯「今の和ちゃんが悪いでしょー!?」

憂「なんでも人のせいにするのはよくないよ」

唯「・・・」

梓「どっちがお姉ちゃんなんだか・・・」

律「だな。まぁ、いいんじゃないか?とりあえずこの場は収まりそうだし」

澪「憂ちゃん、ありがとな」

憂「いえいえ」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:42:36.67 vSf/qZYr0

紬「さ、もうあまり時間がないから急いで食べましょっ」

律「ん、だな」

和「唯・・・」ボソッ

唯「和ちゃん・・・」ボソッ

澪「ん?二人とも今何か言ったか?」

和唯「後で覚えとけっ」ボソッ

律「聞こえなかった、私は何も聞こえなかった」


・・・

・・・


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:44:37.22 bZ3vTAsQ0
和がいいキャラ

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:45:55.71 vSf/qZYr0

放課後



律「なぁ」

澪「ん?どうした?」

律「唯は?」

澪「あれ・・・?」

紬「唯ちゃんなら掃除当番で遅くなるって言ってたわよ?」

律「あ、そうだっけ?」

澪「そういえばそんなこと言ってたっけな」

紬「とりあえずお茶にしない?」

梓「賛成です」

律「梓もすっかり軽音部になじんだよなー」

梓「むっ。そ、そうですか?」

律「おう、入部当初とは別人みたいだぜ」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:51:02.47 vSf/qZYr0

梓「私、唯先輩と和先輩のような関係憧れます」

澪「どうしたんだ?急に」

梓「私も律先輩とそんな関係になりたいです」

律「遠回しにひどくないか!?」

澪「なるほどな、でも和と唯のような関係なら律に蹴られたりするぞ?」

梓「それもそうですね。私、高望みはしません。私の方から一方通行で構いません」

律「おい、一方的に私をぶっとばしたいならストレートにそう言いやがれこのやろー」

紬「みんなーお茶が入ったわよー。今日はレモンティーよ」

律「おー、さんきゅー」

澪「ありがとな。・・・そういえば」

紬「どうしたの?」

澪「唯と和って同じ班じゃなかったか?」

梓「はん?」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:52:13.51 vSf/qZYr0

澪「いや、だから掃除の」

律「」

紬「・・・今日はレモンティーよー」

梓「あ、それさっきも聞きました」

紬「・・・」シュン

澪「・・・やばくないか?」

律「う、うーん・・・」

梓「律先輩、様子見てきてくださいよ」

律「なんで私!?」

梓「ほら、打たれ強そうだし」

律「私だって女の子なんだからな」

澪「っていうかさ」

紬「どうしたの?」

澪「なんであの二人、最近あんなに仲悪いんだ?」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:56:01.33 vSf/qZYr0

律「さぁ?喧嘩でもしたんじゃないか?」

紬「でも前にそうやって聞いたとき、二人とも否定してたじゃない」

律「なんか言い出せない理由でもあるんじゃないか?」

梓「そんな風には見えませんけどね・・・」

律「じゃあなんだよ」

梓「それは・・・わかりませんけど」

澪「今日の朝も和に唯のことが嫌いなのか?って聞いたんだけど」

律「それで?」

澪「嫌いじゃないって」

紬「唯ちゃんも同じようなこと言ってたわね」

律「わっかんねーな、あの二人」

梓「律先輩と澪先輩ならわかるんじゃないですか?」

律澪「へ?」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:57:56.34 BPvSP5Wb0
いんぐりっしゅの人か

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 19:59:29.00 vSf/qZYr0

梓「ほら、澪先輩ってよく律先輩のこと叩いたりするじゃないですか」

律「いや、あの二人はそういう次元じゃないだろ?」

梓「でもベクトルは一緒だったりして」

律「・・・」

紬「・・・」

澪「まさか、なぁ?」

律「う、うーん・・・」


バタン!


律澪紬梓「!?」

純「あ、あの!!」

梓「純!?どうしたの?」

純「大変なんだよ!ちょっと来て!」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:01:41.23 vSf/qZYr0

梓「大変って、どうしたの?」

純「唯先輩達が、憂が・・・!梓、来て!」

梓「律先輩、行って!」

律「私!?」

梓「先輩達が殴り合ったりしてるんでしょ?」

純「そうだよ!憂が止めようとしてるんだけど、全然駄目なんだよ」

澪「あいつら・・・!」

紬「予想を裏切らない二人ね」

梓「先輩!」

律「う・・・。よし、みんなで行こう。な?」

純「なんでもいいから早くー!」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:04:26.92 vSf/qZYr0

律「ごめんごめん。よし。んじゃ行くぞ!」

澪「あぁ!」ヒラヒラ

紬「急ぎましょう!」ヒラヒラ

梓「純!案内して!」ヒラヒラ

純「オーケー!こっちだよ!」ダッ

律「おう!」ダッ


カンカンカンカン・・・!


純「場所は3年生の廊下です」

律「そうか。人目も憚らず何をしてんだ、あいつらは・・・」

純「なんていうか、律先輩ってやっぱり部長なんですね」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:05:50.69 bZ3vTAsQ0
まだ見てるよん

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:06:34.57 vSf/qZYr0

律「へ?なに?急に」

純「ほら、今もこうして仲間のために走ってるじゃないですか」

律「当たり前だろー?な、みんな?」クルッ


シーン


律「誰もいない!!?」

純「え?最初から誰もついてきてませんでしたよ?」

律「」

純「みんな手を振って見送ってましたし」

律「道理であいつらのセリフの後がやけにヒラヒラしてたワケだ!」


・・・

・・・


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:10:41.85 vSf/qZYr0

教室


和「ねぇ、さっきのなんなの?」

パシッ

唯「和ちゃんこそあれはやりすぎじゃないのかな?」

パシッ

和「何言ってるのよ、最初に手を出してきたのは唯の方でしょ?」

パシーン

唯「そうだっけ?よく覚えてないや」アハハ

パシーン

律「な、なぁ・・・」

純「なんですか?」

律「さすがにあの中に割って入るのはちょっと」

純「えぇぇぇ・・・」

律「なんであいつら笑顔でビンタし合ってるんだよ、絵的に怖すぎるだろ」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:14:05.29 bZ3vTAsQ0
想像したら怖い光景w

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:15:35.57 vSf/qZYr0

憂「全く、困ったものですよねー」

律「憂ちゃん!?」

憂「あ、こんにちは。お昼ぶりですね」ニコッ

律「んあ、あぁ。それよりこれは・・・?」

憂「さっき帰る前にお姉ちゃんのとこに寄ったんです」

律「唯のところに?」

憂「はい。お弁当箱だけ私が持って帰ろうと思ったんですよ」

律「なるほどな。それで?」

憂「私がこの教室に来たときにはもう叩き合ってました」

律「なっ」

純「怖いよね。憂がいくら話しかけても無視だもん」

憂「うん。エキサイトしてるのはわかるけど、ちょっと寂しいな」

律「いや、エキサイトとかそういう問題じゃないだろ」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:20:20.51 vSf/qZYr0

憂「え?」

律「え?」

憂「和さんも普段は大人だけど、お姉ちゃんのことになると周りが見えなくなっちゃうみたいで・・・」

律「・・・憂ちゃん、聞いてくれ」

憂「なんですか?」

律「私は唯達が喧嘩か何かしてるんじゃないかと心配してるんだけど・・・」

憂「喧嘩?それはないですよー」アハハ

律「そうなのか?」

純「じゃあなんで二人は叩き合ってるの?」

憂「じゃれてるだけだよ」

律「度が過ぎるだろ」

憂「あっ。でも、確かに喧嘩と言えば喧嘩かも」

律「ほら、やっぱり喧嘩じゃないk」

憂「と言っても、悪い喧嘩じゃないですよ」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:22:56.61 vSf/qZYr0

純「喧嘩にいいも悪いもないでしょ」

憂「なんていうのかな、痴話喧嘩みたいな」

律「ち、痴話喧嘩・・・?」

憂「なんていうか、お姉ちゃんも」


スパーン!!


律憂純「!?!?!?」

和「ったいわね・・・今のは効いたわ」

唯「そう?ごめんね」

律「お、おい・・・お前ら」


スパーン!!


唯「あぅ、ったぁ・・・」

和「お返し」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:28:47.52 vSf/qZYr0

純「あの、二人とも?」

唯「お返しっておかしいよ。元々和ちゃんが悪いんだから。私が叩いてそれでおしまいでしょ?」

和「あんたこそおかしいわよ。先に仕掛けてきたのはどっちよ」

律「おい、憂ちゃん。これのどこが『悪くない喧嘩』なんだ?」

憂「う、うーん・・・あはは」

純「ちょっと、笑って誤魔化さないでよ」

憂「お姉ちゃん!和さん!」

唯「・・・何?」

和「後ででいい?」

憂「駄目だよ!律さんも純ちゃんも戸惑ってるでしょ?」

唯「・・・」

憂「どうしてもって言うなら続きは家でしてください。うちなら私とお姉ちゃんしかいませんから」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:33:40.54 /TCk1jCi0
ちゃんと読んでるから安心しろ

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:35:44.64 vSf/qZYr0

和「結構よ。私は唯にわかってもらいたかっただけよ」

憂「でも・・・」

律「なぁ」

純「なんですか?」

律「私、ここに来た意味あるか?」

純「あまりないですね」

律「お前友達少ないだろ」

純「よく言われます」


・・・

・・・


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:37:05.45 ydV3z6qK0
何があったんだ……

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:40:20.72 vSf/qZYr0

帰り道


律「・・・」

澪「おーい、律?」

律「なんだよ」

澪「さっきから元気ないぞ?」

律「そんなことないよ」

澪「いや、あるって。どうしたんだ?」

律「澪達が唯と和の喧嘩を一緒に止めてくれなかったから」

澪「あ、いやぁ・・・あはは。それは、本当にごめん」

律「冗談だよ」

澪「え?」

律「唯と和の喧嘩、どうにかなんないかなーと思って」

澪「そのことか。私も気になるけど、二人とも『普通だよ?』なんて言うからそれ以上突っ込めないんだよな」

律「あぁ。でも、ここまで来るとそうも言ってられないだろ?」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:44:21.70 vSf/qZYr0

澪「そうだけど・・・」

律「唯、口の中切れてたぞ?」

澪「おおお思い出させるなよ!あれは、本当に痛そうだったな・・・」

律「憂ちゃんはじゃれてるなんて言ってたけど、やっぱ変だって」

澪「だよなー」

律「いつからだっけ、二人があんな風になったの」

澪「・・・一ヶ月くらい前だったと思う」

律「最初はちょっと小突くくらいだったよな」

澪「あぁ。あの時は唯に『澪ちゃんとりっちゃんはやりすぎだよー』なんて笑われたけど・・・」

律「やりすぎなのは唯達だよな。流石にあれはちょっと・・・」

澪「何か理由があるみたいだよな」

律「あぁ、憂ちゃんが事情を知ってそうなんだ」

澪「そうなのか?」

律「うん。上手くはぐらかされちゃったけどな」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:46:11.71 vSf/qZYr0

澪「・・・」

律「私達は元々叩いたりするコミュニケーションがあったけど、唯達は急にだもんな」

澪「うーん、唯達に聞いても駄目っぽいし。憂ちゃんに聞いてみるか」

律「それしかないな。・・・唯は和がいないと普段どおりっていうのが逆に性質悪いんだよな」

澪「私達に内緒にしたいことでもあるのかな」

律「うーん、どうだろ」

澪「そうだとしたら勝手に憂ちゃんに探り入れる様な真似すべきじゃないんじゃないか?」

律「じゃあどうするんだよ」

澪「うっ、それは・・・」

律「ずーっと黙って見てろっていうのか?友達が怪我しても?」

澪「そ、そうは言ってないだろ!?」

律「じゃあ何が言いたいんだよ」

澪「だから・・・どうして喧嘩するのか、唯と和の口から聞いた方がいい、と思う」

律「それが出来たらそうしてるだろ」

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:47:28.05 eeVVaJKb0
ほう

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:49:40.46 vSf/qZYr0

澪「憂ちゃんに聞くのが一番早いんだろうけど、それは最終手段だ。正直、私達も二人のそれをスルーしてたところあっただろ?」

律「う、まぁな。特に最初はふざけてるのかなーくらいにしか思ってなかったよ」

澪「だろ?それが少しずつエスカレートしてこうなってるんだ。私達はまだ打つ手を全て打ったとは言えない」

律「確かに考えればもう少しマシな方法が思いつくかもな」

澪「あぁ。梓やムギにも言って真剣に考えてみようよ」

律「おっけー」

澪「それじゃ、私帰るな」

律「おう。家の前で長々と喋っちゃったな」

澪「いいよ。それじゃな」

律「ん。梓とムギには私から後でメールでもしとくよ」


・・・

・・・


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:53:48.91 vSf/qZYr0

なかのけ


梓「ふぅ、さっぱりした」フキフキ

梓「暑い・・・部屋着着たくないなぁ」

梓「ま、そういうワケにもいかないんだけど・・・」

梓「・・・」モソモソ

梓「あっつ・・・」


ピピピンピン♪


梓「あれ?メール?」

梓「誰だろ」ピッ

梓「律先輩・・・?」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 20:57:49.08 vSf/qZYr0

『よっ!最近の唯と和、どう見てもおかしいよな?
私達でどうにかあの二人を止めないか?今まで軽く見てたけど、
ここら辺で止めてやらないとマズイと思うんだ。』

梓「・・・律先輩」

梓「たまにはあの人もいい事言うんですね」

梓「確かに、このところの二人はおかしい」

梓「でも、止めるってどうやって・・・?」

梓「うーん・・・律先輩に電話しようかな」


・・・

・・・


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 21:01:55.35 vSf/qZYr0

ムギの家


紬「それじゃ、おやすみなさい」

斉藤「はい。おやすみなさいお嬢様」


バタンッ


紬「ふぅ。明日の時間割は・・・」

紬「・・・」ゴソゴソ

紬「・・・!」

紬「ケータイが光ってる?」スクッ


ピロピンロピ♪


紬「あら、またメール?」トテトテ

紬「誰かしら・・・?」カチャ

紬「唯ちゃん?」ピッ

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 21:07:20.38 vSf/qZYr0

紬「こんな時間にどうしたのかしら」


『和ちゃん、私・・・やっぱり無理だよ』


紬「・・・?」

紬「これは、何かしら・・・」

紬「和ちゃん?間違って私に送っちゃったのかな?」

紬「・・・」

紬「あ、そういえば最初にケータイが光ってたのは誰からだったのかしら」

紬「・・・あ、りっちゃんだ」

紬「私達でなんとか、か。・・・うん、してあげたい」

紬「このメールの件は、りっちゃんに言ったほうがいいのかな」

紬「『無理だよ』って、どういうこと・・・?」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 21:15:33.49 vSf/qZYr0

紬「うーん」


プルルルル!


紬「きゃああ!!」

紬「で、電話・・・!?」

紬「あ、唯ちゃんからだわ!」

紬「ど、どうしよう・・・」

紬(この電話に出たらきっと『今のメールのことは忘れて!あと内緒にしてね!』ってなんて言われる。
それを言われたら黙ってるしかないわ。つまり、この電話には出ない方がいい・・・?
でも友達の電話を無視するなんて・・・。だけどこのメールは『最近の二人はやっぱり
何かしら理由があってああいうコミュニケーションを取っているんだ』と証明する重要なもの。
りっちゃん達に報告したい、けど)

紬「あぁもう!やっぱり友達の電話を無視するなんて出来ない!」ピッ

紬「もしもし、唯ちゃん!?」

「残念、ハズレ」

紬「・・・え?」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 21:18:36.26 bZ3vTAsQ0
おお!?

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 21:24:39.63 vSf/qZYr0

和「私よ、和」

紬「あれ?どうしたの?」

和「唯が間違って変なメール送ったでしょう?」

紬「あ、う、うん・・・あれって」

和「そのことなんだけど、なんでもないから気にしないで」

紬「え、ちょっと待って」

和「それじゃ」

紬「待ってってば!」

和「!?」

紬「そうやってはぐらかそうとしても駄目よ」

和「・・・」

紬「ねぇ、何があったの?最近の二人は、傍から見てても変よ?」

和「それは、言えないわ」

紬「どうして?」

和「・・・」

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 21:32:13.55 vSf/qZYr0

紬「どうして唯ちゃんのケータイから電話してきてるの?今一緒にいるの?」

和「それも言えない」

紬「言わなくてもわかるわよ。わからないから聞いてるんじゃないの、わかってるけど確認してるの」

和「え・・・?」

紬「一緒にいるの?っていう聞き方が悪かったかしら。言い直すわ。一緒にいるんでしょ?」

和「・・・えぇ、そうよ。ムギには敵わないわね」

紬「また喧嘩してるの?」

和「喧嘩なんて、してないわ」

紬「さっきね、りっちゃんからメールがきたの」

和「律から?」

紬「えぇ。二人の様子がおかしいから、なんとかしたいって」

和「そう・・・みんなに迷惑かけちゃったわね」

紬「迷惑なんかじゃないわ。私達は心配してるの」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 21:53:22.36 vSf/qZYr0

和「えぇ、わかってるわ」

紬「何があったの?」

和「・・・」

紬「どうして言えないの?」

和「それを言ったらさっきの質問に答えたも同然だから言えないわ」

紬「つまり、唯ちゃんのことを心配してるのね」

和「・・・!?」

紬「わかるわよ。あなたの考えそうなことだもの」

和「ホント、ムギには敵わないわね・・・」アハハ

紬「じゃあ・・・」

和「何?」

紬「唯ちゃんが口を開けば・・・」

和「・・・」

紬「それを邪魔したりはしない?」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:00:17.97 79ru4p+7O
C

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:01:07.30 vSf/qZYr0

和「・・・」

紬「答えて?」

和「えぇ、しないわ。ただ一つだけ言わせてちょうだい」

紬「何?」

和「あまり、強引に聞き出そうとしないであげて」

紬「??え、えぇ、わかったわ」

和「信じるわよ」

紬「どうぞ」

和「本当はね、私も誰かに相談したかったの」

紬「うん」

和「だけど、それが出来ない状況で・・・」

紬「辛かったのね?」

和「辛くなんて、ないわ。唯は大切な友達だもの」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:02:59.90 vSf/qZYr0

紬「・・・?(何があったかわからないからイマイチ話が見えないわ)」

和「ごめんなさいね、こんなこと言っても今はちんぷんかんぷんよね」

紬「うん」

和「私、ムギにこうして突っ込んで話を聞いてもらってよかったと思ってる」

紬「でもみんなの前では」

和「そうよ。自分勝手よね。でも、半ば強引にでも聞き出してもらってよかった」

紬「そ、そう?」

和「えぇ。自分からは相談持ちかけられる状況じゃなかったから。助かったわ、少し楽になった」

紬「よかった。出過ぎた真似をしたんじゃないかって、ちょっと心配だったの」

和「そんなことないわよ。あ!」

紬「どうしたの?」

和「大変、唯のケータイからかけたって忘れてたわ!」

紬「あ゛。そうね、そろそろ切りましょうか」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:06:41.58 vSf/qZYr0

和「こっちから電話かけたのに、ごめんね」

紬「いいの。そういえば唯ちゃんは?」

和「今お風呂に入ってるわ」

紬「(お、お風呂・・・)あのメールのことはどうしたらいい?」

和「ありのままを伝えるわ。ムギが気付いてなかったとか間違って消しちゃったみたい
なんて言ったら、この件について聞き出しにくくなるでしょ?」

紬「そうね。ありがとう」

和「いいえ。お礼を言うのはこっちの方よ。何も言えなくて本当にごめん。
唯が口を開いたら、私も全てを話すわ」

紬「そう、楽しみにしてるわ。それじゃ」

和「えぇ、おやすみなさい」

ピッ

紬「どういうことかしら・・・」バフッ


・・・

・・・


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:07:07.27 vSf/qZYr0
ちょっと外す
多分30分〜1時間くらい

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:25:48.66 ydV3z6qK0


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:41:28.04 5Gwhm6ot0
ブラバラとガキ使でも見てるのかな?

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 22:47:13.74 FK0C8GZk0
黒バラな

66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:02:19.90 vSf/qZYr0
戻った
ちなみにテレビじゃなくてメシとか洗濯な

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:09:34.88 vSf/qZYr0

律「だーからそれが難しいって言ってんだろ?」

梓「そんなこと言ってもそこをどうにかするしかないじゃないですか!」

律「じゃあどうやってどうにかするんだよ、言ってみ」

梓「・・・」

律「ほら、やっぱり唯に直接聞くしかないんだよ」

梓「でもそれでいいんですか?」

律「何が?」

梓「もし教えたくないなんて言われたら、二度はないですよ?」

律「確かにそう言われたらもうどうしようもないけど・・・」

梓「まずは周りを固めましょうよ」

律「そういうコソコソしたことはやりたくないんだよ、さっきも言ったろ?」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:14:55.07 vSf/qZYr0

梓「そんなこと言ったって・・・!」

律「きっと唯だっていい気しないよ」

梓「でも・・・」

律「いいよ、梓から聞きにくいのはわかるから」

梓「そういう問題じゃないですって」

律「私がなんとか聞き出すから。悩んでるなら力にだってなってやるし、和に何か不満があるなら」

梓「唯先輩に限って和先輩に不満なんてあるわけ無いですよ」

律「それは例え話で言ったんであって、私だってそうは思ってないぞ?」

梓「いや、わかってますけど」ピピピ

梓「あ、ちょっと待ってください」

律「んー?」

梓「充電が・・・」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:21:51.43 vSf/qZYr0

律「おう、了解」


ピーピーピー、ガシャコン


梓「もしもし?」

律「ほいほい」

梓「よかった、切れなかった」

律「おう」

梓「それで、さっきの話の続きですけど」

律「だから、唯に直接私が聞くって話な」

梓「えぇ。失敗したら怒りますよ?」

律「あぁ、わかってるって。それにムギにもさっきのメールしてあるからさ」

梓「知ってますよ。同時送信でしたもん」

律「そそ。ムギなら何か知恵を出してくれるかもしれない」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:22:59.15 vSf/qZYr0

梓「ですね」

律「ムギが何か他の方法を考えてくれたならそれでいくし、なけりゃ唯に直接聞く。どうだ?」

梓「これ以上話しても埒があかないですしね、もうそれでいいです」

律「おい、投げやりになるなー?」

梓「投げやりじゃないですよ。ただ、こういうときにどうすればいいのかわからないだけです」

律「んー、まぁ。正解があるなら楽なんだけどな・・・」

梓「ないですよ、そんなの」

律「わーかってるって」

梓「それじゃ、そろそろ遅いので」

律「だな。寝るか。寝坊するなよー?」

梓「先輩だけには言われたくないです」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:23:22.62 vSf/qZYr0


律「ほーう?私には澪がついてるから大丈夫なんだよーだ」

梓「起こしてもらってるんですか?ホント、子供ですね」

律「う゛、た、たまにだ!」

梓「そうですか。それじゃ、本当に寝ますね?」

律「おう。おやすみな」

梓「はい、おやすみなさい」


・・・

・・・



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:26:36.61 vSf/qZYr0

次の日


唯「りっちゃん!おはよう!」

律「おう!ギリギリセーフだ!」ゼェハァ

澪「お前のせいで私まで・・・」ゼェハァ

紬「朝から走ってきたの?」

律「んー?まぁ、ちょっとな」

澪「家からここまで全力疾走だっただろ!」ガツン!

律「いてぇ!!」

和「全く。律、しっかりしなさいよ」

律「へーい」

澪「もう一発いこうか?」ニコッ

律「いや、もう本当に心を入れ替えます!」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:27:15.25 vSf/qZYr0

澪「分かればよろしい」

唯「・・・」ガスッ

和「いったぁ!?」

唯「和ちゃん、どうしたの?」

和「どうしたの?じゃないわよ。今、蹴ったでしょう?」

唯「ううん。私、和ちゃんの脛なんて蹴ってないよ」

和「誰も脛なんて言ってないけど?」

唯「あっそう。ごめんねーついね」

和「何がついよ」ガスッ

唯「いったい!!」

和「ごめんなさいね、私も『つい』唯の頭の上に辞書落としちゃったわ」

唯「・・・」イラッ

紬「ほら、二人とも喧嘩しないで?」

唯「う、うん」

律澪「?」

74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:29:29.64 vSf/qZYr0

澪「おい、律」ボソッ

律「なんだ?」ボソッ

澪「唯のやつ、今ムギの言ったこと素直に聞き入れたぞ?」

律「だな。どうしたんだろ」

紬「りっちゃん、澪ちゃん」

律澪「はい!?」

紬「先生が呼んでたわよ。放課後、職員室に来なさい、ですって」

律「えー?またかよー」

澪「私、何も悪いことしてないのに・・・」

和「きっと進路のことじゃない?」

澪「だといいんだけど・・・」


・・・

・・・



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:32:50.41 yqR54CYg0
支援

76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:33:55.18 vSf/qZYr0

放課後


律「で、かれこれ10分くらい待っても誰も来ないんだが?」

澪「てっきりさわ子先生の呼び出しかと思ったんだけどな」

律「知らないって言うんだからしょうがないだろ?」

澪「私達を呼び出した先生、誰なんだろうな」

「おまたせ」

律澪「?」クルッ

紬「ごめんね、待った?」

律澪「ムギ!」

紬「嘘ついてごめんなさい、二人に用事があったのは先生じゃなくて私なの」

律「なんだ、そうだったのか」

澪「それならそんな周りくどいことしなくてもよかったのに」

紬「唯ちゃんには気づかれたくなかったから」

律「唯に?・・・っていうことは、昨日のことだな?」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:39:28.37 vSf/qZYr0

紬「えぇ。そうよ」

澪「何かいい案が思いついたんだな!?」

紬「うーん・・・」

澪「えっ何その微妙なリアクション」

紬「方法を思いついたわけじゃないんだけど・・・」

律「タンマ。梓も呼ぼうぜ?」

紬「それはまずいわ」

律「なんでだ?」

紬「部室に誰もいなかったら怪しいでしょ?」

律「え、そうかぁ?」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:40:27.76 vSf/qZYr0

紬「昨日、あんなことがなければそれでもよかったんだけどね・・・」

澪「昨日、何があったんだ?」

紬「とりあえず、場所を変えましょう?ここじゃ誰に聞かれるかわからないわ」

律「だな。屋上でいいか?」

紬「そうね、人も少ないだろうし」

澪「よし、行こう」

律「梓にはちょっと遅れるから唯の相手しといてくれってメールしとくよ」ピッ

澪「ん。頼んだ」




・・・

・・・


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:44:15.36 vSf/qZYr0

紬「屋上って素敵よね」ンー!

澪「わかる、ちょっと風が強いけど」

律「なぁ、これ登ろうぜ!」

澪「ハシゴ?」

律「おう!屋上の屋上だ!」

紬「りっちゃんったら」クスクス

律「なー、いいだろー?」

澪「全く、しょうがないな」

律「へへーん、一番乗りぃ!」ノボリノボリ

澪「りつー」

律「んー?」

澪「パンツ丸見えー」

律「んな!?///」

紬「りっちゃんったら///」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/08 23:52:50.66 vSf/qZYr0

律「見るな見るなー!///」

澪「わかったから早く登れ」

律「うー・・・///」

澪「じゃ、次はムギd」

紬「澪ちゃんどうぞ」ニコッ

澪「」

紬「ね?」

澪「は、はい・・・ぱ、パンツ見るなよ!?」

紬「それは約束できないわ」ウウフ

澪「お願いだ、頼む・・・」ガタガタ

紬「冗談よ」クスクス

澪「んっしょっと・・・」ノボリノボリ


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:05:26.56 o8drZCoH0

紬「澪ちゃーん」

澪「どーしたー?」

紬「今日は黒なのねー!」

澪「んな!?///」ズルッ

律「うをぉ!?!?」ガシッ

澪「・・・し、死ぬかと思った・・・」

律「いいから、重い。早く登れよ・・・」ググ

澪「お、重いだと!?あとで覚えてろ!」

律「おほほほーそんなに怒っても怖くありませんわよー」

澪「くっそぉ、この・・・」グッ

律「げっ」

澪「ムギが登り終わる前に何発いけるかな?」ニコッ

律「お、お情けを・・・!」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:08:42.30 WHX8mUPQ0

ガッツン!ゴスッ!

紬「っと。うわー、ここが学校で一番高い場所なのね!」キラキラ

律「いてててて・・・」

紬「えっと」クルッ

紬「大丈夫?」

澪「あぁ、こいつなら大丈夫だよ」

律「全然大丈夫じゃないし・・・」サスサス

澪「さて」

律「・・・だな」

紬「うん」

律「ムギ、昨日のメールは見てくれたんだよな?」

紬「えぇ。そのあと色々あって返事できなかったの。ごめんね」

律「いや、いいって。で、その『色々』っていうのは?」

紬「あのね、昨日・・・唯ちゃんからメールがきたの」

律澪「唯から?」

83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:09:10.52 WHX8mUPQ0
なんかID変だな・・・

84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:09:50.22 WHX8mUPQ0
>>81も自分のレスな

85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:11:36.31 mmZ0pUNeP
面白くなってきた

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:13:20.75 WHX8mUPQ0

紬「えぇ。昨日は自室に戻るのが遅かったからメールに気付いたのも遅かったんだけどね」

澪「そうだったのか。それで?」

紬「ケータイが光ってるから誰かからメールかな?と思って手に取ったら、またメールが来て・・・」

律「すごいタイミングだな」

紬「うん。それが唯ちゃんからのメールだったの。唯ちゃんのメール読んだあとにりっちゃんのメール読んだから、
すぐにりっちゃんに連絡しようと思ったわ。・・・でも、出来なかったの」

澪「・・・?」

紬「唯ちゃんのケータイから電話があったから」

律澪「!?」

律「いや、ちょっと待て」

紬「何?」

律「唯のメールにはなんて書いてあったんだ?」

紬「見る?」カチカチ

澪「見ていいのか?」

紬「うん、大丈夫だと思う。普通のメールだし」カチカチ


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:17:50.43 qX3rmTN90
さあ できるだけ早く書いてくれるとうれしいなあ

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:25:32.44 WHX8mUPQ0

律「そ、そうか」

紬「はい」スッ

律「・・・」

澪「・・・」

律「おい、無理って、何が無理なんだ?」

澪「それもそうだけど、これ、和宛のメールじゃないのか?」

紬「うん、間違って私に送っちゃったみたい」

律「なんていうか、唯らしいな」

澪「あぁ、でも・・・深刻そうじゃないか?」

律「ムギ、唯から電話が来たんだろ?その内容は?」

紬「りっちゃん、私はさっき『唯ちゃんのケータイから電話があった』って言ったわ」

澪「どっちも変わらないじゃないか」

律「・・・まさか」

紬「そう、唯ちゃんのケータイから和ちゃんがかけてきてたの」

律澪「え゛」

89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:28:28.06 WHX8mUPQ0

律「で、でも・・・私がメール送ったのだって9時過ぎだぞ?」

紬「私がメールに気付いたのは10時過ぎよ」

律「えっと・・・その時間帯に二人が一緒にいたのか?」

紬「唯ちゃんの家にいたみたい、唯ちゃんがお風呂に入ってる隙にかけてるって言ってたわ」

澪「なんで和は自分のケータイからかけなかったんだろうな?」

紬「そういえば、どうしてかしらね?それは聞かなかったけど・・・」

澪「なんか意味深だなぁ」

律「まぁまぁ。とりあえず、和はなんて?」

紬「『唯が変なメール送ったと思うけど、気にしないでね』って感じかしら」

律「いや、このメールは気になるだろ・・・」

紬「えぇ。和ちゃん、ちょっと素っ気なかったの」

澪「そうなのか?」

紬「うん。それだけ言って電話切ろうとしたし・・・」

律「そうなのか・・・でもこれは進展だな。唯と和の間に何があったのか」


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:32:13.67 WHX8mUPQ0

澪「でも和もちょっと冷静じゃない感じだよな。すぐに電話を切るなんて」

紬「え?」

律澪「え?」

紬「確かにすぐに電話を切られそうにはなったけど、切られてはいないわよ?」

律澪「え」

紬「『このままだと切られちゃう!』って思ったから切られないように頑張ったの」ウフフ

律澪(やるな、ムギ)

律「でかした!それで?そのあとは?」

紬「どうして喧嘩してるの?って聞いたんだけど、やっぱり喧嘩はしてないって」

澪「えー?言ってること無茶苦茶じゃないか?」

紬「確かにこれには理由があるけど、それは言えないって言われたわ」

律「なんでそんな遠回りなんだよ」

紬「きっと、唯ちゃんよ」

澪「唯?」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:39:38.39 WHX8mUPQ0

紬「えぇ。どうしても知りたいなら唯に聞いてちょうだいって言われちゃった」

律「唯に、か・・・」

紬「唯ちゃんが真相を教えてくれたら、和ちゃんも教えてくれるみたい」

澪「・・・なぁ。それ、変だぞ」

紬律「え?」

澪「唯から真相を聞いたならわざわざ和に聞き直す必要なくないか?」

紬「言われてみれば・・・」

律「えっと、どういうことなんだ?」

澪「もしかしたら、和の持ってる真相っていうのと、唯の持ってる真相って違うんじゃないか?」

律「おい、ややこしいぞ」

澪「だから、この件について唯の考えてることと和の考えてることは別かもって話だよ」

律「へ?なんでそうなるんだ?」

澪「あーもういい。律は黙ってて」

律「んな!?わからないんだからしかたないだろ!?」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:40:12.83 mmZ0pUNeP
何この猫箱

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:41:24.08 mIyb/ruk0
支援!

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:50:06.07 WHX8mUPQ0

紬「二人とも喧嘩しないで。でも、私も澪ちゃんの言うとおりだと思う」

澪「だろ?ますますわからなくなってきたな・・・」

律「あ、そういえば」

澪「どうした?」

律「私、さっきちょっ引っ掛かったんだよ」

紬「どこに?ハシゴ?」

律「いや、そういう意味じゃなくて。さっき、私に澪が『あとで覚えてろ』って言ったの、覚えてるか?」

澪「あぁ、私が落ちそうになってたときだな?」

律「そうそう」

紬「それがどうかしたの?」

律「ほら、あの二人も最近同じようなことよく言うじゃん」

紬「確かによく聞くわね」

澪「でも、それがどうしたんだよ」

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:51:28.23 aVwYYZhq0
支援



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 00:56:43.22 WHX8mUPQ0

律「『あとで』なんて言ってるけど、あとっていつだ?」

紬「・・・?」

澪「律、もっとわかりやすく」

律「だから、学校で盛大にやり合ってるのなんて昨日のビンタ合戦くらいじゃないか?」

澪「ビンタ合戦って・・・」

紬「でもそうね。なんかその『あとで覚えてろ』ってフレーズ、毎日聞いてる気がするけど・・・」

律「だろ?もしかして、最近ずっと和は唯の家に通ってたんじゃないか?」

澪「『あとで』っていうのは家に帰ってからってことか。可能性はあるな・・・でも、なんの為に?」

紬「話せば話すほど謎が深まるわね・・・」

律「わからん。やっぱり唯に直接聞いたほうがいいよ」

紬「そう、その話なんだけど」

律澪「?」

紬「私に間違ってメール送っちゃったことは唯ちゃんにそのまま話すって」

律「え?唯は自分で間違ったって気付いてなかったのか?」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:01:21.67 WHX8mUPQ0

紬「そうみたい」

澪「なんでだ?」

紬「さぁ・・・。とにかく、私がそのメールに目を通してるってことは伝えるって言ってた」

律「ふーん?」

紬「その方が唯ちゃんに話をしやすいでしょ?って」

澪「和的には唯に真相を聞いても問題ないってことか」

紬「ううん、むしろ・・・」

律「むしろ?」

紬「私達に、突き止めて欲しいんだと思う」

律「・・・」

澪「・・・」

律澪「なんだそれ」


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:02:08.10 Nf0jkgjJ0
wktk

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:04:49.38 WHX8mUPQ0

紬「和ちゃん、このことを誰かに相談したかったって言ってた。だけど、唯ちゃんのことを考えると誰にも言えなかったんだって」

律「・・・和」

紬「唯ちゃんが頑なに隠してるから、だからきっと和ちゃんもこのことを誰にも言えなかったんだと思う」

律「うー・・・ややこしい・・・」

澪「でも、ちょっと面倒だな・・・」

紬「え?」

澪「唯に事情を聞くのも一苦労だし、そのあと和からも事情を聞くんだろ?」

律「だな。いっぺんに教えてくれりゃいいのに」

紬「それは無理よ。きっととても繊細な問題なのよ」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:09:59.95 WHX8mUPQ0

澪「だよな・・・それにそんな方法思い付かないし・・・」ハァ


ガチャ・・・バタンッ


律澪紬「!?」

律「お、おい・・・誰か来たぞ?」ボソッ

澪「だな・・・」

紬「・・・」ドキドキ

唯「ねぇ、和ちゃん?」

和「何よ」

律澪紬「!!!?!!?!?!?」

律「唯!?」

澪「と、和・・・!?」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:12:45.69 aVwYYZhq0
支援

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:13:18.96 nwTeSoxeO
しえん

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:15:35.45 G0Srw8jd0
ほう

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:21:54.82 JsbtHYi5Q
支援

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:22:00.76 WHX8mUPQ0

紬「二人ともラッキーよ!」

律「なんでだよ!超ビックリした!」

紬「しー!」

澪「そ、そうか・・・!」

律「あっ!なるほどな」

紬律澪「このまま黙ってれば・・・!」

澪「りつ!」

律「なんだよ」

澪「でかした」

律「へ?」

紬「そうよ!私達がここに登らなければ・・・!」

律「あ、あぁ!そっか、こうやって話を聞ける状況は生まれなかったな」

澪「本当は盗み聞きなんてよくないんだけどな・・・」

紬「この場合はしかたないわよ。それに、ここで出てったら二人にも悪いでしょう?」

律「そうそう。まぁ、これも計算のうちなんだけどな!」ヘヘーン

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:29:05.84 WHX8mUPQ0

澪「調子に乗るな」

律「ちぇー」

唯「昨日の話なんだけど・・・」

律澪紬(!?)

和「えぇ。どうしたの?」

唯「私、間違ってムギちゃんにメール送っちゃったでしょ?」

和「えぇ。そうね」

律(二人でいるときはど突き合ったりしないんだな・・・)

唯「それで『これはどういう意味?』って聞こうとしたムギちゃんから電話が来て・・・。
私がお風呂に入ってたから和ちゃんが出たって、言ったよね?」

和「えぇ、言ったわよ」

唯「ケータイの通話履歴・・・着信履歴じゃなくて発信履歴の方にムギちゃんの名前があったんだけど?」

和「・・・!」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/08/09 01:38:55.07 WHX8mUPQ0

唯「これって、どういうことかな?」

和「・・・誰かがムギに電話をかけたってことになるわね」

唯「その誰かって、和ちゃんだよね?」

和「・・・えぇ、そうよ」

唯「あれ?辻褄が合わないよね?説明してよ」

和「唯、お風呂に行く時に私にメールしたって言ったでしょ?」

唯「うん」

和「でもね、私・・・昨日はケータイを自分の部屋に忘れてきてたのよ」

澪(それで唯のケータイからかけてきてたのか)

唯「それは、知ってる。でも、私もあの時はちょっと慌ててて・・・しかも間違ってムギちゃんに送っちゃうし・・・」

和「うん、私も忘れてるんだろうと思ったわ。(まさか間違ってムギに送ってるとは思わなかったけど)」

唯「なんで、なんでそんなになんでもお見通しなの?」

和「唯のことだから」

唯「・・・そういう言い方ずるいよ、嫌い」



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