戦国BASARAでエロパロ 信者7人目 at EROPARO
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800:名無しさん@ピンキー
09/12/01 18:38:55 o3ENNnuC
保守せぬのは悪!

って紅白のヒーロー系なお侍様が言ってたよ。

801:名無しさん@ピンキー
09/12/01 19:52:02 G/LNb+o3
>>800
長政様が正義厨なのは市のせい…と泣きながら歩いている綺麗なお姫様もいましたよ。言葉のわりに愛が溢れてました。

802:名無しさん@ピンキー
09/12/01 22:43:28 qcYe68Yg
よし、女孫市来たな
ファミ通買ったら発売前の今のうちに激しい妄想をしておこうと思う

803:名無しさん@ピンキー
09/12/02 22:37:11 T27Q8c3H
孫市かっこいいw
アニキと絡みがあるとかないとか…期待期待

804:名無しさん@ピンキー
09/12/02 23:56:04 Hd1v+Ag3
これで松永先生が出て孫市と一緒に居たら負ける気がしねえ

>用心深く。金にも感情にも心を動かされない。
>雑賀衆を高く評価する者とのみ契約を結ぶが、
>誰と契約しても屈することなく己の生きざまを貫く。

こういう女性を陥落させるのが酷く上手そうです。

805:名無しさん@ピンキー
09/12/03 19:21:26 +6vz/vnZ
>>804
なんてことを言うんだww
おかげで登場してもいないのにもう屈しちゃう孫市のイメージが…

松永先生といえば例の「賜る」とか「贈る」とかってアレ
新キャラたちなら何をくれるのか、もしくは受け取るのか
ちょっと聞いてみたい気もする

806:名無しさん@ピンキー
09/12/03 19:33:20 bwYqmr43
>>804
孫市のような女は…松永先生に陥落したらしたで
『愛の嵐』みたいな凄まじい関係になりそうだ

807:名無しさん@ピンキー
09/12/03 23:03:13 +7nxgtMc
流れ無視するが、利家って「オカズ」とか「食べてちゃいたい程かわいい」とかいう言葉を
誤解してそうだと、ふと思った。
「まつを食べしてしまっては居なくなってしまうではないか!」って凄く慌てふためきそう。

808:名無しさん@ピンキー
09/12/04 01:20:29 8yCyYUGB
確かに利家みたいなピュアさなら有り得そうで和んだw

809:名無しさん@ピンキー
09/12/04 02:58:35 3+MTvHh6
幸村も言いそう
意味を理解した瞬間「破廉恥でごあqwせdfrtgyふじこlp;

810:名無しさん@ピンキー
09/12/04 14:25:11 TgiI40If
長政は言葉の意味は知っているけど市の前では口にだせない。
そんな義弟と妹を眺めつつ信長公は大人の余裕でにやり。

811:名無しさん@ピンキー
09/12/04 14:40:11 Sgd+L8g3
>>810
長政は市のあの黒い手に文字通り食われそうで洒落にならない。

食べるの意味を理解してる蘭丸と言葉通りの意味しか知らないいつきで戯れるの想像した。

812:名無しさん@ピンキー
09/12/04 21:49:39 2py/Xdix
その二人を後ろから眺めながら
「本当の意味で食べちゃいたいくらい可愛いですねぇ」
と呟いて、濃姫にドン引かれる光秀。

813:名無しさん@ピンキー
09/12/05 21:43:04 +TjTdZ3f
いつきなら俺が既に食べた、と筆頭がうるさいんだけど。

814:名無しさん@ピンキー
09/12/05 23:29:50 xw4BRiua
そんな筆頭を牛蒡で愛の鞭だとシバく小十郎を受信してしまった…

815:名無しさん@ピンキー
09/12/06 00:22:31 HdTTr3eP
 信玄
幸  謙
村  信
 佐か
 助す
  が

こんな感じの並びでこたつに入って、
佐助にこたつの中でかすがにちょっかい出されて
主人の手前必死に耐えるかすがと
涼しい顔でこたつの中で触れ合う主人同士に
気付かない幸村が見たい

816:名無しさん@ピンキー
09/12/06 00:24:21 HdTTr3eP
×佐助にこたつの中でかすがにちょっかい出されて
○佐助にこたつの中でちょっかい出されて

ちょっと瀬戸内行って蜜柑貰ってくる

817:名無しさん@ピンキー
09/12/06 03:40:45 +1xFBpz1
48手にこたつ使った体位あるよね

818:名無しさん@ピンキー
09/12/06 16:02:30 gsNQrvUW
>>815
なんてギリギリなんだ(雰囲気ぶち壊し的な意味で)

819:名無しさん@ピンキー
09/12/06 16:41:36 icfa6gYi
>>815
謙信に足でコカーン弄られて耐えてる幸村を受信した

820:名無しさん@ピンキー
09/12/06 17:12:57 2s42iG85
三成×孫市を想像して悶えた
しかし早とちり

821:名無しさん@ピンキー
09/12/06 21:18:21 vSWC39Sl
むしろかすがが攻める、そんなことがあってもいいじゃないか

822:名無しさん@ピンキー
09/12/06 23:15:53 fwqUhsy8
炬燵とかすがに挟まれて
背後からかすがの手が攻めてくるんですね分かります

「こんなに硬くして……お前は一体、何を考えているんだ!」
「ナニってそりゃあかすがと良いことしたいなーって」
「……っ、ば、馬鹿」

823:名無しさん@ピンキー
09/12/07 03:31:55 xlMnZ+G+
>>822
結局佐助のターンw
でも必死で攻めるかすが可愛いなあ

824:名無しさん@ピンキー
09/12/07 13:45:46 Bq8qn3c1
>>822
かすがが後ろから手を回して…
そうなると3では揺れると評判の胸を背中に押しつけて……
腕の長さとか考えると遠いから
とか色々考えると
佐助を股に挟み込む様に抱きついているとしか……

ヤル気満々じゃないかw

825:名無しさん@ピンキー
09/12/08 02:27:27 p0Ql+r+j
そして他3人がいつのまにか見物してると

826:名無しさん@ピンキー
09/12/08 02:53:45 e75sNfPL
しかし謙信様のとなりだしな・・・

827:名無しさん@ピンキー
09/12/08 15:08:50 05fiZtIW
>>825
見学しようにも幸村がきっとうるさいor鼻血まみれで大惨事な予感。


828:名無しさん@ピンキー
09/12/10 04:33:41 +M3ro24m
お市→明智が自分の中で一番好きな組み合わせだ。
嫁ぐ前や嫁いだ後をいろいろ妄想して楽しんでるw
この組み合わせが好きだから浅井夫婦としては幸せにならないけど…


829:名無しさん@ピンキー
09/12/11 20:34:37 MT9F0i4o
そーいや好青年ぶってたんだよな、光秀w
どう優しくしてたのか気になるわ

830:名無しさん@ピンキー
09/12/12 02:29:56 vMeH6UZQ
信長に怯える家臣や悩める家臣を物腰柔らかく微笑みを浮かべながら励まし、さりげなく庇い手助けする。けれど声を出して笑うとクックックッ…ハァッハry………そんなイメージだ、好青年w光秀は。

どうしても狂気的なイメージから離れられない。

831:名無しさん@ピンキー
09/12/12 05:08:44 mhQZF7jN
>>829
そうなんだよw普段は好青年www

お市だけが光秀のことをお優しいって言うよね?
変態とは言われても優しいとは市にしか言われなかったはず
あのセリフ聞いた瞬間自分の中でお市→明智が出来上がった

832:名無しさん@ピンキー
09/12/12 05:23:57 GdCaIW24
長政→市→光秀→濃→上総介様
織田軍、素敵な五角関係

833:名無しさん@ピンキー
09/12/12 11:59:25 vMeH6UZQ
>>832
待て、五角関係になるにはそれに更に信長→長政が無いと成立しないw

834:名無しさん@ピンキー
09/12/12 13:05:56 DM4hbBVZ
>>833
いや、それなら
長政→市→光秀→濃→信長→蘭丸
のほうが自然だw
全員片思いいいと思います!

市→光秀は明智が優しいふりをしてるのが面白い
BHの台本全集にあった、
「お市殿、忍の相手は危険ですよ」※あまり心配ではなさそうに
を読んだときは正直殴りたくなったww

835:名無しさん@ピンキー
09/12/13 00:09:54 WRFbW9F4
しかし市だって散々酷い台詞吐いてるような闇思考のキャラだしな。
(仲良し夫婦の利まつに対して「どうでもいい」発言とか。)

「優しいお兄さん的存在の明智」より、自分の中の闇を理解してくれるのは
この人しかいない。みたいな感じでの思慕の方がしっくりくると
俺はオモタ。


836:名無しさん@ピンキー
09/12/13 04:00:35 QkkgigNv
なんか長政がかわいそうだ

837:名無しさん@ピンキー
09/12/13 04:09:04 QkkgigNv
心の底では本当は市にとってどうでもいい存在なのかな、長政は

838:名無しさん@ピンキー
09/12/13 04:51:52 tKwCbYt5
それでも市は長政のために役に立ちたいと思ってるからな

光秀はあれだよ、ほしいときに優しい言葉をかけてくれるっていうある種市にとっても都合のいい存在なんだろう
ホストみたいな笑

839:名無しさん@ピンキー
09/12/13 08:30:18 aIm8TKJA
暗い所(光秀)にいると落ち着くけど、
やっぱり光がある所(長政)にあこがれるんだろう。

840:名無しさん@ピンキー
09/12/13 09:36:28 5nC48LlG
嫁入り前は身勝手でただ辱しめるだけな光秀に弄ばれていたけど結婚後は自分を誰よりも愛してくれる長政に抱かれて初めて悦びを知った市、を想像した。



841:名無しさん@ピンキー
09/12/13 18:34:50 pQLrEbgs
闇方向に目覚めて光秀を平然と踏み付ける市も見たいけど
やっぱり長政あっての市の幸せなので目覚めなくていい

842:名無しさん@ピンキー
09/12/13 21:34:22 hAa/uQ9s
>>841
すごいマイナーだけど月華の剣士の響(光→天野、闇→刹那)思い出した
無限の住人の凛もそんな感じか

苦しんだ分、市には幸せになって欲しかったな

843:名無しさん@ピンキー
09/12/14 21:43:53 c4ysuVEu
市は長政と共にいることこそが幸せなんだろうかと英雄外伝やって思った。でも同時に夫の仇である憎い信長が従いながら、やはり仇である光秀に散々に弄ばれる妄想もした。


844:名無しさん@ピンキー
09/12/17 19:25:11 DlbzICfh
月華の剣士が分からず月下の棋士が脳裏をよぎった……

845:名無しさん@ピンキー
09/12/18 23:23:54 G5ixRKOI
かすがの衣装の隙間に手を突っ込みたい……

846:名無しさん@ピンキー
09/12/18 23:28:09 d1vUYr2n
佐助乙

847:名無しさん@ピンキー
09/12/20 13:38:16 XAZIQX56
あげ

848:名無しさん@ピンキー
09/12/22 00:56:09 uMgeEynj
節操の無い輩は悪だ。よって即削除だ。

って紅白のめでたい色のお殿様が怒ってたよ?

849:保管庫中の人
09/12/23 04:03:34 779i32Y6
そろそろ次スレの時期に失礼します。

長い間不在の管理人に変わり保管作業を続けて下さいました保管要員様方に大変感謝しております。

メール等は受信できる環境にありましたが、どうしても保管作業に復帰できる見通しが立ちません。
現在、私で6代目となる保管庫管理人ですが、7代目保管庫管理人を募集しております。
我こそはと言う方は保管庫メールフォームまでご連絡下さい。
勝手ながら7代目はメールの文面から独断で決定させて頂きます。

どなたもお申し出がなかった場合、現状維持の後、再度同様の文章を投稿させて頂きます。
今までどうもありがとうございました。

850:名無しさん@ピンキー
09/12/23 20:02:43 7Hna5q/d
>>849
どうもお疲れ様です。
今まで大変お世話になりました。
次の方が早く見つかると良いですね。
本当に有難うございました。

851:名無しさん@ピンキー
09/12/25 00:38:39 ioFzNUnn
メリークリスマス!!
子供組みは明日を楽しみにおやすみ!!
大人は性夜をお楽しみに!!
まぁBASARAでクリスマス関係あるのザビーくらいだろうけどな!!

852:名無しさん@ピンキー
09/12/25 01:01:10 CpNHbJZ5
つ麿 ※第2衣装
めりくり!

853:保管庫中の人
09/12/25 13:47:09 S2E/ZTKb
保管作業員の方からお申し出を頂戴いたしました。
それでは以下名無しに戻らせて頂きます。
色々ありがとうございました。楽しく管理させて頂きました。

854:名無しさん@ピンキー
09/12/25 21:11:59 6Rp1lo/B
お疲れ様でした、今までありがとうございました!

855:名無しさん@ピンキー
09/12/26 13:20:11 LmY5uDXK
前管理人さん有難うございました。
ゆっくり休んで下さいね。
お世話になりました。

次の管理人さん、宜しくお願い致します。

856:名無しさん@ピンキー
09/12/26 20:05:33 +26GzRPI
>>853
無事後継の方が見付かって良かったですね
今までありがとうございました。


新管理人の方これからよろしくお願いします

857:名無しさん@ピンキー
09/12/26 20:13:06 AYzC0Ikt
>>849
乙でした

858:保管庫”管理”人
09/12/27 10:58:15 3nbU3HgP
前管理人さんお疲れさまでした。

ご挨拶遅くなり申し訳ありません。
7代目管理人をさせていただくこととなりました…が、ちょっとログインがうまくいかなくて(致命的!)
年明けには保管作業再開します。
至らない点もあるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。

859:”管理”人
09/12/29 21:38:38 4fBzPIXr
失礼しました。ログインできました。
メール等も受信できます。
改めて、宜しくお願い致します。

860:名無しさん@ピンキー
09/12/29 22:10:37 7rbzvdt3
>>859
こちらこそ
これからよろしくお願いします。

861:名無しさん@ピンキー
10/01/03 00:39:38 qpyvYFt/
過疎だなあ……皆規制中なんだろうか


862:名無しさん@ピンキー
10/01/05 11:28:23 yRjCsyMP
正月くらい、2ch忘れてゆっくりさせてやれよ

863:名無しさん@ピンキー
10/01/05 15:38:38 eF/DK6WN
戦国BASARA3への期待からさっそく孫市のエロ妄想してるよ。
ああいう女ほどプライド砕いてめちゃくちゃ陵辱したいwwww

正統派で慶次×孫市もいいね。
学バサの第2弾出たら孫市はどういうポジションになるかな。

864:名無しさん@ピンキー
10/01/05 20:41:18 ui56TdeV
孫市は、スケ番が似合いそう
安易でスマン

865:名無しさん@ピンキー
10/01/07 16:37:24 E9QLymx6
ずっと気になっていたんだが伊達×いつきって公式なのか?
無印やったことないからあんまり詳しくないからわからないんだが


866:名無しさん@ピンキー
10/01/07 16:59:19 oEz1C9X8
>>865
全然公式じゃない
無印ではまったくと言って良いほど接点無い

2のいつきストーリーで、
今まで戦ってきた武将はいつきの名を聞きもしなかったのに
伊達には名を聞かれ、「俺がビッグになって将来お前らが一揆しなくて良いくらい
平和な世の中をつくってやるぜ」(要約)というような事を言われたいつきが
侍も悪い奴ばっかじゃねえんだな…みたいにちょっと心を開いていたのが
伊達×いつきの始まりだと思う
その後英雄外伝で伊達といつきがコンビ組んでたり(一心同体戦?だっけ)、
バトルヒーローズの伊達ストーリーで伊達が農村(いつきの居る村)を守ったりして
伊達×いつきに拍車をかけているのではなかろうか

867:名無しさん@ピンキー
10/01/07 21:56:52 cfm6RRFM
とりあえず一つ書けたんで出してみます。

板の名前とか思いっきり無視して書いてます。
織田軍慰安旅行行ってます。
蘭いつ…というつもりがカップルっぽくないです。
最後は伊達いつになってますが、カップルっぽくないです。
想像枕投げネタです。

***
「はぁ〜っ。」
退屈の意を蘭丸は溜め息で示した。
慰安旅行と称して織田軍は津軽へ温泉旅行に出かけていた。
魔王と恐れられる信長は兵から恐れられる一方、他の軍に比べて兵からの信用が薄い

その分何らかの形で兵士の士気を高める必要がある。
今回の旅行もその一環だったのだが…。
まだまだ幼い蘭丸にとっては、退屈以外の何物でもない。
「そんなの無しでついてくるのが嫌なら、とっとと織田軍から抜ければいいのに…」
蘭丸は、もう今日何度目かもう分からない溜め息を吐く。
せっかくの温泉旅行なので湯に浸かることには浸かったが、他の兵がいつまで経って
も上がらないので、蘭丸は飽きてさっさと上がっていた。
しかし当然、部屋に向かっても誰もいない。
諦めて外の景色でも見ようと宿の出入り口に向かった。
その時、
「あ。」
蘭丸は間抜けな声を出した。
彼の目の前には見知った銀髪の少女がいたのだ。
「あ、織田の。」
少女は米俵を担ぎながら蘭丸を見た。
互いを見つめあう内に少女は目つきを鋭いものに変える。
「また、おらたちの村を荒らしに来たんだな!!」
「ち、違うって!今回はただの旅行だよ!」
持っていた俵でそのまま飛びかからん勢いの少女に、風呂上がりで丸腰の蘭丸は必死
に弁解した。
ただでさえ怪力を持つ少女に重い米俵を振るわれては、流石の蘭丸も勝ち目がない。
少し蘭丸を訝しげに見ていた少女は蘭丸の言葉を聞くと「なぁ〜んだ。」と米俵を横
に下ろした。


868:名無しさん@ピンキー
10/01/07 22:02:24 cfm6RRFM
この温泉宿は少女―いつきの村のお得意様らしく、今回は仕入れを手伝っていたとの
ことだった。
手伝いを終えた二人は、とはいっても蘭丸はほとんど役に立たなかったのだが、中庭
に面している部屋で二人で話していた。
「そっか、戦いに来たんじゃあ、ないんだな。」
「だから、さっきそういったじゃん。」
「…悪かっただな。」
いつきはうつむきながら言った。
その様子を見て、蘭丸はあわてて話を変えようとした。
「そういえば、こういう場所に来たら普通枕投げだよな?」
「…は?」
いつきの明らかに訝しんでいる視線と、間抜けな声を聞いた蘭丸は、余計必死に弁解
を考えた。
「ほら、例えば…この世が平和になって、戦乱が無くなったら、みんなで旅行で枕投
げしたら、どうなるかな〜って…」
自分の口から出た言葉に、蘭丸自身が驚いていた。
一体自分は、何を言っているのだろう。
自分の仕えている武将、織田信長は、自身がこの世を統べるために戦っている。
しかし、信長の欲は留まるところを知らない。
彼の統べる世界が平和なものになるとは、到底あり得ないことだと蘭丸もよく理解し
ている。
それなのに…。
そんな蘭丸の思惑とは対照的に、いつきはクスクスと笑っていた。
「それ、面白いだな。」
蘭丸はそれを見て、取り敢えず話を合わせることにした。
「だろ?例えば信長様は、右手にはいつも小さめの抱き枕を持ってて、左手では枕を
投げまくるんだ。」
「へぇ〜、奥方はどうなるんだべ?」
「濃姫様は…普段は指示を出すのが仕事で、いざというときは、着物の裾から枕を大
量に取り出すとか。」
「ふーん…他のお侍はどうなんだ?」
「他?…武田とか、上杉とかのこと?」
「んだ。」
そう言われて、蘭丸は少し考え込んだ。


869:名無しさん@ピンキー
10/01/07 22:07:30 cfm6RRFM
「…とりあえず、武田はいつも通りなんじゃないかな?」
「それって、どんな感じだ?」
「んー、武田の大将が指示出して、真田が切り込んで…。あ、あと忍がいるから、そいつが裏で小細工するんじゃない?」
「小細工って…枕にか?」
「…駄目かな?」
「いいんでねぇか?おらもそこまでは考えてなかったべ。」
「んー…。あ、そういえばあの忍は他の忍によくちょっかいを出してたな。」
「他のって?」
「俺の知ってる限りでは、あいつは上杉のくの一によくちょっかい出してた。」
蘭丸は自身の知る限りの武将の名前を必死に思い出していた。
「アイツはすぐ怒るから、あっさり隙を突いてやられそうだな。」
「確か噂で、上杉のお侍はすごく綺麗だって聞いたんだ。」
「大将はね。で、他に誰が居たっけ…」
蘭丸が考えている隣で、ぽつりといつきが言った。
「おら、青いお侍さんを知ってる。」
「…伊達のこと?」
「名前までは、覚えてねぇだよ。6本の刀を使う…」
「そいつが伊達って奴だよ。でも枕投げで、6つの枕を同時に持つのか?」
それを聞いて、いつきが噴きだした。
「そりゃ、ねーべ!いくらなんでも無理だべ。」
「だな〜。手を振りまわしてるときにみんな飛んでっちまうよ。」
それから二人は笑いながら、枕投げのことを話し続けた。
北条はくだらない威光を振りかざす氏政を蔑ろにして、小太郎が戦線を仕切るだろうと。
前田は相変わらずの夫婦の熱愛っぷりで、慶次が敵より味方に苦戦するだろうと。
浅井では長政が枕投げではあるかどうかも危うい正義を主張し、お市がやられると根の国から死者を呼びだすだろうと。
もっともここまで話して恐ろしくなり、二人の間で少し沈黙が続いたが。


870:名無しさん@ピンキー
10/01/07 22:10:31 cfm6RRFM
やがて蘭丸を呼ぶ声が聞こえ、蘭丸は別れを告げた。
「悪かったな、おらが引きとめちまって。」
「大丈夫。じゃ、ありがとな。」
蘭丸は声の主―濃姫の方へ駆けて行った。
いつきはふと思い立ち、近所の他の宿へ向かった。
番台に一言挨拶し、奥の部屋へと向かう。
ふすまをバンッと開け、部屋にいた人物を呼んだ。
「青いお侍さん!今暇か?」
青いお侍こと伊達政宗は、振り向いていつきを見た。
「Heyいつき!珍しいな。何かあったのか?」
「なあ…。」
いつきは一呼吸置いて口を開く。
「お侍さんは、枕投げの時どうやって戦うんだ?」
 了
***
あとは伊達いつでも何でも脳内保管でお願いいたします。

871:名無しさん@ピンキー
10/01/07 22:42:17 USinCFOn
>>867
>>1-2のテンプレよく読んで
他の職人さんの投下の仕方見ながら書くともっと良いと思う
別に何か不備があったとかそう言うわけではないけど
テンプレとかよく分らないで投下してるように感じたので一応
違ったのならスマン

872:名無しさん@ピンキー
10/01/08 00:34:18 33D/ns2c
>>871
ご指摘どうもありがとうございます。
ログを見ていろいろ勉強させて頂こうと存じます。

873:名無しさん@ピンキー
10/01/08 01:13:07 6BG+abdu
>>867
超ほのぼのしました!にこにこえがお!!今後もぜひもりもり書いてください^^
楽しみにしています

874:名無しさん@ピンキー
10/01/08 02:01:32 jr6avrXB
蘭いつのほのぼのネタに萌えたよGJ!

875:>>870の続き
10/01/08 20:24:19 33D/ns2c
上の話で蘭丸側のオチ
蘭丸と濃姫の親子話
相変わらずの調子ですが、ちょっとシリアス気味。





「蘭丸君、蘭丸君?」
「お呼びですか、濃姫様?」
いつきと別れた蘭丸は濃姫の元へ直行した。
「ああ、良かった。あなたには退屈だろうから、いなくなってしまったのかと思ったわ。」
濃姫は蘭丸の顔を見て安堵する。
「そんなことございません。」
実際はそうだったのだが、蘭丸はあえてそれを口にしなかった。
「しかし濃姫様。貴方様が直接来られなくても、他の者にさせては…」
「大丈夫よ。」
蘭丸の言葉を濃姫は遮る。
「私がいなくなっても、悲しむ人はいないから…。」
優しく、何処か自嘲気味に濃姫は微笑んだ。
蘭丸はその表情を見て不安になり、濃姫の着物の袖をつかんだ。
「そんなことございません!!濃姫様が居なくなられたら、蘭丸は寂しゅうございます!!どうか、そのようなこと仰らないでください!」
濃姫が一瞬、儚く消えてしまいそうに見えた蘭丸は、泣きそうになりながら必死に叫ぶ。
濃姫はその言葉にはっとし、蘭丸の頭をなでる。
「大丈夫よ。私は、ここにいるもの…」
そう言って蘭丸を優しく包み込む。
蘭丸はその温もりに包まれながら、先程いつきと自分の間で交わされた会話を思い返す。
確かに自分は、自身の主である信長の全てに憧れている。
しかしいつきとの会話は、その憧れとは正反対の物だった。
自分が何を目指すのか一瞬不安になった蘭丸は、濃姫にしがみ付く。
濃姫はそれをしっかりと受け止めていた。
今、目の前にいるこの人は、何を思って信長様について行くのだろうか…。
漠然とした疑問を胸に秘めながら、蘭丸は静かに目を閉じた。

876:名無しさん@ピンキー
10/01/10 01:27:25 K1YKV2eO
>>875について
了って書き忘れていましたorz
>>867の蘭丸の一人称は脳内修正お願いいたします

877:名無しさん@ピンキー
10/01/10 11:45:11 PVZVnEJG
なんだか低年齢化してきたね

878:名無しさん@ピンキー
10/01/11 21:07:59 UjGVTn5f
>>876
>>871の指摘に従ってログやテンプレ見て
理解した上で書き込んだのならちょっと……
ここは18歳未満の方は禁止の板です
このスレのテンプレ以前に
この板のローカルルールをしっかり読んでから書き込んで下さい

879:名無しさん@ピンキー
10/01/11 22:37:43 Uf/Qa2wh
>>876
レッツオッパーイィ!

>>877
レッツオッパーイィ!

>>878
レッツオッパーイィ!

880:名無しさん@ピンキー
10/01/12 22:19:26 04T54RnO
>>876
切ない親子ネタGJ!
ログは見てもテンプレは読んでないのかな?
分かりやすくいうと、E-mailの欄にsageって入力
貴重な書き手さんにキツい事はいいたくないけど、よそで嫌な目にあう前に多少は勉強しといた方がいいよ

881:名無しさん@ピンキー
10/01/12 23:15:37 XoRUixdK
理解が遅く済みませんでした
今後気をつけます

882:名無しさん@ピンキー
10/01/13 20:10:19 pbdppJTZ
新キャラは”純白可憐”な鶴姫かー
うむうむ、このスレ的には
孫市も鶴姫もおいしそうではあるな

883:名無しさん@ピンキー
10/01/14 01:17:42 vUeFYkMk
>>265-266
オメw

884:名無しさん@ピンキー
10/01/14 01:30:05 I1EeYg5j
孫市は経験豊富な美女として慶次を始め各軍の男達を手玉にとったり
鶴姫は子供で無知そうなのを逆手にとられて処女をアニキに奪われる妄想をしたw
子供枠に鶴姫が来たからいつきが成長して銀髪美人になっている事を期待

885:名無しさん@ピンキー
10/01/14 23:43:46 29mFOTBc
いつきがロリでなくなってしまう!

うれしい様な、悲しい様な…複雑w


ま、出ないかもだけどな

886:名無しさん@ピンキー
10/01/15 10:16:05 wOAkGZl6
島津のじいちゃんはバーローズが伏線になっていたから
いつきもバーローズであったようにまつ様タイプのお姉様になってたり

力ではなく優しさで人の心を掴んでいく美女いつきちゃん…
を妄想していたら一番掴まれちゃいそうなのが大谷だったw

887:名無しさん@ピンキー
10/01/16 01:02:07 MqPWsrAd
成長するのもおいしいけどあえて永遠のロリってのも捨てがたい
なんせ神様の力を授かってるわけだし
でも出てくれるならどっちでもいいや…

888:名無しさん@ピンキー
10/01/16 09:30:10 r4q4wQS8
鶴ちゃんキター!
可愛いのう。個人的に元就に遊ばれて欲しいわ。
孫市様は雑賀衆の皆さん+慶次とご乱交なさってほしい。

いつきは18くらいのいい時期に育ってるの見たいな。

889:名無しさん@ピンキー
10/01/16 21:05:28 I1kzOmOp
慶次と孫市何気に楽しみだなぁ

890:名無しさん@ピンキー
10/01/16 21:45:35 gtedm3jS
慶次は恋恋言ってる割にエロパロでは使いにくいキャラだったしな

891:名無しさん@ピンキー
10/01/16 22:58:44 LTxffy80
今後期待できそうな展開

・奥手な慶次に色々教えてくれる孫市姐さん
・松永先生に屈服させられる孫市姐さん
・元就に弄ばれる鶴姫
・松永先生に調教される鶴姫
・どじっこ属性が災いして女心を妙にくすぐりモテモテの黒官
・純潔を奪われ先見の目を失う鶴姫
・孫市姐さんのお色気講座

892:名無しさん@ピンキー
10/01/17 01:27:29 XzmgtHZt
・孫市と鶴姫に攻められる幸村

893:名無しさん@ピンキー
10/01/17 02:03:41 bGtp45Ve
やっぱ巫女さんは純潔を失うと力が使えなくなるのか
ちゅーことは、ウカノメ様の力も…

この手を使って刀狩りならぬハンマー狩りを行う豊臣軍
が、生娘相手に体力が限界を迎え吐血フィニッシュした半兵衛
動かなくなった半兵衛に驚いてすぐに助けを呼びにいくいつき
襖の開く音に振り返ったら血まみれの女の子が立っていて気絶する三成
翌日半兵衛と三成を人質に豊臣軍と交渉に入る一揆衆

うむ、体力のない半兵衛だと駄目だな。ここは若い三成に任せようか
と、思ったけどもう眠いから寝る

894:名無しさん@ピンキー
10/01/17 02:07:44 OnSjST9O
・元親に乙女から女にされる鶴姫
・巫女なら不運を解消できるかもな黒田。あわよくば
 「慧眼」「先見の眼」で天下を目論む黒田。
 

895:名無しさん@ピンキー
10/01/17 02:08:48 OnSjST9O
破魔矢っていろんな意味でハートを貫くんだと思うんだ。

896:名無しさん@ピンキー
10/01/17 11:01:57 UlcLFrtG
黒官→鶴姫の口説き文句?

黒「ふ……不運なんだ」

897:名無しさん@ピンキー
10/01/17 11:33:24 OnSjST9O
wwwwww


898:名無しさん@ピンキー
10/01/17 23:02:09 CXuyULkS
実はビアンの孫市姐さんが鶴姫ちゃんに悶々とする百合物とか

899:名無しさん@ピンキー
10/01/17 23:05:41 OnSjST9O
孫子「鶴姫様・・・・はぁぁん!!」




イイなそれ!!!

900:名無しさん@ピンキー
10/01/18 01:59:42 28cYx+ZC
>>899
おそらく違うとは思うんだけどさ
「孫子」じゃ『風林火山』の言葉の
元ネタの兵法家を思い出しちゃうからやめてwww

901:名無しさん@ピンキー
10/01/18 22:09:33 GD2atTqc
>>899
>>900で突っ込まれてるが腹筋崩壊したw

保管庫更新されてるね
保管員さま、管理人様お疲れ様です!

902:名無しさん@ピンキー
10/01/23 20:59:08 Ek4WXhqj
保守代わりに何かネタを落としたかったが何も浮かばないorz


903:名無しさん@ピンキー
10/01/23 22:55:18 1ske0S+i
イベント的にネタになりそうなのは、バレンタインか節分とかか…

・やはり定番、バレンタインのお菓子作りネタ
 孫市や鶴姫の料理の腕前はいかほどか?

・大雪に見舞われた各陣営の様子を中継
 雪見酒、雪合戦、現代パロでウィンタースポーツでも何でもお好きに
 奥州と越後では雪祭りができそうだ

・節分 → 鬼退治 → 西海の鬼フルボッコ祭り(性的な意味で)

まあイベントなくても、単純に
凍えそうな季節に愛をどうこう言って
冬のせいにして温め合うって手もあるよね。

904:名無しさん@ピンキー
10/01/23 23:22:21 /zx+QC27
西川乙w

905:名無しさん@ピンキー
10/01/24 12:49:22 SoV86jDI
家康の正室の名も鶴姫・・・・
とゆうか、なぜ鶴姫には苗字が無いのか。

906:名無しさん@ピンキー
10/01/24 12:51:36 7QcHmSF5
この時代は名字がある人のほうが珍しいから普通じゃないかな

907:名無しさん@ピンキー
10/01/24 21:13:05 +/I02lA3
織田濃
前田まつ
浅井市

908:名無しさん@ピンキー
10/01/24 22:41:58 LQqA8z3N
女性は、通称のみで名前も残っていない人の方が多いからな…
あと、ググれば分かると思うが、当時は女性は嫁いでも苗字は元のままだ

909:名無しさん@ピンキー
10/01/24 23:05:38 VtUNXcnz
濃姫は斉藤帰蝶、鶴姫は大祝(おおほうり)鶴のはず

910:名無しさん@ピンキー
10/01/25 01:55:31 BomqDP9g
きちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

さてもうすぐバレンタインですね
豆まきもありますね

911:名無しさん@ピンキー
10/01/25 03:57:22 qjgFK/TV
>>909
すげえめでたい名だな、鶴

912:名無しさん@ピンキー
10/01/25 20:26:58 cR7gJsaW
>>911
そこで「鶴の恩返し」ですよ。

鶴姫「助けて頂きありがとうございました。」


913:名無しさん@ピンキー
10/01/26 00:54:10 sgQOvu0g
鶴姫☆の必殺技はパンチラ状態らしいな

914:名無しさん@ピンキー
10/01/26 01:00:14 Zj7kr+Uq
幸村あたりはは顔真っ赤にするだろうな〜

915:名無しさん@ピンキー
10/01/26 01:00:39 Zj7kr+Uq
266 :最後尾の名無しさん@3日目 :2010/01/26(火) 00:57:36 ID:SeDiQgbY
ナリツル・・・

就「どちらにせよお前の軍は滅びる運命・・・。
  選べよ鶴姫!我に食われるか、鬼に食われるか。」

916:名無しさん@ピンキー
10/01/27 01:13:19 ERqlcoyC
適当にクグってたら史実で鶴姫の神社が毛利氏に
加護された事を知って元就と鶴姫に接点がある事に萌えた
アニキじゃ生温そうだから冷酷な元就なら鶴姫を調教的な意味で
手酷く弄んでくれそう
孫市は慶次よりやっぱり洋風同士でアニキと似合うな

917:名無しさん@ピンキー
10/01/27 01:17:34 72FpLwMc
鶴姫を手酷く弄ぶ・・・・


有効ですb

918:名無しさん@ピンキー
10/01/27 15:06:38 rHTgD+Vz
犯し手「辱」(おかして「じょく」)
…元就さま自ら鶴姫を犯し、恥辱にまみれさせる
輪し手「姦」(まわして「かん」)
…兵士を呼び出し、鶴姫をリンカーンさせる

どっちがいい?

919:名無しさん@ピンキー
10/01/27 19:06:10 ViOxdM7K
両方で頼む

920:名無しさん@ピンキー
10/01/28 00:21:07 WDhIRdSs
ひでぇ技だww



元就様でたのもう。

921:名無しさん@ピンキー
10/01/28 01:20:00 59UmM77t
規制解除やっとキタ!
鶴姫可愛いよ鶴姫
鬼畜でどSな元就様に攻められる鶴姫。一見荒っぽいけど実は優しくてヘタレなアニキに攻められる鶴姫。
うむ、どっちも妄想でご飯3杯はいけますな!

922:名無しさん@ピンキー
10/01/28 06:54:28 cU7ngdbk
自分は松永×鶴姫
純真無垢ゆえの天然小悪魔なフレンチロリータといけないパパ的な

923:名無しさん@ピンキー
10/01/28 10:48:13 WDhIRdSs
松永さん怖い。鶴姫が泣いてしまうん。

924:名無しさん@ピンキー
10/01/28 23:11:42 8CoRBa5E
毛利はいつきで前科があるからなー
もし鶴姫ストーリーにも出てきたら
純真な少女にさぞかしトラウマを植え付けてくれるだろう

925:名無しさん@ピンキー
10/01/31 20:02:13 3N4wN/es
鶴姫と毛利の絡み期待してる人多いな
自分もその一人だが
随分前のこのスレで瀬戸内のエロパロも見たいから鶴姫出ないかなっていうレスがあったが本当に叶ったな
鶴姫の無垢で天然に振り回されて計算できず調子が狂う元就を妄想して萌えてしまう…

926:官兵衛×鶴姫 1/8
10/02/01 02:24:50 5Us+C05X
鶴姫との絡み、瀬戸内組はきっと充実するだろう。陵辱とか楽しみだー。
ところでなぜか誰得すぎるクロカン×鶴姫、まさかの恋の始まり的な謎電波が降りてきたので
保守がてら。
限りなく和姦に近い陵辱。挿入は無い。

──────────────────

「姫様、おやめ下さい!」
「困った人を助けに行くだけでしょう? だいじょうぶ!」
 制止する声を背に、鶴姫は軽やかに舳先を蹴った。
 自身の乗る関船の舳先から臆することなく跳躍し、脇からすべり出した小早の船上へと、危なげなく着地する。
 そうして、武装した数隻で形成される船団の配下を振り返り、手を振る。
 主君の無邪気な暴挙に、小早に乗っていた数名が顔を見合わせ、渋々と同乗を許す。そんないつもの風景に
にこりと微笑み、鶴姫は前を向いた。
 目の前に広がる、凪いだ海。同じほど青い空。昨日までの嵐が過ぎ去り、太陽の光をきらきらと反射する様が
美しい。
 その風景の中で一つだけ異質な、沖合いに停泊する、五隻の商船団。
 幻で見たとおりの景色が、そこにあった。
 その内の一隻が、鶴姫の住む隠れ社に近い岬に流れ着いたのは、一刻ほど前のことだった。
 助けに現れた村人に、憔悴した船乗りは、堺へと向かう途中で嵐に遭遇したと語った。
 船はまだかろうじて動く。すっかり潮にやられてしまった荷は諦めるほかないが、生き残った船乗り達のために
食料と薬を売ってもらえぬか。
 その懇願を快く承諾し―それからわずかもせぬ内に、複雑に入り組んだ岸壁のあちらこちらから数隻の小早と
関船が現れ、いったいどこからと目を白黒させた船乗りを問答無用に乗せて海原へと漕ぎ出し、そして今に至る。
 鶴姫たちと船乗りを乗せた小早が、難破した五隻の中でも最も大きな商船へと近づく。
 距離が詰まるにつれ、荒れ狂う海に叩きのめされた傷痕の風情が、はっきりと分かる。
「おおい、皆、助けてもらったぞ。もう大丈夫だー!」
 船乗りが仲間に向かって声を張り上げ、商船から垂らされた梯子を上り始める。
 船のあちこちでぐったりしていた船員たちが、戻ってきた仲間の声に顔を上げ、表情を輝かせた。
 鶴姫と共に来た数名の兵が食料を運び込むと、歓声へと変わる。
 その喧騒の中で、船長に挨拶しようと、それらしき人物を探して首を巡らせていた鶴姫の肩を、共に戻ってきた
船乗りが背後から叩いた。
「船室に長がいるんだ。すまんが一緒に来てくれないか」
「はい、もちろん!」
「姫様、お待ち下され。我らも共に―」
「だいじょうぶ。皆さんにちゃんとご飯を食べさせてあげて下さいね!」
 素直に請け負い、ついて来ようとする心配性の兵たちを残して、彼女は甲板の中央付近か内部へと続く狭い通路を
降りた。
「ここだ」
 案内の者に示された戸を開け、中に入る。
 机上の灯りと、控えめにしつらえた窓から入ってくる淡い陽射しだけのせいで、室内は薄暗い。素早く甲板と
行き来できるようにか、向かい側にも同じような戸がある。
 嵐にも耐えた頑丈な作りのためか、戸を閉めると甲板の喧騒はほぼ聞こえなくなり、直接船体を揺らす波の音も
かろうじて聞こえるかといった静けさが支配する。
 しかしそれらしき人物は、いなかった。
 代わりに、船室の片隅に背をもたれさせ、影に溶けこむように一人の男が座っていた。
「……誰?」
 思わず鶴姫は誰何した。
 船長のはずがない。そう思ったのは、彼の手に嵌められた手枷と、そこから伸びた鎖と鉄球の存在だった。
 一回りは上であろう年齢と、立派な体躯。しかし服装に煤けた雰囲気があるせいか、そこはかとない陰鬱さ
を感じさせる。前髪が長いせいで顔がよく見えないのも一役買っている。
 少女からの問いかけに、男が顔を上げた。
「お主は?」
 逆に問われる。
 外見の印象とは少し違う、理知を秘めた低い響き。危険を伴う人物にはどうにも思えぬ相手に、元来薄い警戒心
しか持たぬ鶴姫は素直に答えた。
「難破しかけたあなた方を助けに来ました。あなたにも後でお食事を持って来させますね。長はどこにいます?」
「反対側から出て行った。ところで、お主たちはなぜこれほど早くこの沖まで来られた」
「見えたんです。この船が嵐で壊れそうになるのと、助けを求めて島に流れ着く人が」

927:官兵衛×鶴姫 2/8
10/02/01 02:26:16 5Us+C05X
「見た? 夢でか?」
 男が軽く首を傾げた。
 違うと答えかけ、力を明かしてはならないと社の者たちに固く口止めされていたことを思い出し、鶴姫はこくんと
うなずいた。
「ええ、見ました」
「それ以外の根拠もなく?」
「え? はい」
「……そんな夢だけで、何の縁もない船を助けに来たというのか」
 呆れとも安堵ともつかぬ声が、こぼれる。
「気にしないで下さい。ここはわたしの海、そこを通る人たちをわたしがドーンと守るのは当然ですよ☆」
 もう安心だと胸を張り、鶴姫は自信たっぷりに微笑んだ。
 しかし、男の陰鬱さは変わらなかった。無精髭がちらほら見える口元が皮肉気に歪み、自嘲めいた呟きをぼそりと
発する。
「お主には悪いが、いっそ海に沈んだ方が良かっただろう」
 死を望むような一言に、鶴姫は目を見開いた。
 なぜと問いかけようとして、自然と、男の手枷に視線が絡め取られる。諦観は、きっとこの枷がもたらしたもの
なのだろう。
 どれほど強固な絶望なのかと、暗がりでいまいち良く見えぬそれを確かめたくなり、鶴姫は男に近寄った。
「……どうして鎖に繋がれて、この船にいるんですか?」
「あるものを欲し、それを良く思わぬ者たちに陥れられ、九州で穴倉へ押し込められていた。今になって始末したい
のか、呼び出しを食らって送られているところだ。堺へ着けば、首と胴体が離れるであろうよ」
「いったい何を望んだらこんなひどいことをされるのですか」
「箒星を」
 端的な答えと共に、男が立ち上がった。
 そうして立つと、鶴姫より頭二つ分ほども上背があることがはっきりと分かる。天井に頭をぶつけるのではないかと
ついおっかなびっくり心配しながら顔を上げると、不意に、男が穏やかに笑った。
「そして小生がそれを掴むには、先見の目を持ちし巫女よ、お主の力が邪魔になる」
「――え?」
 男の腕が動き、鶴姫の手首をぐいとつかんだ。
 引っ張られ、手枷を嵌めた腕の中へすっぽり囲われるように、捕まえられる。
 唐突すぎる無礼な振る舞いに、思わず彼女は叫んだ。
「何をするんですか!」
「名乗りが遅れたことを詫びよう。小生の名は黒田官兵衛。黒田軍総大将にござる。これより、お主らには我が
軍門に下っていただく」
「どういう―」
「謀らせてもらったという話だ。お主がどの程度『見える』のかに難儀したが、自身が関われぬ未来のみであれば
付け入る隙もあると信じた甲斐があった」
 言葉を失った鶴姫へ、官兵衛と名乗った男が静かに言い継ぐ。
「既に我らの本隊は動き出し、この場と、お主の里を包囲しにかかっている。皆の命を守りたくば、速やかなる
降伏を決断することを薦める」
 淡々とした物言いが、逆に、いかに取り返しのつかぬことであるかを自覚させる。
「――」
 人質にされたのだとようやく合点が行き、鶴姫は大きな目を極限まで見開いた。
 力を、最初から知っていた。
 嵐の海での難破そのものが、仕組まれた罠だった。
 仕向けられた会話の一つ一つが鶴姫の力を測るためのものであり、確信を深めるための材料に過ぎなかった。
 それなのに何一つ気づかず、まんまと踊らされて、蜘蛛の巣に飛びこんでしまった。
 こちらを見下ろしてくる、屈強な体躯に似合わぬ陰気な顔をキッと睨み上げ、鶴姫はわなわなと肩を震わせた。
「騙したなんて、ひどい!」
「この程度に引っ掛かるようで、よく、毛利と長曾我部に挟まれたこの地から、名乗りを上げたものだ」
 子どもの無茶を嗜めるように、官兵衛が嘆息する。
「この海を守りたいと思って、何が悪いのですか!」
「悪くはない。が、今の世へ打って出るは、お主のような娘御には荷が重過ぎる。何よりもその目が、お主をただの
道具へと変え、不幸にする」
「道、具?」
「その特異なる力を利用しようとする者に捕らえられ、望まぬ未来を見続けさせられ、心を砕かれてしまっても
良いのか」

928:官兵衛×鶴姫 3/8
10/02/01 02:27:29 5Us+C05X
 有り得ない未来に、鶴姫は反射的に言い返した。
「そんなひどいことをする人、いるわけが―」
「居る。それも、一人や二人ではなくな」
 哀れみを混じらせて、官兵衛が首を横に振った。
「そやつらに形ばかりでも預言者として大切に扱われ、重用されるのであればまだいい。小生のように手枷を
付けられて穴倉に押し込められたらどうする。穴倉生活は悲惨だぞ。運ばれてくる三度の飯と寝る以外にできる
ことといえば、外の天気を壁に記録するか、素読をするか、身体を鍛えるか、鉄球に乗って転がす練習をするか、
手淫に耽るかぐらいのものだ」
「しゅいん?」
「ああ、すまん。そこは忘れてくれて構わん。ともかく、戦場に果てる数多の死を見て、苦しむ。その未来を、
考えたことがあるか? 小生のためにも、お主のためにも、その力はあるべきではない」
 見透かしたような断言に、むっと鶴姫は頬を膨らませた。
「どうして力を持たないあなたに、未来を見てきたみたいにそう言い切られなくちゃならないのか分かりません」
「小生にも、長年培ってきた先見の読みがある」
「それがあっても、穴倉に閉じ込められてしまったのに?」
「手痛いな」
 鋭い指摘に官兵衛が苦笑した。
「だが、だからこそお主にも同じことが起きるとも言える。未来を見る力で人は救えても、己を守ることはできぬ」
 間近から見下ろされ、前髪に隠れてそれまで分からなかった官兵衛の瞳が、その時はっきりと見えた。
 そこに浮かぶ、凄惨な風景を見てきた哀しみと、忠告めいた真摯な光。
 垣間見えた本心が、胸をざわつかせる。
 この、あまりに近すぎる距離がどうにも不利だった。ひどく落ち着かなくさせる。
 もう騙されてなるものかと、ことさらに鶴姫は肩に力をこめた。
「でも、人を救うために私に備わった力です。それを使わないのは、間違ってます」
「その選択が、自らを砕くとしてもか?」
「当たり前です!」
「では仕方ない」
 もう一度、官兵衛が嘆息した。
 次の瞬間、逸らすこともできぬ強さで、射竦められた。
「小生がここへ来た目的は二つだ。一つは河野水軍を我が傘下に入れること。もう一つは、お主を只人にすることだ」
「只人……?」
「古来より、穢れを知った巫女の力は消えると言う。そういうことだ」
「そういうって……どういうことですか」
 意味が分からず、鶴姫はつい訊ねた。
「男女の睦みごとだ」
「睦みごと?」
 反復に、官兵衛が困ったように顔をしかめた。
「まあ、一口で言えば恥ずかしいことか」
「恥ずかしい?」
「それと痛い」
「痛い!?」
「その点については、先に謝る。恨み、憎んでも構わぬ」
 鶴姫は眉根を寄せ、首を横に振った。
「嫌です! 私が力を失くしたら、この瀬戸内の海を誰が守ると……!」
「案ずるな。河野水軍が我が軍門に下れば、この海を守るのはこれより小生の役目だ」
 それを皮切りに、官兵衛が背を丸めた。
 背中に回された腕に、力がこめられる。抱きすくめられ、急速に近づいてくる顔に困惑して目をつぶった瞬間、
前触れなく唇を塞がれた。
「んんー……!」
 押しつけられる、かさついているような柔らかいような奇妙な感触。
 官兵衛の説明では自分の身にこれから何が起きるのかまるで分からず、鶴姫はただ唐突な接触を、本能的に身を
よじって拒絶した。
 が、唇が離れただけで振りほどくことは叶わず、顔を背けてあらわになった首筋へと吸いつかれる。伸びかけた
髭のざらついた感触に加え、肌を吸われているという状況に、恐怖が一気に膨れ上がり、鶴姫の華奢な身体をのみこむ。
「やめ……!」
 言葉を奪うように、再び唇を塞がれた。体格差があるため、気づけば少し喉を仰け反らせるような格好になる。
 あまりに長く息を止めさせられ、新鮮な空気を求めて鶴姫が無意識に口を薄く開いた刹那、思いもよらぬ事態が
起きた。

929:官兵衛×鶴姫 4/8
10/02/01 02:28:41 5Us+C05X
 唇を舌でこじ開けられ、官兵衛の舌が割り入って来る。
 そう理解した瞬間、爆発的なほどの羞恥が鶴姫の内側に芽生え、かあっと全身を熱く染めた。
「やっ……んん…っ!」
 叫ぼうとした声ごと、絡め取られた。先刻までの淡白な物言いからは想像できぬ熱い舌が鶴姫の舌先を弄び、
口腔をざらりと蹂躙される。
 必死に引っこめようとした舌を強く吸われ、音を立てて唾液を吸われる。貪るような口づけに翻弄されている内に、
恥ずかしさで頭にまで血が上り、意識にぼうっと霞みがかかり始める。
 背筋が凍り、身体が動かない。
 しかしその恐怖は、逃げ出したいという戦慄だけが生み出すものだけではなく―違う恐れをも含んでいた。
 官兵衛から与えられた熱が喉を通って身体に染み、恐怖が、違う何かへとじんわり作り変えていかれるような、
奇妙な感覚。
 不意に官兵衛の顔が離れ、胸元で蝶々結びにしていた布をその歯で引っ張った。しゅるりと音を立て、布が外れる。
「万歳」
「…え?」
「両腕を上げる」
 淡々とした口調に、意味も分からぬまま鶴姫は両手を上げた。と、いつの間に固定用の紐を外していたのか、
胸元を守る胴鎧をするりと抜かれた。
 素直さに、官兵衛が苦笑する。
「もう少し警戒した方がいい」
 喋りながら、彼の手が、首の後ろ側の襟へと伸びた。
「え? あ、ええ!?」
 軽く隙間を作るように着物を緩められたかと思うと、背中側に落とすようにするりと肩を剥き出しにされた。
 引っ張られた着物で、自然と両腕が拘束されてしまう。
 あまりにあっさり剥かれ、言葉にならぬ驚きに口をぱくぱくさせている内に、浮き出た鎖骨へ官兵衛が唇を寄せる。
「待っ」
「待たぬ」
 鎖骨の窪みを食むように、放埓な舌にねっとりと舐められた瞬間、鶴姫の背中を鋭い痺れが駆け上がった。
「あっ!」
 ぴくっと身体が震え、喉の奥からこれまで出たことのない上ずった声が漏れた。自分の声が信じられず、ますます
強い羞恥が鶴姫の中に生まれる。
「声は、抑えた方がいい。場所が場所だ」
 冷静すぎる助言と同時に、出し抜けに地面が揺れた。否―波が船を揺らした。
「………!」
 ここがどこなのか、言われるまで意識から欠如していたことが信じられず、鶴姫はさあっと青ざめた。敵の船と
いうだけではなく、この部屋へと案内してくれた人物がいたことまでまざまざと思い出す。
 もし護衛としてすぐ傍に控えているのだとすれば、聞かれてしまったのだろうか。
 いや、そもそもこの部屋で官兵衛が目論んでいたことを、彼らは最初から伝えられていたのだろうか。
 どちらにしろ考えただけで、泣きたいほどの混乱が押し寄せる。
「お、お願いです、やめ―」
「この機を逃して、次はない」
 今しかないのだと、官兵衛が再び白い肌へ唇を落とした。
 熱い舌が男を知らぬ肌を這う。
「やっ……」
 ぞわぞわと身体にもどかしさが走り、鶴姫は目を開き、真っ赤になって唇を引き結んだ。
 首から胸元へと降りていく舌が、器用に口を使って着物の襟をずらす。まだ隠れていた控えめなふくらみが、
わずかに揺れてあらわになる。
 二つのふくらみのそれぞれ中心にある、透明感のある桃色の小さな突起へ、官兵衛がためらいなく舌を伸ばした。
 ちろちろと舌先で刺激される。
「……んん…っ」
 こぼれそうになる声を、必死に少女は塞き止めた。その苦労を気遣うどころか、忍耐の限界を試すように、
なおも突起を緩慢に責められる。
 一度目を開けると逸らすことができなくなり、荒い呼吸を繰り返す鶴姫の視界の中で、刺激を受けた突起が
尖り始める。
 良い兆候だというように、官兵衛がわずかに目を細めるのが見えた。その口がつんと尖った突起を含み、吸い
上げながらきゅっと歯を立てた。
「ん…、あっ……!」
 途端にはじけた感覚に、殺しきれなかった喘ぎがこぼれる。
 強靭な両腕に抱きしめられつつ、更に着物を背中側へと剥かれ、すらりとした腹まで外気に晒される。涼しさに
見舞われるどころか火照りが強まり、全身が汗ばみ始めた自覚に、鶴姫は苦しげに眉根を寄せた。

930:官兵衛×鶴姫 5/8
10/02/01 02:30:09 5Us+C05X
 その汗を、官兵衛の舌が当然のように舐め取った。腹部から胸を通って首元まで這い上がり、呼吸に合わせて
かすかに上下する胸の尖りを弄ぶ。
「や、あ……」
(どうし、て)
 じんじんとした火照りが、不思議なことに触れられてもいない場所に生まれたことに、胸中で疑問符が浮かぶ。
 下肢の付け根辺りが、なんだか落ち着かない。
 いったい自分の身体はどうしてしまったのかと、答えを知らぬゆえの当惑が、鶴姫の呼吸を更に荒げた。
「痛いところはあるか」
 淡々と訊ねながら、官兵衛が体勢を変えた。着物に圧迫されていた鶴姫の両腕を自由にし、腕の中でくるりと
半回転させる。壁にもたれて再び座る官兵衛に引きずられ、鶴姫もその場に座らされた。
 完全に脱がされた上半身が恥ずかしくて、慌てて両手で胸を隠す。
「痛くは、ないです。けど……」
 背中全体に感じる官兵衛の熱があまりに暖かいことが、安堵と不安を錯綜させる。
 鎧越しでも分かる逞しい筋肉。海を渡ってきたと分かる潮の香り。嫌悪を覚えるより先に心の内側へと侵食されて
しまったように、拒絶できない。
 鶴姫の呟きに、官兵衛が目をしばたく。
「けど?」
「けど……身体が熱くて……おかしくて」
「どこが熱い」
「………む、胸とか。それと……その……どうしてか、腰も」
 恥ずかしさで真っ赤になりながら、素直に鶴姫は白状した。
「おかしくはない。お主の身体は、お主の心と同じほど健常だ」
 耳元で微笑し、彼は手枷の縁で鶴姫の手を退け、ささやかなふくらみを両手に収めた。ふくらみ全体を緩やかに
揉み、ごつごつした指が器用に、赤みを増した桃色の尖りを弄ぶ。
「あっ」
 また声がこぼれそうになり、鶴姫は自分の両手で口を塞いだ。
「熱いのは、この辺りだろう」
 官兵衛の手が降り、袴の上から、少女の下肢の付け根をそっと擦った。
「んんーっ……!」
 まさにじんじんと疼きを発していた箇所を触られ、鶴姫はびくんと身体をひねった。
 痛みでも恐怖でもない、一番近い形容とするなら気持ち良さが、触れられた途端に押し寄せる。
 打てば響くような反応に、官兵衛が浅い安堵を見せた。
「この調子なら、痛みは少しばかりマシかもしれんな」
 なだらかな丘の真ん中にある縦の筋を確かめ、袴越しに、さすられる。ゆっくりと、けれど執拗に。
「……ん……! んくっ…」
 刺激される内に勝手に浮きそうになる膝を、鶴姫は必死に力を込めて押し留めた。せめて膝を閉じたいと思う
のに、官兵衛の手に阻まれて許されない。
 痛みをもたらさぬ絶妙の圧力で送り込まれる気持ちよさが、中心の火照りを増していく。
 強まるもどかしさにどうしていいか分からず、鶴姫はぎゅっと眉根を寄せた。潤んだ目尻から自然に涙がこぼれる。
 と、衣擦れの音が響く。
 袴の結び目がほどかれ、制止も間に合わぬ内に、官兵衛の手が右脇から差し入れられる。そして指と肌を隔てる
最後の一枚である襦袢越しに、再び下肢の中心を撫でられた。
 たじろぐ無垢な身体が、本能的に逃げようとする。それを罰するように、それまで上下に動いていた指が秘部の
上で円を描く。
 その微細な変化でまた生じた気持ちよさに思わず鶴姫の手が口から外れかけた刹那。
「殿」
 外からの唐突な呼びかけが、時間を止めた。
「――!」
 びくりと鶴姫は身を固くした。思わず呼吸すら止める。
 扉一枚隔てた場所で、室内から返ってくる音に耳を澄ませている存在がいる。その状況に、爆発的な恐怖が膨れ
上がる。
「どうした」
 しかし官兵衛は手を止めなかった。平然と外からの呼びかけに応じながら、襦袢に隠された恥丘の感触を楽しむ
ように、ゆるゆると秘部を撫でる。
 そしてふっと襦袢を押さえて秘裂を割り、布そのもので摩擦するように花弁を刺激した。
「っ……!」
 目眩に似た快感が、鶴姫の身体を襲った。同時に、あることに気づかされる。


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