勇者「魔王覚悟!!」 ..
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:48:21.01 rF+0lpbN0
勇者鬼畜すぐるwww
後の魔王だな

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:49:05.24 hfAsMYDgO
勇者「魔王!消滅せよ!!でぇやぁあああ!!」ザシュッ

魔王「や、やぁらぁれぇたぁああ!!………おいでパトラッシュ…」ドサッ

〜〜こうして勇者は魔王を倒し世界は平和になりました。めでたし、めでたし

ーーワイワイ ガヤガヤ

幼児A「勇者かっけぇー!」

幼児B「うんうん!早く帰って勇者ごっこしようよ!!」

幼児A「じゃあ俺勇者!!」

幼児B「ずるーい!僕が勇者やる!!」

男「………」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:49:58.56 hfAsMYDgO
女「あなた!こんな所にいたの?随分捜したわよ!」

男「あぁ、すまない。ちょっと劇を見ててね」

女「あら、勇者と魔王の劇?」

男「あぁ」

女「彼が魔王を倒して10年。彼がいたから今の生活があるんですもんね!感謝しなくては!」

男「そうだな。だが、彼が行方不明になって10年でもある………」

女「ですね……さ、来年の為に色々買わないといけないんですから!考え込んでる暇は無いですわよ!ちゃんと荷物持ちお願いしますね!」

男「やれやれ…分かったよ」

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:51:30.25 hfAsMYDgO
ーー時は少し遡る

勇者「ここは何処だ?周りが暗い…洞窟か?俺はいったい………」

勇者「あそこに見えるのは…光り?とりあえず行ってみるか…」

ズルッ ズルッ

勇者「くっ…脚をくじいたみたいだな……っ!眩しい………こ、これは!!」

勇者「何だあの鳥は?身体が金色に光ってる??それに見た事もない色とりどりの花…」

勇者「!!何だあの空は?辺りは昼間の様に明るいのに星が瞬いている…?」

勇者「違う!あれは星じゃない!!さっきの鳥か!ということは、ここも洞窟の中なのか?!」

勇者「とにかく、身体を休めて傷を癒さなくては…」

勇者「あそこに川が見えるな…そこでキャンプを張るか」

ズルッ ズルッ

勇者「これでよし。水は確保した。携帯食料もあるからしばらくは大丈夫だな」

勇者「ふぅ。とにかく落ち着いて状況を把握しよう………」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:51:33.07 ZizGXumvO
CCCM

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:54:12.69 hfAsMYDgO
勇者「俺は魔王を倒し、王様へ報告をしに行った。報告を終え王様から褒美を貰い、また冒険の旅に出た」

勇者「そして数ヶ月、世界各地を歩き、ある洞窟に入った」

勇者「洞窟を探索中、突然足元が崩れて………そしてここに落ちたのか…?」

ガサガサ

勇者「そこにいるのは誰だ!!出て来い!!」スチャッ

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:56:19.97 hfAsMYDgO
ガサガサ

勇者「人間……の女の子…??」

少女「………」

勇者「剣を向けたりしてすまなかった」スッ カチンッ

少女「………」ジーッ

勇者「こっちに来て少し話さないか?聞きたい事もあるし…」

少女「………」クルッ タタッ

勇者「あ!逃げなくても!」

少女「………」ピタッ ジーッ

勇者「ん?……着いて来いって事か?」

少女「………」クルッ タタタッ

勇者「ちょっと待ってくれ!足を怪我してるんだ!」ズルッズルッ

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:57:24.07 lH9MFX4w0
幼女きたー

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:58:39.34 hfAsMYDgO
勇者「へぇ〜、こんな所に村があったのか」

少女「#☆★○●◎※◇□!」

村人「£△∋!!仝々〆〇∞∴∴??」

少女「☆※∞〆◎△…」

勇者「言葉が分からないけど…何やら揉めてる?」

勇者「あの〜、お取り込み中すみませんが…怪我が治ったら出て行きますので…言葉通じてるかな?」

村人「※☆〆◎△□◇〇!!!」

勇者「え〜と、足、イタい、イタい、飛んでけ〜、オゥイェ、出てく、お〜け〜?」ミブリテブリ

村人「仝£#∴…○◎★〆※!」スタスタ

勇者「分かって…貰えた…?」

少女「※□☆々〇!●∞◎!●∞◎!グィッ」ニコニコ

勇者「痛!!響くからあまり引っ張らないで!」

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 20:59:29.38 hfAsMYDgO
〜〜時は戻り城下街・一年後

ーーキャーー! ぐわぁ!!

男「女!!どこだ!女ぁ!!」ガチャッバターン

女「ここよ?男ったら、そんなに慌ててどうしたの?それに外もなんだか……」

男「今は説明してる暇はない!!とにかく逃げるぞ!!」グイッ

女「え?ちょっと!まだ夕飯の支度が………」

男「そんなのはどうでもいい!!早く逃げるんだ!!くっ……遅かったか!!」

女「え!?何これ…家が燃えて…人が死んで…?」

ーー誰か助けて〜! おかぁさーん!うぇぇえん!

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:01:37.10 hfAsMYDgO
女「ちょっと!これはどういう事!!」

男「敵襲だ!!隣国の奴らが攻めてきた!!」

女「な、何で突然!?」

男「知るかよ!おおかた勇者がいなくn………うわぁ!」ドシュッ

女「い、いや〜〜〜!!男!!男!!!」ユサユサ

敵兵「男は殺せ〜!女子供は売れるから殺すなよ!!犯すのは構わんけどなぁ!ヒャハハァー!!」

女「い、いや、止めて!来ないで!来ないでぇ!!いや…いやぁぁぁあああ!!!」

……………
…………
………
……


女「………」フラフラ

女「……男………男…」フラフラ

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:04:08.08 hfAsMYDgO
街人「あぁ…こんな時に勇者様がいてくれたら……ブツブツ」

女「ピクッ……勇……者…?」フラフラ フラフラ

女(女「な、何で突然…」男「おおかた勇者が…」)

女(「おおかた勇者が……勇者が…」男が殺されたのも……私が犯されたのも……全て…勇者のせ…い?)

女(勇者が…私達や国を…裏切った…?勇…者…が?「おおかた勇者が…」…勇…者…が……)

女(勇…者…が…裏…切…っ…た…!!勇…者…勇者勇者勇者勇者勇者勇者!!!!!)ギリギリギリ

女(許さない!私達をこんなにした勇者を絶対に許さない!!呪ってやる!!呪ってやるぅぅうう!!!)

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:06:32.29 hfAsMYDgO
ーー少し時間は遡り、洞窟内

勇者「ふぅ。ここへきてもうすぐ1年か…」

少女「凄い凄い!言葉がとっても上手になったよ!」ニコニコ

勇者「ありがとう!少女のおかげだよ!俺の傷が治るまで看病してくれて、言葉も色々教えてくれたし!」ガシガシ

少女「えへへ///勇者に頭撫でられるの大好き!」

勇者「本当に感謝しているよ!村の人達もよくしてくれるし!!」

少女「勇者の人徳だよ!それよりさ、また勇者の冒険のお話しを聞かせて!!」

勇者「あぁ、いいよ!じゃあ、今日は雪山で大きな猿を倒した時の話にしようか!」

少女「雪山?雪山って何??」

勇者「うーん、氷みたいに冷たくて、真っ白でふわふわな雪って言うのが、山一面に積もってる事、かな?」

少女「へぇ!!一度見てみたいな!!」

勇者「ふむ…よし!じゃあ連れてってあげようか!!」

少女「え!本当に?!」

勇者「ああ、約束だ!そしたら、今度は少女が俺の国の言葉を覚えなくちゃな!」

少女「やったぁ!!うん!私がんばる!!!」ニコニコ

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:11:08.87 hfAsMYDgO
ーー更に時間は過ぎ、3ヶ月後

勇者(さて、あらかたこの辺りは把握出来たな。この洞窟内が思ったより狭くて助かった…)

勇者(この洞窟の出口らしきものも見つかったし…ただ、あそこを行くとなると……)

少女「ボーッとしちゃってどうしたの勇者?」

勇者「うん?いや、ちょっと考え事をね」

少女「………もしかして、もうこの村を出て行くの…?」

勇者「うん…傷も癒えたし、探索も終ったしそろそろかなって」

少女「そっか……」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:11:26.86 lH9MFX4w0
支援

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:14:51.35 hfAsMYDgO
勇者「ここは平和で人々は争うという事も知らないし、よそ者の俺を今じゃ家族のように迎え接してくれる」

少女「じゃあここに残れば……」

勇者「でもね、世界にはまだまだ俺を必要とする人達がいるんだ。その人達の為にも、俺は行かなくちゃならない」

少女「………なら…それなら私も!私も着いて行く!!」

勇者「しかし…地上までの出口はかなり険しいよ…」

少女「大丈夫!絶対に勇者の足手まといにならない様にするから!お願い!!一緒に連れてって!!」

勇者「………分かった。約束の事もあるし…連れてくよ」

少女「やったぁ!!ありがとう!!」

勇者「よし!そうと決まれば明日にでも出発だ!!」

少女「うん!!」

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:17:34.39 hfAsMYDgO
村人「…そうか、もう行くのか」

勇者「はい…今までよくして戴きありがとうございました」

村人「寂しいなるのぉ」

勇者「はい……」

村人「少女の事、よろしく頼んだぞ」

勇者「はい!命に変えても守り抜き、無事にまたここへ送り届けます」

村人「うむ…これは餞別じゃ、きっと勇者の役に立つじゃろぉて。持って行け」

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:19:24.22 hfAsMYDgO
勇者「これは…?」

村人「願いの石じゃよ」

勇者「願いの石?」

村人「うむ。持っている者のどんな願いも一度だけ叶えてくれる石じゃ」

勇者「そんなものが…ありがとうございます。遠慮なく頂きます」

少女「ねぇねぇ勇者!早く行こうよ〜!!」

勇者「ああ!」

村人「少女を頼んだぞ、勇者!気をつけてのぉ!!」

勇者「はい!!」

少女「行ってきま〜す!!」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:20:57.02 hfAsMYDgO
勇者「大丈夫か少女?そっちは崖になってるから気をつけろよ」

少女「うん…ハァハァ…」

勇者「この山を越えたら少し休憩しようか」

少女「うん!……きゃあ!」ガラガラ

勇者「危ない!!」パシッ

少女「あ、ありがとう」

勇者「大丈夫か?慌てなくていいから、ゆっくり確実に登っていこう!」

少女「うん!!」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:22:54.85 hfAsMYDgO
少女「凄い!こんなに広い川があったなんて!!」

勇者「この川を渡るんだが、流れはゆっくりに見えるが意外と速いから気をつけて」バシャバシャ

少女「うん!」バシャバシャ

勇者「川ってのは上層と下層で流れの速さが違うから…」

少女「うん……うぷっ!」チャプンッ

勇者「言ったそばから!少女!どこだ!!」ザブン

少女「うぅ〜〜!!!」ジタバタ

勇者(いた!少女の足に噛み付いているあれは何だ?!鰐か?魔物か?くそっ!!)チャキンッ

少女「んん〜〜!ん〜〜〜!!!」キッ シャキン シュバッドシュ

ゲーター「ぐぎゃぁーーー!!」

勇者(離した!今だ!!グイッ)

勇者「プハァ!大丈夫か?捕まれ!向こう岸まで一気に渡るぞ!」バシャバシャ

少女「プハァ!うん!!」ギュッ バシャバシャ

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:23:51.85 hfAsMYDgO
勇者「ふぅ…追って来てはいないな?」

少女「みたいだね…はぁ〜、死ぬかと思った!」

勇者「ああ。けど、驚いたよ!ナイフで敵の目を一突きするなんて!」

少女「えへへ!勇者と一緒に雪山を見るって約束したからね!言葉と一緒にナイフの練習もしたんだ!」

勇者「そうだったのか…偉いぞ!!」ガシガシ

少女「えへへ///」

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:24:09.98 RfOsnm1O0
支援


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:25:46.86 hfAsMYDgO
少女「はぁ…はぁ……」

勇者「はぁはぁ…辛いか…?」

少女「うん……ううん!だい、大丈夫!!」

勇者「無理しなくていいから、辛くなったらすぐに言うんだぞ」

少女「うん!けど、ここは何なの?一面砂ばかりなんだけど…」

勇者「俺がいた世界で言う砂漠みたいだが…少し違うな…」

少女「砂漠?」

勇者「ああ。どこを見ても一面砂だらけで、砂はサラサラで空気も乾燥しているんだが…ここの砂も空気も湿り気がある。まるでサウナだ…」

少女「サウナ??」

勇者「蒸し風呂だよ」

少女「確かにジメジメするね…」

勇者「本当にこのジメジメは不快だな……」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:28:38.93 hfAsMYDgO
少女「ゆ、勇者!変なのがこっちに飛んで来る?!」

勇者「え?!ド、ドラゴン??!!」

ドラゴン「ギャォオオーーン」バッサ バッサ ズズゥゥゥン

勇者「チッ!この前の探索ではいなかったんだがな!少女は俺の後ろに隠れろ!!」グイッ スチャッ

少女「う、うん!!」コソコソ

ドラゴン「……これは珍しい…人の子とは」

勇者「しゃ、喋った…?」

少女「え?えぇ??」

ドラゴン「最後に見たのは…ふむ、お前の時間で言うと500年前になるか」

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:31:48.47 hfAsMYDgO
勇者「500年前にもここを通った人間が?」

ドラゴン「そうだ。今のお前より少し若い雄だったな」

少女「私達の他にもここを通って行った人が…」

ドラゴン「ふむ…そっちの雌は…」

少女「???」

ドラゴン「まぁよい。お前達はこの先にある出口に向かうのか?」

勇者「え、えぇ…」

少女「そうだよ!勇者が生まれ育った国に行くの!!」

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:31:59.04 KrO4Pxv+O
ところで、半年ぐらい前に勇者と魔王が契約結んで、経済やら農業やらを改良して、戦争をなくそうとする話やってたけど、あれはちゃんと終わった?

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:33:12.33 hfAsMYDgO
ドラゴン「ほう…お前は勇者と言うのか…よし、ならばその近くまで運んでやろう」

勇者「ほ、本当ですか?!」

少女「やったぁ!」

ドラゴン「これも何かの巡り逢わせだ。そのかわり、到着するまでは私の話し相手になってもらうぞ」

少女「いいよー!!」

勇者「ありがとうございます!」

ドラゴン「背に乗るがよい。落ちないように捕まっておれよ」バサッ バサッ バサッ バサッ

少女「うわぁ〜!高い高い!!」

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:34:43.97 hfAsMYDgO
勇者「段々暑くなってきたような?」

ドラゴン「もうすぐ出口だ。落ちないようにしろよ。落ちたら間違いなく死ぬぞ」

少女「はぁーい!」

勇者「え…あれはマグマ?」

ドラゴン「そうだ。しばらく鼻と口に布でも当てていろ。熱気で喉が焼けるぞ」

勇者・少女「!!!コクコク」

ドラゴン「もう大丈夫だぞ」

少女「暑かったぁ〜!死ぬかと思ったよ!!」

勇者「そうか!噴火口の中に出入口があったから今まで誰にも発見されなかったのか!」

ドラゴン「それに、あの山は私の住家だからな。よっぽどの物好きじゃない限り近付きはしない」

勇者「なるほど……」

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:35:45.89 hfAsMYDgO
ドラゴン「さて、勇者だったか」

勇者「はい」

ドラゴン「お前の故郷までは2日はかかる。休みたい時にはいつでも言うがよい」

勇者「ありがとうございます!でも、何も教えてないのに俺の故郷が判るんですか?」

ドラゴン「匂いでな。お前の故郷は城下街だろ」

勇者「そうです!!す、凄い!!」

少女「ドラゴンさん凄い!!じゃあじゃあ私はどんな匂いがするの?」

ドラゴン「そうだな……懐かしい匂いがするな……」

少女「へぇー!懐かしい匂いって、どんな匂いなんだろ?」クンクン

勇者(俺ってそんなに匂うかな?)クンクン

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:36:50.51 hfAsMYDgO
ーー勇者達が洞窟を出た時刻・城下街

街人「……敵兵様、それは売り物でして…できたらお代を……」

敵兵「あぁ?俺様から金を取ろうってかぁ?誰のお陰で店出してられるんだぁ?あぁ??」ドカッ

街人「も、申し訳ございません!どうぞお持ち下さい!!」

敵兵「最初っからそうやって素直に渡してりゃぁいいんだよ!クズがぁ!!」ドガンッ

街人「ひぃ!!すみませんすみません!!………これも全て勇者のせいだ……ボソッ」

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:38:26.64 hfAsMYDgO
女「敵兵さぁ〜ん、遊ぼうよぉ〜w」

敵兵「へっへっへっ、夜になったらなぁw」

女「うぅ〜ん、もぉ〜!約束なんだからねぇ〜!!」

敵兵「ひゃははw女も本当スキモノになったなぁ〜w」

女「一体誰のせいかしらね〜w」

敵兵「ひゃははw毎日こねくり廻したかいがあったってもんだwじゃあまた後でなwww」ムニュムニュ

女「いやぁん…我慢できなくなっちゃうよぉ〜…絶対、後で来てね?」

敵兵「今日もたっぷり可愛がってやるからなwふひゃひゃひゃw」

女(私がこんな惨めな思いをするのも全部勇者のせい…絶対に許さないんだから…皆にもっと勇者の裏切りを伝えなくちゃ!!)

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:40:17.59 WOhoO10mO
>>27
終わったよ

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:41:01.20 hfAsMYDgO
ーーその頃の勇者

勇者「さすがに日が沈むと寒いな」

少女「寒い〜!寒い〜〜!!」

ドラゴン「今日はここで休むとするか」

少女「勇者の国まで後どのくらい??」

勇者「そうだな〜、歩きだとここから1週間位かかるけど…」

ドラゴン「明日の夕方には着くだろう」

少女「おぉーー!!楽しみ!!ねぇねぇ勇者!城下街ってどんな所なの?」

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:41:52.31 hfAsMYDgO
勇者「う〜ん、ちょっとスケベだけど気のいい王様がいて、街も噴水とかあって凄く綺麗で、治安も良くて…幼なじみもいて本当に良い所だよ」

少女「スケベ?噴水?幼なじみ?」

勇者「噴水ってのは池があって、そこから水がぴゅ〜って出たりしてる。石像とかから出たりするのもあるな」

少女「へぇー!!」

勇者「幼なじみってのは、お互い小さい頃からずっと一緒に育って来た家族みたいなものかな」

少女「勇者の家族かぁ!!いい人達なんだろうな!」

勇者「もちろん!スケベってのは…そのうち教えるよ」

少女「え〜〜!!今知りたい!」

勇者「これは学術的にもかなり高度な話題だからね…教えるにもかなりの時間を要するから、また今度だね!」

少女「そんなに難しいんだ!それを知ってる勇者って凄いんだね!!」

勇者「ま、まぁね!!」

ドラゴン「………」

36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:42:54.58 hfAsMYDgO
勇者「少女は初めて外に出たんだよね?感想は?」

少女「凄い新鮮!!太陽や雲や青い空や!今まで見たことも無い物ばかりだし!」

勇者「そっか」

少女「夜も空には星がいっぱいでビックリ!!勇者に連れて来てもらって本当に感謝!!」

勇者「どう致しまして。さ、明日も早いしそろそろ寝ようか」

少女「うん!!」

ドラゴン「………勇者よ」

勇者「はい?」

ドラゴン「……いや、何でもない。ゆっくり休むがよい」

勇者「はぁ…お休みなさい」

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:43:57.29 hfAsMYDgO
少女「勇者〜!!起きて〜〜!!朝だよ〜!!!」

勇者「ふぁ〜…おはよう、少女。早いね」

少女「興奮しちゃってあまり眠れなかった!!」

勇者「そっか」

少女「うん!!今日、やっと勇者の生まれた街に行けるんだよね!!楽しみだな!!」

勇者「1年以上振りかぁ…皆元気にしてるかな」

少女「ドラゴンさん!早く行こうよ!!」

ドラゴン「………あぁ」

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:44:55.78 hfAsMYDgO
少女「ねぇねぇ!まだ?」

ドラゴン「もう少しだ」

少女「あぅー!まだかなまだかな!!ねぇねぇ!まだぁ〜??」

勇者「本当に楽しみなんだね」

少女「だって人が沢山いるとこ初めてなんだもん!!ねぇねぇ、まだ?」

勇者「そっかそっか。この山を越えたら見えてくるはず…見えた!!」

少女「おぉ〜〜〜!!」

勇者「やっと…帰って来た!」

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:46:19.65 i8vuxihjO
>>27
半年も前だったのか
まだ21だけどなんか孫が出来るのもあっという間だろうな

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:46:40.80 hfAsMYDgO
ドラゴン「あまり近付き過ぎると人間が恐がるからな。送れるのはこの辺までだ」

勇者「はい!充分です!ありがとうございます!!」

少女「ドラちゃんありがとう!!」

ドラゴン「……ドラちゃん?」

少女「ドラゴンだからドラちゃん!可愛いでしょ!」

勇者「いや…それはちょっと…マズイんじゃ…」

ドラゴン「…ドラちゃん……ドラゴンだから……ふふ…ドラちゃん……可愛い…か…ふふふっ」

勇者(あれ?意外と気に入ってる?)

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:47:35.91 bT3yLCMo0
>>27
パー速で無事に完結したよ

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:47:44.97 uMY/uGooO
うぐぅ…

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:47:49.29 hfAsMYDgO
勇者「本当にありがとうございました!ド、ドラちゃんのお陰でかなり助かりました!」

ドラゴン「そうか。うむ。ふふふっ」

少女「ありがとね!ドラちゃん!!あ、友達なんだから、私の事は少女って呼んでね!」

ドラゴン「友達か…ふふっ。分かった。気にするな少女。ふふっ」

勇者(ドラゴンと友達って…)

ドラゴン「ならば友人として忠告しよう。勇者よ」

勇者「はい?」

ドラゴン「例え何があろうとも、勇者としての自覚と誇りを忘れるな。よいな?」

勇者「もちろんです!!」

ドラゴン「うむ。良い返事だ。ではまたな。いつでも遊びに来るがよい」

少女「うん!ドラちゃんまたね〜!!」

勇者「ありがとうございました!!さぁ、行くとしようか!」

少女「うん!!」

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:49:19.21 RfOsnm1O0
支援

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:51:09.39 KrO4Pxv+O
>>41
まじか ありがとう。


支援

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:51:40.11 hfAsMYDgO
書き溜め終了しちゃった……orz
しかも、ちょうど携帯の充電もなくなった…
22時には仕事が終わって帰れるので、できましたら22時半位まで保守お願いします!
帰宅後、遅筆ですがチマチマと投下したいと思いますので…よろしくお願いします!

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:53:11.15 /+yZwh3hO
つまんないからもういいよ

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 21:53:13.03 b+Auql9Q0
>>46
おk
待ってるよー

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 22:26:55.46 rmuWJySBO


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 22:37:10.31 hfAsMYDgO
残ってた!よかった!!
保守していただき、ありがとうございます!!
書くの遅いですが、充電しながらチマチマと書いていきます!

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 22:53:29.23 hfAsMYDgO
勇者「やっと着いた!が、すっかり辺りが暗くなってしまった…」

少女「やったぁ!!早く行こう!!」

勇者「あぁ。街の案内は明日するとして、とりあえずは俺の家で休もうか」

少女「うん!!」

テクテクテク

勇者「もうすぐ着くぞ!あの角を曲がれば俺んちだ!」

少女「楽しみ〜!!」

勇者「さぁ!あそこに見えるのが俺んち……だ?」

少女「どれどれ?」

勇者「あ……れ……?無くなって…る?」

少女「え?え??どうしたの??」

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:05:53.21 hfAsMYDgO
勇者「家が……無くなってる……」

少女「え?な、なんで??」

勇者「わからない……何があったんだ…?」

少女「ど、どうしよう……」

勇者「明日、街の人達に詳しい事を聞くとして、とりあえずは宿の確保だな…」

少女「う、うん…」

勇者「大丈夫!そんな心配そうな顔しなくても!何とかなるさ!!」

少女「うん!!」

勇者(とは言ったものの、どうしようか…とりあえず、宿屋に行くか…)

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:12:46.39 lH9MFX4w0
支援

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:17:45.33 hfAsMYDgO
ーー宿屋

勇者「こんばんは〜。二人ですが部屋は空いてますか?」

主人「いらっしゃ……もしかして、勇者か?」

勇者「お久しぶりです!ご無沙汰してます」

少女(ペコッ

主人「やっぱり……悪いが、あんたに貸す部屋はないよ!さっさと出てってくれ!」

勇者「え?!それは一体どういう……」

主人「どうもこうもない!例え空いててもあんたに貸す部屋はないって言ってんだ!!商売の邪魔だから出てってくれ!」

勇者「ちょ!!おやじさん!」

少女「ど、どうしたの勇者?」

勇者「………」

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:19:10.87 s9h62HuTP
支援

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:28:34.42 apftOrnjO
ほたる〜

57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:30:55.44 hfAsMYDgO
勇者(どういう事だ?怒らせるような事を何かしたか?)

少女「勇者……これからどうするの?」

勇者「そうだな…とりあえず、幼なじみの女の家に行ってみるか…」

少女「うん!勇者の家族だよね!!」

勇者「ああ!あいつなら何とかしてくれる!」

テクテク テクテク

勇者「ここが女の家だ」

少女「早く早く!ワクワク」

58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:36:55.31 lH9MFX4w0
紫煙

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/21 23:41:53.93 hfAsMYDgO
勇者「女〜、いる……」

女『あん……もっとぉ……』

敵兵『フヒヒヒwwwちゃんと自分で腰振れよwww』

女『あぁ……凄くいい……ダメェ…いっちゃう〜……』

敵兵『そろそろ俺もイクぞ!!』

勇者(え゛!!マズイ……さ、最中か??!!)

少女「どうしたの勇者?早く入ろうよ!!」

勇者「いや、今はちょっと……」

少女「ええ〜!早く入ろうよ〜!早く〜!!」

勇者「ちょ!!シーーッ!!あまり大きな声出さないで!!」

女「そこにいるのは誰??!!」ガチャッ

勇者「やば!!逃げろ!!」ダダダッ

少女「え?ちょっと待ってよ勇者!!」タッタッタッ

女「勇…者……?」

60:1 ◆x1uhMp/0TmMS
09/12/21 23:54:09.06 hfAsMYDgO
勇者「はぁ…はぁ……」

少女「はぁはぁ…待ってよ!置いてくなんて酷いよ勇者!!」

勇者「ごめんごめん!突然ドア開けられちゃったからビックリして……」

少女「ふ〜ん…まぁいいけど…でも、これからどうするの?」

勇者「そうだな…次はもう一人の幼なじみの男んとこ行くか!」

少女「わかった!」

テクテク テクテク

勇者「今度は最中じゃないよな?」

少女「どうしたの?ドアに耳なんか当てて?」

勇者「な、何でもない!」

61:1 ◆x1uhMp/0TmMS
09/12/22 00:05:16.26 4B8OrcIuO
勇者「よし!ではいくぞ!!」

少女「うん!!」

勇者「コンコン…こんばんは〜!」

男母「はぁーい、どちら様ですか?」

勇者「夜分にすみません、勇者です!」

男母「勇…者…?ちょっと待ってて!!すぐに開けるわ!!」

勇者(よかった…今度は最中じゃないや!!)

少女「どんな人が出てくるかな!」

勇者「声からして、多分男の母親だよ。すっごく良い人だよ」

少女「楽しみ!」

62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:15:04.92 vWaNB00C0
支援

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:15:22.40 4B8OrcIuO
男母「ガチャッおや、まぁ!!本当に勇者だよ!!」

勇者「ご無沙汰してます」ペコッ

少女(ペコッ

男母「こんな所で立ち話もなんだから!さぁさぁお上がり!!」

勇者「お邪魔します!おばさん、男はいますか?」

少女「お、お邪魔しま〜す」

男母「その事だけどね…とりあえず、お茶を煎れるから!話しは後でね!そこのソファーに座ってなさい」

勇者「はい!じゃあ、失礼します」ボスッ

少女「失礼しま〜す」ポスッ

64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:17:31.19 4B8OrcIuO
男母「はい、お茶」

勇者「ありがとうございます。いただきます。で、おばさん、男は…?」

少女「いただきま〜す」

男母「何から話そうかねぇ………単刀直入に言うと、勇者の幼なじみであり私の息子でもある男は、死んだよ………」

勇者「え??」

少女「???」

男母「3年程前にね……」

勇者「ま、またまたぁ…おばさん、俺をからかってます?3年前って有り得ないじゃないですか!」

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:20:00.37 4B8OrcIuO
男母「からかってなんかいないわ…」

勇者「だって、3年前って言ったら、俺が魔王討伐に出かけた時ですよ?その後、数ヶ月してから一度戻ってきた時にはいたじゃないですか!!」

男母「………ねぇ勇者」

勇者「はい?」

男母「私からも質問があるんだけど良いかしら?」

勇者「ええ、どうぞ」

66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:21:10.82 4B8OrcIuO
男母「勇者…あなたは…あなたはどうして歳を取らないの??」

勇者「は?いえ、そりゃまぁおばさんから見たら子供っぽいでしょうけど…ちゃんと歳は取ってますよ?」

男母「じゃあ、あなたが行方不明になってから14年経ってるのに、昔のままの姿なのは何でなの?」

勇者「え?行方不明になって14年??は??」

男母「あなたが魔王を討伐してからもうすぐ15年になろうとしているわ」

勇者「そんな…嘘だ…おばさん、冗談でしょ?」

男母「嘘でも冗談でもないわ」

勇者「……………」

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:21:41.74 vWaNB00C0
支援

68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:21:55.10 70noDvBzO
CC

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:26:50.30 4B8OrcIuO
すみません、眠さが限界です…本当すみません

ちゃんと全部書き溜めてから立てればよかった…
勝手で申し訳ないんですが、明日起きた時に残っていたら続きを書きます!
もし落ちていたら、2〜3日中に完結までを書き溜めて、また同じスレタイで立てます!

本当に申し訳ありません!おやすみなさい

70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:28:37.92 vWaNB00C0
保守しろというのか

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:33:14.07 pP4XMptR0
ちょっとまてよぉおおおおおおおおおおおおおおお

72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:41:04.60 70noDvBzO
保守がてらここまでの適当なまとめ
・魔王を倒した勇者は冒険の途中偶然立ち寄った少女の村で一年過ごしただけのつもりだったが勇者の住んでいた街では既に14年経過しており3年前には隣国の襲撃を受け幼なじみの男が死亡し街は隣国の支配下に?
・少女達の村では勇者達の街では使われていない言語が流通している
・男を殺された女(こちらも勇者の幼なじみ)がファビョッて3年間に渡って勇者のネガキャンをしまくった結果街の人達からの風当たりが厳しい
・男母曰わく(14年経っても)勇者はまるで歳を取っていない(少女の村に居たため?)

73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:49:10.21 xyiMdYWb0
つまり女はおばさんということだな

74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 00:55:26.88 l3ZlUYUHO
そして、14年待ち続けても>>1が帰ってこない可能性もあると…
身勝手過ぎるだろwww

75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 01:02:00.48 70noDvBzO
>>73
仮に勇者の年齢を若く見積もって十代後半(16〜19位)と仮定しても30〜33歳位と言うことになる
この年齢をどう判断するかは貴方次第だ
保守

76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 01:06:49.16 l3ZlUYUHO
ドラゴンの言う500年は、少女世界と勇者世界のどちらだったんだろうね
残念だが俺も寝るよ。>>1絶対続き書けよ!絶対だからな!

77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 01:33:31.00 70noDvBzO


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 01:43:37.56 //cYLjeSO
女がビッチになったから興味がなくなった

79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 02:12:07.24 sdzKNEbYO
桃源郷か竜宮城か。
少女の村の一ヶ月=外の世界の一年てとこか?

>>76
外の世界での500年に一票。
>>25で勇者に対して「お前の時間で言うと500年」って言ってるし。
少女の村の時間でなら「お前達の時間」になるはず。

それよりドラゴンは少女について何を言おうとしたのかとか何が懐かしいのかとか何で敵兵はよりにもよってアラサー非処女をこねくりまわしたのかとかの方が気になる。

80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 02:32:05.80 RMp6kpnJO
寝る前に保守

81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 03:21:08.71 vhQ5VOT40
ねるほ

82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 06:24:15.49 mKzD6RvoO


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 07:09:01.79 SCXDyBhoO


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 07:14:08.41 XuCSaovFO


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 07:14:50.87 4B8OrcIuO
保守ありがとうございます!
10時位から再開します!またチマチマ投下になってしまいますが…

支援・保守していただき感謝です

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 07:44:09.30 70noDvBzO


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 08:03:43.69 t3fb5jJBO
そいっ!

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 08:40:42.85 70noDvBzO


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 08:43:10.18 Bry7DRJm0
  ::::::::::::::::  |\_/ ̄ ̄\_/|  そうやってなんでも
    ::::::::: \_|   ;;;;;;;;;;;;;|_/  マモノのせいにしてりゃいいさ…
          _..  /⌒:::;;;;;ヽ
-― ―'ー'-''―-''/ / ::;;;;;;;;:| |―'''ー'-''―'`'
 ,,  '''' .  ''''' と./ゝ_;_;_ノヽつ   、、, ''"
    ,,, ''  ,,,    ::;;;;;;;;;::: ,,  ''''' ,,,,

90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 09:22:14.50 UUvX2HSMO


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 09:55:29.65 ranR24PXO
保守

92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 10:05:15.73 4B8OrcIuO
戻りました!!保守ありがとうございます!!

何とか今日中に終われる様に頑張ります!!

では続きです↓

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 10:07:38.44 4B8OrcIuO
勇者「どういう事だ?俺は魔王討伐からまだ1年ちょっとしか経ってないと思ったのに…」

男母「いいえ、違うわ。あなたが魔王を討伐したのは、もう15年も前の話しよ」

勇者「嘘だ…おかしい……そんな事がある訳……」

勇者(いや…待てよ……)

勇者「少女!!」

少女「んあ?!モキュモキュ ご、ごめんなさい!!一人で食べ過ぎた?!」

勇者「へ??」

少女「え…?この甘くてサクサクしてる食べ物を一人占めしちゃってたから…ごめんなさい……」

勇者「ぷっ!アハハ!!大丈夫!!好きなだけ食べていいよ!!」

少女「よかった!!」

勇者「けど、あまり食べ過ぎると太っちゃうから気をつけろよ?まぁ俺としては少しぽっちゃりしてる方が抱き心地よくて好きだけど!」ニヤニヤ

男母「………」ジトーーッ

勇者「あ、いや……ゲフンゲフン」

少女「???」ニコニコ

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 10:24:50.90 4B8OrcIuO
勇者「そ、それは置いといて…少女に聞きたいんだけど」

少女「何??」

勇者「少女の村って、外から人が尋ねてくる事ってあるのかい?」

少女「ううん、無いよ!村人のおじさんも勇者を見た時「我々以外にも人がいたのか!」って、かなり驚いてたもん!」

勇者「そうか…」

少女「うん!勇者はきっと今まで外に出て行った者達の生き残りの子孫だって言ってたよ!」

勇者「ふむ……って事は、外に出た人はいるのか…それと、少女は…いや、何でもない…」

少女「???」

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 10:37:49.35 4B8OrcIuO
勇者「おばさん、信じられないでしょうが、今から俺の身に起こった事をお話しします。俺も信じられませんが…」

男母「ええ……」

勇者「俺の中では、魔王討伐をしたのは約2年位前になります」

勇者「その後、数ヶ月はこの世界を廻っていましたが、洞窟探索中に事故に合い少女のいた村で1年半位過ごしました」

男母「そうなの…」

勇者「で、戻ってみたら15年の歳月が過ぎていました…多分、何らかの原因で、この世界と少女の村の時間の流れ方が違う…」

男母「俄かには信じられない話しね…」

勇者「はい…けど、そうじゃないと説明がつかないですし…」

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 10:41:07.74 70noDvBzO
支援

97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 10:42:19.23 Fp7D0aVsO
単純計算だけど【少女の村での約23日】=【城下町での一年】となるな

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 10:50:18.67 4B8OrcIuO
男母「そうよね…そしたら、勇者がいなかった15年間で何があったか話すわ」

勇者「お願いします」

男母「あなたが魔王討伐後、10年は世界は平和だったわ…その間に、男は女ちゃんと結婚もしたし」

勇者「そうなんですか!!けど、平和だったのは10年……?」

男母「ええ…そして11年目に入った時、突然隣国が攻めてきたの…」

勇者「隣国が?!」

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:00:01.60 4B8OrcIuO
男母「魔物もいなくなり、隣国とも友好状態だったから、この国は治安を守るだけの最低限の武力しか無かった」

勇者「何で………」

男母「そんな国が隣国に支配されるのは時間の問題だった…」

勇者「そんな……」

男母「男はその時の戦争で亡くなったわ…女ちゃんを守りながら…」

勇者「男………」

男母「男達は殺され、逃げ遅れた女子供は隣国に捕らえられ犯され売られたわ…」

勇者「………」

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:01:37.85 70noDvBzO
C

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:10:05.50 0/RH3mpg0
勇者楽しく笑ってんなよイラつくな

支援

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:11:27.22 4B8OrcIuO
男母「この街に残っているのは、労働力としての老人か、隣国兵に気に入られ慰み物になっている女達だけ…後は売られたわ…」

勇者「じゃあ、じゃあ女は!!」

男母「彼女は、残った私と男のお墓を守る為に………うっうぅぅ…」

勇者「そうだったんですか…」

男母「それと…言いにくい事なんだけど、女ちゃんはあなたを怨んでいるわ…」

男母「いえ、本心じゃないだろうけど、誰かを怨まないとやっていけないんだと思うの…許してあげて……」

勇者「………はい」

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:19:57.55 4B8OrcIuO
女「義母さん!こっちに勇者が来なかった!!」

男母「えぇ…」

勇者「女……久しぶり………」

女「勇…者…?」

勇者「ああ…」

女「勇者!勇者ぁぁぁ!!!」ガシッ

勇者「ぐぅっ」

女「あんたが!!……あんたの…せいで!!男が!!お義母さんがぁ!!!」ボカボカ

勇者「……すまん」

女「あんたが冒険なんかに出なければ!!あんたが行方不明になんかならなければ!!」

勇者「……ああ」

女「男も死なずに済んだのに!!お義母さんもこんな思いしなくて済んだのに!!あんたを殺してやる!!!」

勇者「本当にすまん……」

少女「お前!!勇者から離れろ!!!」

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:21:00.70 LhlognnLO
しすし

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:31:03.83 4B8OrcIuO
女「……何…?誰よこの女の子は?」

少女「お前!!勇者から離れろと言ったんだ!!離れないのなら……」スゥーッ

勇者「少女!……いいんだ」

少女「でも!!こいつが勇者を殺すって!!」

勇者「いいんだよ…例え殺されたとしても、こいつに殺されたなら文句はない…」

少女「そんな!!勇者になくても私にはある!!」

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:31:25.17 70noDvBzO
可哀想なのかもしれないが女ウザイな…

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:33:57.48 iP2sxGVoO
少女はロリババアな訳か
俺が惹かれない訳がないな

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:42:09.46 4B8OrcIuO
女「何よ!私達には地獄のような苦しみを味わせといて、自分は女の子とお楽しみだったって訳!!」

勇者「そんなんじゃないよ………」

女「自分だけ幸せになろうだなんて!!絶対に許さないんだから!!あんたの幸せは私が壊してやる!!」ダダダッ

勇者「あ!!女!!!」

少女「へへーんだ!!!」

男母「勇者、ごめんなさいね…」

勇者「いえ………」

少女「次見かけたらけちょんけちょんにしてやるんだから!!」

勇者「…………」

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 11:53:25.08 4B8OrcIuO
女「敵兵さん!こっちよ!!」

敵兵「本当に勇者だったのか?!」

女「間違いないわ!!義母の家に押し入ったの!!早くしないと義母が殺される!!」

敵兵「へっ!賊を働くとは勇者も地に落ちたもんだな!!」

勇者「マズイな……少女、逃げるぞ!!」

少女「え?何で??」

勇者「いいから!!おばさん、また会いに来ます!!それまでお元気で!!」

男母「えぇ分かったわ!勇者も気をつけてね!!」

勇者「はい!いくぞ少女!!」

少女「うん!!」

敵兵「本当に勇者だ!!反逆者だぁー!!逃がすなーー!!」


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:02:40.68 70noDvBzO
前言撤回
やっぱり女ウザいだけだわ
支援

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:10:48.41 JoicwrSWO
紫煙

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:22:43.75 4B8OrcIuO
敵兵A「奴らどこに隠れやがった!!」

敵兵B「この辺にいるはずだ!捜せぇーー!!」

勇者「マズイな……このままでは囲まれる」

少女「どうするの勇者?」

勇者「正門までは200M…門番も3人か…いける!強行突破だ!!着いてこい少女!」

少女「うん!!」

113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:25:14.12 4B8OrcIuO
門番「勇者だ!勇者が来たぞーー!!」チャキッ

勇者「遅い!!」ドカッバキッガンッ

門番「「「………」」」

勇者「今だ!脱出するぞ!!」

少女「うん!!」

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:27:01.67 70noDvBzO
C

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:35:58.34 4B8OrcIuO
ーー城下街・外

勇者「はぁはぁ……ここまで来れば大丈夫だろ……ふぅ」

少女「もぅ〜〜!こっちに来てから走ってばっか………」

勇者「アハハ!本当だな!」

少女「さっきの門番は……殺しちゃった……の?」

勇者「いや、鞘のまま殴っただけだから殺してはいないよ。俺は勇者だからね、人は斬れないよ」

少女「そっか!!」

勇者「けど、これで本当に逆賊になっちゃったなぁ」

少女「……これからどうするの?」

勇者「さぁて、どうしようか」

勇者(呑気に観光って訳にもいかないしな…どうしたものか…)

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:42:33.09 70noDvBzO
C

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:50:01.86 4B8OrcIuO
勇者「少女、すまないが観光はおあずけだ」

少女「え〜〜!!何で〜〜!!」

勇者「こんな事になっちゃったからね…本当にごめん」

少女「ぶぅ〜〜!」

勇者「それと、ドラゴンを呼ぶから、自分の村へ送ってもらってくれ」

少女「やだ!私はまだ帰らない!!」

ドラゴン「呼んだか?友よ」バサッバサッ ズウゥゥゥーン

勇者「ドラゴン!!よかった!!!」

ドラゴン「気になっていたのでな…闇に紛れながら城下街付近を旋回していたら、勇者と少女が出て来るのが見えてな」

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:58:35.09 0/RH3mpg0
女が正しい

支援

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 12:59:20.38 eYeIcWVyO
>>118
女乙

120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:04:41.21 70noDvBzO
CC

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:10:17.06 4B8OrcIuO
少女「ドラちゃんからも言ってやってよ!!勇者ったら、私に帰れとか言うんだよ?!」

ドラゴン「私の意見も勇者と同じだ」

少女「そんなぁ〜!!」

勇者「そういう訳だから、俺のお願いを聞いてくれ。村人さんにも、少女は無事に送り届けるって約束したしな」

少女「………勇者は約束を破らない?」

勇者「ああ、もちろんだ!ほら、このお守りもあげるから!って、まぁ村人さんから貰った物だけどね」

少女「……ありがとう」

勇者「ドラちゃん、少女を頼んだ」

ドラゴン「分かった。勇者はどうするんだ?」

勇者「俺はこれから隣国に行き、王と話しをしようと思う」

ドラゴン「そうか。ならば一つ昔話しをしてやろう」

勇者「昔話し?」

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:13:18.17 70noDvBzO
支援

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:17:37.23 GcMrb5R9O
このスレはダイハツの提供でお送りします

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:30:12.54 4B8OrcIuO
ドラゴン「遠い遠い昔、この地上には2種類の人がいた。片方は汚れをしらない純朴な人種、片方はずる賢く強欲な人種だった」

ドラゴン「最初のうちは仲良く暮らしていたが、ある時、強欲な人種が純朴な人種を迫害し始めた。地上を自分達のものだけにする為に」

少女「酷い………」

ドラゴン「地上を追われた純朴な人種は、あの洞窟へと逃げ込んだ。それが少女らの祖先だ」

勇者「そうだったのか」

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:42:57.18 gA5K8amgO
C

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:46:34.41 4B8OrcIuO
ドラゴン「そして時は流れ、勇者達人間で言う500年前、一人の少年があの洞窟を抜けた」

ドラゴン「その少年はこの世界中を歩き、いろいろな人間を見て廻った」

勇者「それで?」

ドラゴン「勇者も知っての通り、あの村では争い事というのはない。だから、その少年の心は本当に純心だった」

ドラゴン「だが、人々を見て廻るうちに少年の心にはある気持ちが刻まれていった」

ドラゴン「怒り・嫉妬・欲望・蔑み・嫉み…あらゆる悪の感情が少年の心を蝕んだ…」

勇者「ま、まさか…」

127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:51:22.46 gA5K8amgO
支援

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:52:05.91 70noDvBzO
少年が魔王になったのか…?

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 13:58:30.49 gA5K8amgO
ぽいね

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 14:01:15.18 4B8OrcIuO
ドラゴン「そう、少年はそんな世界に嫌気がさし、滅ぼし再生させようと魔王となった」

ドラゴン「そして、十数年前、勇者によって野望もろとも朽ち果てた…」

勇者「そうだったのか……」

ドラゴン「それと、魔王は少女の兄でもある」

少女「え?私のお兄ちゃん??」

ドラゴン「そうだ。少年は、少女の両親がまだ若い頃に生を受け、少女は両親が老いる前に生を受けた」

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09/12/22 14:04:51.56 70noDvBzO
C

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09/12/22 14:13:27.49 4B8OrcIuO
勇者「そんな…俺は少女の兄を殺してしまったのか………」

少女「ゆ、勇者は悪くないよ!世界を滅ぼそうとしたお兄ちゃんがいけないんだよ!!」

勇者「少女…ありがとう。そして、本当にすまない…」

少女「でも、ドラちゃんは何でそんな話しを知ってるの?」

ドラゴン「なに、純朴な人種に門番を頼まれてな。自分達が張った魔法陣による結界だけでは心許ないとな」

勇者「そんなに昔から!」

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09/12/22 14:16:23.57 70noDvBzO
支援

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09/12/22 14:26:07.78 4B8OrcIuO
ドラゴン「ああ。彼らが張った結界は外部からの侵入を防ぐだけではなく、時間の流れさえも緩やかにしてしまった」

ドラゴン「おかげでただでさえ長生きなのに、さらに長生きする羽目になってしまった」

少女「そうだったんだ!ドラちゃん、いつも守ってくれてありがと!」

ドラゴン「よせ。照れる。それと、彼らの張った結界の祝福を受けたものは、地上に出ようと祝福される」

勇者「と言うことは…」

ドラゴン「そうだ。こちらでは限りなく不老に近くなる」

勇者「なるほど…」

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09/12/22 14:35:19.60 70noDvBzO
これは…村生まれの少女は不老ってことだろうけど一年半村に住んでいた勇者はどうなるんだろう?

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09/12/22 14:37:25.64 4B8OrcIuO
ドラゴン「さて、昔話しは以上だ」

勇者「そうか…魔王はただ世界を滅ぼそうとしていただけでなく再生もしようとしてたのか…」

少女「勇者………」

勇者「ありがとう、ドラちゃん!俺もやるべき事が分かった気がする!」

ドラゴン「そうか。勇者よ、達者でな」

勇者「ああ!ありがとう!………本当、ドラちゃんは男の気持ちをよく理解してるwドラちゃんが女だったら即効で惚れてたなw」

ドラゴン「ほう、それは誠か?こう見えて私は雌なんだがな。勇者がその気なら添い遂げてやるぞ?」

勇者「え?」

少女「ダメーーーー!!勇者は私のなんだから!!!」

ドラゴン「だ、そうだ」

勇者「ちょ///」

少女「あ………え、えへへ///」

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09/12/22 14:43:02.52 70noDvBzO
C

138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/22 14:47:34.17 4B8OrcIuO
ドラゴン「そういう訳だ。こんなに良い女が二人?も待ってるんだ。生きて帰ってこい」

勇者「ああ。ドラちゃんも少女の事を頼むよ」

少女「………いってらっしゃい」

勇者「行ってきます。話し合いが終わったら、ちゃんと帰ってくるよ」

少女「うん」

勇者「じゃあ、またな!!」

少女「ねぇドラちゃん…お願いがあるんだけど………」

ドラゴン「分かっている。少女の事は私が守るから安心しろ。それが勇者との約束でもあるしな」

少女「ありがとう」


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