メイド「だから愛しています”ご主人様”」 at NEWS4VIP
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[前50を表示]
300: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:13:17.86 4hBlKQw10
男「俺はでる!」

もう付き合ってられなかった、精神的に
それに実際相当はいってるから、結構のぼせてしまっていた
俺は宣言どおり勇ましく立ち上がる

すると、同時に全員が立ち上がった

全「「お背中お流しします!!」」

……なんてこった
断れない…・…じゃないか……

男「……順番、な」

黄色い声が一斉にあがった

301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:14:17.95 UDmM2CRz0
男の背中が磨り減るなこれは

302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:15:19.67 bu4CI5VNO
↓俺も出るっとか言っちゃう奴

303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:15:28.06 a2B90TINi
エロ無くて良いだろ、この話には…

しかし非処女の方が好きな俺にとって、全員処女はちょっとがっかり…
黒は黒くらいは経験者でもよかったのに

304: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:18:43.77 4hBlKQw10
男「あ。あたって。る、ぞ……」
茶「ん〜?♪ しりません〜 わざとじゃないです〜」

男「いてててて」
女「何であたしがあんたの背中なんか!」
男「ならやめてくれええええ」
女「それはやだああああ」

男「おい、なんで前にタオルきてるんだ? ん?」
青「綺麗綺麗」

男「お前は優しいな」
金「べ、べつに……、背中はこうやって、こするものですわ……」

紫「どうどうー?」
男「うん、うまい、いいぞ」
紫「やったっ」

305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:19:03.62 DV05UQh70
追いついた支援
エロになりそうでならないのが一番好きな俺には最高のスレですね

306: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:23:00.39 4hBlKQw10
褐「うーん、もっと鍛えるといいですよご主人様!」
男「え、いや、いいよ、うん」
褐「えーえーえー、一緒に外でて走りましょうよー」
男「溶けるってば」

銀「どうですか〜」
男「そこは背中じゃない、確信犯だろ。指先ちまちまあてるな」
銀「だって〜おっきっくて〜あたっちゃうんですもん〜 きゃっ><」
男「交代いいいいい!!」

桃「ごしごし、かぷ」
男「なに!?」
桃「かかかかんじゃいました!」

赤「ご主人様の背中……・、気付けないように……」
男「も、もうちょっとつよくていいぞ……? くすぐったい」
赤「す、すいませんっ」

307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:23:52.58 qw/nlzj+0
赤は俺の嫁決定!

308: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:25:24.29 4hBlKQw10
黒「ふむ、真っ赤だな、仕方ない、手でやってやろう」
男「!?」
黒「どうだ、すべすべするだろ、いいだろ」
男「・・・・っ」

緑「私最後、でもまっかだから、背中じゃなくて腕ゴシゴシ」
男「あ、あぁ、その方が助かる」
緑「ごしごし」

男「あれ、なんでまだ次がいるんだ?」
幽「私だ小僧、ふふふ、私にやってもらえるとは光栄だろ?感謝せよ」
男「またのりうつってるんかい」

309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:26:21.54 DNmrvYpg0
銀がやばい

310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:33:34.50 RbDNOEvw0
僕の愚息もゴシゴシしてくだしあ!(*゜∀゜)

311: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:33:42.54 4hBlKQw10
やっと風呂からでたとおもったら、今度は服着せ係なんてのがついてきた
さすがに下着だけはと懇願し、後ろを向いてもらう

男「よ、よし、こっちむいていいぞ」
金「むぅ、別に下着も着せてあげますのに。私達はメイドですわ、メイドに肌を見せるのは恥ずかしい事ではないです」
男「いやな、そういう考えはダメだ、な」
金「むぅ、こちらが恐縮ですわ、同じに見ていただけるなんて……はい、手あげてください」
男「恥ずかしいな」
金「私には可愛いくみえますわよ?」
男「か、かわいいだと…」
金「くすくす、さ、今度はおズボンですわ、足、あげてくださいな?」
男「ぐう、いたれるつくせりだな……」
金「それがお仕事です……いえ、私の、したいこと……です……わ…」

こんなに慕われて、俺、なんかもうどうすりゃいいんだ……

312: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:38:36.19 4hBlKQw10
俺は部屋に戻り、金に水をもってくるよう頼んだ
のぼせたせいか、頭が痛い

金「はい、お水ですわ。……お医者様およびしますか?」
男「ありがと。でもいい、そんな大事じゃない。のぼせただけだ」
金「ご主人様がそうおっしゃるなら……」
男「おう。……少し横になろうかな」
金「添い寝しましょうか? 人の温もりは安心できるものですわ」
男「え。っと」

添い寝、か
まぁ、いいんじゃないかな。今はもう、手をだす余裕もないし

男「あぁ、たのむ」
金「ふふ、畏まりましたわ」

313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:38:39.06 UDmM2CRz0
金は面倒見のいい良い子だな

314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:44:28.41 DV05UQh70
金が良い娘すぎる幸せになれ

315: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:48:41.66 4hBlKQw10
こんな風に始まった俺達の生活も、気付けばもう一ヶ月がたとうとしていた
大体一日のパターンも決まってきて、何もかも良い方向に回りだした頃だった

茶「ご主人さま〜、ご来客です〜」
男「ん、あぁ、今いいとこなんだ、客間に通しておいてくれ、すぐいく」
茶「はいはーい」

デイトレに明け暮れる昼下がり、その訪問はあった
最近、近くの村と交流を持てるようになってきていたので、あまり来客もめずらしくない
近々院長幽霊の指導のもとで、ミサもひらくことになっていた

男「だれだろうな」

316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:49:49.89 bIfcnMNvP
おおっと

317: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 15:55:47.92 4hBlKQw10
男「群青のブローチを持った女の子?」
来「はい、こちらに居るという話を伺いましたので」
男「うーん、赤、茶、知ってるか?」
赤「い、いえいえ、私は存じておりません」
茶「心あたりないですねぇ……」
男「そうか……、どっかで見たような気がするんだが……うーん、おもいだせん」
来「そうですか……、でしたらまた日を改めて参ります」
男「その方が良いですね、あぁ連絡先教えてもらって良いですか?」

来客から一枚の名刺をもらう
名前と電話番号しか書いてなかった

男「見送ってあげてくれ」
赤「はいっ」
茶「はい」

318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 15:57:19.45 UPUppOT20
青の子か……

319: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:00:01.74 4hBlKQw10
金「どなたでしたの?」
赤「群青のブローチをもった女の子を探してる方でした」
紫「うーん、なんだろう」

実は俺は知っている
というより、俺が持っている

男「ちょっと黒を俺の部屋に呼んでくれ。あと、とりあえず今知ってる子以外には秘密にしてくれ」
茶「ふふ、どうしたのかしら? 楽しそうねぇ」
金「あ、聞かない方がよかったでしょうか……すいません」
男「いや、金は大丈夫。とりあえず、俺は部屋に戻るから」

320: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:03:33.77 4hBlKQw10
黒「どうしました?」
男「これ」
俺はさっきの名刺をわたす
黒「ふむ?」
男「どこの誰か調べてくれ。あと、群青のブローチについても」

この一ヶ月での黒のPCの上達には目を見張るものがあった
たぶん、才能
調べるという分野において、少なくとも俺の役に立つくらいには腕が立った
だから最近では、デイトレ時に黒と一緒にやる事も多い

黒「構いませんが、何故?」
男「かくかくしかじか」
黒「あぁ、さっきの来客ですか。わかりました」
男「頼む」

321: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:07:08.15 4hBlKQw10
自室に独りになった俺は、探しているとみられるブローチを取り出す
これが、なんなんだ?
もらったときに少し見たくらいで、それ以降は飾りっぱなしだ
じろじろと見た事はない

んー……?
royal……?
なんだこれ

男「だれかいるか?」
金「はい、私がおります」
男「ちょっと入ってきてくれ」

金「royal? 英語で”王の”という意味です」
男「お、王……?」
金「こんなもの、どこで手に入れたんですか? ……はっ、さっきの」
男「シーッシーッ 秘密っ」
金「は、はい」

322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:07:12.89 bIfcnMNvP
有能すなぁ

323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:09:05.38 78PsOXtVP
一波乱きますね

324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:09:39.60 oaFT9K0D0
きますな

金かわいい

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:12:14.57 Lsd6QnG40
いぬかみっぽいな

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:12:52.29 FU6wzWf8P
C

327: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:14:46.16 4hBlKQw10
その夜

黒「ご主人様、おわりました」
男「ん、あぁ、どうだった」
黒「電話番号はホテルのものでした。ホテルのデータベースにハッキングし人物を調べたところ……」
男「ん?」
黒「それ以上追跡できませんでした。データも全て偽造されてます」
男「な……」
黒「本当に、だれなんでしょう……」
男「むぅ」
黒「それと群青のブローチですが、こちらは分かりました」
男「ふむ?」
黒「某小国のRoyal Inheritanceです」
男「え、なんて?」
黒「王の遺産、です」
男「な……」

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:18:50.01 bIfcnMNvP
カリオスなんとか

329: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:19:51.61 4hBlKQw10
男「つーことはなにか、群青のブローチを持つ少女ってのは、王の遺産を相続してるわけで」
黒「つまり王族の子孫、になります」
男「だよなぁ……、うーん、秘密にしてても仕方ないな、青を呼んでくれ」
黒「はい」

男「ってわけだが、説明してもらえるか?」
青「ん、あまり良く覚えていない」
男「そうか」

まぁこいつら全員、良い過去はもってないだろうけどさ

男「知ってる事はなにかあるか?」
青「ん……、ぶんぶん」
男「そうか」


330: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:28:58.08 4hBlKQw10
桃「作戦かーいぐ! かかかんだ!」

俺は全員を食堂に集め、事情を説明した

銀「ん〜、あの国は最近王が死んだとかなんだとか」
赤「あ、しってますしってます、テレビでやってました」
男「テレビで?」
緑「私も知ってる。一緒にみた」
金「ということは……、政治的になにか、でしょうか」
黒「だがな、王が死んだら政権を奪おうとするものが居るのが常だ、何故テレビで流したのか分からぬ……?」
茶「知らせる必要があったのかも知れませんよ〜」
銀「仮説ですが〜、王が死んで跡取りが居なくなって〜……とかとか」
金「ありえますわね」
男「どうしたもんかなぁ、あの人がいい人かにもよるが、もう一度話をきかんと」
幽「あの人は悪い人じゃないよー」
男「!?」
幽「さっきつけてみた。霊体のままじゃもう干渉は出来ないけど、話きくくらいならお茶の子さいさい」


331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:30:11.99 xXHQ/aV60
働く羽○・・・だと・・・?!

332: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:33:11.50 4hBlKQw10
次の日、あの来客はまたやってきた
来「どうでしょう…・…」
男「群青のブローチって、これ?」
来「お、おぉおおお……! これです、これ! これをどこで?」
男「青からもらった、こいつ」
青「ん」
来「あぁ……ついにみつけました……、わが国の正当な王女!」
銀「あ、私正解ー♪」
男「ふむ、てことは青のこと、連れていきたいのか?」
来「えぇえぇ、もちろん!」
青「ぶんぶん」
男「やだって」
来「し、しかし……」
青「違う、私はもう王の資格をもっていない」
来「……?」
青「王は、男」
男「………………………え?」




333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:34:22.92 H5pBeZuu0
斜め上の展開来るか

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:35:10.57 HISnnWoy0
嫁が読んでるので支援

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:36:12.53 8rrnU0Zz0
どんどこ支援

336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:37:05.29 /qOLxBjy0
それぞれに渡された王玉を全て破壊すれば王の遺産が自分のものにっ!

337: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:38:03.11 4hBlKQw10
来「はっ、もしやこのブローチ、”譲られた”のですか……?」
男「え、えーと、プレゼント、だよな?青」
青「コクコク」
来「なんと……、という事は男様が、わが国の正当な……」
男「え、ちょっとまって、どういうこと? このブローチ持ってる人が王ってこと?」
来「然様でございます」
茶「さすがご主人様!」
赤「お、王様ですかご主人様!?」
金「あぁ、なんと……」
黒「すごいな……」
男「いやまてって、俺は王になる気は毛頭ないぞ……?」
来「そ、そんな殺生な! わが国ではうんたらかんたら」
男「いやね、そちらさんの事情はなんとなく分かるし、王が必要なのも理解した」

だけど

男「ここから俺は動けない」

338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:39:08.53 xXHQ/aV60
なんという展開www

339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:40:30.66 HISnnWoy0
作者、愛してるぜ。って夫がw

340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:40:34.15 90Lq7fSs0
新しい逆玉

341: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:43:00.93 4hBlKQw10
男「んー、じゃぁこのブローチを貴方にあげればいいんじゃない? そうすれば貴方が王で、俺達には無関係になる」
来「めめめめめめ滅相もございません!!! それに王の血筋を引いてる物から渡さないと意味がありません!!」
男「うーん。しかしなぁ、国とこいつらを天秤にかけるだろ? どっちに傾くと思う?」
女「国だろ普通」
男「いや、お前含めてこいつらだ。だって俺の世界はこいつらが居なきゃできなかったんだから」
金「(ずきゅうううん) くらくら……」
男「だからまぁ、どうにかしてくれ」
来「むむむむむ………」


そして、俺達は突拍子もない決断をした


342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:43:50.78 UDmM2CRz0
それでこそ男だ

343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:43:54.79 Z1s5C4Oe0
面白い
これからも頑張ってください

344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:44:40.04 xXU4eIFG0
?? ???

345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:44:53.56 FU6wzWf8P
C

346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:45:21.58 DV05UQh70
金が一々可愛いなw

347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:46:08.00 8rrnU0Zz0
面白いなぁ、なぜだ、支援だ

348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:46:09.95 oaFT9K0D0
金は俺の嫁!                  にしたい

349: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:49:22.09 4hBlKQw10
男「わかった、よし」
来「?」
男「此処を国にしよう。そして、今ある国を、大使館の敷地にしよう」
来「は!?」
男「な、そうすりゃ俺は動かなくて良い。王はできる。まぁ形だけでいいだろ? どうせ制度もなにもしらんから好きにしてくれ。簡単な事ならしてやる」
来「な、な……おぉ、これこそまさに王の決断……」
青「名案」
赤「す、すごいですご主人様……」
男「だめか?」
来「あぁ、あぁ、それで構いません、いますぐ手続きを!」
黒「まて、それじゃだめだ」
男「ん?」
黒「それだと、戦争の際にこの場所が攻める対象となってしまう」
男「ふむ」
黒「男を王として、現存する王宮に居るようにみせかければいい。攻められたら逃げたってことにすればばれない」
男「おぉ、いいね」



350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:50:57.09 nAouQbSM0
ぶっ飛びすぎだろwwww

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:51:18.71 UDmM2CRz0
さすが黒たよりになる

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:52:35.00 gQ5kF2QZ0
発売はいつですか?

353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:52:45.96 90Lq7fSs0
予想の斜め上をいったwwwwwwwwwwww
逆にぶっとんでて気持ちがいいな

354: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 16:58:04.52 4hBlKQw10
そして数日後、某小国にいって新王として戴冠式を行ったその日に、俺はここにもどってきた
王は小国の王宮にいるが 面会は全て拒絶
だがそういう王ってのは昔からいたから疑われない、とおもう
どうせならこの屋敷に王宮セットだけつくって、放送のみにでればいいって話にすらなった

男「ただいま」
金「お帰りなさいませ、陛下」
男「ははは、陛下か、いいな、それ」
黒「みてくれ、大量に”お礼”が届いたぞ」
桃「そそ倉庫にはいりきりませせせせっかんだっ!」

青「ごめんなさい」
男「いや、面白いからいいんじゃねーかな」
青「……」

俺はぽんと手を置く
男「俺は何時までも俺だ。だが王権をもってる。こんな面白いことはない。だから気にするな」

男「これは、国王命令だ」

355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 16:59:55.39 qw/nlzj+0
はは〜仰せのままに(キリッ

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:08:57.54 GBF9Wbx80
なんだよこれ…
ちょっとデイトレしてくる!!!!!!!!1

357: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:10:03.80 4hBlKQw10

男「王になった実感はない、な」
もとより全て幻想のような話だ
デイトレで500億?メイドがいて屋敷がある?国の王?
どれもこれも、夢のような話だ

男「しかし今、それは現実だ」
夢のような話でも、現実だった
俺が俺じゃなくなっていくような、そんな気持ちに襲われた

ドアが優しくノックされる
男「どーぞ。今日は赤だったか」
赤「は、はい、今日の夜係は赤ですっ」
男「よかった、やっと順番を覚えてきたところなんだ」
赤「11人もいますからね、お、覚えるのは大変です」
男「本当にな」

358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:12:26.65 6aBTEsd/0
つれていくのか

359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:13:13.13 qw/nlzj+0
11人?
27人はいるって>>90が言ってた

360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:13:17.78 UDmM2CRz0
やはり赤は幽をカウントからはずすか

361: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:14:02.83 4hBlKQw10
近くにあった椅子を俺が座るベッドの正面におき、赤がすわる
対面する形になった

赤「ご主人様」
男「うん?」
赤「ご主人様は、初めてあったときより、とても……、柔らかくなりました」
男「あぁ、そうだな、俺もそう思う」
赤「それはとても良い事だと思います、私も、うれしいです」
男「うん」
赤「だけど、怖いんです」
男「何が?」
赤「ご主人様が、どこかへ、言ってしまいそうで……」
男「なんでさ」
赤「変わっていきます、ご主人様は王にすらなられました。どんどん変わっていきます……」

赤は俺の膝に手をあててうつむいた

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:15:17.40 GBF9Wbx80
律儀にアルファベット順とは限らないじゃないか!
ABCDLMNWXYZみたいな感じかもしれないじゃないか!!

11人のメイドかー
俺には妹が12人いるから大したことないな

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:19:02.64 8rrnU0Zz0
LoveDestiny懐かしいな

364: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:19:41.67 4hBlKQw10
赤「ご主人様、どうか、どうか、何処かへいくのであれば私を、私達を、お連れになってください……」
男「……」
赤「私達にとって、貴方は、全てです…どうか…」

俺は赤の頭をなでる

男「なぁ、赤。俺がここで王をやってる理由、わすれたのか?」
赤「いえ……いえ……」
男「何処か行くならもちろん連れて行くが、俺は根性が引きこもりだ。どこへもいかねぇよ」
赤「ご主人様……ご主人様っ」

赤が抱きついてきてベッドに押し倒される

男「どうした、やけに傷心してるな」
赤「最近ずっと、考えていたので……ぐずっ」
男「安心しろって」

俺はその体勢のまま、頭をなで続ける

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:20:59.97 H5pBeZuu0
(`・ω・´)

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:21:02.26 oaFT9K0D0
>>1
ところで院長(幽霊)って何歳くらいの設定?

367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:25:25.70 36e24/u10
赤「計画どうり」

368: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:25:34.74 4hBlKQw10
何時間たったろうか、いつの間にか俺も赤も寝入ってしまったようだ
赤は俺の胸の上で、気持ちよさそうに眠っていた
男(あぁ、こいつみたいなのがいるから……、俺はここからうごけねぇんだなぁ)
トゲトゲだった自分の心から、トゲがそぎ落とされている事を、俺は自覚した
変わってゆくのは怖い事じゃないんだ赤
きっと良い事。それは怖がる事じゃない

男「くく」
俺がこんな事を思うなんてな

本当に、変わっていくのはいいことなのかもしれない
それを俺は、今までしらなかった
なぁ、俺

今、たのしいよな


369: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:29:29.19 4hBlKQw10
ばっと手を広げ、俺はベッドに倒れこむ
あぁなんか、清清しい

赤「ご主人……様……」
赤がぎゅっと、抱きついてきた
俺は無意識に、抱き返す

赤「……?」
男「おきたか、ごめん」
赤「………すすすすいません!!!」

赤がばっと離れようとした

男「離さん」
赤「/////」

離さんよ、それが、俺が掴んだ世界だから


370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:30:17.63 jv3hseBk0
ニートニート

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:31:16.36 UDmM2CRz0
これちょっと緑涙目じゃないか

372: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:32:21.20 4hBlKQw10
ちゅんちゅんちゅんちゅん……

男「まぶしっ」
陽の光が俺の目を突く
男「ったく……なんでカーテンなんかあいてやがる……」
俺は乱暴にカーテンを閉めると、PCを起動する

今日はどこのをかってやるかな

?「男ちゃん、ご飯、ここに、置いておくからね」
男「そこにおいと……」

……あ………れ………………?




373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:32:43.41 BIwQBBSCO
ドッリイイィィイムキャッチャアアァァァアアア

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:32:45.96 9/57GWhn0
え?

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:33:09.28 nAouQbSM0
言いいいあああああああああああああああああああああああ

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:33:17.44 UPUppOT20
あ……

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:33:19.92 jv3hseBk0
うおっ、まぶしっ!

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:34:10.05 H5pBeZuu0
(´・ω・`)

379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:34:23.56 UDmM2CRz0
これはまさかの

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:34:31.54 g1c26b2Y0
なん・・・だと・・・

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:34:36.50 8rrnU0Zz0
いやああああああああああああああああああああああああああああああああうわあああああああああああ
rうぃうsthgfせあgtふぇrgふrshgびrtshgびtrhjgrtsjhjしrwgじぇsrdsdrftgyふ

382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:35:01.19 78PsOXtVP
朝チュン・・・!

383: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:35:41.25 4hBlKQw10
俺はバッと扉を開ける
そこはどう見ても、豪勢なお屋敷なんかじゃなかった

え?え?え?

どういうこと。だ?

母「あ、男ちゃん……どうしたの?」
男「え。え………?」
母「ご、ごめんね、ご飯、いらなかった?」
男「ち、違う、そうじゃない、そうじゃないんだ」

な、…………なんだ…………なんだ?

母「だ、大丈夫男ちゃん?」



384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:36:17.73 jv3hseBk0
まさかの夢オチ

385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:37:16.21 cs+gprtf0
想定内の夢オチ

386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:37:18.91 2HoNW4uR0
ですよねー・・・orz

387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:37:20.05 UPUppOT20
「夢オチだった」というのは夢オチってオチだよな、そうだよな……ははは

388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:37:20.24 DNmrvYpg0
おい・・・!おい・・・!やmれろ・11

389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:37:41.95 ypDGcg7w0
その時俺に電流走る

390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:38:01.35 yUOXdwWo0
どうなってやがるんだ・・・

391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:38:11.47 78PsOXtVP
              , -‐;z..__     _丿
        / ゙̄ヽ′ ニ‐- 、\  \   ところがどっこい
       Z´// ,ヘ.∧ ヽ \ヽ ゝ   ヽ   ‥‥‥‥
       /, / ,リ   vヘ lヽ\ヽヽ.|    ノ  夢じゃありません
       /イル_-、ij~  ハにヽ,,\`| <      ‥‥‥‥!
.        N⌒ヽヽ // ̄リ:| l l |   `)
            ト、_e.〉u ' e_ ノノ |.l l |  ∠.   現実です
          |、< 、 ij _,¨、イ||ト、|     ヽ      ‥‥‥!
.           |ドエエエ「-┴''´|.|L八   ノ -、   これが現実‥!
            l.ヒ_ー-r-ー'スソ | l トゝ、.__   | ,. - 、
    _,,. -‐ ''"トヽエエエエ!ゝ'´.イ i l;;;;:::::::::::`::ー/
   ハ:::::::::::::::::::::| l\ー一_v~'´ j ,1;;;;;;:::::::::::::::::::
.  /:::;l::::::::::::::::::::;W1;;;下、 /lル' !;;;;;;;;;::::::::::::::::
  /:::::;;;l:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;|: :X: : : : : |;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::
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392: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:38:14.68 4hBlKQw10
ちがう、ちがう、ちがう?
ちがくない

ちがくなんかない

デイトレで500億? メイドさんいっぱいでっかいお屋敷? 一国の王?
な。んだ。そ。れ

現実?夢?

何が、どういう……

母「男ちゃん……?」
男「”母さん”……、ここは、俺の家、だよな?」
何年ぶりかに、母さんと、俺はいった

母「え、えぇ、そうよ、貴方のおうち」

そん、な……

393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:38:37.87 y+TjSoBtO
よくある展開だが夢の中で何ヶ月も過ごすとかね…























394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:39:34.06 6aBTEsd/0
え、何500億も消えてるの?

395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:40:16.62 Aq9/8As30
想定の範囲内です(キリッ

396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:40:21.14 DV05UQh70
もしかしたら俺は>>1の掌の上で踊らされていたんだろうか

397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:40:23.28 8rrnU0Zz0
ごめん、こういう展開大好きです

398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:40:49.55 Cqd27sm40
夢落ちが織り込み済みだとっ・・・!?





ここから広がるんだよね?ね?ね?

399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:42:17.74 H5pBeZuu0
幼馴染まで夢だというのか…!

400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:42:27.64 78PsOXtVP
つまり幼馴染なんて存在も・・・

そうなれば主人公は俺たちそのものじゃないか・・・
答えのない毎日が ただ過ぎてゆく時間が これから先どうなるのだろう わからない

401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:42:34.28 jYKQqqRs0
なんかこう、久しぶりにあげて落とされた感じを味わった

402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:42:44.09 UDmM2CRz0
ここで男の真価が問われるわけだな 夢の中での心の変化をどう受け止めて
現実を変えるのか

403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:43:06.53 qw/nlzj+0
俺の嫁の赤は何処に…

404: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:43:12.82 4hBlKQw10
そ、そんな……、あ。あああああ……

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

男「お、おい、ははは。俺は、馬鹿だな。そんな事、あるわけ、ないだろ」
母「……?」
男「ごめん母さん……、ちょっと、寝ぼけてた、みたいだ」
母「そ、そう?」
男「うん。……それと、今まで、ごめん」

きっとあれは夢
でも
夢は夢でも

俺は

学んだことがあった



405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:43:21.58 cs+gprtf0
さぁ、ここからだ!

406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:44:02.72 bA+vtOahO
>>401
全くだ・・・

407: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:45:27.15 4hBlKQw10
男「これからは、頑張る、あぁ、明日からなんかじゃない、今からだ」
母「……!」
男「悪かった、本当に悪かった、こんな俺を、育ててくれて、ありがとう」

母の目に涙がたまる

男「これからは、俺が、恩返しをする番。だ」



男「本当に、すまなかった……!!!」

俺は土下座をして、今までの全てを込めて、謝った

408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:45:28.50 H5pBeZuu0
俺達の戦いはこれからだ!




(´・ω・`)

409: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:47:52.12 4hBlKQw10
ぶわっと、光が広がったのを、感じた


―世界は選択の分岐である―

え?

―世界を選ぶのは自身である―

な、なに?

―何が正しいかを決めるのは世界である―

何が、ただしい?

―夢とは何かを決めるのは心である―

夢、どれが、夢?

410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:48:54.83 jv3hseBk0
>>369
乙!面白かった!

411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:48:58.13 78PsOXtVP
  イ`ヘ
 /: :| ヽ
/ : :/  ヽ ___   _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
      ( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ  /
  マ  r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
      //: /: : : |: : | |: : |: _: : : :ヽ
  ジ  {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
     〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
  で / r:oヽ`    /.:oヽヽ: :|: | :|
     { {o:::::::}     {:::::0 }/: :|N
  っ  | ヾ:::ソ     ヾ:::ソ /|: : |
 !? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/   `、 ::::::::::: /: i }  >
::∧: : :|: |J   \   /   /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
   ヽ: |::|\     ̄/ /|  |: : :|: |


412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:49:08.84 UDmM2CRz0
うまいこと現実をつかみとってくれ男

413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:49:11.05 FU6wzWf8P
C

414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:49:54.41 8rrnU0Zz0
エロゲ的で非常にいいです

415: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:50:20.67 4hBlKQw10
―正解とは一つではない―

いくつあるんだ?

―正解とは無限である―

無限……?

―メビウスの輪こそが世界である―

メビウスの、輪?

―答えを―

こた、え?

416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:50:58.32 ypDGcg7w0
もっときのこきのこ

417: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:53:28.88 4hBlKQw10
ふっと、俺は地に手をついた
そこはさっきまでいた自分の家

メビウスの輪って……
でも、世界がメビウスの輪であるならば……
あぁ、そんな……


だが、”捻り”はどこだ?


それが、答え、なのか?

男「母さん、恩返しはする、だが、時間をくれ」

418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:53:51.89 jv3hseBk0
>>369
乙!面白かった!

419: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 17:56:35.19 4hBlKQw10
どこだ? どこだ?

俺は家の扉を開く

そこには

やせ細った女の子が一人、立っていた

あぁ、昨日の俺なら、こんな子をみても見向きもしなかっただろう
だが今は違う

男「君、名前は」
少「……ない」

じゃぁ君は

男「白だ」


420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:56:59.55 oaFT9K0D0
>>1
乙! 面白かった!

これからも頑張っていけよ男
こっちも金みたいな子に逢えるように頑張るから!

421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:57:59.47 ldnjCUWX0
お前ら勝手に終わらせるなよwww

422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 17:58:31.25 DNmrvYpg0
新展開ktkr

423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:00:06.49 oaFT9K0D0
流れ的に終わったかと思っちまったwww

424: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:00:10.70 4hBlKQw10
メビウスの輪
二つの側面を一に統合する、神の輪
世界は無限
あぁ、そうだ
答えもたくさん、その通りだ

白とは無。
物と物をつなげたとき、側面だけが残ると思うか?
ちがう
”接合する部分”ができる
誰にも見えない世界の側面

それが、白

そして俺は、二つの答えを選んだ
メビウスの輪を作るために

だから―

425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:00:24.19 22Le8eUuO
いちおつ

426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:01:11.78 qw/nlzj+0
オナニーを【神々の暇潰し】と命名しよう。

427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:01:39.14 ypDGcg7w0
00ユニットかと思った

428: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:02:50.91 4hBlKQw10
?「………まッ!……さま!」
?「…きて!目……けて……さいッ!」

ん……

赤「あぁ、あぁ、ご主人、様……っ!」
緑「ぐずっ」
金「……どこかに、行ってしまわれたかと……おもい……」

俺は二つの世界を選んだ
どちらも正しかったから
でも二つの世界は同時に存在できなかった
だから、結合した

男「……よう」


429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:03:17.21 DNmrvYpg0
ええええええええええええええ

430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:03:45.92 jv3hseBk0
友達いません

431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:04:04.67 qw/nlzj+0
急展開ktkr!

432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:04:05.79 xXHQ/aV60
世界を外から見ることが出来る目を持ってる主人公だったのか

433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:05:03.81 UDmM2CRz0
よし、みんなでゲーム大会フラグ復活

434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:05:22.07 DV05UQh70
金が幸せになれるならそれで良い

435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:05:24.93 78PsOXtVP
   ┏┓  ┏━┓         ___         ┏━┓
 ┏┛┗┓┃┏┓┃        /⌒  ⌒\.         ┃  ┃
 ┗┓┏┛┃┗┛┃┏━ /( ☆)  (☆)\━━┓┃  ┃
 ┏┛┗┓┃┏┓┃┃   /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   ┃┃  ┃
 ┗┓┏┛┗┛┃┃┗━ |     |r┬-|       | ━┛┗━┛
   ┃┃      ┃┃     \      `ー'´     /      ┏━┓
   ┗┛      ┗┛                       ┗━┛


436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:05:35.66 H5pBeZuu0
(`・ω・´)

437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:06:43.83 /qOLxBjy0
神の・・・瞳・・・
アウラ・ルーの輝き・・・

438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:07:15.91 UPUppOT20
なんというブリックヴィンケル……だがそれがいい

439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:07:19.57 8rrnU0Zz0
最高の展開杉ワロタ

440: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:08:27.60 4hBlKQw10
茶「ふふ、びっくりしましたよ〜。ずっとおきないんですもの」
女「一日寝てただけじゃない、別に心配することもないっての」
黒「何をいうか女様、くく」
女「言わなくていいわよ」

銀「本当に、心配しましたよぉ……もうあのご主人様と合えないかと、思っちゃいました……」
褐「うっ、ご主人様っ……」
紫「ご主人様あああああ」
男「あ、はは、そうくっつくな……」

桃「私も心配したんですよおおおお!! あ、かまない!」
緑「さっきいっぱい噛んでた」
桃「緑ちゃん! いいのそういうのいわなくて!」

男(あぁ、戻れたのか……)

441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:08:33.10 gQ5kF2QZ0
キタキタキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!

442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:09:40.12 UDmM2CRz0
男の変化を丁寧に描いたからこそ映えるこの展開

443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:11:00.17 1+llxAI+O
追い付いた

久しぶりに全力でwktkだ

444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:13:16.08 rfpLsPOf0
追いついたし全力支援

445: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:13:19.87 4hBlKQw10
男「心配かけたな」
赤「いえっいえっ……どこにもいかないって、仰いましたので……っ 信じて、ましたっ」
男「うそつけ、顔がぐちょぐちょだぞ。ほら、金も」
金「う、うぅ…」
茶「ほらぁ、ご主人様? 何度も心配かけちゃだめって言いましたよね?」
男「はは、すまんすまん」
茶「まぁ、いいです。ちゃんとおきてくださいましたので。ふふ」
男「強がってるな? 顔、ぬれてるぞ」
茶「当たり前じゃないですか……当たり前。じゃ。ないですかああああ……!!」
男「よしよし」

俺は戻ってきた
そしてこの世界を正しいものとした
メビウスの輪を使ったから、いつかは向こうに戻らなきゃいけない
でも、今はまだ、たのしんでいていいよ、な

こいつらが、いるんだから


446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:14:37.28 oaFT9K0D0
超展開キテタ━━(゚∀゚)━━ッ!!

 _   ∩
( ゚∀゚)彡  金!金!
 ⊂彡



447: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:15:51.01 4hBlKQw10
これにてこの物語、メインストーリーはフィニッシュです
これ以降はご要望があればサイドストーリーかアフターストーリー書いていきますね
良ければ物書き的に感想指摘いただけると、嬉しいです


皆さん、お付き合いいただき、ありがとうございました!!!

448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:17:38.33 oaFT9K0D0
とりあえず>>1乙!!!

さぁ、再度ストーリーお願いします!
金成分多めがいいな((o(´∀`)o))

449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:18:15.06 XcU3QjpM0
もっと女と絡んでくれぇぇぇ!

450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:18:24.87 oYrckTuTO
羊羹に入れよ

451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:18:42.25 Cqd27sm40
>>1乙。

嫁がwktkで読んでました。

452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:19:05.97 j43QAo+f0
あまあまなの書いてくれ

453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:19:14.47 UPUppOT20
>>447
心からの乙を。

454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:19:16.54 H5pBeZuu0
>>1乙、続きを書く作業に入るんだ

455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:20:30.61 8rrnU0Zz0
すっげー良かった!上手いなー
いい意味で期待を裏切りまくる展開で引き込まれたお


アフターがいいな、あっちの世界の男な感じで

456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:20:35.41 DENwuheF0
このスレ見てポケロリ思い出した

457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:20:41.19 DV05UQh70
一先ず乙。
最初から丁寧に書かれてたおかげか、突然メビウスとか来ても意外と受け入れられた
せっかく田舎にある協会なんだから皆で本当にピクニック行くとか川遊びしてるのが見たい
もちろん皆でお昼寝ありで

458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:21:15.40 UDmM2CRz0
各キャラに見せ場が用意されてたのがいい感じだったと思う
ただ紫の「まりあさますきなんです♪」という台詞が地下通路出現の
伏線として以外に機能しなかったのがちょい残念かも あと名前の読みを
ゆかりと読ませるならば 男が一番最初にひらがなで呼ぶとかすれば
説明せずに定着させられたのではないかとか でも一番言いたいのは
すげぇ面白かったから是非とも金が家庭的な一面を見せる話が読みたいです

459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:21:58.87 ypDGcg7w0
それぞれのキャラの1日が見たいなチラッ

460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:22:17.61 FU6wzWf8P
>>1おつ

461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:24:06.71 kFQYSo3qi
一人一人と男の絡み(エロい意味では無く)で全員分見たいね〜
教会でおこる他愛もない日常の会話劇みたいな〜

462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:25:52.86 /qOLxBjy0
あれ?でも偽パスポートできたんだよな?
学校とか病院とかどうすんだよ
まさか教会から出さないつもりか?

463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:25:55.46 jYKQqqRs0
おつんでれ
素直に引き込まれた
あまあまなら再度でもアフタでも両方でも

464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:26:18.70 8i93mB580
>>1超乙
最近見た中では一番の出来だった

465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:26:42.34 2HoNW4uR0
メビウスの輪が何なのかよくわからんが超展開のフィクションとして369で終わり
もしくは407辺りで終えてメッセージ性のある作品のどちらかが良かった

466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:27:07.28 u4PYrSLh0
URLリンク(sukima.vip2ch.com)

467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:27:15.23 mkgds/jC0
女…

468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:27:48.40 gQ5kF2QZ0
>>1超乙面白かった
もっと洋館の描写とか霊の過去話とか見てみたい

469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:29:11.26 ZwYaAPdu0
>>458
緑もゆかりって読めちゃうんだぜ?

470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:29:46.18 M0u3mfAO0
しろとうじょう

471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:33:49.27 UDmM2CRz0
>>469
緑はゆかりって読まないのでは?

472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:35:19.53 4mQt9AEy0
>>469
×縁(ゆかり)
○緑(みどり)

473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:35:53.52 DV05UQh70
>>471
読むっすよー
例)縁も縁もない
とか

474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:36:10.78 bIfcnMNvP
ゆかりで変換してみろ

475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:36:36.95 ZwYaAPdu0
やべー俺恥ずかしい

476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:36:54.54 bIfcnMNvP
ってこれは確かに縁だなw
早とちりしたよ

477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:38:24.89 DV05UQh70
誰か俺を殺してくれ

478: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:39:21.04 4hBlKQw10
おぉ……、予想以上の反響にアタフタ……
メビウスの輪については、wikiを見ていただけるのが早いと思います
使った理由として、現実からずれすぎた世界を現実として説明つけるためってのと
主人公の変化を表すために、元の世界……というかもう一つの世界でどう動くのかってのを見せたかったからです
紫についてはすみません、「むらさき」じゃ読み図ら買ったので「ゆかり」にしただけでしたごめんなさいw
その後、>>469で書いてある通り、紫=緑でお話考えたんですけど、助長になりそうだったのでやめました
その名残が、赤が言ってる「11人」です本当は幽霊いれて「12人」ですからね
ちなみに赤は幽霊を自覚してますので大丈夫です。たしか「赤は数えないのか」ってレスがあったのでつけたしです
学校や病院の公共施設の利用ですが、男が国王なので何の問題もありません
学校については、この時点から言っても仕方ないので、なしです。カテキョとかはあるかも。
なんでかっていうと、育った環境が日本の学校と違いすぎるので。

では、これからアフターを書いて行きたいと思います
よろしければ、お付き合いくださいませ。

479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:40:39.35 8rrnU0Zz0
>>477
俺には緑も緑もないことだ

480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:41:08.84 bIfcnMNvP
どちらかというとDQ6的だな

481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:41:13.16 y+TjSoBtO
是非

482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:42:22.40 UDmM2CRz0
男に金が焼いたクッキーを食べさせてやってほしい

483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:42:44.21 DV05UQh70
恥ずかしさでROMりたいが、アフターwktk

484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:43:26.86 4mQt9AEy0
おつおつ
個人的には、料理とか買出しとか日常的な裏方の仕事を見たい

485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:45:20.43 8rrnU0Zz0
あ、あと物書きなら
>>47の「いずらい」を「いづらい」にすべきじゃないか
最近は前者でも正しいのかしら

486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:45:56.10 bIfcnMNvP
誤字は確かに目立ったな

487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:48:28.59 UDmM2CRz0
メイド総数12人 夜係の順番を男が覚えてきた〜の文脈から
赤が11人発言をしたので 幽か女のどちらかは夜係に不参加かとか
幽は赤に憑依した状態で夜係に加わってるけど赤が意図的に11人と言ったとか
そういう意地の悪い読み方をしただけだったり<カウント

488: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:48:33.86 4hBlKQw10
女「はっ、なんてこった!!!」

ある昼下がり、女様が悲鳴をあげたのを聞いた
私はすぐに、声の聞こえた先へ駆けつける

金「ど、どうしましたの?」
女「トイレットペーパーが!あと一ロールしかない!」
桃「そそそっそれは大変です!!大変ですよ!」
女「あぁどうしよう、いつもならネットでほいほい買っちゃうのに、今は時間がない!」

トイレットペーパーがないのは非常に重要な問題だ
なぜなら私達女は……まぁ重要なのだ

金「わ、私が買いに行ってきますわよ?」

489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:50:22.46 /qOLxBjy0
帰り道レイプですね。

490: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:52:05.59 4hBlKQw10
女「本当!? 助かる! さすが金!」

確か今日は、お料理係もお掃除係もとくにない
いってしまえばオフの日だ
もちろん、私のご主人様からご用命があればすぐにでもとんでいきますけど
……こほん

紫「あたしも行くー!」
金「そうね、今日はあなたもオフでしたわね」

私はご主人様から渡されている経費用財布から一万円を抜き出し
自作の手提げカバンを持って、紫とともにこの屋敷をでたのだった

491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:53:17.28 DV05UQh70
金視点とか…凄く良いと思います

492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:54:49.12 FU6wzWf8P
C

493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 18:55:37.70 4mQt9AEy0
お、買出しでやってくれたのか
thx

494: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 18:57:20.25 4hBlKQw10
天気は晴れ
季節はもうすぐ春になろうという頃
空はとても綺麗だった

紫「ねーねー金ちゃん、どこに買いにいくのー?」
金「ふふ、山を下りて、少しいったところにある雑貨屋さんですわ」
紫「あー! あそこのおばちゃん、いい人だよね」
金「私もそう思います」

あの店のおばさまはとても素敵な方
何度か女様や黒がパソコンというので買い物を覚えるまではよく通っていたからしっている
行くと良くお話を聞かせてくださるから、とても印象的

紫「るんるん、ぴくにっくみたい!」
金「確かに。お弁当持ってきて、二人で食べても良かったですわね」
紫「それ名案!今度しよう!」
金「えぇ」


495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 19:04:47.73 oaFT9K0D0
自作の手提げカバン・・・
お弁当・・・
ますますいいぞ金!


496: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 19:05:08.56 4hBlKQw10
金「ごきげんよう……あら?」
店の扉は空いていたが、電気がついていない事に違和感を覚えた

紫「こーんにちはー……いないのかな?」
金「はて、今日は休業日かなにかでしたかしら」

うーんと、首を捻っていると、置くからドタドタと誰かが来る音がいた
みたことのない人だ

?「あぁ、お客さん? すまんねぇ、今日はちょっとやってないんだ。……しまったな、入ってくるとき扉をあけっぱにしてたか」
金「どうしたんですの?」
?「俺は此処の家の息子なんだがね、ばぁさまが体調崩れて倒れたってんで飛んできたんだ。だから、今日は悪いね」
金「! だ、大丈夫なのでしょうか……?」
息「それが弱っててね、一駅隣の病院まで薬を取りに行かなきゃならないんだが、離れられなくてね……どうしようかと困ってたところなんだ」



497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 19:07:33.68 jLtVHu9i0
支援

498: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 19:11:52.31 4hBlKQw10
この辺りはお年寄りの方が多く、自分以外におば様を見ていられる人がいないとのことだった
薬も切らしてしまっていたという事らしい
……

金「私が、いきましょうか?」
息「ほ、ほんとうかい!? いや、見ず知らずの人にたのむのは……」
金「おば様とは良くお話させていただいてますわ……そうですわね、一度おば様とお話させていただいてもよろしいでしょうか」
そうすればおば様の容態も気になるし、自分が知り合いだと言う事も証明できる
案内されて畳の部屋へはいると、いつも元気なあのおば様が苦しそうに寝込んでいた

少し会話をしてみたけれど、離すのもつらそうだったので、私はすぐに切り上げる

金「すぐにでも薬を取りに行かなければ……、場所をおしえてくださいませ」
息子さんは地図を描いて渡してくれた
金「紫、電車はあぶないですわ、先に一人で帰りなさい」
紫「うーん、むしろ金ちゃん一人の方が心配だよ〜」
金「私は、大丈夫ですわ」
紫「ううん、行くよ。ね?」
金「……分かりましたわ、行きましょう」


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