唯「クロックタワー? ..
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 08:53:25.73 gh/Z6Uoy0
僕のおちんぽを切って下さい///
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 08:53:44.71 EVHvo66D0
律「すっごいオススメのホラーゲームもってきたんだー」
澪「ホラー・・・」
律「ほら澪、ホラーゲームだぞー!」
澪「ひいいいいっっ!!」
唯「あれ?それ・・・去年もやらなかった?」
律「フッフッフ・・・たしかに去年同名ソフトを私たちはプレイしている」
律「わずか一日でパーフェクトクリアしてしまい手応えがなかったが・・・」
律「これはその続編!!パワーアップしているのだぁ!」
唯「おぉ!なんかすごそう!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 08:55:03.80 EVHvo66D0
律「ふむ・・・やってはいけない鬼ごっこがある・・・か!」
澪「やってはいけない鬼ごっこ・・・いったいどんな鬼ごっこだ・・・?」
澪「幽霊に追われて・・・?捕まったら呪われたり・・・うわああああ」
律「そういや前回澪は不参加だったな・・・怖さのあまりに」
梓「こんにちはー」
律「おーっす」
唯「あずにゃ〜ん」
梓「何の話ですか?」
唯「うん、律ちゃんがゲームもってきたんだー」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 08:55:44.04 W1yrlU9w0
まさかスr
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 08:56:31.62 EVHvo66D0
律「これ!クロックタワーってやつ!」
梓「あ、それ私知ってます」
紬「私も知ってるわ〜」
律「え、ムギ?知ってるっていうか去年一緒にやらなかったっけ?」
紬「えっ?・・・あ、私その時海外に旅行いってたから・・・」
律「やったの私と唯だけだったっけ?・・・うーんごめんごめん」
梓「クロックタワーっていえば、殺人鬼に追いかけられるやつですよね」
紬「あ、ごめんなさい 私ちょっとトイ 澪「あーあーみえないきこえなーい」
唯「でも今度は鬼ごっこっていうくらいだからきっと安全だよ〜」
律「凶器片手に健全な鬼ごっこする殺人鬼・・・それはそれで怖いな」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 08:58:40.47 EVHvo66D0
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/25(日) 08:55:44.04 ID:W1yrlU9w0
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/25(日) 08:56:31.62 ID:EVHvo66D0
律「ま、とりあえず今日放課後私の家集合にしようぜい」
梓「じゃあ今はその分練習ですね!」
律「あー・・・梓は熱心だなぁ」
8:へんなもんコピーしちまった
10/04/25 08:59:26.12 EVHvo66D0
律「ま、とりあえず今日放課後私の家集合にしようぜい」
梓「じゃあ今はその分練習ですね!」
律「あー・・・梓は熱心だなぁ」
ほうかご!
律澪「いやー」
澪「今日はいい練習ができたな」
律「楽しみだなぁ」
梓「何がですか?」
律「さっきのホラーゲーム!澪がどんな反応するか・・ふふ」
澪「」
梓「悪趣味ですね・・・」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:01:19.49 uWShWYYxO
不覚にもwwwww
一瞬なんかと思った
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:01:58.71 EVHvo66D0
唯「あれ?・・・ねぇねぇ」
律「どうした?」
唯「ムギちゃんは?」
梓「あれ? ・・・たしかにいませんね」
律「さっきまで部室にいたよな?」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:04:45.83 EVHvo66D0
律「おっかしいなぁ・・・今日一番早く部室にきてたの見たはずなのに」
唯「突然いなくなるなんて・・・トイレかなぁ?」
律「そんな何時間もトイレ篭らないだろ・・・」
唯「ずっとお腹いたいときはあるよ〜」
律「んじゃ部活中早退かぁ? でもなにもいってなかったし・・・」
律「(なんか前にもこんなことがあったような気がするな・・・)」
梓「ムギ先輩にしては珍しいですね・・・」
澪「あ、あの〜・・・」
澪「私が声遮っちゃったんだけど・・・」
律「・・・」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:06:18.42 EVHvo66D0
律「・・・」
澪「どう?」
律「だめ、携帯でないし家にも帰ってないみたいだな」
梓「心配ですね・・・」
唯「ムギちゃん大丈夫かな〜 トイレにまだいるのかなぁ?」
梓「でも一度も部室に戻ってこないなんて・・・」
律「もう少ししたらまたかけてみるか・・・」
律「ムギ、何してんだ・・・?」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:08:20.82 EVHvo66D0
律「出ない・・・」
律「ごめん、今日はやっぱりゲームなしにしよう」
梓「心配でゲームなんてできませんね・・・」
澪「学校に戻って様子みたほうがいいんじゃないか?」
律「早退して誰かに誘拐されてたら・・・」
唯「えぇ!けいさつに電話したほうがいいのかな!?」
律「まだ決まったわけじゃないし・・・」
律「明日、明日学校にきてなかったら電話しよう」
澪「私、家に帰ったらムギの自宅に電話してみるよ」
唯「ムギちゃん〜・・・」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:11:53.77 EVHvo66D0
よくあさのきょうしつ!
律「・・・どうだった?」
澪「まだかえってきてないって・・・」
律「嘘だろ・・・?」
唯「ど、どうしよう・・・」
律「教室からするのもあれだけど、警察に電話を」
澪「いや、コトブキグループの特殊部隊と、警察がすでに捜索に出てるらしいけど・・・」
律「じゃあ、ムギの携帯は?」
澪「圏外だって・・・」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:12:08.79 f6yNDqaFO
wktk
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:13:23.98 W1yrlU9w0
しえん
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:14:52.35 EVHvo66D0
律「圏外・・・ かなり遠くにいるってことか?」
澪「海外でも繋がるところは繋がるはずだろ?」
澪「どこか地下の可能性もあるけど・・・誘拐だとしたら微妙だな」
律「とにかくあまり聞かれるべき話じゃないし、放課後部室で話そう」
澪「わかった」
律「唯も他言なしだからな」
唯「うん、わかった」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:18:28.45 EVHvo66D0
ふたたびほうかご!
澪「担任からも何も連絡なしか・・・」
律「こりゃあ本格的にやばいんじゃ・・・」
澪「ムギの携帯も相変わらず圏外みたいだし・・・」
梓「こんにちは」
梓「どうでした・・・?」
澪「駄目だ、学校にも着ていない」
梓「そんな・・・」
唯「怖くなってきたらトイレいきたくなっちゃった・・・」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:22:38.85 EVHvo66D0
唯「あずにゃ〜ん・・・一緒にトイレきて?」
梓「え、一人でいってくださいよ この非常時に・・・」
唯「怖くて一人でトイレいけないよぉ・・・」
梓「はぁ・・・小学生ですか」
梓「すいません、ちょっといってきます」
澪「うん、学校は関係ないとは思うけど、気をつけてね」
梓「ほら、いきますよ先輩」
唯「う〜ごめんね〜あずにゃん」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:24:42.02 EVHvo66D0
唯「トイレに到着!」
梓「テンション高いですね」
唯「テンションあげないと怖いからね!あずにゃんもほら!とう!やぁ!」
梓「早く済ませてください」
唯「はぁーい・・・」
※以降こちらの表現力に限界があるため地の文ありです
かなり読みにくくなります
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:27:28.40 EVHvo66D0
唯が正面のドアノブに手をかけると、異変を感じた
唯「?」
扉が重い
梓「どうしました、先輩?」
違和感に戸惑っていると、異変を感じて梓がこちらに寄ってくる
しかし、それを危険視することなど到底できなく、力一杯扉を開けた
唯「うん、なんでもないよ・・・ってうわぁ!!」
梓「唯せんぱっ・・・きゃああああ!!」
ドアの向こうには黒い大きな穴、というのだろうか
唯はそれを見たことがある気がして
答えを出す間もなく、得体の知れない空間の歪みに彼女らは吸い込まれていた
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:33:51.14 EVHvo66D0
地面が鈍い音を吐いた
唯「いったぁ・・・」
何か硬い地面の上に放り出されたらしい唯は、慌てるでもなく周囲をゆっくりと見回した
唯「どこだろ、ここ・・・」
明らかに今までいた日本の一高校である桜高校にいた時とは、まるで別世界であった
唯「あ・・・雨降ってる、どこか雨宿りしなきゃ・・・ん?」
簡単に状況を把握した唯は、すぐ背後に民家があることに気づいた
唯「すいませーん!雨宿りさせてくださ・・・ってうおわぁ!」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:36:40.78 EVHvo66D0
ノックした扉はすぐに外れ、床に寝伏した
唯「わわ、どうしよ・・」
唯「あれ・・・中に誰もいない?」
民家は蛻の殻、しかしそこには誰かが住んでいた跡が間違いなくある
唯「お出かけ中かなぁ・・・お邪魔しまーす・・・」
唯「(なんで鍵かけてないんだろ)」
唯「(下の階にいるのかな?)」
玄関をくぐり、すぐ視界に入った階段を見てそう思ったのである 彼女は進んだ
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:38:49.50 EVHvo66D0
階段を降り、少し長い一本通路を進み、少し開けた部屋に出た
唯「すいませーん、誰かいませんかー・・・」
唯「って・・・やっぱりいないや」
テーブルの上にはこの民家の持ち主らしい人の写真が置いてあった
唯「わ、外人さんだ・・・娘さんかな? この女の子かわいいなぁ」
唯「こっちは家族写真か・・・外人さんはみんなキレイでいいね〜」
唯「あ、でもあずにゃんのほうがずっとかわいいけどね!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:40:31.98 EVHvo66D0
唯「あず・・・」
今更になって彼女は気がついた
今まで一緒にいた、 かわいい人 がいないことに
唯「あずにゃん・・・?」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:42:20.47 CM4oentAO
サイレントヒル?
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:44:08.98 EVHvo66D0
不気味な民家に対する疑心が不安を呼び、不安が不安を煽り立てる
いたはずの後輩がいないことに
唯「・・・探さなきゃ!!」
たまらず民家を飛び出して街を駆け抜けた、彼女がいることを祈って
唯「あずにゃあああああん!!!」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:45:51.16 EVHvo66D0
唯「ハァ・・・ハァ・・・」
結論から言うと見つからなかった
闇に融けて見落としたのかもしれない
もしかしたら民家で雨宿りしているかもしれない
唯「・・・もう一度探そう」
彼女は泣いていないだろうか、寂しくはないだろうか
全力で走ってきた道に振り返りまた踏み出そうとする
しかし、それは数歩走り出したところで止めることになる
唯「ピアノの音?」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:49:48.78 EVHvo66D0
見てる人少なさそうだし今のうちにもっと書き溜め増やしてきまうす
再開は午前11時前までにはしますが、落ちてたら泣こうと思うます
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:52:12.86 feDF6PPc0
みてるよぉぉぉぉぉぉ!!!
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:54:22.63 KKV27eXVO
仕方ねーから今日は保守一徹になってやる
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:54:23.60 NdDDrnJ60
続けたまえ
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 09:57:03.37 bbUWAKMD0
クロックタワーかww
シザーマンかwww
続き気になる
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:02:19.39 Qma7/Ees0
何だキャラにあてはめるとかじゃないのか…
さわちゃんとかメアリー先生ピッタリじゃねえか
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:17:29.75 5OIhuXBIO
おーい、2chに金払ってまで依存してるスレスト豚さん。スレストしないの?仕事(笑)遅いよ?
もしもし(笑)に舐められてていいのかい?
べろべろばーwwwww
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:22:23.55 es788+JwO
事故のやつ喰らったな
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:30:32.38 37FIl8rM0
もう一個の落ちたな。なんで落ちたんだ?
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:32:33.06 7JGATPSF0
蛻ってかくのか
ほす
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:39:58.32 FIIWyrQC0
クロックタワー3か?
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:51:16.54 pQ1fojk5O
硫酸とかハンマーとかのやつか?
姉妹?のやつもあったっけ
このSSはシザーマンだけ?
41:保守ありがとうございます >>40 6割くらいオリジナル状態です
10/04/25 10:53:51.29 EVHvo66D0
再開
大切な後輩を探すために踏み出した方向とは逆、背後からグランドピアノの音が漏れてくる
唯「ピアノ・・・あずにゃんはピアノじゃないよね・・・」
突然ずれ落ちた音が聞こえ、範奏が止まる
唯「この音・・・弦を叩くような音・・・軽音部でも似た音を聞いたことがある・・・」
唯「たしかこの音は・・・」
唯「もしかして・・・」
考えるより先に足が動いていた
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 10:58:42.56 EVHvo66D0
音がした方向にあったのは、大層大きな屋敷
唯「もしかしてムギちゃんの家・・・なわけはないよね」
唯は大きな扉を開けた
唯「うわぁ・・・広いなぁ」
唯「(もしかしたらあずにゃんとムギちゃん、一緒にいるかも)」
思考を走らせたその時、背後の扉が"閉まった"
唯「えっ!?」
走り出しては止められ、また再び走り出す
扉は彼女が閉めたわけではない
ただそういう扉なのかもしれない しかし、状況が状況だけに殊更不安を煽る
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:00:18.23 EVHvo66D0
唯「ムギちゃ〜ん・・・いたら返事して?」
屋敷の中を探索し始めていた
閉じた扉から離れられなくなる前に
出来事は立て続けに起こる 突如としてグランドピアノの範奏が始まった
唯「うわっ!・・・びっくりした・・・」
唯「あ、でもこの音がする方に向かえばいいってことだよね・・・?」
通路を進み、いくつもある中から音がもれてくるドアを探す
聞き分けるのは容易だった 音には特に敏感な彼女であったから
唯「このドアも大きいなぁ・・・よいしょ・・・」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:04:41.12 EVHvo66D0
ドアを開けると大きなホールにでた
大きなホールに出た彼女は早速、違和感を感じ得ないわけにはいかなかった
客席に誰もいない、それどころか範奏者がいない、ライトがあたっていない・・・
何故、何故と疑問は沸くばかりだが、唯は足を止めるわけにはいかない
唯「むぎちゃーん?」
ホールに声が響く
唯「むぎちゃーん!」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:05:02.16 5OIhuXBIO
支援
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:08:00.05 EVHvo66D0
足を進めているとすぐにステージの上まで来てしまった
少し高い段差から、誰かいないかと後ろを振り向く
唯「誰もいないなんて・・・おかしいなぁ・・・」
唯「(みんな、大丈夫かな・・・)」
その刹那
振動、音、透き通りよく響く音色、グランドピアノの音
次々に突如として何が起こったか、耳が、脳が捉えていく
振り返るとそこには範奏があって、”範奏者”があった
唯「うえぁぁああ!!」
範奏者は探し人ではなかった
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:10:22.24 EVHvo66D0
澪「・・・」
律「なぁ澪」
澪「なに、律」
律「嫌な予感しかしない」
澪「あぁ・・・」
澪「トイレか、トイレにいくまでの道になにかある」
律「唯と梓は・・・いや、唯と梓も」
澪「・・・」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:13:38.72 pQ1fojk5O
オリジナルか
まあ見てるから続けろ
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:14:04.18 EVHvo66D0
律「先生達に伝えなきゃだめだ・・・!」
澪「まて律!」
律「なんだよ!」
澪「今迂闊に動くわけにはいかない!」
律「なんで!」
澪「もし、この部室の扉のすぐ前に原因があるとしたら・・・?」
律「今通ってきて無事で、私たちが部室に入ったその直後に危険になるかよ!?」
澪「私もあるとは思ってないよ、でも、それでもさわ子先生がくるまで動かないほうがいい・・・」
律「来るかわからないのに・・・!?」
律「それどころかもし本当に扉の前に何かあるとしたら先生だって入ってこれない・・・」
50:>>48 なんかごめん
10/04/25 11:20:48.26 EVHvo66D0
澪「確かに考えても仕方ないが動いてもどうにかなるわけじゃない・・・!」
律「じゃあどうしろってんだよ!」
さわ子「ちょりーっす」
律「あぁッ!?来た!?」
さわ子「な、なによその反応、びっくりするじゃない」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:22:13.25 EVHvo66D0
律「先生・・・! 唯、梓、ムギが・・・!」
・・・
さわ子「それはたしかに奇怪ね・・・」
澪「警察を呼んで学校内から捜査したほうが・・・」
さわ子「それは駄目よ」
澪「どうして!実際に被害者が・・・!」
さわ子「去年の話だけど」
さわ子「去年にも奇怪な事件はあったのよ」
律澪「!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:23:13.94 EVHvo66D0
律「覆面男が校内に?」
さわ子「その男はすぐどこかへいってしまったけどね」
さわ子「巨大な凶器を手に、血走った目で・・・獲物を探すように、ね」
律「(・・・?)」
さわ子「どこから出てきたかわからないし、どうやって入ったのかもわからない」
さわ子「もちろん通報はしたわ」
澪「それで、どうなったんです?」
さわ子「まともに取り合ってくれるわけないわよ」
さわ子「突然覆面の男が出てきた、なんて誰も信じないもの」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:26:15.19 EVHvo66D0
さわ子「教員の半数以上も自称目撃者のイタズラだと思って信じてない」
さわ子「私だって信じていなかったわ」
さわ子「今の今までね」
澪「先生・・・」
さわ子「とにかくここにいるのは危険、下校するわよ」
澪「あの、それって唯達は・・・」
さわ子「ほら、さっさと歩く!」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:28:29.49 EVHvo66D0
げんかん!
澪「それじゃあ、さようなら・・・」
律「(・・・何か引っかかってる、けどなんだこのモヤモヤは・・・!?)」
さわ子「さっきはあんな事いったけど」
澪「?」
さわ子「実は最初から信じていたわよ」
澪「どういうことですか?」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:30:22.02 pQ1fojk5O
>>50
別にいいのに
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:32:30.07 EVHvo66D0
さわ子「当時、同じような失踪者がいたのよ ま、その時は一日だけだったけど」
澪「唯や梓、ムギのように・・・?」
さわ子「そう でも戻ってきて、いまもこの学校に在学中よ」
律「っ! 誰ですか!?その人の話だけでも聞きたいんです!」
さわ子「それはね・・・」
さわ子「今失踪中の、琴吹紬ちゃんよ」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:34:37.76 EVHvo66D0
ステージから転げ落ち、腰を強打した
しかしその痛みも感じられないほど、唯は恐怖に駆られていた
唯「な・・・なに・・・」
範奏者は血まみれの女の子だった
髪から服に顔、指先までもが
しかしそれを気にすることもなく、いや、こちらに気づいていないのかもしれない
彼女は範奏を止めなかった 鮮やかに彩る音色が、ホールをただただ泳いでいく
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:38:18.81 EVHvo66D0
再びステージの上に登り、少女と少し距離を置きつつも、唯はその様子をただ見つめていた
恐怖心が徐々に消えていくにつれ、唯には余裕ができ始めていたのだ
唯「(話かけたほうがいいのかな・・・?話しても、大丈夫かな・・・?)」
唯「あの、こんにちは!・・・いや、こんばんはかな〜なんて・・・」
少女「・・・」
唯「ピアノすごく上手だね〜、私の友達もピアノやっててねー」
少女「・・・」
唯「あ、お名前はなんていうの?好きな食べ物なに?」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:40:21.59 EVHvo66D0
返事はひとつとして帰ってこない
少女はこちらに気づいていないことをハッキリと認識した
唯「(なんでだろ・・・もしかして幽霊?)」
唯「えっと〜今私の友達を探してるんだけど、少しでも何か」
音がずれ落ちた
唯「知らないかな〜って・・・」
ホールに唯の声だけが響いた
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:44:48.69 EVHvo66D0
唯「えっと〜・・・」
少女「グスッ・・・うぅ・・・」
唯「えっ!?大丈夫!?」
唯「ど、どうしよ 私とお話するの嫌だったかな?」
「今すぐそこを離れて!!!」
唯「えっ!?」
視界に何か飛び込んできた、いや、落ちてきた気がした
少女「キャアアアアッッ!!!!」
グランドピアノが、何かによって砕け散った
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:46:41.22 EVHvo66D0
唯の目の前にあったはずの楽器は見るも無残な姿になっていた、いや、なっている
そしてその高貴な楽器を踏み潰した男がいた
唯「あ・・・あ・・・」
大男「ヒヒ・・・ッ!!ハァハァ・・・」
大男は不気味に笑みを浮かべては、ピアノを粉々に打ち砕いている
その手に持つ巨大な槌で
唯「え・・・なにこれ・・・」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:49:34.37 EVHvo66D0
無意識のうちに呟いた一言は、小さく、しかし確実に大男の耳に届いた
大男「見ツケタ・・・ゾオオオ!!」
大男は大声を上げ、ホール一面に声を響かせた
「その男から早く離れて!」
負けず劣らずの声量で、誰か女の人の声が聞こえた
そして声が空気に消えるよりも早く、大きな槌が空を切る
唯「うわわ・・・」
拙く槌を避けつつ、声がするほうに躓きそうになりながら走っていく
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:50:16.44 cHxBXUKJ0
/| /l
シャキン ||//ミ
シャキーン! ||/
/Oヽ
((/∧ヘ))
/⌒)/つ′
/ /~||
/ / || このスレを見てると、子供のころに戻ったようで。安心する。
/ /_ / / 自分が馬鹿だからなのか、馬鹿になりたいからなのか、
f /^p^)/ 常識とか捨てて適当に生きていきたいと強く思う。>>1乙
| /
| /⌒)
| // /
丶_| /
| ||
ノ (_ 丶
/ ノ し′
/ /
( i
丶つ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:53:02.96 EVHvo66D0
後ろからとってわかる程に追跡されている、その足音、荒い息遣いと共に
それが徐々に大きく、近くなっていっている気がする
2m程もあったであろう大男から、普通の女子高生が逃げるのには相当のプレッシャー、恐怖がある
唯「ハァ・・・ッハァ・・・」
「この指輪を持ってすぐにどこかに隠れて、早く」
唯「は・・・はい・・・っ!」
すれ違い様にかけられた声に、必死で返事をする
顔を見てる余裕なんてなかった 声を聞き分けることもできなかった
ただ、相手も制服を着てたということだけ覚えていた
いわれた通りに、指輪を強く握り締め、虫取り網から逃げる虫のごとく部屋を抜けていった
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:57:24.26 pQ1fojk5O
ハンマーかwww
主人公、なんかすごいことして倒すんだよな
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 11:58:21.09 EVHvo66D0
唯「ハッ・・・ハッ・・」
唯「(さっきから足の震えがとまらないよ・・・)」
唯「(さっきの指輪・・・なんだろ)」
唯「(隠れる場所なんてないよ・・・)」
唯「(さっきの人大丈夫かなぁ・・・)」
唯「(ムギちゃん・・・あずにゃん・・・)」
唯「(どこにいるの・・・?)」
唯は身体的に、精神的に、かなり疲労していた
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:03:13.35 EVHvo66D0
えんとらんす!
唯「玄関まで来た・・・あの変な人も追ってこない・・・」
周りを見回しても荒れた金庫と、さっきの扉の他に、先ほどの通路しか見当たらない
唯「さっき閉じた扉・・・」
唯「(お願い、開いて・・・!)」
扉はまるで鉛でできているかのごとく、びくともしなかった
それがトイレのドア、事の発端を少しでも想起してしまって
唯「もう泣きそうだよぉ・・・」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:06:27.32 EVHvo66D0
その後外に出られそうな場所を探すうちに、鍵のついた扉を見つけた
唯「ここも・・・開いてないかな・・・」
半ば諦めながら軽くドアノブに手をかけると、
まるで誰かが既に開けていったようにあっさりと開いてしまった
唯「うわわっと」
精神的にも身体的にも疲労、脱力しきっていた唯は、突如の出来事に躓く
唯「いたぁ・・・」
唯はまた力なく、しかし急ぎ歩き始めた
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:09:35.29 EVHvo66D0
階段を上るとまた扉、開けて進むと楽器倉庫のようなものが見えた
唯「わ、楽器が一杯・・・」
唯の興味は楽器に惹かれ、恐怖心などすっかり忘れてしまっていた
唯「これなんだろ・・・ギターにちょっと似てる・・・けどすっごいでかいね!」
しかし、その瞬間激しい金属が響きわたる
唯「っ!!」
すぐ近くの楽器ケースに身を隠す、"誰かきた時"に見つけられないように
次いで足音が聞こえてくる
唯の心臓の鼓動は血を逆流させるように 頭の血が下がりつつも激しく脈を打っていた
誰か、楽器ケースの裏に足音が弾んだ
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:12:58.46 EVHvo66D0
「・・・見つけた!」
唯「いやっ・・・!!」
唯「やだよこないでーっ!!」
全力でケースやら何やらとにかく投げつける 相手が怯んでくれることを祈って
しかしその抵抗は無意味であることに、すぐに気づいた 気づかされた
楽器ケースを盾に飛来物を防ぎきった誰かは、顔を少し覗かせた
紬「ゆ、唯ちゃん! 私よ、紬よ」
唯「や・・・あ・・・む・・・」
唯「ムギちゃん・・・!」
少しだけ視野が広くなった気がした
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:15:54.85 EVHvo66D0
ひとまず紬と合流した唯は、少しずつ平静を取り戻していった
唯「ムギちゃんがいてくれてよかった〜!」
紬「唯ちゃん一人だと心配だものね・・・」
紬「・・・唯ちゃん」
唯「ほえ?何?」
紬「せーの、の合図でこの荷物の山を思いっきり押し倒して」
唯「えっ?」
紬「いいから、ね?」
唯は近くから、鈍重で聞き覚えのある足音が聞こえていることだけ理解した
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:17:58.05 7JGATPSF0
dkdk
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:19:28.56 EVHvo66D0
書き溜め切れたオワタ
私用と書き溜めてくるので再開は5時くらいになりそうですが、
保守していただければ完結するまでは頑張って続けます
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:23:52.35 EEs29TvmO
保守!
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:24:12.37 vr/2yxfB0
支援する、ほす
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:25:01.64 BqK9GZCF0
俺は夜まで見れないが続きを待ってる
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:38:13.90 pQ1fojk5O
(・`ω・´)b
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:40:21.28 sIF7jo+rO
3ベースってことは
欝展開が…
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 12:56:12.46 iobANNcAO
ん?
ほしゅ
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 13:08:59.43 qqbRCpw60
ほ
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 13:36:51.79 7JGATPSF0
ほ
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 13:37:02.80 blURGFhe0
おらおらおらおろあろあおらおらお
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 13:44:57.07 EEs29TvmO
∈(゚◎゚)∋
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 13:55:00.80 sJ2NezCG0 BE:1548487875-2BP(1159)
sssp://img.2ch.net/ico/2hikky.gif
z
!vip2:stop:
---
見習い戦士のふつうの攻撃
MP298使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 13:55:08.73 hADihWuB0 BE:1809585465-2BP(1367)
sssp://img.2ch.net/ico/giko1.gif
q
!vip2:stop:
---
見習い戦士のふつうの攻撃
MP353使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 300)
このスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (600/1000)
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/25 13:58:04.90 c4mws6wv0 BE:345468724-DIA(113188) 株主優待
sssp://img.2ch.net/ico/u_sasu.gif
a
!vip2:stop:
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グランドプリーストのかなりの攻撃
MP227使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 600)
このスレは5回目のダメージを受けた (750/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは6回目のダメージを受けた (900/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは7回目のダメージを受けた (1050/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは8回目のダメージを受けた (1065/1000)
このスレは・・・
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