唯「鏡の世界!」
..
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:44:38.85 gKM60GKY0
きょうしつ!
律「…そうして入り口にした鏡を合わせ鏡で防がれたことで、
不思議な力を手にした少女は二度と現実の世界に帰れなくなりました
もう彼女は鏡の世界から出ることはできないのです
そう、永遠に……」
律「おしまいっ!」
澪「ひぃいいいいいいいいいいい!!!」ガクガクブルブル
唯「…りっちゃん、それは澪ちゃんじゃなくても怖いよ…」
紬「…私も…寒気が…」
律「ああ、私も初めて聞いた時は鳥肌がたったよ…」
澪「キコエナイキコエナイキコエナイ……」ガクガク
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:47:09.33 gKM60GKY0
紬「鏡には色んなお話があるのね」
律「そうだぜ!他にも夜中2時に鏡を見ると自分の死後の顔が映るとか
死後の自分じゃなくて将来の恋人が映るとか、夜中に合わせ鏡をすれば悪魔がやってくるとか、
放課後の誰もいない部屋で1人で鏡を覗くと鏡の写った自分が出てきて鏡の中に引きずりこまれるとか!
ふと背後に視線を感じると鏡に映った自分がこっち見て笑ってる!とか 『紫の鏡』って言葉を20歳まで覚えてると不幸になるとか!」
澪「ひぃいい!!なんでそう言う事言うんだよ!!!!!!!!!」ギュッ
律「ちょっ……澪ぢゃん……苦しっ…」
唯「澪ちゃん、落ち着いて!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:50:22.54 gKM60GKY0
澪「うぅ……ヒック」
律「泣くなよー、悪かったって」
澪「…グスッ」
紬「澪ちゃん、大丈夫よ」
唯「全部作り話だよー」
澪「…うん」
律「苦手な話して悪かった!ごめん!この通り!」
澪「……ううん、私も…ごめん…」
唯「仲直り〜♪」
紬「うふふ」ニコニコ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:54:12.89 CLW61MSZ0
イエーイWikiの管理人さん見てるー?
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:54:13.76 jFYMmaTy0
___ /ヽ、
─==フ¨´  ̄| ``'ー- 、
/, / ,ィ'| ヽ ヽ、
// / / /〃 | | | ヽ ヾYニヽ、
/,イ / / 〃/, |│!、 ',. ヽ |:.:.:ヘ:.:.\
/ / ,' / 孑|'" l !| \ } ∨:.:.:.:.:',:.:./
/ i ,'' / j l || ヽ |`i }:.:.:.:.:.:.∨
| / |/{!7メミ、 | _ _土 l| | |:.:.:.:.:.:.:.|
| / | lム {:::::::} 'fて::;;;}7} ト、|:.:.:.:.:. 丿
|/ | │il ヒ辷 {::::::::ソ | | | ̄ ̄ |
|ヽ∧} ' , ` ー'′ | /) ,' |
| | | ` 、 r‐┐ '' |/ノ / | きたわよ
| | l |>.、`___ .. -‐'ア /l |
r‐‐'"¨¨V | | | | / \/ / | |
≧= Y | │ /-< 〃 / | |
と´r─' _,イヽ、 ,レ'|::::::∧ / イ | |
`ー┬´ | / 厂::| ∨ / │ │ |
| 丿 / /:::::::| / / | | │
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:54:40.68 fEWpKYAC0
以下ウルトラマニアックスレ
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:55:32.52 gKM60GKY0
唯「でもなんでこんな話になったんだっけ…」
律「さっき廊下で聞いて、つい話したくなってさー
なんか最近増えてるじゃん、こういう話」
紬「たぶんこの前の改装で校内に新しい鏡がたくさん設置されたから」
唯「え、そうなの?」
律「部室にも1つ来てただろ…」
唯「あ、アレかぁ!」
律(鏡が増えたから鏡の怪談が流行…なるほど…ん?)
澪「うぅ……」
律(学校中こんな話ばかりじゃ澪も参っちゃうか…あちゃー、やっちまったなぁ…)
律(…よし!)
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 19:58:10.55 gKM60GKY0
澪「…」
律「澪、澪ー」
澪「ん?」
律「ヒゲ!」
澪「…」
唯「…」
紬「…」
律「…」
澪「…」
唯「…」
紬「…」
律「あ、アレ?外した?」
澪「プッ」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:00:42.95 gKM60GKY0
澪「フフッ…なんだよ、それ…フフ」
律「なっ…!もっと早く反応しろよー!
滑ったみたいだろー!」
澪「いや滑ってただろ」
唯「りっちゃん、また1人だけ…ずるいよ!」
律「へっへーん、唯ちゃんはまだまだですわねー!」
唯「むっ…私も負けないよ! ヒゲ!!」
紬「それじゃあ私も…ヒゲ!」
唯「え!?ムギちゃんも!」
澪「フフ」
律(うん、よし)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:04:29.77 vWxYyK/S0
戦わなければ生き残れない!
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:05:16.02 gKM60GKY0
唯「次は澪ちゃんの番!」
澪「えっ…私は…」
紬「いいからいいから」
唯「澪ちゃんもやろうよー」
澪「えぇ……」
唯紬 キラキラ
澪「う…」
律「みーお」
澪「…し、仕方ないな… 一回だけだぞ…」
澪「ヒゲ!」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:09:13.65 gKM60GKY0
ほうかご!
唯「放課後だよ!りっちゃん!部室行こう!」
律「今日はずいぶん元気だなぁ」
唯「だって今日のお菓子は…むふふ」
律「おいおい…」
唯「早く行こう!」
律「あー、この後先生に呼ばれてるんだよ 悪いけど先行っててくれるか」
唯「え、そうなの? じゃあ、澪ちゃん!」
澪「私も…今日日直だから黒板消していかないと」
唯「あれ? ム、ムギちゃん!」
紬「ごめんなさい!私も掃除当番があってその後じゃないと…」
唯「えぇえ」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:13:26.69 gKM60GKY0
唯「…じゃあ私1人?そんなぁ〜…」ヘナヘナ
律「そんな大げさな…」
唯「だって〜寂しいよー」グスン
澪「終わったらすぐ行くから…」
唯「それに今日は怖い話も聞いたし…」
澪「あー…」ジロッ
律「う…その…悪かったって」
紬「唯ちゃんもああ言う話は怖いのね」
唯「私だって人並みに怖がるよ!」フンスッ
澪「…そうは見えないけどな」
唯「皆寝静まる真夜中…ふと目が覚める私…
思い出すのは…昼間聞いた鏡の怪談…
ちょっとした好奇心で、合わせ鏡をすると…
そこには居並ぶたくさんの私!」
律「それは普通だ」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:18:05.27 gKM60GKY0
紬「大丈夫よ、唯ちゃん」
唯「ムギちゃん…」
紬「お菓子は逃げないから!」
律「あれ?そういう問題?」
唯「ムギちゃん、私頑張るよ!」
律澪「おい」
唯「えへへー」ニコニコ
澪「なんと言うか…」
律「単純だな…」
紬「それに梓ちゃんが先に待ってるかも」
唯「そうだね!あずにゃんいるかなぁ…」
唯「じゃ皆!先行って待ってるからねー!」
タッタッタ…
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:21:18.57 gKM60GKY0
ろうか!
…タッタッタ
唯「おっ、あの後姿は…」
唯(あずにゃん!)
唯(ムフフ…ゆっくり近づいて驚かせるよ!)ソロリソロリ
…
唯(よし!このくらいの距離なら…)
唯「あっず…」
梓 クルリ
唯「にゃ…」 ピタリ
梓「…」
唯「…」
梓「こんにちは、唯先輩」
唯「はっ!……ど、どうしてわかったの?」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:25:19.93 gKM60GKY0
梓「わかりますよ…」
梓「だって…」
梓「他ならぬ唯先輩の事ですから…!」 ウルウル
唯「あ、あずにゃん…!」 キラキラ
梓「唯先輩…!」キラキラ
唯「あずにゃん…!」キラキラ
梓「と言うのは冗談で、いきなり背後の足音が消えたら誰だってわかると思います。」
唯「なっ…私を騙したのね!あずにゃん…!」 イケナイコ…
梓「あとそこの鏡にも映ってましたし、背後から忍び寄る唯先輩が」
鏡 キラリッ
唯「あっ…デヘヘ」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:29:10.95 gKM60GKY0
梓「増えましたよね、鏡」 トコトコ
鏡 キラッキラッ
唯「本当だねー、私全然気付かなかったよー」 スタスタ
梓「気付きましょうよ…」 ガクッ
鏡 キラーン
梓「なんでも『学問を勉める淑女たる桜高生徒諸君には
健やかなる学校生活を送るためにも、日々の身嗜みに気をつけて貰いたく
そのためには自分自身の目で自分を見つめて…うんぬん』
って言った意味でこれだけの鏡を設置したそうですよ」
唯「へ、へー」 プスプス…
鏡 キリッ
梓「後、いっぱい鏡を設置したのは反射を利用して先生が生徒を監視しやすくするためだ!
って純が言ってました」
唯「それは怖いね!!」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:30:37.75 Ahz17KC20
以下龍騎スレ
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:31:18.65 1PjJbcGv0
唯「死んじゃうよ、20歳になったら死んじゃうよ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:31:44.31 FLDAkEH50
憂「戦え…戦え…」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:33:13.18 gKM60GKY0
梓「でも…これだけ多いと純じゃなくてもちょっと異様に思いますよね」
梓「なんとなく誰かから見られてるような気がしますし…」
梓「あ、純と言えば…私、この後ジャズ研の手伝いを頼まれてるんです
だから部活はちょっと遅れます。それじゃあ」
唯「えぇ!!!困るよ!あずにゃん!」 ガシッ
梓「うわっ!」 ヨロッ
唯「あずにゃんまで行っちゃうと、私部室で1人なんだよ!」 ググッ
梓「手伝いって言ってもそんなに時間かかりませんし、後からちゃんと行きますから!」 ギリギリ
唯「知らないの!?あずにゃん!
放課後の誰もいないはずの部屋…
ふと背後に視線を感じると…
そこには鏡に映ったこちらを見る自分の姿が!」
梓「唯先輩、落ち着いてください それは普通です」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:37:10.67 gKM60GKY0
梓「怪談ですか」
唯「そう!」
梓「そう言えば純が同じような話してましたっけ」
梓「水に映した将来の相手の顔にカミソリを落としたら、実際に顔に傷が付いてしまうとか
『紫の鏡』の呪いは『水色の鏡』と言う言葉で相殺できるとか」
梓「後、放課後の誰もいない部屋で1人で鏡を覗くと鏡の写った自分が出てきて鏡の中に引きずりこまれるとか」
唯「そう、それだよ!あずにゃん!」
梓「ああ、部室にも鏡がありますから条件満たしちゃいますね」
唯「私怖いよあずにゃーん…お願いだから一緒に来てー」ギュー
梓「えっと…」
唯「うぅ…」ウルウル
梓「う…」
梓「唯先輩!!」
唯「は はい!!」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:41:28.42 gKM60GKY0
梓「いいですか、唯先輩」
梓「『幽霊の正体見たり枯れ尾花』」
梓「なんでも怖い怖いと思うから怖く見えちゃうんです」
梓「そんな気持ちでいるからただの枯れたススキを幽霊なんかと見間違えちゃうんですよ」
梓「さっき言った怪談も似たようなものです」
梓「『紫の鏡』を覚えてたら不幸になるとか意味がわかりませんし、
『水色の鏡』で相殺できるなんてわけがわかりません」
梓「『鏡の向こうの自分が笑い出す』なんて言うのも普通の事です
ギャルゲーしててふと画面が暗くなった瞬間に化物が写った!と思ったら
ニヤニヤしてる自分の顔だった!って言うのと同じ現象ですよ」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:45:25.02 gKM60GKY0
梓「そんな意味の無い言葉やなんでも無い事を
面白可笑しく脚色して好き勝手に怖がるから怪談なんて生まれるんです!」
梓「ですから!本当は大したことじゃないんですから、怖がる事なんてないんです!」
梓「わかりましたね!」
唯「ふぇ…は、はい!」
梓「良かった、じゃあ私はこれで」スタスタスタスタ
唯「…」ポカーン
唯「…」
唯「…」
唯「はっ!」
唯「勢いに圧倒されてあずにゃんに逃げられちゃった…」グスン
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:49:06.76 gKM60GKY0
ぶしつ!
ガチャ
唯「まさかあずにゃんが私を裏切るなんて…」 ブツブツ…
唯「酷いよ!あずにゃん」 プンプン
シーン
唯「うぅ、1人だと空しい…」
鏡 キラリン
唯「あ、これかー!りっちゃんが言ってた鏡!」
鏡 キラキラ
唯「うぅ、やっぱりあんな話を聞いた後だとなんだか怪しげだよ…」
唯「はっ!いけないいけない…『幽霊も招待しておやり、カレーのちライス』だよね!」
唯「幽霊だからって怖がって仲間はずれにするのは良くないんだよ!」
鏡 …
鏡 ガタッ
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:53:18.36 gKM60GKY0
唯「ひっ」 サッ
唯「な、なんか動いたっ!?」
鏡 …
唯「ききき、気のせいだよね!」『気のせいに決まってる!』
唯『「え、え?」』
唯「今の声…」
鏡『私だけじゃ…』
唯「!!」
鏡『!!』
鏡 ピカッ
唯『「わっ!!!」』
唯『「まぶしい!!?」』
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:56:07.70 cPldAFi5P
これプリキュアスレだよね?
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 20:57:04.48 gKM60GKY0
!つしぶ
……
…ゆ…
……
…ゆい
…ゆい!ゆい!…
澪『唯!起きろー、唯!』
唯「ふぇ」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:00:04.32 gKM60GKY0
唯「…」ボケーッ
澪『お、起きたか?』
唯「あれ、私…」
唯(確か部室の鏡が急に光って…それで…)
澪『んー、随分抜けた顔だな…寝ぼけてるのかぁ?』
唯「ん…」(…澪…ちゃん…?)
澪『怖い怖い言うから…早めに切り上げてきたのに…』
澪『たっく…床で寝てると風邪引くぞ』
唯(!!)
唯「澪ちゃん!」
澪『うわっ!!いきなりなんだ!?』
唯「なんて格好してるの!風邪引くよ!」
澪『は?』
ぼいーん
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:04:06.24 gKM60GKY0
澪『ん…? 格好?』 キョロキョロ ユッサユッサ
澪『何か変か?』 ボヨーン
唯「変!」
澪『むっ、何が変なんだよ!』
唯「なんと言うか…」
澪『?』 ボインボイン
唯「胸が…はだけてて…
大胆な…と言うかなんかエッチだよ…」 テレテレ
澪『へ?』
唯(よく見るとキラキラしてる…お化粧してるのかな)
(足もスラッとしてて…本当に私と同じ制服なのかな…?)
(胸は強調されてるのに姿勢はピシッとしてて)
唯「なんだかとてもエロカッコイイよ!」
澪『え、あ、どうも』 ボヨン
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:07:17.11 gKM60GKY0
澪『しかしなんだ、そんな事か』
澪『いきなり変なんて言うから、びっくりするじゃないか』
澪『まったく…今更だよな!』
唯「え?」
澪『確かに私の胸に見惚れてしまうのも仕方ない!』 ボインッ
澪『スタイルはきっと誰もが羨む事間違いなし!』 ボン キュ ボン
澪『おまけにこの美貌』 キラキラ
澪『この世に振り向かぬ異性、いや!同性だって振り向くに決まってる!』 シュタッ
唯「あの」
澪『エロカッコイイ?今更言われなくとも知っているさ!』
澪『さては唯』
唯「は、はい?」
澪『私に惚れ直したな?』
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:12:24.03 gKM60GKY0
澪『ははぁん…さてはさっきのは告白のつもりか?
ふふ、遠まわしな言い方だから気付かなかったよ』
澪『でも残念だけど
私は誰か1人の澪ちゃんじゃなくて、皆の澪ちゃんなんだ!
よりたくさんの憧憬、羨望の眼差しを一身に向けられることで私は一層輝くんだ!!』
唯「澪ちゃん」
澪『だからごめんな、唯。
唯の告白は嬉しいけどそれに答えることはできな
唯「なに言ってるの?」
澪『えっ』
唯「ど、どうしたの?澪ちゃん!何か悪いものでも食べちゃったの!?」
澪《あれ?なんか心配されてる…》
鏡 キラッ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:16:14.13 gKM60GKY0
唯(あの恥ずかしがり屋の澪ちゃんが…おかしくなっちゃった!)
唯「澪ちゃんに一体何が…」
澪『おーい、まだ寝ぼけてるのかー』
唯(…あれ?)
唯「澪ちゃん、ココは何処?」
澪『よし、寝ぼけてるんだな!
良かった、てっきり私が何か間違えたのかと…』
澪『ココって…そりゃ部室だろ、軽音部室!』
唯「部室…」
唯(でも違和感が…)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:20:05.41 gKM60GKY0
澪『大丈夫かー唯、熱でもあるのかー?』
澪『さっきから言ってることもおかしいし…』
唯「!」
唯「違うよ!おかしいのは澪ちゃんだよ!」
澪『…』
澪『…はぁ、わかったわかった』
唯「わかってくれた!?」
澪『寝てれば直るだろ…』
唯「わかってくれてない!!」
澪『私は先にお菓子食べてるから、そこで寝てなよ』 ヒラヒラ
唯(めんどくさそうにあしらわれた!)ガーン
ガチャ
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:24:11.11 gKM60GKY0
律『こんにち
唯「りっちゃん!!」 グイッ
律『ひっ!』
律『え、えっと、何かな…唯ちゃん』 オソルオソル
唯「澪ちゃんがおかしっくなっちゃったの!」
律『え?澪が?』
澪『いや、別に私は何もしてないぞ
おかしくないはず、いつも通りだ!』 ボリボリッ
律『うーん…』
律《何かおかしいのかなぁ?私にはわからないけど…
でも唯ちゃんの言い分も聞いてみないと…》
律『えっと…唯ちゃん』
唯 ジーッ
律『ひっ!』
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:28:29.20 gKM60GKY0
唯 ジーッ
律『え え?あ、あの…ゆ、唯ちゃん、どどうしたの…かな?』 アセアセ
唯 ジーッ
律《うぅ…なんでずっとこっち見てるの…?》 アセアセ
唯「りっちゃん…なんで前髪おろしてるの?」
律『え? なんでって…私はいつもこう』
唯「いつもはカチューシャ付けてるよね? こんな感じに…」ソーッ
律『ま、前髪は触らないで!』サッ
唯「えっ」
律『ご、ごめんね…でも私はこうじゃないと…やっぱり恥ずかしいし…』
律《それに前髪下ろしてれば人の目を見ないで済むし…》ボソッ
唯(あ、あの元気一杯だったりっちゃんがなんだかしおらしく…!)
鏡 キラッ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:32:06.56 gKM60GKY0
唯「え、えっとごめんね。りっちゃん」
律『ううん…いいよ…唯ちゃん、気にしないで』 ソソクサ
トテトテ
唯(今…りっちゃん、私のこと”唯ちゃん”って言ったよね…)
唯(やっぱり澪ちゃんもりっちゃんも何か変だ…)
唯(…)
唯(あ、もしかしてドッキリとか!?) ピコーン!
唯(でもそんな事で澪ちゃんがあんな格好するかなぁ…)
唯「うーん…」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:36:05.32 gKM60GKY0
律『澪、澪』 トテトテ
澪『おっす、律 先生との話って何だったんだ?』 ムシャムシャ
律《大した事じゃないよ、それより唯ちゃん…どうしたのかな?》 ヒソヒソ
澪『なんか私が来てからあの調子なんだよなー』 ボリボリ
律《急に”りっちゃん”なんて呼ばれるからびっくりしたよ》 ヒソヒソ
澪『寝ぼけてるんじゃないの?来た時、なんか床で寝てたし』 ムシャムシャ
律『床で!?』
澪『床で』
律《それはおかしいね…何かあったのかな》 ヒソヒソ
澪『さぁな』 ボリボリ
律『もう…真面目に考えてよ…お菓子ばかり食べてないで』
澪『あぁ…もう、わかったわかった』
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:40:04.88 gKM60GKY0
澪『つか本人に聞けよ』
律『そ、それは…ちょっと…』 モジモジ
澪『唯!』
律『わわ、澪!』 アセアセ
唯「…」
澪『…唯?』
律『…考え事かな?』
唯「…」
澪『…いや』
律『…』
唯「…ZZZ…デヘヘ…」
澪『寝てる』
律『…』
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:44:10.36 gKM60GKY0
澪『唯、起きろ!唯!』 ユサユサ
唯「はっ!考え込みすぎて寝ちゃってた!」
澪『…やっぱり寝ぼけてたんじゃないのか』
律『…一応聞いてみようよ』
律『えっと、唯ちゃん 何を考えてたの』
唯「澪ちゃんとりっちゃんがおかしくなった原因を…」
澪『私達からしたら唯の方がおかしいんだけどな』
律『どちらにしても原因は探ったほうがいいよ』
澪『原因って言っても…』
律『唯ちゃん、唯ちゃんはどうして床で寝てたの?』
唯「えっと…」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:48:15.85 gKM60GKY0
唯(確かあずにゃんに逃げられて、部室に来て…)
唯(その後…はっ!!)
唯「鏡!!」
澪『鏡?』
律『鏡ってこの部屋の?』
唯「うん!そうだよ!部室で1人でいたら
鏡がガタッって動いて、声が聞こえてきたんだよ…」
律『あれ…こ、怖い系の話?』
澪『じゃないか?それで唯、どうなったんだ』 ワクワク
唯「そしたら鏡がピカッって光って!」
澪『光って?』 ワクワク
唯「何時の間にか寝てた」
律澪 ガクッ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:52:02.87 gKM60GKY0
澪『なんだよそれ、怪談話ならもっと上手く話せよな』
唯「えー、だって本当の事だもん、しょうがないよー」
律『お昼の澪の話凄かったもんね…うぅ、思い出すだけで寒気が…』ブルブル
澪『ふふん、まだまだ 私の本気はあんなもんじゃないぞ』 ニヤニヤ
律『ひっ もう、やめてよ…』
唯「澪ちゃんが怪談?」
律『そうだよ、私が鏡の怪談のお話してたら澪が被せてきて…もっと凄い怪談を…』ブルッ
澪『あの時の皆の悲鳴は忘れられないな!』 グッ
唯「…えっと澪ちゃんが悲鳴あげたんじゃなかった?」
澪律『え?』
唯「え?」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:54:30.35 hdUKeH9P0
支援
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 21:56:05.52 gKM60GKY0
澪律『…』
唯「…」
澪『やっぱり何か変だよな』
唯「うん、なんて言うか…」
律『お互いに話が食い違ってる…のかな?』
澪『さっきの続き! えっと…そこの鏡が光ったんだよな』
唯「うん…って、あれ?鏡ってそっちだったっけ?」
澪『ん…なんだ、今度は知らない間に位置の変わる鏡の話でもするのか?』
唯(位置……? はっ!) ピコン!
唯(わかった!部室の違和感!物の位置が逆なんだ!)
唯(派手で怖いもの好きな澪ちゃん、しおらしいりっちゃん)
唯(そして鏡! これらが示す事はつまり…!)
ガチャ
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:00:05.63 gKM60GKY0
梓『こんにちは!』
唯「あ、あずにゃ」
梓『皆さん!あずにゃんですよー!ニャンニャン☆』
唯「えっ」
澪『うわぁ…めんどくさいのが来た…』 ゾッ
梓『むむっ!聞き捨てなら無い言葉!めんどくさいだなんて酷いですよぅ!><』
唯「あずにゃん…?」
梓『唯先輩!!こんにちはですぅ!』
梓『あ、さっきは置いていってごめんなさい!…ごめんねですにゃん!☆』 キャピッ
梓『でもでも梓も頼まれた用事があったので仕方無かったのですです…全ては純の奴が悪いのです!』
梓『決して唯先輩のお説教がめんどくさかったとかじゃないんだから!勘違いしないでよね!!』
唯(わ、私のあずにゃんが…ハイテンションだぁ…!)
鏡 キラッ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:04:07.60 gKM60GKY0
澪『毎度ながらその演技は一体、何に媚びてるんだ…』
梓『演技じゃないです!天然なんです><』
澪『そんなストレートに自称する天然がいるか!?』
梓『それに媚びてる訳じゃないですよぅ、
と言うかそんな見っとも無い格好してる人には媚びてるなんて言われたくないですぅ』
澪『わ、私が見っとも無いだと!』
梓『あ、怒っちゃ駄目ですよぅ>< あずにゃんこわーい!☆』
澪『…なっ』イラッ
梓『あうあう…眉間に皺よっちゃってますよぅ
あんまり怒るとお肌にも良くないですよ?それに眉間の皺は年を取ると消えにくく…』
澪《うざい…》イライラ
律《どうしよ…どうしよ…》オロオロ
唯(な、なんか険悪な雰囲気…と、止めないと…)
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:08:05.65 gKM60GKY0
唯「えっと…そ、そう言えばムギちゃんは?!」
澪律梓『…』
唯「…あれ?」
律『ム、ムギちゃん…えっと確か掃除当番だったよね…澪』
澪『掃除当番に指示だししてるから少し遅くなるってさ』
梓『そ、そうなんですかぁ 大変ですねぇ 掃除当番…』
澪『あぁ全く』
律『同情します』
唯「えっ…」
ガチャ
紬『私がどうかしたか?』
澪律梓 !!!
唯「ムギちゃん!」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:12:03.34 gKM60GKY0
紬『待たせたな、凡人ども』
唯「えっ」
紬『まったく、ほうきもまともに扱えない無能達の指導は骨が折れる
奴等の頭の中には脳みその代わりにプリンが入ってるんじゃないのか
この私の手をここまで煩わせてくれるとは…これだから下等階級は…』
梓『そ、そうですかぁ…それは大変だったのです、にゃん』
唯「ム、ムギちゃん?」
紬『む? どうした、唯?阿呆みたいな面して…』
唯「あ…あほ…」
紬『? 何も無いなら練習するぞ、いくら琴吹家の優秀な血の流れるこの私が所属してるとは言え
未だにこのバンドの音楽は聞くに堪えぬ雑音のような物だからな』
唯(あの優しかったムギちゃんが……ムギちゃんが…)
鏡 キラッ
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:16:06.66 gKM60GKY0
唯「……はははは」
澪《あ、なんか壊れた…》
澪『…なあ、ムギ』
紬『どうした、澪 あまりお喋りしてる暇は無いぞ
これからはお楽しみ、地獄の練習時間が
澪『唯の様子がおかしいんだよ』
紬『…おかしい?』
唯「はははは…」
律『唯ちゃん、大丈夫?』
紬『…確かに何時もに比べると…酷いアホ面だが…』
澪『…だ、だろ?』
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:20:22.10 gKM60GKY0
澪『そう言う訳だからさ、心配だし、今日の練習は無しにしないか?』
紬『…それはお前が練習をサボりたいだけじゃないのか?』 ギロッ
澪『い、嫌だなぁ ハハハ! そんな分けないでしょ ハハハハハ!』
紬『図星か… これだから凡人は… …まあいいだろう
様子が変だと言うのは本当みたいだからな』
澪《よし!きた!ラッキー!!なんだか知らないけどありがとう、唯!》
唯(あずにゃんもムギちゃんも様子が変だった…)
唯(いや、たぶん…ココだと変なのは皆の方じゃなくて私のほうなんだ…)
唯(やっぱりココは…)
紬『おい、唯』
唯「は、はい!?」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:24:30.10 gKM60GKY0
紬『一体今日はどうした?やる気が無いのか?』
梓『そう言えばぁ、さっきから何だか様子が変なのです、です♪』
澪『確か、鏡がどうのこうの言ってたよな』
律『唯ちゃん、何があったか…教えてくれる?』
唯「…」
唯「皆笑わないで聞いてね…」
一同『?』
唯「実は、私…」
唯「鏡の世界に来ちゃったみたい!」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:28:13.66 gKM60GKY0
澪『…』
律『…』
梓『…』
紬『…』
唯(あれ?笑わない?)
唯(良かったー、皆いい人だよ!!) パァア
律『ど、どうしよ…寝てるときに頭強く打っちゃったのかも…』 アワアワ
澪『いや、もしかすると唯なりのドッキリのつもりかもしれないぞ…』
梓『わ、わーゆいせんぱいすごいですねぇ(棒)』 パチパチパチ
紬『はぁ…これだから凡人は…』
唯(笑われた方がマシだった!) ガーン!
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:32:11.12 gKM60GKY0
かくかくしかじか
唯「と言うわけなんだよ!」
梓『つまり唯先輩は鏡の向こうのメルヘンワールドから来られたんですかぁ?』
紬『頭が痛くなるな…それは真面目に言っているのか?』
律『じゃ、じゃあ あの怪談本当だったってこと…?』
澪『にわかには信じがたいな…』
唯「本当だよ!部室の形が逆なのも鏡の世界だから!
皆の性格が逆になってるのも鏡の世界だから!
その証拠にホラ!鏡の向こうはいつも通りの部室なんだよ!」 ビシッ
律『えっと…私たちにはこっちがいつも通りなんだけど……』
梓『でもでもそれなら唯先輩の様子がおかしかったのも説明ついちゃいますよぅ?』
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:36:16.89 gKM60GKY0
澪『いや、だとしたらいつもの唯は何処に言ったんだよ』
唯「え?いつもの?」
律『えっと今の唯ちゃんから見たら、こっちの…今居るこの世界の唯ちゃんだね』
唯「あ、そっか!こっちには私もいるんだよね!」
梓『そうですねぇ、何処行っちゃったんでしょうねぇ』
澪『だいたい常識的に考えれば、鏡の世界なんて有り得ないだろ
まだ唯が寝ぼけてる、あるいは頭打ったって考えるほうが現実的だ』
律《……あれだけノリノリで怪談話してたのに》
唯「え…でも…」
紬『いや…どうやらあながち嘘ではないらしい』
梓『あれれ? 紬先輩信じちゃうんですかー?』
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:40:04.39 gKM60GKY0
紬『ギター』
律『ギター?』 コテッ
紬『唯の持ってるギターだ、よく見せてみろ』
唯「うん、いいよー」
ヨイショっと
ジーッ ゴソゴソ
唯「ほい」
澪『!!!!!!』
律『…嘘』
梓『これは…』
律梓『右利き!』
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:44:26.04 gKM60GKY0
唯「え?ど、どういうこと?」 アセアセ
律『唯ちゃんは…左利きなの…』
唯「なんと!」
紬『考えられる可能性としては 鏡写しだから、利き腕も逆になると言う事だろうな』
紬『こっちの唯が左利きなら、向こうの唯は右利きだ』
紬『まさか25万もする…いやライティはもう少し高いか』
唯(ライティて…)
紬『まぁそんなギターをもう一本買ってきた、なんて訳じゃないんだろう』
紬『従ってそれが鏡の向こうから来た証拠と言うわけだ』
梓『本当ですねぇ 右利き用になってる以外はギー太そのままですしぃ』
律『凄い!本当だったんだ…』
唯「エヘン!」 フンスッ
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:48:40.11 gKM60GKY0
澪『ゆ、唯!!それ触らせて!!』
唯「え、うん ほい」 サッ
澪『ああ…』 ドキドキ
サッ ジャーン
澪『…あはっ』
澪『やっぱりギターでもライティはいいな…』 ジーン
ジャンジャンジャカジャーン
澪『イェーイ!ヤッホー!』 ギュイーン
唯「澪ちゃん…」
律『…なんかごめんね』
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:51:05.00 4J+q7iJKO
支援
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:53:01.96 gKM60GKY0
梓『病気の人は放っておいて話を進めませんかぁ
唯先輩の言ってる事も本当だってわかったんですしぃ』
律『病気は…ちょっと言いすぎ…だと…思う…たぶん…』
紬『ああ、アレは病気ではなく馬鹿なだけだ
もっとも病気なら治るからいいが、馬鹿は死んでも治らん』
律『紬ちゃんまで…うぅ…』
澪『俺の歌を聞けぇええ!!』ギュインギュイン
唯「あぁ、私のギー太がぁ」 ウルウル
律《でも私には庇いきれない…澪、ごめんね…》 シクシク
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 22:56:04.61 gKM60GKY0
紬『さて、問題は大きく2つ』
唯「えっと…問題?」
紬『1つ、こっちの世界の唯は何処に行ったのか』
律『うん…唯ちゃん大丈夫なのかな…』
紬『2つ、どうやってこの状況を打開するか、だ』
梓『流石にこのままは不味いのですよぅ、にゃん』
唯「なるほど…」
唯「そうだよね!私帰らなきゃまずいよね!」
唯「…あれ?でもどうやって…???」 ハテナ
律『…うーん』
紬『1つ1つ解決していくぞ』
澪『いっくぜぇい!』 ジャーン
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:00:26.40 gKM60GKY0
紬『まず1つ目だが』
唯「こっちの私だよね!」
律『うん、そう。私たちの世界の唯ちゃん』
唯「わぁあ!ねぇねぇ! 一体どんな感じなのかなぁ!?」
律『えっとね…うーん 普段はクールな感じなんだけど凄い努力家かな』
唯「おぉ…なんだかカッコイイね!!」
唯(あれ?…でもそれって普段私が努力してないって事じゃ…?)
梓『クールって言うかあの人は単純に冷たいですよう><
私に対して向けるあの 興味ないね って感じの冷めた目は最早凶器ですっ!』 プンプン
紬『凡人とは言え、あの直向さだけは見るべきものがあるな
あくまで直向さだけだが』
澪『シャランラシャランラァ』 ジャカジャカ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:04:14.98 gKM60GKY0
紬『話が逸れたな、唯の居場所だが概ね予想は付く』
唯「え!どこどこ?」
律『あ…それってもしかして…入れ替わった…とか?』
紬『おそらくはな』
唯「入れ替わった…それって!向こうにいるって事!?」
紬『ああ、先ほど唯は鏡が光る直前に声が聞こえたと言ってただろう
おそらくそれはこっちの唯の声だ』
唯「なんと」
梓『でもでもそれはおかしいですよぅ、怪談だと”引きずりこまれる”じゃないですかぁ〜
”入れ替わる”のはちょっと違うんじゃないですかぁ?』
唯「あ、そっか」
澪『じゃかじゃかじゃんじゃんじゃかじゃん じゃかじゃん!』 クルッ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:08:04.67 gKM60GKY0
紬『お互いがお互いに”引きずり込まれた”と考えれば、一応の筋は通る』
律『つまり…こっちの唯ちゃんも鏡を見たって事?』
紬『ああ、話を聞く限りでは性格は違ってもこっち側の唯と向こう側の唯で行動にはあまり違いが無いらしい
”昼間に私たちと怪談話をした” ”1人で軽音部に向かった” この2点で2人の行動は共通している
私たちに関してもそれぞれの用事が同一だった事を考えれば…おそらくは唯の場合と一緒なのだろう
とは言え、幾つかの誤差はあるようだがな』
梓『シンクロニティですねぇ 鏡だから当然っちゃ当然ですよぅ♪』
唯「…???」プスプス
律『えっと…つまり…唯ちゃんがギターを弾いたらもう一人の唯ちゃんもギターを弾くって事かなぁ』
唯「ああ!なるほど!」
澪『ここで必殺技!回転弾き!!』 グルグル ジャンジャン
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:12:03.20 gKM60GKY0
唯「じゃあこっちの世界の私は、今は私の世界の皆とお話してるのかな!」
紬『そうなるな』
梓『それなら2つ目の問題もスパッと解決ですねぇ』
唯「え?」
律『あ、そっか 2人の行動が一緒ならもう一度怪談の条件をみたせばいいんだよね
入れ替わった状態が、また入れ替わるから…』
梓『元通り万事解決です!ニャンニャン♥』
唯「そっか、そうだよね!あずにゃん頭いい!!」
梓『ニャハ☆ このくらいは朝飯前ですよぉ〜♪』
紬『確証は無いがな、試してみる価値は…
澪『いつもより多めに回って…っと、おっとぉ!!』 グラッ
バンッ
鏡 パリンッ
唯律梓『「あ」』
澪『いけねっ』
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:16:06.15 gKM60GKY0
唯「鏡が…」
梓『割れて…』
律『澪…』
澪『いやーごめんごめん、ちょっとテンション上げすぎちゃった』
紬『…』
澪『えっと…ムギ?』
紬『…』プルプルプル
澪『紬さん?』
紬『こんのっ!!
大馬鹿物がああああああああああっ!!!!!!!!!』
澪『ひぃっ!助けて律!』
律《ごめん澪、庇いきれない!》
澪『アーッ!』
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:17:17.41 N27MVjTo0
このムギちゃんは好きだ
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:20:03.85 gKM60GKY0
!かうろ
唯「ギー太は無事でよかったけど…」 ジャカジャン
唯「…ムギちゃんしばらく入ってくるなって…?」
律『…』
ドア チョウシノリスギマシタ!! オユルシクダサイ!!
ドア エッ イヤ ソレダケハカンベン
ドア ギャァアアアアアアアアアアアアア!!
律『…澪…ごめんね澪』 シクシク
唯「…澪ちゃんに一体何が…」 ゾッ
梓『キツイキツイ御仕置き中なんですよ……ププッ…ババァザマァw』ボソッ
唯「え?…あずにゃん?」
梓『なんですか?☆ ニャン♪』 ニコニコ
唯「…ううん、なんでもない」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:20:03.50 NwPsJUuY0
ダーク軽音部とか出てくる展開かと思ったら違ってた
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:24:03.61 gKM60GKY0
ガチャ
唯「!」律梓『!』
紬『入っていいぞ』
唯律梓「『イ、イエッサー!!』」
!つしぶ
澪『前が見えねぇ』
唯「み、澪ちゃん!」
律『澪…うっ…ごめんね』 ウルッ
澪『大丈夫だよ…気にするな、私も調子乗りすぎたし、ごめんな唯』
唯「はっ、ううん!わ、私は平気だよ!全然!」
梓『…大丈ぶふっ…ですか…ぷぷっ、澪先pぷはっ ぷはははっ』 プギャー
澪『梓お前ちょっと後で体育館裏来いな』
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:28:02.88 gKM60GKY0
紬『で、どうだった?』
律『あ…えっと、3人で校内の条件を満たせる鏡を探して見たんだけど…』
唯「はい!学校中、歩いて探し回りました!ぐるぐる〜!」
澪『私が地獄を見ている間にそんな事を』
梓『幾つか見つかりましたが、どれもダメダメだったのです><』
唯「いやぁ、面目ない」
紬『同じ鏡からじゃないと帰れないのか… まだ別の条件があるのか…
いずれにしても余計な手間を… これだから馬鹿はっ!』
澪『も、もういいだろ』
唯「そうだよ、可愛そうだよ あまり澪ちゃんを責めないであげて」
澪『唯…』 ジーン
澪『さては私に惚れたな!』 キラリンッ
梓『うわっこいつ反省してねー…じゃなかった…してないですニャン!』
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:31:59.89 gKM60GKY0
キーンコーンカーンコーン
唯「あ、チャイムが…」
律『もうこんな時間か…どうしよう?』
紬『部活動と言う事で申請すれば まだ居残る事もできるが…
最終下校時刻を過ぎれば、もう放課後と言う時間でもないしな
今日は打ち切るしかないだろう…すまないな、唯 私がいながら申し訳ない…』
唯「ムギちゃん…」
紬『この部屋のこの位置にある事に意味があるのかもしれない、
割れた鏡は家の者に頼んで明日新しい鏡を持ってこさせよう』
澪『なら私は情報収集だな、ネットとかで例の怪談詳しく調べてみるよ』
律『うーん…じゃあ私は校内の噂を調べてみようかなぁ』
梓『私もクラスメイトに聞いてみますのにゃん☆』
唯「みんな…!ありがとう!」 パァア
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:33:51.24 5tv6Vwlh0
ずーっとSAGEてたんじゃ人は来ないぜ
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:36:16.36 gKM60GKY0
!ちみりえか
唯(とりあえず今日はこっちの私の家に帰ることになりました!)
スタスタ
澪『? おい、唯 そっちじゃないだろ』
唯「はっ! うぅ…道が反対だと帰り道がわからないよ…」
律『全部が全部鏡写しだと不便そうだね…』
紬『前後が逆か… 鏡の特性を考えるなら 帰るには位置だけじゃなくて向きも重要なのか…?』
唯「ところで澪ちゃん」
澪『ん、なんだ?』
唯「そんな格好で外歩いてて恥ずかしくないの?」
澪『いや全然? むしろ誇らしい!』 ボインボイン
律『少しは羞恥心持とうよ…』
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:40:04.03 gKM60GKY0
澪『そっちの私は、胸を露出したりしないのか 随分恥ずかしがり屋さんみたいだな』
梓『澪先輩からすれば 常識的な頭した女の子は皆恥ずかしがり屋さんなのです☆』
唯「うん、澪ちゃんはね とっても恥ずかしがり屋さんなんだよ
人前に出たりするのも恥ずかしいみたい、後痛い話とか怖い話が駄目なんだ」
澪『まるで真逆だな』
律『澪…目立ちたがりだし、怖い話大好きだもんね…』
唯「でも澪ちゃんがちゃんと練習しようって言ってくれるから、私達も練習しなきゃって思えるんだよ
それに学園祭も新歓ライブも私が失敗しちゃった時、助けてくれたのは澪ちゃんなんだ」
紬『こっちの面倒くさがりに見習わせてやりたい どうにか爪の垢を煎じて飲ませてやれないだろうか』
澪『うっ、まるで私が駄目人間みたいに…私だってボーカルしてるじゃないか』
律『でも澪の場合はただ目立ちたいだけだよね…』
唯「あ、でも学園祭で転んじゃってパンツが見えちゃったのがトラウマに…」
澪『よし、勝った! 私はその時、最初から下着姿だった!』
梓『もしもし警察ですかぁ ここに変態がいますぅ』
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:45:01.13 gKM60GKY0
澪『しかしこれだけの美人に生まれたのに恥ずかしがり屋だなんて勿体無いな』
梓『はいはい自画自賛ですねぇ♪おめでたいですぅ☆』
唯「それはりっちゃんもよく言ってるよ!」
律『…え、私?』
唯「うん、”澪はせっかく美人なのに勿体無い”って」
律『へぇ…鏡の向こうの私…どんな子なのかな…」
唯「りっちゃんはね!かっこいい!」
律『かっこいい…!』 パァア
唯「おでこが!」
律『えっ』
律《おでこがかっこいいの…??》ハテナ
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:48:04.93 gKM60GKY0
唯「りっちゃんは元気印の明るい女の子だよー」
律『そうなんだ…』
律《私は根暗って言われてるみたいだよ…うぅ》シュン
唯「うん!勢い良く皆を引っ張ってくれて
あ、でも細かい所とかにも凄い気付くんだよ!
私、この前 取れかけてたボタン付けて貰っちゃったぁ
やっぱり部長だからかな!凄いよね!」
律《凄く立派な人だ……それに比べて私は》
律《全然駄目で…私も部長なのに…澪や紬ちゃんに頼りきりで…》
律『はぁ…羨ましいな…』
澪『…』
澪『お〜い 部長』
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:52:05.08 gKM60GKY0
律『ふぇ…』
澪『よしよし そんな泣きそうな顔するなよ』 ナデナデ
律『うぅ…だって…私…不甲斐ないよ』 メソメソ
澪『律は誰にだって優しいだろ、しっかりしてるし…それに約束は絶対に破らない
私が思慮が足りない分、一歩引いた所でちゃんとブレーキかけてくれる』
律『えっ…』
澪『私は 律の良いところたくさん知ってるよ』
律『うん…』
澪『だから、これからもよろしく頼むな、部長』
律『みお〜…!ありがとう…』
澪『よしよし』 ナデナデ
唯「…」 ジーッ
澪『うわっ な、何!?』 アセアセ
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/22 23:56:03.98 gKM60GKY0
唯「ううん、変わらないんだなって思って」
澪律『?』
唯「澪ちゃんとりっちゃんが仲良しなのは!」
澪律『!』
澪『へ、へぇ そ、そうなのか?』
律『なんだか照れくさいね…』
唯「うん!りっちゃん、いつも澪ちゃんを脅かしたり怖がらせたりしてるよ」
澪『律が?私を? て言うかそれは仲がいいのか?』
律『それは凄くうらやましい…』
澪『えっ』
律『私もおでこ出せばいいのかなぁ…』
澪『なんだそれ…』
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:01:06.71 gKM60GKY0
紬『…』
紬『唯!』
唯「は、はい!」
紬『嫌に返事がいいな…』
唯「…えっと何だか逆らっちゃいけないような気がして」
紬『むっ……私はそんなに恐ろしいだろうか?』
梓《自覚ねぇのかよ…》ボ゙ソッ
紬『…』ギロッ
梓『なんでもないですニャン☆』
梓《うわ、こえぇ》
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:05:20.60 RagE+MyT0
紬『…まあいい …唯、向こうの私はどんな人間だ?』
唯「えっ!」
唯「あ、ムギちゃんはね、おっとりぽわぽわのお嬢様!って感じかな!」
梓『あぁ、丁度私みたいな感じですねぇ』キャピッ
澪『何処がだよ、腹の中まっくろくろすけ』
紬『ふむ…なるほどな…』
律『…紬ちゃんも気になるんだね、向こうの自分』 クスッ
紬『ああ』
紬『私は優秀な血統たる琴吹家の一人娘として生まれ、
幼少の頃より英才教育を受け育ってきた…』
澪『いきなり何の話だよ…』
紬『己の才覚に奢る事は無く、血の滲む様な鍛錬にも根をあげず努力してきたつもりだ…
その甲斐あってか、まぁそこそこの人間にはなれたと自分では思っている…』
唯「…」ゴクリ
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:06:04.29 GhQcpPB20
もちろん元の世界の話の方もやってくれるんだよな?
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:08:45.36 BfAQndns0
>>82
俺も見たいな。何か鏡の唯はED唯のイメージだ。
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:10:01.35 RagE+MyT0
紬『だが私はいずれ父から琴吹家の後を継ぎ、その背に負う責任ある立場となるだろう
それは今の私程度の人間には到底勤まりはしない…私は琴吹の名に恥じぬ立派な人間になるつもりだ』
唯「すごいね!ムギちゃん!」
紬『…ただの目標だ、口にすれば夢が叶うなんて程世の中は甘くない』
紬『…鏡の向こうの私は、私とは真逆だ…』
紬『なら今の未熟な私に何が足りないのか きっと彼女が知っている』
唯「えっとこっちのムギちゃんの欠点をムギちゃんが知ってるの…?」
紬『そのままの意味じゃない、私には無い良さを彼女は持っている
それを見習えたらいいと思った』
紬『だから彼女の事をもっと教えてくれないか?』
唯「うん!任せといて、ムギちゃん!!」パァア
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:14:09.51 RagE+MyT0
唯「ムギちゃんはいつもニコニコしてて、皆の事見守ってくれてて」
紬『ふむ』
唯「後ね、とっても力持ちなんだー」
紬『ふむ』
唯「あ、私たちのお菓子はいつもムギちゃんが持ってきてくれるの!」
律『優しそうな人だねー』
唯「うん!ムギちゃんは優しくて暖かくて…あ、お母さんみたいな人だよ!」
紬『…』
澪『傍から聞いてても見習って欲しい所は多々あるな』
梓『澪先輩には言われたくないと思いますぅ』
紬『私としては…コレでも優しいつもりなのだがな』
澪『何処が!?』
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:20:07.69 RagE+MyT0
紬『ありがとう唯、 なんとなく私に足りない物がわかった気がするよ』
唯「いえいえ、どういたしましてだよ!」
澪『よし、まずは皆にお菓子持ってきてもらおうか!』
唯「あれ、こっちのお菓子は誰が持ってきてるの?」
梓『各自持参なのです♪』
紬『澪…お仕置きが足りないのか?』
澪『…めっそうもない!』
律『うーん…とりあえずニコニコから始めたらいいんじゃないかな…
紬ちゃんいつもムスッって感じだから』
紬『ニコニコ…難しいな…』
紬『こうか?』 ニヤリ
唯澪律梓(《こわっ》)
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:21:25.01 OqDRIEKp0
みてるぞ
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:24:18.15 RagE+MyT0
スタスタ
律『あ、もうすぐ別れ道だね』
紬『今日は唯のおかげで興味深い話が聞けたな』
澪『ああ!唯、また明日も聞かせてくれよな!』
唯「うん、また明日ねー」
梓『ちょっとぉおおおおおお!!』 ブチッ
澪『…なんだよ』
梓『なんで私の話を聞かないんだよ!!!!! この流れはどう考えても次は私だろうが!!!
つか主役だろうが!!!メインディッシュだろうが!!!! 飛ばしていいような脇役でもモブでもないんだよ!!!
華麗に解散しようとしてんじゃねぇえええええ!!!!』
唯「あ、あずにゃん…!」
澪『地が出てるぞ…』
梓『はっ…ニャン☆ニャン♥』キャピッ
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:28:45.22 RagE+MyT0
澪『別に聞かなくてもわかるだろ
向こうの梓ちゃんは正直で純粋な可愛い娘だよ?』 ヤレヤレ
梓『ななっ くそっ ババァ いいやがりますねっ!』 クッ
澪『もうキャラ作る気無しかよ…』
梓『ずっとやってたから結構疲れてんだよ!!』
澪『いいけど 唯、引いてるぞ…』
律『えっと…』
唯「………」 ササッ
梓『うっ じょ、冗談ですよぅ!!ア、アメリカンジョークって奴です!ニャン♪』
澪律《苦しい…》
唯「…あめりかん?なんだ、そっかー びっくりしたよ、もう」
澪《納得したぁ!? こいつマジもんの天然か!》
澪《いや、こいつも実は計算なのか!?これだから女は恐ろしい!!》
梓『ニャン☆ニャン!』
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:32:03.93 RagE+MyT0
梓『それでそれで向こうの私はどんな美少女なのですかニャン!』
唯「うん、あずにゃんはねぇ、ちっちゃくて可愛いんだぁ」
…略中…
唯「それでね、私がギー太に話しかけてたら あずにゃんが嫉妬しちゃって」
梓『へぇ』
唯「もうそれが可愛くて可愛くて!」 ニヘラー
梓『そうなんですかぁ、すごいですねぇ(棒)』
《くそっ、もう他の先輩達とも別れたって言うのに…こいつ 向こうの梓の話止めやがらねぇ…!》
《どんだけ大好きなんだよ! 百合か! 百合なのか!》
《ああ でも 鏡の向こうとは言え 私だもんな…むしろ私みたいな美少女放っとくとか逆に有り得ないもんな》
《そんな美少女あんな冷めた目で見る唯先輩とかマジありえねぇ…そう考えるとおかしいのはこっちか、こっちの世界か》
梓『ちくしょー 向こうの梓になりてぇ』
唯「ん?あずにゃん?」
梓『こっちの話です☆ニャンニャン!』
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/05/23 00:36:14.00 RagE+MyT0
梓『それじゃあここでお別れですにゃん』
唯「あ、そっかー…ちぇ…せっかくこれから盛り上がる所だったのに!」
梓《結局梓の話しかしてなかったなコイツ》
唯「今日はいろいろあって疲れたやぁ 憂の晩御飯楽しみだなー」
梓《ん、あ?》
梓『唯先輩、鏡の世界の話は憂にしたのですかニャン?』
唯「…あ」
唯「忘れてた!」
梓『あちゃー それは結構まずくね』
梓『ぇですかニャン』
唯「うーん、大丈夫だよーきっと」 エヘヘ
梓『まぁ唯先輩がいいならいいですけどー(めんどうだし) それじゃあ、また明日ですのニャン!』
唯「じゃあねー」
次ページ最新レス表示スレッドの検索類似スレ一覧話題のニュースおまかせリスト▼オプションを表示暇つぶし2ch
4133日前に更新/127 KB
担当:undef