メイド「だから愛しています”ご主人様”」
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[前50を表示]
750: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:14:51.03 DFRHXBjl0
↑安価ミス、>>682からだった
751: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:18:57.42 DFRHXBjl0
だからあの時、ご主人様の夜係をしているとき
男「なぁ黒、パソコン触ってみるか? こういうのやればうまくなりそうな気がするんだ」
こういわれて、私はどんなに嬉しかった事だろう
黒「む、触った事はないが……、興味はある」
男「お、いいね。俺の唯一の趣味なんだが、皆パソコン得意そうじゃなくてな。ちょっとさびしかったんだ」
私だけ、私だけが、ご主人様の趣味に触れられる
そう思うと、胸が躍った
黒「緑とかはやれそうに見えるが」
男「あぁ、あいつは見向きもしなかった」
黒「くく、そうか」
私だけが……
752:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:19:03.10 jLoVM/3v0
>>749
何事かと思ったじゃないか(´・ω・`)
753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:20:37.28 2a6M3oG/0
へ、黒さん・・・!
754: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:23:52.62 DFRHXBjl0
有能?優秀?
違う、私はそんな褒められた人間なんかじゃない
ただご主人様に頼って欲しくて、でもそれを大っぴらに言えないから、私は皆を抜け駆けしていただけだった
誰かがやってなければすぐに飛びつくし、チャンスがあれば”黒は神出鬼没”というイメージを利用して手を出した
有能なんかじゃない
私は無能だから、ソレを隠すために、頑張っていただけなんだ
パソコンだってちんぷんかんぷんだった
でも、ご主人様が直々に”私だけ”と行って与えてくれたチャンスだった
もちろんあの方は優しいからそんなことまで考えてないだろう。ただ単に、喋れる相手が欲しかっただけのはずだ
だけど私には、それは飛び上がってこの屋敷を駆け回ってしまう程に嬉しい事だった
755:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:24:43.19 h700vUuzP
C
756: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:29:04.01 DFRHXBjl0
その日から私は寝る間も惜しんでパソコンを勉強した
ご主人様はその私を見るや、私のために一台のパソコンを買い与えてくださった
いまやソレは私の宝物で、見るたびに胸がドキドキする
そのパソコンに触れているときはまるでご主人様に触れていられるような気持ちになった
褐「うへー、黒パソコンうまいなぁ」
黒「ふふ、意外と面白いんだぞ」
金「はぁ……すごいですわね、なんで下を見ないで文字を打てるんです?」
黒「ブラインドタッチって言ってな、既に覚えてるから見る必要が無いんだ」
金「わ、私にはできなそうですわ……さすが黒ですわね」
私は勉強した知識を自慢げにひけらかした
常の自分ならそんなことしない
心が、体が、嬉しくて、浮いていた
757:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:30:56.96 LvQkUPEj0
一見クールで隙を見せない黒にこんな一面もあったとは
758: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:37:19.55 DFRHXBjl0
でも、そんなある日
桃「黒ちゃん!? 黒ちゃん!? だだだだかんだっ!大丈夫!?」
黒「あ、あぁ……」
私は倒れた
そりゃそうだ、一日の睡眠時間なんてほとんど無かったし、常にチャンスはないかと気を張っていたのだから
私はいうなれば、常にフル回転のエンジンだった
だからオーバーヒートして壊れてしまうのは時間の問題だったのだ
でもそうだと分かっていも、私は、ブレーキをかける事ができなかった
これが、幽霊の言っていた”壊れる”という意味
赤「どどどどうしようっ!」
紫「ご、ご主人様を!」
黒「だ、だめ、だ……あの方に、心配は……」
だめだ、あの方に心配なんか掛けちゃダメだ
それじゃ、私が頑張った意味が、なくなる、じゃないか……!
759: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:41:30.14 DFRHXBjl0
だめだったのに……
男「ん、起きたか」
黒「…………申し訳ございません……」
男「どうして謝る?」
黒「私は……、無能だ……自己管理すら、できまなかった……だから……」
男「俺、知ってるぞ?」
――え?
男「お前、すーっごく頑張ってるんだよな」
――あ……
男「パソコン……ごめんな、嬉しくて買い与えちゃったけど、逆にムリさせたな」
黒「え、え、そんな、そんなことはない! 私は好きだ、楽しいぞ!」
760:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:43:00.77 h700vUuzP
C
761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:43:11.66 Ral/kEV80
黒かわいい
762: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:47:30.89 DFRHXBjl0
そっと、ご主人様が私を抱き寄せてくれた
ご主人様のベッドの上で
男「好きか嫌いかでも楽しいかつまらないかでもない。お前は、そんな気持ちの左右を超えて、頑張りすぎなんだ」
黒「頑張ってなんかいない、裁縫は金に勝てない、料理は緑に勝てない、運動神経は褐に勝てない、優しさでは皆に勝てない。性格は男勝りで可愛くない―」
―私は無能だ―
男「あほ」
ご主人様に、頭を叩かれた
黒「〜?〜?」
男「お前は誰より頑張り屋で気配りができて、その上いつでも俺を助けてくれる。なぁ、これでどこが無能なんだ?」
黒「そ、それは、皆に私が勝てないから、チャンスを探してハイエナのように……」
男「その考えがおかしい」
男「お前は、お前で、良いんだよ」
763:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:49:00.87 LvQkUPEj0
さすがです陛下
764: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:51:56.83 DFRHXBjl0
ご主人様の言葉が胸を打った
私は私でいい? そんな……、そんなじゃ、私は、貴方に甘えてしまう
男「少し、休憩しよう。な? お前ちょっと劣等感感じ過ぎなんだよ。だれもそんな事思ってないんだぞ? 皆、お前の事を尊敬してる」
黒「でも、でも―」
男「俺の言葉が信じられないか」
―あぁ、ご主人様
男「だから、な。もう少し、気を緩めろよ」
―あぁ、ご主人様
黒「私は……ひっく……私で……いいの……か…っ…」
男「あぁそうだ、何度も言っている。……今日は空が綺麗だな、ゆっくり寝れそうだぞ?」
―あぁ。ご主人様
765: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 11:55:59.81 DFRHXBjl0
私はぎゅっとご主人様に抱きついた
黒「ご主人様……ご主人様……っ!」
男「………」
ご主人様は無言で私の頭を撫でてくれた。ソレは初めての事。
今まで私はずっと気を張ってたし、ご主人様に甘える事も避け続けていたから……
黒「今日は、少し……、甘えた私になっても……いいだろうか……」
男「俺はいつもお前に甘えてる。お前が俺に甘えちゃいけない道理がない」
黒「ありが、とう」
私はもっといっぱい、ご主人様に、甘えたい
強く強く抱きしめ、そこにご主人様を私は感じる
男「く、くるし」
弱めてなんかあげない
766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 11:59:02.07 h700vUuzP
C
767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:01:42.55 QxvDVT5O0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ 構わん、続けろ
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐!-‐"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―''ヽ
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\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`‐--‐´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
768: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:01:58.33 DFRHXBjl0
幽「今日の夜係がやってきたぞー……、……oh……、これは……、ふむ。……よかったな、黒」
一瞬扉が開いた気がした。誰かの声が聞こえた気がした。
でも、その人が許してくれたような気がして、私は心の中で謝りつつもご主人様を抱き締める
沢山沢山抱き締めてから、私はゆっくりとご主人様からはなれた
男「あーくるしかった」
黒「くく、すまぬ」
男「いいけどなぁ、もう少しこう、優しくしてくれよ」
黒「いやだ」
男「うお、本当に今日は甘えたさんだな」
黒「ご主人様がそれで言いといったのではないか」
男「そうだな。あぁ、構わん、いくらでも甘えて来い。ただしこんなに甘えていいのは、今夜だけだ」
黒「分かっている」
他のところでこんなことしたら
皆に怒られてしまうからな
769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:04:03.93 VfGD+MDk0
黒が可愛すぎて生きるのが辛い
770:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:05:22.07 QxvDVT5O0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ 黒はいるよ、みんなのこころに
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
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:.ヽ‐!-‐"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―''ヽ
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\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`‐--‐´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
771: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:09:31.30 DFRHXBjl0
黒「少し、横を向いてくれ」
男「こうか?」
黒「ちゅ」
男「っ」
私はご主人様の頬へキスをした
そして、口をつけたまま離さず、両手でご主人様の頭を固定して動かないようにした
男「………」
少しざらざらしたその肌が、気持ちよかった
私は少し口を開き、舌をつける
びくっと反応した
黒「ふふ、青いな」
男「うるせぇ」
本当に青いのは、私だけどな
772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:10:35.94 jLoVM/3v0
(`・ω・´)
773:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:11:23.07 QxvDVT5O0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ 良かろう、パンツは半脱ぎだ
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐!-‐"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―''ヽ
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\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`‐--‐´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
774:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:13:02.99 Ral/kEV80
(′д`)
775: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:14:14.40 DFRHXBjl0
そのままご主人様の体をベッドへ押し倒す
男「お、おい、まて、まて」
黒「なんだ?」
男「何をする気だ」
黒「いっぱい甘える」
男「なぁなぁなぁ、俺がやられてるのが、甘えた事になれるのか?」
黒「ん……?」
男「俺から、やった方が、黒はうれしいんじゃ、ないか……?」
あぁなんということだ
ご主人様に愛していただけるなんて、考えただけでも震え上がるほどの歓喜
黒「……い、いや、私が、やる」
本当にやられてしまったら、私はたぶん失神してしまう
今ご主人様に触れているだけでも、その、なんだ。あれなんだ。うん。
776:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:15:18.53 QxvDVT5O0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ パンツを脱ぐには、今日はいい日だ
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
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ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:15:24.10 h700vUuzP
C
778:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:17:23.37 lFIXtM6h0
あったかいし霧出てるからパンツ脱ぎやすい日だな
779: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:18:04.76 DFRHXBjl0
私はゆっくりと首筋にキスをし、下降する
こういうことをするのは初めてだ、どこが気持ちよくてどこがいやなのかがわからない
私は慎重に、舐めていく
男「……」
黒「どうだ、嫌なら嫌といってくれ」
男「全然、嫌じゃない」
嬉しかった
やっと私は、本当に、ご主人様をそばに感じる事ができた
嬉しくて嬉しくて、目が潤む
それでも私は強い人間というイメージを崩したくなくて、ご主人様と目を合わせないようにした
鎖骨を舐めると、すごく良く反応してくれた
ここがいいのだろうか
780: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:21:15.76 DFRHXBjl0
不意にご主人様が私の肩に手を置いて、私をその体から放す
黒「?」
男「やっぱ、俺がやる。甘えるって、そういうことな気がする」
黒「……なら、ちょっとだけ」
私は顔も真っ赤だった。ご主人様も真っ赤だった
私はくすっと笑い、この体をご主人様へと預ける
ご主人様は私の顎に親指を置き、下からクイッと上に上げると、私の首筋にキスを――
黒「〜〜〜〜〜……バタッ」
男「黒? お、おい、黒!?」
私はあまりの喜びに、本当に失神してしまった
781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:21:19.43 U6LEoryF0
+ +
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワク
(0゚ つと) +テカテカ
と__)__) +
782:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:22:43.21 Ral/kEV80
かわいいのぉ
783: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:25:38.41 DFRHXBjl0
次の日朝起きると、私はご主人様に抱きつく格好で寄り添って寝ていた
黒「ご主人、様……?」
男「ん、起きたか」
黒「昨日は……」
男「すまんな、俺の所為で気絶させてしまった」
黒「い、いえ」
嬉しすぎたんです
男「こういうのはまたにしよう、な」
黒「……はい」
少し残念だったが、気絶した私が悪い……
次はもっと耐性をつけて、いっぱい愛してもらうようにしよう
私はそう決意してご主人様を抱き締める
784:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:27:02.23 jLoVM/3v0
(´・ω・`)
785:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:28:56.38 IdLimRlL0
抜きすぎてチンコ痛い
786:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:30:39.65 /pgTv98LP
_, ,_ パーン
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´) >>784
787: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:30:40.55 DFRHXBjl0
男「さて、また今日一日が始まる。おれにとってはなんでもない一日だ」
黒「うむ」
男「だが、お前は、少し違った一日になるかもしれないな」
黒「何故だ?」
男「甘える事を覚えた、それだけで、世界ってのは変わるもんだ」
黒「ロマンチストか?」
男「俺も、お前達と会って変わったんでな」
あぁ、ご主人様
私は貴方に出会うことができて本当に良かった
難しい私の性格も理解してくれて、頑張ってる事も認めてくれて、そしてブレーキも掛けてくれた
いいえ、あなた自身が私のブレーキであり私の動く燃料
とっても矛盾
でもそんなご主人様だから私は楽しいし、仕えたいと思うし、これからも一緒にいたいとおもう
だから
だから愛しています”ご主人様”
黒fin
788:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:31:35.20 QxvDVT5O0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ 焦らされた果てにある理想郷を
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
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\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
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ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
789:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:32:30.89 j+0qmeV20
感動した
感動した
790:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:34:04.94 PiFVpVb90
>>1「ほら、黒の話読んだんだから分かるだろ?! 俺も休ませてくれ!!!」
791:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:35:14.59 u5Tn6o7k0
サブキャラ筆頭のばっちゃんはいつ出てきますか?
792:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:35:18.40 aUPgE8Z2O
ふぅ……
793:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:35:31.46 LvQkUPEj0
これから先の幸せを確信させつつきっちりと変化を見せる
わくわくした気持ちと気持ちのよい読後感が両立してますな
794:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:36:57.00 oNNz4fqwO
そういや中盤以降メイド長が見えないが……?
795:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:36:57.46 bInqdXsx0
黒カワエええー銀もたのむ!
796:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:40:22.96 V+EIq3iw0
>>794
お楽しみはとっておくもんだ
797: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 12:46:27.20 DFRHXBjl0
見てくださった方々に感謝
一度休憩し、ラスト行きたいと思います
きっと楽しめるよう、頑張りますね
798:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:47:50.15 VfGD+MDk0
メイド長の空気具合に泣いた
だが、それがいい
799:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:48:48.55 j+0qmeV20
も、桃は・・・!
800:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:50:34.43 QxvDVT5O0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ メイド長
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ 空 気よりも紫はまだか
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
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ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
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\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
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l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
801:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 12:51:28.89 CN4kcskC0
もうラストか…残り200程だから仕方無いとはいえ、寂しいものがあるな…
802:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:03:03.48 AaVWXqllO
終わっちゃうなんてやだやだ(ノд<。)゜。
803:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:15:56.26 h700vUuzP
age
804:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:21:01.79 QxvDVT5O0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ age
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐!-‐"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`‐--‐´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
805:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:25:28.66 XxQM1djL0
DIO様自重汁
806:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:29:06.99 7OjcBWAf0
青だろここは青だろ
おい青なんだよマジ青お願いします俺とこいつら(↑)の尻ならいくらでも捧げますんで
807:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:29:21.43 QxvDVT5O0
|=ι=ω£
ノノ ・∀・) このさいずならいい?
⊂ ̄| |/つ
| /_ |_
|/_ノ_丿
808:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:30:30.08 jLoVM/3v0
スレの残り少ないんだからDIO様自重汁
809:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:32:50.60 LvQkUPEj0
一連のシリーズの題名を聞いておきたいところだよね
そしたらたとえスレッドが埋まっても次につながる期待が持てるから
810: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 13:33:24.59 DFRHXBjl0
朝目が覚める、夜係に服を着せてもらい、朝係が朝食に呼び来るのを待つ
天気は快晴、清清しい朝だった
俺は朝食の席に着き、みんなで朝ごはんを食べる
わいわいがやがや
うんうん、俺も含め皆明るくなったものだ
朝食が食べ終わると、すぐに誰かが食器を片付けてくれる
ありがたいことだ
だが今日は、そのまま部屋に帰ってはいけないらしい
昨日の夜係である女からそういわれていた
何があるのかと、俺は椅子に腰掛けながら、朝食の片づけをするみんなを見つめる
なんとも、幸せだ
だが
そのすぐあと
俺は椅子ごと後ろにひっくり返った
811:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:33:39.51 jLoVM/3v0
>>809
ちゃんと読み返せ、続き書くならここじゃなくブログでやると言ってる
812:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:34:04.37 h700vUuzP
C
813:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:36:12.99 CN4kcskC0
何だろう…凄く嫌な予感がするんだ…
814: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 13:37:33.32 DFRHXBjl0
男「な、なんだって?」
俺はぶつけた頭を摩りながら聞き返す
女「だから、みんなでゲーム大会するの」
男「嫌違う、それは全然構わないし俺も参戦してもいい。だが一つおかしい」
女「なにが?」
男「賞品がおかしい」
女「なんで? いやなの?」
男「いや、いやいや、嫌とかじゃなくて、なんでそうなる?」
女「だってみんな、ソレをもらったらうれしいもん。嬉しいものが賞品の方が、盛り上がるでしょ?」
男「ぐ、だ、だがな……」
女「じーーー」
一同の視線を一斉にあびる
……断れるかよ
男「あぁ、くそ………分かった、分かったよ」
全「「やったー!!」」
こんなに喜んでくれるなら、まぁいいか
賞品がなんだって?
俺を一週間好きにしていい権利 だってよ
815:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:39:55.56 Ral/kEV80
いやん(/ω\)
816:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:40:59.98 VfGD+MDk0
これは・・・誰ルートになるんだ・・・?
817:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:41:41.22 LvQkUPEj0
これは陛下も勝ちを狙いにいかねばなるまい
818:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:41:49.54 hnPygyJP0
メイド長だろJK
819: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 13:43:13.59 DFRHXBjl0
幽「実況は私がつとめさせてもらおう! 悲しきかな、誰か則ったらその子が参戦できなくなるでな。私は涙ながら実況にまわる!!」
男「お前幽体の時は干渉できないんじゃなかったか?」
幽「細かい男じゃの」
男「すいませんね」
幽「さてゲームの説明をしてやろう。ここに事前に要望を集めたクジがある。この中には、一人一つ、全11種類のゲームがはいっておる」
俺の前に置かれた四角い箱をさして、幽霊が続ける
幽「そして全てのゲームにおいて一番勝った人間が、このゲームの勝者となる!」
男「あー、なるほど。え、俺は? 俺の要望は?」
幽「お前は参加はするが要望はいらん。頑張って楽しめ」
おれ、不利じゃね……? 言わないけど
幽「その代わり、クジを引く権利をやろう」
男「どうせ全部やるんだから、順番きめるだけだろその権利」
幽「言いえて妙」
男「ストレートだあほ」
むぅ、どうするか、さすがに一週間好き放題されたら、やばいな
勝ちに行こう……頑張ろう……
820:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:43:21.14 IdLimRlL0
普通一日じゃないのかwww
821:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:43:22.41 CN4kcskC0
良かった、頭打った衝撃でまたあっち側行っちゃうのかと思た
822: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 13:50:31.53 DFRHXBjl0
男「じゃぁ、ひくぞ……よっ」
俺はクジの中に手を突っ込み、一枚の紙を取り出した
男「おに、ごっこ、だぁ……?」
幽「はい!きまり! という事で最初の競技はああああ、鬼ごっこぉぉぉ!!!!」
紫「やった!私のが一番最初だー!」
あぁ、紫か、なるほど
褐「お、紫いいねぇ!」
紫「でしょでしょ?」
黒「ふむ、まぁ無難か」
女「おにごっこ得意〜♪」
金「おにごっこですって……、うぐ、走るのはあまり得意じゃ……」
赤「が、がんばります!」
桃「お、赤ちゃん気合はいってるー! 私もがんばばばばっかかかんだっ」
青「むぅ」
緑「苦手」
茶「あはは、私も……」
823:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:50:31.88 Ral/kEV80
最初から見てるけどイマイチあっちを理解できてない俺
824: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 13:53:50.60 DFRHXBjl0
ルールは、最初に鬼になった奴が全員を捕まえたら最初の鬼が勝ち
時間内に最後の一人として残れたら、残った人の勝ちだ
ちなみに時間が過ぎて二人以上いたら、どっちかがつかまるまで延長とのこと
つまるところ、最初の鬼はとーっても不利だ
幽「よーい!」
男「え、最初の鬼は!?」
幽「お前じゃ」
男「は!?」
幽「どん!」
ばっと皆が食堂から出て行く
男「な……」
幽「ほら、さっさといかんかい」
男「く、くそおおおお」
825:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:55:32.24 LvQkUPEj0
ここから洋館の謎ルートに進むとか少し期待
826: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 13:57:10.61 DFRHXBjl0
タッチされたら鬼は増えていく形式だから、まずは一人一人着実に捕まえていけばなんとかなるかもしれない
捕まえれば捕まえるほど、有利になる
男「うーむ」
どうねらおうか、苦手だと言ってた子から……
はっ、目の前に女発見! こっちにきづいてない!いける!
そろりそろり……
男「つかまえた」
女「はっ!?」
男「お前案外鈍感だな」
女「ぐうううううう、なんで私が一番最初なのよおおおおおお」
よし、このペースだ
827:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 13:57:19.07 h700vUuzP
C
828: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:00:25.08 DFRHXBjl0
金「ご、ご主人様、私を捕まえますの……?」
男「ず、ずるくないかそれ!?」
金「じーーー」
男「う、ぐう」
金「ごめんなさい、ずるかったでしたわね。私は追いつかれました、どうぞ、タッチを」
男「わるいな」
幽「九人目がつかまりおった! これで残るは二人、黒と……ななななんと茶!!」
男「茶!? あいつ確か苦手みたいな事を……」
金「あらら、茶は本気で勝ちにきてますわね」
く、黒いっ!
829:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:01:37.38 LvQkUPEj0
黒は洋館の構造について詳しそうだが茶とは意外な伏兵だな
830: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:03:33.81 DFRHXBjl0
だが
さすがに俺含め十人の包囲網、黒も茶もあっけなく捕まえる事ができた
茶「あう〜。ご主人様一週間権……」
男「まだ一競技目だ、チャンスはある」
ってはげましてどうするんだ、俺は勝ちに行かないといけないのに……
幽「おぉ、これはすごい、勝者は男じゃないか」
男「なんとかな」
紫「うぅ、さすが男さま、運動神経も抜群です……」
男「いや、たぶん、俺が捕まえたの女と金だけで……ほとんど女が……」
女「だって権利欲しいもん!」
男「へいへい」
さて、次はなんだ?
831: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:06:39.42 DFRHXBjl0
カラオケ大会……だと…・…
男「っていつのまにカラオケの設備が整ってるんだよ!」
緑「ネット通販。女様が買った」
女「えっへん、これくらいなら余裕!」
男「お前な……」
カラオケ、だめだ、だめだ
おれは非常に、あぁ……
男「じゅ、順番は……?」
幽「さっきおにごっこでつかまった順である!」
男「てことは俺からか!?」
幽「お前は一番最後じゃ、勝ったんだから」
男「そ、そうか」
832:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:08:05.83 YHA3idW60
>>823
かっこいい男が女の子11人+幽霊を救い教会でイチャイチャしてる話
でいいのかな?メビウスの輪は世界観を表すんじゃなくて、男の成長を表す為の
ギミック。
833: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:08:53.46 DFRHXBjl0
女「一番、メイド長!うたいます!」
青「ぱちぱちぱち」
女「こなああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいい」
耳がー!耳がー!
女「どう!」
黒「ひ、非常に、才能ある歌声、だった……」
女「でしょ!」
女:55点
女「なんで!!!!」
834:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:10:31.13 h700vUuzP
C
835:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:10:54.89 LvQkUPEj0
パラッパラッパークルー?
836: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:20:50.95 DFRHXBjl0
赤「赤い〜すいーとぴ〜」
男「おぉ、上手い、90点台だ」
赤「あ、ありがとうございます……///」
桃「らぶらぶ らぶらぶ ももーい!」
男「何打その歌は」
桃「愛の歌です! ご主人様にむけて! かまない!」
男「そ、そうか」
銀「ロマンティックなあ〜のじゅぅす〜」
男「まて、なんだその歌」
銀「えへへ」
金「All I worship and adore〜」
男「なんていってんだ?」
金「ひ、ひみつですわ……」
837:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:21:10.06 0PiFnXgN0
ぎ・・・ぎn
いやなんでもない
838:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:23:55.72 jLoVM/3v0
銀のイメージがwwwwwwwwwwww
839: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:24:32.33 DFRHXBjl0
男「……」
女「ごめん」
男「いや……」
金「素敵な歌声でしたわ!」
黒「あぁ、ほんとうに、あぁ!」
男:38点
男「うむ……」
銀「かわい〜! よしよし」
男「なぐさめるな! 余計かなしくなる!」
幽「勝者、銀!」
840:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:26:45.90 vB3AL6bN0
赤が勝者かと思ったが銀なのか
何点とったんだ?
841: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:27:59.88 DFRHXBjl0
くそ、銀の98点ってなんだよ、というか歌詞ひどかっただろ!あれで高得点ってなんだよ!
次だ、次!
バッ
黒「よし!」
トランプ大会、まさかのポーカー
黒「ふふふ、トランプは得意だ、これはおとせない」
褐「す、すごい、ストレートフラッシュ!」
男「ろ。ロイヤルストレートフラッシュ……」
黒「な、なに!?」
幽「勝者、男! すごい運だな」
男「なんでだろう」
幽「まぁ運がなきゃこんな環境つくれないのも確かではあるが……」
男「そうなのかなぁ」
黒「うぅ」
緑「よしよし」
842:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:30:00.97 h700vUuzP
C
843: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:34:06.51 DFRHXBjl0
レーシングゲーム
金「きゃあああぶつかるううう」
銀「おらおら〜!」
赤「わわわわわおちた!!!」
黒「よっよっ」
青「〜♪」
茶(おとせ〜♪)
女「クラッシュした!! なにこれこのげーむ!へんなリアルいれなくていい!」
緑「安全運転」
褐「うぅ、細かい作業は苦手だ……」
桃「かまない!タイヤがかまない!」
紫「これどうやったらすすむの〜?」
男「なんかゲームちがくねぇか?」
幽「勝者、青! とても堅実なプレイである」
男「テレビゲーム好きなのか?青は」
青「コクコク」
男「そかそか」
844: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:37:08.60 DFRHXBjl0
料理大会
金「ふ、ふふん、これは、勝ちますわよ……」
緑「負けない。料理得意」
茶「実質あの二人のたたかいねぇ〜 がんばりますけど!」
男「おぉ、皆上手い」
金「いえ……男様には……勝てませんわ……」
俺がつくったのは、ただのコロッケ
緑「……うん」
男「え、なんで?」
青「愛」
銀「うむ」
幽「これ、勝者男にしていいのか? ……勝者たぶん男!」
845: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 14:40:22.48 DFRHXBjl0
コスプレ大会
銀「金ちゃんのチャイナすごいぃ、すごすぎる〜!!」
金「な、なんでこんなにスリット長いんですの……?」
茶「銀ちゃんは警察さん? ふふ、胸の部分がすごいわね」
銀「いやぁ、はちきれそうなもんで。茶の浴衣もすごいいい。胸が」
男「おい」
黒「く……ぷっ……くすくす」
男「おい」
女「wwwwwwww」
男「おい」
紫「か、かわいいです!とっても!」
男「おい」
幽「勝者、男じゃな! ははっはっはっはっは」
男「おい」
846:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:41:40.12 h700vUuzP
C
847:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:42:11.57 lFIXtM6h0
どうすんのさっ!?このままじゃ男がかっちゃうよ!!
848:1
10/02/25 14:57:31.25 E+PYHwdbO
ばいさるった
849:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:59:49.15 lFIXtM6h0
もうリセットされるからおk
850:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 14:59:51.82 LvQkUPEj0
さるさんの基準が謎すぎる
この続きはいかように?
851:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:00:40.09 h700vUuzP
age
852: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:05:52.58 DFRHXBjl0
とまぁそんなこんなで、お玉運び、じゃんけん大会、大縄跳び、似顔絵大会十種目経過
気付けば、俺の勝利は確定していた
幽「最終種目、村内借り物競争! この競技で勝った物が優勝となる!」
男「なに!?」
女「いえーい!」
黒「うむうむ、まことに正しいルールだ」
銀「ね〜。いいねいいね」
茶「ふふ、とーっても誠実です」
金「い、いいのかしら……?」
紫「やった!がんばる!
青「♪」
緑「頑張る」
褐「うん、がんばろう!」
桃「かかかりものですかっしかも村内!うーむ、大変そうです!」
男「異議あり!異議あり!」
幽「却下」
853:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:07:19.30 CN4kcskC0
念のためさるよけ
854:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:09:17.72 h700vUuzP
C
855:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:14:11.81 LvQkUPEj0
紫煙
856: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:15:29.59 DFRHXBjl0
院長幽霊があらかじめ作っておいた借り物クジ
乗り移って書いたために、誰も中身をしらない
それを皆が一つ一つひいていった
全員が決まり、それぞれがこの家を飛び出していく
男「ん、青、お前はいかないのか?」
青「コク」
男「そうか、俺もだ。なぁ幽霊、お前洒落たことするな。最後にこれをもってきたのも、お前の仕業か?」
幽「干渉できないっていってるだろ?」
男「ふむ」
857:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:15:59.67 n1tvQNdo0
私怨
858: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:20:12.06 DFRHXBjl0
最初に戻ってきたのは、緑
男「お、一番か、何もって来た」
緑「感謝」
男「え?」
緑「私は感謝を持ってきた」
手渡されたのは、手紙
緑「私の感謝」
男「……ありがとう」
緑「うん」
洒落た真似しやがって、くそったれ
859:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:23:04.56 h700vUuzP
C
860: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:23:31.76 DFRHXBjl0
赤「も、もどりましたっ」
男「ふむ、なにをもってきたんだ?」
赤「か、感謝、です。村のおば様がたに教えてもらって育てたアジサイの苗です、いつか見せようと思ってました」
男「そう、か」
赤「はい」
男「ありがとう」
赤「はい♪」
くそ、全員、これなのか……
861:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:25:46.37 u7fCKA2d0
4
862:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:26:27.12 LvQkUPEj0
紫煙
863:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:31:31.18 AaVWXqllO
さるさる
864: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:35:02.93 DFRHXBjl0
褐「もどりましたご主人様っ!」
男「おかえり、褐。何を持ってきたんだい」
褐「お題は思い出でしたっ。ですので、本ですっ」
男「本?」
褐「私、運動が大好きです、外に出ることが好きです。ですがご主人様は中に良くおられる方でした」
男「……」
褐「ご主人様と正反対な私が、どうすればご主人様に近づけるのか、考えました」
男「……」
褐「それが、本ですっ! 私のイメージなんですけど、本を読んでる人の多くはご主人様みたいな方だと思ってます。よく内に居る方」
男「外ではあまりよまないかもな」
褐「はい、ですので私は、外で本を読む事で、ご主人様と私を両立させたんです。えへへ、思い込みですがっ」
本を俺に例え、自分の好きな外と組み合わせる
そうして、褐は、自分と正反対の俺に、少しでも近づこうとしていた
男「そうか」
褐「だから、思い出です」
そうか
865:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:35:03.83 mlIBGjjW0
支援する
866:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:37:34.04 LvQkUPEj0
こういう終盤に一人一人が語る展開はやはり熱いな
867:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:37:44.55 +wDPguKl0
>>1書くの上手すぎ どうやったらそんな風に書けるんだろう
支援
868:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:37:54.11 h700vUuzP
C
869: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:38:19.47 DFRHXBjl0
銀「もどりました〜!」
男「おい、なんだそれ」
銀「きのこです」
男「お題はなんだ?」
銀「思い出です」
男「よしわかったお前は失格だ」
銀「ええええなんでええええ。ご主人様のきのこをおもいだし」
男「何をいっとるかあほ!」
銀「えへへ、ジョークですジョーク。はい、思い出」
男「これは……?」
水がはいったビンを渡された
銀「銀色に輝いて、綺麗でしょう? そんな話、しましたよね。私の大事な、思い出です」
男「そう、だな」
あの時、銀がそういう話をしたから、鍵を見つける事ができた
男「思い出だな」
銀「はいっ」
870:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:43:42.37 BYIIvatw0
4時間読み続けて追いついたわ
それにしても面白いなおい
871:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:44:30.22 9FBCIABL0
やっと追いついたぞ…
872: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:44:58.36 DFRHXBjl0
茶「もどりました、あら、遅かったですか」
男「おかえり」
茶「はい、ただいまです」
茶が持ってきたのは、一枚のタオル
茶「私が始めてご主人様とちゃんと言葉を交わしたのは、あの夜でした」
男「洗面所のときか」
茶「ふふ、そうです。ご主人様にはたいしたことでなくても、私にとってはとっても重要だったんですよ?」
男「俺も印象的だった」
茶「そういっていただけると光栄です。……このタオルは、私が編んだ物です」
男「え?」
茶「村の人に教えてもらいました。赤ちゃんと一緒に、よくオフの日は行ってたんです。その時に作りました」
男「……」
茶「渡すタイミングなかったですし、その上私器用じゃないので形はあまり良くないですが、思い出にぴったりかなと、思いました。受け取ってくれますか?」
男「あ、あぁ、あぁ」
茶「ありがとうございます」
男「あぁ」
873:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:48:39.99 lFIXtM6h0
この展開は泣ける
874: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:49:14.51 DFRHXBjl0
紫「ただいま! あうー、おそかったか」
男「お帰り、何をもってきた?」
紫「お題は感謝でした。ですので〜、じゃじゃん! お花の髪飾り!」
男「へぇ、すごいな」
紫「はい、自分でつくったんですよ♪ ご主人様は私にとっての神様です」
男「そりゃいいすぎだよ」
紫「そんなこと、ないんです。私があそこを出るには、本当に、神様が微笑んでくれるしか、方法がなかったんです」
男「ふむ……」
紫「神様はみんな、頭に花の冠をつけます。ですから私の神様に、これを、作ったんです」
男「……」
俺はその小さな飾りを頭へとおく
男「どうだ?」
紫「さすが、神様です!」
男「はは、そうか」
875:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:49:46.48 h700vUuzP
C
876:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:50:06.68 mlIBGjjW0
続きが気になり過ぎてお昼寝出来なかった
877:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:50:10.77 LvQkUPEj0
陛下がついに神に
878:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:51:44.21 Ral/kEV80
大学生→引きこもり→デイトレーダー→ご主人様→王様→神様
なんという勝ち組
879:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:51:56.72 +wDPguKl0
このSSゲーム化しないかな
880:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:53:50.21 CN4kcskC0
書き終わるまで減速した方良くね?
このままじゃ終わった後に感想も言えなくなっちまいそうだ
881: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 15:54:23.14 DFRHXBjl0
桃「もどりました! かかかんだ!」
男「おかえり、かんでないぞ」
桃「はっ、すいませんっ。えとえと、私、色々考えたんですけど!」
男「ふむ?」
桃「お題は思い出でした。考えた結果です、みててください!」
男「?」
桃「ひっひっふー! ひっひっふー!」
あぁ……そうえいば……
こんな話も、したな……
桃「上手く出来てますか!」
男「あぁ、上手だ」
桃「やった! あ、でもでも、借り物競争なのに、借り手すらいないこの失態! しかも物じゃない! いいんでしょうか!」
男「大丈夫だ、誰一人として”借りてきた”人は居なかった。だが桃、形がないのはお前だけだ」
桃「はっ、そんなっ」
男「だが……、お題は正しい。クリア。だな。いいだろ? 幽霊」
幽「あぁ、かまわん」
882:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 15:58:40.04 LvQkUPEj0
さるさん回避紫煙
883: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 16:01:21.58 DFRHXBjl0
黒「ふむ、もうほとんど最後だな」
男「おかえり」
黒「ただいま。……私のお題はこれだ」
差し出されたのは、おはぎ
男「ふむ?」
黒「私のお題は感謝。私は貴方から、甘える事を学んだ。だから私は、それを形として返す」
男「はは、本当に甘味だな」
黒「あぁそうだ。どう形にするか困ったぞ」
男「形じゃなくても良いらしい」
黒「なにっ、むぅ、しまったな。それなら最初っからご主人様に抱きつけば解決だったんだが」
男「こらこら」
甘えは、難しい
大きくてもいけないし、なかったら黒のようになってしまう
だから黒は、その絶妙なバランスを保つ事ができたオハギを、選んだ
男「うん、うまい」
黒「ふふ、村のおばさまと一緒に作ってきたのだ。うまかろう」
884:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 16:03:22.19 h700vUuzP
C
885: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 16:03:42.88 DFRHXBjl0
金「もどりましたわ……、遅くなりました」
男「おかえり」
金「ただいまですわ。……私のお題は思い出でした。ですので、これです。意外とここから駅まで遠いのですのね」
男「……切符?」
金「はい。切符です」
男「あぁ、そう、か」
切符、か………なるほど
そんなことも、あったな……
金「はっ、手紙ですかそれ!? あう、私もそういうのがよかったですわ……」
男「いや、思い出で切符ってのも……すごく、良い」
金「……はい」
金と二人の時間を、思い出した
886: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 16:08:20.47 DFRHXBjl0
女「最後かああああ」
男「おぉ、おかえり」
女「ふん、悩みすぎたせいね……」
男「お題なんだったんだ?」
女「ひどいわよ! お題なんて書いてあったと思う!? 鉄砲よ鉄砲!」
男「て、鉄砲……?」
女「難しすぎるわ……頭をひねったわ……」
男「鉄砲そのままもってくれば良いじゃないか、駄菓子屋さんいけばおもちゃのがあるだろ」
女「あほ! そんなものもってきてもしかたないでしょ! ほら、これ!」
男「これは……ちけっと……?」
女「そう、チケット。まぁあのときのちけっとじゃないけどね。幽霊、これであってるよね?」
幽「あぁ、うむ。あっておる」
女「よし!」
チケット……すべての、発端
放たれた一対の銃が、この結果を作り出した
それはまるで、幻想を作り出す銃で、人を殺すどころか……
人を、救った
887:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 16:09:16.37 TUBjOPZ70
一レス挟まってるのを確認したら支援は自重しようかね
888: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 16:10:46.74 DFRHXBjl0
男「これで全員か」
青「こく」
男「青は、なんだったんだ?」
青がぺらっと開いた紙に書いてあったのは
男「感謝か」
青「コクコク」
そして青は、俺の方に手を突き
頬へ、キスをした
青「感謝」
男「ありがと」
金「あ、あ、青おおおお!!!!こら!ちょっと!なにしてるの! 私にもさせなさい!」
男「ちょ、ちょ!?」
茶「あ、私も〜」
黒「こ、こら、私もだ」
一気に皆がなだれてきた
889:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 16:12:38.32 jLoVM/3v0
(`・ω・´)
890:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 16:12:45.34 Ral/kEV80
いやん(///д///)
891: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 16:17:22.18 DFRHXBjl0
男「げほっげほっ」
全員にもみくちゃにされて、俺はぼろぼらだった
男「お、お前ら落ち着け……ころすきか……」
皆しょぼんとしてしまった
男「い、いや、まぁ、こういうのも、楽しい」
ぱっと顔が笑顔にかわる。本当にみんな、純粋
男「さて、最後は俺だな」
幽「小僧は何をえらんだのか?」
男「俺のお題は、宝」
ぐっと、紙を握る
男「宝ってのは、色々あると思うんだ、海賊の財宝もそうだし結婚した夫婦なら子供がそうだ。宝ってのは色々と例えられる」
宝ってのは、自分にとって一番大事なもの
男「家族ってのを、俺は嫌いだった。なんでずっと一緒にいるのかとか、世話を焼くのか、とか。そんなことばっか、考えてた」
だから俺は最低の人間で、くずな寄生虫だった
892:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/25 16:18:21.91 h700vUuzP
C
893: ◆o7JqHuC66s
10/02/25 16:22:33.70 DFRHXBjl0
でもな
男「誰にとっても、変化ってのはある。でもそれにはきっかけがなきゃいけない」
皆、そうだ
男「それは、俺にとってとても重要だった。俺にとってそれは宝といえる」
変化を作り出してくれるものは、何時だって輝いている
男「その宝がなきゃ、今の俺はいない」
宝が全てをまわしていった
男「今日一日お前らをみてた。おにごっこやったりカラオケやったり、楽しそうだったよな」
その笑顔は、まぶしくて
男「皆、変わったんだ。それぞれの宝物を持って、変わったんだ」
だから宝物とは、何かを変えるもの
男「だからな、よくきけ、俺の宝物は」
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