涼宮ハルヒの終焉 at NEWS4VIP
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1:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中
08/06/08 19:57:34.09 UP8AnXBF0
目覚まし時計の音、妹の声。柔らかな朝日が窓から差し込む。俺は、まだもう少し閉じていたいと
訴えけるまぶたに打ち勝ち、身体を起こした。母親の作る朝食のにおい、テレビの音、自分の部屋。
何気ない日常の風景。すべてがそこにある、信じて疑わない俺の人生。
最近は、朝目を覚ましてすぐにこんなことを感じるようになっていた。まるで自分の存在、日常を
毎日、朝日を迎えるたびに確認しているかのようだった。
SOS団に関わらなくなり始めたのはいつごろからだろう?それが日常に溶け込むようになったのは
いつだ?まるで、俺は最初からSOS団なんてものに関わっていないかのようだった。
心を落ち着かせ、自らの記憶をたどっていく。ハルヒと出会い、長門や朝比奈さんとともにSOS団
を立ち上げ、古泉が加入した。ハルヒの傍若無人な振る舞いに振り回され、死を目の前にしたことも
あったし、何度も時間軸上を移動し、無限に続く夏休みや文化祭を抜けた。ハルヒがいなくなった
ことで改めて自分の気持ちに気づいたときもあった。不思議や超常現象を経験しすぎたのか、
世間の常識と俺の常識がかけ離れたものとなっていた。それでも俺はSOS団のメンバーと共に、
俺自身の意思で活動を続けていたのだと思う。


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