らき☆すたの女の子で ..
2:名無しさん@ピンキー
09/07/15 23:20:28 AWTIOiVJ
ぬるぽの女の子でエロパロ
3:名無しさん@ピンキー
09/07/15 23:53:05 tC2eZBIn
>>1乙
スルー技能習得を忘れずに!
4:名無しさん@ピンキー
09/07/16 00:25:50 Q2wLZPJY
さあ、>>1乙ザマスよ!
5:名無しさん@ピンキー
09/07/16 00:42:15 Pk1oSgN/
>>1乙でがんす
6:名無しさん@ピンキー
09/07/16 01:05:58 elhEQZtK
>>1フガッ!
7:名無しさん@ピンキー
09/07/16 02:39:36 90IB7fXS
いくでがんす
8:名無しさん@ピンキー
09/07/16 05:22:32 AFHNG5EO
マトモに>>1乙りなさいよ!!
9:名無しさん@ピンキー
09/07/16 22:51:21 P9Ppo11U
曖昧>>1乙!
10:名無しさん@ピンキー
09/07/16 22:52:08 P9Ppo11U
曖昧>>1乙
11:名無しさん@ピンキー
09/07/16 23:04:00 P9Ppo11U
操作ミスで連投してしまいスマン
黒井先生にオシオキされてくる。
12:名無しさん@ピンキー
09/07/17 01:37:43 Xoc2XKU6
>>1乙
そろそろ、日下部みさおの誕生日だってヴァ!
13:名無しさん@ピンキー
09/07/17 01:50:07 3sGIzIV2
__ /ノ _ _______
, -' ":::::::::::`゛''¬-‐'ニ∠._ r'" ,二>‐'""\ >、
. ,へ イ-‐ァ /:::::::::::::::::::.|::::::―- 、:::::::::>>:"::::::::::::::::::::::::::\ イ::::::::::\
/;;;;;;ヽ「;;;;;ノ '":::-―// ,イ:::::::::ヽ::::::::\ゝフ'":::::::l .ハ:::l、:::\::::: ::|::::::::::::::::ヽ
|;;;;;;;;レ'://:::::::::,イ /| ,小 :l、:::::\:::::::::V:::::::::::::::::|,小:::|ヽ::::弋¬:::::::::::|:::::::l
. ‐L ィ V/☆rz≦/イ l/. | l |ヽ::::::ぃ\:/:::/::::|::::X| ! ぃ \ト |ヽ!:::::::☆::::::l
/rイ 7::::::::オ::で_ / |_レzi::::::::ト | /:::/::::::|::::ト、!_ ヽ ィ'う‐ミ /^} |::::: | 7
―く,' } |_,ィy'^尨ソ /て7ハ::::: |ヽl!/| l:: |l::::lィぅヽ Vしリハ.├r-v l
|y イ^) Y / `" 〈タ〃 |::: / | |:: |\ヘ弋ハ `‐イ l_.リ.ノ !
j/ ―レレ'ムヽ、 r‐ァ {ノ:::lイ |.ハ :|:::::(T `" ', -、 |k-‐┘` ',
. 〃 ` '"つj `丶 ニ イ::::::::|:| ! V:::::::::> 、_ヽ-' ィハ☆ヽ、 .l
l_ / , イ::::::ぃ、_ ト、<,ィ|:::::::::|:| |::::::八 ト、_」>ノj /∨ ├ニニニコ
|  ̄h二ヽ☆:::: ヽ\ `l 7l:::::::::|.| l:::/ レ' / / } |
r '"′ | ̄ ヽヽ:::::::\\_ レ'ハ::::: l:| ,、_ V ト | / , 仆―‐ ┤
_ 人 い:::::::::ヽ ミ|彡' |トl::::::ト、 ソ‐'つく ||\ ' ム イ ./ | |
‐'" / \.l ぃ:::l::::ヽラz=ァムl:::::い / ハハ ヽ ハ ̄ ∨、__/∨ |
/ .l>| |. V|::::トヽ \ ̄ !、::トヽ{ノ | `ヽ| f ̄ フ「 \ | |
ハ | l/ V|::::ト、!_ ト、 弋廴.| l .l_| ./ | } / |
.ヽ、) / ||l:::| | | \\ -―! _.人 .//∨ V ノ 〈 l
}/ |::::.l ' \ l_>、 X `"7/ ./ \/ \\____ノ
`< _ /,' イ::/ _, イ }_ 」 ∠」 / \ | }
ハ l | l∠ -‐'" { / ( V  ̄T ‐- 、_ \! ノ
\ `フ ¨ ̄ ̄ | | \ | ̄ <_ / / `アァ¬''"く
イ / | l ! , | j / / / | \
// / l ! V |_ / / / / l ヽ
/ / / ノ l ヽ |  ̄ 二――ァ′ / レ ノ l ∧
次スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ60
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14:名無しさん@ピンキー
09/07/17 01:51:43 3sGIzIV2
>>1乙
誤爆失礼しましたorz
15:名無しさん@ピンキー
09/07/17 04:15:43 P1K34z7O
>>14
どんまいw
16:名無しさん@ピンキー
09/07/17 09:02:29 liuSBGdH
>>12
そうね。あと3日ね、みさちゃん。
ジュルリー
17:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:39:54 fzpM1iNv
投下無ければ5分後に投下します
・夏風邪ひいた記念こなかが
・6~7レス程度
・エロなし
18:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:44:55 fzpM1iNv
「いやぁ……予想以上につらくてさぁ、こりゃ今夜のエヴァ再放送も完走できるか微妙なところだね」
「エヴァの再放送って深夜じゃない、ダメよ、ちゃんと寝てなきゃ」
ベッドの上で力なく笑いながら言うこなたにツッコむかがみだが
いつものようにこなたのボケを拾うだけでなく
こなたを心配しての言葉だった
バイト先の冷房が効き過ぎていたせいで調子が悪いとこなたが言っていたのが木曜日
その翌日の金曜日、こなたは熱を出して学校を休み、かがみはそんなこなたを心配して泉家に見舞いに来ていた
「でもでも、今日はアスカ来日だよ?アスカかわいいんだよねぇ、ちょっとかがみんに似ててさぁ」
「なっ?!似てないわよっ!!バカな事言ってないでおとなしく寝てなさいったら」
この期に及んで「ほらほら、そういう所が……」と食い下がるこなたをたしなめて布団をかけてやるかがみ
元気に振舞ってはいるが、思ったよりも熱が高いのか、呼吸もどこか苦しそうだった
「ありがとね、お見舞い来てくれて」
「いいって、あんたも何度か来てくれてるじゃない、それにしても、今日はずっと一人だったの?大丈夫?」
「お父さん、締め切り間際で担当さんに拉致されちゃって……」
「俺が居ないせいでこなたにもしもの事があったらどうするんだ!俺は書かないぞ!ここでなきゃ書かない!」と必死に抵抗するそうじろうだったが
当のこなたに「お父さんここに居たら私の様子ばっかり見に来て余計書かないじゃん」と説得され
しぶしぶ「何かあったらすぐ連絡しなさい」とだけ言い残し、家を後にした
「それじゃあ、ゆたかちゃんは?もう学校終わってるはずだけど」
「ゆい姉さんに言って疎開させる事にしたよ、ゆーちゃん最近は病気もしないで元気で学校に行ってるのにうつしたら悪いから……」
「何言ってんのよ、それで、あんたは一人でどうすんのよ?!」
「大丈夫、何とかなるってば」
普段マイペースで周りの事なんか気にしない、むしろ周りの人が気になるような事ばかりするのに
変なところで気を使いすぎる、かがみはそんなこなたがいじらしく感じると同時に、心配でしょうがなかった
「まったく、何とかなるじゃないでしょうに、しょうがないわねぇ」
そう言うと、どこかに電話をするかがみ
用件はすぐ済んだようで、早速こなたの方に向き直り、言った
「明日は土曜日だし、今日は私が看病してあげるわよ、家には連絡したから」
「えっ……そんな悪いよかがみん、私本当に大丈夫だから」
「そんな事言って、私が見張ってないと本当に最後までエヴァ見てそうだからね」
「あちゃー、こりゃ録画するしかないかぁ……ま、これで本当に何とかなったみたいだね」
そう言っておどけるこなただったが、かがみが居てくれるとわかった途端
熱でつらそうだった顔に明るい表情が浮かんでいた
19:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:46:26 fzpM1iNv
学校帰りに見舞いに来ていたため
制服のままだったかがみは一度荷物を取りに行ってから再びこなたの部屋に戻った
「ん、かがみんわざわざありがとうね」
「いいからいいから、調子はどう?悪くなったりしてない?」
「ちょっとつらいかも、なんか思ったより熱あるみたいで」
「そっか……薬は飲んだ?あ、ポカリ買ってきたから飲む?」
かがみがコップにポカリを注いでこなたに持たせてやると
こなたは俯いたまま息を詰まらせるように肩を震わせ
次第にすすり上げるような音がこなたの方から聞こえてきた
「ちょっと、大丈夫?どこか痛い?」
「や……ごめ……かがみ、なんか弱ってる時に優しくされると……切ないっていうか……」
ポロポロと涙を溢しながら、それでも申し訳なさそうに笑うこなた
それを見るとかがみはこなたの手から、まだ口をつけてないコップを外して机の上に置いてやると
そのままそっと抱いて頭を撫でた
「無理しちゃって、本当は一人で心細かったのよね?」
涙に声にならないので、かがみの胸に頭をうずめたまま小さく頷くこなた
かがみはそんなこなたの頭を優しく撫で続けた
こなたの涙が止まるまで、ただただ優しく
「どう?落ち着いた」
「うん、それにしても、かがみに抱っこしてなでなでしてもらえるなんて、夏風邪もひいてみるもんだねぇ」
「なっ!?さっきまで心細くて泣いてたクセに、ほら、ポカリでも飲んでおとなしくしてなさいったら」
「はーい、おとなしくしてたらまたなでなでしてね」
泣き止んだと思ったらすぐいつもの調子でかがみをからかうこなたを
「はいはい」とやりすごしながらも満更でもない様子のかがみ
体の調子の方はあまり思わしくないものの、こなたもそれなりに元気を取り戻しつつあった
20:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:49:30 fzpM1iNv
「あれ?かがみん、どったの?その格好」
かがみが居る事で安心したのか、しばらく眠っていたこなたが目を覚まして
何故かエプロン姿でこなたの額の汗を拭ってくれていたかがみに声をかけた
「ああ、これ?食事、風邪ひいてるあんたに用意させるわけにはいかないでしょ?」
「かがみが作ったの?」
「な、なによ?大丈夫よ、一応つかさにメールして聞いたし、味見もちゃんと……」
「んじゃ、お腹すいたし、もらおうかな」
「え?そ、そう、それじゃ用意するから、ちゃんと上に一枚羽織ってからね」
出来に関しての不安を口にしないこなたに拍子抜けしながらも
椅子にかけられていた夏には若干場違いなフリースジャケットをこなたの肩にかけてやり
無意識に肩を貸すように組むかがみ
「かがみん、そこまでもしなくてもいいんじゃないかな?」
「え、あっ……これは……いいのよっ!病人なんだから、素直に甘えなさいよ」
赤くなるかがみにニヤニヤとしながらも「はーい」と返事だけは素直にして
そのまま腕を絡めるこなた
その行動に、肩を貸したのを指摘された時よりも一層顔を赤らめるかがみ
「これじゃどっちが熱があるかわかんないねぇ」
「う、うるさいっ!」
そんなやり取りをしながら食卓にこなたを座らせ、つかさ直伝の卵粥を用意してやるかがみだったが
どことなく先程のこなたの温もりが恋しい気持ちでいた
21:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:51:05 fzpM1iNv
「おおっ、これはなかなか……熱で味覚がボケてるのがもったいないぐらいだねぇ」
「そ、そりゃどうも、半分以上つかさのおかげだけどね」
料理の出来を褒められても素直に嬉しいと言えないかがみを見て
少し眠っていくらか回復したこなたがいたずらを思い付く
「これでかがみが食べさせてくれたらす〜ぐ元気になれるのになぁ」
「はいはい、バカな事言ってないで、さっさと……いや、ゆっくりでいいからちゃんと食べなさいよ?」
一旦は軽くあしらったものの
「さっき甘えろって言ったじゃん、ねね、一口だけ」と瞳を潤ませて上目づかいにねだるこなたに
かがみの中の何かが壊れた
「……っ、しょうがないわねぇ、本当に一口だけよ?」
「えっ?……そ、そだ、かがみん、ちゃんと『はい、あーん』って言ってよ?」
今にも発火しそうに顔を赤らめて卵粥を皿から掬うかがみの仕草に
自分で頼んでおきながらもドキドキしてしまい、妙にぎこちなくなるこなた
「わかったわよ、はい、あーん……これでいい?」
「お、おっけー……」
お互い恥ずかしいので早く済ませてしまいたい反面
済ませたら済ませたでそれもまた恥ずかしい気がして
終わった後に何を言おうかと迷いながら、かがみはスプーンをこなたの口に
こなたは自分の口をかがみの持つスプーンに、スローモーションのようにゆっくり近づける
今まさにかがみの左手のスプーンがこなたの口に入る……という瞬間
二人にとって聞き覚えのある賑やかな声が食卓に響き渡った
「やほー!こなた、ゆい姉さんがうどん買ってお見舞いにきたよーーっ」
「「Σっ!!!!?」」
瞬時にそのままのポーズで固まる二人
突如現れたゆいはそれを見て少し何かを考えて、申し訳なさそうに話し始めた
「あー……いや、お姉さんこなたが心配だったんだよ、ゆたか連れて来ちゃって、こなた一人じゃない?
決して二人の邪魔をしようとかそういうワケじゃ……うん、でも安心した、二人が仲良しで……っと、そうじゃないや、こなたが元気そうで」
「ちょっ?!ゆい姉さん?これは違っ……そ、そだ、かがみがお粥作ったんだよ?ゆい姉さんも良かったら」
「あ、いえ、その……私こそ成美さんが戻って来るなら余計なことしちゃったかなー、なんて、あはは……」
「わかってる、わかってるよー、この事は内緒にしとくからさっb」
二人の弁解にもなっていない話も聞かず、必死に呼び止める二人の声に
「末永く御幸せにねー」と言い残し、嵐のように去っていくゆい
「それで、どうすんのよこれ?」
「せっかくだから、イタダキマス」
騒動の間中、すっかり放置されていたかがみの差し出したスプーンにようやくこなたが口をつけると
二人は顔を見合わせて、恥ずかしそうに、そしてどこか嬉しそうに笑った
22:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:52:54 fzpM1iNv
二人にとって恥ずかしくもあり、楽しい食事も終わり
それぞれシャワーを浴びる事にした
風邪をひいているこなたをシャワーに行かせるのはどうなのかと思ったが
季節でなくても風邪をひいてもシャワーだけは浴びたいという気持ちは同じ年頃の女性として痛いほどわかってしまうので
「汗流す程度にしときなさいよ」とだけ言い、こなたを風呂場に送り出すかがみだったが
そこまで心配する事ではないと思いながらも、なんとなく風呂場の前で待ってしまう
「あれ?かがみん、部屋で待ってれば良かったのに」
「病人がシャワー浴びてるんだから、そういうわけにもいかないでしょ」
「私が心配で待っててくれたんだ、お礼にお背中でも……」
「今回は気持ちだけ受け取っておくわ、あんたは先に寝てなさい」
「かがみん?今回は……って事は次回は……って事かな?」
そんな事を言いながらニマニマと笑うこなたに「そうねぇ、まずは風邪治しなさい」と返すかがみ
「う〜ん、かがみは以外と看護婦さんに向いてるかも知れないねぇ」
そう呟いてナース姿のかがみを妄想する
「……いけないいけない、なんか熱が上がりそうだよ……」
そんな一人芝居を演じながら部屋に戻り
かがみが今夜のために用意した布団を見て、またしても何かを思い付くこなた
「なんだかんだで、今日はかがみんに甘えていいみたいだし、大丈夫だよね」
そんな事を思いながら、咄嗟に思いついたそれを実行に移すのだった
「ふぅ、お風呂いただいたわよ……って何であんたがそっちに居る」
「賢明に看病してくれたかがみのためにお布団を温めておきました」
「ほほう、サルめ、気が利くではないか……って、そんな事してないで寝てなさいよ」
「寝るよ、今から、ここで」
「何言ってんのよ、あんたのベッドはあっちでしょ?」
「今日はここが私の布団でかがみの布団、なんて、ダメかな?」
「えーと、つまり、それって……」
風呂上りで降ろした長い髪を指で弄びながら言葉を詰まらせるかがみに対して
ダメ押しとばかりに得意(?)の上目づかいで見つめるこなた
「体が弱ってて心細いから、かがみに一緒に寝て欲しいなぁ……ダメ?」
「……そんなこったろうと思ったわよ、今日だけ……だからね?」
子供のように「わぁい」とはしゃぐこなたに照れ隠しするようにかがみが続ける
「ま、まぁ、私も体が弱ってて心細くなるのはわかる気もするし……本当に今日だけなんだからねっ」
「それでこそかがみん!ツンデレの鑑だよっ!」
くだらないダジャレを呆れたように笑って受け流しながらも
どこか恥ずかしそうにしながらこなたの居る布団に潜り込む
23:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:54:28 fzpM1iNv
灯りを落として真っ暗になった部屋の中、寄り添って横たわる二人
「ちょっと暑いかな?エアコン強くする?」
「ダメよ、あんた風邪ひいてるんだから、暑いぐらいがちょうどいいのよ」
「でも、それじゃかがみ……」
「もう、あんたはまた……」
そこまで言ってから一つ深呼吸して、言葉を繋ぐかがみ
「わがままで、マイペースなクセして、変なとこで気遣うんだから、つらい時ぐらいちゃんと甘えなさいよ、バカ……」
「ごめん、かがみに心配かけちゃったね」
なんとなく湿った声の調子に驚きながらも
かがみに心配されていた事を嬉しく思ったこなたは、ほとんど抱き合う形でかがみの胸に顔をうずめた
「今日、かがみが抱っこしてくれた時、嬉しかったんだ……心細かったのもあるけど、かがみだから、かがみが抱っこしてくれたから……」
「私も、こなたじゃなかったらああしてあげなかったかも知れないわね」
その言葉を聞いて、こなたが決心したように言葉を搾り出す
「えっと……かがみ?私ね、かがみに聞いて欲しい事があるんだけど、今はアレだから、治ったら言うね」
「そう、奇遇ね、私もこなたに聞いて欲しい事があるけど、今日はやめておこうと思ってたのよ」
「なんか元気出たかも、明日には良くなる気がするよ」
「それなら早く元気になってよね、無理はして欲しくないけど」
「うん、ありがと、かがみ」
「どーいたしまして」
それから、会話を止めた代わりに、しっかりと抱き合う二人
まだ熱の引いていないこなたの吐息は少しつらそうではあったが
表情は幸せそのものだった
24:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:55:55 fzpM1iNv
翌朝、かがみが目を覚ますと布団の中にこなたの姿はなかった
しばらく部屋を見回した後、下階の様子を見に行くと台所を通りかかったあたりで声が聞こえた
「おはよ、かがみん、ゆい姉さんが置いてってくれたうどん茹でたから食べようよ」
「おはよ、こなた……って風邪はもういいの?」
「かがみの添い寝が効いたんだねぇ、きっと、もう全然元気、元々熱以外どこか悪いっていうのはなかったし」
「よかった、元気になったみたいね、うどん、いただくわ」
そう言って柔らかく笑い、テーブルにつくかがみ
二人で朝食のうどんを食べながら、話は昨晩の布団の中でした話の続きに
「あのさ、かがみん?昨日の事だけど」
「何よ、まさかあんたあれ、今言うつもり?」
「ダメかなぁ?」
「ダメって事はないけど、うどん食べながら言うような事なの?」
「いやぁ、それはうどんを買って来たゆい姉さんに言おうよ、それに、これはこれで私達らしいんじゃない?」
「あー……否定出来ない自分が情けないわ」
「えっとね、それじゃ、言うよ?」
「は、はいっ」
「あのね、私、――――」
「―――」
25:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 09:57:23 fzpM1iNv
「ふぅ……今日も暑いねぇ」
「言うな……余計暑くなる……」
「でもでもっ、この暑い中出かける気になるのはやっぱり私とかがみが愛しあってr」
「やめい!ここでそんな事言うなっ」
「つれないねぇ、かがみんは、二人っきりの時はデレデレだけど」
うどんを食べながらの告白から一週間
二人は初めてのデートに出かけた
とは言っても、お互いに想いを伝えた事以外はほとんど今までと変わってはいない
「ねぇ、こなた、いきなりだけど、夏休みに行きたい所とかある?」
「んーまずはコミケでしょ……後は……」
そこまで聞いて「あんたに聞いたのが間違いだった……」と呆れるかがみに
ちょっと待ったとばかりにこなたが続ける
「あー、かがみとは『どこに行くか』より『何をするか』なのだよ」
「ほう、それじゃあ、こなたは私と夏休みに何をしたいの?」
「私はこの夏かがみとチューしたいっ!!」
「ちょっ?!!」
「それに、忘れたとは言わせないよ?今度は私と一緒にお風呂入ってくれるんだよねっ?」
「あー、そんな事、言ったわね……言っちゃったわね……」
「言っちゃったって、もう、かがみは私とチューしたり、お風呂入ったりするの嫌?」
「ばっ!そんなわけないでしょっ!?ただ……ちょっと、恥ずかしい……かな」
かがみが顔を赤く染めて言うのを聞いて、今でも十分ご機嫌な様子のこなたが一層嬉しそうになる
少しストレートすぎるこなたの愛情表現に戸惑い気味のかがみも、その表情を見ると恥ずかしさも吹き飛ぶような気になる
「それでこそかがみん、さすが私の嫁っ!私のツボを押さえてるねぇ」
「言い方はアレだけど、私の事好き……って事なら嬉しいわよ」
ふと顔を覗かせたかがみの“デレ”の部分に、今度はこちらにあまり免疫のないこなたが頬を赤らめる
見慣れないこなたの照れる様を見て、かがみの表情に再び照れの色が浮かぶ
それでもお互いに嬉しい表情を隠せないまま、どちらからともなく手を繋ぐ二人
この先何があるかはわからない
女同士で付き合うという事は、予想している以上に大変な事かも知れない
それでも、お互いの手から伝わるこの温もりさえあれば、どこまでも行ける気がする
「行こう、かがみ」
「行くって、どこに?」
「私達の夏に……だよっ!」
26:夏風邪ひいた馬鹿ガイル ◆ICiS/1x8SE
09/07/17 10:01:29 fzpM1iNv
これにてお仕舞いです
地の分とかでばれてしまうでしょうが
俺には文才というものがありませんのであとがきは箇条書きで失礼させていただきます
・俺には看病してくれるかがみんもいないので自然治癒能力と薬の力で夏風邪を治しました
・エヴァ再放送面白いです、でも新劇場版の方がもっと好きです
・他の夏風邪をひいた住人の方、もしくはガイル少佐のファンから苦情があった場合、即座にHNは変更します
・ストUレインボーのガイル少佐に国に帰らされる率は異常
・なんかもう本当にごめんなさい
27:名無しさん@ピンキー
09/07/17 13:51:18 D+5y9VLK
>>26
GJっした!
レインボーのガイル……ホーミング連射ソニブーの忌まわしい記憶が蘇るw
28:名無しさん@ピンキー
09/07/17 16:31:09 Xoc2XKU6
>>26
GJです!
甘えん坊こなたんマジカワユス!!
夏風邪引いたっていいじゃない
人間だもの
みさお
29:名無しさん@ピンキー
09/07/17 21:53:34 Q0+r5ny2
>>26
行動や台詞にこなたらしさ、かがみらしさがよく出ていてGJ!
まったりで甘々な作品有難う。
30:名無しさん@ピンキー
09/07/18 09:22:21 CgbMo//g
>>26
ぐっじょぶ
甘々のこなたとかがみ美味しゅう頂きました。
この女子達は夏休み中、ベッドでいちゃいちゃしてそうですな。
31:戸別響
09/07/18 11:57:18 ENUBbcIJ
こんにちは、戸別です。
シリーズ新作が完成したので、投下したいと思います。
タイトル 至福の音 05:暖かな日々、のち
・ゆたか&つかさ
・非エロ
・6レス使用
約3分後に投下を始めたいと思います。では、どうぞ。
32:至福の音 05:暖かな日々、のち(1)
09/07/18 12:01:00 ENUBbcIJ
タッタッタッタッ
ハッ、ハッ
軽やかな足取り、弾む息。
走ることって、こんなに楽しかったんだ。
最近までそんなこと、苦しくていやだなぁって、思ってたのに……
……あ、でも、「走ること」が楽しいんじゃなくて、
「走った先にあること」が楽しみなのかな。
昼休みになって、弁当を持って上の教室に行く。
それが最近の私の、昼休みになって最初にすること。
階段を上って、また走って、その教室の前で止まって。
走ったことで乱れた呼吸を、ゆっくりゆっくり整えていく。
なかなか治らなくて、膝の上に置いていた手を上に伸ばして、大きく深呼吸をした。
ようやく呼吸を整えて、まだ慣れない教室のドアに手をかけた。
そこでもう一度深呼吸をして、そのドアを開けた。
「……し、失礼します……」
「あ、ゆーちゃん。今日も早いねー」
後ろのドアを開けて右前の方、そこから私の大好きな人の声が聞こえてきました。
「じゃあ私はこれで……」
「わかったー。つかさ、帰って来たらまた報告お願いねー」
「いちいちそんなこと言わんでもいいっ」
「またまたー。かがみだってこの前かなり気にしてたくせにー」
「そ、それは……あ、当たり前よ! 私はつかさの姉なんだから」
「私だって、ゆーちゃんの従姉妹だよ?」
「ぐぬぬ……」
「まぁまぁ……それではつかささん、頑張ってきてください」
「うん、じゃあ行ってくるね」
33:至福の音 05:暖かな日々、のち(2)
09/07/18 12:04:38 ENUBbcIJ
お姉ちゃん達としばらく会話をして、その人―つかささんは私の方へ歩いてきます。
「お待たせ、ゆーちゃん。じゃあ、行こっか」
「はい、つかささん」
私はつかささんの右手を握って、二人で廊下を歩き始めました。
つかささんに告白をしたあの日。
結局はつかささんの家にいたみんなに聞かれちゃったけど、
かがみ先輩を始め、みなみちゃんも田村さんも私達のことを歓迎してくれた。
田村さんは「まさかこの組合せで来るとは……」みたいなことを呟いてたけど……
何だったのかな?
高良先輩には、お姉ちゃん経由とみなみちゃん経由で伝わったみたい。
あ、ちなみに私とつかささんは、それぞれの呼び方も告白した日に変えました。
私は「つかさ先輩」から「つかささん」に、
つかささんは「ゆたかちゃん」から「ゆーちゃん」に。
どちらも数日は慣れなくて混乱しちゃったけど、
今ではすっかりその呼び方が定着しました。
「ゆーちゃん、また走って教室に来たの?」
「えっ? どうしてわかるんですか?」
「だってチャイムが鳴ってからそんなに時間がかからないで声が聞こえてきたし、
それに今のゆーちゃん、ちょっとふらついてる気がするもん。
足元が覚束ないっていうか……無理しちゃだめだよ、ゆーちゃん」
つかささんは一度私の足元に視線を落とした後、
少し心配そうな目で私と目を合わせました。
確かに自分でも、走り疲れて足元がフラフラしてる感じはする。
昔から病弱だった私は今まで全然運動することに慣れてなかったから、
ちょっと走っただけで疲れが溜まったりする。
そんなこと、一番自分自身がわかってる。
でも……
34:至福の音 05:暖かな日々、のち(3)
09/07/18 12:05:50 ENUBbcIJ
「……だって……」
「うん?」
「……だって、早くつかささんのところへ行きたかったんですから」
私はちょっと恥ずかしく思いながら、上目遣いでつかささんの顔を見ました。
すると、つかささんの頬が段々赤くなっていくのが見えました。
つかささんは顔を真っ赤にすると、恥ずかしそうに私からそっぽを向きました。
私も時間が経つにつれて恥ずかしさが段々高まってきて、
絶対真っ赤になっている顔を横に向けました。
「……あっ」
しばらくそうしてるうちに、私達は降りるべき階段を通り過ぎてしまいました。
私とつかささんは顔を見合わせ、違った意味での恥ずかしさによって
お互いまた顔を真っ赤にして俯いてしまいました。
「それじゃあ、ここでお昼を食べよっか」
「はい」
その後も恥ずかしがったり道を間違えたりを繰り返して、何とか私とつかささんは
二人きりで腰を下ろしてご飯を食べられるところ―体育館と校舎の間の渡り廊下―
に辿り着くことができた。
「……今日もつかささんのお弁当、豪華ですね」
「そ、そうかな……」
お互いの弁当のふたを開けて、つかささんのお弁当の中身を見た私の一言に、
つかささんは少し恥ずかしそうに顔を伏せました。
「「……いただきまーす」」
はむ、と一口。うん、今日のお魚、おいしく焼けてる。
「…………」
「……? どうしたんですか? つかささん」
気がつくと、つかささんが私のお弁当をじっと見つめていました。
「……ゆーちゃんの玉子焼き、おいしそう……」
「そ、そうですか?」
そういってつかささんのお弁当をもう一度見てみると、
そこには玉子焼きが入っていませんでした。
「……ひとつ、あげましょうか?」
「えっ、いいの?」
「はい、まだ私の分もありますから」
私は自分の玉子焼きをつかささんの弁当箱に移そうとして、
そこで、ちょっと面白いことを思いつきました。
35:至福の音 05:暖かな日々、のち(4)
09/07/18 12:07:17 ENUBbcIJ
「……つかささん」
「うん?」
「はい、あーん」
「……え、ええぇぇー!」
箸で持った玉子焼きを、つかささんの口に向けて差し出し、今の台詞。
ラブラブカップルのような私の行動に、つかささんは顔を真っ赤にして驚いていました。
「ゆ、ゆーちゃん……?」
「どうしたんですか? 玉子焼き、いらないんですか?」
悪戯っぽい笑みを作って、私はずいっと玉子焼きをつかささんに近づけました。
そこで、もう一押し。
「はい、あーん」
「……そ、それじゃあ……」
つかささんはまだ赤い顔のまま、おずおずと突き出された玉子焼きを口に入れました。
「……どうですか?」
もぐもぐと口を動かすつかささん。
すると恥ずかしそうにしていた顔が、さっきとは違った驚きの表情になって、
「……うん、とってもおいしいよ!」
とても嬉しそうに、笑顔を私に向けてくれました。
トクン
本当に純粋な、屈託のない笑顔。
私はこの笑顔があったから、つかささんを好きになったんです。
「あ、ありがとうございます……」
「でも驚いたなぁ、ゆーちゃんがこんな大胆なことをするなんて……」
「な、なんとなく思いついちゃって……」
「ふーん……あ、そうだ」
と、つかささんは何かを思いついたような声を上げると、
お弁当の中のタコさんウインナーをひとつ箸でつまんで、
さっきとは違った、にんまりとした笑顔になって。
「はい、ゆーちゃん。あーん」
いかにも仕返しです、みたいな笑みを浮かべながら、
つかささんはそのウインナーを私の顔のほうに近づけました。
つかささんはさっきの自分自身のように私が恥ずかしがることを
期待しているみたいだけど……
36:至福の音 05:暖かな日々、のち(5)
09/07/18 12:09:43 ENUBbcIJ
「……つかささん、私はそれが欲しいとは言ってませんよ?」
「えっ……あ、そっか……」
私の顔を真っ赤にするつもりが失敗してしまい、
逆につかささんは自身の顔を赤らめていました。
……さっきもそうだけど、そんな恥ずかしがるつかささんも可愛いなぁ。
「クスッ……」
「もー、ゆーちゃん、笑わないでよー」
「ご、ごめんなさい……でも、なんだか可笑しくって……ふふっ」
「もー……」
ちょっと笑いが止まらない私を見て、つかささんは頬を膨らませましたが、
少しすると、しょうがない、といった感じに微笑んでいました。
お弁当を食べ終わって、今度はおしゃべりタイムに入りました。
話題はそれぞれの家のことから週末の予定までさまざま。
今日は土日のどちらかで一緒にお菓子作りをしようってことになって、
何を作ろうかという話になりました。
「……じゃあ今度の日曜日に、私の家で。頑張ろうね、ゆーちゃん」
「はい!……あ、もうすぐお昼休みも終わっちゃいますね」
そう言って私が教室に戻るために立ち上がろうとするのを、
「あ、ちょっと待って」
つかささんが慌てたように止めました。
「ゆーちゃん、ちょっとの間、目を閉じていてくれないかな?」
「えっ、何でですか?」
「な、何でもないよ。ほら、早くしないとチャイムが鳴っちゃうよ?」
「は、はい……」
何でそんなことをさせるんだろう、なぜつかささんは慌ててるんだろうという二つの疑問が
浮かんだけれど、つかささんに言われるままに、私は両目を閉じました。
「こ、これでいいですか?」
私はつかささんに確認してもらおうとしてけれど、つかささんからの返事はなくて、
「…………!」
そのかわりに、唇から何か柔らかいものが当たる感触がしました。
驚いて思わず目を開けると、目の前にはとてもアップになったつかささんの顔があって。
つかささんは目を閉じて、私の唇と自分の唇とをくっつけていました。
私はしばらく、体全体を動かすことができなくなってしまいました。
「……はぁ」
「…………」
ちょっとして、つかささんは唇を離しました。
実際は5秒ほどしか口を付けていた時間はなかったと思うけど、
私はもっと長くしていたと感じていました。
37:至福の音 05:暖かな日々、のち(6)
09/07/18 12:10:35 ENUBbcIJ
私はしばらく放心状態になってしまって、
ボーっとしている間に徐々に顔が熱くなっていくのを感じました。
「……つかさ、さん?」
ようやく声を絞り出せたときには、
完全に自分自身の顔が赤くなっていることを感じることができました。
「……さっきのお返しだよ、ゆーちゃん」
そう返事をして口元を抑えているつかささんも、顔を真っ赤にしていました。
お互い顔を赤く染めて、俯いている私達。
「……わっ」
そんな私達の熱を冷ますように、一陣の風が吹き抜けていきました。
少し涼しくなってきた、さらさらとした秋風。
その風の行く道を見ながら、
「……つかささん」
「……何、ゆーちゃん?」
私はまだ俯いているつかささんに話しかけました。
―そのほうに向き返りながら、できるだけ楽しそうに顔を緩ませて。
「……私達、幸せですね」
「……うん、そうだね」
私の一番の笑顔に、つかささんもあの、眩しいくらいに輝いている笑顔を返してくれました。
「つかささん、大好きです」
「私もゆーちゃんのこと、大好きだよ」
私とつかささんは、お互いの今の気持ちを言葉にした後、
お互いの顔を見合わせて、ふふふっ、と笑い合いました。
好きな人ができて、告白にも成功して、こんな楽しい時間が過ごせて。
こんな至福に満ちた時間が、もっと、ずっと続けばいいのに。
私は暖かな空気の流れる渡り廊下の、一番好きな人―つかささんの隣で、
そんなささやかな願い事をしました。
「あ、つかささん、もうすぐ授業が始まっちゃいますよ!」
「えっ? わわっ、ホントだ! 急がないと遅れちゃうよー!」
でも、そんな幸せな日々も、長くは続かなかったんです。
38:戸別響
09/07/18 12:15:25 ENUBbcIJ
以上です。
一応この話が折り返しになりますが、これからちょっと大変なことになる予定……です。
続きは恐らく夏休み以降になる可能性があります。ちょっと待っていてください。
感想、批評、ありがとうございます。この話でも、よろしくお願いします。
39:名無しさん@ピンキー
09/07/19 00:09:46 vXQI+cUA
>>38
これから波乱な展開があるようですが、
本当に幸せそうな二人だけに、
期待と不安で一杯です。
続きを楽しみにしています。
40:名無しさん@ピンキー
09/07/19 18:00:43 lsgxsN7X
>>38
とても幸せそうな描写なのに、最後の一行が気になります。
続きを楽しみにさせて頂きたいと思います。
準備される方がおられなければ、投下いたします。
41:23-251 ◆5xcwYYpqtk
09/07/19 18:06:07 lsgxsN7X
「世界の全てに背を向けて」
かがみ×ゆたか(+みゆき、つかさ、こなた、みなみ)
注意事項
・エロあり
・ダーク、鬱描写あり
・破滅的な人間関係あり
・10レス程度使用
(※ 合わない方、ダークな描写に嫌悪感を持たれる方は退避願います)
42:全ての世界に背を向けて 1/10
09/07/19 18:07:06 lsgxsN7X
6時間目の終了を告げるチャイムが鳴った。今日の授業はこれでおしまいだ。
私は部活動をしていないので、学校にはもう用はない。
さっさと鞄に教材を詰めてから廊下にでてすぐに、私の行く手を一人の少女が遮った。
「かがみさん。待って下さい」
丁寧な口調で声をかけてきたのは、隣のクラスの委員長だ。眼鏡をかけた知性的な顔立ちをした美人で、
ゆるいウエーブがかかった髪を腰のあたりまで伸ばしている。
「なに? 」
私は立ち止まってから、面倒くさそうな声を出した。
「お願いですから小早川さんのところに行くのは、やめてください」
「ふうん?」
みゆきは、性格は穏やかで口調も丁寧なのに、小早川ゆたかちゃんのことになると途端にヒステリックになる。
「どうして、私がゆたかちゃんの所に行ってはいけないのかしら? 」
私のとぼけた返事に、みゆきは綺麗な顔を歪ませながら話し始めた。
「かがみさん。貴方と小早川さんは、お互いに依存しています」
「へえ。それで」
小馬鹿にしたような私の返事に、顔を青ざめさせながらも、みゆきは形の整った眉をひそめながら断定した。
「あなたがたの今の関係は、お互いの為になりません。少し距離をおくべきです」
何を偉そうにこの女は言うのか…… 反論するのも面倒くさいな。
心底うんざりした私は、みゆきの顔から露骨に視線を背けて、無言で脇を通り抜ける。
「待ってください」
反射的にみゆきの手が伸びて、制服の端を掴みかかるが、私は激しく振り払いながら叫んだ。
「構わないで! 」
「痛っ」
私は、手の甲を抑えて顔をしかめる少女を一瞥しただけで、すぐにその場を立ち去る。
しかし、さほど歩かないうちに、別の女子生徒が私の行く手に立ちはだかった。
43:全ての世界に背を向けて 2/10
09/07/19 18:07:51 lsgxsN7X
「お姉ちゃん」
頭上に黄色いリボンを結んだ、ショートカットの少女が泣きそうな顔で声をかけてくる。妹のつかさだ。
「何よ、つかさ」
みゆきとの不毛なやり取りでかなり不機嫌になっていた私は、最初からケンカ腰になっている。
「ま、待って、お姉ちゃん、話を聞いて」
それでもつかさは、強引に通り過ぎようとする私の制服の袖に縋りついて、必死に訴えかけてくる。
「おねえちゃん。お願いだから、ゆたかちゃんのところに行かないで」
「そんなこと、私の勝手でしょ」
馬鹿馬鹿しい。なぜ、私が妹の指図を受けなければならないのか。
「お姉ちゃんがゆたかちゃんのこと好きなのは分かってる。でも、このままだと、
お姉ちゃんもゆたかちゃんもダメになっちゃうっ」
大きな瞳に涙を溢れながら、私の制服の裾を掴み続けるつかさが、とても…… うっとうしい。
「つかさ。邪魔! 」
私は底冷えのような声で怒鳴りつけてから、みゆきにした時と同じように、邪険に手を振り払う。
「きゃっ」
高い悲鳴があがり、覆い被さるようにして何かが倒れる音が聞こえてきたけれど、完全に無視して前に進む。
「まったくもう、なんなのよ」
みゆきもつかさの憐れんだ目つきが物凄く気に入らない。まるで私が全部間違っているような言い草にも腹が立つ。
私はゆたかちゃんと付き合っているだけだ。誰にも迷惑なんかかけていない。
苛立つ気持ちを抑えきれずに、罪のない廊下の床を何度も何度も蹴りつけると、行き交う生徒たちがぎょっとした
表情を浮かべて振り返った。
しかし、今の私にとって、つま先の痛みも他人の視線もどうでも良い。
私とゆたかちゃんの仲を認めない世界なんて、滅びてしまえば良いんだ。
廊下の角を曲がって、階段を降りようとすると、踊り場に、髪を膝のあたりまで無造作に伸ばした、小柄な少女が佇んでいる。
こなただ。
見えない圧力を感じて、一瞬引き返そうと思ったけれど、逃げると思われるのも癪だったので、そのまま階段を下りていく。
しかし、脇を通り過ぎようとする時も、彼女は何も言わない。
「アンタは止めないの? 」
耐えきれずに口を開いてしまった私に、こなたは小さくかぶりを振ってから答える。
「とめることができるなら、とめるけれどね」
「ふうん」
「かがみの性格は、良く知っているから」
苦笑を浮かべながら、こなたは両肩を竦めてみせた。
こなたは頭がとても良い。もちろん、学校の成績という意味ではない。
相手の感情を読み取る能力がとても優れており、不用意な言葉で他人を傷つけたり、苛立たせたりしないのだ。
こなただけは、私を責めることが逆効果になることを分かっているから、ゆたかちゃんと一緒に、底なし沼に嵌っていく私を、
みゆきやつかさのように無理に止めようとはしなかった。
「分かっているなら…… いいわ」
私は、苦笑いを浮かべるこなたの顔を、もう一度だけ見た後、ゆっくりと階段を降りていった。
44:全ての世界に背を向けて 3/10
09/07/19 18:08:37 lsgxsN7X
ゆたかちゃんが所属している1年D組の教室の前まで歩くと、予想通り不快な騒ぎが発生している。
「お願い! 放してっ」
扉を跨ぐあたりで、絹を裂くような悲鳴があがる。ゆたかちゃんだ。
「あんな酷い先輩のところに行ってはダメ」
続いて彼女のクラスメイトである、岩崎みなみちゃんが鋭い声を出した。
みなみちゃんは、小柄な少女の両腕を掴んで拘束しており、ゆたかちゃんは悲鳴をあげながら、彼女から逃れようともがいている。
「全く、失礼にも程があるわね」
私は舌打ちをしながら、ふたりの間に強引に割り込んで引き離した。
「何をしているのかしら? みなみちゃん」
私は背の高い少女を見上げながら、冷ややかな口調で尋ねる。
しかし、彼女はまるで親の仇に出会ったような憎しみのこもった目つきで睨みつけながら言った。
「柊先輩。今すぐゆたかと別れてください…… 」
「どうして? 」
「あなたといると、ゆたかが不幸になってしまう。いや、既に不幸になりかけています! 」
寡黙なはずのみなみちゃんの口から、罵声が放たれる。
「ふふっ、あは、あははっ」
しかし、私は内心の可笑しさを堪え切れず、彼女の眼前で嘲るような笑い声をあげた。
みなみちゃんには悪いけれど、いや、悪いなんて全く思っていないけれど、笑いが止まらない。
「何がおかしいんですか! 」
怒りが沸点に達した彼女は、私の胸倉を乱暴に掴んだ。美人が怒ると怖いというけれど、長身も相まって物凄い迫力だ。
「いやいや、ごめんなさい。みなみちゃん。でもね。こうもストーカーばかりが勢揃いすると、流石に鬱陶しいのよ」
まったく、みゆきも、つかさも、みなみちゃんも、揃いも揃ってうざったい。
私とゆたかちゃんが、恋人同士としても付き合いをするのを、必死に阻止しようとあれこれ画策しているようだけど、
一度、無益で馬鹿らしい行動をしている自分たちの姿を鏡で映してみるべきだ。さぞかし滑稽な姿に愕然とするであろうに。
「ストーカーなんかするよりね。一度しかない高校生活を、もっと有意義なものにすべきでないかしら」
私は冷たい口調で言い捨て、掴まれた手首を強引に振り払う。
「こ、この! 」
みなみちゃんが、厚い鋼板でも焼き切りそうな凄まじい目つきで睨みつけるが、私は冷笑を浮かべたまま受け流す。
「さ、ゆたかちゃん。もういくわよ」
「は、はい」
二人の険悪きわまりない応酬を、はらはらしながら見つめていたゆたかちゃんは我に返り、私の手を握った。
「じゃあね。みなみちゃん」
私は、小馬鹿にするように空いた方の手を振って、廊下を歩きだした。
尚も、みなみちゃんは剣呑な目つきでにらみつけていたが、不幸中の幸いというべきか、これ以上の手出しをすることはなかった。
45:全ての世界に背を向けて 4/10
09/07/19 18:09:16 lsgxsN7X
「あ、あの…… 先輩」
脱いだ上履きを下駄箱に入れている私を見上げながら、ゆたかちゃんが躊躇いがちに口を開いた。
「なに? ゆたかちゃん」
「さっきは、ありがとうございます。でも…… 」
「うん? 」
ゆたかちゃんは、瞼に溜まった水滴を拭ってから言葉を続けた。
「私、かがみ先輩にご迷惑をかけてしまっているのではないでしょうか? 」
「そんなことないわ」
私は、きっぱりと否定してから、人差し指をおでこにぴたりと当てて言った。
「いい。ゆたかちゃん。私はゆたかちゃんと一緒にいたいの。ゆたかちゃんが嫌じゃない限り、あなたの傍を離れないわ」
「せ、せんぱい…… 」
ゆたかちゃんは顔を真っ赤にしながら声を詰まらせる。
「私、先輩に甘えても良い…… ですか」
ゆたかちゃんは、私の胸に飛び込んできて、あどけない顔を埋めた。
「泣いていいわよ」
「ご、ごめんなさい」
堪え切れなかったのか、微かに嗚咽を漏らし始める。
「私こそ、ごめんね」
私は、小さな背中を撫でながら謝った。
常に強気な私と比べると、はるかに打たれ弱いゆたかちゃんは、私の目が届かないところで、いっぱい嫌な思いをしているはずだ。
しかし、彼女は私に迷惑をかけまいと気を遣っているのか、なかなか話してくれない。
「ゆたかちゃんは、私が守ってあげるから」
「ひっく、かがみせんぱい…… 」
「ゆたかちゃんを傷つけるヤツは、絶対に許さないわ」
私は、彼女を苛む者に対する激しい怒りを露わにしながら、少女の華奢な背中をなで続けた。
46:全ての世界に背を向けて 5/10
09/07/19 18:10:13 lsgxsN7X
ゆたかちゃんが泣きやんだ後、私達はホテルにいくことに決めた。
私の家には家族が大勢いるし、ゆたかちゃんもこなたやおじさんと一緒に住んでいるので、性行為はできないが、
ホテルならば、巫女として勤めたバイト代が溜まっているので、休憩料の支払いに困ることはない。
校門を出てから5分程の場所にあるホテルの敷地に入った時、ゆたかちゃんがおずおずと尋ねてくる。
「かがみ先輩、あ、あの…… 」
「なに? ゆたかちゃん」
「ここ、制服で入って問題ないんでしょうか? 」
何度もホテルに行っているくせに、いまだにゆたかちゃんは逡巡している。まあ、初々しくて可愛らしいのだけど。
「構わないわよ。誰も見ていないわ」
「は、はあ」
最初、ホテルを利用した時はそれなりに緊張したけれど、何度か繰り返すうちに慣れてしまった。
ここは何もしゃべる必要はない。
無人のロビーらしき場所で、休憩をしたい部屋を選ぶだけで、点滅した矢印によって部屋まで案内してくれる。
コトを終えて帰るときは、所定の場所にお金を入れてボタンを押すだけでおしまいだ。
更に、料理やお酒を注文する時もリモコンに打ち込めば、小さな窓から差し入れてくれる。
試行錯誤の末とは言え、ここまで徹底的に対人接触を避けたシステムをつくりあげた業界の人々に対しては、
ある種の感銘すら受けてしまう。
装飾過剰の部屋に入った私達は、陵桜学園の制服を脱いでから、バスタブにお湯をいれる。
「ゆたかちゃん。一緒にはいろっか」
「あ、はい」
いそいそと制服を脱ぎ始めるゆたかちゃんを、私はじっくりと鑑賞する。
まず、彼女が汗を含んだセーラー服を脱ぐと、ぬけるような白い肌が露わになる。
次にスカートのホックを外して下ろすと、美味しそうな太腿と純白のショーツが姿をあらわした。
「み、みないでください」
私の無遠慮な視線に気づいたのか、ゆたかちゃんは、顔を真っ赤にして両手でショーツを隠す。
「ゆたかちゃん…… 私、ガマンできないわ」
しかし、半裸となった少女にすっかり欲情してしまった私は、まるで野獣のように、小動物のような少女を
あっという間にベッドに押し倒してしまう。
「せ、せんぱい!? 」
目をぱちくりと瞬かせながら、驚いた声をあげるゆたかちゃんに構わず、私は口を塞ぐ。
「だ、だめっ、んむぅ」
ゆたかちゃんの小さな口を開かせて、舌をねじこむ。
「ん…… んんっ」
私の口から流れ落ちる唾液にむせながらも、小さな舌を懸命に伸ばして絡めてくる。
「んあっ、はうっ」
私は、喉の奥までゆたかちゃんを味わいながら、小さな背中に手をまわして、白いブラのホックを外す。
「ひゃうっ」
ブラをめくると、ほんの少しだけ膨らんだふたつの乳房が視界にあらわれる。
「ん…… んはあっ」
一旦、唇から離して、ゆたかちゃんの桜色の突起を眺めながら私は嬉しそうな声をあげた。
「ゆたかちゃんの乳首、とっても綺麗ね」
「は、恥ずかしいです」
顔を紅くそめながら恥じらうゆたかちゃんを横目にしながら、私は桜色に染まった乳首に吸いついた。
47:全ての世界に背を向けて 6/10
09/07/19 18:10:52 lsgxsN7X
ちゅばっ……
イヤらしい音を立てながら吸い上げると、最初は小さかった突起がだんだんと膨らんでくる。
「ひゃ、ひゃあああ」
裏返った声をあげながら、目をぎゅっと瞑って耐えているゆたかちゃんがとても可愛くて、いじらしい。
「か、かがみせんぱい…… 」
さらにじっくりと乳首を責め立てていくと、ゆたかちゃんが口を開いた。
「なにかしら? 」
彼女はとても恥ずかしそうに、それでも何かを期待するような顔で私に囁いてくる。
「あ、あの、私の、あそこ、気持ちよくして頂けませんか? 」
「あそこってどこかしら? 」
私は意地が悪い。純粋で可憐な彼女をみていると、どうしてもいじめたくなってしまう。
「あ、あの、そ、そのお」
「きちんと言ってくれないと分からないわ」
固く膨らんだ乳首を摘みながら、更に追い詰める。
「ひゃうっ、で、ですから、そ、その」
散々逡巡してから、ゆたかちゃんは、首筋まで真っ赤になりながら蚊の鳴くような小さな声を出した。
「わ、わたしのおま○こを、いじって…… ください 」
「良くできました」
私は満足げにうなずいてから、ゆたかちゃんの純白なショーツに指先を伸ばすと、布地越しにも関わらずぐっしょりと濡れている。
「ふふっ、ゆたかちゃん。もう、ベタベタね」
「いやあっ、い、言わないでくださいっ」
事実を指摘にされて、可愛らしい悲鳴をあげる少女のショーツの上からまさぐると、染みが拡がった為に生地が透き通り、
うっすらとアソコが見えてしまう。
「んひゃあ、あっ、あううっ」
私に、アソコを揉まれて悲鳴混じりの甲高い声をあげながら、ゆたかちゃんは華奢な身体を捩る。
「んっ、か、かがみ、先輩、もっと強く、して…… 」
こんなにも気持ちよくよがっているのに更に強く愛撫をしてほしいと願うのだから、ゆたかちゃんは欲が深い。
私は彼女の期待に応えるべく、可憐な少女に残された最後の衣服を、ゆっくりと脱がしていく。
「はあ、はあっ、先輩、みないで、お願いです…… から 」
恥ずかしいのか、少女は両手で顔を覆いながら、イヤイヤと首を振る。
「ゆたかちゃんのアソコから、イヤらしい糸がひいているわよ。半透明で粘性があってちょっと変な匂いがするわね」
「や、やだあっ」
いじわるを言いながら、コットンのショーツをずりおろしていくと、アソコから伸びた愛液で
つくられた糸がぷつんと途切れた。
48:全ての世界に背を向けて 7/10
09/07/19 18:11:37 lsgxsN7X
「ゆたかちゃん。つるつるね…… 」
「い、嫌ああっ、お願いだから見ないで! 」
悲鳴混じりの哀願は当然、無視する。
私は、まだ産毛程度しか生えていない、少女のアソコをじっくりと鑑賞したあと、ゆっくりと撫でていく。
「ふああっ、んああっ、駄目、だめえっ」
ゆたかちゃんは淫らな声をあげながら、太腿を閉じようとするけれど、私は利き手である左手を、
ゆたかちゃんの華奢な太腿に差し込んで妨害する。
「もう、ゆたかちゃんのアソコから出るお汁で、ぬるぬるになってしまったわ」
「やだあっ、そんな事、言わないでください! 」
私は、羞恥に悶える少女の表情に我慢ができなくなっており、アソコに中指を一気に突き入れる。
「あ、ふああっ」
ゆたかちゃんが熱い息を吐きだしながら、あどけない顔を酷く歪めた。
挿し入れた中指の腹に、ざらざらとした感触が伝わる。私は指の第一関節を折り曲げて、少女の膣壁を引っ掻いていく。
「あああっ、だめえ、んああああっ、んああああ」
奥に激しい刺激を受けた彼女は、裏返った声を何度もあげて、身体を何度もくねらせる。
私は、可愛らしい少女が見せ続ける痴態に、すっかりと興奮してしまい、半ば無我夢中になって
差しこんだ中指の出し入れを続ける。
「ん、んはあっ、ひゃああ、だめ、わたし、もう、だめええええええええっ」
ゆたかちゃんは、トロトロとした液体を吐き出しながら、部屋中に響くような甲高い声を何度もあげ続ける。
こなたが言うように、二次元の世界でロリと呼ばれるキャラが、そのまま現実世界に飛び出してきたような少女が、
淫らによがり続ける姿は、あまりにも危険な魅力に満ちていて、私のアソコから、熱い液体が零れ出しそうになっている。
ついに、私はどうにも我慢ができなくなって、ゆたかちゃんの膣壁への刺激を続けながら、空いた手でスカートの中に手を突っ込み、
白いショーツを脱ぎ捨てた。
「ゆたかちゃん、入れて」
「えっ!? 」
とまどうゆたかちゃんの左手首を掴んで、既にぐっしょりと濡れた私のアソコを触らせる。
「か、かがみ、先輩? 」
「ゆたかちゃん、お願い。私も気持ち良くなりたいの」
「は、はいっ」
素直なゆたかちゃんは、おずおずとではあるが、私のアソコへの愛撫を始めた。
「んくっ、ふああっ」
私も負けじと、ゆたかちゃんの膣壁への愛撫を再開する。
中指だけでなく薬指も狭い膣の中にいれて、二本の指で激しくアソコの中を掻き回す。
「ひ、ひあああ、ああっ、あああっ」
ゆたかちゃんは、陸に揚げられた鮮魚のように口をぱくぱくと開けながら、小さな身体を何度も跳ねさせる。
「ん、んくうっ、ふあああっ」
私も、クリと膣の中を同時に責めたてられて、はしたないよがり声を何度もあげてしまう。
49:名無しさん@ピンキー
09/07/19 18:15:13 RNj/DAPr
投下支援
50:全ての世界に背を向けて 8/10
09/07/19 18:15:56 lsgxsN7X
「はあっ、はあっ」
何度も荒い息を繰り返していると、悦楽の波はゆっくりと退いていく。
ベッドで仰向けになっているゆたかちゃんも、短い呼吸を繰り返しながら、火照った身体を沈めている。
「かがみ、せんぱい? 」
「何、かしら? 」
汗みずくになった少女の顔を見つめながら尋ねると、ゆたかちゃんは微かな笑みを浮かべた。
「わたし、先輩のこと大好きです。愛しています」
「私もよ…… ゆたかちゃん」
余程嬉しかったのか、嬉しそうに掌をそっと握ってくる。
「せんぱいの手って、温かいんですね」
私は、ほんの少しだけ唇の端を歪めながら言葉を返す。
「掌があたたかい人は、心が冷たいって言うわね」
「一度、みなみちゃんと田村さんが同じ話をしたことがあります」
「そう」
ゆたかちゃんの掌を握ってみると、少しだけひんやりとしている。
「でも、私、かがみ先輩の心は凄く温かいと思います」
「そんなこと、ないわよ」
私は、少し寂しげな口調で言った。
こなたは兎も角として、みゆきやつかさ、みなみちゃんに取った態度は、冷酷としかいいようがないからだ。
「ううん。かがみ先輩は、私にはとても優しいんです。私にとってはそれで十分なんです」
「そっか」
私は、ゆたかちゃんの言葉に頷いた。
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