ズッコケ恐怖の雛見沢 at NEWS4VIP
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150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 15:19:51.76 qKcZYAzVO
>>149
L5が発症して見えた幻覚なんじゃね

151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 16:06:10.15 Ed5AmEV70
あの頃は希望があった

152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 16:41:42.87 MkiYdK/FO


153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 17:12:26.56 whBY8rTyO


154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 17:25:55.91 0GsI21caO
>>149特に理由の無いオチ要員じゃないの?
あの頃はまだホラー系だったし

155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 17:35:11.58 Cct79f+HO
追いついたー

株式会社好きな人多くて嬉しい!

>>1には続きを期待してる

156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 17:37:15.86 IEQ7+3t10
期待しておこうじゃない

ジュースを買ってきて売る話は面白かったなぁ

157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 17:56:29.17 iqCps3yI0
ハチベエもハカセも、しばし顔を見合わせていたが、その内ハチベエがつぶやく様に言った。
「オニカクシ?なんだよ、それ」

「神隠しっていうのなら知ってるけど、鬼隠しっていうのは聞いたことないね」
ハカセもそれに続く。

「神隠し?おっ、それって名前が似てるじゃないか。それってどういうものなんだ、ハカセ」

「うん、神隠しって言うのはね。『天狗隠し』とも言うんだけど、ある日突然、人間がパっと消えてしまう現象を言うのさ」

「消えるって、いなくなっちまうのか?」

「そうさ、日本の古い言い伝えだけどね」

「やめてよハカセちゃん、だいたいそれ、大昔の話なんだろ?現代じゃ関係ないじゃない」
モーちゃんは図体はでかいものの、肝っ玉は人一倍小さく出来ているのだ。



158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:05:22.29 pLd+SxAs0
再開キタ
この三人はすでに神隠し経験ありだよなw

159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:07:21.54 iqCps3yI0
「たしかにそういう話ってのは、たいていがインチキだったりするからな」

ハチベエがわけ知り顔で頷いてみせたが、ハカセは口をとんがらかせて反論した。

「いや、そうとばかりは言えないよ。世界各地で突然、行方不明になっちゃう話はけっこうあるんだな。それもちゃんと日付まではっきりしている話が山ほどあるんだ。

例えば1519年10月、マニラ知事官邸を警備中の兵士が、いつの間にかメキシコの宮殿前に立っていたって記録がある。1万4千4百キロの距離を飛び越えたってことだな。
この事は二ヵ月後、マニラから出た船によって確かめられている。

他にも1913年、作家のアンブローズ・ビアスが行き止まりの洞窟に入っていったきり、二度と姿を現さなかった。
さらに1937年12月、長江の橋のたもとで兵士三千名が…」

ハカセの話はどうも、長くなりすぎるきらいがある。

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:15:06.80 IEQ7+3t10
ドラえもんの何かで読んだなぁ、懐かしい

161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:16:36.78 iqCps3yI0
「だいたい僕らが新学期そうそうに行った江戸時代、あれだってあのまま帰ってこれなかったら神隠しだって言われてたんじゃないの」

「わかったわかった、確かにそうだよな。神隠しはわかったけど、そんじゃ鬼隠しってなんなんだ?
モーちゃん、他になんか情報は無いのかよ」

「うーん、そうは言ってもねえ…あ、そうだ!たしかナントカサマの祟りとか言ってたなあ」

「モ、モーちゃん、それってオヤシロさまって言ってたんじゃないのか」

「いやハッキリと聞こえなかったから…でもそうかもしれない。ここに来てから、他に似た名前って聞いてないもんね」

「ということは、鬼隠しの鬼っていうのが、オヤシロさまの正体だって可能性が高いかな」
二人の話を聞いていたハカセが、まとめるように言った。

162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:17:07.02 ub1hV9n50
スレタイに釣られてやってきたら予想通りズッコケ3人組
今から読んでくる

163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:24:17.90 MkiYdK/FO
圭一は登場させない方が良かったんじゃないか?

164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:25:32.71 wdR80yRa0
懐かしいwww
学校の図書館にあるやつ全部読みつくしたな〜

165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:34:37.62 iqCps3yI0
「鬼っていうのはね、怖い化け物のイメージでもあるけど、同時に神秘的な存在の代表でもあるんだ。
さっき言った天狗のことを指して鬼と呼ぶこともあるし、ある宗教で神様として扱われている神が、他の宗教では鬼として扱われていることもある。
この雛見沢って村は鬼信仰があったんじゃないの」

ハカセは再び博学なところを見せてみた。

「だけどよー、ここの連中が信じてるのが鬼だったとして、じゃあ鬼隠しってなんなんだ?
連中の態度からして、聞いても素直に教えてくれるわけないだろ」

「うん、確かにそれはそうなんだよね…よし、明日は土曜日で半ドンだろ?
午後に興宮の図書館に行ってみないか?ここの歴史を調べてみたら、何かわかるかもしれない」


166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:35:58.40 pLd+SxAs0
三四フラグキタ

167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:39:49.00 V5xK0ljQ0
ハチベエがみよさんに見とれるに一票

168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:44:48.58 Z81cQ+/vO
ズッコケ懐かしいな。
ひぐらしは全く知らないが

169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:47:01.85 iqCps3yI0
そして翌日。
ハカセにとって今日ほど授業が終わるのが待ち遠しい日は無かった。

キーンコーンカーンコーン

やれやれ、やっと終わったぞ。
ハカセは授業が終わるやいなや、ハチベエに声をかけた。
「ハチベエくん、そんじゃ急いで帰って、それから出発だよ」

「わりい、さっきチビどもに野球を教えてやるって言っちゃったんだよ。
そしたら今日試合だから是非出てくれってせがまれちゃってさ。断るに断れないんだ。
悪いけど今日は、モーちゃんと二人で行ってくれるか?」

「なんだよ、それ…しょうがないなあ、そんじゃモーちゃん、急いで帰ろうか」
ハカセが傍らを振り返ると、モーちゃんは梨花ちゃん、沙都子と和やかに談笑している。

「ゴメン、ハカセちゃん。梨花ちゃんと沙都子ちゃんが美味しいケーキ屋さんを教えてくれるって言ってくれてて。
なんでも、今日行くとタダになるチケットがあるらしいんだ。
図書館はまた今度ってわけにはいかないかなあ?」

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:54:59.35 V5xK0ljQ0
こんなgdgdな感じもあった気がするwwwww

つーか、モーちゃんェ・・・

171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:57:32.22 iqCps3yI0
まったく、この二人は約束をなんだと思っているんだろう。
ハカセは憤慨しながら一人で公由家に帰った。
だいたい、この村の人間は隠し事をしてるって話を暴こうとしているのに、
その村の人間たちと仲良く遊ぶ用事を優先して、昔からの親友の約束を反故にするというのがどうかしている。
「まあいいや、僕一人で探そう。だいたい、あの二人は図書館には向かないからな」
ひとりごちたハカセが公由の家に着き、玄関を開けようとした、その瞬間、

ペタリ

足音が聞こえた。
ハカセは思わず振り返ったが、そこには誰もいない。
「おかしいなあ、さっき足音が聞こえたと思ったんだけど…。
おっといけないいけない、早く図書館に向かわないと」

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 18:59:47.16 QjB2jcHYO
紫煙

173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 19:14:10.80 iqCps3yI0
ハカセがやってきた興宮の図書館は、予想に反して随分と立派な建物だった。
まだ新しいのかきれいだし、規模も蔵書もミドリ市の図書館よりも大きく見える。

「これなら目当ての本もいろいろとありそうだな。それにトイレも…」

ズッコケシリーズを愛読していた方はご存知であろうけど、ハカセにはあるクセがある。
それは勉強するときや本を読むときに、トイレに篭るという、あまり人様に自慢できないようなクセだった。
ハカセにとってトイレの個室は集中力を高める別世界であり、聖域なのである。
ところがこっちに来てからというもの、ハカセはトイレに篭れないでいた。
それは公由の家が和式便器だったからだ。
まさか和式に中腰になりながらでは、算数ドリルは出来ない。
雛見沢に来てからどうも勉強に集中できない気がしてたけど、それはトイレに原因があるのではなかろうか。
かようにハカセは考えていたのである。

しかし、いま目の前にある建物は、その造りからして現代的であり、トイレも洋式である可能性が高い。
これはハカセにとっては嬉しい誤算だった。
しかも都合のいいことにいつもの二人はいないときている。
いかに仲のいい二人の前でも、図書館の本を持ったままトイレに篭るのは気がひける。
ひょんなことから絶好のチャンスがやってきたと、ハカセはにんまりとしたものである。

174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 19:23:44.79 tk7MCE88O
まさかのトイレフラグwww

175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 19:29:00.03 iqCps3yI0
図書館の中はまるで別世界のように涼しく、外の茹だる様な暑さを忘れさせた。

さて、まずは民俗学の本を…いやいや待て、この村の歴史が先決か。
ハカセがブツブツと呟きながら歩いていると…

ドンッ!

「キャッ、びっくりしたー」

誰かにぶつかってしまった。
「す、すみません、お怪我はありませんか?」
ずり落ちた眼鏡を直しつつ、慌ててぶつかった先を見ると、そこにいたのは都会的で綺麗な女の人だった。
「ふふふ、大丈夫よ。でも気をつけないね」
女の人は涼しげに笑いながらそう言った。
はあ、この村にもこんな綺麗な人がいるんだなあ。
ハカセが妙な感心をしていると、女の人が何かに気づいたように言った。
「あ、もしかして君が山中くん?」


176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 19:36:51.53 iqCps3yI0
「はい、僕は山中ですけど…ええと、失礼ですがどちら様ですか」

「あらあらあら、ごめんなさいねえ。そうよね、私がまだ自己紹介してなかったわね。
私は鷹野三四。雛見沢にある入江診療所で看護婦をやってるわ」

三四と名乗る看護婦は、自分の髪をくるくると弄びながら、楽しそうに話している。

「ふふふ、なんで私があなたのこと知ってるか、理解できないって顔してるわね。
こんな小さい村だからね、新しく引っ越してきた人の事はすぐに噂になっちゃうのよ。それに―」

そこで三四は顔を随分と近づけてきた。甘い香水の香りがハカセの鼻をくすぐる。

「―やってきたのが、あの御三家の公由家のお孫さんって聞いたら、すぐにでも覚えるわよ」
三四はからかう様な、どことなく含みのある様な微笑を浮かべながら、ハカセにそう言った。


177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 19:38:17.73 C2iWsVAc0
スレタイに魅せられて飛んできますた

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 19:59:48.08 qcOc++R50


179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:10:04.93 iqCps3yI0
三四の香水は麻薬か何かなのだろうか。
そう思えるほどに、気がつけばハカセは身体がコチコチに固まっていた。
ややあって、
「御三家?なんですか、それ」
搾り出すようにそれだけ言うのが精一杯だった。

「御三家も知らないの?困った坊やねえ。公由家の孫、それも跡取り候補だって言うのに」

御三家?跡取り?なんのことだ?サッパリ話が見えてこない。

「あら、その本……雛見沢の歴史に興味があるのかしら?」
三四はハカセの手に持った「雛見沢の歴史」という本をチラリと見た。

「ええ、歴史はそもそも好きなんで…いま調べたいのは、どちらかといったら民族学ですけど」
ハカセの口から民俗学という単語が出た瞬間、三四の目が光った、気がした。

「ふふふ、勉強家なのね。じゃあついてらっしゃい、お姉さんがいいことを教えてあげるから」
三四はそう言うなり、踵を返して歩き出してしまった。

ほっとくわけにもいかないし、しょうがなく後を追いかけると、そこは図書館の一角にある休憩コーナーだった。


180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:21:17.33 6iPn9ENf0
>ズッコケシリーズを愛読していた方はご存知であろうけど

ニヤリとした

181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:23:45.97 iqCps3yI0
「はい、お姉さんの奢りよ」
三四はハカセに紙カップのジュースをよこしてきた。

「まさかさっきの場所で話を始めるわけにはいかないでしょう?」

「ええ、そうですね、本を読んでいる方の邪魔をすることになっちゃいますもんね」
ハカセが答えると三四はさもおかしそうに笑った。

「そういうことじゃないのよ。あんなに人の多いところで 物 騒 な 話 をするわけにはいかないってことよ」

物騒な話?どういうことだ?
「ええと鷹野さん…は民俗学の話をしてくれるんですよね?それがなんで物騒な話なんですか?」

「それはね、この雛見沢の歴史そのものが物騒だからよ」
三四はなおも、おかしそうにこちらを見ている。


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:36:30.92 k4zdtkq9O
捕死

183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:39:36.69 iqCps3yI0
「山中くんはオヤシロさまの祟りって知ってる?」

!! いままで調べようとしていた単語が三四の口から出てきた。
「いや、聞いたことはあるんですけど…意味はまったく知りません」
ハカセはそれだけ言うと、口をつぐんだ。ここは思い切って聞いてみた方がいいんじゃないだろうか。

ハカセがそれについて聞こうか聞くまいかと悩んでいると、三四は話を続けた。
どうやらこちらが聞かなくとも、勝手に喋ってくれるつもりらしい。

「昔ね、この村にある底なし沼から鬼が出てきたことがあったのよ。人喰い鬼ってやつね。
沼から這い出てきた鬼たちは、里に降りると次から次へと村人たちを食べて言ったわ。それも生きたまま、臓物を引き抜いて、ね」
なにがおかしいのか、三四はさも楽しそうに語っている。

「人間も黙ってやられてるわけにはいかないから、敵の鬼の子供を捕らえては撲殺してたりしてたの。
こうなると、もうどっちが鬼なんだかわからないわね。
そんなとき、鬼の中からもう人間を食べるのはやめよう、と言い出した人物がいたのよ。それがオヤシロさまね。
オヤシロさまは人間と鬼の間に立って、両者のいさかいを静めたの。
そしてそれ以来、鬼たちは沼の底に戻り、オヤシロさまは鬼たちが二度と出てこない様、見張りとして村に残った。
これがいまも村人に祀られているオヤシロさま」


184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:51:22.04 6iPn9ENf0
考えたら御三家の孫になんてこと言うんだ
詩音の時はどんなかんじなんだっけか・・・

185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:57:23.80 oCrfufM10
追いついた
紫煙

186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:59:28.02 iqCps3yI0
三四はなおも続ける。
「こうして村の守り神になったオヤシロさまだけど、神様と言ったって、もともとは人喰い鬼。
何年かに一度、どうしても人間を食べたいって欲求を抑えられなくなっちゃうらしいのよ。
―そしたら、どうすればいいと思う?」
三四はハカセに尋ねてきた。
「どうすればって…」
「簡単な話よ。誰かを犠牲にすればいいってわけ。これがオヤシロさまの祟り。
そして誰かが死んだあと、オヤシロさまの怒りを鎮めるために、生け贄を沼に放り込んだ。これが鬼隠しね」
またしても気になっていた単語が出てきた。
鬼隠し。つまりは村人の崇めているオヤシロさまというのは、必ずしも尊敬だけされる対象じゃない。
それどころか恐れられていて、それゆえに崇め奉っているというのが真実ということなのか。

バキッ…バキッ…

ハカセが三四の話に聞き入っていると、床に何かを叩きつけるような音が聞こえてきた。
図書館だってのに、常識のないやつもいるもんだ。
ハカセがあきれて物音の方を見たが、そこには人っ子一人いなかった。
あれ?おかしいな…。
「ちょっと、聞いてるの、山中くん」
ちょっと怒ったような三四の声に、ハカセは慌てて三四の方を向いた。


187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 20:59:28.09 OEwV7ngq0
山賊修行中フラグか

188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:11:59.96 uvlBeDlx0
>>1はズッコケの本広げながら引用してんの?
それとも大体の内容覚えてて記憶を頼りに書いてんの?

189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:13:43.38 PhM827SK0
今のところ惨劇直行コースだな
支援

190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:14:06.33 iqCps3yI0
「ついでに言えば、もうすぐある綿流しのお祭りってのは、もともとは腸流し、
つまりオヤシロ様の指定した人間を「鬼隠し」し、鬼ヶ淵村民の前で拷問を加え腹を裂き、鑑賞し、
その肉を食すって儀式だったそうよ。どう?ゾクゾクしちゃうでしょ」

三四はどうも、この手の話が好きな人間の様だ。

「これが今なお続く、雛見沢の伝説。そしてここ数年の事件の元になっている伝説よ」
三四はそう締めくくり、目の前のジュースを一口飲んだ。

「あの…ここ数年の事件ってなんのことですか?」

「あはは、それも知らないのか。やあねえ。雛見沢連続怪死事件。通称、オヤシロさまの祟り。
ニュースの少ないこの村のトップニュースよ。
綿流しのお祭りの晩、誰かが死んで、誰かが消える。つまり、オヤシロさまの伝説そのままのことが起こってるってわけ」

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:14:53.88 iqCps3yI0
>>188
もろパクリの部分もあるんですが(ババア登場シーン)、あとは適当です。

192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:19:13.74 iqCps3yI0
そこからの三四の話は、理解出来る範囲を超えた話だった。
4年前から続く、連続怪死・失踪事件。
その詳しいあらましを、三四は情景描写たっぷりに語ってくれた。

「あら、気がついたらもうこんな時間。そろそろ戻らなくっちゃ。それじゃ山中くん、じゃーねー。またデートしましょ」
三四はウインクをすると、そそくさと図書館を出て行ってしまった。

「もう夕方か…僕もそろそろ戻らなくっちゃ。…あ、そうだ」

ハカセはここにきた「もうひとつの用」を済ませるためにトイレに向かった。


トイレは残念ながら 和 式 だった。

193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:29:57.11 ZMjIkrow0
シェー



194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:30:53.44 iqCps3yI0
次の月曜日。
学校に行くと、何やら騒がしい。
なにがあったのかと尋ねると沙都子が学校を休んだとの事。

「ふーん、沙都子ちゃん、ケーキ食べ過ぎちゃったのかなあ。無料だったもんね。
僕も日曜日はさすがに動けなかったよ」
モーちゃんはとんちんかんな心配をしてみせる。

「へっ、そりゃお前はそうだろうけどよ、沙都子に限ってそりゃねえだろ。
あ、そうだ、きっと金曜日の部活でハカセに負けたのがショックだったんだな。あいつプライド高いもんなあ」
ハチベエが軽口を叩く。
そりゃ一体どういう意味だとハカセが食って掛かろうとしたとき、梨花がこちらを見てキッと睨んだ。

「これは…そんな馬鹿らしい話じゃない…なにも知らないあなた達に、馬鹿みたいな事を言われたくはない!」
いつもの梨花ちゃんとは思えぬ、強い口調でそう言ったので、三人はぽかーんと口を開けたまま、押し黙ってしまった。

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:33:17.47 VV99eOYAO
鬼隠し+祟殺しとは…
このままだとなんという救いのない…

196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:40:31.90 whBY8rTyO
きょうち゛ゅうに完結できるのかな?かな?

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 21:49:26.46 iqCps3yI0
「なるほどね、そういう事情があったのか」

次の日。今日も沙都子は学校に来ていない。昼休みになって、三人は魅音たちから今回の沙都子欠席についての事情を聞いた。

「だけどそれって、ええと、児童虐待っていうのになるんじゃないのか?」
圭一が誰とも無しに言う。
「うん、そうなんだけどね。さっきも言ったとおり、今までが今までだから、児童相談所はまともに取合ってくれないんだよ」
魅音は悔しそうに唇をかんだ。
「だけど児童相談所はそれが仕事だろ?通報があったら、徹底的に調べりゃいいじゃねえか」
「その辺はお役所仕事、ってやつでねー。まったく頼りにならないったらありゃしないよ」

みんながどうすればいいのか、思案にくれていると、教室の扉が開いた。
ガラガラッ

「沙都子!」
「皆さん、ご心配をかけましたわ。単なる風邪ですの。そんなに心配なさらなくても結構ですのよ」
口ぶりだけはいつもどおりの沙都子だったが、声の調子がそれを単なる空元気だと伝えていた。
見れば、体中のあちこちに青アザや切り傷がある。

198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:01:22.29 iqCps3yI0
「くそう、これをほっとけっていうのかよ」
その日の放課後、部活を「家事の手伝いがあるから」という理由で帰った沙都子を除いた部活メンバーは、
これからの進退について話し合っていた。

「あんなになっちまってる沙都子を見て、見捨てられるなんて仲間じゃねえぜ!」
「そんなことわかってるよ!…でも、どうしたらいいっていうの?」
圭一と魅音はさっきからずっと、同じ言い合いをしている。

そんな中、おずおずとモーちゃんが話し出した。
「あの…ぼくもね、昔虐待されてたんだ」
思わぬモーちゃんの告白に、一同はビックリした。

「虐待されてた、って言ってもホント赤ちゃんの頃だからね。
しっかりとは覚えていない、いやまったくと言っていい程覚えていないんだけど…
それでもなんとなく、お父さんを思い浮かべると、凄い怖かった印象しか出てこないんだ」
モーちゃんには父親がいない。モーちゃんが小さい頃、離婚をしたからである。
しかし、その理由が虐待にあったとは、ハチベエとハカセも初耳だった。

「ぼくは母さんがいてくれたから助かったけど、沙都子ちゃんはそうじゃないだろ?
だったら、僕らが助けてあげなくちゃいけないと思うんだよ」
モーちゃんは静かに、しかし力強くそう語った。

「確かにな…さっきの圭一さんのセリフじゃないけど、ここでほっといたら男がすたるってもんだよな。
なあハカセ、お前のいつもの悪知恵を出してくれよ」
ハチベエは褒めてるんだか貶してるんだかわからない物言いで、ハカセに言った。

「そんなこと言ってもねえ…あっ、そうか!大丈夫だよ、ハチベエくん。我に勝算アリだ」
ハカセはニヤリと笑って見せたものである。

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:06:34.22 zKjoe18W0
始めてレスするけど最初からずっと見てるよ支援

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:10:07.62 mJgOFiVE0
良い展開だ

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:13:53.48 Ku5d4WpIO
ズッコケ大好きだったから、本当にwktkしてしまう・・・(´・ω・`)

202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:16:27.64 iqCps3yI0
「圭一さん、ちょっと…」
ハカセは圭一に何やら囁いた。
「そんなことでいいなら、いくらでも協力するけどよ。でも一体、それが何になるっていうんだ?」
圭一は首を傾げる。
「まだどうなるかわからないですけど、それがこちらの勝利の鍵になるはずです。なんとしてでもお願いします」

ハカセは一方的に圭一に頼み込むと、今度は魅音を振り返った。
「魅音さんと梨花ちゃんは、知恵先生と校長先生に、これまでの話をしっかりと伝えておいてください。
なお、先生には今日中に沙都子ちゃんの家を訪問する約束と、児童相談所への通報の約束もとりつけておいてください」

そして今度はハチベエとモーちゃんを振り返った。
「さあ、僕らは急いで家に帰ろう。明日までにやんなくちゃいけないことがある」
「お前、どうするつもりなんだ?」
ハチベエの問いにも答えず、ハカセはとっとと帰り支度を始める。
「話なら帰りに道々するからさ、とりあえず今は急ぐんだ。ほら、行くよ、ハチベエ君、モーちゃん」


203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:25:46.69 zKjoe18W0


204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:29:44.94 8hGjme9+O
できれば、ハチベエがビフテキ食べたり、モーちゃんが風月堂・メルシーを恋しがってくれると嬉しいな。

205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:30:55.91 iqCps3yI0
帰り道、ハチベエ達はハカセの計画を聞いた。
「お前がそんなこと考えてたとはなあ…しかし上手くいくのか、それ」
ハチベエはなおも不安の様子だった。
「上手くいくのか、じゃなくて、上手くいくようにするしか無いんだよ。
僕たちの頑張りに、沙都子ちゃんの未来がかかってるんだから」

三人は公由の家に帰ると、喜一郎に頼んで馬鹿でかい模造紙を何枚も貰った。
そしてそれを床に広げると、マジックで丁寧に書き込みを始めた。

「へへへ、コイツを見たら、児童相談所の人間もビックリするぜ、なんせプラゼンだもんなあ」
「ハチベエくん、プラゼンじゃ無くてプレゼン。それにこれはあくまでもわかりやすく説明するためだけじゃなくて、その後のためにやってるんだよ」
「わかってるって。とにかく目を引くように書けばいいんだろ?」

ハカセの案はこうだった。
電話しても埒の明かない児童相談所に直接乗り込んだところで、話をするだけでは結果は見えている。
だったら企業に倣い、今回の件をわかりやすくまとめてプレゼンテーション方式で説明しようというのだ。
それでも無視されるようだったら…?それならそれで、考えがある。

「おーい、正太郎!お前に電話じゃぞい」
「はーい、いま行くよ…あ、圭一さん?頼んでいた件はどうですか?」
「おお、バッチリだぜ。特にエンジェルモートでは、仲間のピンチだって言ったら、そこにいた人全員が協力してくれるってよ」
圭一の声は弾んでいる。
「さすがは圭一さん。もうちょっと早く生まれていたら、革命家になれたかもしれませんね。あ、それじゃまた」

206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:38:23.62 iqCps3yI0
>>204
それ、入れたいところですね。
ちょっと難しそうな感じなんですが・・・

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:43:51.66 iqCps3yI0
翌日。学校に馬鹿でかい模造紙を抱えたままやってきた三人は、やってくるなり部活メンバーに囲まれた。

「知恵先生はちゃんと訪問して、児童相談所にも言ってくれたみたいなんだけど…やっぱり相談所は様子見みたい」

「くそっ、やっぱりそうか。だいたいなんなんだ、たいした相談もできないくせに相談所って。
これなら俺たちがやってた電話相談所の方がまだマシだぜ、なあモーちゃん」
ハチベエは気色ばむ。

「やっぱりそんなところか…みんな聞いてくれないか。僕ら三人は、今日の放課後、児童相談所に行こうと思う。
部活メンバーもみんなも付いてきてほしいんだけど、いいかな」

「いいも何も。仲間のピンチに協力するのは当たり前だぜ、なあみんな」
ハカセの問いに、圭一が元気よく答える。
他のメンバーも一様に乗り気だったが…梨花だけはあさっての方向を向いていた。
「梨花ちゃん、よろしく頼むね」
ハカセがあらためて声をかけてみるも、こっちを向かない。どうしたことだろうとハカセが回り込もうとすると、梨花は静かにこう言った。
「…どうせ無駄なこと…でもいいわ、付き合ってあげる。暇潰しにはなりそうだし」

208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:56:39.41 iqCps3yI0
放課後。辿り着いた児童相談所は興宮の一角にあって、人々を圧倒するような、息が詰まるような建物だった。
「うへえ、警察みたいな建物だな。これからこの中に入るのかよ」
ハチベエがみんなの気持ちを代弁したが、ハカセはどこ吹く風、まるで平気そうな様子だった。
「ほら、こっちが入り口みたいだよ。早く行こう」

「ええと、北条沙都子さん…についての陳情、ですか。少々お待ちください、いま係の者を…」
言いかけた受付の人の言葉をハカセが遮る。
「あ、出来れば責任者、それもこの施設の最高責任者に当たる人を連れてきてください。
これはワガママで言ってるわけでは無く、そうじゃないと話にならないと確信しているからです。
もっとも、直接担当している方のお話も聞きたいんで、一緒に連れてきてほしいところではありますが」
どう見てもただの小学生にしか見えないハカセの、あまりにも偉そうな物言いに、受付嬢は戸惑っている。
「ええ、そういうことはこちらとしましてもなかなか…あ、とりあえず代表の方の名前を書いて頂けますか?」

ハカセは名前の欄に大きく「山中(公由) 正太郎」と書いた。


209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:57:05.46 T2SQqC3r0
wkwk

210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:57:37.62 tk7MCE88O
ハwwwカwwwセwww


いつも通りだw

211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 22:59:15.22 dgiTq5MK0
流石ハカセ

212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:00:56.52 BxlCKTBk0
支援

213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:02:15.28 Rl5D0QpI0
今の所は皆殺しの流れか・・・

ちょっと不安で腹が痛くなってきたorz




214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:13:18.66 dgiTq5MK0
しえん

215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:19:31.29 aaJ6isas0
懐かしいいいいいいいいい
支援

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:19:40.84 Uu/yrFmqO
おいついた
ひぐらしは知らんが支援させてもらおう

217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:19:49.00 /OrbbzjHO
とりあえず3人組だけは
無事に雛見沢から帰してやってほしいな

218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:28:25.10 iqCps3yI0
ややあって、相談所の職員がハカセのもとにやってきた。
「はじめまして。興宮相談所 係長の谷中です。こちらは今回の件担当の川上です」
二人はハカセに名刺を差し出した。
「係長さん、ですか。僕は所長とお話をしたいと申し上げたつもりだったんですが」
ハカセは一歩も譲らない。
「いえ、こちらとしましても、そのー、山中さんのご希望に出来る限り沿いたいと思ってはおるのですが、何分にも所長は席を外しておりまして。
今回のところは、私が代理としてお話を聞かせていただくということでご容赦願いたいと…
もちろん、所長には今日の山中さんのお話は、全て伝えておきますので、ええ」
「そういう事なら仕方ないですね。ところで、お話させていただく部屋として、ホワイトボードか何かがある部屋を希望したいのですが」
「それは大丈夫ですよ。…おい、第三会議室を開けとけ」
係長は近くにいた職員に命令する。

「おい、どうなっちゃったんだよ、ハカセのやつ」
「うん、ハカセちゃん、なんだかすごい偉そうだよね。でも係長さんもそれに素直に従ってるし」
ハチベエとハカセがヒソヒソと話していると、二人の肩に誰かの腕が乗っかった。
「ククク、あたしにはハカセのやろうとしてることがわかったよ。
ハカセは、自分の持ってるカードは全て使おうと思ってるんだ」
腕の主は魅音だった。

「カード?それって一体…」
「さっき、名前を書くときに、でっかく『公由』って書いてただろ?この町じゃ公由の名を出せば、大抵の人はビビるからね。
それに直系に跡取りがいない公由家にとって、ハカセは跡取り候補の筆頭。
つまり未来の公由家党首なんだから、そりゃ相手の対応も違ってくるよ」
魅音はそう言ったあと、誰にも聞こえない大きさの声でこう言った。

「でもそれは、あたしだって一緒のことなんだけどね…ゴメン、沙都子」


219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:32:47.91 aaJ6isas0
しえんしえーん

220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:34:53.64 iqCps3yI0
そして会議が始まった。
前日に一生懸命製作した模造紙を前に、ハカセが熱弁をふるう。
公由の名前を出したせいか、それなりにちゃんと聞いてくれてはいるが、それにしても糠に釘、どうにも手ごたえが無い。
ハチベエなぞはイライラとしていたが、カッとなったところをレナに止められた。
「駄目だよ、ハチベエくん。いまはハカセくんを信じよ?」
プレゼンが半分を過ぎた頃、ハカセが圭一になにやら目配せをした。
「あ、わりい、ちょっと俺トイレで抜けるわ」
圭一はそそくさと外に出て行った。

221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:36:37.35 dgiTq5MK0
紫煙

222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:47:48.06 aaJ6isas0
しえん

223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:49:07.88 iqCps3yI0
ハカセ渾身のプレゼンも終盤に差し掛かり、最初はちゃんと聞いてくれていた職員もアクビをしだす始末。

メンバーの誰もが敗戦濃厚を確信するなか、ハカセが言った。
「……僕たちの訴えは以上です。係長さん、どういう対策をとってくれるのか、返答をお願いしたい」

「…大変貴重なご意見、ありがとうございました。当方としましては、貴重なご意見をいただいたということで、
今後も北条さんの家庭をしっかりと見守りたい、ええ、こういう風に考えています」
「それは、当面の対策は一切無い、という事ですよね?それで何か事故等があった場合、相談所は、いえ、あなた個人は何か責任をとってくれるんでしょうか?」
「事故だなんてそんな。ねえ、そういうんじゃなくて、ちゃんと見守りますよ、と。こう言ってるわけです」

「それってまるっきり質問に答えてないですよね?相談所というところは、質問に答えないというマニュアルでもあるんですか?」
まったく噛み合わない質疑応答に、魅音が噛み付いた。

「いやそういうわけでは…ただ、我々は、無責任な事は言えない立場なんです」
「その結果、責任は取らないっていうんじゃ笑わせてくれますよね」
ハカセが皮肉たっぷりにそう言った。
「まあいいや。ところで係長さん、これを見てもらえますか」
ハカセは長方形の紙を、テーブルに置いた。


それは名刺だった。

224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:50:18.96 tDCWv1MZO
ナツカスィー

225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:50:46.07 aaJ6isas0
おもしろい
しえん

226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:54:24.99 T9/qSbC9O
おいついた


ズッコケがこんな形で読めるとはw

紫煙

227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:56:02.87 dgiTq5MK0
wktk


228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/10 23:57:15.34 Hno/SEfJO
ズッコケというたけでそのへんのアニメネタより評価できる

229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:03:05.24 yN3tDILEO
VIPでズッコケに再会するとは。
wktkしながら読んでる。
ズッコケシリーズのネタが入ってるのも心憎い演出w

230:1 ◆or0XnlxUXQ
09/09/11 00:06:48.38 T56VgVTN0
「ミドリ日報 デスク 西野 克正」
名刺にはそう書いてあった。

「なんですか…ミドリ日報?新聞社ですか?」
「ええ、僕が以前住んでいた町の地方紙です。以前、いくつかの件でお世話になったことがあった方で、
以来、何かあったら知らせてくれって頼まれているんですよ」

西野記者はハカセたち三人が以前、一人暮らしのお婆さんを助けた際に仲良くなった間柄だ。

ハカセは話を続ける。
「ミドリ日報は地方紙ですが、資本は中央の朝読新聞です。つまり、朝読新聞の地方特派員の役目も果たしてるってわけです。
西野記者が言うには、いまは東京に事件が集中してるって時代でも無いそうでして、いつも中央に上げるニュースを探して奔走している状態だそうです」

ハカセの話は先が見えない。いったい何を言おうというのだろう…?




231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:07:08.80 olCUUcl+0
ズッコケシリーズは、タイトルの最初にズッコケが入るかどうかで
まったくの架空か、実際ありえる話かを区別してたな

232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:10:03.13 tHJwgm/CO
>>231
そうだったのか
気付かなかった

233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:13:21.14 olCUUcl+0
>>232
後書知識ですサーセンwwwww



みんな那須先生が好きなら
当然 the end of the worldは読んだよな?

234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:13:44.99 T56VgVTN0
「あ、そうそう。朝読新聞では毎年、スクープ大賞という賞を設けていましてね。
各地方紙から集められたニュースの中から、センセーショナルで社会的な事件をスクープした記者が表彰されるんだろうです。
去年はたしか…某市の教育委員会で横行していた選挙への協力体制のスクープが大賞でしたかね」

そこでハカセは一段、声を大きくして言った。


「じゃあ今年は、地方の閉鎖的な山村で起きた差別と、その差別のために一人の少女を見殺しにした児童相談所、ってニュースでどうですかね」

235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:14:55.63 wWl/RfGk0
ハカセ賢いな・・・いいぞ!

236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:15:33.61 RtydhlbcO
探偵ばあさんktkr

てかハカセ、この世界でも腹黒いなあw

237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:15:37.10 YviZH8JP0
ひぐらしは全然知らないが支援

238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:16:01.17 lo32Sakl0
脅迫になってきてね?w

239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:20:34.71 QlqhGqtr0
ハカセwwww

240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:20:53.92 ioukpe960
いいぞもっとやれ

241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:21:23.31 EB3OJHf70
ハカセかっこいいよハカセ

しえん

242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:24:49.31 T56VgVTN0
「み、見殺しだなんて人聞きの悪い…そんな、ねえ」
職員はあたふたとしていた。

「さあ?どう取るかは新聞社次第ですから。ところで気づいてます?あなた方がアクビ交じりに見ていたこの壁に貼られた紙、
これってそのまま、新聞社に提出する資料になるんですよ…モーちゃん、ハチベエくん」

ハカセが声をかけると、ハチベエたちは待ってましたとばかりに、持っていたもう一枚の模造紙を広げた。

「この紙ではこの村でのいわゆる御三家と呼ばれる旧家の、圧倒的な支配体系の構図を説明しています。
僕も公由家の人間ですが、こういった事がニュースになって、御三家が不利な立場になろうと一向に構わないと思ってます。
ですが、あなたたちはどうですか?マスコミを敵に回して、尚且つ御三家も敵に回すことになってもよろしいんですか?」




243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:29:33.85 OKPNvtZfO
ハカセになら抱かれてもいい

244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:30:37.28 EB3OJHf70
しえん

245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:32:50.28 T56VgVTN0
職員たちはついに黙ってしまった。ただただ、額を流れる汗をハンカチで拭っている。
ハカセはトドメとばかりにこう言った。
「あ、後ろのカーテン、開けてもらっていいですか?きっと面白いものが見れると思いますよ」
気がつけばハカセがこの場を支配していた。
そのハカセの発言に抗えるはずもなく、職員の一人がカーテンを開ける。

「な、なんじゃこりゃ〜!!」

職員は驚きのあまり、尻餅をついてしまった。

慌てて係長も窓に駆け寄る。
「こ、これは…一体……」

「ハハハ、驚きましたか?そこに集まっている人は、みんな北条沙都子さんを救いたいと思っている方々です」
見れば建物の入り口のところに大勢の人たちが集まっている。
みんなハチマキやタスキをかけていて、中には「沙都子ちゃんを返せ!」「児童相談所の怠慢を許すな!」等と書かれたプラカードを持っているものまでいる。
そしてその中心には、圭一がいた。
「さすがは圭一さん、予想以上の人数だ」

246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:34:02.69 wWl/RfGk0
勝った!
児童相談所、「完」!

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:34:26.70 eNS3Wi4B0
タイトルクリック余裕でした

今までは図書館に通ってたけど、最終巻だけはちゃんと買ったわ
いいはなしだったなー

248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:34:29.02 pQy75Pet0
なにこれおもしろい

249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:34:35.79 tWVunT1lO
葉加瀬策士すぎワラタwww

250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:41:12.01 UvwYpvey0
やだ、ハカセかっこいい……

251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:42:29.17 T56VgVTN0
「ご覧になりましたか。どうです?新聞を飾るには絶好の写真になると思いませんか」
職員たちは押し黙っている。自分たちでは責任のとることの出来ない事態になっているからだ。

「…我々は、あなたたちを脅迫したいわけではありません。ただ、協力してほしいんです。
沙都子ちゃんは先ほど言ったとおり、自分から助けを求めることをおそらくはしません。
でも、それでは手遅れになってしまうんです。どうか、出来る限りの協力を…!」

それはもう作戦でもなんでもない、ハカセの心からの叫びだった。
10秒、20秒、無限とも思える時間が流れる。

そして―
「…わかりました。今すぐに、出来るだけの協力をすることを約束します」
「か、係長!そんなこと言っていいんですか!」
「馬鹿野郎!俺はな、世の中の泣いている子供たちを助けたくて、この仕事に就いたんだ!
ここでこの少女を救えなかったら、こんな仕事してる意味がねえだろうが!」

ハカセの魂の叫びに呼応したのか、係長も男気を見せてくれた。
そして―


252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:45:02.48 EB3OJHf70
ハカセかっこよすぎワロタ
しえん

253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:46:09.84 lo32Sakl0
てっぺい☆の雄姿はまだか

254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:49:40.69 t/VIFtYbO
ひぐらし知らんがカッコいいぞハカセ!

255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 00:55:10.10 NNjN4T4+0
保守

256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:02:20.78 EB3OJHf70
ほす

257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:04:20.57 T56VgVTN0
―それから先はあっという間だった。
警察に事前に連絡をとって、北条家の周りを固めてもらった上で、沙都子に電話。
そこで沙都子のSOSサインを受けて、警察が突入、鉄平は現行犯逮捕となった。

沙都子はまだ青アザは痛々しいものの、すっかり元気になってまた梨花とともに暮らし始めた。
すべてが順調にいっていて、そのせいかハカセは、それまで気になっていた雛見沢連続怪死事件のことも忘れていた。

そんな調子だったから、児童相談所からの帰り道、足音が一つ増えていたことにもまったく気がつかないでいた。


そして昭和58年の綿流しの晩がやってきた。

ズッコケ恐怖の雛見沢 肝試し編


258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:05:04.48 JnltghxD0
おいおい

259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:06:00.49 j1IWx7Bb0
ほほう?

260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:07:40.81 T56VgVTN0
〜エピローグ〜

「今回もまた、駄目だったわね」

「あうあうあう〜、だから言ったのです、期待してはいけないと」

「でも、初めてじゃない?あの子たち三人が来たのって」

「そうなのです、今までの世界ではあり得ないイレギュラーだったのです」

「今回の世界、私は鉄平が帰ってきたときに、全てを諦めてしまった。
多くの世界でそうであった様に、もうこの世界は終わりだと確信していたわ。
ところがあの子たち、特にハカセはそれをいとも簡単にぶち破ってくれた。
もっとも、この世界の崩壊の原因もハカセにあったっていうのは皮肉な話だけどね」

「あうあう、私のせいなのです、ごめんなさいなのです〜」

「うざったいから謝らないでくれる?…ところで一体、どうしてあの子たちは来たのかしらね?」

「どうも三人の住む町に地震が起こったとき、ここに来るようなのです。
この100年の間、この時期に稲穂県に地震が起こったことはなかったので、それ自体が稀なケースなんじゃないでしょうか?」

261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:12:56.42 T56VgVTN0
「あの子たちは運命を打ち破る力を持っている。だけど、その力を借りるためには、あの子たちが不幸な目に遭わないといけないって事ね」
梨花は皮肉交じりにそう言う。

「あうあう、そんな言い方、やめてくださいなのです、梨花はそんなこと思う人じゃなかったはずです」

「冗談よ、冗談…でもね、羽入。私、ちょっとわかった気がするの。
私はこの雛見沢で100年の時を過ごしてきて、当然、ほとんどの事を把握しているわ。
そんな私でも投げ出したくなってしまう、今回の様な事が起こったとき、救ってくれたのは、この世界についてほとんど無知な人間だったってことよ」

262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:24:00.13 T56VgVTN0
梨花は続ける。
「私と比べてたらこの世界についても、雛見沢という村そのものについてもまったく知らないあの子たちは、
当然、出来ることは私に比べたら遥かに小さいわ。
でも、100年の間、一度も解けなかった錠前を解いたのは、その小さな力だったのよ。
だったら、またあの子たちが来る世界の望むのではなく、私自身がその力を持つように努力すべきだと思うの」

「あうあう、梨花が言っていることは正しいとは思うのですが、そのう、あまり努力したり、期待しすぎると、失敗に終わったときのショックが大きいのです」

「うっさいわね、それ以上私の気分を害すると、キムチに辛子をかけて食べるわよ?
…さあ、そろそろ次の世界に行くわよ、羽入。
次の世界におそらく彼らはいない。だけど、もうそれを望みはしないわ。
奇跡は誰に頼るでもなく、自分たちで起こせるものだって気づいたから」


そういうと梨花はワインを飲み干した。



「もっとも、あの子たちにはもう一度会いたいものだけどね。  そう、出来れば昭和58年7月以降の世界で」








263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:25:19.75 zgiEfGeE0
どういうことなの…

264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:27:11.61 wihRV7Ep0
もう今日は寝なさい

265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:27:51.33 CbpD6kPLO
ひぐらし知らないとわかんないものなのかな…?

266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:28:03.25 T56VgVTN0
この物語は、以上でとりあえず終わりです。
最後、だいぶ端折っちゃいましたが、3人組が悲惨な目に遭うシーンを書きたくなかったんで、こういう形をとらせてもらいました。
だったら最初からバッドエンドにするなよ、って話ですけどw

ここまで読んでくれた方、そして途中保守してくれた方、本当にありがとうございました。
SS書いたの初めてだったんですが、こうして一応、完結まで書くことができ、望外の幸せです。


最後に。
ズッコケの名シーンをもっと織り込みたかったんですが、力不足のために叶いませんでした。
スレタイから、そういうのを期待して開いてくれた方には申し訳ありませんでした。

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:28:28.58 fWaN7LWJO
ひぐらしは映画しか見た事無いからサッパリなんだが…

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:29:54.26 T56VgVTN0
追記。
ズッコケと銘打ちながらも、ひぐらしを知らないとわからない話になってしまいました。
その辺に関しても、申し訳ないとしか…いや、ほんとすみません。

269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:32:09.12 j1IWx7Bb0
完結なのか

>>1乙でした!!

270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:32:40.02 TJ1QtfHm0
終わり?取りあえず乙

271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:40:13.13 tHJwgm/CO

久しぶりにズッコケ読みたくなった

272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:45:22.48 NzGr8bH/0
よかったよ、乙

273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:48:41.97 wWl/RfGk0


良かったよ・・・

274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:48:56.64 EB3OJHf70
1乙
最後駆け足だったけどおもしろかったよ

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:49:33.25 fWaN7LWJO
乙ですた!

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:52:47.77 CbpD6kPLO
お疲れさまー

277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:53:53.88 T56VgVTN0
まだ抜いてるわけねえだろが!!!

278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:54:10.89 vqXNCwFiO
>>1
このスレを見つけれて良かった


279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:54:56.92 lo32Sakl0


手元に残ってるズッコケは山賊と株式と探検隊と海賊島だ
久々に読もう

280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:54:59.60 T56VgVTN0
すみません、とんでもない誤爆をしてしまいました。
よりによって自分が書いてたスレに…。
見なかったことにしてください。

281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:57:00.85 j1IWx7Bb0
>>277 お前wwwwテンション違い杉わろたwwww

282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 01:57:23.89 lo32Sakl0
おう力抜けよ!もーちゃんの尻で抜くんだろ?

283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:02:01.33 4pHY/LoKO
乙!面白かった
ズッコケシリーズ好きだからまた書いてください!


284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:06:01.76 6/zT3IV+0

これは皆殺しENDってことでいいのかな?
確かに3人組が殺されるとこは見たくないなw

285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:06:02.17 h+ANJiaXO


できればズッコケシリーズでまた
新作SS作ってね

286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:08:19.99 hxXIIOKA0
バッドエンドも面白さの要素の一つだから書いてほしかったな
ひぐらし知らない人からすると3人がどうなったのか理解できないだろうし

287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:26:07.46 T56VgVTN0
>>all
感謝の言葉でいっぱいです。本当にありがとうございます。

>>284
皆殺し編的エンドと取っていただいても、ハカセL5突入エンドと取っていただいてもかまいません。
当初は普通にハカセがL5になって、全員惨殺してエンド、の予定だったんですが、さすがにそれは書きたくなくて。

>>286
確かにそのとおりですね。
最初の内、ひぐらし未プレイの方でもわかるように説明を入れていた意味が無くなってしまったわけですしね。

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:29:15.37 t/VIFtYbO
久しぶりに読みたくなってきたよ

289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:29:24.40 IZPh84MiO
最後おしいかったな…
死ぬとこまで読みたかった
>>1乙!


290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:33:07.99 QlqhGqtr0
面白かった。

291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 02:33:52.55 QyYWf12G0
今更だがスレタイで糞フイタwwwwwwww

292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 04:02:17.36 uhuqFoel0
もうちょっと続き読みたいけど乙

293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/09/11 04:11:56.70 IGzd6UIAO
>>1の誤爆で吹いたwwww


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