ジュン「真紅って要はダッチワイフだろ?」 at NEWS4VIP
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350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:49:35.86 gM3cyjy/P
―― ジュンの部屋 ――


雪華「大変ですわ 一大事ですわ 紅薔薇のお姉様」

真紅「あら白薔薇 何よ慌てちゃって 貴女らしくもない」

雪華「以前 購入した重機で私のフィールドの庭を掘っていたんです」

翠星「おま…… まだミョウバン採掘をやっていたのですか?」

雪華「いえ ミョウバンは大した稼ぎにならないので油田を探していました」

真紅「油田て…… どんだけアメリカンドリームってるのよ」

雪華「そしたら石油よりもとんでもない物を掘り当ててしまったんですの」

真紅「とんでもないもの? 巨神兵とか?」

雪華「そんなものではありません ああ思い出すだけでも恐ろしい とてもとても恐ろしい」

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:49:46.52 MbtvqaEbO
てっきり落ちたかと……

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:51:48.51 gM3cyjy/P
雪華「あんな恐ろしい物を私は見つけてしまった これからどうすればいいのでしょう」

雛苺「埋めれば?」

雪華「……」

真紅「そうね 埋めてしまえばいいのだわ」

翠星「そうです 見つけなかったことにすれば万事解決です」

雪華「あの……」

雛苺「うぃ?」

雪華「お姉様方は私が掘り当てた物に興味は無いのですか?」

真紅「1ナノグラムも無いわね」

翠星「どうせロクなもんじゃねーですぅ」

353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:53:14.40 gM3cyjy/P
雪華「……」

真紅「ほら さっさと帰って埋めなさいよ その恐ろしい物ってのを」

翠星「そうですそうです」

雪華「えぇと…… 埋めるの手伝ってくれませんか?」

雛苺「え〜 めんどうくさいの」

真紅「私は嫌よ」

翠星「翠星石もです」

雪華「……タダでとは言いませんわ 1000円払います」

354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:54:29.64 gM3cyjy/P
真紅「2000円」

雪華「1200円」

真紅「1800円」

雪華「1400円」

真紅「1700円」

雪華「1500円」

真紅「1600円」

雪華「1550円」

真紅「OK 1550円で手を打ちましょう」

355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:56:03.68 gM3cyjy/P
真紅「というわけで かまってちゃんの末妹のフィールドへ行ってくるのだわ」

翠星「留守をよろしく頼むです」

雛苺「よろしくなの」

JUM「……留守がどうのこうのじゃなくて ここは僕の部屋なんだが」

真紅「本日も過酷な任務に耐える自宅警備員殿に敬礼!」

翠星『
雛苺   アイアイサー! 
雪華              』

JUM「嫌がらせが済んだら さっさと行けよ」

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:57:54.88 gM3cyjy/P
―― 白薔薇のフィールド・第42951世界 ――

真紅「さて そのとんでもない物ってのはどこなの白薔薇?」

翠星「あれ? 白薔薇がいないですよ?」

雛苺「さっきまでここにいたのよ」



重機「ガココ……」



雛苺「パワーショベルがやって来たの!」

翠星「ああ あれを取りに行っていたのですね」

真紅「なかなか運転上手じゃない あの子」

357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:59:15.66 gM3cyjy/P
重機「すいません お待たせしました」

翠星「ユンボが喋ったです!?」

雛苺「運転席には誰もいないのよ」

重機「あ……それは……」

真紅「あなた 白薔薇?」

重機「はい この重機に憑依しています 私自身はアストラルなので」

翠星「随分と便利なヤローですぅ……」

重機「掘り当てたポイントまでは少し距離があるので お姉様方は私に乗って下さい」

真紅「本当に便利なのね 貴女って」

358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:06:16.36 gM3cyjy/P
翠星「♪燃える男の〜 赤いトラクター」

真紅「♪それがお前だぜ〜」

雛苺「♪いつも仲間だぜ〜」

重機「あの…… この機体は単なる中古ユンボなんですが 色も赤くないですし」

翠星「いいんですよ細かいことは」

真紅「雰囲気よ 雰囲気」

雛苺「今が楽しければそれでいいの〜」

重機「そ……そういうものですか」

翠星「♪さあ行こう〜 さあ行こう〜」

真紅「♪この大地のふところに〜」

雛苺「♪さがそう〜 二人の花を」

359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:15:35.62 gM3cyjy/P
―― 10分後 ――

重機「着きました ここです」

真紅「地面に穴が空いてるのだわ」

重機「私が掘った穴です この奥に……」

翠星「それじゃあ ちゃっちゃと埋めるでーす!」

雛苺「はいなの〜」

重機「ちょ……ちょっと待って下さい」

真紅「何? 白薔薇?」

360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:20:12.29 gM3cyjy/P
重機「折角だから 奥にあるもの見てから埋めませんか?」

翠星「別にいいです 知らない方が良いことも世の中にはあるです」

雛苺「そうよ そうよ」

重機「そんなことを言わずに是非……」

真紅「やれやれ なんだかんだで 見せたくて仕方が無かったのよね」

雛苺「もったいぶらずに最初から素直になればよかったのよ」

重機「す……すいません」

361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:26:55.55 gM3cyjy/P
―― 穴の奥底 ――

雪華「あれです」←重機のままだと奥まで進めないのでアストラルに戻った

翠星「どれです? 行き止まりで何もないじゃ……」

真紅「下の方を良く見なさい 翠星石」

翠星「これは……階段?」

雪華「そうです 階段です」

雛苺「それがどうかしたの?」

翠星「は! まさか 階段=怪談=恐ろしい というアストラルジョークですか!? 白薔薇!」

雛苺「そんな安易なギャグはカナにしか受けないわよ」

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:34:30.44 gM3cyjy/P
雪華「いえ そういうことじゃなくてですね」

真紅「Nのフィールドの地下に人工物が見つかったということよ
    しかも階段ということは さらに奥に何かがあるということ」

翠星「何か……て何です?」

雪華「分かりません」

翠星「ふーむ なんだかお宝の匂いがするですね」

雛苺「探検するの!」

真紅「そうね くんくん探検団 結成よ! 勿論リーダーは私!」

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:38:57.57 gM3cyjy/P
雪華「い……いけません 皆で埋めようって決めたのでは?」

真紅「ここから先は暗いから 人工精霊を明かり代わりに使うわよ ホーリエ!」

翠星「よし出番ですよ スィドリーム!」

雛苺「頑張ってなの ベリーベル!」

雪華「ちょっと駄目ですってば 危ないですってば」







一生懸命 姉達を止めようとしている雪華綺晶であるが
本当は最初から皆で探検したかったのだ



364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:47:06.11 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B1F ――

真紅「くんくんレッド!」

翠星「くんくんグリーン!」

雛苺「くんくんピンク!」

雪華「く……くんくんホワイト……」

真紅『
翠星   四人揃って!
雛苺     くんくん特選隊!!
雪華                   』



雪華「……くんくん探検団だったのでは?」

真紅「雰囲気よ 雰囲気」

翠星「お前は空気みたいな存在なのに 空気読めない奴ですね」

雪華「アストラルと空気は全然違います」

雛苺「どっちでもいいのよ」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:50:15.42 gM3cyjy/P
真紅「それよりも階段を下りたのはいいけれど……」

翠星「迷路ですか? ここは」

雪華「何かの遺跡のようです」

雛苺「けっこう広そうなの」

真紅「床も壁も 明らかに人が作った構造ね」

雪華「いったい誰が?」

翠星「こんな大仕掛けをNのフィールドに用意できるのは……」

雛苺「きっと お父様だけなの」

雪華「そういうことになりますか」

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:58:46.40 gM3cyjy/P
兎魔「ああ 忙しい 忙しい」

真紅「あなた……ラプラスの魔!?」

兎魔「おや? これは奇遇ですね五番目のお嬢さん
   それに三と六と七番目のお譲さんまで」

翠星「どうしてお前が此処に!?」

真紅「あなたがいるということは 近くにお父様が?」

兎魔「それは言えません それは教えられません
    ゆっくりとお話しすることもできません ああ 忙しい 忙しい」

367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:05:31.50 gM3cyjy/P
兎魔「それではアデュー」



雛苺「あ! 待ってなの」

雪華「行ってしまいましたね なんとも足の速い」

真紅「しかし お陰でこの遺跡に何かあるのは間違いないことが分かった」

翠星「俄然やる気が出てきたです」

雛苺「前進あるのみよ」

真紅「取り敢えずはラプラスの魔が走って行った方に進んでみましょう」

368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:11:13.90 gM3cyjy/P
??「……ガサガサ」

真紅「皆ストップ! 前の暗がりの隅に何かいる!」

翠星「どこです!?」

??「ピキーーーッ」

翠星「うわぁ!!」

真紅「危ない翠星石 ローズテイルッ!!」

??「ギエピーーッ!!」

翠星「な……なんですか 今のは!?」

雪華「こっちで目を回してノびています 今襲いかかって来た生き物が」

マムル「きゅ〜〜〜……」

真紅「何これ? ドブネズミが四肢をもがれたような可哀想なフォルムね」

翠星「随分と無駄に辛辣な評価を下すですね」

369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:13:32.21 6t+PSWHo0
不思議のダンジョンだと…

370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:16:39.62 gM3cyjy/P



♪いよ〜ぉ!どどどんどん!はっ!!

真紅達はレベルが上がった!!



雪華「やりましたね お姉様 レベルが上がったみたいですわ」

真紅「レベルって何よ? それに この妙に威勢の良い効果音は!?」

雪華「今 分かりました ここは不思議のダンジョンです
    そして そこのネズミはマムルと呼ばれるモンスターです」

雛苺「ふしぎのダンジョン?」

翠星「それってトルネコやシレンやディアボロのアレですか?」

雪華「詳しいですね 翠のお姉様」

翠星「そりゃまあ チビ人間の家だとテレビかゲームぐらいしか楽しみが無いですから」

真紅「ちょっとちょっと 二人だけで納得していないで私と雛苺にも説明を……」

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:19:52.71 gM3cyjy/P

【ルール】

入るたびに形の変わる不思議なダンジョン
階段を見つけてどんどん地下へと潜る
階段を下りると前の階へは戻れない
モンスターとか罠とかアイテムとか色々仕掛けがある





真紅「なるほど シンプルね」

翠星「なかなかどうして奥が深いですよ このゲームは
    翠星石はどの不思議シリーズでも最初のイベントダンジョンぐらいしか
    まともにクリアできたためしがないです」

雪華「私も似たようなものです」

雛苺「不安になってきたの」

真紅「何にせよ後には退けないんだから 進むしかないわね ほら 行きましょ」

372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:25:07.95 gM3cyjy/P
―― 2分後 ――

翠星「お! 下へ降りる階段を発見です!!」

真紅「簡単に見つかったわね」

雛苺「わーい」

雪華「待って下さい お姉様」

雛苺「ふぇ? なんで? 降りないの?」

翠星「まだ このフロアを探索しきって無いです」

雪華「レベルも先刻のマムルを倒して1つ上がっただけ」

真紅「それが何か?」

雪華「不思議なダンジョンは階を下りるごとに難しくなるのです」

翠星「できるだけ難易度の低い階層の内にアイテムを揃えるのが安全策ですぅ」

雛苺「え〜?」

真紅「面倒ね」

翠星「ここをおろそかにすると あとで泣きを見るです」

雪華「階段の位置を覚えた上で もう少し付近を探しましょう」

373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:28:25.99 gM3cyjy/P

真紅「……で なんとか落ちているアイテムを集めることが出来たのだけど」



紫色の草
茶色の草
イヌの絵柄の巻物



翠星「これは非常に厳しいです……」

雪華「まさか未識別の状態だとは」

雛苺「みしきべつ?」

翠星「使ってみないと分からないってことです」

真紅「使ってみないと?」

雪華「草なら食べてみる 巻物なら読んでみるといった感じです」

真紅「厄介ね」

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:34:14.20 gM3cyjy/P
翠星「一回使っておけば次からは識別状態になるです」

雪華「モンスターもあらかた片付けて安全な階段前で処理しましょう」

真紅「よく分からないけど ここは経験者のお二人に従うのだわ」

雛苺「うぃ」

翠星「じゃあ 巻物から読んでみるです」

雪華「識別の巻物の可能性もありますからね」



翠星石はイヌの絵柄の巻物を読んだ!
なんとイヌの絵柄の巻物は『聖域の巻物』だった!
この巻物は地面に置いて使おう!



翠星「……」

雪華「……」

雛苺「なにが起きたの?」

真紅「聖域の巻物って何?」

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:40:38.98 gM3cyjy/P
翠星「があああああああ!!」

雪華「落ち着いて下さい翠のお姉様! 気持ちは分かりますが落ち着いて!!」

翠星「んなアホなあああああああ!!」

雛苺「こんなに怒っている翠星石は久しぶりに見るわ」

真紅「蒼星石のローザミスティカを水銀燈に横取りされた時以来ね」

翠星「っざけんなよ もぉ〜〜〜!! 何でもう聖域の巻物が出てくんだよ ファーーーック!!」

雪華「お姉様! 有り得ないぐらい口調が荒れていますわ!!」

真紅「これが噂のゲーム脳ってやつ?」

雛苺「たぶん違うと思うの」

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:45:40.00 gM3cyjy/P
翠星「聖域が……聖域の巻物が……」

雪華「ま……まあ 早いうちに聖域が識別できて良かったじゃないですか
    きっとすぐに二枚目が見つかりますから ね?」

翠星「うぅ……」

雪華「それじゃあ 草の識別とまいりましょうか」

真紅「これは食べてみないと分からないのよね」

雪華「はい そうです ところでお姉様」

雛苺「うゅ?」

雪華「お腹空いていませんか?」

雛苺「そう言われてみれば……」

雪華「では この紫色の草をどうぞ 少しはお腹の足しになりますので」

雛苺「ありがとうなの いただきま〜す!」

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:49:03.32 gM3cyjy/P

雛苺は紫色の草を食べた!
紫色の草は『混乱草』だった!



雛苺「ウォォ〜アンマァ〜 キャハァ! カハァ! ケハァ!」

真紅「ちょっと! どうしたの雛苺!?」

雪華「紅薔薇のお姉様! 勝手に動き回らないように彼女を押さえつけて下さい!」

雛苺「あばばばばばっばば!」

真紅「雛苺! しっかりなさい雛苺!!」

雪華「もう少しです もう少し経てば正気に戻るはずです」

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:01:50.20 gM3cyjy/P
雛苺「おばま……? あれ? ヒナは今までいったい」

真紅「ふう…… どうやら治ったみたいだけど 白薔薇 雛苺に何が起きたの?」

雪華「それは……」

翠星「アイテムの中にはマイナス効果を持つものも多いんですよ」

真紅「ということは 貴女は姉に毒見役をさせたのね!?」

雪華「……」

雛苺「ひどいの!」

真紅「この落とし前はきっちりつけさせてもらうのだわ! 翠星石! 雛苺!」

翠星「合点です!」

雛苺「うぃ!」

379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:06:22.54 gM3cyjy/P
雪華「何を? 離して下さい二人とも!」

真紅「いかにも体に悪そうな この茶色の草! 貴女で試させてもらう」

雪華「やめてください! 私はアストラルだから物を食べたりできな……」

真紅「そんな便利な設定! 誰も認めないのだわ」

雪華「ひぃぃ……」

翠星「おら! 観念しろですぅ」

雛苺「歯ぁ食いしばれなの」

雪華「誰かーー! 火事でーーーーす!!」

真紅「人を呼ぶのに最も適した叫び声をあげても無駄よ!」

翠星「ここには私達しかいないです!」

雛苺「おうじょうぎわが悪すぎるのよ」

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:11:05.68 gM3cyjy/P

真紅は雪華綺晶に茶色の草を飲ませた!
茶色の草は『ドラゴン草』だった!



雪華「ゲプッ……」



雪華綺晶は火を噴いた!
真紅に60ポイントのダメージ!
真紅は倒れた!



真紅「ぬわーーーーっっ」



雪華「……」

翠星「……」

雛苺「……」

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:15:52.41 gM3cyjy/P

翠星「ある意味 火事だったですね」

雪華「わ……私は悪くない だってお姉様方が無理やり……」

雛苺「そんなことより真紅が倒れたあと 光に包まれて消えちゃったわ! ホーリエも!
    もしかして死んじゃったの!?」

翠星「いや ゲームシステム的に考えて 最初の場所に戻されただけです」

雛苺「さいしょのばしょ?」

雪華「とにかく死んではいないということです」

翠星「それにしてもB1Fにして いきなり仲間が一人減るとは災難ですぅ……」

382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:19:00.13 gM3cyjy/P

♪いよ〜ぉ!どどどんどん!はっ!!

翠星石達はレベルが上がった!!



雪華「あ でも紅薔薇のお姉様を倒したと見なされてレベルが上がりました」

翠星「なんで仲間を倒してレベルが上がるですか?」

雪華「アリスゲーム用に若干システムがマイナーチェンジされているようです」

雛苺「お父様もいいところがあるの」

翠星「いや これは明らかに仲間割れを誘発するシステムですよ」

雪華「えげつねぇですわ」

383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:24:22.53 gM3cyjy/P
翠星「げに恐ろしきは お父様」

雪華「これは私達を試す試練なのでしょうか」

雛苺「でも負けないのよ」

翠星「そうです! だって翠星石達はまだ降り始めたばかりですよ」

雪華「この果てしなく深い……薔薇乙女坂を!」



未完

384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:46:04.02 DYF9o4KZP BE:2651616959-2BP(2970)
sssp://img.2ch.net/ico/aka.gif
おい、やっと追いついてwktkしてたとこなんだぞwww

385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 22:59:25.50 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B2F ――

翠星「安らぎの緑の大地! くんくんミント!」

雛苺「はじけるうにゅ〜の香り! くんくんストロベリー!」

雪華「ホ……ホワイトローズは皆の心 羽ばたけフレッシュ くんくんエンジェル!」



翠星『 三人揃って……
雛苺   Yes! フォーリンラブ!!
雪華                       』



雪華「……これ 階段降りるたびにやるんですか? あと最後 芸人になってましたよ」

翠星「うっさいですね こういう長丁場はモチベーションの維持が大切なんです!」

雛苺「一人だけ新しめのをチョイスしておいて何様のつもりなの〜」

翠星「エンジェル(笑)」

雪華「……」

386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:11:24.01 gM3cyjy/P
―― ジュンの部屋 ――

真紅「ぬわーーーっっ」

JUM「ゲフゥッ!?」←寝てたら真紅が上から落ちてきた

真紅「ジュン!? ということは……ここは私の部屋!?」

JUM「僕の部屋だ!!」

真紅「どうやら あの不思議なダンジョンで倒れると ここに送り返されるようね」

JUM「?」

真紅「それにしても忌々しいのは白薔薇…… よくもこの私を!」

JUM「何か焦げ臭いぞ お前」

387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:18:11.56 gM3cyjy/P
真紅「しかも ここに戻らされたのは私だけ
    あの三人はリーダーたる私を見捨てたまま ダンジョンを進んでいるに違いない!」

JUM「何の話をしてるんだ?」

真紅「許せない! 何としてでも あの三馬鹿姉妹に先んじなければ!!」

JUM「真紅さーん 僕のことは完全に無視ですかー? もしもーし」

真紅「とは言え 今から追いかけたところで……」

JUM「おーい! 不人気ー!」

真紅「それに私は不思議のダンジョン初心者」

JUM「赤いだけが取り得のカマトト日和見さん 聞いてますー?」

真紅「一人ではどうしても心許ない……」

JUM「真紅って要はダッチワイフだろ?」

真紅「……仲間を集めなければ! できればダンジョンゲー熟練者を!!」






JUM「行っちゃった…… 最後までオールスルーかよ
    好きの反対は嫌いじゃなくて無関心とも言うらしいが……」

388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:26:33.28 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B5F ――

翠星「あれからそれなりにアイテムが出続けているですし」

雪華「運のいいことに『どうたぬき』も拾えました」

雛苺「モンスター達も いちげきよ!」

雪華「けど 順調に進み始めてくると 思い切った識別がやり辛くなってきますわね」

翠星「ですね そろそろ呪われてるアイテムとか出そうです」

チンタラ「チョキプリイイイイイ!」

雛苺「モンスターなの!」

翠星「おっと 待つですよ雛苺 こいつを倒す前に
    さっき拾った『ケヤキの杖』の効果を確かめておかないと」

雛苺「うぃ!」

389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:33:48.99 gM3cyjy/P
雪華「では 私が振らせていただきます」



雪華綺晶はチンタラに向かってケヤキの杖を振った!
チンタラは『薔薇水晶』になった!



薔薇「……?」

雪華「……」

翠星「……」

雛苺「……」

薔薇「ここは……どこ……?」

翠星「えーと……」

薔薇「翠星石に雛苺に…… 雪華綺晶?」

雛苺「なんでチンタラが薔薇水晶になったの?」

雪華「このケヤキの杖…… おそらくは」

翠星「『身代わりの杖』ですね」

390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:35:08.44 qOmtffR30
ばらしーかわいい

391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:41:01.63 gM3cyjy/P
薔薇「あの……? 貴女達が私をここに呼び寄せたので?」

翠星「い……いや 知らないです! お前は夢遊病っぽいから
    寝てるうちにここに来ちゃったんじゃないですかぁ!?」

薔薇「……なるほど」

雪華(納得した!?)

雛苺「き…… きっとエンジュ先生が心配してるから
    早く帰ってあげたほうがいいのよ!」

薔薇「そう……ですね では 御機嫌よう」

翠星『
雛苺  御機嫌よう〜
雪華            』

392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:47:05.71 gM3cyjy/P


翠星「行っちまいましたね 明りも持たずに」

雪華「夜目が利くんじゃないでしょうか?」

雛苺「でも 身代わりの杖の効果ってこれだけなの?」

翠星「もうすぐ分かるですよ 多分」





薔薇「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜」



♪いよ〜ぉ!どどどんどん!はっ!!

『あなぐらマムル』はレベルが上がって『洞窟マムル』になった!





雪華「こういう効果です」

雛苺「良く分かりましたなの」

393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:54:02.42 gM3cyjy/P
翠星「それじゃ薔薇水晶がやられた所へ行くです」

雛苺「どうして? あっちはヒナ達がやって来たほうよ?」

雪華「洞窟マムルを狩るのです」

翠星「『吹き飛ばしの杖』を持っているですからね こいつで洞窟マムルを倒せるです」

雛苺「?」

雪華「洞窟マムルはこの階層としては非常に多い経験値を持っています
    防御力がやけに高く 殴り合いでは今の私達は負けてしまいますが
    反面HPは非常に低く 吹き飛ばしの杖などを使うと楽に倒せる『美味しい敵』なのですわ」

雛苺「ほへぇ〜」



この後も翠星石達は身代わりの杖の回数が無くなるまで
薔薇水晶→洞窟マムルのコンボを繰り返し レベルをそれなりに上げることに成功した

394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:58:32.64 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B1F ――

蒼星「靴擦れラピ子!」

水銀「鷹の目お銀!」

真紅「ならずものルビー!」

金糸「乙女ばn

水銀『 みんな揃って!
真紅   くんくん紅サソリ隊ッ!!
蒼星                    』

金糸「……」

真紅「決まったわね」

水銀「ええ 最高のファイティングポーズよ!」

蒼星「ここまで連帯感の強い僕達なら この遺跡も難なく踏破できるはずさ!」

金糸「……」

395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:03:59.47 gM3cyjy/P
真紅「この中で不思議のダンジョンゲーム経験者は蒼星石と金糸雀の二人! 頼りにしているわ」

蒼星「まかせて!」

金糸「大船にのったつもr

水銀「アイテム見つけたわぁ!!」



水銀燈は『赤色の草』を拾った!



蒼星「よし! 未識別のアイテムは全部 金糸雀で試すんだ」

水銀「了解!」

真紅「ドラゴン草の可能性もあるから金糸雀の真正面に立っては駄目よ 水銀燈」

396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:06:39.95 dyoiQrtM0
支援

397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:08:03.65 sYNxQIGvP
金糸「ちょ…… ちょっとm



水銀燈は金糸雀に赤い草を飲ませた!
赤い草は『薬草』だった!
金糸雀の体力が回復した!



水銀「ちっ……」

真紅「なんだ ただの薬草か」

蒼星「面白みに欠けるね」

金糸(え? なに? このみんなのリアクションはッ!?)



この後も金糸雀の体を張った識別作業が続き
『めぐすり草』『ちからの種』『かなしばりの杖』『鈍足の札』などを識別



真紅「これでこの階で拾ったアイテムは全部確認できたわね」

金糸「致命的なマイナス効果に当たらなくて ほっとしたかしら」

398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:12:13.74 sYNxQIGvP
蒼星「まだこれがある 『重い盾』だ」

金糸「ちょ……!!」

水銀「これはもう分かっているじゃない」

蒼星「いや 呪われている可能性がある 金糸雀に装備させて確かめてみるべきだ」

金糸「待ったかしら! 確かに重い盾は強い防具だけど
    デメリットの方が大きすぎるのかしら 敵が弱いうちは無理に付けなくt



蒼星石は金糸雀に重い盾を装備させた!
なんと重い盾は呪われていた!
金糸雀は重い盾を外せなくなった!
金糸雀はお腹が減りやすくなった!




399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:16:57.22 sYNxQIGvP

金糸「あああ……っっ」

蒼星「やっぱりか」

水銀「蒼星石の勘は頼りになるわね」

真紅「貴女が仲間で本当に助かるのだわ」

蒼星「いやあ それほどでも」

金糸「くうう……」

蒼星「大丈夫さ金糸雀 拾った物は全部君に食べさせるし
    『おはらいの巻物』とかも きっとすぐ出るはずだよ」

金糸(……はめられたっ!!)

400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:22:48.08 sYNxQIGvP
―― 謎の遺跡・B9F・翠星石チーム ――

雛苺「なんか単調になってきて飽きてきたわ」

翠星「それだけ私達が順調って事ですぅ」

雛苺「このふしぎなダンジョンって どれぐらい続くの?」

雪華「さあ…… 短い所だと もう終わっても良さそうなところですが」

翠星「最初から未識別のアイテムが出るようなダンジョンですよ
    少なくとも30Fはあると見ておいた方がいいです」

雪華「下手したら99Fですね」

雛苺「そんなにも!? もうダメ! 疲れたのよ 歩けな〜い!」

翠星「確かに歩き尽くめは疲れるですね」

雪華「ゲームだと気をつけるのは空腹度だけでしたのに」

翠星「いや プレイヤーの精神的な疲労も ゲームでのミスを誘うステータス異常の一つです」

雪華「なるほど そういう見方も出来ますわね」

翠星「何はともあれ 休めそうなところを探しながら冒険を続けるです」

401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:25:26.51 gadVEBn1O
何でローゼンスレなんて立ってんだ
てかこいつは前に桃鉄やってたやつか

402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:28:59.64 sYNxQIGvP
―― B10F・気狂い茶屋・翠星石チーム ――

翠星「とか言っているそばから休憩所っぽいところを発見ですぅ!」

雪華「渡りに船ですわ」

雛苺「助かったの…… もうくたくたよ」

翠星「お 誰か小屋の前に立っているです 住人さんですかね?」

三月兎「ようこそアリスの皆様 ここは来訪者に一時の安息を提供する『気狂い茶屋』」
帽子屋「ようこそアリスの皆様 ここは来訪者に永劫の怪異を提供する『気狂い茶屋』」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

翠星「な? 何を言っているんですか お前達は? それにその動物みたいな格好は……!?
    ラプラスの魔の仲間ですか!?」

三月兎「ラプラスの魔は私達の王」
帽子屋「ラプラスの魔は私達の奴隷」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

翠星「? ……!?」

雛苺「ワ……ワケが分からないの」

403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:34:34.37 sYNxQIGvP
雪華「貴方達の家で休ませて頂きたいのですが…… いいのですよね?」

三月兎「勿論です アリスの皆様 お代もいりません 心ゆくまでご自由に」
帽子屋「論外です アリスの皆様 タダはいけません 自らを由とできない」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

雪華「……」

翠星「なんか……帽子の人だけ言っている事が変です 怒っているですか?」

三月兎「帽子屋の気狂いが始まった 帽子屋の気狂いが始まった
     アリスの皆様 帽子屋の問いに答えてはいけない
     帽子屋に答えては茶屋の休みを得られない」

雛苺「え? え?」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

翠星「なんですって? カラスと机ぇ?」

冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

雪華「……」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

三月兎「答えてはいけない 答えてはいけない」

雛苺「こ……この人たちは何を言ってるの?」

404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:34:58.83 JOMik2ym0
紅さそり隊懐かしいな

405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:41:56.60 sYNxQIGvP
翠星「やい! 謎々なら もうちょっと分かりやすく言いやがれです
    カラスと机のどこが似ているというんですか!?」

帽子屋「どこが似ているって? この二つ そっくりじゃないですか
     私の庭には引き出しが五つある四角いカラスが来てガタガタ遊ぶ
     私の机は私が夜更かししていると『もう寝ろよ阿呆阿呆』と鳴くんです」

翠星「く…… さらにワケ分からんです」

三月兎「帽子屋の問いに答えてはいけない 帽子屋の問いに答えは無い」

雛苺「答えが無い?」

翠星「はぁ?」

帽子屋「大ガラスと書き物机 あまりにそっくりで見分けがつかない 何故です? 何故だ?」

雪華「……」

三月兎「帽子屋の問いに対する答えは沈黙 答えてはいけない
     答えると不正解 沈黙が正解」

雛苺「ちんもくが正解?」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

翠星「三月兎の方は さっきからわりとまともな物言いです
    言われるとおりに黙っていればいいのですか?」

406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:45:50.99 sYNxQIGvP
帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

雛苺「……」

雪華「……」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

翠星「……」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

雪華「……」

翠星(きぃぃ〜 黙っているのが正解じゃないんですか?
    さっさと そのうざったい質問をやめるですぅ)

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

雪華「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは……」

翠星(白薔薇!?)

407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:49:48.57 sYNxQIGvP
雪華「それが どちらも同じものだからです」

雛苺「へ?」

三月兎「ああ なんてこと 帽子屋の問いに答えてしまった
     それは間違い 『見る』と『食べる』は違う
     『カラス』と『机』も違う 大間違い! 大間違い!」

翠星「な……なんか雲行きが怪しいですよ! 白薔薇!」

雪華「いえ これでいいはずですわ」

三月兎「……」

冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

帽子屋「カラスと机が同じだと? 怪異だ それは永劫の怪異だ
     既に永劫の怪異を持つものに 同じものは与えられない」

三月兎「……zzZ ……zZZ」
帽子屋「……zzZ ……zZZ」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

翠星「あれ? 全員……」

雛苺「寝ちゃったの…… どうして?」

408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 01:00:08.87 sYNxQIGvP
雪華「答えが無い問題に対する答えは沈黙……ですが
    その沈黙の長さは計り知れない それこそ一瞬か永遠か
    例えるなら ある数字をゼロで割るが如く」

翠星「は?」

雪華「なら もう一つの正解を定義する
    答えが無い問題に対しては 間違いもまた無い」

雛苺「それって何を答えてもいいってこと?」

雪華「いえ カラスと机が似ているという有り得ない問題に対して
    カラスと机が同じだという それ以上に有り得ない回答を渡した
    例えるなら それは無限を無限で割る如く」

翠星「なんかお前の喋り方も 帽子屋達みたいになってきたですよ白薔薇」

409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 01:02:08.52 sYNxQIGvP
雪華「彼らは茶屋の住人ではなく 遺跡の番人
    私達の足止めが目的だったのでしょう」

雛苺「足止め……?」

雪華「あからさまな嘘をつく人と 本当のことにちょっとだけ嘘を混ぜる人がいたとしたら
    どうしても後者を盲目的に信じてしまいがちです」

翠星「三月兎の方も嘘を……?」

雪華「いささか疲れました 私達も一旦ここで眠らせてもらいましょう お姉様方」

雛苺「なんだか雪華綺晶の話が難しいから よけいに眠くなってきたの」

翠星「ま……まあ 休めるうちに休んでおくのは大切です 翠星石もかなり眠いですし……」

雛苺「よーし それじゃあ」

雪華「明日のために……」

翠星「ねるでーす!!」





(;;゚;;) みかん

410:雪華吉影 ◆/2nb17wf6k
10/04/06 01:04:22.01 rziPPz3J0
 

411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 01:37:38.89 JOMik2ym0
ho<ニャー

412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 03:00:44.61 JOMik2ym0
寝る前に保

413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 03:19:01.22 r9eQq7/K0
何ともお得なスレだな。
乙。

414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 06:22:23.76 7lEb9IFlO
保守しておきますか

415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 07:43:25.77 5+9E/P5b0
保守

416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 08:22:42.31 8AOC0f5IO


417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 10:14:48.06 FvS4/n0X0


418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 11:15:25.53 JOMik2ym0


419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 12:13:22.26 5+9E/P5b0


420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 14:58:05.62 5+9E/P5b0


421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 16:24:49.56 3Lcolr+oO


422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 17:11:06.75 JOMik2ym0
保守

423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:05:55.59 5+9E/P5b0


424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:29:45.13 sYNxQIGvP
―― 謎の遺跡・B11F・翠星石チーム ――

翠星「太陽の王女! くんくんRX!」

雛苺「悲しみの王女! ロボくんくん!」

雪華「怒りの王女! バイオくんくん!」

翠星『 三人そろって!!
雛苺    くんくんライダース!!
雪華                    』

翠星「よ〜し! ばっちし睡眠をとったお陰で気力体力ともに充実です!」

雛苺「今なら千代の富士にでも勝てる気がするの」

翠星「雪華綺晶のファイティングポーズもサマになってきてるです
    今後も この調子で頑張るです!」

雪華「あ……ありがとうございます」

425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:36:02.27 sYNxQIGvP
???「フハハハハハハ! いい気なものだな! 凡骨メイデンども!!」

翠星「何奴!?」

ゲイズ「貴様ら如き どこの馬の骨とも知れん奴らに名乗る名など無いわ!!」

雪華「げぇッ! ゲイズ!!」

雛苺「げいず?」

ゲイズ「ふぅん 俺様の事を知っているとはな 少し見直してやってもいいぞ」

雛苺「この一つ目のくらげみたいなのもモンスターなの?」

翠星「そうですが よく喋るやっちゃですね」

雪華「感心している場合じゃありません お姉様!」

翠星「た……確かに! 何か いい手持ちアイテムは無かったですかね」

426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:42:42.90 sYNxQIGvP
雛苺「何だか弱そうなのよ ヒナの『どうたぬき+3』で倒してあげる」

雪華「駄目です! お姉様 ゲイズに近づいてはいけません」

雛苺「うゅ どうして?」

ゲイズ「ククク……」

翠星「あいつの得意技は催眠術です」

雪華「一度 催眠術をかけられたが最後 あらゆる道具を無様に使い果たすまで
    毎ターン催眠術を続けられる」

翠星「そして付いた二つ名が……『ミスターずっと俺のターン』!!」

ゲイズ「ハーハッハッハッハ 慄くがいい! 怯えるがいい!
     この俺に出会ったこと後悔しながら 死んでいけぇ!!」

427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:43:49.95 RbFaiEIl0
空打ちしろww

428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:45:46.67 sYNxQIGvP

雪華「翠のお姉様! 吹き飛ばしの杖がありました!」

翠星「よ……よし! これで取り敢えず距離を取るです!」



翠星石は吹き飛ばしの杖を振った!
しかし何も起こらなかった!



ゲイズ「埃をまきあげただけか? くだらん杖だ」

翠星「ひゃあああ 杖の回数がゼロだったですぅ!!」

雛苺「げいずが近付いて来たの〜!」

雪華「投げて! 杖を投げて下さい! 投げればまだ使えます!」


429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:49:45.11 sYNxQIGvP
ゲイズ「ならば俺は その前に催眠術をかけよう」←どう見ても翠星石のターン

翠星「あああっ!?」



ゲイズの催眠術!
翠星石は雛苺に吹き飛ばしの杖を投げつけた!
雛苺は吹っ飛んだ!



雛苺「なの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」

ゲイズ「次のターンでさらに……」←まだ雪華綺晶のターン



ゲイズの催眠術!
雪華綺晶は『復活の種』を飲んだ!



雪華「ああ! 貴重なアイテムを」

翠星「ひいぃぃ!! もうやめてくれですぅぅ!」

ゲイズ「さらにもう一度 催眠術!」←相手のターンにやりたい放題なゲイズ

430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:56:05.51 sYNxQIGvP
―― B10F・気狂い茶屋・真紅チーム ――

真紅「何だか突然のどかな場所に出たわね」

水銀「まだ遺跡の中……よねぇ?」

蒼星「休憩ポイントってところかな」

金糸「助かったのかしら もうカナはくたくt

真紅「小屋の前に誰かいるのだわ!」

三月兎「ようこそアリスの皆様 ここは来訪者に一時の安息を提供する『気狂い茶屋』」
帽子屋「ようこそアリスの皆様 ここは来訪者に永劫の怪異を提供する『気狂い茶屋』」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

水銀「なによ こいつら? モンスター?」

蒼星「一見 敵意は無いみたいだけど……」

431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 19:59:57.07 sYNxQIGvP
帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

真紅「な? なに? 何なの? 唐突に」

金糸「謎々かしら?」

三月兎「答えてはいけない 答えてはいけない」

蒼星「謎々なのに答えてはいけない?」

冬眠鼠「……zZZ ……zzZ」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

三月兎「気狂い帽子屋の謎の答えは沈黙 答えてはいけない」

水銀「うるさいやつらね 先ず あんた達が黙りなさいよ」

432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:01:39.87 sYNxQIGvP
帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

三月兎「答えてはいけない 答えてはいけない」

水銀「ああ もう! これでも喰らってなさい!」



水銀燈は『バクスイの巻物』を読んだ!
三月兎は眠りについた!
帽子屋は眠りについた!
冬眠鼠は眠りについた!



金糸「ちょ……ちょっと短気すぎるのかしら水銀燈」

蒼星「何も こんな所でアイテムを無駄使いしなくても」

水銀「貴重なのはアイテムだけじゃなくて時間もよ
    こんな奴らの相手をまともにする必要は無いわぁ」

433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:05:45.57 sYNxQIGvP
真紅「それもそうね ちゃっちゃと行きましょ
    翠星石達よりも先に最下層まで到達しなくては」

金糸「え!? 休憩していかないのかしら? カナってば結構 身も心もボロボr

冬眠鼠「きらきら光る きらきら光る」

水銀「!? 一人だけ眠ってない?」

冬眠鼠「……zZZ ……きらきら光る」

蒼星「寝言……みたいだけど」

真紅「そう言えば この鼠だけは最初から寝ていたのだわ」

蒼星「バクスイの巻物で更に深く寝ちゃったのかな?」

冬眠鼠「……zZZ きらきら光る三姉妹 奥の宝を取りに行った」

金糸「三姉妹?」

真紅「翠星石達だわ! あの子達もここを通ったのね!? どれぐらい前に?」

冬眠鼠「……zZZ 奥の宝は水飴だ 甘い甘い水飴だ」

蒼星「駄目だ 完璧に寝言だ こっちの質問には答えてくれない」

水銀「それはそうと 奥の宝は水飴ですって?」

434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:08:46.15 sYNxQIGvP
冬眠鼠「もがけばもがくほど それは重く手足にまといついて
     水飴に溺れてみる夢は きっととても甘いのだろう」

蒼星「何かの例えなんだろうか……?」

水銀「まさか本当にお菓子の水飴があるってわけじゃないでしょうけど」

真紅「悩んで分かることでも無し……結局は進むしか道は無いのよね」

蒼星「ああ それが不思議のダンジョンのルールだ」

435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:10:11.48 sYNxQIGvP
冬眠鼠「……zZZ 甘い 甘いよ 水飴は甘い」

金糸「……」

水銀「ほら行くわよ 金糸雀」

蒼星「君がいないと識別がままならないんだから」

真紅「こういう時ぐらいちゃんと役に立ってよね」

金糸「す……すぐに行くかしら! それにしても酷い言われよう……」

冬眠鼠「そうとも 行くしかない」

金糸「……え?」

冬眠鼠「ネズミは水飴に手を付けた 全て平らげるまで戻れない」

金糸「……?」

冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:16:37.99 sYNxQIGvP
―― 謎の遺跡・B17F・翠星石チーム ――

翠星「ゲイズにアイテムを荒らされまくった時はどうなるかと思ったですが
    何とかこうして持ち直せてきたですよ」

雪華「彼が気まぐれで催眠術をかけるのをやめてくれたお陰で
    最悪の事態だけは免れましたね」

雛苺「一人だけ通路にふっ飛ばされた時はもうダメかと思ったのよ」

翠星「『ジェノサイドの巻物』を拾ったら いの一番に根絶やしにしてやるです」

雪華「まあまあ……」

カラクロイド「ガシャーン! ガシャーン!」

翠星「お! モンスターです! チビチビ出番ですよ!」

雛苺「うぃ! 『ミノタウロスの斧』を合成させた『どうたぬき+5』の錆にしてくれるの!」

雪華「カラクロイドは死に際に罠を床に作ることがありますわ
    倒したあとに勢い余って踏んだりしないようにして下さいね お姉様」

437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:22:45.42 sYNxQIGvP
―― 謎の遺跡・B11F・真紅チーム ――

水銀「力の一号!」

金糸「技の二g

蒼星「心の四号!」

真紅「絆の五号!」

水銀『 全員そろって!
蒼星   元祖くんくんライダース!!
真紅                     』

金糸「……うん もうこの扱いにも慣れt

ゲイズ「クハハハハハ! 懲りずにまた来おったか! 凡骨メイデン!」

真紅「いきなりモンスターなのだわ!」

金糸「ゲイズなのかしr

蒼星「ゲイズだ!!」

水銀「ゲイズ?」

真紅「それは一体どういうモンスターなの? 蒼星石」

438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:27:12.31 sYNxQIGvP
蒼星「ゲイズってのは別名『ミスター俺のターン』とも呼ばれ(以下略)」

水銀「催眠術とは厄介な相手ね……」

ゲイズ「ヌハハハハハ! さっきはうっかり俺のターンを止めてしまったが
     今度はそうはいかんぞ! 必ずや全てのアイテムを無駄に! 無駄にしてやる」

真紅「さっき?」

蒼星「多分 翠星石達も遭遇したんだろう」

水銀「それはともかくどうすんの バクスイの巻物とか有用なアイテムは今は無いわよ」

金糸「それは水銀燈が勝手に使うかr

蒼星「じぇいっ!!」

金糸「きゃっ!! 蒼星石? いきなりカナを押して何を!?」

ゲイズ「向かってくるとはいい度胸だ いいだろう
     黄色いの 先ずはお前から血祭りに上げてやる」

金糸「え? え?」

439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:37:03.74 sYNxQIGvP
ゲイズの催眠術!
金糸雀は重い盾を外そうとした!
重い盾は呪われていて外せない!



金糸「あああ 体が勝手に無駄な行動を……!?」

ゲイズ「ふはは 踊れ! 踊るがいい!!」

蒼星「皆! ゲイズと金糸雀から一旦離れるんだ!」

水銀「分かった」

真紅「分かったのだわ」



金糸「蒼星石ーーー! あんたってお人はーーーっっ」



蒼星「大丈夫! 金糸雀 君には重い盾以外にアイテムを持たせていないから
   ゲイズの催眠術の被害を実質的にはほとんど受けない そのまま そのまま戦って!!」



ゲイズ「なん……だと……!?」

金糸「こなくそー こうなりゃヤケかしらーー!!」

440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:43:52.10 hC9RgmCX0
金糸雀の扱いはどこもこんなだな

441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 20:57:49.05 sYNxQIGvP
―― 謎の遺跡・B18F・翠星石チーム ――

店主「いらっしゃいませー!」

翠星「お店ですか」

雪華「いつかは来ると思っていましたが ついに来ましたね」

雛苺「おにぎりがあるの!」

翠星「ストーーーップ まだ食べちゃいかんです チビ苺!
    白薔薇 品揃えはどうなっているです?」

雪華「『力の種』『いやし草』『合成の壺』『真空切りの巻物』『ネコの絵の巻物』
    そしてあとは『おにぎり』が3つありますわ」

翠星「ふむ 今の所持金では合成の壺までは買えないです
    これはやるっきゃないですかね 泥棒を……」

雛苺「ドロボーなんてダメよ!」

翠星「ええい! これはゲーム上 避けては通れぬ道です!!」

雪華「しかし どうやって? 手持ちのアイテムで使えそうな物はありませんが」

442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 21:30:52.84 6sGodBZr0


443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 21:41:18.73 sYNxQIGvP
翠星「……そう言えば 今さらですが白薔薇
    お前はアストラルなんですから 『パコレプキン』みたいに
    壁抜けとかできないんですか?」

雪華「それが何故か出来ません そういう性質の壁のようです」

翠星「うーむ……」

雛苺「だから泥棒なんてしちゃダメなの!」

翠星「何かモヤモヤが頭から離れないです……
    もう少しで凄い閃きが湧きそうなんですが……」

雪華「合成の壺はあきらめましょう翠のお姉様
    リスクを冒してまで手に入れるべき物でも……」

翠星「そうです! 白薔薇! やっぱりお前です!
    お前がアストラルだからこそ出来るはずの芸当です!」

雪華「え? 壁抜けは無理ですよ 今言ったばかりでは……」

翠星「二人とも! 一旦 店を出るですよ! あれを探すです!」

雛苺「探すって何を?」

翠星「カラクロイドですぅ!!」

雪華「カラクロイドに『落とし穴の罠』をここに作らせるのですか?」

翠星「それよりも もっと確実な方法です」

444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 21:44:14.32 sYNxQIGvP
雪華「?」

翠星「雛苺がカラクロイドを倒した瞬間に
    白薔薇 お前がカラクロイドの体を乗っ取っちまえです
    ユンボになれるのならカラクロイドもOKなはずです!」

雪華「なるほど 私がカラクロイドになれば好きな罠を使いたい放題……」

翠星「フヒヒ…… これで泥棒が自由に出来るも大きいですが
    それ以上にもうなんでもかんでも やりたい放題です
    うひょひょひょ! 考えただけで笑いが止まらんですぅ!!」

雛苺「なんだか翠星石が気持ち悪いの」

雪華「気持ちは分かりますけどね 罠が自由に使えるというのは大きい」

雛苺「そうなの?」

雪華「モンスター相手に『毒矢の罠』といったダメージソースを無尽蔵に使える上
    厄介な特殊能力を持つ相手には『たたりの罠』で封印状態にしたり
    さらには『落とし穴の罠』による緊急脱出や速降りなどなど……」

雛苺「す……すごい」

翠星「ぐへへ…… なんだかとっても楽しくなってきたですよ」

445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 21:47:09.58 sYNxQIGvP
―― 5分後 ――

店主「いらっしゃいませ〜」

翠星「おう また来てやったですよ〜」

雛苺「うぃうぃ〜」

キラ「ガシャーン ガシャーン」

店主「あら お連れの方が随分とイメチェンされたようで」

翠星「雪華綺晶inカラクロイド 略してキラクロイドですぅ」

キラ「ガシャーン ガシャーン」

雛苺「好きなワナを好きな場所に作ってくれる スゴイ奴なの!」

店主「はぁ?」

翠星「てなわけで ひとまず手持ちのアイテム全部売るです」

店主「なんと!?」


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