ジュン「真紅って要は ..
[2ch|▼Menu]
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 06:11:38.17 yBH3CTg70
 指は、真紅の膣をぐりぐりとまさぐる。そして、陰核の裏側あたりを軽くさすると、
「や、そこはっ、やめてぇ」
 真紅にとっての急所だった。やめてと言われて、やめるわけはない。真紅への責め苦はいっそうきびしくなる。
ジュンの指が、真紅の陰核と膣にある弱点を強くこする。
「ひあぁぁぁぁぁ、で……でるぅっ」
 ダイニングにうわずった声が響く。声を我慢しようとずっと前から試みていた真紅だが、無駄だった。
真紅をさいなむ指の動きが一気に速まる。
「あ、あ、でるっ……! ダメ、いやあぁぁぁぁ!」
 真紅の秘所から、勢いよく液体が飛び散る。

301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 07:00:41.00 yBH3CTg70
 真紅の体が痙攣を何度かくりかえす。真紅の荒い息づかいが際立った。そこへ、布のすれる音。
ジュンがいよいよズボンを脱ぎ始めたのだ。ジュンは放心状態の真紅の頭を掴んだ。
そして、いきりたつ男根を真紅の口にねじこんだ。
「ぐうっ」
 突然のことに真紅は驚き、目を見開いて、苦しそうにしている。そんなことには目もくれず、ジュンは腰を振っている。
さっきまで真紅を鳴かせていたジュンは、興奮状態にあった。そのせいか―
「んんんっ!」
 早くも、達してしまった。ジュンは、真紅の口に男根を入れたまま、しばらく余韻にひたっていた。

302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 07:18:54.66 OBqXRsZRP BE:984513773-2BP(50)
sssp://img.2ch.net/ico/sasugabro32.gif
>>5


303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 07:30:12.19 HOk4mKM+O
ID:PKW/QhA/P乙

304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 08:34:56.06 yBH3CTg70
 真紅がくぐもった声で、早く抜くように頼んだ。口の中にはジュンの精液も残っていた。
そして、次にジュンが放った言葉は、真紅を困らせた。
「飲んでくれないか」
 真紅は苦々しい表情を浮かべながら、喉を鳴らした。それを確認してから、ジュンは男根を真紅の口から引き抜く。
とたんに、真紅がむせかえる。飲みきれていなかった精液が真紅の唇を汚した。
この姿を見たジュンは、真紅がたまらなく愛おしくなった。そして、欲求を満たすべく、真紅を正面から強く抱きすくめる。
「真紅っ」
「ジュン、痛いわ」
 複雑な顔をする真紅。尻にジュンのものが当たっていた。ジュンは、いまだにたかぶりを抑えきれずにいたのだ。

305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 09:40:09.97 m8FH4ffvQ
保守

306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 11:51:09.62 kt9gGOY1O
べ、別に真紅とのエロが見たいわけじゃなくて、最新のSSの為に保守
裸だから風邪ひきそう

307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 12:52:51.81 SW3vDe07O
風邪引いたら治せばいいさ

308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 13:52:32.59 H/GrlCO5O
ぷん太、纏めよろしく

309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 14:20:54.18 yBH3CTg70
 ジュンは、真紅を床に押し倒した。真紅の脚をしばっているひもをほどき、股を開かせる。
膣がぱっくりと開き、鮮やかな桃色を見せる。真紅は羞恥に顔を赤らめ、悲痛な面持ちで懇願する
「ジュン、お願い、それだけはやめてちょうだい」
「だから……いまさらやめるわけないだろ」
 ジュンは真紅の言葉に耳をかたむけることなく、自分の男根を真紅にあてがった。
「ローゼンメイデンにとって、純潔は守り抜かないといけないものなの……」
 悲痛な面持ちの真紅を見て、ジュンの震えがぶり返す。
うつむき、自分の体を押さえつけようとしているジュン。今や、罪悪感は邪魔物でしかなかった。
「しるもんか。もう決めたんだ」
 ジュンはその脚を殴り、自分を鼓舞させた。
そして、ジュンは、真紅を抱え上げ、自分の腫れ上がったものに真紅の膣を落としてゆく。
真紅の秘所はせまいが、流れ出る愛液が潤滑油となっているため、ジュンのものは簡単に侵入できた。
「あぁ」
 真紅は顔を悲哀にゆがませ、天を仰いだ。頬には涙の通り道が出来ている。
純潔はいともあっけなく破られた。何百年という月日のなか、堅く守り続けたものだった。

310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 14:23:13.54 yBH3CTg70
 真紅の最奥部に亀頭がたどり着いたのを確認して、ジュンは腰を引いた。
ジュンの男根のかえし部分が、真紅の中をひっかいた。
「うぁ!」
 真紅が思わず背中を反らす。真紅の膣は、もう快楽に貪欲だった。
ジュンの指が真紅の陰核をつまみ、ひねりつぶす。
「くぅっ」
 陰核をひねくりながら、ジュンは、真紅の秘所の浅いところで、ものを小刻みに出し入れした。
真紅は呼吸混じりの断続的な声をもらす。真紅の膣から、せきを切ったように愛液があふれ出す。
突如、うってかわって、ジュンのものが力強い動きになり、膣の奥部を突き上げる。
「いぁ、あぁっ! もっ、いくぅっ!」
 ジュンの眼前で、真紅があられもないよがり声を上げる。真紅の中が縮こまって、ジュンのものをしぼる。

311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 14:24:20.89 yBH3CTg70
 もうジュンの我慢も限界だった。一心不乱に腰を振るだけになった。真紅も快楽に抗えなくなっている。
「真紅ぅっ!」
 ジュンが今までにない速さで腰を動かした。
「ひっ! あぁぁぁぁぁ!」
 真紅が快楽の極みに達して、腹部が大きく痙攣する。膣がうごめき、ジュンの精液をしぼりとる。
ジュンにとっては、手痛い反撃だった。
真紅よりわずかに早く達していたこともあって、ジュンのものはひどく過敏になっていた。
そこへこの仕打ち。ジュンはあせって、ものを抜こうとする。
だが、真紅の膣は、ジュンのものを逃すまいと、よりいっそう激しくしごきたてた。
味わったことのない刺激に、ジュンは腰が砕けそうだった。
真紅の絶頂は長かった。途方もない責め地獄が続いた。それが、ジュンには何十分にも感じられた。

312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 14:26:16.68 SW3vDe07O
C

313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 14:49:27.17 SW3vDe07O
…あれ?

314:本人証明の為に捨てトリ ◆V8pdNi6PjA
10/04/04 14:53:22.10 PKW/QhA/P
俺の分はぷん太転載お断り



315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 14:59:49.79 yBH3CTg70

 ―真紅の責めが終わり、息も絶え絶えのジュン。ことの重大さに気付く。
「僕は……なんでこんなこと……」
 真紅の秘所から、白い液体がこぼれている。青い瞳は悲しげだ。
「ジュン……」
 真紅の声を聞くと、ジュンの視界はかすみ、意識もぼやけた。
そして、その場にへたり込んだ。真紅が、ジュンに微笑み掛ける。
「おやすみなさい」
 床に耳をつけるようにしていると、何かの音が聞こえた。
不安だったが、眠気には逆らえなかった。白熱灯の光が暖かい。

316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 15:03:26.88 LkvhrJ0h0
あああ・・・

317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 15:20:46.21 yBH3CTg70
「うあっ」
 ジュンは目覚めた。ダイニングにあるソファの上だった。
かたわらで、真紅・翠星石・のりが心配そうな顔で、ジュンの顔をのぞきこんでいた。
「だいじょぶですかぁ……?」
「あなた、随分とうなされていたわよ」
 息を荒くしたまま放心するジュン。しばらくすると、自分がアブナイ夢を見ていたことを思い出す。
「あぁぁぁぁ」
 頭を抱えるジュン。真紅たちが驚き、たじろぐ。

318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 15:46:24.93 LkvhrJ0h0
C

319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 15:59:52.60 yBH3CTg70
「ジュ、ジュン君、どうしたの?」
「くそっ、なんでもない!」
 と言いつつも、うめくような声をあげ続けるジュン。
ふと気付いた。翠星石に夢を見られた可能性があることに。ジュンの体から嫌な汗がにじみ出る。
「あなたの夢なら、のぞいていないわよ」
「えっ、あ、そう」
 心配ごとは見透かされていた。
真紅が本当のことをいっているか定かではなかったが、ジュンは深く考えないことにした。
「翠星石がそんなデリカシーのないことするわけないのですぅ」
 翠星石の発言に、えっ、という声を禁じえないのり。

320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 16:07:44.81 SW3vDe07O
C

321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 16:38:13.53 yBH3CTg70
「なんですかぁ〜」
 翠星石は、のりの口を封じるようににらみ付けた。しかし、告げ口をしたのは、真紅だった。
「大変だったわ。ジュンの夢の中に入ろうとしている翠星石をなだめるのは」
 翠星石があわてふためき、真紅の口を手でふさぐ。
「でたらめです! 真紅の妄言ですぅ!」
 取りつくろう翠星石。すかさず、のりがフォローを入れる。
「でも、それは翠星石ちゃんがジュンくんを思ってやろうとしたことだものねぇ」
 ところが、
「ちげぇです! チビ人間のことなんざどーでもいいです! 興味本位でやっただけです!」
 翠星石にとっては大きなお世話だった。おまけに、否定する翠星石は、最後に犯行を自供していた。
「やっぱり僕の夢の中を見ようとしたんだな」
「あ……」
 ジュンの、翠星石に対する信用は地に堕ちた。
にぎやかな光景。ジュンが真紅の方を見ると、真紅も気付いて、ジュンの方を見た。
ジュンは負い目があったので、すぐに目をそらした。
そして、翠星石をからかうことで気をまぎらすことにした。

322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 17:17:57.25 yBH3CTg70
 少し時間がたつと、のりがキッチンへ向かおうとした。
それを見て、ジュンは時計に目を向ける。もう午後の五時半になっていた。
 土曜日の夕方。テレビの中でニュースキャスターが喋っている。
ソファとじゅうたんにしみ込む消臭剤のかおりは、桜田家にとってはめずらしいことだ。
カーテンもほのかに赤く染まっていた。
ジュンは、こんな時間まで自分が寝ていたことにびっくりした。
「もっと早く起こしてくれてもよかったと思うんだけど」
「そーですねぇ……」
 と翠星石の空返事。
自分がうなされているとき、翠星石が本当に心配してくれていたのか、ジュンは疑った。

323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 17:42:41.46 yBH3CTg70
 ―また三十分たったが、ジュンは倦怠感にさいなまれていた。
おかしな夢を見たことと、ソファで寝たことが原因らしい。
生活リズムを案じつつ、ソファから立ち上がろうとするジュン。しかし、翠星石がジュンの服のそでをつかむ。
「あ、あの……今から面白い番組がありますですから」
 思わずジュンが吹き出す。
「たまには可愛げのあることもいうんだな」
「う、うるさいですね! とにかくここに座ってろ、ですぅ」

324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 17:45:47.63 OBqXRsZRP
>>314
ぷん太以外だといいのか

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 18:22:20.58 yBH3CTg70
 翠星石はひどくあわてていた。
「トイレにいくだけだぞ」
「テレビが終わるまで我慢しろです」
「なんでそこまでしなくちゃいけないんだよ!」
 ジュンが、こんな無茶な要望に応じる理由はなかった。
「たまには付き合ってあげてもいいのではなくて?」
 ジュンたちが座るソファの後ろから口を挟んだのは、じゅうたんに座って本を読んでいた真紅だ。
「だぁぁぁもぉぉぉ!」
 ジュンは、翠星石の手を振り払い、二人に疑いのまなざしをやる。
その時、ジュンは自分の座っていた場所に染みがあることに目がいった。

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 18:42:09.51 yBH3CTg70
 ジュンは廊下で頭をひねっていた。
「なんだろ、アレ」
 別段おかしいわけでもないのだが、妙にひっかかった。なぜか嫌悪感のようなものを覚えた。
わからないものは仕方がない、とジュンは極力何も考えないように決めた。
しかし、トイレのドアに手をかけたとき、いろいろな疑念が浮上してきた。

 ―あの染み……汗にしては広がりすぎだよな。
 ―なんで、真紅はじゅうたんの上で本を読んでるんだ? いつもはいすに座っているのに。
 ―今日は、やけにソファもじゅうたんも消臭剤の匂いがきつかったな。
 ―僕はどうしてあんなに起きる時間が遅かったんだろう。真紅たちがきてからは、遅くても昼前には起きてたのに。

327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:01:24.60 SW3vDe07O
>>324
じゃあ俺は傷心のぷん太にちんこねじ込んでくる

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:14:19.61 yBH3CTg70
 目の焦点が定まらなくなってきた。ジュンの予想だと、全てに合点がいった。そして、最後は決定的だった。

 ―昨日の深夜、なにしてたっけ。
 ジュンの頭のなかで靴音がなった。コツ、コツ。 

すべて思い出した。ジュンはトイレに入り、嘔吐した。体の震えが収まらない。
ジュンはおぼつかない足取りでトイレから出ると、ダイニングには戻らずに、二階へ向かった。

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:31:32.90 yBH3CTg70


 ジュンが部屋を出たあと、のりは悠長に歌を口ずさみながら、夕飯の買出しへ行った。
巴の家へ遊びにいった雛苺の出迎えもかねていた。
ダイニングは、真紅と翠星石だけになった。
 真紅がじゅうたんから立ち上がり、翠星石のもとへ近寄って、たずねる。
「上手くごまかせたかしら?」
 真紅が座っていた場所には、うっすらと白いしみがあった。
「多分ですぅ……」
 ソファに腰掛けている翠星石が体をずらす。ソファは濡れて、まだら模様になっていた。
白い染みはジュンの、ソファの染みは真紅の体液だ。
これらの家具は、捨ててしまうわけにもいかなかった。
こんなに目立つ家具だ、捨ててしまうと、ジュンが感付いてしまう。思い出してしまう。

330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:33:19.93 PKW/QhA/P
荒らしもウザいが
ぷん太とぷん太厨はそれ以上にウザイことを学習すべきだと思う

荒らしは無視すれば済むのに
ぷん太厨相手にはわざわざ>>314みたいな
やりたくもない自己主張をしなくちゃいけない

無視していたらOKのサインだと受け取るからタチが悪過ぎる

胸糞悪い 潰れてくれればいいのに

331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:38:07.81 yBH3CTg70
 染みをながめた真紅の瞳から、ふいに涙がこぼれた。
「真紅……」
 すすり泣く真紅を、翠星石が抱きしめる。
「戻れますよ。あなたも、ジュンも」
 真紅が、翠星石にすがりつく。
「ごめんなさい。あなたまで巻き込んでしまって」
「なにをいうですか。いいんですよ。翠星石は真紅のお姉ちゃんですから」
 翠星石が、何かを思いついたふうに手をたたき合わせた。
「そうです! 蒼星石が帰ってきたときに、ジュンの心の木を剪定してもらいましょう。
そのときまで、ジュンが感付かなければいいのです」
 真紅は声を荒げていう。
「無理よ。いまでこそ混乱して気付いていないだけで、時が経てば思い出してしまう」
「あのへっぽこぽこのすけをごまかすだけでいいんですよ。お茶の子さいさいですぅ!」

332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:39:53.86 yBH3CTg70
 真紅はしばらく黙ったあと、涙を拭った。そして、笑いながらいった。
「そうね。仮に思い出したとしても、引っぱたけば、忘れてくれるかもしれないわ」
「そうです! 二人でぼこぼこにしてやりましょう!」
 二人は気丈に 振舞った。不安がないわけではなかった。だが、覚悟はできていた。
そして、二人のあいだに沈黙がおとずれる。翠星石はさきほどから気がかりだったことを
「……しっかし、遅いですねぇ。チビ人間。腹痛ですかね」
「そうね……」
 二人は、廊下へつながる扉を見やる。その時、

 ゴト

 二人の視線と反対、庭のほうで鈍い音がした。


終わり

333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:43:53.19 PKW/QhA/P
乙!

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:45:43.27 LkvhrJ0h0
乙〜

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 19:50:20.75 S8LSm8i1P
書いた人の許可もとらずに載せるのって本来ならすげえ失礼だよなあ
なにはともあれ乙
久々のローゼンss2本も読めて楽しかった

336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 20:09:58.06 7FUs22NnP
まとめられて嬉しいだろ?ん?
って感じなんじゃないの

現にまとめに載る事がステイタスみたいな人もいますし

337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 20:23:50.07 yBH3CTg70
今日、自分が遅筆であることを思い知りました。

338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 20:33:30.13 gDokLs+5O
エロ描写が秀逸だった乙

339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 20:58:30.67 tndDXjQnO
なんかお得なスレだな。他は保守ばっかで中々終わらないスレが多いのに

またなんか書いてくれよ〜

340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 22:24:43.64 MFtGPhM20
たまにSS書くけどまとめに乗るのは嬉しいよ
色々感想貰えるからな

341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 23:49:06.10 PsuN+595P


342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 01:10:08.09 LgeQFOjhP


343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 01:38:57.94 PIQW/KN/O


344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 04:27:10.76 HAI2F7abO
otu

345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 09:47:44.57 XekSwpkv0
otu

346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 15:57:05.15 XekSwpkv0
まだあった

347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 16:22:46.10 J2qwuLAuP
規制やべえ
5時間以上もスレがもつのかよ

348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:43:00.71 gM3cyjy/P
test

349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:47:34.59 gM3cyjy/P
やっぱり規制なので また少しここで遊ばせてもらいます

350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:49:35.86 gM3cyjy/P
―― ジュンの部屋 ――


雪華「大変ですわ 一大事ですわ 紅薔薇のお姉様」

真紅「あら白薔薇 何よ慌てちゃって 貴女らしくもない」

雪華「以前 購入した重機で私のフィールドの庭を掘っていたんです」

翠星「おま…… まだミョウバン採掘をやっていたのですか?」

雪華「いえ ミョウバンは大した稼ぎにならないので油田を探していました」

真紅「油田て…… どんだけアメリカンドリームってるのよ」

雪華「そしたら石油よりもとんでもない物を掘り当ててしまったんですの」

真紅「とんでもないもの? 巨神兵とか?」

雪華「そんなものではありません ああ思い出すだけでも恐ろしい とてもとても恐ろしい」

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:49:46.52 MbtvqaEbO
てっきり落ちたかと……

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:51:48.51 gM3cyjy/P
雪華「あんな恐ろしい物を私は見つけてしまった これからどうすればいいのでしょう」

雛苺「埋めれば?」

雪華「……」

真紅「そうね 埋めてしまえばいいのだわ」

翠星「そうです 見つけなかったことにすれば万事解決です」

雪華「あの……」

雛苺「うぃ?」

雪華「お姉様方は私が掘り当てた物に興味は無いのですか?」

真紅「1ナノグラムも無いわね」

翠星「どうせロクなもんじゃねーですぅ」

353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:53:14.40 gM3cyjy/P
雪華「……」

真紅「ほら さっさと帰って埋めなさいよ その恐ろしい物ってのを」

翠星「そうですそうです」

雪華「えぇと…… 埋めるの手伝ってくれませんか?」

雛苺「え〜 めんどうくさいの」

真紅「私は嫌よ」

翠星「翠星石もです」

雪華「……タダでとは言いませんわ 1000円払います」

354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:54:29.64 gM3cyjy/P
真紅「2000円」

雪華「1200円」

真紅「1800円」

雪華「1400円」

真紅「1700円」

雪華「1500円」

真紅「1600円」

雪華「1550円」

真紅「OK 1550円で手を打ちましょう」

355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:56:03.68 gM3cyjy/P
真紅「というわけで かまってちゃんの末妹のフィールドへ行ってくるのだわ」

翠星「留守をよろしく頼むです」

雛苺「よろしくなの」

JUM「……留守がどうのこうのじゃなくて ここは僕の部屋なんだが」

真紅「本日も過酷な任務に耐える自宅警備員殿に敬礼!」

翠星『
雛苺   アイアイサー! 
雪華              』

JUM「嫌がらせが済んだら さっさと行けよ」

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:57:54.88 gM3cyjy/P
―― 白薔薇のフィールド・第42951世界 ――

真紅「さて そのとんでもない物ってのはどこなの白薔薇?」

翠星「あれ? 白薔薇がいないですよ?」

雛苺「さっきまでここにいたのよ」



重機「ガココ……」



雛苺「パワーショベルがやって来たの!」

翠星「ああ あれを取りに行っていたのですね」

真紅「なかなか運転上手じゃない あの子」

357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 18:59:15.66 gM3cyjy/P
重機「すいません お待たせしました」

翠星「ユンボが喋ったです!?」

雛苺「運転席には誰もいないのよ」

重機「あ……それは……」

真紅「あなた 白薔薇?」

重機「はい この重機に憑依しています 私自身はアストラルなので」

翠星「随分と便利なヤローですぅ……」

重機「掘り当てたポイントまでは少し距離があるので お姉様方は私に乗って下さい」

真紅「本当に便利なのね 貴女って」

358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:06:16.36 gM3cyjy/P
翠星「♪燃える男の〜 赤いトラクター」

真紅「♪それがお前だぜ〜」

雛苺「♪いつも仲間だぜ〜」

重機「あの…… この機体は単なる中古ユンボなんですが 色も赤くないですし」

翠星「いいんですよ細かいことは」

真紅「雰囲気よ 雰囲気」

雛苺「今が楽しければそれでいいの〜」

重機「そ……そういうものですか」

翠星「♪さあ行こう〜 さあ行こう〜」

真紅「♪この大地のふところに〜」

雛苺「♪さがそう〜 二人の花を」

359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:15:35.62 gM3cyjy/P
―― 10分後 ――

重機「着きました ここです」

真紅「地面に穴が空いてるのだわ」

重機「私が掘った穴です この奥に……」

翠星「それじゃあ ちゃっちゃと埋めるでーす!」

雛苺「はいなの〜」

重機「ちょ……ちょっと待って下さい」

真紅「何? 白薔薇?」

360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:20:12.29 gM3cyjy/P
重機「折角だから 奥にあるもの見てから埋めませんか?」

翠星「別にいいです 知らない方が良いことも世の中にはあるです」

雛苺「そうよ そうよ」

重機「そんなことを言わずに是非……」

真紅「やれやれ なんだかんだで 見せたくて仕方が無かったのよね」

雛苺「もったいぶらずに最初から素直になればよかったのよ」

重機「す……すいません」

361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:26:55.55 gM3cyjy/P
―― 穴の奥底 ――

雪華「あれです」←重機のままだと奥まで進めないのでアストラルに戻った

翠星「どれです? 行き止まりで何もないじゃ……」

真紅「下の方を良く見なさい 翠星石」

翠星「これは……階段?」

雪華「そうです 階段です」

雛苺「それがどうかしたの?」

翠星「は! まさか 階段=怪談=恐ろしい というアストラルジョークですか!? 白薔薇!」

雛苺「そんな安易なギャグはカナにしか受けないわよ」

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:34:30.44 gM3cyjy/P
雪華「いえ そういうことじゃなくてですね」

真紅「Nのフィールドの地下に人工物が見つかったということよ
    しかも階段ということは さらに奥に何かがあるということ」

翠星「何か……て何です?」

雪華「分かりません」

翠星「ふーむ なんだかお宝の匂いがするですね」

雛苺「探検するの!」

真紅「そうね くんくん探検団 結成よ! 勿論リーダーは私!」

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:38:57.57 gM3cyjy/P
雪華「い……いけません 皆で埋めようって決めたのでは?」

真紅「ここから先は暗いから 人工精霊を明かり代わりに使うわよ ホーリエ!」

翠星「よし出番ですよ スィドリーム!」

雛苺「頑張ってなの ベリーベル!」

雪華「ちょっと駄目ですってば 危ないですってば」







一生懸命 姉達を止めようとしている雪華綺晶であるが
本当は最初から皆で探検したかったのだ



364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:47:06.11 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B1F ――

真紅「くんくんレッド!」

翠星「くんくんグリーン!」

雛苺「くんくんピンク!」

雪華「く……くんくんホワイト……」

真紅『
翠星   四人揃って!
雛苺     くんくん特選隊!!
雪華                   』



雪華「……くんくん探検団だったのでは?」

真紅「雰囲気よ 雰囲気」

翠星「お前は空気みたいな存在なのに 空気読めない奴ですね」

雪華「アストラルと空気は全然違います」

雛苺「どっちでもいいのよ」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:50:15.42 gM3cyjy/P
真紅「それよりも階段を下りたのはいいけれど……」

翠星「迷路ですか? ここは」

雪華「何かの遺跡のようです」

雛苺「けっこう広そうなの」

真紅「床も壁も 明らかに人が作った構造ね」

雪華「いったい誰が?」

翠星「こんな大仕掛けをNのフィールドに用意できるのは……」

雛苺「きっと お父様だけなの」

雪華「そういうことになりますか」

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 19:58:46.40 gM3cyjy/P
兎魔「ああ 忙しい 忙しい」

真紅「あなた……ラプラスの魔!?」

兎魔「おや? これは奇遇ですね五番目のお嬢さん
   それに三と六と七番目のお譲さんまで」

翠星「どうしてお前が此処に!?」

真紅「あなたがいるということは 近くにお父様が?」

兎魔「それは言えません それは教えられません
    ゆっくりとお話しすることもできません ああ 忙しい 忙しい」

367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:05:31.50 gM3cyjy/P
兎魔「それではアデュー」



雛苺「あ! 待ってなの」

雪華「行ってしまいましたね なんとも足の速い」

真紅「しかし お陰でこの遺跡に何かあるのは間違いないことが分かった」

翠星「俄然やる気が出てきたです」

雛苺「前進あるのみよ」

真紅「取り敢えずはラプラスの魔が走って行った方に進んでみましょう」

368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:11:13.90 gM3cyjy/P
??「……ガサガサ」

真紅「皆ストップ! 前の暗がりの隅に何かいる!」

翠星「どこです!?」

??「ピキーーーッ」

翠星「うわぁ!!」

真紅「危ない翠星石 ローズテイルッ!!」

??「ギエピーーッ!!」

翠星「な……なんですか 今のは!?」

雪華「こっちで目を回してノびています 今襲いかかって来た生き物が」

マムル「きゅ〜〜〜……」

真紅「何これ? ドブネズミが四肢をもがれたような可哀想なフォルムね」

翠星「随分と無駄に辛辣な評価を下すですね」

369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:13:32.21 6t+PSWHo0
不思議のダンジョンだと…

370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:16:39.62 gM3cyjy/P



♪いよ〜ぉ!どどどんどん!はっ!!

真紅達はレベルが上がった!!



雪華「やりましたね お姉様 レベルが上がったみたいですわ」

真紅「レベルって何よ? それに この妙に威勢の良い効果音は!?」

雪華「今 分かりました ここは不思議のダンジョンです
    そして そこのネズミはマムルと呼ばれるモンスターです」

雛苺「ふしぎのダンジョン?」

翠星「それってトルネコやシレンやディアボロのアレですか?」

雪華「詳しいですね 翠のお姉様」

翠星「そりゃまあ チビ人間の家だとテレビかゲームぐらいしか楽しみが無いですから」

真紅「ちょっとちょっと 二人だけで納得していないで私と雛苺にも説明を……」

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:19:52.71 gM3cyjy/P

【ルール】

入るたびに形の変わる不思議なダンジョン
階段を見つけてどんどん地下へと潜る
階段を下りると前の階へは戻れない
モンスターとか罠とかアイテムとか色々仕掛けがある





真紅「なるほど シンプルね」

翠星「なかなかどうして奥が深いですよ このゲームは
    翠星石はどの不思議シリーズでも最初のイベントダンジョンぐらいしか
    まともにクリアできたためしがないです」

雪華「私も似たようなものです」

雛苺「不安になってきたの」

真紅「何にせよ後には退けないんだから 進むしかないわね ほら 行きましょ」

372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:25:07.95 gM3cyjy/P
―― 2分後 ――

翠星「お! 下へ降りる階段を発見です!!」

真紅「簡単に見つかったわね」

雛苺「わーい」

雪華「待って下さい お姉様」

雛苺「ふぇ? なんで? 降りないの?」

翠星「まだ このフロアを探索しきって無いです」

雪華「レベルも先刻のマムルを倒して1つ上がっただけ」

真紅「それが何か?」

雪華「不思議なダンジョンは階を下りるごとに難しくなるのです」

翠星「できるだけ難易度の低い階層の内にアイテムを揃えるのが安全策ですぅ」

雛苺「え〜?」

真紅「面倒ね」

翠星「ここをおろそかにすると あとで泣きを見るです」

雪華「階段の位置を覚えた上で もう少し付近を探しましょう」

373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:28:25.99 gM3cyjy/P

真紅「……で なんとか落ちているアイテムを集めることが出来たのだけど」



紫色の草
茶色の草
イヌの絵柄の巻物



翠星「これは非常に厳しいです……」

雪華「まさか未識別の状態だとは」

雛苺「みしきべつ?」

翠星「使ってみないと分からないってことです」

真紅「使ってみないと?」

雪華「草なら食べてみる 巻物なら読んでみるといった感じです」

真紅「厄介ね」

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:34:14.20 gM3cyjy/P
翠星「一回使っておけば次からは識別状態になるです」

雪華「モンスターもあらかた片付けて安全な階段前で処理しましょう」

真紅「よく分からないけど ここは経験者のお二人に従うのだわ」

雛苺「うぃ」

翠星「じゃあ 巻物から読んでみるです」

雪華「識別の巻物の可能性もありますからね」



翠星石はイヌの絵柄の巻物を読んだ!
なんとイヌの絵柄の巻物は『聖域の巻物』だった!
この巻物は地面に置いて使おう!



翠星「……」

雪華「……」

雛苺「なにが起きたの?」

真紅「聖域の巻物って何?」

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:40:38.98 gM3cyjy/P
翠星「があああああああ!!」

雪華「落ち着いて下さい翠のお姉様! 気持ちは分かりますが落ち着いて!!」

翠星「んなアホなあああああああ!!」

雛苺「こんなに怒っている翠星石は久しぶりに見るわ」

真紅「蒼星石のローザミスティカを水銀燈に横取りされた時以来ね」

翠星「っざけんなよ もぉ〜〜〜!! 何でもう聖域の巻物が出てくんだよ ファーーーック!!」

雪華「お姉様! 有り得ないぐらい口調が荒れていますわ!!」

真紅「これが噂のゲーム脳ってやつ?」

雛苺「たぶん違うと思うの」

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:45:40.00 gM3cyjy/P
翠星「聖域が……聖域の巻物が……」

雪華「ま……まあ 早いうちに聖域が識別できて良かったじゃないですか
    きっとすぐに二枚目が見つかりますから ね?」

翠星「うぅ……」

雪華「それじゃあ 草の識別とまいりましょうか」

真紅「これは食べてみないと分からないのよね」

雪華「はい そうです ところでお姉様」

雛苺「うゅ?」

雪華「お腹空いていませんか?」

雛苺「そう言われてみれば……」

雪華「では この紫色の草をどうぞ 少しはお腹の足しになりますので」

雛苺「ありがとうなの いただきま〜す!」

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 20:49:03.32 gM3cyjy/P

雛苺は紫色の草を食べた!
紫色の草は『混乱草』だった!



雛苺「ウォォ〜アンマァ〜 キャハァ! カハァ! ケハァ!」

真紅「ちょっと! どうしたの雛苺!?」

雪華「紅薔薇のお姉様! 勝手に動き回らないように彼女を押さえつけて下さい!」

雛苺「あばばばばばっばば!」

真紅「雛苺! しっかりなさい雛苺!!」

雪華「もう少しです もう少し経てば正気に戻るはずです」

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:01:50.20 gM3cyjy/P
雛苺「おばま……? あれ? ヒナは今までいったい」

真紅「ふう…… どうやら治ったみたいだけど 白薔薇 雛苺に何が起きたの?」

雪華「それは……」

翠星「アイテムの中にはマイナス効果を持つものも多いんですよ」

真紅「ということは 貴女は姉に毒見役をさせたのね!?」

雪華「……」

雛苺「ひどいの!」

真紅「この落とし前はきっちりつけさせてもらうのだわ! 翠星石! 雛苺!」

翠星「合点です!」

雛苺「うぃ!」

379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:06:22.54 gM3cyjy/P
雪華「何を? 離して下さい二人とも!」

真紅「いかにも体に悪そうな この茶色の草! 貴女で試させてもらう」

雪華「やめてください! 私はアストラルだから物を食べたりできな……」

真紅「そんな便利な設定! 誰も認めないのだわ」

雪華「ひぃぃ……」

翠星「おら! 観念しろですぅ」

雛苺「歯ぁ食いしばれなの」

雪華「誰かーー! 火事でーーーーす!!」

真紅「人を呼ぶのに最も適した叫び声をあげても無駄よ!」

翠星「ここには私達しかいないです!」

雛苺「おうじょうぎわが悪すぎるのよ」

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:11:05.68 gM3cyjy/P

真紅は雪華綺晶に茶色の草を飲ませた!
茶色の草は『ドラゴン草』だった!



雪華「ゲプッ……」



雪華綺晶は火を噴いた!
真紅に60ポイントのダメージ!
真紅は倒れた!



真紅「ぬわーーーーっっ」



雪華「……」

翠星「……」

雛苺「……」

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:15:52.41 gM3cyjy/P

翠星「ある意味 火事だったですね」

雪華「わ……私は悪くない だってお姉様方が無理やり……」

雛苺「そんなことより真紅が倒れたあと 光に包まれて消えちゃったわ! ホーリエも!
    もしかして死んじゃったの!?」

翠星「いや ゲームシステム的に考えて 最初の場所に戻されただけです」

雛苺「さいしょのばしょ?」

雪華「とにかく死んではいないということです」

翠星「それにしてもB1Fにして いきなり仲間が一人減るとは災難ですぅ……」

382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:19:00.13 gM3cyjy/P

♪いよ〜ぉ!どどどんどん!はっ!!

翠星石達はレベルが上がった!!



雪華「あ でも紅薔薇のお姉様を倒したと見なされてレベルが上がりました」

翠星「なんで仲間を倒してレベルが上がるですか?」

雪華「アリスゲーム用に若干システムがマイナーチェンジされているようです」

雛苺「お父様もいいところがあるの」

翠星「いや これは明らかに仲間割れを誘発するシステムですよ」

雪華「えげつねぇですわ」

383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:24:22.53 gM3cyjy/P
翠星「げに恐ろしきは お父様」

雪華「これは私達を試す試練なのでしょうか」

雛苺「でも負けないのよ」

翠星「そうです! だって翠星石達はまだ降り始めたばかりですよ」

雪華「この果てしなく深い……薔薇乙女坂を!」



未完

384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 21:46:04.02 DYF9o4KZP BE:2651616959-2BP(2970)
sssp://img.2ch.net/ico/aka.gif
おい、やっと追いついてwktkしてたとこなんだぞwww

385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 22:59:25.50 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B2F ――

翠星「安らぎの緑の大地! くんくんミント!」

雛苺「はじけるうにゅ〜の香り! くんくんストロベリー!」

雪華「ホ……ホワイトローズは皆の心 羽ばたけフレッシュ くんくんエンジェル!」



翠星『 三人揃って……
雛苺   Yes! フォーリンラブ!!
雪華                       』



雪華「……これ 階段降りるたびにやるんですか? あと最後 芸人になってましたよ」

翠星「うっさいですね こういう長丁場はモチベーションの維持が大切なんです!」

雛苺「一人だけ新しめのをチョイスしておいて何様のつもりなの〜」

翠星「エンジェル(笑)」

雪華「……」

386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:11:24.01 gM3cyjy/P
―― ジュンの部屋 ――

真紅「ぬわーーーっっ」

JUM「ゲフゥッ!?」←寝てたら真紅が上から落ちてきた

真紅「ジュン!? ということは……ここは私の部屋!?」

JUM「僕の部屋だ!!」

真紅「どうやら あの不思議なダンジョンで倒れると ここに送り返されるようね」

JUM「?」

真紅「それにしても忌々しいのは白薔薇…… よくもこの私を!」

JUM「何か焦げ臭いぞ お前」

387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:18:11.56 gM3cyjy/P
真紅「しかも ここに戻らされたのは私だけ
    あの三人はリーダーたる私を見捨てたまま ダンジョンを進んでいるに違いない!」

JUM「何の話をしてるんだ?」

真紅「許せない! 何としてでも あの三馬鹿姉妹に先んじなければ!!」

JUM「真紅さーん 僕のことは完全に無視ですかー? もしもーし」

真紅「とは言え 今から追いかけたところで……」

JUM「おーい! 不人気ー!」

真紅「それに私は不思議のダンジョン初心者」

JUM「赤いだけが取り得のカマトト日和見さん 聞いてますー?」

真紅「一人ではどうしても心許ない……」

JUM「真紅って要はダッチワイフだろ?」

真紅「……仲間を集めなければ! できればダンジョンゲー熟練者を!!」






JUM「行っちゃった…… 最後までオールスルーかよ
    好きの反対は嫌いじゃなくて無関心とも言うらしいが……」

388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:26:33.28 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B5F ――

翠星「あれからそれなりにアイテムが出続けているですし」

雪華「運のいいことに『どうたぬき』も拾えました」

雛苺「モンスター達も いちげきよ!」

雪華「けど 順調に進み始めてくると 思い切った識別がやり辛くなってきますわね」

翠星「ですね そろそろ呪われてるアイテムとか出そうです」

チンタラ「チョキプリイイイイイ!」

雛苺「モンスターなの!」

翠星「おっと 待つですよ雛苺 こいつを倒す前に
    さっき拾った『ケヤキの杖』の効果を確かめておかないと」

雛苺「うぃ!」

389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:33:48.99 gM3cyjy/P
雪華「では 私が振らせていただきます」



雪華綺晶はチンタラに向かってケヤキの杖を振った!
チンタラは『薔薇水晶』になった!



薔薇「……?」

雪華「……」

翠星「……」

雛苺「……」

薔薇「ここは……どこ……?」

翠星「えーと……」

薔薇「翠星石に雛苺に…… 雪華綺晶?」

雛苺「なんでチンタラが薔薇水晶になったの?」

雪華「このケヤキの杖…… おそらくは」

翠星「『身代わりの杖』ですね」

390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:35:08.44 qOmtffR30
ばらしーかわいい

391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:41:01.63 gM3cyjy/P
薔薇「あの……? 貴女達が私をここに呼び寄せたので?」

翠星「い……いや 知らないです! お前は夢遊病っぽいから
    寝てるうちにここに来ちゃったんじゃないですかぁ!?」

薔薇「……なるほど」

雪華(納得した!?)

雛苺「き…… きっとエンジュ先生が心配してるから
    早く帰ってあげたほうがいいのよ!」

薔薇「そう……ですね では 御機嫌よう」

翠星『
雛苺  御機嫌よう〜
雪華            』

392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:47:05.71 gM3cyjy/P


翠星「行っちまいましたね 明りも持たずに」

雪華「夜目が利くんじゃないでしょうか?」

雛苺「でも 身代わりの杖の効果ってこれだけなの?」

翠星「もうすぐ分かるですよ 多分」





薔薇「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜」



♪いよ〜ぉ!どどどんどん!はっ!!

『あなぐらマムル』はレベルが上がって『洞窟マムル』になった!





雪華「こういう効果です」

雛苺「良く分かりましたなの」

393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:54:02.42 gM3cyjy/P
翠星「それじゃ薔薇水晶がやられた所へ行くです」

雛苺「どうして? あっちはヒナ達がやって来たほうよ?」

雪華「洞窟マムルを狩るのです」

翠星「『吹き飛ばしの杖』を持っているですからね こいつで洞窟マムルを倒せるです」

雛苺「?」

雪華「洞窟マムルはこの階層としては非常に多い経験値を持っています
    防御力がやけに高く 殴り合いでは今の私達は負けてしまいますが
    反面HPは非常に低く 吹き飛ばしの杖などを使うと楽に倒せる『美味しい敵』なのですわ」

雛苺「ほへぇ〜」



この後も翠星石達は身代わりの杖の回数が無くなるまで
薔薇水晶→洞窟マムルのコンボを繰り返し レベルをそれなりに上げることに成功した

394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/05 23:58:32.64 gM3cyjy/P
―― 謎の遺跡・B1F ――

蒼星「靴擦れラピ子!」

水銀「鷹の目お銀!」

真紅「ならずものルビー!」

金糸「乙女ばn

水銀『 みんな揃って!
真紅   くんくん紅サソリ隊ッ!!
蒼星                    』

金糸「……」

真紅「決まったわね」

水銀「ええ 最高のファイティングポーズよ!」

蒼星「ここまで連帯感の強い僕達なら この遺跡も難なく踏破できるはずさ!」

金糸「……」

395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:03:59.47 gM3cyjy/P
真紅「この中で不思議のダンジョンゲーム経験者は蒼星石と金糸雀の二人! 頼りにしているわ」

蒼星「まかせて!」

金糸「大船にのったつもr

水銀「アイテム見つけたわぁ!!」



水銀燈は『赤色の草』を拾った!



蒼星「よし! 未識別のアイテムは全部 金糸雀で試すんだ」

水銀「了解!」

真紅「ドラゴン草の可能性もあるから金糸雀の真正面に立っては駄目よ 水銀燈」

396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:06:39.95 dyoiQrtM0
支援

397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:08:03.65 sYNxQIGvP
金糸「ちょ…… ちょっとm



水銀燈は金糸雀に赤い草を飲ませた!
赤い草は『薬草』だった!
金糸雀の体力が回復した!



水銀「ちっ……」

真紅「なんだ ただの薬草か」

蒼星「面白みに欠けるね」

金糸(え? なに? このみんなのリアクションはッ!?)



この後も金糸雀の体を張った識別作業が続き
『めぐすり草』『ちからの種』『かなしばりの杖』『鈍足の札』などを識別



真紅「これでこの階で拾ったアイテムは全部確認できたわね」

金糸「致命的なマイナス効果に当たらなくて ほっとしたかしら」

398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:12:13.74 sYNxQIGvP
蒼星「まだこれがある 『重い盾』だ」

金糸「ちょ……!!」

水銀「これはもう分かっているじゃない」

蒼星「いや 呪われている可能性がある 金糸雀に装備させて確かめてみるべきだ」

金糸「待ったかしら! 確かに重い盾は強い防具だけど
    デメリットの方が大きすぎるのかしら 敵が弱いうちは無理に付けなくt



蒼星石は金糸雀に重い盾を装備させた!
なんと重い盾は呪われていた!
金糸雀は重い盾を外せなくなった!
金糸雀はお腹が減りやすくなった!




399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:16:57.22 sYNxQIGvP

金糸「あああ……っっ」

蒼星「やっぱりか」

水銀「蒼星石の勘は頼りになるわね」

真紅「貴女が仲間で本当に助かるのだわ」

蒼星「いやあ それほどでも」

金糸「くうう……」

蒼星「大丈夫さ金糸雀 拾った物は全部君に食べさせるし
    『おはらいの巻物』とかも きっとすぐ出るはずだよ」

金糸(……はめられたっ!!)

400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:22:48.08 sYNxQIGvP
―― 謎の遺跡・B9F・翠星石チーム ――

雛苺「なんか単調になってきて飽きてきたわ」

翠星「それだけ私達が順調って事ですぅ」

雛苺「このふしぎなダンジョンって どれぐらい続くの?」

雪華「さあ…… 短い所だと もう終わっても良さそうなところですが」

翠星「最初から未識別のアイテムが出るようなダンジョンですよ
    少なくとも30Fはあると見ておいた方がいいです」

雪華「下手したら99Fですね」

雛苺「そんなにも!? もうダメ! 疲れたのよ 歩けな〜い!」

翠星「確かに歩き尽くめは疲れるですね」

雪華「ゲームだと気をつけるのは空腹度だけでしたのに」

翠星「いや プレイヤーの精神的な疲労も ゲームでのミスを誘うステータス異常の一つです」

雪華「なるほど そういう見方も出来ますわね」

翠星「何はともあれ 休めそうなところを探しながら冒険を続けるです」

401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:25:26.51 gadVEBn1O
何でローゼンスレなんて立ってんだ
てかこいつは前に桃鉄やってたやつか

402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:28:59.64 sYNxQIGvP
―― B10F・気狂い茶屋・翠星石チーム ――

翠星「とか言っているそばから休憩所っぽいところを発見ですぅ!」

雪華「渡りに船ですわ」

雛苺「助かったの…… もうくたくたよ」

翠星「お 誰か小屋の前に立っているです 住人さんですかね?」

三月兎「ようこそアリスの皆様 ここは来訪者に一時の安息を提供する『気狂い茶屋』」
帽子屋「ようこそアリスの皆様 ここは来訪者に永劫の怪異を提供する『気狂い茶屋』」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

翠星「な? 何を言っているんですか お前達は? それにその動物みたいな格好は……!?
    ラプラスの魔の仲間ですか!?」

三月兎「ラプラスの魔は私達の王」
帽子屋「ラプラスの魔は私達の奴隷」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

翠星「? ……!?」

雛苺「ワ……ワケが分からないの」

403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:34:34.37 sYNxQIGvP
雪華「貴方達の家で休ませて頂きたいのですが…… いいのですよね?」

三月兎「勿論です アリスの皆様 お代もいりません 心ゆくまでご自由に」
帽子屋「論外です アリスの皆様 タダはいけません 自らを由とできない」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

雪華「……」

翠星「なんか……帽子の人だけ言っている事が変です 怒っているですか?」

三月兎「帽子屋の気狂いが始まった 帽子屋の気狂いが始まった
     アリスの皆様 帽子屋の問いに答えてはいけない
     帽子屋に答えては茶屋の休みを得られない」

雛苺「え? え?」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

翠星「なんですって? カラスと机ぇ?」

冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

雪華「……」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

三月兎「答えてはいけない 答えてはいけない」

雛苺「こ……この人たちは何を言ってるの?」

404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:34:58.83 JOMik2ym0
紅さそり隊懐かしいな

405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:41:56.60 sYNxQIGvP
翠星「やい! 謎々なら もうちょっと分かりやすく言いやがれです
    カラスと机のどこが似ているというんですか!?」

帽子屋「どこが似ているって? この二つ そっくりじゃないですか
     私の庭には引き出しが五つある四角いカラスが来てガタガタ遊ぶ
     私の机は私が夜更かししていると『もう寝ろよ阿呆阿呆』と鳴くんです」

翠星「く…… さらにワケ分からんです」

三月兎「帽子屋の問いに答えてはいけない 帽子屋の問いに答えは無い」

雛苺「答えが無い?」

翠星「はぁ?」

帽子屋「大ガラスと書き物机 あまりにそっくりで見分けがつかない 何故です? 何故だ?」

雪華「……」

三月兎「帽子屋の問いに対する答えは沈黙 答えてはいけない
     答えると不正解 沈黙が正解」

雛苺「ちんもくが正解?」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

翠星「三月兎の方は さっきからわりとまともな物言いです
    言われるとおりに黙っていればいいのですか?」

406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:45:50.99 sYNxQIGvP
帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

雛苺「……」

雪華「……」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

翠星「……」

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

雪華「……」

翠星(きぃぃ〜 黙っているのが正解じゃないんですか?
    さっさと そのうざったい質問をやめるですぅ)

帽子屋「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?
     大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは何故か?」

雪華「大ガラスと書き物机 この二つが似ているのは……」

翠星(白薔薇!?)

407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 00:49:48.57 sYNxQIGvP
雪華「それが どちらも同じものだからです」

雛苺「へ?」

三月兎「ああ なんてこと 帽子屋の問いに答えてしまった
     それは間違い 『見る』と『食べる』は違う
     『カラス』と『机』も違う 大間違い! 大間違い!」

翠星「な……なんか雲行きが怪しいですよ! 白薔薇!」

雪華「いえ これでいいはずですわ」

三月兎「……」

冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

帽子屋「カラスと机が同じだと? 怪異だ それは永劫の怪異だ
     既に永劫の怪異を持つものに 同じものは与えられない」

三月兎「……zzZ ……zZZ」
帽子屋「……zzZ ……zZZ」
冬眠鼠「……zzZ ……zZZ」

翠星「あれ? 全員……」

雛苺「寝ちゃったの…… どうして?」

408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/06 01:00:08.87 sYNxQIGvP
雪華「答えが無い問題に対する答えは沈黙……ですが
    その沈黙の長さは計り知れない それこそ一瞬か永遠か
    例えるなら ある数字をゼロで割るが如く」

翠星「は?」

雪華「なら もう一つの正解を定義する
    答えが無い問題に対しては 間違いもまた無い」

雛苺「それって何を答えてもいいってこと?」

雪華「いえ カラスと机が似ているという有り得ない問題に対して
    カラスと机が同じだという それ以上に有り得ない回答を渡した
    例えるなら それは無限を無限で割る如く」

翠星「なんかお前の喋り方も 帽子屋達みたいになってきたですよ白薔薇」


次ページ
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

4611日前に更新/189 KB
担当:undef