メイド「だから愛しています”ご主人様”」 at NEWS4VIP
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:01:24.59 4QvKaSx70
この教会を買ったのは僕だったが、あまり中はみていなかった
つまるところ、この屋敷のマップが分からない
俺は少女についていくしかなかった。いったいどこにいくのだろう

男「なぁ」
少?「は、はいっ、なんでしょうか」
男「ん、緊張してるのか?」
少?「右も左もわからなくて……、すいません」
男「まぁいいや、君、名前は?」
少?「すいません、あ、ありません……です……」
男「ない? なんで」
少?「誰もつけてくださいませんでした、だからありません。……ごめんなさい」
男「じゃぁ俺がつけてみるか。……うーん、髪が赤いから赤でいいか。ニックネームみたいだけど」
赤「は、はい!」

これが始めてつけた名前だった

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:03:58.93 4QvKaSx70
一応注意、今後ずっとメイドと男の日常パートなんだが
もう山場おわったし、多分801状態になると思われ
だからまぁ、ここからは完全にメイドさんSSだとおもってくれ

ちら裏でした

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:05:56.15 WEpZ05t60
四円

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:07:43.90 UlEQ1S9b0
設定が魅力的なので日常描写こそ大歓迎

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:10:48.24 4QvKaSx70
男「そういえば、その服、どうしたんだ?」
赤「こ、これですか? 布があったので皆で作ってみたんです、お揃いです」

完全にメイド服だった
俺があとで発注するつもりだったんだが、まぁいっか
皆で作った奴の方がきやすいだろう

男「そ、そうか」
赤「か、勝手につくってすいません……」
男「赤はさっきから謝ってばっかりだな、あまり気にしなくていい。硬いとむしろ俺が困る」
赤「で、ですが貴方は……いえ、ご主人様は私達の恩人です、そうは行きません……」
男「ふぅむ……、まぁ好きにやってくれ」
赤「はい♪」

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:12:19.84 Gk38u+3r0
エロがあるかどうかが重要だ

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:14:23.22 4QvKaSx70
観音開きの豪奢な扉を開くと、そこは巨大な長テーブルが置かれた部屋だった
アニメやドラマでみるような……金持ち一家の大食堂

男「こいつは……」
赤「さささ、こちらへお座りくださいご主人様」

赤がお誕生日席の椅子を引く

男「お、おう」
なんてこった
俺いつから王子様になったんだ?

赤「すぐにお持ちしますね」

お、落ち着かない……


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:16:41.71 vQDxvcVF0
あっても微エロ程度のほうが良さそうなふいんき
グーグルさんはふいんきでも変換するのか

58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:20:17.83 4QvKaSx70
赤が退席すると、この超巨大な部屋に俺一人が取り残された
どうにも落ちつかない、地に足がついていないようだった
ぐるぐると辺りを見回して気付く
男(これ、全部掃除したのか……?)
朝起きてから全然きづかなかった
そういえば、買取ったときは廃教会だったんだ。つまり、こんなに綺麗なわけがなかった
男(はぁ、実感ないなほんとに)

突如、俺が入ってきたところとは別の扉が音を立てて開いた
最初に入ってきたのは……

女「じゃじゃーん!」
男「………………なに……?」
女「メイド長になりました!」
男「なんで」
女「働かざる者喰うべからず」
男「………は?」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:24:55.45 CBF6AWE70
>>51
801状態って何?
濃密なホモスレになってしまうの?

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:25:41.78 4QvKaSx70
聞くところによると、メイド服の指示も、朝食の指示も、全て女の提案とのこと
考えてみれば海外からいきなり日本に来て、しかもメイドなんていう仕事させられてる状態で
メイド服とか、朝食の案内とか、そんな洒落た事を彼女らが思いつくはずもなかった
そしてそれを「メイドらしさ」として捉えた彼女らは、それを教えてくれた女を、「メイド長」としたのだった
なんとも筋の通る話で、俺は噴出す

次々と目の前に食事が並べられていく
しかしそれについては、どれも見た事のあるものではなかった

女「私料理はできないから、他の子に任せたの。おいしいよこれ」
男「そりゃ楽しみだ」

僕がそう答えると、女はつつつと端へと移動する
そこには全員が顔をそろえて整列していた




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:27:33.06 WEpZ05t60
>>59
やまなしおちなしうんたらかんたら

62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:29:38.67 kb2ZR/P1O
>>59
801は腐女子によくある展開ってだけでホモ要素がある訳じゃない

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:31:13.88 4QvKaSx70
男「え? え?」

全員がじっと俺をみつめる
どうすりゃいいの?
女がさっともどってきて耳打ちした
女「さぁいただきますと言え」
男「は? え? いただきます……」

すると全員が一斉に―
―礼をした

その光景は圧巻だった

女「私の提案じゃない、皆がしようって。皆あんたに感謝してるんだってさ」
男「………」

目頭が熱くなったような気がして、それを隠すために僕は、女に答えず料理に手をつけた


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:32:18.20 CBF6AWE70
>>61
なるほどthx

>>62
ああそうなんだ
勘違いしてたthx

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:32:22.72 /2F8bX5x0
山なしオチなし意味なし

66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:35:09.53 4QvKaSx70
朝飯を食い終わると、テキパキと皿が下げられる
しかし一つ引っ掛かった
男「なんで一緒にたべないんだ?」
少?「そんな事できませんわ」

答えたのは綺麗な金髪の少女

金「私達は貴方に助けていただきました、だからこそ貴方には最大の敬意を払いますの」
一同はうんうんとうなづきあう

なんだかなぁ……


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:37:45.22 UFQbMup90
支援しておこう

68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:38:25.45 /2F8bX5x0
馬鹿にしてるわけじゃなくて
801って山なしオチなし意味なしの略じゃなかったっけ?

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:39:03.37 4QvKaSx70
男「ま、好きにしてくれ。俺は一度部屋に戻る」
俺がそういうと、すぐに全員が見送ると声をあげて俺の前に立ちふさがった

男「え、お、お……?」
じーっと全員が俺を見つめる
弱ったな……
全員でいってもしかたないので、収集つけるためにとにかく誰か一人を指名する事にした

男「えっと……、じゃぁ、君」
緑の髪の小さな女の子、最初に俺が助けた女の子だった

緑「はいっ♪」
始めてあったときより何倍も明るくなっていて、俺は嬉しくなった

70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:46:58.30 4QvKaSx70
緑「みんな、すごく嬉しそう。貴方のおかげ」
男「そんなことない」
緑「ある。あそこは地獄だった、牢獄だった。抜けられる道理がなかった」
男「……」
緑「だから私は絶望して飛び出した。そして貴方が助けてくれた」

ただ俺は、ゲームをしていただけだった。本当にそれだけだったのに。
だからこんなに感謝してくれることが、心に痛かった

男「……な、なぁ、そういえば緑は、母親のところにかえりたいんじゃなかったのか?」
緑「あれは咄嗟にでた嘘。帰りたくなんかないけど、逃げ出したくて、自分騙した。帰る場所を架空に作った」
男「帰りたくないのか」
緑「間違えないで、嫌いなんじゃない。でも私が帰ったら、母を困らせる」
男「そうか」

売った子供が帰ってきたら、そりゃどうしていいかわからんだろうなぁ

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:49:26.95 4QvKaSx70
部屋に戻ると、やっとおちつけた
朝飯だけでこんなにも落ち着かないなんて思わなかった
やはり俺は、引きこもりだった

ディスプレイを見渡す
男「……やるか」
ここ数日手休めていたデイトレード
これをやっているときだけは無心になれる

ソフトを起動し、俺はその世界へ没頭した



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:51:24.62 ffoUM0F/0
支援

73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 17:58:07.55 4QvKaSx70
何時間たっただろうか
ドアをノックする音に、俺は現実に引き戻された
男「どーぞ」

扉を開けて入ってきたのは、褐色肌の女の子
褐「おっじゃましますご主人様」
なんともメイド服の似つかない娘だった
男「あぁ、どうした」
褐「挨拶にきたんですよっ」
男「挨拶?」
褐「うん、挨拶。まともにご主人様に挨拶してなかったですからっ」
男「そうか、そうだな。まだ知らない子が多い、そっちから来てくれるのは助かる」
褐「よかったよかったっ。……ところでご主人様、これのでっかいのはなんですか、テレビってやつですか?」
褐はディスプレイを指差して聞いてきた。
男「テレビと似てテレビじゃない、ディスプレイっていうんだ。いや、コンピュータって言った方が分かりやすいな」
褐「でぃすぷ、れい? こんぴーた?」
男「触ってみるか?」
褐「す、すいません、多分僕、これは得意になれないとおもいます……」
男「そうか、見た目外で溌剌とするタイプっぽいもんな」
褐「おぉ、そのとおりですよご主人様! 外はいいです、ご主人様も出るべきですっ!」

74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:03:28.03 4QvKaSx70
男「外は溶けるからダメだ」
褐「あ、それ女様も言ってました、男は外にでたら溶けるって!」
男「聞いてたか」

?「褐〜! なにしてるの〜!」
褐「あっ、いけない、昼食にご主人様を呼ばなきゃいけなかったんだった!」
男「挨拶じゃないのか」
褐「挨拶もしようとおもったんですっ」

あけっぱなしのドアの隅からチョコンと顔を出したのは、三つ網銀髪の女子だった。

銀「あ、ご主人様すいませんっ、褐〜、ちゃんと読んできなさいっていったでしょー!」
褐「ごめん銀っ、ご主人様、いきましょ!」
男「あ、あぁ。だがすまん、腹減ってない」
褐「あう、そんなぁ……」
銀「でしたら、せめてお付き合いでもしていただけませんか? 私達、良い案をおもいついたんです!」
良い案……?


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:06:50.20 NWAQQ3kmO
アナニーしながら読んだら気持ち良くなれるかな…?

76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:08:34.42 4QvKaSx70
こっちこっちと案内されたのは、中庭だった
銀「どうですか!」
男「こ、これは……ピクニックみたいだな」
銀「いえっすそうですピクニックです! 先ほどご主人様が皆で食べないのかとおっしゃっていたので、考えてみました!」

そうか、そんなことも、考えてくれてたのか……

銀「金は反対したんですけど、ご主人様の望みと義理、どっち取るのかで、結局望みをとってくれましたっ。どうです、いかがですかっ」
男「あぁ……最高だ」

褐と銀がパンッと手をならし、「やったっ」と笑顔を見せた


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:12:55.58 4QvKaSx70
そんなこんなで夜
夕食は食堂で皆でとった
彼女らは俺の事をまだ知らない、俺も彼女らの事をしらない
でも食事だけは、喜ばせる事が出来るかもしれないと、彼女達ががんばっていたらしい
さっき赤に聞いた

俺がもう寝ようかとベッドに寝転ぼうとしたとき、また扉がノックされた
男「どーぞどーぞ」
入ってきたのは女だった

女「や」
男「おう」
女「……」
男「どうした」
女「ちょっと。言いたい事が、あって……」
男「用事があるならさっさとしろ……っていう俺だったんだが、なんだかあの子ら見てたら少し心が柔らかくなったみたいだ、まぁ座れよ」
女「うん」

78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:17:55.06 4QvKaSx70
女「あの子達、すごく良い子達だよね」
男「あぁ、そうだな」
女「……」
男「どうしたんだよ」
女「私ね……、その……、男の事が好きだったの」
男「……いきなりどうした」
女「いいから、聞いて」
どうしたんだ、一体
女「あの子たちみんな、貴方に感謝してる。それでね、それをみて……、私だけ抜け駆けできないなって、思ったの」
男「ちゃっかり抜け駆けしてるじゃないか」
女「良いから聞けって馬鹿」
叩かれた
女「皆きっと、これから男の事を好きになっていくと思う。その中で、私は男にこの気持ちを隠せないかもしれない」
男「……」
女「嫌なの、そんなの。独り占めするなんてもう出来ないし、それに皆が楽しいほうが良い」
男「……」
女「だから……」

79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:19:09.37 DTZuKY8z0
なんだ三井住友ビザカードじゃないのか

80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:19:25.12 ziJltsPe0
で、お前今日も一日無駄に過ごしたな

81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:20:03.95 4QvKaSx70







    ――メイド「だから愛しています”ご主人様”」――





82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:25:03.22 4QvKaSx70
それは決別の証
女が好きだと言う気持ちを最大限表すための決意
メイドとして、思い人の傍にいる事を選んだことの証明

独り占めはできなかった
一人の女として嫁になることは、皆を悲しませる事だと理解していた

だからこうする事で、”メイド”として自らを確立する事で、愛していると言う事が出来た
一人の女として言っていたら、きっと、何かが崩れだす
それはだめだった

男「……お前……」
メイド「いいの、これで。じゃぁね、良いたい事はこれだけだから」

女は、いや、そのメイド長は、俺の部屋を後にしたのだった……

83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:26:28.89 NWAQQ3kmO
夜のご奉仕クルー?

84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:27:26.14 4QvKaSx70
ここまでが構想が立ってた部分で、やっと一旦区切りがついたので中断しようと思う。
続きはもう少し話練ってからかな。このまま書いてると薄くなりそうw
残ってたらまたくるね

85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:38:44.91 odeOdt4j0
ほしゅ

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:44:30.50 a5tVb8ha0
だれか保守間隔表くれ

87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 18:51:33.47 NWAQQ3kmO
保守時間の目安
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 19:00:23.18 4U1NlIsk0
銀っておばあちゃんみたいだな

89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 19:29:13.13 CBF6AWE70
hs

90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 19:33:42.55 9KpBP3eT0
A~Zっていうことは少なくとも27人はいる
みんながみんな髪の色違う設定なの?ダブってたら名前はどうなんの?

91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 19:51:27.05 WEpZ05t60
ho

92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 20:03:00.93 Gk38u+3r0
髪だけじゃなくね?
褐色とか褐だし

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 20:17:10.83 wzQ2lSpn0
プリラバ思い出した

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 20:32:13.21 qw+4bYKrO
淫乱ドエロメイドは?でるの?

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 20:49:53.17 cTM5kb+x0
エロは無しでもいいのではないかね

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 21:14:13.60 zJFGUNy5P


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 21:30:45.91 UlEQ1S9b0
保守

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 21:51:01.80 odeOdt4j0
ほほほ

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 22:18:33.10 CBF6AWE70
hs

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 22:45:41.62 fIiy7Kyt0
市円

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 22:46:07.49 4U1NlIsk0
保守前提かよ…




見るけど

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 22:48:02.90 Cdswuai40


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 23:15:11.56 UFQbMup90
ほっほっほ

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 23:29:29.44 97HVXxXP0
ツンデレメイドお願いします

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/23 23:48:14.36 YNwp1vPq0


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 00:10:29.44 UDmM2CRz0
自分用に登場人物一覧作ってたら金の初出が銀の台詞じゃない事に気づいて吹いた

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 00:20:25.52 NQ4y6LDA0
金はおれが貰っていこう

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 00:57:20.10 UDmM2CRz0
男の魅力値が高すぎるので誰もなびきはしないだろう

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 01:12:21.80 nAouQbSM0
寝る前保守

110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 01:28:37.96 UDmM2CRz0
童と踊る直前の保守

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 02:03:53.02 2dWfttJNO
保守時間目安表貼った意味なさすぎわろた

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 02:04:24.58 UqwemWod0
素晴らしい

113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 02:06:29.60 UDmM2CRz0
AtoZと聞くと宇宙メダロッターを思い出す保守

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 02:30:10.94 at5/Z0Pk0
>>113
俺は3パーコレの快盗Zを思い出したわ

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 03:25:52.35 UDmM2CRz0
2レス/時間くらい無いと不安になる あとカナリアにしてるスレが落ちたとき

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 04:24:57.56 xWPUysbi0


117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 06:22:36.66 kmqWzNQg0
保守保守

118: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 06:49:46.43 4hBlKQw10


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 07:15:54.28 pqxGgsPP0
日常がみたい

120: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 07:30:10.55 4hBlKQw10
……
あいつにこんな事言わせて、俺は良かったのだろうか……
俺みたいな人間に……あんな想い持って……

男「くそっ……」

よく分からなくなっていた
衝動的に手を出した事による生活の激変に、俺自身がついていけてなかった
女まで変わってしまった事に、危機感を覚えた

男(こんなんで、良いのだろうか)

俺はとりあえず自分を仕切りなおすために、洗面所へ向かう事にしたのだった


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 07:30:48.00 Yrag4jwQ0
わーい

122: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 07:38:26.31 4hBlKQw10
?「あら、ご主人様の方から出てきてくださるなんて」

自室を出ると、そこには綺麗な茶髪の女性がいた
少女というには、少し大人びていて、でも大人というには幼くて……
その絶妙なバランスが、怪しい可愛さを持っていた

男「どうした」
茶「うふふ、今日の”夜係”です♪」
男「夜係……?」
茶「夜は淋しいものです、ですから私達の内一人が、夜を一緒にすごして差し上げようと、そういう話になったのですよ」
男「別にさびしくない」
茶「然様ですか……、ふふ、それでも夜、ご用命の際、誰もいなかったらお困りでしょう?
  ですから、扉の前で待たせていただくだけでも、少しはお役に立てるかとおもいますよ」
男「……、まぁ、やりたいならそれでも」
茶「ふふ、良かった♪ 怖い顔してらっしゃるので怒られるかと思いました」
男「別に、怒る事もないだろ」

123: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 07:44:54.47 4hBlKQw10
茶「向こうでは……、指示にそぐわない事を勝手にすると、怒られましたので……」
男「そうなのか?」
茶「はい、劣悪な環境でした。ですから、皆ビクビクしてるんだと思います」

そういえば皆、行動を取ったときは全て、確認を取ったり謝ったりしていた
そういうことだったか

男「赤にも言ったが、あまり気にするな。俺はあまり自分以外のことに興味がない、だから怒らない」
茶「興味がないなんて仰らないでください、みんな一生懸命な……あ、う、過ぎた発言でした、すいません……」
男「だから怒らないって」
茶「すいません、ふふ、トラウマはすぐに抜ける物ではありませんね……」
男「そりゃそうだろ、まぁもう向こうに戻るような事はない、もしそうなるなら俺が全力でこっちに連れ戻す
  それが俺の責任だからな」

少し前の俺ならこんな事言わなかっただろう
俺も、変わってるのかもしれない




124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 07:47:12.55 60u0I2PSO
モチロン支援だ

125: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 07:48:30.31 4hBlKQw10
茶「ところで、何ゆえ部屋をお出になられたのですか?」
男「はっ……」

まだ自室の前だった

男「洗面所に、行きたくて」
茶「洗面所……?」
男「うーんと、顔洗いたい」

そういえば、どこにあるんだ? ……よし

男「連れてってくれ」
茶「あ、はいっ」

126: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 07:54:27.47 4hBlKQw10
茶「ここであってますでしょうか……?」
男「……風呂場か」

茶がつれてきてくれたのは、脱衣所だった。この向こうに風呂場があるのだろう
確かにここなら、顔を洗えるが……、まぁいいか

男「しかしでかいな、脱衣所なのに。どこの銭湯だよ」
茶「ふふ、本当に大きいですよね……、ご主人様はとてもすごいお方です」
男「いや別に見て買ったわけじゃない、ただ広くて全員住めそうだったからここを買っただけだ。すごいもなにも俺も初めてみたっての」
茶「そ、そうなんですか!? わわ、貴方様は本当に器の大きいお方です……
  家の下見もせずにこんなすごいとこをご購入なされるとは……、並みの方ではできません」
男「そ、そうか」

ほめられるのは気分の悪い事ではない。
だが
男(面倒だったから適当に買っただけなんけどな……)
それはいわない事にした




127: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 07:57:51.03 4hBlKQw10
男「ん?」
茶「どうしました?」
男「なんで脱ごうとしてるんだ?」
茶「お背中お流ししようと……」
男「落ち着け、俺は顔を洗いに着ただけだ、別に風呂に入ろうってわけじゃない」
茶「あ、ふふ、すいません、ついつい」
男「……」

もしかして俺、いまなんかすーっごいチャンス逃した?
いや、全然、全く、これっぽっちも、後悔なんかしてない

ジャバジャバジャバ
男「……」
水、つめてーな……

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 08:01:41.76 jzfv4B4c0
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129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 08:02:18.32 uVodEhnOP
支援

130: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:02:53.12 4hBlKQw10
翌朝
俺はものすごい悲鳴を聞いて飛び起きた

?「きゃああああああああああ!!!!」
男「!?」

な、なんだ、どこから聞こえた?
すぐそこで聞こえたような……扉の向こうか?
俺はそろりそろりと自室の扉を開ける
そこには桃色髪の毛の女の子が目を回して倒れていた

男「おい、大丈夫か、どうした」
桃「はらひれ〜」
男「なにしてんだ」
桃「くろびかりー、かさかさー、ねちょねちょー、……」

男(ゴキブリでもみたのか……?)

131: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:06:20.37 4hBlKQw10
桃「す、すいませせせっかかかんだっ」
男「あ、君……」

>>40 少Z「お、おじゃましまっ、かかかんだ」

男「あの子か」
桃「! 覚えてくださって光栄ででです! かんでない!」
男「落ち着け、いいか? 深呼吸だ」
桃「ひっひっふー ひっひっふー」
男「それはラマーズ法だ」
桃「これって名前ついてたんですか!? ご主人様博識っ!!」
男「誰でも知ってる……、それより、何してるこんなとこで」
桃「朝食のお迎えです!」
男「あぁ……、もうそんな時間か」

132: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:10:45.77 4hBlKQw10
赤「どどどうしたの桃ちゃん!? あ、ご主人様おはようございます」
男「お、おはよう」
桃「なんもない! なんもないよ赤ちゃん!」
赤「そ、そう? それならいいんだけど……」
桃「うんうんうん、ほらご主人様、朝食!ちょうししししょっかかかんだっ」
男「ラマーズ法だ」
桃「っひっひふーっひっひふー」
男「なんか違うな」
赤「なんですかそれ? で、できれば私にも教えてくださいご主人様っ」
男「ひっひっふーひっひっふー やってみろ」
赤「っひっひふーふひー」
男「なんか違うな」

133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 08:15:32.96 60u0I2PSO
和むなぁ(*゚∀゚)

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 08:16:57.31 jzfv4B4c0
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135: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:19:05.34 4hBlKQw10
食堂は、昨日よりもかなり綺麗になっていた。
掃除が進んだのだろうか、……というより、装飾が増えてる?
男「こういうの誰がやってんだ?」
赤「あ、こ、これは金ちゃんの提案ですよ。この部屋の近くに物置がありまして、そこから色々持ち出して飾ったんです」
女「いやぁ、あの子センスいいわ、私じゃ無理だモン」

いつもどおりの女がいた
……、気にしない方がいい、か
男「なるほど」
楽しくやってるなら何より

男「ところで、これなんだ?」
女「朝ごはん!」
男「いやそれはわかる、なんだときいている」
赤「キンギーです」
男「え?」
赤「キンギー」

136: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:28:07.91 4hBlKQw10
男(なんだったんだキンギー……うまかったけど)

部屋に戻る時についてきたのは、青髪の女の子だった
しかしほとんど喋らない
まぁ俺としてはこういう子の方が性には合う
静かに廊下をあるく……なんだか、この生活にはいってから初めてな気がした

青「ん、ついた」
男「ありがとさん」
青「ん……これ」
男「ん?」
青色のブローチを手渡された
男「なんだこれ」
青「プレゼント」
男「お、ありがと」
青「いい。お礼」

またお礼、か
なんともむずがゆい

137: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:33:12.16 4hBlKQw10
さて、何しようか
このままデイトレしても良いけど……、せっかくこんな場所にすんでるんだ
少し辺りを歩いて見てもいいかもしれん
皆が何してるのかも気になる

俺は寝巻きだった事に気付き、ぱぱっと私服に着替えると
自室をでるのだった

予想はしていた
?「あ、おでかけですかご主人様!」
部屋の前で待機していたのは、見た目10歳前後の紫の髪をした女の子

男「少し、この教会をあるいてみたくてな」
紫「お供します!」
男「別にこなくてもいいぞ……あ、いや、いこう」
そんなしゅんとした顔をするな

138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 08:36:09.47 DNmrvYpg0
支援age

139: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:42:40.45 4hBlKQw10
まず俺は、正面玄関へむかった
教会というだけあって、なんと入り口は聖堂だ
神様の名前なんかしらないけどな

男「しかし大層な教会だな、なんで廃れたんだ」
紫「うーん、日本の事はよくわかりません。……でも万国共通なら、たぶん、神様を信じる人が少なくなったから、です」
男「へぇ、良く知ってるな」
紫「まりあさますきなんです♪」
男「まりあ様ってのが誰だかわからんが、この教会にいるかもしれんな」
紫「いますよー、あそこです!」
男「え?」

紫(ゆかりって読んで)が指差した場所にあったのは、巨大な女性の像
それは正面玄関からまっすぐのびた赤いカーペットの一番奥
この聖堂の舞台というべき場所の真ん中に、堂々と立っていた

140: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:48:20.14 4hBlKQw10
男「すごいな」
紫「はい、まりあ様はすごいです」
男「あとでお参りしないとな、パンパンすりゃいいんかね」
紫「それは日本風ですっ、手を組んでお祈りすれば良いんです」
男「神様ってのは俺もあまり信じちゃいないが、自分の家の玄関にいられちゃ無関心ってわけにもいかないか。あとでしとこう」
紫「はいっ」
紫はうれしそうだった

次に向かったのは中庭

銀「あー、紫ちゃんいいなぁ、ご主人様とデート?」
紫「えへへー」
銀「っもう、洗濯物終わったら私もお付き合いしてもいい?」
紫「うんっ、もちろん!」
ちらっと銀が俺の顔をみる

男「かまわん」
銀の笑顔を見るのは二度目だった



141: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 08:57:14.23 4hBlKQw10
この家は広かった
巨大な中庭を囲むようにして立っている二階建ての建物が聖堂の裏手についている
聖堂奥、マリア像の左手に扉があって、ここを入ればその建物に入る事ができた
しかしここまではあくまで表用らしい
このさらにおくに、超巨大な洋館が配置されている
聖堂と周りの木々によって上手い具合に隠されていた
こちらはまだほとんど入っていない
一体どういう思惑で、ここは作られたのだろうか……

俺はいま、その洋館に繋がる渡り廊下にいた
鍵がなく、入れなくてこまっていたのだ

男「しまったな、買うときにちゃんと確認してなかった」
紫「うーん、こっちはまたこんどですかね」
男「だな。まだ二階建て屋敷のほうの二階も見てないし。そっちいこう」
紫「はいっ」

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 08:59:17.60 60u0I2PSO
広すぎワロタw

143: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 09:00:39.06 4hBlKQw10
階段を上ると、まず目に入ったのは―
桃「きゃああああご主人様どいてえええええ」
―桃だった

ずどん
衝撃とともに俺はふっとぶ

男「いてて」
桃「すすすすいませせっかかかんだっごめんなしあ! かかかんだっ」
男「落ち着けって……うん?」

柔らかい、物が、なんだ、これ
手で感触を確かめてみる

桃「ひゃうっ!」
男「?」
桃「ごごごごしゅじんさままま、ちょちょちょっと、ここでは!あんまり!よろしく! ないかと!」
男「あ」

胸だった

144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:04:51.94 tf6RnMce0
ほうほうお決まりイベントですか

よろしい

145: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 09:10:49.79 4hBlKQw10
男「わ、悪い、そんなつもりじゃ」
桃「い、いえいえ、別にご主人様なら……っじゃなくて、ぶつかってすいませんっ、お怪我はありませんかっ!?」
男「たいした事ない。……えーと、なんで走ってたんだ」
桃「はっ、それはっ」

ガシっと、桃が捕まえられる音がした

金「捕まえましたわよ……さぁほら戻りなさい」
桃「やああやああああ、おべんきょはもうやああ」
金「あとでクッキー焼いてあげますから……」
桃「行く」
金「はぁ。まったく……。……っ!ごごご主人様!? いつのまにいらっしゃったんですか!?」
男「気付いてなかったのか、そんな気はしたけど」
金「ご、ご無礼を、どうか……」
男「いやべつに怒らないって」
金「本当に申し訳ありませんわ……、私とした事が……」
男「うーむ……よし、じゃぁそのクッキーとやらを俺にも分けてくれ、それで流そう」
金「は、はい!」

146: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 09:17:21.03 4hBlKQw10
桃が金に引きずられて部屋に戻っていくのが見送りながら、紫に聞く
男「なぁ、勉強ってなんのだ?」
紫「女の子のお勉強? って言ってました。まだあたしには教えてくれないそうです……」
男「そ、そうか」
詳しく聞かない方がよさそうだな
俺は屋敷散策の続きをすることにした

男「部屋がいっぱいあるけど、皆どこにすんでるんだ?」
紫「食堂裏手に使用人室と書かれた場所がありましたので、そこで寝てます」
男「し、使用人室? こんなに部屋があるんだ、好きなとこに入れば良いのに」
紫「いえいえいえ、そんなこと出来ません。それにたぶん、皆落ち着きません」
男「うーん、そんなもんなんかね……」

147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:19:35.88 PuV0JJjpO
おい、だれかキャラクター表つくってくれ
多過ぎてこんがらがってきた

148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:24:42.76 YwZQH/bM0
勃起が止まらない

149: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 09:26:44.00 4hBlKQw10
少し歩いたところで、掃除をしてる三人を発見した

赤「あ、ご、ご主人様〜! どうなされたんですか?」
男「暇だったもんで、この屋敷を見て歩いてた」
緑「それは良いこと。ここは広いから楽しい。でもかぎいっぱい、入れない部屋おおい」
茶「ふふ、そうねぇ、ご主人様が鍵をおもちなのですか?」
男「いや、持ってないよ。そのせいでさっき洋館の方にいけなかったし」
赤「むむむ、じゃぁいったい・・・」
紫「後で皆でさがしませんか!?」
緑「それは名案。私は賛成」
茶「私も〜」
赤「がんばります!」
男「よし、じゃぁ昼飯くったらにしよう、そろそろそんな時間だろ」

150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:34:25.63 qw/nlzj+0
シエンタ!

151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:36:53.98 Aq9/8As30
スレタイで嘘デレのとまりかと思った

152: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 09:38:43.34 4hBlKQw10
?「ご主人様、見つけたぞ、昼だ。……、む、どうしたこんなにそろって」

予備にきたのは黒髪の女の子だった
メイド服の似合い具合が群を抜いていた

男「屋敷散策してたら、ここであったんだ、それで少しはなしてた」
黒「そうか。ご主人様は部屋からでないと女様から聞いていたから、部屋に行ったらいなくて少し焦ってしまった。無事でなにより」
男「悪い、心配かけたか」
黒「謝られても困る、それが仕事だからな」
男「む、そうか」
黒「さぁ行こう、昼はもう出来ている」
男「ういうい」
黒「赤、茶、緑、片付けたらすぐ来い。紫、準備を手伝ってあげてくれ」
赤「は、はい!」
緑「言われなくても」
茶「はーい」
紫「うん!」



153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:42:27.65 BIwQBBSCO
赤 髪が赤い
緑 髪が緑片言
銀 銀髪おさげ眼鏡
金 金髪男崇拝お嬢系
褐 肌が褐色陽気
青 髪が青い無口
茶 茶髪年上系
桃 髪がピンクかかかかむ
紫 髪が紫信仰心が厚い
女 メイド長男が好き
男 デイトレネ申


154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:42:52.91 YwZQH/bM0
黒がみゆきちだった

155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:44:27.43 ldnjCUWX0
家政婦とクラス100の方法をイメージして開いたら違った
でも面白い

156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:44:51.19 r+paz/lU0
紫煙

157: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 09:49:18.39 4hBlKQw10
昼食がおわったあと、俺は全員に例の提案をした
男「この家の鍵がどこかにあるはずだ、皆でさがそう」
もちろん誰一人として、異論を申してる者は無かった

全員は食堂飛び出る前に、なにやらじゃんけんをしだした
なにしてんだ?
勝者が決まったらしい
皆悔しそうに、食堂を後にする

銀「ご主人様〜、私勝ちましたっ! 一緒にさがしますよ〜」
男「あぁ、そういうじゃんけんか」
銀「じゃんけんは公平ですから♪」
男「まぁそうだが」
銀「さぁ行きましょう、みつけられるといいですね!」
男「そうだな」

158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:49:45.94 BIwQBBSCO
>>163
黒 黒髪メイド服が似合わない
追加で忘れてました
勝手な解釈はして無いはずですが>>1のイメージと違ってたらスミマ支援…かかか噛んだ

159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:51:46.19 ypDGcg7w0
似合い具合って悪い方になのか

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:53:17.92 YwZQH/bM0
主は黒髪メイドマンセーだぞ
それはそうとこれ絵にしたら大変なことになりそうだ

161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:57:23.45 g1c26b2Y0
似合わないんじゃなくて似合い杉って意味だろ

162: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 09:59:22.46 4hBlKQw10
銀「私中庭得意なんですよ〜」
男「なんで?」
銀「中庭に、水が流れてるでしょう? あれがお日様にあたってキラキラ銀色に輝いてるんです」
男「え、うん」
銀「だから得意です!」
男「中々ろまんちすとだな。俺はよくわからん」
銀「え〜、良いと思うんですけどねぇ……、まぁでも、洗濯物とかピクニックとか、この中庭は今後も色々使いたいとおもいます〜」
男「まぁたしかに綺麗だしな」
銀「はい、綺麗なんです!」

銀の笑顔がなんだかまぶしい

銀「綺麗なところに隠し物はあるとおもうんですよご主人様、つまり! 鍵はここにある!」
男「ふむ、一理もないな」
銀「あう、ひどいです〜! きっとここで見つけて見せます、見つけたらご褒美ください!」
男「よし、その意気買った、じゃぁ見つからなかったら×ゲームだな」
銀「お〜っ 頑張りますよぉ〜!」

163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 09:59:56.70 31N45m2Z0


164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:03:19.78 ypDGcg7w0
なんでこんなただの日常パートなのに俺勃起してるの?
病気なの?こわい

165: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:05:59.14 4hBlKQw10
でもって夜
男「ん、どうだった?」
気付けば俺は中庭の暖かさの中で寝てしまっていた
銀「あう〜」
男「無かったか」
銀「うぅ……、×ゲームですか……悔しいです」
男「なにしてやろうかな」

と、そんな話をしていると、皆が戻ってきた

黒「すまぬご主人様、なかった」
金「うーん、あの倉庫にならあると思ったのですが……見つかりませんでしたわ」
茶「そうねぇ、このお屋敷広すぎる事を目いっぱい理解できたのが発見かもしれない? ふふ」
緑「うん、広い。広すぎてみつからないのかも」
赤「あ、あう、すいませんご主人様……」
男「そうか、うーん、そうなると本格的に隠されてんのかなぁ」

166: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:08:09.38 4hBlKQw10
>>153

赤「わ、私だけ特徴がないんですか!?」
緑「どんとまいんど、気にしない」
赤「あ、あうううう」

167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:10:53.99 YwZQH/bM0
俺が思うに
メイドに特徴なんていらないんだよ
皆同じで皆良い

168: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:12:59.83 4hBlKQw10
女「いいねぇ、おもしろいねぇ、こういうのいいよすごいくいいよ!冒険みたい!」
男「お前なぁ」

銀「ご、ご主人様!」
銀がなにやら指をさす
そこは先ほど銀が綺麗だといっていた流水の経路

銀「月明かりに照らされて、なんかうかんでます!」
男「ん……?」
女「なになになになに! それいい!」
紫「本当だ〜、なんだろう?」

覗き込むとそこには、光の形にうまく影が出来ていて、ここになにかあることを示していた
俺は水の中に手をつっこみ、ぐいっとおしてみる

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

169: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:19:04.31 4hBlKQw10
何処かから重い音がする
男「な、なんだ?」
桃「かかかかかむ!!かかかかむ!!!」
黒「この音、聖堂の方か?」
金「ですわね」
赤「い、いきますか!?」
男「あぁ、見に行ってみよう」

マリア像の下、正確にはマリア像のおいてある台座の前に、ぽっかりと穴が出来ていた

男「すげーカラクリだな」
女「わくわく」
青「灯り」
赤「そ、そうですね、灯りを!」
緑「準備万端、懐中電灯」
男「よし、行くぞ」

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:19:19.02 mkgds/jC0
カラクリがあるだと?

171: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:21:52.05 4hBlKQw10
しかし懐中電灯は、入ってすぐにお役目御免となった
電灯をつけるスイッチを発見したからだ
らせん状の階段を奥へ進むとそこは

墓地だった
良く見ると壁に、棺おけが押し込められているのがわかった

女「ダメえええこういうのはだめええ!!!」
男「わくわくしてたろうが」
女「だめ、だめだってば! かえろ? ね?」
男「大丈夫だって」

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:24:38.32 pDyRBlpQ0
いいぞいいぞたのしいよ

173: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:26:01.29 4hBlKQw10
青「あれ」
男「ん?」
青「鍵」
男「あ、ほんとだ」

墓地の中央にある一つの墓の上に、鍵が掛けられていた

男「よし、鍵みっけ」
金「すとっぷ、すとっぷですわご主人様! あれ絶対おかしいじゃありませんか! 何かあります!」
黒「うむ、危ない。私が取る、ご主人様はそこにいるべき」
男「うーん、こういうのは男が行くべきなような……」
茶「ふふ、皆にとって貴方は重要なんです、だから、心配かけないであげてください」
男「むぅ……、わかった。黒、気をつけろ」
黒「任せとけ」

黒が鍵に手を伸ばす
ガチャン
不吉な音がした


174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:26:38.39 bA+vtOahO
これは秀逸
支援

175: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:30:34.36 4hBlKQw10
褐「黒、あぶない!」
咄嗟に落ちてきた銀色の刃物
それに気付いた褐が、黒に体当たりをして二人とも難を逃れる
黒「た、たすかった」
男「だ、大丈夫か!?」
黒「うむ、ご安心を、それより、注意したほうがいい」
褐「何か動いてるっ」

見える、俺にもみえる
神様なんか信じてなかった
でも
これは

?「お〜大勢いるじゃない」

なぁ、空中にういてるこれ、いやこいつ、どうやって、説明するんだ……?

176: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:35:29.97 4hBlKQw10
男「幽、霊……?」
女「ッっっっっっっっっ!!!!!!」
女は驚きのあまり頭を抱えてグルグル回転しだした

幽「そう、幽霊。大正解」
男「こりゃおどろいたな。ホログラムか?」
幽「本物だよ……驚いたにしては冷静じゃないかいお前さん」
男「いや、腰は抜けてる」
幽「くくく、そうか、はははははっはっはっは」
男「おい、説明しろ」
幽「何をだい?」
男「お前、だれだ」
幽「この家の主さ」
男「主? いまここの権利をもってるのは俺だ、俺」
幽「ふん……」


177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:37:36.18 mARMs1xj0
しえん

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:39:22.97 HjLUdJSgO
ちょっとデイトレやってくる

179: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:39:51.66 4hBlKQw10
幽「この家は私のだ」
男「いや俺のだ」
金「ご、ご主人様、挑発しては……」
男「だからその鍵をくれ」
幽「はっ、誰が男なんぞにこの鍵をくれてやるのか? いない!」
男「思ったんだが」
幽「?」
男「これじゃいたちごっこだな。なんでそんなに固執するのか、話きかせてくれ。でないとどうにもできん」
幽「話を聞かせるのは構わない、だがここまで来た以上、お前、殺すぞ」
男「だから話を聞かせろって」


180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:44:40.44 DNmrvYpg0
超展開

181: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 10:48:43.63 4hBlKQw10
この家の昔話をきいた
この家は元々、孤児の子供達を収容する施設、まぁつまり孤児をシスターとして受け入れてたってことだな
その院長をしていたのがこの幽霊(女)。そして裏の洋館に住んでいたのが出資者だった。
しかし出資者の男の目的は、教会をつくり孤児を迎える事で、”女性を増やし、性対象とすること”だったらしい
院長が気付いた時にはすでに手が回っていて、院長の家だったはずのこの教会は、出資者の手に渡っていた。
そして院長を除く全シスターは、男の手で犯されていた。
人ならぬその行為に怒った院長はその出資者を殺してしまう
だが院長も神の子であったため、人殺しは最大の罪
だから院長はこの家に死後も縛られ続ける事となった……

とまぁそんな感じらしい
長いぞ幽霊、その話


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 10:59:02.20 4RNR0t7eO
超展開はどちらにも転がりうるからなぁ。駄スレにならないことを願う

183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:01:44.44 w7EaE+Vu0
男の性格が初めより変わりすぎワロタww

184: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 11:03:03.73 4hBlKQw10
男「語り好きな幽霊だな」
幽「手土産というやつだ、感謝せよ。ではな小僧、死ね」
男「まぁまてまて、ようやくすると、その出資者の人外な行動に怒り心頭して結局地縛霊になっちまったんだろ?」
幽「あぁそうだ」
男「じゃぁ、俺殺すいみなくね? というか、今の俺、お前と同じ立場だぞ、今俺殺したら、昔の自分を矛盾することになるんじゃないか?」
幽「な、に……?」

その幽霊は俺に覆いかぶさる。冷たい。

銀「ご主人様!!!」
黒「くそ、はなれろ!」
男「大丈夫だ、たぶん」
幽「……」

俺の脳裏に浮かぶ、こいつらを助けたときの記憶
多分、こいつ、俺の記憶を見てる


185: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 11:09:26.40 4hBlKQw10
目覚めたとき、そこは自室だった

男「ん、……ん?」
赤「ご、ご主人様!」
金「っ!!」
桃「おきたたたあかかかんだ! おきた!ご主人様!」

一斉に抱きつかれた

茶「ふふ、あまり心配かけちゃだめって、いったのに」
男「……え、どうなってる」
青「認めてくれた」
青が、鍵を持ち上げて見せた
男「あの幽霊がか?」
青「そう」

186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:10:59.79 PuV0JJjpO
あ、そう持ってくのか

187: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 11:17:20.19 4hBlKQw10
男「ふむ」
緑「運がよかった、幽霊と境遇が重なってた。だから認められた」
黒「うむ、私達を助けた。私達を孤児とたとえ、ご主人様を院長と例えれば、分かりやすいだろう」

なるほど……

茶「そして鍵をくれたのはたぶん、ご主人様が”出資者”の役割も担っていたから。ほら、これ洋館の鍵」
男「お、おう……」
金「もうあんなこと、絶対にしないでください! 境遇が重なってなければ、今頃ご主人様は・・・うぅ」
男「わ、わるい」

そうか、だからこの教会は廃教会だったんだ、あの幽霊がいたから。
まるで俺が、この家に吸い寄せられたような、そんな気がした。

188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:20:53.78 H5pBeZuu0
つまりエロ方向に走ると呪い殺されるわけかww

189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:21:56.19 ldnjCUWX0
院長を持ち霊に男はシャーマンファイトへと挑むわけか

190: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 11:23:39.53 4hBlKQw10
一通り一同が落ち着いたあと、解散させた
ベッドに横たわり考える
面白い、教会だな……

幽「よう」
男「……は?」
幽「お前が正当にこの家を引き継いだおかげで、呪縛が解かれたぞ」
男「は、はぁ」
幽「だがこのまま成仏するのもつまらん」
男「さっさとしろ」
幽「だから私もこのままここに居座る」
男「……」
幽「楽しいだろ」
男「あほか」
幽「メイドやってやる」
男「なに?」
幽「もうこの家はお前の家だ。だから、私は働く」
男「どうやって」
幽「おたのしみじゃ」

なんてこった……

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:26:58.08 78PsOXtVP
院長霊がいるならセキュリティもバッチリだしな

192: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 11:27:48.08 4hBlKQw10
一応ここまでで構想してた分一区切りです
お楽しみいただけただろうか・・・っ

とりあえず一旦休憩します


193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:29:17.71 78PsOXtVP
乙乙

飯でも食ってくるか

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:30:05.02 mARMs1xj0
面白いぞ

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:34:15.15 H5pBeZuu0
苦しゅうない、もっとやれ

196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:37:46.24 a2B90TINi


続きはあるんだよな?
あと、西尾維新好きだろ?www

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:50:11.81 qw/nlzj+0
久々におもすろい!



198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:58:38.22 PLa9WIOI0
これは期待

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 11:59:40.53 gIyaHcK90
院長は爺言葉なのか?
あと人物像kwsk

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 12:07:15.85 BIwQBBSCO
あとおっぱいの大小な

201: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 12:09:37.16 4hBlKQw10
>>196
検索しなきゃだれだかわからんかった
読んだ事ない、すまんw

>>199
爺というより姉御系のつもりだった
大人のおねーさんだとおもって

>>200
たぶんおおきい
最大は銀、最小は紫で妄想してた

そいじゃはじめる

202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 12:10:15.74 78PsOXtVP
人物像はどうでもいいがおっぱいの大小の確認は最優先事項だな

203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 12:10:41.87 ypDGcg7w0
こういうときこそお前らの妄想力発揮しろ

204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 12:11:20.75 60u0I2PSO
黒はBで!

205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 12:12:33.93 GBF9Wbx80
男のフラグスキルぱねぇなw

206: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 12:14:38.45 4hBlKQw10
小気味良い笑い声を残して、幽霊が去る―正確には虚空に消えた
幽霊がいるくらいだから、もしかしたら神様も居そうだ、なんて思った
……でてこなくていいぞ

俺はそのままベッドに寝転び、やっと一息ついたのだった


―深夜
くしゃみが聞こえた






207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/02/24 12:16:25.85 GBF9Wbx80
GODキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!

208: ◆o7JqHuC66s
10/02/24 12:20:29.94 4hBlKQw10
寝ていたから、最初はきづかなかった
でも、何度目かのその音を聞いたとき、あぁこれは誰かのくしゃみなんだなって自覚した

―くしゃみ?
はっ
俺はすぐに自室の扉を開く。やっぱり、いた。
しかしながら、俺はもう少し恐ろしい想像をしていたから、驚きはしない
銀「あ、ご主人様〜。どうなされましたこんな夜更けに」
男「くしゃみしてただろ」
銀「あはは、聞こえましたか〜……、すいません」
男「入れ」

俺が寝る前に神様が居そうなんて思ってしまったから、もしかしたら……なんてそんな想像をしてた
ま、いねーよな


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