パラサイト・イヴ【Pa ..
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197:大丈夫!名無しさんの攻略法だよ。
10/11/16 22:34:58 VB4nCQr4
メリッサはマヤとは遺伝的に近くない
アヤはすごく近い

また、ネオミトコンドリア(NM)にとって淘汰の結果残った者が強者であり、それが最大の行動決定原理
そしてマヤの中にいたNMは自らが人類にとってかわり霊長となることを望んでいた

この2点が重要で、NMは自らの野望がありつつも、その原理からもうひとつの保守的な選択肢も用意しようとしたと推察される
そこでマヤと遺伝的に近いアヤのNMがその役割を与えられた
一方、メリッサは純粋にオリジナルのクイーンを再生するための箱舟として利用された
これが必然的な決定だと考える根拠は、アヤとメリッサの立場が逆だと、対等に2つの道を戦わせられないから
(アヤが人間の姿のままNMの力を100%解放できるのに対し、メリッサは肉体を作り変えなければ同じようにできなかったし)
身体的な素質から、アヤが必然的に人類と共生を続けるNMの女王に選ばれたと、俺は考えてる

メリッサの役割は3つ
1.アヤの覚醒を促すためのかませ犬になること
2.マヤを再生し守る(=人類をマヤから遠ざけるデコイとなる)こと
3.マヤが再生されるまでの時間を稼ぐこと

またアヤのNMが人類との共生を生存原理とする以上、アヤは彼女も含めた人間としての主体性ある知性も武器にしなければならない
彼女の超感覚がマヤ側の企みを察知し阻止することができなければ、アヤ側のNMの敗北であるという考え方が成り立つ
よってアヤと比較して純粋なNMの力に勝るマヤは、マヤの自我に妨害されながらも、あの場所で完全復活の瞬間をじっと待っていた
1周目のEDは、そのような論理の中でアヤがマヤを発見できず、完全に再生されたマヤ(=真の女王)によりアヤ側のNMの意志が摩滅され、
晴れて人類を破滅へと追いやらんとするNMによる本当の攻撃が始まった、という解釈を俺はしている

なぜ箱舟で囮にすぎなかったメリッサ=イヴが完全体の出産にこぎつけたか、ということに対しては2つの仮説が成り立つ
1つ目はメリッサの暴走
2つ目はマヤ側の計画(囮としての完全体誕生)
1つ目に関しては、マヤ=イヴが完全復活するまでは外部への干渉の能力が上手に発揮できなかったことに根拠して推論が成り立つ
メリッサ=イヴのNMがマヤ=イヴにとってかわろうと、下克上のようなかたちで先手を打ったのだとする説
この場合、完全体の目標はアヤの駆逐の後、まだ完全に復活しないマヤの肉体を完全に抹殺することだったに違いない
2つ目の場合、メリッサは完璧にマヤの支配下にあり、その役割を完璧に遂行したということになる
この場合の完全体は、アヤを倒せても倒せなくても、マヤの存在から目を逸らさせたという意味でやはり目的を果たせたのだと考えられる


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