強制女性化小説ない?Part38 at EROPARO
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650:from ♂ to ♀
10/05/19 19:33:44 x/D24Zji
>>647
すいません、そういうシーンはあまり好きじゃないのであえて削らせてもらいました

>>648
TS物で学校物の時点である程度ネタがかぶるのは仕方ないと割り切って書いてます、
参考にしている作品もありますしね
それでも余りに類似しすぎていて読んで不快になる人が続出する様であれば
投下は見送りたいと思ってますので、ある程度は大目に見てやってください

651:名無しさん@ピンキー
10/05/19 20:10:24 v6MlayEt
>>650
あまり気にすること無く淡々と投下するのが良いかと
ネタがかぶっても料理人次第でどうにでもなるから

652:名無しさん@ピンキー
10/05/20 12:04:09 6Lj0eiUN
ネタ被りとか気にしてたら何も書けないよ?
その手の言い掛かりもスルーでお願い。

653:from ♂ to ♀
10/05/20 22:20:27 gYoM2Glh
母が運転する車に乗っておよそ15分駅前のデパートに到着した
「さ、着いたわよ― どうしたの?早く降りなさい」
母に車を降りる様に促されるが、今になって人前に出るのが恥ずかしくなってきた
「母さん1人で行ってきてくれない?」
「今更なに言ってんのよ、さっきの威勢はどうしたの」
「いや・・やっぱりこの姿を人に見られるのが・・・」
「まったく、母さん譲りのポジティブさはどこにいったのよ
 あんた、私が言うのもなんだけどはっきり言って可愛いわよ自身持ちなさい」
「いや、可愛いとかそういう事じゃなくて・・知ってる人に見られたら・・・・」
「学校にも行くんでしょ?学校行ったら知ってる人ばかりよ
 明後日から登校するんだったら尚更人前に出る事に慣れとかないと」
それもそうだここで嫌がってら、とても学校になんて行けない、意を決して車を降りる

地下駐車場からエスカレーターに乗って2Fファッションフロアへとやってきた
「まずは下着ね! ん〜〜〜ワクワクしてきた!!」
さっき家を出る時ニコニコしてたのはこれか、母さんは俺を着せ替え人形化して楽しむ気だ
俺が昔から女の子みたいだと言われていた1番の理由はこの母にある
ちっちゃい頃はいつも女の子の様な服ばかり着せさせれていたのだ
物心が付いて、周りの目を気にするようになってからはさすがに女物の服を着る事は無くなったのだが
よく「娘がほしかった」と母さんは言っていた
「なにしてんの早くいらっしゃい、ユ〜ウちゃん」
駄目だ完全にスィッチが入ってしまっている、こうなると手が付けれない
さっきはこんなナリでも男と主張する俺に協力すると言ってたのに・・・
周りの視線など気にしている余裕は無くなっていた、今はどうやって母さんの攻撃をかわすか
それのみに脳をフル回転させていた

654:from ♂ to ♀
10/05/20 22:22:30 gYoM2Glh
躊躇しながら女性下着売り場に足を踏み入れるとすでに母さんはいくつかの下着を手にとっていた
「これなんていいんじゃない」
「こっちもどう?」
「そっちのも祐樹に似合いそう〜」
すでにテンションマックス俺の話しなんて聞きやしない
「普通のでいいよ、普通ので」
「駄目よ!せっかくなんだからオシャレしなきゃ!」
「ってか、なんでブラジャーだけじゃなくてパンツまで選んでんの!?」
「そりゃあ・・・上下合わせといた方が見栄えがいいじゃない」
「いやいや理由になってないよ、下は今まで通りトランクスでいいよ」
「その体にトランクスはおかしいでしょ、大体あなたに合うサイズのトランクスなんてないでしょ」
「そんなの見に行ってみなきゃわかんないよ」
「ないわよ、1番小さいSサイズでもガバガバになるわよ、
 それにお金出すのは私よ」母がニヤリと笑う
駄目だ、聞く耳持つ気ねえ、これはいつもの言い負かされるパターンだ
案の定、取り付く島も無い流れで母は自分好みの下着をかごに入れていく
「ってか、それサイズ合ってるの?」
「・・・・・・うっかりしてた、そういえばあんたカップいくつ?」
「知るわけないだろ!」
「ちょっと店員さ〜ん」
母は店員を呼び俺の寸法取りを頼む
          ・
          ・
          ・
「ん〜〜Bカップかぁ、Cは欲しかったわねえ」
「どっちでもいいよ、胸の大きさなんて」
気付くと下着売り場へ来て1時間が経過していた、もういい加減ここから出て行きたくなっていた、
当然の事ながら男が長居する所じゃない 
「さあ!次は洋服見にいくわよ〜」
「ちょ、ちょっと待ってよ母さん、休憩しよお腹も減ったし」
「あぁ、そうねえ、あんた朝も食べなかったもんね、もう1時を回ってるしお昼にしようか」

655:from ♂ to ♀
10/05/20 22:24:42 gYoM2Glh
1階のフードコートで母と食事していると、ふと周りの視線に気が付いた
近くの席に座った男性やすれ違いざまに男性がチラ見してくる
「俺の格好変かな、男物の服ではあるけど今の俺が着ても違和感ないと思ったけど」
母に尋ねてみると母はフフッと笑い
「周りの男の人でしょ?あんたが可愛いから見てんのよ」
まさか、と思ったが元々顔にはそれなりに自信があったし可愛いと言われて悪い気はしない
素直に自分は可愛いという事にしておこう


食事を終え洋服を選びに再びファッションエリアへ
「ん〜〜〜あれもいいし、これもいい、とても選びきれないわ」
例によって俺の意見など聞く気はないようだ
「うん、とりあえずこれとこれ試着してみよ!サイズもたぶんこんなもんでしょ」
と言って差し出してきたのは白地に花柄のワンピースで裾がフリフリのやつだ
もう一方は黒のTシャツに黒の超ミニスカート
「一応聞くけど、俺に拒否する権利は?」
母は満面の笑みで一言
「な い わ よ」
予想通りの答え
「はぁぁぁ〜〜」と大きく溜息を吐き洋服を受け取り試着室に入る
まず黒の上下を着てみる非常に残念なことに俺の体にジャストフィットだ
「着替えたよ」
母がカーテンを開け感嘆の声を上げる
さっきまでのがテンションマックスの状態だと思ってたのはどうやら間違いだったようだ
さっきよりもさらにテンションが上がってしまった、すぐにもう一方も着てみてと促される
嬉しい様な恥ずかしい様な情けない様な複雑な気持ちでまた着替える
カーテンを開けると再び母の感嘆の声、手には次に着せるつもりであろう洋服を持っている
こうして服を着ては脱いで、脱いでは着るという一連の動作は母が満足するまで延々と繰り返された

無限ループからようやく解放され近くのベンチに腰を掛ける
時計を見るともうすぐ5時になろうとしていた
「あんな狭い試着室に3時間近くも・・・」
どっと疲れが押し寄せてくる
「もう帰りたい・・・」
相変わらずニコニコ顔の母が会計を済ませ大きな紙袋を両手に戻ってきた
結局何着買ったんだこの人・・・怖くてとても聞けない
「もう疲れたよ、そろそろ帰ろう」
「なに言ってんの、制服がまだでしょ」
そうだった、まだそれが残っていた
「上の階に取り扱ってる店があるから行きましょ」
重い体を引きずり売り場へ向かう

656:from ♂ to ♀
10/05/20 22:27:00 gYoM2Glh
「すいませ〜ん早乙女高校の制服ほしいんですけど」
「はいはい〜」奥から初老の女性がでてくる
「女生徒の夏服でよろしい?」
「男子生徒用でお願いします」間髪入れず俺が答える
洋服は母の言いなりになったが制服だけは譲れない
「男子生徒用でいいの?」店員の女性が目を丸くする
「かまいません」再び間髪入れず答える、母にはしゃべらせない
怪訝な表情を浮かべながら男子生徒用の制服を用意する
「サイズはどうします?」
「一番小さいのはどれですか?」
「今用意できる物で一番小さいのはこれだねえ」
「試着していいですか?」
「あなたが?」再び怪訝な表情を浮かべ尋ねてくる
「・・・・・はい」
「どうぞ、試着室はそっちですよ」
試着室に入りズボンをはいてみるがウエストも裾も全然合わない
「あの〜もうワンサイズ小さいのないですか?」
「それより小さいのとなると特注品になるから
発注して取り寄せるまで2週間くらいかかるよ」
「2週間!!そんな明後日には必要なのに」
「そう言われても、すぐっていうわけには、ごめんねえ」
落胆する俺とは対象的に満面の笑みを浮かべる人がいる、もちろん母だ
今まで静かにしていた母が水を得た魚の様にしゃべりだす
「サイズが合わないならしょうがないわね、あきらめましょう」
「本当にごめんなさいねえ」
「いえいえ気にしないで下さい、いえね文化祭で男子生徒の制服を着る事になったんですけど
 この子ったら男子が来た制服は着たくないって言うもんだから
 やむを得ず新調しようと思ってたんですけど無いなら仕方ない、
 この子も諦めもついたでしょ」
よくそんな作り話しができるな、しかもなんだその笑顔は、今まで見た事ないぞ
「そうでらしたの、ごめんなさいねお嬢ちゃん」
「じゃあ行きましょ、どうもお邪魔しました」
そういって販売店を後にする
「あれ?帰るの?」
「うん女子生徒の制服ならアテがあるから、買わずに済むかもしれないわ」
どういう事だ?と思ったがとにかく今日はもう疲れたの今度聞く事にする
その後1階の食品売り場で晩御飯の買い物をして帰路についた

657:from ♂ to ♀
10/05/20 22:29:13 gYoM2Glh
家に着き居間のソファに倒れこむ
「疲れた〜〜〜」
「買い物だけでなんでそんな疲れるのよ」
あんたのせいだよ!!喉まで出かけた言葉を飲み込む母と喧嘩する元気もない          
「そんな所で寝たら風邪引くわよ」遠くの方で母の声が聞こえる・・・・
           ・
           ・
           ・
「もう起きなさい」母の声で目を覚ます
「んん〜〜〜」大きく伸びをし時計を見る、時計の針は9時半を指していた
「寝るなら自分の部屋で寝なさい」
「んむう・・・」目を擦りながら上体を起こす
「ご飯は食べない?」
「食べる・・・」
「じゃあ暖めなおすわね」
眠気と戦いながら箸を進めていく、食べ終わる頃にはすっかり目が覚めていた
「ごちそうさま」
「お風呂沸いてるけど入る?」
「うん入る」
「そう、じゃあ!」と今日買ってきた紙袋をガサガサと漁りだす
取り出したのは薄いピンクの下着上下セット
はいっと差し出す、これを身に着けた俺を早く見たくて仕方ないといった様子だ
半ば諦めた気持ちでそれを受け取り風呂場へ向かう

658:from ♂ to ♀
10/05/20 22:30:55 gYoM2Glh
風呂から上がりピンクのパンツを手に取る
「こんなちっさいのはけるかぁ〜〜〜?」
いつも履いてるトランクスの半分くらいしか面積がないんじゃないかと思う程の
布地に足を通すと意外にも自分のお尻に見事にフィットするから驚きである
 
居間へ戻ると今か今かと待ち構えてた母が目を爛々とさせながら
「履けた?ちゃんと履けた?」と興奮気味に聞いてきた
「うん、サイズも丁度だった」
「見せてみ、ほれ見せてみ」
おっさんか、こいつは
今日買ってきた寝巻き用のジャージのズボンをずらすとピンクの布地から白い脚が伸びている
「かわいいいいい〜〜〜」また感嘆の声を上げる
気恥ずかしさもあったが、もうここは母のテンションに乗ってしまおうと
ジャージを上下共脱ぎ捨て、下着姿で母の前をモデル歩きで往復する
こうなると、もう止まらない
「次これ着て、これ!」と洋服を次から次へと差し出しプチファッションショーが開催される
             ・
             ・
             ・
気付けば12時になっていた、俺達はなにをやっているんだと我に返り、
再び疲れがどっと押し寄せる 
「そろそろ寝ようか」さすがの母さんも疲れたようだ
「うん、おやすみ」
2階の自分の部屋に上がりベッドに横になると今日1日の事を思い起こす
「すごい1日だったなあ、人生の転機どころじゃないぞ
 なんてたって女になっちゃったんだもんな、学校のみんなは俺見てなんて言うかな」
(受け入れてもらえるんだろうか?)不安がよぎる
「コモリンと京介だけには先に言っとくか」
あの2人ならまだ起きてるだろ、携帯を手に取り二人にメールを送る
『明日時間ない?ちょっと2人に話したい事があるんだけど』
送信すると、すぐにコモリンから返信が来た
『いいよ〜、なに大事な話しなの?』
程なくして京介からも返信が来た
『午後1時からバイトだから午前中ならいいぜ』
『じゃあ朝の10時に駅前のマックにきてちょ』
メールのやり取りを終え明日2人がどんなリアクションをするのか
期待と不安が入り混じったまま眠りについた

659:名無しさん@ピンキー
10/05/21 01:17:55 Ozv3/YEF
まだ途中かな?
取り敢えずGJ!

男の子しか居ない母親にとっては夢の様な出来事何だろうなあ、良く娘と買い物したり可愛い服着せたりして見たいとかあるし、にしてもいい雰囲気だな、続きが楽しみだ。

660:名無しさん@ピンキー
10/05/22 12:47:25 hKuGMUeg
いい感じに精神的、社会的な女性化が進んできましたね。
主人公に精神的な落ち込みがないので安心して読めます。やっぱり母の存在が大きいのか。

661:名無しさん@ピンキー
10/05/22 13:13:03 VEzg6cU9
最近の10代の子を見てると案外あっさりと状況の変化を受け入れそうだから、昔見たいなリアクションは無いかもね。
むしろ本人も母親も大喜びなパターンが普通かも知れないが。

662:名無しさん@ピンキー
10/05/22 14:19:50 yEL2NBZC
女性化による幸せなんて認めたくない
だから
お父さんがいやがる娘の最初の相手になれば
あっというまに泥沼に

663:名無しさん@ピンキー
10/05/23 06:42:24 wcuNEtrp
>>658
なかなかいいね。早めに続きを頼む。

664:from ♂ to ♀
10/05/23 12:47:40 gNupUMoC
8時30分―
ピピピ!ピピピ!ピピピ!
「う〜〜ん、・・・」
セットしておいた携帯のアラームで目を覚ます
(ちょっと早くタイマーをセットしちゃったな、もう少しだけ寝ていようっと)
普段は目覚めは良い方なのだが昨日の疲れからか瞼が重い
            ・       
            ・
            ・
8時50分―(まだ大丈夫だ、準備と朝飯に30分、チャリでマックまで20分、
        いけるいけるあと10分は大丈夫)
            ・
            ・
            ・
            ・
            ・
(ん〜〜〜布団気持ちいい・・・・ はっ!!)
壁に掛けられた時計はすでに9時半になろうとしていた
「ぬぁぁぁあああ!!」
「まじぃ、これはまじい!!俺から約束を取り付けておいて俺が遅れたら洒落にならん」
さすがの温厚なコモリンでも怒る、京介に至ってはなに言われるかわかったもんじゃない
大慌てで寝巻きを脱ぎ捨てタンスを漁り、着ていく服を選ぶ・・・
「だ!か!ら! 男物は大きすぎて着れないって言ってるだろうが!!」
自分で自分に大声で突っ込みを入れる、こんな事してる場合じゃない
(昨日買ってもらった服は・・・まだ下だ!)
ドタドタドタッ―ダンっっ! 下着姿のまま階段を駆け足で下りる 
「こらっ!朝からなに騒いでんの!」母に叱られるも今はそれ所じゃない
服が置いてるはずの居間へ駆け込む―・・・が!
(ない!昨日ここにあったのに無くなってる)
「母さん!ここにあった昨日買った服は?どこ!?」
「ああ、それならあんたの部屋のタンスはもう一杯だから、クローゼットにさっき仕舞ったわよ」
「2階かい!!」今降りてきたばかりの階段を再び駆け上がる
我が家には2階にウォークインクローゼットがあるのだが
もっぱら洋服好きの母専用クローゼットと化している

665:from ♂ to ♀
10/05/23 12:50:02 gNupUMoC
ドアを開け中を見渡す 昨日買った服は入ってすぐ右手にズラリと並べられていた
(二人に会う訳だし、いきなり派手なのはないよな)
そう思いなるべく地味目の服を探すが・・・ない! 
どれもこれもフリフリが付いてたり、スカート丈が短かったり、胸元がぱっくり開いてたり
とてもあの二人に会いにいけそうな服はない、
母にまかせっきりにしたのは失敗だったと今更ながら思う
(どうする?)唯一、着ていけそうな男物の服は昨日着て洗濯に出してしまった
「あんたさっきからなにしてんの?」
「ひゃっ!」突然後ろから声を掛けられ驚きのあまり漫画の様に飛び跳ねてしまう
「あははははっ、なにそのベタなリアクション」母が手を叩いて笑う
「びっくりさせんなよ!もうっ!」
「あはははは、ごめんごめん、そんなに驚くとは思わなかったから
 ―で、あんたなにしてんの?どっか行くの?」
「ああ、うん学校行く前にコモリンと京介だけには先に言っとこうと思って
 今から駅前のマックで会う約束してるんだ、ってそんなノンキに喋ってる場合じゃないんだってば
 10時に約束してんのに」
「だったらなんでもっと早く起きなかったのよ、もう間に合わないじゃない」
「急げばまだ間に合うよ、だから急いでんの邪魔しないで」
「邪魔なんてしてないでしょ、せっかく手伝ってあげようと思ったのに」
「それより、なんでこんなフリフリのばっかしなんだよ、今日着ていく服ないじゃん」
「なんでよ、着ていけばいいじゃない似合ってたわよ?」
「いきなりこんな服着て行ったら変態みたいじゃないか、二人共引いちゃうだろ」
「そ〜う?全然変じゃないと思うけど・・・・でも、じゃあどうするの?
 他に着れる服もってる?」
「・・・ない」
「じゃあ、ここから選んで着るしかないじゃない、
 ほらほら、こうしてる間にも時間は過ぎているわよ時間ないんじゃなかったの」
「う〜〜〜〜・・・」
このままここで悩んでいても二人に迷惑をかけるだけだ、渋々服を手に取る
選んだ服は肩が露出したカットソーにデニムのホットパンツ
急いで準備を整え時計を見ると時刻9時55分―完全に遅刻だ
昨日車でも15分近くかかったのだ、細い路地を抜けて近道しても15分はかかる
だがこれ以上迷ってる暇はない急がねば
「いってきます!」
「あんまり焦ってスピード出しすぎちゃ駄目よ!!」
母の声を背にチャリに跨る・・・いや跨げない!足が届かない
「な、なにぃぃぃ!!」ここへ来てこのタイムロスは痛い
元々の俺の身長は160後半、現在の身長はおよそ150cm
今まで乗ってた自転車にそのまま乗れるはずがない
一番下までサドルを下げて飛び乗る
(よしっ今度こそっ!)力一杯ペダルを漕ぎだしていく―

666:from ♂ to ♀
10/05/23 12:52:22 gNupUMoC
「はぁはぁはぁ・・・・」
15分オーバーでようやくマックに到着―猛然と自転車を漕いだせいで息が上がる
「はぁはぁはぁ・・あちぃ・・・」
まだ午前中とはいえ初夏の日差しの中の全力疾走は無謀だ
「ふぅふぅ・・・」呼吸も整えきらないまま店内へ入る
(やっぱ2人共怒ってんだろうな・・・・)
店内を見渡し二人の姿を見付ける
「遅くなってごめ〜〜ん」2人のご機嫌を伺う様に努めて明るく振舞う
ぽか〜〜んと口を開けたまま固まる2人
―当然である、2人が待っているのは男の祐樹であり、けっして女の祐樹ではない
(あぁ、そういえばそうだった)
起きてからバタバタしすぎて2人をここに呼んだ目的を忘れていた
(二人がこうなるのはわかってたんだし、怒られる事もないんだったらもう少し遅れてもよかったな)
心の中で悪魔が勝手な事を呟く
「え〜〜っと・・・」(なんて説明しよっかな・・・)
やはりこういう流れになるのは予想できたのだし前もって、どう説明するべき考えとくべきだった
いまさら後悔してももう遅い、どうにか2人を納得させなければ
そうこうしてる内にコモリンが口を開く
「祐樹君・・の妹?・・・・」
「あいつ妹なんていたの?」引きつった顔で京介が尋ねる
「いやぁ、聞いたこと無い」さらにひきつった顔でコモリンが答える
「ちがうんだ、その・・俺なんだ」うまく言葉が出てこない
「ど、どれなんだ?」京介がおかしな言葉を投げかけてくる、
相変わらず女の前だとテンパってしまう様だ
「ん〜っと、俺が祐樹なんだ、こんな格好だけどホントに祐樹なんだ」
「!!・・・」2人共絶句する
「と、とりあえず座っていいか?」
京介の横に座ると、ありえない程距離を空けられる
「そ、そんな離れなくてもいいだろ!」
ある程度は覚悟していたがここまで拒絶されると、さすがにショックだ
「い、いや、そういう訳じゃないんだ、すまん」
「これはなにかのイタズラかい?妹なんだろ?」コモリンが怪訝な表情で尋ねる
「いや、ちがうんだってば、ホントに俺なんだ」
「だから、どれなんだ」(お前は黙っててくれ京介、話しがこじれる)
「いきなり信じて貰えないだろうけど、ホントのホントの本当に俺なんだ、祐樹なんだってば」
全く説明になってないのは分っている、しかし自分が祐樹だと主張する言葉以外出てこない
(やべぇ、どうしよう・・・)
しどろもどろになりながら説明を続けていると、
それまで疑いの目で見ていたコモリンが、ふと俺の後方に目を向ける
「おばさん」
振り向くと店の入り口には母が立っていた
(援軍きたあああああ!!)心の中でガッツポーズをとる

667:from ♂ to ♀
10/05/23 12:54:15 gNupUMoC
「ごめんなさいね二人共日曜の朝から呼び出しちゃって」
俺達の座る席の前までやってきて母はそう告げる
「えっと、おばさん、この子は・・・?」コモリンは信用に足る人物の登場にすぐさま話しを切り出す
「あら、まだ話してなかったの?」母がチラリと俺の方に目を向ける
「いや、話したんだけどさ、やっぱすぐには信じてもらえなくて」
「そりゃ、そうよねぇ、私もとても信じられなかったもん」
(いや、あんたは結構すぐに信じてたぞ、20〜30分の会話で、もう服買いに行こうとか行ってたし)
「じゃぁ、この子がホントにあの祐樹なんですか?」恐る恐るコモリンが尋ねる
「どうやら、そうみたいなのよ〜」ニコニコしながら母が答える
「どう?2人から見て祐樹は、可愛いと思わない?」
どうやら急に出来た可愛い娘を自慢したくてしょうがなかった様だ
(やめてくれ母さん、今はそういう空気じゃないんだ)
「あ、あぁ、うん元々端正な顔立ちだったけど、さらに磨きがかかったんじゃない」
コモリンがお世辞とも取れる言葉を並べる
「やっぱり?そう思うわよね!祐樹は元々女に生まれてくる運命だったのよね!」
コモリンの言葉を受け母の暴走に拍車がかかる
「ちょっ!母さん!!」この流れはまずいとすかさず母を制止する
「2人共まだ混乱してるんだ、あんまりおかしな事言わないでよ」
「え?あぁ御免なさい、ちょっと先走っちゃったかな、なにか飲む物買ってくるわ
 あんたは?今日はまだなにも食べてないでしょ?」
「ああ、じゃあ俺のも適当に買ってきて」

「ふう」と一息ついてコモリンの方に目を向ける、俯き加減で今一つ焦点が合ってない様だ
(そういえばさっきから一言もしゃべらないけど京介はどうしたんだろう)
横にいる京介の方をみると、やはりコモリンと同じで俯き加減である、ただ一つ違うのは
がっつり見ている、なにを?・・・俺の脚をだ!
ガン見しているデニムのホットパンツから伸びる白い脚を
(こ、こいつ・・・・)
俺の視線に気付き慌てて窓の方を向く
(バレバレじゃねえか、いつから見てたんだよ)少し吹き出しそうになるのを堪え平常を保つ
「あのさ・・・・お前はどう思ってるわけ?」俯いていたコモリンが突然口を開く
「え?」
「今の自分の状況をどう捉えてるの?」
「ん・・ん〜〜〜正直まだ戸惑ってるよ昨日の今日でまだ整理付いてない部分も多々あるし、
 まあ、あの母親を見てもらえばわかると思うけど、それ程ネガティブな捉え方はしてないかな」
「なんでお前ら親子はそんなプラス思考なんだよ、
 はぁ〜・・・お前が今の自分を受け入れているなら、俺らも今のお前を受け入れるしかねえじゃねえか
 なあ、京介?」
「え?あぁ、うん・・・で、なにが?」
「聞いてないんかい!!」2人同時に突っ込む

668:from ♂ to ♀
10/05/23 12:57:07 gNupUMoC
「なに店の中で騒いでんの?周りの人に迷惑よ」
ハンバーガーとドリンクの乗ったプレートを持った母が戻ってきた
(さっきあなたも騒いでたじゃないか)
「でも少しは打ち解けたみたいね、あなた達の関係がギクシャクするんじゃないかと思ってたけど
 その心配はなかったみたいね」
そう言いながらハンバーガーをとドリンクを俺に手渡し、コモリンの隣に座る

「で、明日から学校どうするの?」コモリンが当然とも言える疑問をぶつける
「うん、いくよ」なんの迷いもなく軽快に答える
「いや、そんな簡単に言うけど、色々と問題じゃない?」
「まあ、その辺は明日学校行って先生と相談してみないとね」
「あぁ、そうその話しなんだけどさっき宮本先生に電話して事のあらましを説明したんだけど
 宮本先生だけでは判断できないんで明日校長先生と教頭先生を交えて5人で話しする事になったから
 いつもより早めに来てって、あなたもそのつもりでね」
「あ、もうミヤモーに話したんだ、なんて言ってた?」
「とても信じられないって」
「そりゃそうか」
「いきなり信じろってのが無理な相談だね」コモリンが少しおどけて言う
「じゃあ、たぶん明日の朝一は教室にいかず直接校長のとこに行く事になるだろうから
 コモリンと京介はみんなにある程度話しておいてね」
「え?なんで?いいの?」コモリンが不思議そうに言う
「うん、いきなり女の姿でみんなの前に現れてもさっきの2人と同じ様になるだろうし
 みんなにも心の準備をしておいてもらったほうがいかと」
「なるほどね〜・・・でも信じてもらえるかなぁ・・・・あ!」
そう言いながらコモリンの視線は再び俺の後方の入り口に向けられる

669:from ♂ to ♀
10/05/23 12:59:16 gNupUMoC
つられて俺も後方に視線を向ける、店に入ってきたのは同じクラスの女子3人
コモリンの姿を見つけると手を振り近寄ってくる
「こもり〜ん、どうしたの朝から、あ、京介君もいる」
「ん、いやちょっと・・うん、なんとなく」言葉を濁し俺の方を見てくるコモリンは目で合図を送る
この場でこの3人に言っもいいか?という事なのだろう
コクリと俺は頷くとコモリンが話し始める
「え〜〜っと、こちらのお嬢さん、戸田祐樹君です」
「なんだよ、それ〜〜」もっとマシな言い方はなかったのかと、思わず俺と母さんは吹き出してしまう
事態が飲み込めない女子3人はぽか〜んとしている、さっきのコモリンと京介と同じ状態だ
「驚かしてごめんなさいね〜」母がヤンワリと割って入る
「実はね・・・」
母が3人に事の顛末を話す

にわかに信じられないといった表情を浮かべる3人だが、
コモリン、京介、そして俺の顔を何度も見直し嘘を付いてる風ではないと判断したのか
「きゃ〜〜〜戸田ちゃん可愛い〜〜〜」と突然騒ぎだす
「ちょっあんま騒ぐなって」3人を俺が制止しようとするが
「声も超可愛いし!!」
「これは嫉妬する!!」
「私と結婚しよ!!」
全く聞く耳もたない
「ねね、ちょっと立ってみてよ」腕を掴まれ強引に席から立たせられる
「足ほっそっ! なんでそんなスタイルいいの、どうやったの?」
「し、知らねえよ、気付いたらこうなってたんだよ」賞賛の嵐に照れくさく顔が紅潮していくのが分かる
この流れは予想していなかった、最悪の展開としてキモがられ、白い目で見られる事も覚悟していただけに
完全に肩透かしを食らう

670:from ♂ to ♀
10/05/23 13:01:07 gNupUMoC
そうこうしていると店の店長さんらしき人が俺達の元にやって来た
「すいません、他のお客様の迷惑になりますので、もうすこしお静かにおねがいします」
ちょっと五月蝿すぎた様だ、代表して母が店長さんに平謝りする
女子3人組もさすがに大人しくなり、ようやく話しが出来る状態になった
「まあ、そういう訳だから明日からニュー戸田祐樹をよろしく」
なんとなく疲れたので3人を追っ払おうと一旦話しを区切ろうとする
「おっけー、しゃべってみると普段の戸田ちゃんと変わらないし今まで通り仲良くしようね」
嬉しい事を言ってくれる、俺はどうやら友達に恵まれてる様だ

女子3人組はこれから映画に行くらしく、もう時間だと言って結局なにも食べず店を出ていってしまった
時刻はもうすぐ12時になろうとしていた
「あ〜そろそろ家戻らねえと」今日ほとんどしゃべってない京介がようやく喋りだした
「あら、用事があったの?」母が尋ねる
「バイトっす、家で母親が昼飯用意してくれてるから、それ食ってすぐいかないと」
「忙しいのにわざわざごめんなさいね、家まで送ろうか?」気を使って母が言う
「いやバイクだから大丈夫っす」そう言って京介が立ち上がる
「今日はありがとね、バイトがんばって」俺も一緒に立ち上がる
「あ、あぁ、がんばってくる」京介は頑なに俺と目を合わせない
「じゃあ今日はもう解散でいいかな」コモリンも立ち上がる
「そだね、コモリンも急に呼び出しちゃってごめんね、ありがと」
「別にいいよ、どうせ暇だし」

店を出て京介とコモリンを見送り母と2人になる
「私はこのまま買い物に行ってくるけど、あんたはどうする?」
「ん、ちょっと疲れたし先に帰ってるよ」
人に今の不可思議な現状を説明するというのは思った以上に難しく、
必要以上に気遣って人と接するのはすごく疲れる
「わかったわ家の鍵は持ってるわよね?」
「うん、あるよ大丈夫」
自転車に跨り母と別れる

671:from ♂ to ♀
10/05/23 13:04:34 gNupUMoC
一旦ここできります
今晩にもまた投下するとおもいます

672:名無しさん@ピンキー
10/05/23 18:30:06 1PB0QdIN
執筆速度パネェw

673:名無しさん@ピンキー
10/05/23 19:09:10 6SOHnrN+
投下乙
楽しみにして待ってるぜ

674:from ♂ to ♀
10/05/23 22:14:02 gNupUMoC
家に着き居間のクーラーを付ける
「あっちぃ〜〜、まだ6月後半なのにもうこの暑さかよ」
ソファーに横になりテレビを付けるとすぐさま家のチャイムがなる
『ピンポ〜〜ン』
(ん、誰だよ、今横になったとこなのに)
めんどくさいが出ない訳にはいかない、しょうがなく玄関に向かう
『ピンポ〜〜ン』
「はいはい、今開けますよ」
ドアを開けるとそこに立っていたのはお隣に住む榊さんの奥さん
榊家とは俺が物心つく前からの家族ぐるみの仲で
榊さんには俺より2つ上の娘マユちゃんがおり今年ウチの高校を卒業し、現在大学に通っている

「おばさん、母さん今買い物に出かけ・・・」
そう言い掛けて、今の俺はおばさんの知っている祐樹ではない事に気付く
(まずい!なんて言おう、おばさんにしてみればお隣さんの不在中に知らない女がいる
 完全に俺は不審者だ、ヘタすりゃ警察沙汰だ)
そんな不安をよそにおばさんは一瞬は戸惑うものの明るく話しだす
「へぇぇ〜〜!あなたのお母さんから聞いてたけど本当に女の子になってるんだね」
(なんだ母さんもうおばさんにしゃべってたのか)
「すごいでしょ、昨日起きたらこうなってたんだ」
「不思議な事もあるもんね、他に変なとこないの?」
「うん、別に痛いとこもないし昨日起きてからは至って体調はいいよ」
「へぇ〜〜、はぁ〜〜、ほぉ〜〜、」
おばさんは俺の周りをぐるぐる回りなにやら感心している
「ちょっと、おばさん!そんなジロジロ見られたら恥ずかしいよ
 っていうか、なにか用事あって来たんじゃないの?」
「あぁ、そうそう、あなたのお母さんに頼まれてマユの制服持ってきたのよ」
(母さんの言ってたアテというのこの事か)
「あ、そうだったんだ、わざわざ持ってきてくれて有難う、でもサイズ大丈夫かな」
「ウチのマユも同じくらいの背格好だしきっと着れるわよ、
 早速着てみましょう、私も見たいし」
「え!今から?」
正直めんどくさいが制服を気前良く貸してもらっている手前断るに断れない
仕方なくおばさんを居間に通し自分は隣の部屋へ着替えに行く

675:from ♂ to ♀
10/05/23 22:16:38 gNupUMoC
制服の入った紙袋を開け中身を取り出す
ブラウス・・・スカートに・・・リボン・・・体操着
(体操着まで入れてくれてるんだ用意がいいな)
まずはブラウスに袖を通す
「ふむ、、サイズは丁度いいみたいだ」
続いてスカートを手に取る
「ん〜っと、どうやって履くんだ、これ・・あぁ、こうか」
最後にリボンも装着し、とりあえず着替えは完了
「スカートみじかっ!これ折りすぎだろ、そういえばマユちゃんスカート短かったな
 こんなん履いてよく外歩けるなぁ」
一人でブツブツ言いながらおばさんのいる居間へ向かう
「着替えたよ〜」
「わぁ〜、すごい似合ってるわよ、サイズも大丈夫そうね」
「うん、ぴったりだったよ、有難うおばさん」
「いえいえ、お役に立ててよかったわ」
しばらく他愛もない会話を交わす
「じゃあ私この後用事あるからもう行くわね」
「あれ、そうなの?ゆっくしていけばいいのに」
「できれば、そうしたいんだけど、また今度ゆっくりお邪魔させてもらうわ」
おばさんを玄関まで見送った後、居間へ戻り再びソファーに腰掛ける
(あぁ、このまま横になったらシワになっちゃうな先に着替えちゃうか)
さっき脱ぎっぱなしにした服が置かれている隣の部屋へ向かうと丁度母が帰ってきた
「あら、榊さんもう制服持ってきてくれたの」
「うん今さっき持ってきてくれたんだよ」
「へぇ〜〜〜、うん似合ってる似合ってる」母はしきりに頷いている
「スカートも短くていい感じね」
「ちょっと短すぎない?」
「なに言ってるのみんなそんなもんじゃない、スカート長かったら男にモテないわよ」
「いやモテてどうする、男同士だぞ」
「ふ〜ん、ホントは女の子の体の自分を気に入ってるんじゃないの?
 今だって借りた制服をすぐに着てるし、自分の事可愛いと思ってるんじゃないの」
「こ、これは違うって!おばさんが着たトコ見たいって言うからしょうがなく着ただけだよ」
「そんなに慌てて否定しなくてもいいのに〜」ニヤニヤして母がからかう
悔しいが言い返せない、会う人みんなに俺の容姿を褒められ、自分に酔ってないと言えば嘘になる
このまま言い争っても分が悪いと思い、さっさと隣の部屋に入り着替えを済ます

676:from ♂ to ♀
10/05/23 22:19:45 gNupUMoC
昼食を済ませソファーに横になる
(ふう、やっとゆっくりできる、もう今日は家でゴロゴロしていよう)
             ・ 
             ・ 
             ・
「ん〜・・・」いつのまにか寝てしまっていたようだ
時計を見ると午後3時半―
寝転がったまま部屋を見渡すも母の姿が見えない(どこいったんだ?)
ふとテーブルの上に置いてある書置きが目に留まる
『原田さんから連絡があったので出てきます帰り遅くなったら、ごめんね』
(なんてストレートな書置き、少しは恥じらいを持てよ母さん)
我が子がこんなんなってんのに相変わらずマイペースな母親だ
             ・
             ・
             ・
(真昼間からヤッってんのかな)母の抱かれている所を想像してしまい後悔する
             ・
             ・ 
             ・
(女の体でSEXするのってどんな感じなんだろ)
ふと、ソファーに投げ出された自分の脚が目に留まる
スベスベの脚にそっと手を触れる・・・
(自分の体なんだし少しくらい触ってもいいよな)
ホットパンツから伸びる太ももに軽く爪立て撫で上げる
ビクンッっと体が跳ね上がる
男の時ならこんな事してもくすぐったいだけなのに女の体は不思議だ
繰り返し太ももを撫で感触を楽しむ
「・・・っふ・ん・・・んんん・・・」
しばらく感触を楽しんだ後、服の裾から手を差し込みブラをずらし胸を触る
以前元カノにしたようにやさしく揉む
「ふん…んふっ…ふぅぅぅ・・っふっふっふ」
自分の体が熱くなっていくのがわかる
我慢できずホットパンツの中にも手を入れる
「ん…あっ!ん・・・っく」
指先が敏感なトコに触れるとおもわず声が漏れる  
初めての感覚に襲われ自分を制御できない
「んんっうっんっ・・はぁはぁはぁ・・・・」
「あぁっはっはぁぁん、っく、ぁん!」
「はぁはぁはぁ・・・・ふうふう・・・」
女のほうがSEXは気持ちいいという話は聞いた事があったが、これ程とは思っていなかった
これ以上はほんとに頭がおかしくなってしまいそうだ

677:from ♂ to ♀
10/05/23 22:22:25 gNupUMoC
呆然と天井を見つめ余韻に浸っていると、少しづつ罪悪感が湧き上がってくる
(やっちまった〜〜、自分の体なのをいい事に女性の体を弄くりたおしてしまった!)
異性の体に触れていいのはお互いの心が通じ合い、同意が得られた間柄のみ許される行為
そのルールを破ってしまった自分は痴漢と変わらない
(俺は変態だ〜〜〜痴漢する奴なんて人間のクズだとすら思っていたのに、自分も同類だったとは)
(気の緩みから魔が差しただけだ、きっとそうだ・・・
 そういや痴漢や盗撮で捕まったってニュースを見ると必ず『魔が差してやってしまった』
 って言ってるな、同じじゃないか!)

(だって興味があったんだもん)
(別に無理やり女性の体に触れた訳じゃないし)
(それでいいのか?)
自問自答を繰り返し複雑な気持ちに収集をつけ様とする
その結果――
「やっちまったモンはしょうがない」
なんとも自分に都合良く結論を出す
「とりあえずシャワーでも浴びるか」
               ・
               ・
               ・
シャワーを浴び終え再び居間でテレビを見ながらゴロゴロ・・・
あっという間に午後7時―
「やっぱ帰ってこねえな〜、ご飯どうしよっかな」
腹が減ったので台所に食料を探しに向かう
冷蔵庫を開けると乱雑に置かれた食材達が所狭しと並んでいる
ちなみに俺は料理が出来ない、今探しているのは食材ではなく
少し手を加えるだけで食べれる様になる物 暖めるだけでいい作り置きした料理等がベターだ
が、こういう時に限ってそういった物が見当たらない
「むう・・・しょうがないカップラーメンにするか」
特売の時に母が箱買いしてきたダンボールからカップラーメンを一つ取り出し
ポットのお湯を注ぎ込んでいると・・・
「ただいま〜」
母が帰宅する・・・なんと間の悪い
「あら、今から食べるの?もうちょっと待ってればよかったのに」
『今から帰る』の連絡もよこさず勝手な事を言ってくれる
「いつ帰ってくるかもわからないのに待ってられないよ」
「あぁ、ごめんごめん連絡するの忘れてた
 で、他になんか作ろっか?それだけでいい?」
「これだけでいいよ、この体になって前より小食になったしね」
居間でテレビを見ながらラーメンをすする―
(なんだかんだと今日も慌ただしかったな)
明日はいよいよ学校だ、昨日以上の期待と不安が募りつつ夜が更けていく

678:from ♂ to ♀
10/05/23 22:27:59 gNupUMoC
以上です
これで3日目が終了で一応4日目まで書けてるんですが
だいぶ行き詰ってきました、モチベーション保つ秘訣とかないのかなー


679:名無しさん@ピンキー
10/05/24 00:23:50 suuFUd2a
>>678
GJ!
前にトイレの話はしたくないと言ってたが、予想通りシャワーシーンも…でもそこは想像で補完するから良いとして、話のテンポが良くて、周りも面白い人ばかりで良かった。

この後は、学校シーンでしょうが、多分その可愛さだと学校のアイドルになりそうでw
その内美人コンテストとかになりそうで怖いw

まあ、自分のペースで焦らずに、読んでて光景が頭に浮かぶ位に楽しかったです、次もお待ちしてます。

680:from ♂ to ♀
10/05/25 22:44:51 X/JMJpHV
「もう朝よ〜〜〜!早く起きなさい」母に容赦なく叩き起こされる
「う〜ん・・・まだ6時半じゃないか・・・」
「なに言ってるの、今日は朝から先生達と話しするから早く行くって言ったでしょ」
「そんな話聞いたっけ?」
「昨日マグドナルドにいた時言ったでしょ!全然人の話聞いてないんだから、
 とにかくもう起きなさい」
気だるい感じで1階へ降り洗面所で顔を洗う、顔を上げて鏡と向き合うが今日もやっぱり女だ

居間へ行くとパンとコーヒーが既に用意されていた、母の姿はない
テレビを見ながらパンを口に放り込む
やはり不安が大きいのか今一つ気分が乗らない
ゆっくり食事していると母がやってきた
「早く食べなさいよ7時には家でるからね」
「そんなに早く来いって言われてるの?」
「7時半の約束だから、少し早めに着いといたほうがいいでしょ、
 校長先生と教頭先生も同席するって言ってたし遅れるわけにはいかないでしょ」
「っていうか化粧濃すぎでしょ、なにしに行くかわかってんの?」
「あんたも女ならわかるでしょ、女はいつでも男の視線を感じているのよ」
「中身は男だっつうの、今からそれを説明しにいくんだからね、頼むよマジで」
「わかってるってば、そんな事よりあんたも早く支度なさい」
朝食を終えチャッチャと支度を済ませる、結局母より先に準備ができてしまう
「まだなの〜母さん」
立場が逆転し母を急かす
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ、すぐ支度するから」
             ・ 
             ・
             ・
母も支度を済ませ2人で玄関へ向かう、時刻は7時を5分程過ぎている

681:from ♂ to ♀
10/05/25 22:46:12 X/JMJpHV
2人並んで自転車を漕ぎおよそ20分―学校へ到着する
自転車を駐輪所に停め校舎へと歩いていく
下駄箱まで行くとすでに宮本先生が待っていた
先生の姿を見つけた母が先に声を掛ける
「おはようございます、朝早くにすいません」
「あ、おはようございます、いえいえ気になさらないで下さい」
ミヤモーはそう言いながらチラチラ俺の方を見てくる
「お、おはようございます・・」伏し目がちに挨拶する
「あ、あぁ・・おはよう、お前本当に戸田なのか?」
前もって母に話は聞かされてたはずだが、やはり信じられないと言った顔で見ている
「えぇ、まあ一応・・・」
「まあ、とにかく会議室へどうぞ校長は出張で居られませんが教頭が待っています」
母を会議室へと案内する

ガラッ― 
「教頭、戸田君とお母さんをお連れしました」
「おはようございます」柔らかい口調で教頭が挨拶する
「おはようございます、朝早くからご迷惑をお掛けします」
「いえいえ、お話しは伺っています、どうぞお座り下さい」
4人共着席しお互いに出かたを伺う
「え〜〜宮本先生の方から一応話は聞いていますが
 もう一度お聞かせ願いますか」
「じつは・・・」
母がこれまでの経緯を話す

682:from ♂ to ♀
10/05/25 22:48:29 X/JMJpHV
「君は本当に戸田祐樹君なんだね?」
「はい、そうです」
「ふむ、にわかに信じ難い話ですが本人を目の前にして否定する訳にもいきませんね」
「それじゃ、今まで通りに学校に通わせてもらえるんですか?」母が尋ねる
「学校に通うのは問題ないかと思いますが、今まで通りとなると色々と問題がありそうですね
 まず男子生徒になるのか女子生徒になるのか・・・」
「僕は男です、そりゃ今はスカートとか履いちゃって説得力ないかもしれないですけど
 中身は健全な男です」
「そうは言ってもな戸田、お前はそれで良くても周りはどう思うか」
いままで黙っていたミヤモーが話に割って入ってくる
「そうですねえ、我々だけでは判断できない問題ですね」落ち着いた口調で教頭が言う
話がまとまらず時間だけが過ぎていく
              ・
              ・
              ・
時刻はすでに午前8時過ぎ―外では続々と生徒が登校してきている
「では、当面は男子生徒として扱い、経過をみながら柔軟に対応していくということで」
教頭が話をまとめる
「ご理解頂きありがとうございます」と母が深く頭を下げる
「ありがとうございます」つられて俺も頭を下げる
「まぁ、なにぶん初めての事でお前も色々大変だろうけど、なにかあったら遠慮なく相談してこいよ」
ミヤモーがいつになくやる気になっている
「はい、ありがとうございます」もう一度頭を下げる
「では、宮本先生は戸田君を一緒に教室まで連れて行き生徒に説明して下さい」
「はい、わかりました、おまかせ下さい、行こうか戸田」
やはりミヤモーの態度がいつも俺と接する時と違う気がする

683:from ♂ to ♀
10/05/25 22:50:38 X/JMJpHV
会議室を後にし教室へと向かう、ウチの学校は毎週月曜の1限目はホームルームになっている
すでに予鈴がなり生徒はみんな教室へ入っている
教室へ向かう途中何度も振り返り後ろを歩く俺の方をみてくる
「本当に遠慮なくなんでもいってくれよ」
「あ、はい・・・」と適当に生返事で返す
すると突然
「なんだ緊張しているのか!」
そう言いながら肩に手を回してきてグイッっと引き寄せられる
(ちけえよ、なに張り切ってんだ、この人)
やんわり腕を振りほどき距離を置き教室へ向かう
教室の前までやってくると一気に緊張が高まる
「じゃあ、俺が先に簡単に説明するから呼んだら入って来い、いいな?」
「はい、わかりました」
ミヤモーが教室に入ると一瞬ドヨッっとざわめく
昨日会って話したコモリンや京介や女子3人組から話を聞いてみんな知っている様だ
中ではミヤモーが説明している、途中話の腰を折る奴などもおり中々話が進まず名前を呼ばれない
(早くしてくれ、ここで待たされるのはツライ)
ドクンドクンッ心臓の音が聞こえてくる
「戸田!入って来い」
名前を呼ばれた

684:from ♂ to ♀
10/05/25 22:52:18 X/JMJpHV
「ふぅぅぅぅ」大きく息をついてドアに手を掛ける
(できればみんな俺の姿を見て笑ってくれ、引かれさえしなければ、もうなんでもいい)
ガララッ
「オオオオオオォォォォ!」
クラス中からどよめきが湧き上がる
「すげええぇぇぇ」
「可愛いぃぃぃ」
「まじかよっ!」
色々な言葉が飛び交う教室に足を踏み入れる
「え〜〜今話した通り、見た目は変わってしまったが中身は今まで通りの戸田だ
 色々聞きたい事もあるだろうが、あまり困らせるなよ
 戸田お前からなにかあるか?」
「え?えぇと戸田です・・・」ペコリと頭を下げる
「おわりかーーーい」
「もっとしゃべれよっ」
教室のアチコチから突っ込みが飛ぶ
「じゃあ自分の席に着け」
周りの視線を感じながら着席する
いつまでもざわめきはおさまらずミヤモーの話は誰も聞いてない
最初はミヤモーも静かにさせようと奮闘してたが、さすがに諦めたようだ
今日のホームルームの議題もたいして重要ではなかったらしく
さっさと切り上げて残りの時間は自習となった

一気に俺の周りに人だかりができる
「おお、すげえまじで女じゃん」
「いつから?そうなったの?」
「俺にもしゃべらせろよ」
予想はしていたが、いざこうなってみるとなかなか大変だ
誰としゃべってるのか自分でもわからなくなる
「お〜い、あんまり質問責めにしてやるなよ」
コモリンがみんなを制止しようとしてくれるが全くだめだ
そんな状態がホームルームが終わるまで続く
1限目が終わり休憩時間に入ると徐々に落ち着きを取り戻すも
入れ代わり立ち代り人が寄ってくる
そうこうしている内にあっという間にお昼になった

685:from ♂ to ♀
10/05/25 22:54:04 X/JMJpHV
お昼休憩になると再びクラスの男友達に囲まれる
各々家から持ってきた弁当や、途中でコンビニで買ってきた弁当を広げる
よく一緒に昼食をとる者いれば、一度も昼食を一緒に食べた事ない者もいる
「よく女子生徒用の制服用意できたな」男子A
「まあ、俺としては不本意だけどな」
「なんで?そっちのが可愛いじゃん」男子B
「男が可愛いって言われて嬉しいと思うか?」
 本当はかなり嬉しい

「ブラもちゃんとしてんだな」男子C
「あぁ、うん、母がうるさくってね」
「下は・・・どうなってんの?」男子D
「これも不本意ながら女物を履いてる」
「おおぉぉ!」歓声が上がる
「見せてくれよ!」
「見てえぇ」
(やはりこういう流れになったか)
「男が履いてるパンツなんて見てどうすんだよ」
「今は女だろ、女のパンツなら見てえよ」男子C
「全くお前らは・・・ん〜まぁ、見せてやってもいいけど」
「おぉぉぉ!まじで!!」一同
「ただしタダという訳にはいかねえな、貢げお前ら」ニヤリと笑う
「うおお、最低の野郎だ」「鬼だ」「悪魔だ」
「はっはっはっ、なんとでも言いなさい、
 ん〜?しゃべってたら喉乾いちゃったなあ」
「お、俺買ってくるよ!なにがいい?」男子D
「え?えぇと、じゃあミルクティーかな」
「わかった、ダッシュでいってくる!」男子D
「あいつ、まじで行きやがった・・・・」

686:from ♂ to ♀
10/05/25 22:55:56 X/JMJpHV
「どうすんの?まじで見せんの?」コモリン
「え・・・冗談のつもりだったんだけどな」
「いや、あいつの目はまじだったぞ」男子A
「俺も普通に見てえし」男子B
「はぁはぁ、買ってきたぞ!!」男子D
「早えぇよ!!」
(どんだけ必死なんだよ、こいつ)
「そんな見たいのか?俺のだぞ?」
「むしろお前のだから見たいんだよ」コモリンがおちゃらけて言うと
「そうそう!」と一同が同意する
「笑えねぇよ、それ〜〜」笑いながらお茶を喉に流し込みチラっと男子Dを見る
全くもって笑っていない、早く弁当を食い終われと言いたげな目で俺を見ている
「こりゃ見せない訳にはいかないな」コモリンがニヤニヤしながら茶化す
(こいつ、他人事だと思って・・・)
コモリンは若干Sっ気があり俺が困る様を見るのが楽しいのだろう
弁当を食べ終わり周りが、さぁどうするんだ?と俺の出方を伺う
「ん〜・・・やっぱ見せなきゃ駄目?」
「駄目」何故お前が即答するコモリン
「約束は守らなきゃな」男子A
「そうそう男だったら一度口にしたことは守らなきゃ」男子B
「まじかよ〜俺だよ?戸田ちゃんだよ?男だよ?変態じゃん」
「男はみんな変態です」コモリン黙れ
「ちょっとだけでいいんだよ、ちょっとだけ」男子D
(仕方がない、こりゃ見せなきゃ全員を敵に回す事になりそうだ)
「しょうがねえな〜ちょっとだけだぞ、俺だって恥ずかしいんだから」
「まじで!やったぁぁ!」男子D
「まじかよ!俺も今から買ってくるから、俺にも見せてくれよ」男子C
「却下! じゃ、さっさと行くぞ」
「どこに?」コモリン
「トイレだよここで見せる訳にはいかないでしょ、女子もいんのに」
「ここでいいのに〜」男子A
「写メ撮ってこいよ〜」男子B


687:from ♂ to ♀
10/05/25 22:57:55 X/JMJpHV
騒がしい教室を後にしトイレへ向かうと、おあつらえ向きに誰もいない
(さっさと終わらせよう)2人で個室に入る
「せまっ、お前もっと奥行けよ」
「いや、無理だって」
「こんな狭いとこじゃ、やっぱ無理じゃないか」
「そんな、ここまで来てそれはないよ」
「わ〜っかたよ、見せりゃいいんだろ、じゃ、いくぞ、ほいっ」
バッバッと一瞬だけ捲ってすぐに下ろし相手の反応を見る
「ちょっっ見えねえって、まじで」
「あははは冗談だってば、ちゃんと見せてやるよ」
躊躇すると余計恥ずかしいので一気にスカートをたくし上げる
「・・・・・」前かがみの状態で無言で食い入る様に見る
「ちょっ近いって、もっと離れろよ」
「いや狭いからこれ以上は無理だってまじで」
「じゃ、ちょっとそこに座れ中腰だから駄目なんだ」
大人しく隅っこにしゃがんで再び食い入る様に見る
「も、もういいだろ十分だろ」
「いや、あのさ後ろ向いてくんない?」
「は?まじかよ、もう十分ミルクティー分は仕事したと思うぞ」
「おねがい!ちょとだけでいいから」
「ったく、もぅ〜」渋々後ろを向いてスカートを捲る              
(はぁ、こんなとこでなにやってんだよ・・)
そんな事を考えていると太ももにくすぐったい感覚を覚え後ろを振り向くと
俺が前を向いているのを良い事に超至近距離で見ていた、へたすりゃ匂いまで嗅いでいただろう
「お前っ!」後ろ足で蹴り上げると見事に股間に命中する
「うぐぁあ」悶絶して崩れ落ちる
「調子に乗るからだよ、ざまぁみろ、
 人がせっかく気前良くサービスしてやったの」
「うぐぅぅぅ・・・・」
「・・・・・・ちょ、ちょっと大丈夫か?そんな痛かった?」
股間を押さえうずくまっていると額がトイレの床に付きそうだ
自分もしゃがみ男の頭を膝に乗っける
「ううぅぅぅ・・・」
「ヤバそう?」
「うーん、今は動けそうにないから、もうちょっとこのままで・・・」
「わ、わりぃ、そんな痛がるとおもってなかったから」
「いや、俺が調子に乗りすぎたのは事実だし、俺の方こそごめん」
素直に謝られると余計に罪悪感が沸いてくる


688:from ♂ to ♀
10/05/25 22:59:59 X/JMJpHV
「そんなに見たかったのかよ、俺の下着なんて」
「・・・俺童貞だしさ、女のパンツなんて間近で見た事なかったら・・・」
(お前が童貞なのは知ってたがそこまで飢えていたとは・・・)
「いててて・・・・」男子Dは膝から顔を上げ姿勢を戻し股間を擦る
「大丈夫か?」結構長い時間痛がっているのでさすがに心配になってくる
「・・・・あのさ、血出てないか見てくんない?」
「へ・・・?俺がか?」
「うん、頼むよ自分で見るの怖いんだよ、下手すりゃ金玉潰れてるかも・・」
まさか!と思ったが先ほどの痛がり様を思うと強く否定もできない
「わかったよ見せてみろよ」
男子Dはゆっくり立ち上がりズボンとパンツをずらす
「ん〜〜なんともなってないよ〜」
しゃがみなら下から覗きこむも暗くて正直よく見えない
「もっとちゃんと見てくれよ、すげえ痛いんだって」
「ここじゃ暗いし、よくわからないよ」
「血が出てるかだけじゃなく金玉が潰れてないかも確認してくれよ」
「ど、どうやってだよ」
「触ったらわかるだろ、う・いてててて・・・」
なんかワザとらしい気もするが危害を加えてしまった手前疑うこともできない
(まあ、後で手洗えばいいか・・・)
しょうがなく男子Dの股間に手を伸ばすムニッっとした感触
男の体だった時は自分にもあった懐かしい感触だ
「うっ」ビクッっと反応する
「大丈夫か、痛かったか?」
「いやいや大丈夫、それよりよく確認してくれ」
「あ、あぁ、でも大丈夫そぅ…!?」
そう言い終えようかとした時、奴のイチモツがムクムクと大きくなっていく
「てめぇっ!!!ホントは痛くねえんじゃねえか!!」
すかさず立ち上がり股間に膝蹴りを入れる
「ぐううぁぁぁぁ!!!」
トイレに断末魔の叫びが響き渡る
俺はもう振り返らずトイレを後にするのだった

689:from ♂ to ♀
10/05/25 23:02:03 X/JMJpHV
トイレを出たとこでコモリンと京介に出くわす
「わっ!っと・・あれ、2人共どうしたの?」
「い、いや、ただの連れションなんだよ」京介がたどたどしく答える
「祐樹があんまり遅いから様子見に行こうって京介が言うからさ」
「お、お前・・・・」京介は顔を紅潮させながら言葉に詰まる
「ところであいつはどうしたの?」
「しらん、あんな奴」
「・・・・・ぅぅぅ・・・・」
「なんか呻き声が聞こえるんですけど」コモリンは大爆笑する
「なんだよなにがあったんだよ」何故かキレ気味の京介
「別に気にしなくていいって悪を成敗しただけだから」
「なんか気になる言い方だなぁ、なに一線超えちゃったの?」厭らしくコモリンが聞いてくる
「そんな訳あるか!」
「ごめんごめん冗談だってば、怒んないでよ」           
ズカズカと京介がトイレの奥の個室へ向かうと
「おい、お前なにやってんだ?」京介が男子Dの胸倉を掴み凄む
「え・・・いや・・・・」
「祐樹は顔に出さねえが、あれでも色々大変なんだよ、あんま調子乗ってると・・・・」
ギリギリと掴んだ胸倉をねじり上げる
俺達の学年で1,2を争う腕っ節の強さを誇る京介に凄まれ男子Dは半泣き状態だ
「ご、ごめん悪かったよ・・・・」
「おい、もういいって京介!」慌てて止めに入る
キ〜〜ンコ〜〜ン、カ〜〜ンコ〜〜ン
「あぁ昼休み終わっちゃったな教室戻ろうぜ」
気まずい空気が流れるものの暴力沙汰にならなくてよかったと胸を撫で下ろし教室へと戻っていく


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