梓「えっ、唯先輩をル ..
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 21:51:03.99 Ggr+AXaoO
笑った

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 21:53:57.66 LSD5/M370
最終皇帝あずにゃん

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 21:54:54.33 qKfktsld0
澪「梓の気持ちもわかるよ、でもな……」

梓「今まで一緒にやってきた仲間じゃないですか!
  なんでそんな簡単に死なせられるんですか……!」

律「たしかに唯は死ぬ。
  でもすぐ新しい唯に、より強い唯になって戻ってくるんだ」

梓「それは違う唯先輩です!
  今の唯先輩が死ぬことに変わりはありません!」

紬「梓ちゃん……」

ガチャ
唯「やっほー、何の話してるの?」

梓「あっ、唯先輩……」

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 21:57:23.85 qKfktsld0
澪「実はな、唯……言いにくいんだけどな」

唯「なあに?」

梓「……っ」

律「ルドン高原に行ってくれ」

澪(直球!?)

唯「え、ルドン高原に? なんで?」

律「まあなんというか、行けば分かるよ」

唯「私一人で行くの?」

律「ああ、唯一人で行ってくれ」

唯「……うん、分かった!」

梓「! ……」

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:00:22.98 qKfktsld0
紬「いいの?」

唯「うん、前からルドン高原は行ってみたかったんだー。
  確かあそこはアクア湖があるんだよね。
  あと近くに宝石鉱山もあるしさ」

澪「そ、そっか。
  じゃあ、早速行ってきてくれないか」

唯「うん、じゃーねー」
ガチャバタン

梓「……ゆ、唯先輩!
  唯先輩!!」

澪「待て、梓……
  梓まで行くことはない」

梓「いえ、行きます!
  唯先輩が死ぬなんて耐えられません!
  絶対に連れ戻して……死なせたりなんかしませんからっ!」
ガチャバタン

澪「梓っ……!」

律「好きにさせとけよ」

紬「……」

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:01:58.11 qvvA5p1J0
はははっケイオンのダニが一匹減ったな

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:02:39.61 1docJVrP0
>>7
wwww

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:05:31.04 qKfktsld0
ルドン高原。

梓「唯先輩、唯先輩……あ、いた」

唯「あ、どしたのあずにゃん」

梓「どしたの、じゃないですよ。
  早く帰りましょう」

唯「え、なんで?」

梓「もう、分かってるんでしょう?
  唯先輩一人だけルドン高原に送られたってことは……」

唯「……うん、分かってるよ」

梓「分かってるなら、なんで……」

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:08:08.79 f35a0+lf0
濃厚な唯梓を頼むぞ

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:10:28.90 qKfktsld0
唯「仕方ないよ……私が一番弱いんだし」

梓「でも……」

唯「みんな、私に早く死んでほしかったんだよね。
  うすうす気づいてはいたけどさ」

梓「唯先輩……」

唯「インペリアルアローの陣形でいつも私が一番前だったり、
  ろくな装備を持たせてくれなかったり、
  私にだけ防御魔法をかけてくれなかったのも
  できるだけ早く私を死なせようとしてたんだよね」

梓「……」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:13:59.58 U16320Ro0
あずにゃん気付けよwwwwwww

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:15:21.61 qKfktsld0
唯「だから……仕方ないんだよ」

梓「すみません……私がもっとしっかりしてれば……
  こんなことには……ぐすっ」

唯「泣かないであずにゃん。気持ちだけでも嬉しいよ」

梓「唯先輩……死んじゃ嫌です……」

唯「……ごめんね、私はここで死ななきゃいけない。
  それがみんなのためになるんだから」

梓「唯先輩……」

唯「そういうことだから……じゃあね」

梓「唯先輩……」

唯「ん?」

梓「いつのまにかモンスターに囲まれてます」

モンスター多数「じゅるり」

唯「ぎゃああああああああああああ」
梓「ぎゃああああああああああああ」

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:20:28.70 qKfktsld0


――

――――

ガバッ
梓「はっ……ここは!」

唯「あ、起きた? あずにゃん」

梓「唯先輩……ここはどこなんです?」

唯「ここはサイゴ族の村だよ。
  モンスターに襲われて倒れてたとこを助けてもらったんだ」

サイゴ族「おや、お目覚めになりましたか。
      死んでしまったのではないかと思っていましたよ」

梓「大丈夫です、私LPだけは多いんで」

唯「すごい生命力だよね」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:22:16.48 U+QRDviq0
さすがごき(ry

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:28:00.71 Oj9vc8G6O
流石ごきにゃん

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:28:09.73 qKfktsld0
梓「よかった、楽器も無事だ」

サイゴ「楽器……もしや貴方、楽器を使えるので?」

梓「はい、そうですけど」

唯「私も使えますよ」

サイゴ「おお、楽器使いが二人も……
     これは運命のめぐり合わせでしょうか」

梓「?」

サイゴ「貴方がたを見込んでお願いしたいことがあるのですが……
     よろしいでしょうか」

唯「なんですか、お願いって」

サイゴ「ここ最近、この近辺に
     サワコーンと名乗る強大なモンスターが出現するのです。
     それをやっつけていただきたいのです」

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:33:07.81 qKfktsld0
唯「サワコーンって……
  七英雄のサワコーンですか?」

サイゴ「はい、そのサワコーンです。
     そいつは1週間ごとに人里に現れては
     テンプテーションという技で若い男たちを魅了して
     自らの住処へと連れ去ってしまうのです」

梓「それは大変ですね」

サイゴ「我々も立ち向かったのですが歯が立たず……
     有力な戦士たちはみんな魅了されて……」

唯「分かりました、お任せください!
  私たちがサワコーンを倒してあげましょう!」

サイゴ「おお、本当ですか。いやーありがたい」

梓「で、サワコーンは今度はいつ現れるんですか」

サイゴ「今夜です」

唯「今夜!?」

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:38:04.60 qnkn/sr9O
奇しくも女性パーティーか

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:39:25.00 qKfktsld0


――

――――

夜。

唯「くかー」

梓「唯先輩、起きてください……来ましたよ」

唯「ふぇっ」

サワコーン「あーはははは、
        今日はこの村の男を根こそぎ頂くわよー!」

唯「あれがサワコーンか」

梓「禍々しい姿ですね。赤い仮面とか」

サイゴ「唯さん、梓さん、お願いします」

梓「分かりました!」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:40:17.69 ydLni6cfP
まさかの最終形態

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:43:35.29 qKfktsld0
サワコ「あーはははは、あーはははは!」

梓「おーい、サワコーン!
  私たちが相手です!」

唯「かかってきなさい!」

サワコ「ふん、私に歯向かう人間がまだいたなんて……
     これでも食らいなさい! テンプテーション!」

プワワワワワワ

梓「あいにくとこっちは2人とも女なんですよ」

唯「魅了攻撃は効かないもんね〜」

サワコ「女性パーティとは愚かね……
     ここでテンプテーションを見切っておかないと
     ラストバトルで勝てなくなって
     最初からやり直すハメになっちゃうのよ!」

梓「何言ってんだコイツ」

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 22:50:20.61 qKfktsld0
唯「よーしいくよあずにゃん、一斉攻撃だよ」

梓「はい、唯先輩!」

サワコ「ふん、テンプテーションを無効化しただけで調子づいて……
     私の攻撃はテンプテーションだけじゃないのよ! オラア!!」ボカッ

唯「ぐあっ!」

サワコ「くらえ!」ボカッ!

唯「ぐへっ!」

サワコ「この私に立てつこうなんて……」ボカッ

唯「ぎゃぼっ!」

サワコ「100年早いわー!」ボッカボカボカ

唯「流し斬りが完全に入ったのに……」
ガクッ

梓「唯先輩ー!」

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10/04/25 22:55:44.02 qKfktsld0
唯「うう、あずにゃん……」

梓「だ、大丈夫ですか!?」

唯「七英雄がこんなに強いなんて知らなかった……
  いや、私が弱いのかな」

梓「唯先輩……!」

唯「そうだよね、私が弱いんだよね……
  だからもうここで死んだほうが……」

梓「そんなことありません!
  唯先輩は強いです、私よりもずっと……
  いや、パーティの中で一番強いんです!」

唯「……」

梓「だから、立って……
  あのサワコーンを倒しましょう!
  それで、律先輩たちに分からせてやるんです!
  唯先輩は本当は強いんだって、謀殺なんか必要ないんだって!」

唯「あずにゃん……!」

梓「さあ……戦いましょう!」

唯「うん、私やるよ!」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 23:01:37.36 7d8Mweb8O
早く七人倒してくれ。眠い。

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 23:02:37.19 qKfktsld0
サワコ「まだ立ち上がる気力が残っていたなんてね」

唯「私の高級傷薬をなめてもらっちゃ困るよ」

梓「挑発になってないですよ」

サワコ「ハエのよーにウルサイやつね!
     いくら立ち上がろうと、
     あんたたちじゃあ私を倒すことは出来ないわよ」

梓「そんなの、やってみなきゃ分かりません!
  いきますよ、唯先輩!」

唯「合点承知!」

梓「霧隠れ!」

サワコ「なっ……姿が消えた!?」

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 23:07:39.24 qKfktsld0
梓「これぞ水の術法のひとつ、霧隠れです。
  かけられると相手からは姿が見えなくなります」

サワコ「くそっ、どこに……どこに行った!」

梓「今です、唯先輩!」

唯「よっしゃー!」

サワコ「!!」

唯「流し斬りー!」

サワコ「ぎゃああああああ!」

梓「やったか?」

サワコ「こんな技一発でやられる私ではない……!
     生意気な小娘どもめ、もう手加減はs」

梓「クイックタイム!」

唯「流し斬りー!」

サワコ「ぎゃあああああああああああああ!」

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 23:10:39.28 7d8Mweb8O
よくやった。あと六人もその調子で頼むぞ

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 23:11:52.23 qKfktsld0


――

――――

七英雄の一人サワコーンは倒され、
ルドン高原近辺に平和が戻った。

唯「ただいまー!」

梓「ただいま戻りました」

澪「あっ、唯に梓……おかえり」

律「おいお前ら、サワコーンを倒したって本当か?」

唯「うん、本当だよ!
  私の流し斬りでちょちょいのちょいだよー」

紬「まあ、すごいわね」

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 23:12:56.18 5bDeHUGW0
ていうかパーティ外せるのかよ

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 23:14:52.35 i0qDB8IA0
さわこ < ロックブーケ

つまりさわこのテンプテーションにかかるやつはいない


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