ジュン「真紅って要は ..
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 10:44:45.51 WfyrlcWY0
謹んでお断りします

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 11:17:47.53 jPNuaPy40
イイハナシダナー

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:09:28.33 ne6gYC1kP
規制で立てられないし このスレ貰うわ

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:11:13.42 ne6gYC1kP
真紅「ねえジュン 折り入って頼みがあるのだけれど」

JUM「なんだよ? 藪から棒に」

真紅「二人で作らない?」

JUM「何を?」

真紅「赤ちゃん」

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:12:00.40 lB5WSIyP0
のび太かよ

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:13:04.93 tbt4WC46O
真紅はそんなこと言わないのだわ

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:13:38.36 q1/YD4uKO
なんだよ? 藪からスティックに

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:16:03.62 ne6gYC1kP
JUM「○■△★ッ!!!?」

真紅「だめなの?」

JUM「いや……その……ダメというか なんというか」

真紅「じゃあ いいのね」

JUM「ちょ……ちょっと待て お前本気なのか?」

真紅「当たり前じゃない」

JUM「赤ちゃん作るってことが どういうことか知ってんだろうな」

真紅「あのね 私だってそれぐらいの知識はあるわよ」

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:17:35.16 bt/MTLlv0
ジュン「赤ちゃんなら、この前姉ちゃんと作ったばかりだし・・・」

真紅「えっ」

ジュン「その前は水銀燈とも作ったし」

真紅「えっ」

ジュン「蒼星石はアナルが好きだから出来てないけど、他のドールも一通り孕ませたしなあ」

真紅「えっ」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:19:56.44 ne6gYC1kP
真紅「私の心配より 自分の心配をしたらどうなの?」

JUM「は?」

真紅「あなたこそ ちゃんと手順とか分かってるんでしょうね」

JUM「て……手順!?」

真紅「そうよ 手順間違えたら出来るものも出来ないじゃないの」

JUM「そりゃまあ そうだろうけど」

真紅「なんか歯切れが悪いわね ちょっと言ってみなさい」

JUM「言うって……?」

真紅「赤ちゃんを作る手順をよ」

JUM「マジで? ここで?」

真紅「そうよ」

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:23:20.39 7adckbMT0
しえん

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:25:07.95 ne6gYC1kP
JUM「えっと……おしべとめしべが……その……」

真紅「ジュン ちょっとストップ」

JUM「……」

真紅「私達が薔薇乙女だからって植物に例えなくてもいいのだわ」

JUM「いや そういうつもりじゃ……」

真紅「どうやら 知ったかぶっていたみたいね」

JUM「……」

真紅「しょうがない 私が教えてあげる」

JUM「え!?」

真紅「時間が無いから 実際にやりながら教えるわよ」

JUM「ええっ!!!?」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:31:16.41 ne6gYC1kP
真紅「ちょっと道具とか取ってくるとか そこで待ってなさい」

JUM「道具!? 道具を使うんスか!? 真紅さん!?」

真紅「当たり前じゃない 素手で赤ちゃん出来るわけ無いでしょ」

JUM「?」

真紅「そうそう 私が戻ってくるまでに雑巾とかティッシュを用意しといて」

JUM「??」

真紅「赤ちゃん作リ始めると色々と部屋が汚れるから 拭くものとかが要るの」

JUM「???」

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:35:28.20 V/MA+Phm0
死ね屑

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:36:30.90 ne6gYC1kP
―― 30分後 ――

真紅「戻ったわよジュン」

JUM「……」

真紅「あれ? なんかあなたからいい匂いがするのだけれど?」

JUM「シャワー浴びて来ました のりのシャンプーとか使いました」

真紅「は?」

JUM「え?」

真紅「なんかさっきから微妙に話がかみ合わないわね」

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:39:08.90 ne6gYC1kP
真紅「まあいいわ 取り敢えず10個持ってきたから」

JUM「10個?」

真紅「そう 今日のノルマは10よ」

JUM「そんなに!?」

真紅「大丈夫 徹夜すればなんとかなるわ」

JUM「徹夜すれば!!!?」

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:42:18.69 ne6gYC1kP
真紅「はい じゃあこれの梱包外して頂戴」

JUM「……なんだこれ? 『プチ少女のつくり方』?」

真紅「乱暴にしないでよ」

JUM「赤ちゃん作るんですよね?」

真紅「そうよ 私とあなたで」

JUM「人形なの?」

真紅「当たり前じゃない」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:46:39.08 ne6gYC1kP
真紅「ジュン あなた……まさか全く見当違いのことを想像していたんじゃないでしょうね?」

JUM「いえ……滅相もございません」

真紅「そう それじゃあ早速始めようかしら」

JUM「その前にいくつか質問したいんだけど」

真紅「いいわよ ただ口だけじゃなくて手も一緒に動かしてね」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:46:53.83 V/MA+Phm0
屑が

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:49:43.44 ne6gYC1kP
JUM「何故 突然こんなことを」

真紅「『子供手当て』って聞いたことある?」

JUM「風の噂には」

真紅「薔薇乙女にもそれが出るのよ」

JUM「何故?」

真紅「お父様がそういうルールをアリスゲームに追加したの」

JUM「いつ?」

真紅「今日よ Nのフィールドの掲示板にお触書が出たのだわ」

JUM「エイプリルフールはもう過ぎたぞ」

真紅「嘘じゃないわよ」

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 12:57:20.27 ne6gYC1kP
真紅「子供一人当たり1万3千円 これは大きいのだわ」

JUM「そうですね」

真紅「正直のりからのお小遣いだけじゃ やってられなかったし」

JUM「お前 お小遣い貰ってたのか」

真紅「微々たるものよ 毎週ヤングジャンプ買ってたらほとんど残らない」

JUM「あれ? 真紅のお目当ての漫画は月イチ連載じゃなかったっけ?」

真紅「そうだけど それだと他の漫画のストーリーが分からないじゃない」

JUM「他のも読んでたんだ」

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:04:19.98 ne6gYC1kP
真紅「絶対に応募しないであろう読者プレゼントの要項も読んでいるわ」

JUM「暇人だな」

真紅「兎も角 月イチで買っているとキングクリムゾン発動率が半端無いの」

JUM「言われて見ればその通りだ」

真紅「レイプされそうだった主人公が次に見た時にはスキージャンプしていたのよ」

JUM「へ〜」

真紅「その時の私の気持ちが分かる!?」

JUM「分からん」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:12:32.91 ne6gYC1kP
真紅「今までは翠星石と交代でヤンジャンを買って回し読みしていたのだけれども
    子供手当てさえ貰えればスーパージャンプもウルトラジャンプも自分で買える」

JUM「どんだけジャンプ好きなんだよ」

真紅「ジャンプはひとつの事例に過ぎない
    お金というのは多くあるに越したことは無いのだわ」

JUM「確かに」

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:18:14.09 ne6gYC1kP
JUM「それで この『プチ少女のつくり方』はどこから手に入れたんだ?
    これもローゼンが準備してくれたのか?」

真紅「これはラプラスの魔から買ったのよ」

JUM「あいつから?」

真紅「お触書の隣で露店を出してたの
    あの兎 絶対にお父様と癒着しているのだわ」

JUM「なあ真紅」

真紅「なによ?」

JUM「もう既に半分ぐらい作ってから言うのもなんだが
    これパッケージ入れ替えただけで中身ガンプラだぞ」

真紅「ガンプラ?」

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:18:35.84 V/MA+Phm0
ハゲて毛根と共に死ね

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:21:37.36 NC2VGKhj0
気づくのおせえよwwwwwww

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:25:18.66 ne6gYC1kP
JUM「ガンプラってのはだな……(略)」

真紅「成る程 でもなんら問題は無い」

JUM「無いの!?」

真紅「薔薇乙女の子供として認知されるのに必要なのはローザミスティカ
    これにローザミスティカさえ入れれば 私達の赤ちゃんになる」

JUM「簡単に言うけどなあ……
    ローザミスティカなんてそうそう右から左に用意できるもんじゃないだろ」

真紅「大丈夫 先手は打ってある」

JUM「またラプラスの魔から買ったとかじゃないだろうな」

真紅「ミスティカは流石に非売品だから自分で作らないといけないのだわ」

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:36:03.58 ne6gYC1kP
JUM「作れるのかよ」

真紅「ええ でもこれはこの真紅が多くの書物を研究して編み出した方法
    言わば錬金術の奥義でもあるから他言は無用よ」

@硫酸カリウムアルミニウム12水和物を一酸化二水素の液体に溶かし飽和溶液を作る

A硫酸カリウムアルミニウム12水和物の種結晶を糸でくくり飽和溶液中に入れる

Bゴミや埃が入らないように蓋をする

C静置し溶媒が蒸発するのを待つ

D結晶が大きくなる
  この間に溶液に対して『ありがとう』『綺麗だよ』等と語りかけると美しい結晶になる

Eできあがり

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:36:35.83 V/MA+Phm0
爪が全部はげろ

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:43:39.95 ne6gYC1kP
真紅「ミスティカの製造は既に始めているから明日には出来上がる
    あとはそれまでにこのガンプラを全部作れば完璧」

JUM「……」

真紅「赤ちゃんが10人出来ればそれだけで13万円 美味しい作戦ね」

JUM「……」

真紅「ジュン 墨入れする箇所が間違っているわよ
    あとデカールは貼らなくてもいいのだわ」

JUM(もうやだ こんな生活)

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:44:28.57 3NOC3jNK0
>>24
真紅さんその漫画実はスキージャンプしているのが正しい姿なんです

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 13:59:32.44 ne6gYC1kP
―― 翌日 ――

リゼル×5「パパー」

アンクシャ×5「パパー」

JUM「パパだけどパパじゃないよ馬鹿野郎……」

リゼル×5「パパー」

JUM「なんでミョウバンの結晶入れただけで動き出すんだ こいつら」

アンクシャA「ママはどこー?」

JUM「ママはお金貰いにNのフィールドに行っちまったよ」

アンクシャB「ボクもいくー」

JUM「やめろ! お前まだ変形に慣れてないんだから」

アンクシャB「あーん イタいよーーー!!」

JUM「言わんこっちゃねえ 変形失敗してんじゃねーか」

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:01:18.03 I9fDPV8R0
ww

36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:05:37.24 3NOC3jNK0
俺も今からローザミスティカ作るか…

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:07:56.35 ne6gYC1kP
―― Nのフィールド ――

真紅「11…12…13…… 何度数えても諭吉が13枚
    本当に現金が貰えたのだわ こんなにチョロいだなんて」

翠星「ふふ 全くもって思いつきで始めやがった政策は抜け穴だらけで笑えるですね」

雛苺「お父様のこと悪く言うのは嫌だけど 明らかにこれはザル法なのー」

真紅「二人とも いつの間に?」

翠星「真紅が昨日シコシコとチビ人間と赤ちゃん作っている間
    私達もただ遊んでいたわけではないですよ 雛苺見せてやるです」

雛苺「じゃーん 諭吉さんがヒナと翠星石合わせて50枚なのー」

真紅「なんですって!?」

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:17:34.89 ne6gYC1kP
真紅「そ……そんな!? 一体どうやって!?」

翠星「フフフ 養子縁組ですよ」

雛苺「人気薄で投げ売りされていたガンプラをヒナ達の子供にしたの」

ガルスJ×25「ママー」

デナン・ゾン×25「ママー」

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:20:58.74 FbILiGODO
上条さんを召還してぇ

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:25:45.98 ne6gYC1kP
真紅「養子!? そういう手もあったの? 父親とかは? ミスティカは?」

翠星「真紅は考えが古いですね 今時父親の分からない子供ぐらいゴマンといるです
    それとミスティカの作り方はジュンの理科の第一分野の教科書に載ってたです」

真紅「……」

雛苺「そもそも両親という考え方事態ナンセンスなの」

翠星「翠星石達のお父様は一人で七人の子供を作ったですよ?」

真紅「た……確かに でもそんなにたくさんの赤子の世話をどうやって?
    JUMだって10体のガンプラできりきり舞いなのに」

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:35:00.26 ne6gYC1kP
翠星「ああ この子達はこれから赤ちゃんポストに入れてくるです」

真紅「!?」

雛苺「貰うものもらったからもう用済みなのね」

真紅「き……鬼畜! 人間のやることじゃないのだわ」

翠星「翠星石達は人間じゃないです」

雛苺「それに赤ちゃんポストもお父様が昔作った制度よ」

翠星「もうこれは 暗にこういう使い方をしろといってるようなものです」

真紅「だからって」

翠星「いくら真紅が喚こうが この子達をどうするかは親である私達の自由です」

雛苺「それじゃあ行くの さあ みんなさっき教えた歌を」

ガルスJ×25「♪ドナドナドーナードーナー」

デナン・ゾン×25「♪子牛をの〜せ〜て〜」

翠星「♪ドナドナドーナードーナー」

雛苺「♪荷馬車はゆ〜れ〜る〜」

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:41:22.51 ne6gYC1kP
―― ジュンの部屋 ――

真紅「ということがあったのだわ」

JUM「あのバカども 帰ってきたらただじゃ済まさないぞ
    ガンプラをなんだと思ってるんだ」

真紅「多分二人は帰って来ないわよ」

JUM「?」

真紅「50万を元手に さらに他の薔薇乙女に養子縁組を斡旋して
    マージンを得るとか言ってたのだわ」

JUM「おいおい……」

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:46:48.50 Tm2PEHX+O
なかなか風刺の効いた内容だね

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:47:02.69 ne6gYC1kP
真紅「そういうわけでこうしちゃいられないの
    早く他の姉妹に二人を相手にしないよう呼び掛けないと」

JUM「僕も行かないといけないのか? 外に?」

真紅「そうよ 今は引き篭もりがどうとか言ってられる場合じゃない」

JUM「二人ともこの家から出ちゃったら こいつらの面倒は誰が見るんだ?
    のりは学校行っちゃってるし」

リゼル×5「パパー」

アンクシャ×5「ママー」

真紅「……」

JUM「僕はこいつらからもう目が離せないんだ」

リゼルA「パパー」

JUM「よしよし パパはどこにも行かないぞー」

真紅「なんてこと いつの間にかジュンに父性が芽生えているのだわ」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 14:55:40.89 ne6gYC1kP
水銀「ちょっと邪魔するわよ真紅ゥ!!」

真紅「水銀燈!? 何よ声を荒げて?」

JUM「おい いきなり来て大声出すなよ! 子供達が怯えるだろ」

アンクシャ×5「パパー」

水銀「そのガンプラ…… やっぱりアンタが元凶だったのね 真紅!?」

真紅「ちょっと落ち着きなさい水銀燈 話が見えないのだわ」

水銀「知らばっくれんじゃないわよ 翠星石と雛苺がさっき私のところに来たの!!」

JUM「あの二人が?」

真紅「予想以上に行動が早いわね」

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:02:00.67 ne6gYC1kP
水銀「それでジオングのガンプラを100個も押しつけて帰っていったのよ」

JUM「100個だと!?」

水銀「こんな遠回しな嫌がらせを考え付くのはアンタぐらいのもんよ!
    私には足の無いジャンクがお似合いって言いたいんでしょ!?」

真紅「そんなことしないのだわ!」

JUM「リックドムの足つけてパーフェクトジオングにしたらいいじゃん」

水銀「そういう問題じゃない!!」

真紅「ちょっと落ち着いて水銀燈 あの二人には私達も手を焼いているのよ」

水銀「!?」

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:07:22.89 31jUNhTg0
やはり緑は悪だな
赤は正義の味方ですぞ

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:08:03.08 UnKF0Xmc0
ローゼンスレだと思ったらガンダムスレだった

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:09:14.90 ne6gYC1kP
真紅「ほら アリスゲームに子供手当てが出ることになったじゃない」

水銀「何それ?」

真紅「貴女まだNのフィールドの掲示板を見てないの?」

水銀「そういうのもあったわね 最近面倒くさいから見てないわ」

真紅「掲示板はこまめにチェックしないと駄目よ
    じゃあ簡単に説明するわね かくかくしかじかというわけなの」

水銀「子供一人当たり一万三千円? 胡散臭いわね」

真紅「でも本当よ ほら私はお父様から13万貰ったのだわ」

水銀「透かしも入ってる 偽札ではない」

真紅「それ地味にお父様に失礼な行為よ」

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:12:13.29 ARkL6hyiO
>>47
ムック乙

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:15:33.16 ne6gYC1kP
水銀「でもやっぱり胡散臭い なーんか胡散臭いわね」

JUM「何が気になるんだよ」

水銀「私達薔薇乙女に子供を作らせてお父様に何の得があるのか
    考えて御覧なさい」

JUM「……」

真紅「あんまり思いつかないわね」

水銀「あのね 大体表舞台に出てこない引きこもり野郎が考えているのは
    世界征服か人類絶滅かのどっちかなの」

真紅「そういうもん?」

JUM「ありがちだが その通りだと思う
    と言うか水銀燈的にお父様を引きこもり野郎呼ばわりはアリなのか?」

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:22:34.69 ne6gYC1kP
真紅「お父様が何か企んでいると?」

水銀「そうよ 最近私たち真面目にアリスゲームしていないじゃない」

真紅「この間なんて金糸雀の家でマリカーして終わったものね」

水銀「お父様も流石におかんむりなのかもしれない」

JUM「ちょっと待てローゼンの目的はアリスじゃないのか?」

水銀「そうだけど お父様の目指す究極の少女ってのは
    具体的には何なのか それすら分かっていないのよ」

真紅「何かとてつもなく凄い少女だってことしかね」

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:31:26.50 ne6gYC1kP
水銀「薔薇乙女の特性から逆算してみると 私達はどうも
    姉妹を倒すのではなく 人間を弱らせる方に重点があるみたいなの」

JUM「?」

真紅「アリスゲームには敗者復活の為のルールが非常に多い
    自分が不利だと知れば指輪の誓いを放棄して
    次の時代のアリスゲームまで棄権することも出来る」

水銀「一方 人間の契約者に対しては不利な条件が多い
    力を吸われ続ければ人形になってしまう
    私と末妹に到っては契約無しで力を吸うことも出来る」

JUM「全然話が分からないんですが どういうこと?」

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:38:44.95 lKQ8y1HEP
ミスティカ作れるならそれで強化しろよとか言っちゃいけないんだろうな

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:39:34.35 3NOC3jNK0
この銀ちゃん…できる!!

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:40:08.47 jrpNxq/h0
スレタイに期待して開いたらガンダムスレだったでござる

57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:40:14.65 ne6gYC1kP
水銀「こういう言い方は好きじゃないけど 私達は寄生虫なのよ
    それも人間の力では簡単に駆除できない寄生虫」

真紅「お父様がどういうつもりで私達を作ったのかは知らないけど
    人類に対する悪意だけはひしひしと感じられるわね」

水銀「で その寄生虫に子供を作らせることを奨励し始めた」

JUM「もしかして結構ヤバイ?」

水銀「取り敢えずあんた達人間にとって良いことは無いと思うわよ
    こいつらも結局は人間の力を吸うんだし」

リゼル×5「パパー」

アンクシャ×5「パパー」

JUM「そういえば何だか体が……だるい」

リゼル×5「パパー」

アンクシャ×5「パパー」

JUM「ちょ……ちょっと待てお前ら……パパちょっと疲れちゃったんだ
    少し休ませてくれないか」

リゼル×5「パパー お腹減ったー」

アンクシャ×5「パパー もっと食べたいー」

58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:48:38.39 ne6gYC1kP
真紅「ちょっと あなた達ジュンから離れなさい!」

リゼルA「ママー パパを独りじめするー!!」

リゼルB「パパを一人で食べる気だー」

リゼルC「ずるい ずるい」

リゼルD「ボク達もパパを食べたい」

真紅「く……」

水銀「やばいわね 生まれたてのこいつらの方が本能にストレートよ」

真紅「……」

水銀「どうするの? 処分する気なら手を貸してあげないこともないけど」

真紅「いえ 自分の不始末は自分でするわ」

リゼルE「ママー?」

アンクシャ×5「ママー? パパ食べないの?」

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 15:52:16.13 azabnjj4P
良く考えてるな

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:00:05.77 ne6gYC1kP
JUM「……!」

真紅「良かった 気がついたようねジュン」

JUM「僕いつの間にか気を失っちゃったのか…… そうだ? 子供達は」

真紅「全員処分したわ」

JUM「処分ッ!?」

水銀「真紅に感謝しときなさい 子供10体分とアンタを真紅の中の秤にかけたところ
    アンタの方が重かったってことなんだから」

JUM「……すまなかったな」

真紅「私こそ悪かったのだわ お金に目が眩んで何て愚かなことを」

水銀「安易な考えで子供なんか作るからこういう目に遭うの
    一番可哀想なのは生まれて一日で殺されたこの子達よ」

61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:01:16.39 8hGZ6RoL0
道徳のお勉強になっとるがな

62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:09:06.13 ne6gYC1kP
真紅「はぁ……」

JUM「はぁ……」

水銀「ため息つきたくなるのも分かるけど これからがもっと大変
    アホみたいにガンプラを作ろうとしているバカを何とかしないと」

真紅「そうね」

JUM「?」

真紅「赤ちゃんポストに入れられたガンプラは里子に出されるの」

水銀「単純計算でローゼンメイデンが少なくとも57体に増えたことになる
    プリキュアなんて目じゃない とっても素敵な数字ね」

JUM「マジかよ……なんでガンプラとミョウバンごときで」

水銀「それがお父様の恐ろしいところよ
    見た目の軽さで行いの重さを誤魔化している」

真紅「私達だってそうよ 見た目が少女じゃなきゃ
    人の命を吸う怪物だなんて誰だって手元に置こうだなんて思わない」

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:18:31.52 ne6gYC1kP
―― 数日後・Nのフィールド ――

翠星「かっかっか 笑いが止まらんですぅ」

雛苺「ガンプラを運ぶだけでお金が舞い込んでくるの」

翠星「ボロい商売です さぁ雛苺ドンドン出荷するですよ」

雛苺「今日も金糸雀に百式とジ・Oを20体ずつ送るわ」

翠星「金糸雀の家もなんだかんだでカツカツですからね
    必死こいてガンプラ作ってくれるです」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:19:54.93 wfdl5BHRO
この流れからスレタイの流れにどう持っていくのか……







乗っ取られただけだから
スレタイの流れになるはずもないか

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:28:30.59 ne6gYC1kP
雪華「翠のお姉様 ミスティカを持ってきました」

翠星「お 今日も定刻どおりですか 感心ですぅ
    代金はいつもの所に置いてあるから勝手に持って帰るがいいです」

雪華「これからも御贔屓に」

雛苺「面倒なミスティカ作りは雪華綺晶に任せちゃう
    これが ぶ……ぶん…… えーと?」

翠星「分業です! 白薔薇のフィールドはミョウバンの産地ですからね
    あそこで直接結晶を作らせればいちいちミョウバンを薬局とかで買うよりも安上がりです」

雛苺「そう! 分業なのよ!!」

翠星「雪華綺晶はミョウバンの買い手が見つかって儲かるし
    私達は安く買いつけたミョウバン結晶もとい偽造ミスティカにマージンをつけて
    ガンプラとセットにして売りつける! 資本主義の基本ですぅ」

雛苺「エコノミックメイデン万歳なのー」

66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:31:22.09 3NOC3jNK0
こいつら…

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:31:45.17 syoaNEcr0
ひでぇwwwwwwwww

68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:35:33.41 /EnmlWxX0
こいつら・・・できる

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:36:57.46 ne6gYC1kP
翠星「そう言えば水銀燈から連絡はあったですか?
    ジオング100体 そろそろ出来上がる頃ですが」

雛苺「ぜんぜん音沙汰ないのよ」

翠星「水銀燈のことですからジオングには親近感持って
    勝手に作ってくれるかと思ったのですが……」

雛苺「でもあんまり深く説明すると水銀燈は賢いから
    ヒナ達の思惑を全部分かっちゃうの」

翠星「ま 触らぬ神にタタリ無しです ジオング100体は少し痛い初期投資でしたが
    それを回収しようとして眠れる獅子の尾を踏むのもバカバカしいです」

雛苺「うぃ!」

翠星「それじゃあ翠星石は今日も蒼星石に話をしてくるです
    今日こそは首を立てに降らせるですよ」

雛苺「あいと! あいとーなの!」

70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:48:12.98 ne6gYC1kP
―― ジュンの部屋 ――

蒼星「良かった もっと早く君に相談すべきだった」

真紅「双子のことだから相談しづらかったのは分かるけど
    私達も貴女達と姉妹なのよ もっと信用して頂戴」

蒼星「ごめん 僕だけで翠星石の目を覚まさせることが出来ると思ってた」

真紅「それは難しいわね 普段ヤンジャンを隔週で買うのが精一杯だった子が
    突然10万単位のお金を簡単に稼ぐ方法を手にしたのよ」

蒼星「どうにかなってしまう方が自然か……」

JUM「真紅ですら金に目が眩んでいたからな」

真紅「代償はお金で払えないけれどもね」

蒼星「それで これが翠星石が今日持ってきた新しいチラシなんだけど」

JUM「どれどれ……」

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:51:40.97 Cocq4hBlO
雪華綺晶は悪くない・・・、悪いのは翠星石達なんだ・・・

72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:54:37.51 dFeaBIuM0
ちょっとミョウバン買ってくる

73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:56:17.74 Cocq4hBlO
雪華綺晶にミョウバン買取りの契約してくる

74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 16:58:59.72 q9Fjob4sO
真紅様のフィギュアにミョウバンを入れねば

75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:01:53.31 qCcIqYKW0
面白い記念

76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:04:23.69 ne6gYC1kP
★自宅で出来る簡単なお仕事です★

送られてくるガンプラを作って(素組みでOK)
ミョウバンを入れるだけで一体当たり1000円で買い取ります

今ならガンプラ製作初心者の為の説明会も行います
またこの時期だけのガンダムUC大特集!!

☆第一弾 アッシマーとジェガンからアンクシャを作る方法
☆第二弾 ラプラスの魔とラプラスの箱の関係に迫る!!
☆第三弾以降は現在企画中

その他楽しみながら仕事も出来る各種イベントを多数ご用意

☆ガンプラ改造大会 優勝作品は高価買取

☆姉妹に紹介してみませんか? 一人紹介するごとにキャッシュバック


先輩の言葉

最初は半信半疑だったんです
だって私本当に不器用で絵を描いても誰にも分かってもらえないぐらいで……
でも ここの親切丁寧な説明にしたがってガンプラを作ったら
ちゃんと1000円で買ってくれたんです

それがもう嬉しくて嬉しくて
いつの間にかお金目的じゃなくて買ってくれる人の為にガンプラを作る毎日です
好きなモビルスーツはビギナ・ギナです

77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:12:59.85 ne6gYC1kP
真紅「うわぁ……」

JUM「これはひどい」

蒼星「もうね さすがの僕でもこれには参ったよ」

真紅「心中察するわ」

蒼星「しかも僕がなかなかイエスといわないから最近は搦め手を使ってきてる」

JUM「搦め手?」

蒼星「マスターの方にちょっかい出してるらしいんだ」

JUM「結菱さんってガンダム分かるのか?」

78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:17:31.12 ne6gYC1kP
蒼星「いや分からないけど ガンプラ作りはボケ防止にいいからだとか
    この方法なら必要なものは全部送られてくるから簡単だとか
    しかも出来上がったのを買い取ってくれるからお得だからとか」

真紅「でも 貴女のところはお金に困ってないんじゃないの」

蒼星「それはそのとおりだけどさ ある程度お金を持ってる人ってのは
    もっとお金を欲しがるものなんだよ マスターだってどうせ手を動かすなら
    ただの趣味より少しでも実入りがある方を選ぶ」

JUM「そりゃそうだ」

79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:21:35.82 ne6gYC1kP
水銀「ただいま」

真紅「あ お帰り水銀燈」

蒼星「水銀燈!?」

水銀「蒼星石? ここに居たのね 良かった探す手間が省けた」

JUM「蒼星石は大丈夫だ 自分から僕達のところに翠星石の件で相談に来た」

水銀「そう 金糸雀の方は駄目だった 完全に翠星石に取り込まれてる
    逆にこっちがガンプラのネズミ講に誘われた」

真紅「重症ね」

水銀「重症もいいところよ 喋っている間ずっと目が$マークだったわぁ」

80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:23:52.64 3NOC3jNK0
やべえ容易に想像できる

81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:27:58.51 ne6gYC1kP
真紅「あと確認が取れていないのは白薔薇ね」

水銀「末妹もアウトっぽいわよ 一生懸命Nのフィールドでミョウバンを運んでいるのを見かけた
    話しかけたら逃げられたから 詳細は分からないけど……」

JUM「まともなのはここにいるやつらだけか」

水銀「それともう一つ悪いニュースがある」

蒼星「?」

水銀「すぐそこでこれを捕まえたわ」

ガルバルディβ「パパー ママー」

JUM「!」

82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:30:21.71 Cocq4hBlO
育児放棄・・・

83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:32:31.15 8hGZ6RoL0
ぴんくはともかく緑ならやり可燃わ・・・

84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:34:02.53 ne6gYC1kP
蒼星「これは……!?」

水銀「ローゼンメイデンがガンプラを作ってミョウバンの結晶を入れると
    ガンプラがこうなっちゃうの」

蒼星「どうして……」

水銀「お父様の模倣ね 完成度は全然違うけど」

真紅「ミョウバンは簡易的な偽造ミスティカに過ぎないけど
    子供手当ての申請をするにはこれで十分ということ」

JUM「でも あいつら赤ちゃんポストにガンプラを捨てているはずじゃ?」

水銀「里子に出されたガンプラが逃げ出した……あるいは
    命を吸われている事に気付いた里親が捨てたってとこかしら」

蒼星「なんてことだ」

85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:40:10.92 ne6gYC1kP
ガルバルディβ「パパー お腹減ったー パパーちょうだい!」

JUM「く……!?」

真紅「まずい! 空腹に耐えかねてジュンの命を」

水銀「仕方ないわね」

蒼星「水銀燈!? 何を?」

水銀「私がこの子を拾った時には既に餓死寸前だった
    放っておけば今時分には死んでいたはず」

ガルバルディβ「ママー? ママもパパ食べる?」

水銀「残念だけど 私はあなたのママじゃないわぁ」

ガルバルディβ「ママー?」

水銀「お互い不運よね 親がバカだと」

ガルバルディβ「マ……」

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:43:13.86 3NOC3jNK0
うわああああああああああああああああああああああああ

87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:47:29.93 ne6gYC1kP
ガルバルディβ「……」

JUM「死んだのか」

水銀「ええ 私が殺した」

蒼星「……」

真紅「殺すという言葉はあまり使いたくは無い
    でも相手がガンプラと言え 私達がやっているのはまさにそれなの」

蒼星「翠星石達はこのことを……?」

真紅「多分まだ把握してはいない いくらなんでもこのことを知ってまで
    彼女達がこんなことを続けるとは思えない」

水銀「分からないわよ ガンプラは所詮ロボットつまり無機的な形だから
    それが動かなくなったところで罪悪感は無いかもしれない」

JUM「これがシルバニアファミリーとかリカちゃん人形なだけでも
    気持ち的には更にきつくなるからな」

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:47:39.62 Cocq4hBlO
なんということだ・・・

89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:51:25.48 lKQ8y1HEP
キレイな水銀燈だな

90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 17:58:36.48 ne6gYC1kP
真紅「はぁ……」

JUM「はぁ……」

蒼星「はぁ……」

水銀「だから溜息してる場合じゃないってば いい加減翠星石達を取り押さえないと」

JUM「どうやって? 子供手当ての受け渡し現場を取り押さえようにも
    そういったやり取りは人工精霊とかラプラスの魔の仕事だろ」

水銀「でも翠星石本人が確実にやって来るであろうところがまだある」

蒼星「……僕の出番か」

91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:04:27.53 ne6gYC1kP
―― 翌日・薔薇屋敷(結菱邸) ――

翠星「蒼星石ぃ 今日も来たですよー! 今日こそは何としてでもウンと言ってくれでーすっ」

蒼星「やあ 待ってたよ」

翠星「お? いい返事です やっとガンプラ作ってくれる気になったですか?」

蒼星「詳しい話は奥で 見せたいものもあるから」

翠星「?」

92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:07:52.60 ne6gYC1kP
ガルバルディβ「……」

翠星「お? なんですかこれガンプラじゃないですか
    蒼星石ったら気が早いですねぇ 自分でガンプラ買わなくてもちゃんとこっちで用意するですよ」

蒼星「君はこれに見覚えが無いのかい」

翠星「? 全然知らねーですぅ」

蒼星「そうか……」

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:11:24.58 3NOC3jNK0
なんという

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:15:13.84 ne6gYC1kP
蒼星「この子はね 赤ちゃんポストに入れられて 里子に出されて
    それでもそこを追い出されて 水銀燈に拾われて
    それでも……生きていくことを許されなかった」

翠星「ちょ……ちょっと待ってくれですよ 赤ちゃんポストに入れられた
    ガンプラはちゃんと適格のある里親(マスター)に出されるはず……」

蒼星「君はこの数日の間に何体いや何十体のガンプラをポストに入れた?
    それら全てが一様に僕のマスターやジュン君達みたいな恵まれた里親に会えたと?」

翠星「だってそれは……お父様が」

蒼星「責任をお父様に擦り付けるのかい? 君だって赤ちゃんポストが出来た当時は
    こんなの抜け穴だらけのザル法ですぅ……て言ってたじゃないか」

翠星「……」

蒼星「その結果がコレだ」

ガルバルディβ「……」

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:20:17.01 Cocq4hBlO
重いな

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:21:12.33 ne6gYC1kP
翠星「じゃ……じゃあもうガンプラを赤ちゃんポストに入れるのはやめるです」

蒼星「やめてどうする?」

翠星「え……ええと」

蒼星「この期に及んでまだ金策をするのかい」

翠星「うう……だって だって一万三千円ですよ!
    ガンプラ一体死んだって全然おかしく無い金額です」

蒼星「やっぱり命の値段を計算していたか 目を醒ますんだ翠星石
    明らかに君は思考がおかしくなっている 良く考えるんだ」

翠星「良く考えるのは蒼星石の方です お金は大事です!
    お金さえあれば何だってできるです」

97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:23:25.30 7adckbMT0
腐ってやがる…水を与えすぎたんだ…

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:27:25.08 3NOC3jNK0
            ,.-──_人人人人人人人人人人人人人人人_
          /      .:.:.:.::::>    その結果がコレだよ!!   <
         /     .:.:.:.:.:::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
        ./     .:.:.:.:.::::::::::::::::::::::」_        _ --―-- 、_ _
       〈   , -一'"´   _ __ _   ``)     ,イ´'^⌒" ゛-、* ヾ` 、
      ヽ/.:.::::::: :., .:.:.::::::::::::::::::::::.:.ヽ 〈   /          ヽ  ヽ \
      _ノ´.:.::::::::.:/.:::l::::.ヽ.、:.:.::::::::.ヽ:.:ヽト、 / ,   /  ,    ヽ *ヽ ヽ
    < .:.:.:.:.::::, .イ .:.:.:j.::lト、トト、.:、:.:.::::::`,:::j::| i  イ / / ,/,  j   、ヽ  i   ヽ
      \_, イ .:.::i.:.::::/:/__,.   ` ー=ュ、l:::|/ {  j,ル'_/,ィ//  ム  ト l   ト  ヽ
       `i1.:.:.:::|;:ィイ/(ヒ_]     ヒ_ン l::〈  l  /,ィ'_,!'´ノィ' ,ィリ!__ト  l 〉 * lイ´| ̄
          |ト、.:.::|.::::| '"  ,___,   "' !::/  ソ ! (ヒ_] // ヒ_ン )ヾ,リ {  { l l
         |l.::ヽ.:!.::::l    ヽ _ン    ノ/   ヽ!', "  ,___, "   イ/}   } l l
        ト、.::.ミ.:.:::::、       /l      ト    ヽ _ン   ノイ j * .イ l l
           `ヘ.:.>,、 _____, ,.イ:::/     ノ `ー 、  ____ . , イ´ ノ  .ノ l l l

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:28:05.73 ne6gYC1kP
翠星「お金さえ……お金さえあれば どっか遠くの南の島でも買って
    翠星石達のマスターとしてチビ人間のようなニートどもをはべらせて
    そこで薔薇乙女全員でぬるぬると暮らせるです」

蒼星「……誰も傷つかない理想的な世界だね」

翠星「そうです もう翠星石は誰とも戦うのは嫌です これはそのために必要な……犠牲です」

蒼星「なら僕達も必要な犠牲ということになる」

翠星「へ?」

蒼星「これはまるでガンプラを使ったアリスゲームだ
    お父様は君 アリスはお金だ」

翠星「……」

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:31:24.09 En2o3PV+0
雛が黒幕だなこりゃ

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:31:34.05 wfdl5BHRO
若者のできちゃった婚に巻き添え喰らった子供の話か
子供手当に目が眩んで子作りし過ぎた夫婦の話か

どっちとも見て取れるような気がしないでもないでもないかもしれない

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:33:45.48 ne6gYC1kP
蒼星「お父様の真意までは 僕には到底分かるものじゃないけど
    少なくとも僕達の犠牲の上に成り立つものだと思っている」

翠星「……」

蒼星「もう分かってるんだろう 間違いを認めることは恥じゃない
    間違いを隠そうとすることが恥なんだ」

翠星「……」

蒼星「普段見たことが無いような大金を急に手にして
    君は少しおかしくなっていただけ それだけのことさ」

翠星「……」

蒼星「さ 真紅達に謝りに行こう 僕も一緒に行くから」

翠星「はい……です」

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:38:09.63 ne6gYC1kP
真紅「おめでとう」

水銀「おめでとう」

JUM「おめでとさん」

結菱「おめでとう」

翠星「え……? みんな?」

蒼星「ゴメン 皆にはついたての裏にずっと居てもらってたんだ」

翠星「そ……それじゃあ 今の話は全て」

真紅「ええ 聞いていたのだわ」

水銀「あんたにしちゃあ上出来よ よく自分の非を認めた」

JUM「ああ もっとごねるかと思っていたが」

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:39:20.64 3NOC3jNK0
( ;∀;)

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:41:42.52 qCcIqYKW0
読んだことなかったけど買いたくなった

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:42:13.50 En2o3PV+0
人形補完計画だたのか

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:43:16.62 ne6gYC1kP
翠星「す……すまなかったです」

水銀「それはもういいってば ただアンタにも責任はとってもらう
    それはこれからよ」

翠星「責任?」

真紅「先ずは雛苺も呼んで頂戴 それに今まであなた達がポストに押し込んだ
    ガンプラ達の内訳も教えて頂戴」

翠星「そういうことなら 私達のNのフィールドのアジトに案内するです
    そこにガンプラ達の出荷……いや あの子達を捨てた記録が……」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:49:28.42 ne6gYC1kP
―― Nのフィールド ――

雪華「そんな 買い取り価格をまた下げられては私はやっていけなくなります お姉さま」

雛苺「嫌なら他所をあたればいいの〜 Nのフィールド産なんていう怪しげな
    ミョウバン結晶を買ってくれるところが見つかればいいわね」

雪華「お願いします せめてもう少し買い値を」

雛苺「駄目なのよ ウチがこうと言ったからにはこの値段でしかミョウバンは買わないの」

雪華「おお……私に首吊れと言いますか? お姉さま」

雛苺「イシスの商人風に言ってもダメなものはダメなの」

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:53:13.29 Cocq4hBlO
私がミョウバンを買うぞ雪華綺晶!

だから早くnのフィールドの入口を教えろ

110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:54:43.08 ne6gYC1kP
翠星「雛苺……」

雛苺「あ 社長! 困ってたところなの 出入りの業者がミョウバンの買値に文句を」

雪華「社長 お願いします」

翠星「ああ もうその社長ってのもやめるです」

雛苺「どうしてなの? 海馬瀬人 村岡隆に肩を並べて
    世界三大社長になるって言ってたのは翠星石よ」

水銀「ちょっと見ないうちにものの見事に資本主義の豚と化してるわね」

真紅「無様ね」

雪華「黒薔薇のお姉様?」

雛苺「真紅?」

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:55:29.49 lRvevJVi0
ダッチワイフではなく女の子です

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:59:16.49 ne6gYC1kP
翠星「翠星石は目が醒めたのです 命を切り売りして儲けようだなんて」

雛苺「?」

雪華「?」

翠星「要するにこの商売はもうたたむです」

雛苺「どうして?」

翠星「雛苺には分からないかもしれませんが 私たちは悪いことをしちゃってたんですよ」

雪華「そんな 私はミョウバン採掘の為に重機まで買ったのに」

翠星「そこまで面倒は見切れんです ただ 雪華綺晶まで巻き込んで悪かったですね」


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 18:59:57.64 wfdl5BHRO
イシスじゃなくてアッサラームだな

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:01:18.32 Cocq4hBlO
きらきーだけ救われねぇ・・・

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:07:25.28 ne6gYC1kP
真紅「そういうことなの 雛苺 あなたには帰ったらゆっくりと話してあげる お説教を兼ねてね」

JUM「翠星石? 出荷台帳とやらはどこだ?」

翠星「これです」

水銀「見せてみなさい」

―― ガンプラ出入票 ――

○月×日

ジオング100 水銀燈に送付

マラサイ50 金糸雀に送付
ハンブラビ30 金糸雀に送付


○月△日

ミョウバン200 入荷
ミョウバン100 金糸雀に送付

メッサーラ20 金糸雀に送付

バウ50 自社組み立て ポストへ出荷




116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:13:53.46 Cocq4hBlO
金糸雀忘れてたwwww

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:14:01.87 ne6gYC1kP
○月□日

ミョウバン150 入荷

マラサイ50
ハンブラビ30
メッサーラ20 金糸雀より受領 ポストへ出荷

百式20
ジ・オ20
ミスティカ40 金糸雀へ送付

ビギナ・ギナ30 自社組み立て ポストへ出荷


○月☆日

百式20
ジ・オ20 金糸雀より受領 ポストへ出荷

Zガンダム80
ミスティカ80 金糸雀へ送付

―― ガンプラ出入票・ここまで ――

水銀「改めて見ると壮絶ね」

JUM「少し吐き気がするな」

翠星「反省してます」

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:20:41.13 ne6gYC1kP
真紅「何とかなりそう? 水銀燈」

水銀「きついかもしれないけど ちょっと真紅のマスター?」

JUM「?」

水銀「ポストに出された子の中でどのガンプラが厄介」

JUM「強さ的にはジ・オとビギナ・ギナかな あんまり詳しくないけど ただ……」

真紅「ただ?」

JUM「Zガンダムはヤバイ マジやばい 原作的に怨念を吸う特性があるらしいから」

翠星「でも それはまだ金糸雀に送ったばかりですから 完成していないはずです」

水銀「ミスティカも送っているのよね…… 一体でも完成していると事だわ
    金糸雀のところへ行かないと」

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:25:10.66 Cocq4hBlO
支援

120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:27:46.98 ne6gYC1kP
―― 草笛宅 ――

金糸「……」

水銀「呼び鈴を押しても反応が無いから……」

真紅「勝手に入ったのはいいけれど この有様は一体?」

雛苺「金糸雀が死んでるの」

JUM「気絶しているだけだろ」

翠星「こっちにはZガンダムが80体完成しているです」

蒼星「でもミスティカはまだ入っていない どうやらギリギリセーフのようだね」

金糸「……」

雛苺「現場確保なの」

JUM「チョークで金糸雀の周りを縁取るな 縁起でもない」

翠星「取り敢えずミョウバンは雪華綺晶に返すです ほれ」

雪華「今更返されても……」

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:34:46.80 ne6gYC1kP
JUM「これらから推理される事柄は……」

水銀「ぶっ続けでガンプラ作りまくって失神したんじゃなぁい?」

真紅「でしょうね」

翠星「どうするです?」

水銀「金糸雀が目を覚ますのを待っていても仕方ないし
    Zガンダムを全て持って真紅の部屋へ撤収よ」

JUM「正確には僕の部屋だけどな」

金糸「……」

雛苺「了解なの」

水銀「それから真紅のマスターは プラモ屋に行ってガンダムで強そうな奴買ってきて」

JUM「……分かった」

水銀「雪華綺晶はそのミョウバンを全部持ってついて来て 途中で捨てるんじゃないわよ」

雪華「はい」

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:40:31.76 lKQ8y1HEP BE:1640856375-2BP(50)
sssp://img.2ch.net/ico/sasugabro32.gif
……

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:43:55.17 ne6gYC1kP
―― ジュンの部屋 ――

JUM「買ってきたぞ マスターグレード ターンエーガンダムだ」

翠星「でか…… これもガンプラですか?」

JUM「まあな 真紅や翠星石達が作っていたのより一回り大きい上に複雑だから作るのも少し大変だ」

水銀「で 強いの?」

JUM「多分 最強」

真紅「コレをみんなで作るの? 水銀燈」

水銀「そうよ 誠心誠意真心を込めてね」

翠星「作ってどうするです?」

水銀「今更 この事態を綺麗ごとで収めるのは無理よ
    これからやることは翠星石達がこれまでしてきたことよりも最低で最悪のえげつない行為
    だからこそ全員でその罪を共有してもらう」

雛苺「?」

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:46:15.24 AAMQaig50
ストフリ買ってこないか心配したけどよくやった

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:49:27.57 mQTKEMZ70
全てを封印するのか…

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:50:18.27 ne6gYC1kP
真紅「アリスゲームをさせるのね」

水銀「その通り このターンエーにアリスゲームを教育する
    そして他のガンプラ達を全てこの子に殺させる」

翠星「そんな……!」

水銀「これが責任を取るということよ翠星石 もう後戻りは出来ない」

JUM「ガンプラを全部……処分しないとダメなのか」

水銀「あれは子供なんて作るはずの無い寄生虫がばら撒いた害虫
    人間を守るためには一つとして生かしてはおけない
    いつ どこで誰がガンプラに命を吸い殺されるか分かったもんじゃない」

雪華「……」

127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 19:58:17.32 ne6gYC1kP
水銀「さ やることが分かったのなら始めて頂戴 あんまりのんびりしてもいられないの」

JUM「ああ……」

蒼星「水銀燈 ミョウバンの準備が出来たよ」

水銀「そう じゃあそっちは雪華綺晶と翠星石と雛苺にお願いするわ
    私もこっちのボディ製作が一息ついたら すぐ行く」

雛苺「うぃ……」

翠星「このミョウバン溶液をどうするですか」

蒼星「ここに放っておく そうすれば段々と結晶が出来てくるんだけど
    冷蔵庫ではなく外の気温でゆっくり冷やせばいつもより大きくて綺麗な結晶になる」

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 20:01:16.10 Tm2PEHX+O
こんなに面白いローゼンSSは久しぶり
ガンダム詳しくなくても面白いのがすごい

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 20:03:59.53 W636QavaO
水銀燈が結晶に優しい言葉を掛け続ける所を想像したらもう

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 20:07:08.38 ne6gYC1kP
雪華「時間がかかるのですわね」

蒼星「まあね」

雛苺「放っておくだけなのに ヒナ達は何をするの?」

蒼星「この時に溶液に向かって『ありがとう』とか語りかけてあげると
    もっと綺麗な結晶ができるらしい」

翠星「なんですかそりゃ お湯の方が早く凍るとか並にワケ分からんです」

蒼星「確かにそうだけど これは これから同族殺しをさせるためだけに生まれてくる命の結晶だ
    それに対して僕達が言うべきことはあるだろう?」

水銀「そういうこと とても『ありがとう』だなんては 口が裂けても言えないけどね」

雪華「黒薔薇のお姉さま」

水銀「翠星石 雛苺 蒼星石に雪華綺晶 皆して口に出す必要は無いわ
    ただ祈るだけでいい この子の魂が出来上がる間 ただ祈るだけで
    祈りの言葉は言わなくても分かるわよね?」

翠星「……勿論です」

雛苺「うん」

蒼星「じゃあ始めるよ」

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/03 20:08:25.09 Cocq4hBlO
雪華綺晶が成長するミョウバン結晶を見ながらニマァってする所を想像したらもう


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