【職人】MC・催眠系 ..
2:名無しさん@ピンキー
09/04/08 21:58:21 xxA44IgB
乙
3:名無しさん@ピンキー
09/04/08 23:36:19 9CvTWlTi
>>1乙
4:名無しさん@ピンキー
09/04/09 02:42:26 aHOKE6GL
>>1乙
5:名無しさん@ピンキー
09/04/09 04:02:34 AMo4rs8f
>>1
乙
6:名無しさん@ピンキー
09/04/09 09:34:53 lrQwlFkG
>>1
乙彼
7:名無しさん@ピンキー
09/04/09 09:41:34 lrQwlFkG
>前スレ712
誤認や常識変換って、単にそういう世界観の話って気がして、催眠っぽく無い。
8:名無しさん@ピンキー
09/04/09 10:48:17 5mYZwGEh
>>7
いわゆるギャップ萌えだな君は
わかるさ
9:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:31:53 GhscgARf
「うわ、結構…狭いんだ…」
マグネット付きのカーテンを閉め、小さな丸イスに座る制服姿の少女。
外から見ていた段階から、狭そうとは予想していたが、中々に窮屈な間取りだとため息を付きながら、立花里香は、今日初めて、自動証明写真撮影機なるものを使う事になった経緯を思い返していた。
先日告知された、大学試験、合格。
喜び浮かれつつ、色々と入学の準備を進めていた里香だったが、その中に各種書類、学生証用の写真を送るという項目が存在した。
それ用の証明写真が必要となった訳だが、彼女が今まで歩んできた中学、高校等では、学校内で直接、必要写真の撮影を行っていた為、今まで自分から小さな証明写真を撮影するといった機会は無かった。
その為に今回、同じ大学に進む友人から聞きつけた撮影器具の場所を頼りに、この場へとやって来たのである。
「…まあ、こういうのも社会に出る為、大人になる為の経験みたいな感じかな?」
存在する場所が、割と往来のあるデパート横となっていた為、外の人通りに対し、多少の気恥ずかしさを覚える里香。
まあ気にしても仕方ないと、誤魔化す様に言葉を呟きながら、改めて彼女は自分の入った機器の中を見渡した。
正面の壁には、電源を切ったテレビのブラウン管の様な窓がある。
写真の位置取りを示す枠があり、ここが撮影カメラの場所かと里香は当たりをつける。
「これがカメラ画面…?なのかな。これ全部だと、ちょっと大き過ぎるような気もするけど」
床から自分の頭の少し上まで、電源の落ちた黒い画面の様な部分が広がっている事に、少々疑問を浮かべる里香。
幅はそれ程でも無く、精々体の横幅分ぐらいだろうか。想像していた様な顔周りの部分だけではなく、座っている自分の体全体がすっぽり収まるサイズである。
その脇にはボタンが幾つかあり、ズームアップや撮影、等と注釈されている。反対側の脇には、見慣れた硬貨投入口。
天井を見上げると、よくコンビニに取り付けられている様な監視カメラ、その小型板といった感じの機器が据え付けられていた。
脇に張られたシールには、24時間監視の文字。
「・・・こんな狭い所で、何か起こったりするのかな?」
ついでに、何故か脇にはダストシュートの様な扉が設けられており、『こちらから御投入下さい』の文字。
何を投入するんだろうという疑問を浮かべながらも、初めて入った証明写真の撮影ボックスに、結構興味深々な里香。
暫く前後左右を見渡していたが、そろそろ撮影をしてしまおうと、後ろの壁に背中を預け、前の壁に書かれた使い方を注視した。
10:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:32:38 GhscgARf
『画面にその都度、操作の仕方が表示されるので、それに従って進めて下さい』
その言葉に少々、不安を覚える里香。
自分の機械の扱いの不得手さを思い起こし、場当たり的な操作確認で、時間切れとなったりはしないだろうかと訝しむ。
続いて、隅に設けられている、硬貨の投入口を見遣る。
『一回、700円』
微妙に意識せざるおえない値段に、更に不安が増す。
「…大丈夫かなあ」
不安はあるが、取り敢えずは起動させて見ない事には始まらないと、覚悟を決める。
せめて時間制限はありませんようにと願いながら、里香はサイフから抜き出した硬貨を三枚、投入した。
――ピーーーーーーー
「…?」
起動すると同時に、里香の頭の中に、高い音の耳鳴りが響いた。
少々鬱陶しいと感じたが、撮影に集中していれば気にならないだろうと、そのまま点灯した画面に従って、写真の撮影を進めていく。
暫くすると、目の前の壁の黒かった部分の上部三分の一程、丁度顔の前の区画が明るくなり、画面に説明が表示された。
『この機器では、最初に一枚、その後もう一枚写真を撮る事が出来ます』
『一枚につき、二回まで撮り直しが出来るので、御気に召されなければ再撮影を行って下さい』
「あ、割とチャンスあるんだ」
最初の懸念が割かし払拭され、安堵する里香。
その後暫く、目の前に映る自分の顔を凝視しながら、彼女は機器の操作を進めていった。
11:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:33:12 GhscgARf
『写真は、外の受け取り口よりお取り下さい』
「つ、疲れた…」
画面に現れた文字に安堵の息を吐きながら、里香は体を後ろの壁へと預けた。
髪型や表情の微妙な歪みが結構気になり、撮り直しを二回使い切ったりと、中々撮影が上手く行かなかった焦りが緊張と疲れになってしまったらしい。
取り敢えず、画面に写されている自分の顔を見る限り、ちゃんと撮れている筈…と前向き思考を展開しながら、目の前に写されている、撮影した自分の顔を見遣る。
「…何と無くぼーっとしている様な、目の焦点が合っていない様な気もする顔だけど、一応は合格点かな…」
体中を覆う疲れの様な気だるさを感じながら、里香は目の前の画面の『現像中』の文字をを眺めていた。
――ピーーーーー
「…まだ鳴ってたんだ、この音」
気を緩めた所為か、撮影中に気にならなかった音の存在を再び認知してしまい、顔を顰める里香。
耳鳴りの鬱陶しさに苛立ったが、もう撮影も終わったし、外に出れば聞こえなくなるだろうと、我慢と無視を決め込む。
そう考えていると、暫くして、ピコンッ、という音がボックス内に鳴り響いた。
現像が終わった音だろうかと、退出の為、腰を浮かせる里香。
その瞬間、丁度目の前の画面が明るくなり、リアルタイムで動く自分の顔と、『二枚目』の文字が映し出された。
(…そうだ、二枚目、取れるんだったっけ。何かもう一枚目で十分な気もするけど…)
浮かした腰を再び椅子に乗せて考える里香だったが、最初の撮影での疲れと、もう必要な枚数を撮ったという安堵から、続けての撮影に疑問を浮かべる。
何か頭も上手く廻らない様な感じだしと、撮影の必要性を吟味していた里香の頭の中で、一瞬、それまで聞こえていた耳鳴りの音が大きく響いた。
――けど、お金勿体無いし、予備もあると助かるし、撮った方がいいよ。
「…そうだよね。撮れるのなら、撮っといた方がいい、よね」
撮るだけならタダだしねと、浮かんだ思考に納得する里香。
現金だなあと自分の思考に苦笑しつつも、だらけていた身を起こし、里香は画面に向き直った。
12:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:35:03 GhscgARf
「取り敢えず、服、整えて・・・」
画面に映る自分の顔、その自分が着ている学校指定の制服を見る里香。
だらしなく座っていた所為か、少々様子が乱れているなと感じ、手を当てて服飾の位置を調整し…ブレザーのボタンを外していく。
「…って、何で私、ブレザーのボタン外してるんだっけ?」
――証明写真を撮る為。
自分の行動に疑問が浮かんだが、その理由をすぐさま思い出し、一瞬止めた手の動きを再開させる里香。
しかしすぐに、何故証明写真を撮る為に、ブレザーを脱ぐのか? と、新たな疑問が浮かび、袖から抜こうとしていた腕を止める。
――自分である事を証明する為の写真を撮るんだから、制服じゃなくて、自分自身を撮らないと。
(…いや、自分自身って何さ、私)
――自分自身、ありのままの自分。裸。
「…あ、成る程…ってちょっと待て私」
疲れている所為か、何か自分の思考がおかしい気がすると、頭を振る里香。
ブレザーを脱ぎ捨て、ブラウスのボタンを片手で外しながら、引っ掛かった自分の思考を反芻する。
(証明写真を撮るのよね…。だから裸を撮って、自分を証明…?)
何か引っ掛かりを感じる自分の考えに、更に疑問を浮かべる里香。
暫くうんうんと考えていたが、ふと、正面を見ると、何時の間にか目の前の壁の画面が大きく様変わりしている事に気付く。
それまで映っていた上部三分の一だけではなく、黒かった部分全てに電源が入り、ワイドな大画面といった感じへと変化していたのだ。
大きくなった画面には、ブラウスをはだけ、肌と胸を覆うブラジャーを露わにした里香自身が、つま先から頭まで、鏡の様に映し出されている。
13:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:35:31 GhscgARf
「…寒っ」
目の前に映る自分の服飾を客観視して、体を撫でる空気の冷たさを再確認する里香。
まだ春に届こうかという季節。今日は風が強いが、一応、外とは曲がりなりにも遮断されているのと、機器自体の熱の所為だろう。
それ程肌寒さを感じるとは言わないが、今現在の着姿では、余り意味が無い。
寒さをなんとかしようと、ブラウスのボタンに手を掛け、着込もうとした里香だったが、今自分が何をしようとしているかを思い起こし、その手を止める。
――裸を写さないと、証明写真とは言えないもんね。
「…うん、寒いけど、証明写真、撮らないと…?」
一瞬何か違和感を感じた気もしたが、取り敢えずは証明写真を撮ってから寒さを凌ごうと思い立ち、再びブラウスを脱ぎだす里香。
パサリと、脱いだブラウスが足元に落ちたが、やはり寒さを気にならないとは言えず、少し悩んだ末に、正面である程度映れば良いかと考えを改め、ブラウスは脱ぐのではなく、前をはだけるだけに留めようと思い直す。
「ブラは…取っとこうかな。流石に画面上だと結構肌隠しちゃってるし」
そう思いながら、背中に手を回し、ブラのホックを外す里香。
締め付けから開放された乳房がぽろりと零れ落ちる様子が、目の前の画面に映し出される。
寒さで少し体が強張っている所為か、若干乳首が自己主張をしている様子が見て取れた。
――肌を良く見せる為に、弄って、もっと勃たせないと。
「…うん、ちゃんと綺麗な裸、撮らないと、証明写真にならないもんね。…その前に、ブラウス」
誰かに言い聞かせるように呟きながら、気になりつづけていた寒さを何とかする為、足元に脱ぎ捨ててあったブラウスを引っ掛ける里香。
その後、浮かんだ思考通りに片手を胸に這わせ、寒さに強張っていた胸の先端を刺激していく。
一方で、もう片方の手は、何時の間にかスカートの下に潜り込み、股間を覆う下着に手を掛けていた。
虚ろな、何処か上気した様な表情で目の前の画面を見ながら、呟く里香。
――Hな行為で、肌を紅潮させてあげないと。
「うん…ちゃんと、Hな事して…写さないと」
――それが、証明写真だしね。
浮かんだ思考に心の中で相槌を打ちながら、里香はずり降ろしていたパンツを一気に、足から抜き取った。
14:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:36:05 GhscgARf
「あ、はぁ…ぁぁ…っ!」
だらしなくはだけられたブラウス。腹の周りを覆うだけのスカート。申し訳程度に足を覆う靴下。
最初の撮影の時の、背筋を正していた真面目な姿勢は見る影も無く、今は椅子からずり落ちるような体勢で、里香はひたすら指を自身の秘部に這わせていた。
行為につられて、姿勢は大きく崩れ、今は丁度腰が椅子に乗っかるような形になり、頭を背後の壁に預けている。
その所為で少なくなった足を置くスペースを確保する為に、里香は床から足を離し、前の画面の両脇へと足裏を置いていた。
有り体に言えば、小さな椅子の上で、M字開脚を行いながら、里香は自分の性器をひたすらに弄くっているのである。
表情には、最初写真を撮っていた時の様な、凛とした気品は無い。
快楽に惚けだらしなく頬を緩ませ、口からは止めど無く嬌声を発している。
無論ここまで没頭するまで、何も躊躇や葛藤が無かった訳ではない。
最初は行為を行う事に若干の疑問もあったが、続く快感にその思いも消えてしまった。
目の前の画面に映る自分のはしたない姿にしばしば手を止めてもいたが、何時の間にかそんな自分の姿を見ながら行為を行う事が、どうしようもなく気持ち良いと感じるようになってしまったのである。
しかし、それほど快感に頭を惚けさせても、里香はある一つの事を忘れなかった。
「んふ…ぁん、またズレて、る…」
右手で秘部を弄くりながら、時折体勢を起こして、椅子の高さを調節していく里香。
『証明写真を撮る事』、これだけはどんなに気持ち良くても、何故か忘れる事が出来なかった。
快感を得る中でのそんな配慮に煩わしさを覚えもしたが、そもそも写真を撮る為に来たのだからという前提条件を思い起こし、すぐに疑問も霧散してしまう。
「ふぁ、ぅん…こんな感じで、ぁ、良い、かな」
何度か試行錯誤して、調度良い位置に調節を終えると、改めて椅子に腰を預け、足を開いた。
目の前の画面には、自分のはしたない顔から、ツンと尖った乳首を湛える胸、ギリギリまで画面に寄せられた、愛液でドロドロになった自分の股間が映し出されている。
それを、普段の写真で髪型や表情を気にするかの様に、目の前に映っている自分の姿を確認し、満足げに笑みを浮かべる里香。
(…けど、こんなだらしない顔で映して、証明写真に、なるのかな…?)
――自分がイク瞬間を撮らないといけないんだから、問題無いよね。
「あ、んぅ!…た、確か、ぁん、三秒前からだった、から」
一瞬浮かんだ疑問も、すぐさま頭の中で回答が提示されて納得し、里香は別の思考へと思いを馳せた。
快感に溶けそうになる頭を何とか動かしながら、先に撮った一枚目の写真の撮り方を思い出す。
先の撮影では、撮影ボタンを押してから三つのカウントの後、フラッシュが焚かれていた――
(ちょうどイク時に、撮らない、と…。…ぁ、くる…かも…?)
方法の確認をする途中、徐々に昂ぶりだした体の感覚に、慌てて壁に踏ん張っていた片足をスイッチの上に乗せる里香。
その行為に、ちょっとはしたない等という思いが、僅かに頭を掠めたが、押し寄せる快感の前には些細な感情でしかなかった。
いよいよ訪れた快感の波に、里香は身を委ねながら上り詰めていく。
「ああ、はぁん! ぅ、く、スイッ、チ…っ!」
ボタンの上に乗せていただけだった足にグッと力が込められ、その瞬間、ポンッ、という小気味の良い音がボックス内に響く。
数瞬後、画面上に大きく、カウントダウンが表示された。
その数字に合わせる様に、里香は一層激しく秘部を弄り、胸を揉み抱く。
「ふぁ、ああっ! イク…ぁ、イっちゃう…っ!」
『…3、…2、…1、…』
「はあ、ぁ…あ、ああああっ!!!」
パシャリと焚かれたフラッシュを身に受けながら、右手でクリトリスを抓り上げ、左手でアソコを押し開く。
快感と共に、ビクビクと震える体を必死に保ち、目の前の画面に映る自分を注視しながら、里香は自らのあられもない撮影体勢を維持し続けた。
15:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:36:38 GhscgARf
『体を液で汚してしまった場合は、自分の下着で拭き取って、お手元の扉よりお捨て下さい』
「ああ、だから・・・」
入る時に見つけた用途不明の扉、その設置理由を示され、用意が良いなあと納得しつつ、里香は床に落ちていた自分のパンツで、濡れた股間を丹念に拭き取っていた。
その正面には、先程撮られた自分の絶頂時の姿が壁一杯に広がっており、普段の勉強一辺倒な自分からは想像もつかない様なHな姿に、頬を赤くする。
「けど、すごくよく撮れてる…かな?」
画面の中では、半裸の自分がトロトロに溶けた股間を精一杯押し広げ、秘部の詳細を惜しげも無く曝け出している。
体の上では柔らかそうな乳房が、先端も痛いくらいに尖らせており、その向こうには絶頂の気持ち良さを我慢しきれず、顔を歪ませながら遠くを見つめる笑顔。
どう見繕っても、それは一般的な証明写真とは程遠い、下手なポルノ顔負けの激しい自慰の1シーン。
しかし、その被写体である里香はそれをおかしいと思う事は無く、むしろ誇る様な表情でそれを見つめていた。
――肌を曝け出して、イク瞬間を余さず写す事が、立派な『証明写真』だからね。
「うん…これで良いかな」
出来映えからして、撮り直しは要らないだろうと見切りを付け、拭き取ったパンツとブラを扉に投する里香。
脱いだ制服をきちんと着直し、身嗜みを整え、席を立つ。
その瞬間、ピコンッ、と音が鳴り、画面に文が表示された。
『この度、我が自動証明写真撮影機を御使用下さいまして、ありがとうございます』
『この機器内での一連の出来事は退出の瞬間忘却され、証明写真を撮ったという認識のみが貴方に残ります』
『外の受け取り口より、一枚目の写真を受け取る事をお忘れの無い様にお願いします』
文面を横目で見て、内容に若干の疑問を浮かべる。
しかし社交辞令レベルの文面故、それ程気に留める事も無く、そのままカーテンを開け、里香は外へと繰り出した。
16:名無しさん@ピンキー
09/04/09 15:37:17 GhscgARf
受け取り口から出ていた写真を取り出し、まじまじと眺める。
シート一枚に、四つの小さな証明写真。
これが多いのか少ないのかは、初体験の里香には分からなかったが、取り合えず必要数は揃っているから良いかと納得する。
裏を捲ると、それぞれの写真の裏には、>>1乙 という、通し番号の様な小さな記号。
一体なんだろうという疑問は浮かんだが、それ以上に今の里香には、気になって仕方が無い、気にしなければいけない重大な事象があった。
「…何で私、下着」
着けてないんだろう、と口にする事を慌てて止め、真っ赤になった顔を恐る恐る周りに向け、辺りを伺う。
幸い、ある程度の人通りはあるが、自分を気にしている人は特に居なそうだと、安堵の息を吐く。
改めて、下着を着けていない自分を心の中で確認し、疑問と羞恥心で、頭の中を一杯にする里香。
家からずっと着けていなかったんだろうかと、今日の行動の一部始終を反芻するが、どうにもその辺りが曖昧で良く思い出せない。
今日の風の強さを思い起こしながら、最悪の事態が起こったりしていなかったを考慮するが、その前提で過去を降り返る事に、かなり憂鬱になっていた。
(…というか、そんな状態を気にせずに居たとか考えるのが、かなり怖い)
思い至った場合の精神的ダメージが余程怖かったのか、取り敢えず過去を降り返るのを止め、今現在への対処を優先する事にしたらしい。
羞恥心と記憶の曖昧さでもやもやする思考をなんとか纏めつつ、気を紛らわせようと、里香は改めて、撮った写真を見遣った。
「…?」
見ているうちに、何か得体の知れない感情が湧き上がり、戸惑う里香。
別に何でもない写真の筈なのに、何故か見ているだけで、良く分からない恥ずかしさが込み上げて来るのである。
暫く写真を眺めていたが、結局どんどん膨れる恥ずかしさに耐えきれず、逃げる様に写真をポケットへと仕舞い込んだ。
「…か、帰ろう!」
頭に蔓延る羞恥心を打ち消す様に言葉を発し、帰路につく。
そんな彼女のいきなりの一声に驚いたかのだろう。近くを歩いていた同じ学校の男子生徒達が、里香に目を向けていた。
その前を、平静を装いながらも足早に歩き去っていく里香。
そんな彼女の顛末を知ってか知らずか、この日一番の強風がその場を吹き荒び、彼女のスカートを大きく靡かせた。
17:名無しさん@ピンキー
09/04/09 16:26:25 VZI+z4mW
GJと言わざるを得ない
18:名無しさん@ピンキー
09/04/09 17:17:14 kwjzcBCt
gj
無事に帰れるのか、
是非続きを読みたい。
19:名無しさん@ピンキー
09/04/09 17:32:11 2sqBAqVL
GJ!
やっぱり撮り直しする時はまた?
20:名無しさん@ピンキー
09/04/09 17:33:38 Hpu4XGN1
GJ
終わりが明確に分かるようにしないと
続きがあるのかwktkしちゃうじゃないか。
21:名無しさん@ピンキー
09/04/09 18:26:12 309GoW41
素人だけど、さくっと書いちゃっていい?
22:名無しさん@ピンキー
09/04/09 18:55:20 2sqBAqVL
OKOK
23:名無しさん@ピンキー
09/04/09 19:09:45 309GoW41
おれの名前は「鉢拓郎」
現在高校三年生、
性格は地味で引っ込み思案でアニメ大好き、容姿は痩せていてきゃしゃ。おまけに腫れぼったい一重まぶたで髪はボサボサ頭、イケてない、いわゆる「キモオタ」だ
そんなおれにも実は好きな女の子がいるんだ。
同じクラスの長澤まさみちゃんだ。
初めて彼女を知ったのは高校の入学式、それ以来、僕は彼女のトリコだ。
まさみちゃんは容姿端麗、成績優秀、運動神経も抜群で性格も良くて人望も厚い。
これだけそろってなお、Fカップの巨乳!
まさみちゃんは僕の憧れのオナペットアイドルなんだ。
24:名無しさん@ピンキー
09/04/09 19:43:18 309GoW41
ある日の放課後、僕は家でもはや日課であるオナニーをしていた。おかずはもちろん、憧れの長澤まさみちゃんだ。
「あぁ〜、まさみぃ〜ハァハァハァ…うっ……ハァ、ハァ、ハァ………しかし、まさみちゃんはホントに最高だなぁ、どうにかして付き合えないかなぁ…」
拓郎は深く考えず、机の上のパソコンで惚れ薬の作り方をしらべた。
胡散臭いサイトがたくさんあるなかで偶然拓郎の目に留まったサイト、そのサイトによる惚れ薬の作り方は至って簡単だった。
「これなら簡単に作れるぞ、まさか本気で信じてなんかいないけど、やってみるか」
25:名無しさん@ピンキー
09/04/09 20:01:00 309GoW41
作り方はこうだ、自分の精子、チンカス、鼻くそ、唾、痰を指定された分量混ぜ合わせ、こねて丸めるだけだった。
拓郎はさっそくソレを作った
「よしあとはこれをまさみちゃんに食べさせるだけだ!」
翌日、体育の時間の誰もいない教室に忍び込みまさみちゃんの弁当箱のなかに惚れ薬を忍ばせた
昼休みになり拓郎は弁当を食べるまさみちゃんをチラチラとバレないように観察していた
まさみは友達とおしゃべりしながら弁当を食べていた
「あれ、これなんだろう?」まさみは惚れ薬を箸でつまんで不思議そうに言った。 続く
26:名無しさん@ピンキー
09/04/09 20:54:04 CWQYfB8E
>>9-16
あなたは「>>1乙」と書きたいがためだけにこんなGJな作品を書くのかw
27:名無しさん@ピンキー
09/04/10 02:06:22 0uAlzLrO
ID:GhscgARfの男気に嫉妬。
28:名無しさん@ピンキー
09/04/10 09:42:13 2wGuQPt5
むしろこんなのの後から四半日と経たずに投下したID:309GoW41の度胸に嫉妬
29:足お○んこ
09/04/11 15:41:19 Ht/QTOdF
テスト中……ひまだ……よし、催眠術をかけよう。
『手がお○んこになる。』
あちこちで小さな悲鳴があがる、
みんなは持っていたえんぴつを手放したり、床に落としたりした。
しかしテスト中なために床に落としたえんぴつを自分で拾うことができずに手をあげて俺に拾ってもらうことになる。
俺はえんぴつを拾い手渡しするが、またその子はえんぴつを持つとビクンと震え、そのえんぴつを床に落としてしまう。
これじゃ芯が折れてもう使えなくなるじゃないか。テストに支障をきたすな。
うむ、じゃあ、こうしよう。
『足がお○んこになる。』
「!!」
手のときよりもちらほら悲鳴があがる。
みんなは顔を赤くしている。
それから、ほとんどの子はまわりに悟られないように上履きを脱ぎだす。
それでも何人かはさらにその靴下がきになるらしく、もぞもぞとしている。
上履きならすぐ履けるが、靴下となると躊躇するよな。
靴下を脱ぎたいけど中には自分の足がくさいことをばれたくない生徒もいるだろうしな。
■ ■ ■
突然えんぴつをもってたら……あそこにあの感覚が……
「ぁんっ!」
こ、声がでちゃった……みんなにあの声聞かれちゃったかも……
うぅ、恥ずかしいよぉ……周りを見て誰かと目があっちゃたら気まずいし、
そのまま平然とテストを続けて、自分じゃないですよアピールでなんとかごまかすしかないよぉ……
「ひっ!?」
ビクン!
こ、今度は足がむずむずしてあそこがすれるのと同じ……
どうしよう……このままじゃ……確実にた………っちゃうよ……。
と、とりあえず上履きを脱ごう。そうすれば少しは感覚が薄れるかも……。
ゴソ、ゴソ……
上履きを脱いだけど…………靴下が……まるであれの変わりみたい……
どうしよう……靴下も脱いだら気持ちいいだろうな……
だって靴下を脱げば……あれを直接さらしているのと同じ感覚がえられるんだよ……
学校で堂々と……あれを………みんながいる教室で………
ど、どうしよう……や、やろうかな………
だって普通じゃできないよ……あれを教室で露出するなんてこと……そんなことするのなんて変態しかできないよ……
だけど今はなぜか足があそこと同じなんだよ……今しかできないかも……
でも……もし、今回その気持ちよさに目覚めちゃったら今度は本当の……お○んこを……授業中に露出しちゃうかも……
クチュ……クチュ……クチュ……クチュ……
このまま、靴下のままでこすりあわせるのもいいけど……やっぱり直が……いいよね………
だ、大丈夫だよね……気づかないよね………
……んしょ……ぬ、脱いじゃった……教室で靴下……
………はぁ……はぁ……はぁ……
チュク、ジュク、チュク、ジュク
30:足お○んこ
09/04/11 15:42:12 Ht/QTOdF
もうだめかも……素足で足の指同士を擦りあわせると、とても、き、きもちいいよぉ………あ、あそこがびんびんに……
…た……っっちゃう……あぁん……足お○んこでいっちゃうよ………
だめ、もうとまらない、足お○んことまらない!!
じゅる、じゅく、ちゅく、じゅく─
足汗で足がぬるぬるして足お○んこ……○んこ………いっちゃうーーーーー!!!
お○んこからドピュドピュ、えっちなえきでちゃうーーーー!!!
■ ■ ■
みんな靴下のまま、足どおしを擦りあわせちゃってよっぽどいいんだな……
というかほとんどの生徒は答案を書くことよりあっちをかくことに集中しちゃってるじゃないか。
西野の奴はすごいな靴下まで脱いで、クチから涎が垂れ始めてもふきもしないで夢中になっちゃって……
途中で答案用紙の答えがミミズのような文字になってしまってるじゃないか、おまけに涎でにじんで読めないし解読不能だな。
ちなみに今は学年末テストで全クラスがテストをしている。この催眠は全クラスにかけているんだ。
だから全クラスの平均点がさがるかもしれないな。
今日一日のテスト中に確実に全員いくだろうし、あとトイレがものすごい混雑すること間違い無しだ。
足が○んこだから歩くたびに○んこを床にこすりつけてるようなものだからな。
一時間目のテストが終わると、次のテストの準備をはじめる子はいなくほとんどは教室を出て行った。
残っている子はテスト中にいっちゃって余韻にひたっているのだろう。
-おまけ- お○んこ喫茶
「ここが新しく部の活動になったお○んこ喫茶部か……どれどれいったいどんなことをしているんだ……あいつの話だと病みつきになるって話だけど。」
ガラガラ
「いらっしゃいませ! あっ! 小林君。」
「さ、桜、おまえもこの部活動に入っていたのかよ。」
「ふ〜ん、小林君もこういうの好きなんだね。なんだか以外。」
「べ、別にいいだろ。」
うへぇ〜桜のウェイトレス姿……可愛いな……って学校の制服かぁ……でもその上にフリフリのミニエプロン、
下は超ミニスカで、ぱんつ丸見え。おまけにぱんつの○んこ部分の所に穴が空いてて……そこから……○んこが見えてる……
「どうかした? 下ばっかり見て?」
「あ、ああ、その……」
顔を上げたいけど桜の○んこも見てたいしな……
「じゃあ、どのお○んこがいいか選んでね。 あたしは今日レジ担当だから接客できないけど。」
そして、僕はある部屋に案内された。
そこにはちょうど上半身から上はカーテンか何かで見えなくなっていて
○んこと足がずらりと並んでいた。
「ここはお○んこ喫茶だから、自分でどのお○んこがいいか選んで、決まったらそのお○んこを咥えてあげてね。」
「えっ咥えるの? ここで?」
「メニュー表みたいな物よ。 後で、席に案内するから、そこについたあとにあなたが選んだお○んこの子がきて飲ませてくれるから、
しっかりそのときはあなたが咥えて飲むのよ。 全てセルフでそのこのジュースを飲めるか飲めないかはあなたしだいだからね。」
カーテンのような布で四方が囲まれている場所に案内され、椅子に座り机に置いてある値段表を見て暇を潰していた。
それにしてもさっきの、あの○んこよかったな……太くて大きくて……臭いもきつくて……あぁ、はやく咥えたいな……
「おまたせしました! セルフ濃厚ジュースお○んこ汁、たっぷりお客様のおクチでお○んこから吸出して飲んでくださいね。」
(終)
31:名無しさん@ピンキー
09/04/11 15:51:28 LbriFG0d
うん、なんか予想ついた
32:名無しさん@ピンキー
09/04/11 16:19:29 rIMaQATn
咥えるってあるから男根なんだろうな
33:名無しさん@ピンキー
09/04/11 16:57:45 uH9kPBVF
お〇ん娘喫茶なら問題ないだろ。
34:名無しさん@ピンキー
09/04/11 17:12:06 fafhgWBY
男の娘の人お久しぶりです!
お元気してました?
35:名無しさん@ピンキー
09/04/11 17:27:06 o0owjMs+
咥えるって書かれちゃなぁ…
それ以外なら解釈できるが…
36:名無しさん@ピンキー
09/04/11 18:54:30 vqXxXm20
ショタスレにでも書き込んでろよ
37:名無しさん@ピンキー
09/04/11 19:08:09 OZWXwdcb
文体からしてミスリードする気満々だったので最初の状況設定だけ抜き出して共学学校妄想展開で満足余裕でした
38:名無しさん@ピンキー
09/04/11 19:25:55 vj4cux+4
いつものネタか
39:名無しさん@ピンキー
09/04/11 19:46:01 e0cv2HYg
一人称をあたしにしてまでそう言うネタにするのか・・・
40:名無しさん@ピンキー
09/04/11 20:26:30 YJj9qT/P
もはやコレはコレで楽しみになってるんだが
41:名無しさん@ピンキー
09/04/11 23:09:30 k5x0Gey3
油断した…
なんか違和感はあったんだ
42:名無しさん@ピンキー
09/04/11 23:19:34 bljiEJAi
もはやこれは様式美といってもいいぐらい
43:名無しさん@ピンキー
09/04/11 23:31:41 yvxgPwX0
現時点で、明らかにアンチ寄りと分かる書き込みは>>36一つだけ。
また、ハッキリと苦手そうにしているのも>>35くらいだ。
では、以前あんなに騒いでいたアンチはどこへ行ったのか?
いや違う、これはいなくなったのではない。
これはショタ属性を持たせる為、男の娘の人と呼ばれる者が巧妙に仕掛けたMCだったんだ!!
Ω ΩΩ<な、なんだってー!
44:名無しさん@ピンキー
09/04/11 23:31:50 N7zdmoMv
今回の別人じゃね?
最初から狙ってるのが見え見えだし
例の人のは最後の最後になって分かるのがキモだったのに
45:名無しさん@ピンキー
09/04/11 23:44:44 OZWXwdcb
個人的には何時か苦手な人をも唸らせる様な催眠系男の娘ネタを書いてみたい
男の娘って、外見完璧に女性に見える(言動も女性的な)男っていう認識でいいんだろうか
46:名無しさん@ピンキー
09/04/12 00:21:44 GsR/IUtx
オトコノコの作品に出てくる男の娘は催眠術で自分の事を女の子だと認識しちゃってるっていうイメージがあるんだが。
47:名無しさん@ピンキー
09/04/12 00:27:20 cNPNQ59o
おにゃのこが感じたときに「たっちゃう」ってのは聞いたことないな
それで気付いたわけだが
俺は付いててもMCが良ければ構わず抜いちゃうよ
48:名無しさん@ピンキー
09/04/12 02:51:44 yoHkhAY8
頼むから注意書きくらいはしてくれ…
別にショタ物でもいいんだが、なんかカフェオレだと思って飲んだのが牛乳とソースを混ぜた物だった的ないやな感覚が残る
49:名無しさん@ピンキー
09/04/12 03:06:54 c9jTICgZ
またあの害悪の投稿あったのか…
もうほんと早く○んでくれねーかなぁ
50:名無しさん@ピンキー
09/04/12 10:08:05 KXYVDJj1
俺は書き込まないだけで、ずっと前から苦手だよ
流石にもう投下はしないだろうと油断してたらこれだよ。朝から気分悪い
楽しんでいる人もいるし、別に投下自体止めろとは言わないから
せめて注意書きを頼むよ
サプライズっていうのは、最後の最後で気分良く終えてこそはじめて成立する物でさ
最後の最後で気分を害されたら、悪い印象しか残らないんだよ?
51:名無しさん@ピンキー
09/04/12 10:36:06 uAY+tqxi
今回のはいつもの人じゃないんじゃね?クオリティがかなり違う飢餓するのだが?
まあ、後味の悪さは同じだが
52:名無しさん@ピンキー
09/04/12 11:22:49 lMGzdaxP
あれか?
カレーライスを食い終わったと思ったら
「カレー味の○ンコはいかがでしたか?」
とか言われるのが嫌なんだな?
53:名無しさん@ピンキー
09/04/12 12:43:04 d12jFR9r
>>52
嫌じゃないやついるのかよw
54:名無しさん@ピンキー
09/04/12 12:55:07 hx04Ivip
>>52
そういう系統のMC作品なら、読みたい。
55:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:10:55 hLtUKhVC
うん
書いてた時に妄想が膨らんじゃった故のただの蛇足話なんだ
すまない
56:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:11:37 hLtUKhVC
「里香里香、決まった? サークル」
横から掛けられたその声に、立花里香は、視線を落としていた大学のサークル活動、その紹介冊子から、声の主へと顔を向けた。
その視線の先には、同じく冊子と睨めっこしていた同級生の少女が、朗らかな笑顔を浮かべている。
「沢山有り過ぎて…まだ」
「そっか。流石に午後で全部は廻り切れないから、幾つか絞らないとね〜」
そう言って、質問者である少女、渡辺依緒は再び、手元の冊子へと視線を落とした。
それに相槌を打ちながら、里香もまた、パンフレットへと顔を向ける。
本日は、各種手続きや資料、新入生の指針等を教えられ、来週から始まる本格的な勉学の為の準備を促す為の日である。
その事自体は午前中で全て終った為、大学構内のとある一角、設置されていたテーブルソファに腰を降ろし、軽食を突つきながら、二人は午後の予定について相談し合っていたのだ。
というのも、この学校では新入生は、この時間を利用して各種サークル巡りに赴くのが通例らしく、在校生もまた色々な勧誘体制等を築いて、虎視眈々と獲物もとい、新入生に勧誘の声を掛けるらしい。
里香と依緒もまた、空いた午後の予定として、学校内のサークル巡りへと勤しもうとしていたのである。
「取り敢えず…ラクロスとか、面白そうかなって。依緒は?」
「馬見に行きたい!」
食い付くような依緒の意気込みを見て、苦笑を浮かべる里香。
動物好きな彼女らしいと思いつつも、それだけで行くと余り歓迎されないんじゃ?と嗜めるが、依緒本人は馬を想う事で頭が一杯らしく、何処吹く風だ。
世話役でも良いんだけどな〜などと、一頻り妄想に身を委ねた後、依緒はサークルのパンフレットを広げる里香の背に覆い被さり、紙面を覗き込む。
「ラクロスかぁ…って、ページ違うじゃん。…写真部?」
興味あったんだ?と意外そうに問い掛ける依緒に、別にそう言う訳じゃないけどと、やんわりと否定する里香。
じゃあ何で?と問い掛ける依緒に、何となく答えをはぐらかす里香だったが、興味を刺激されたらしい依緒に捲し立てられ、やがて、渋々といった感じで大まかな概要を話し出した。
「ちょっと、写真で思い出がね…前に、証明写真撮った時に」
「前、機械の場所聞いてきた時の話?」
「ああ、うん。まぁ、それで、余り思い出したくない思い出が…」
言葉を紡ぎながらも、当時の事柄を頭に思い起こす里香。
あの時は幸いにして、撮影直後の強風以外はさしたる危険も無く自宅へと辿り着けたが、その日一日、その後暫く、そのただ一度の『醜態』を思い出して、ベッドの上で悶絶したのだ。
その様子を思い出し、顔を赤らめる里香を見て、不思議そうに「ふーん」と相槌を打つ依緒。
そのまま消し去りたい過去を反芻して、微妙に悶絶している里香を横目に見ながら、「証明写真かぁ」と呟く。
続けてボソリと、何処と無く遠い目をしながら、依緒は言葉を発した。
「わたしも撮った日、最悪だったなぁ……ノーパンで出歩くとか」
「え、何?」
小声の依緒の言葉を聞き取れなかったのか、聞き返す里香。
その問い掛けに我に返ったのか、慌てて何でも無いと言葉を発し、依緒は逃げる様にパンフレットに意識を集中させる。
?と首を傾げる里香を後目に、暫くその紙面を眺めて、感想と批判を漏らしていた依緒だったが、一段落させると里香の背から離れ、そろそろ行こうかと彼女へ問い掛けた。
「まあ、ここからなら部室近いみたいだし、ついでに行ってみる? ていうか馬術部までの道のりの途中だしね!」
「あはは…」
意気込む依緒に、今日も元気だなあと、長年抱く同郷の親友の長所を意識する里香。
写真部には特に行こうという気も無かったのだが、何となくその勢いに甘んじる様に席から立ち上がり、一緒にサークル巡りへと赴いていった。
57:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:12:16 hLtUKhVC
「じゃあ、先輩も地元同じなんですか?」
「多分、高校も同じなんじゃないかなあ…○○高校、だったり?」
「そうです。そこですっ!」
「他にも同じ所の人、部内に居るよ〜。今日は部長とかと出掛けてるけど」
「「おお〜」」
三人寄って姦しい。
次から次へと話題を変えていき、盛り上がっている彼女達を見ていると、些かその話術が自分にも欲しくなる。
そんな女性陣の華やかさを横目に見て苦笑しながら、写真部の三年生、佐野亮は、もう一人の訪問者である目の前の男子生徒へと話し掛けた。
「にしても、高校のコンクール何度か部長に見せられたけど、アレか。確か高…城、君?」
「衛です。ここの写真部、結構有名なので、入ってみたいなあ、と」
「あーそうだ。高城衛、思い出した。なんという即戦力。さあ入れ、今入れ」
何度か見掛けたコンクール常連の名前を思い出し、即座に勧誘もとい脅迫じみた勢いで畳み掛ける亮。
勢いに衛がたじろく中、そこに、話を聞きつけた新入生の女の子、里香と依緒。
そして先程まで二人と意気投合し、話を弾ませていた少女、写真部の二年、山下楓が、話に割って入った。
「高城君って、写真上手いんだ?」
「ていうかコンクールとか、凄いなあ」
「佐野先輩。もう少し優しくというか上手く勧誘して下さい」
注意され萎縮する先輩に苦笑しながら、自分に迫る同級生の少女にドキマキしながらも、応対を行う衛。
そんな心地良い雰囲気に見を委ねながらも、一方で、偶々一緒に写真部を見る事になった同級生の少女達や、先輩の女性の可愛さに、彼はしばしば目を奪われていた。
暫くは、そんな華やかな彼女達を眺めていた衛だったが、そう言えばと、気になっていた事柄を亮へと問い質す。
「所で、部長さんはどちらに?」
「真面目部員引き連れて、桜前線を追っかけてる」
少々突飛な回答をされて、幾分考える衛。
桜の撮影ですかと里香が呟くが、それを遮るかの様に、すかさず依緒が辛辣なツッコミを投入した。
「つまり、新人勧誘されてる佐野先輩や楓先輩は、不真面目部員だと」
「…い、いや俺達には有望な新人を発掘開拓、勧誘するという崇高な使命を戴いていてな!」
「少なくとも先輩は、不真面目部員にしっかり該当しますよね。コンクールとか全然出しませんし」
痛い所を突かれたのか、慌てて弁明を捲し立てる亮だったが、彼をよく知るであろう後輩の一言によって、無残にも打ち砕かれる。
そんな様子を見て皆で笑いながら、しばらくはそんな他愛の無い話と、部の紹介等を交え、話に花を咲かせていった。
58:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:12:55 hLtUKhVC
「そう言えば立花さん。ちょっと学生証、見せてくれない?」
「はい…? 良いですけど、どうして?」
談笑が一段落した所で、突然、突飛な提案を行う亮。
流される様に、サイフから学生証を取り出す里香だったが、理由が判らず、思いっきり顔に?マークを浮かべている。
その疑問を氷解させてあげようと、楓が内緒話をする様に彼女に近づき、ボソリと呟いた。
「多分写真を見たいんだと思うよー。先輩は制服フェチで…」
「そこ!デマを流すな!」
「へぇー」
微妙に蔑むような視線を亮に向けながら告げる楓。
それに同調する様に、面白そうな笑みを浮かべながら依緒もまた、亮を見遣る。
「…でもついでに渡辺さんのも見てみたいなーとか。あ、男は別に良い」
「うわ、酷いよこの先輩」
「んー、いいですよ」
地味に性癖を認める様な発言への批判と、微妙にハブられた抗議である衛の発言を華麗に無視し、亮は学生証を受け取る。
暫くはその二枚を手元で眺めていた亮だったが、やがてそれを頭上に掲げ、ライトに透かす様にして見遣りだした。
その不可解な行動を、不思議そうに見つめる新入生達。
それに答える様に、そのままの体勢で、亮は言葉を発した。
「出身からして二人共それっぽかったからな…お、当たりだ」
何かを見つけたのか、意味不明な事を嬉しそうに告げる亮に対し、何の事かと依緒が問う。
その問いに亮は明確には答えず、写真を撮れば分かるよと、ニヤニヤと笑みを浮かべた。
「写真?」
「立ち寄った新入生の写真を撮ったりしててね、向こうのボードに貼られているでしょ?」
楓の言葉に視線を向けてみると、成る程、何枚かの写真が、壁に掛けられているコルクボードに貼り付けられている。が、数が余りにも少ない。
里香がそれを指摘すると、心なしかどんよりとした雲を背負ったかに見える二人の先輩が、ボソボソと呟いた。
「一日に一人か二人来るだけだから、結構寂しい見栄えだけどね…うん」
「三人纏めて来た今日はかなり賑やかなんだよなー…はぁ」
弱小サークルの悲哀の一端を話され、反応に困る三人。
そんな新入生の反応を知ってか知らずか、まあそれは置いといてと気持ちを切り替え、亮は部屋の隅からカメラを持ち出した。
中々に立派そうなカメラに、感嘆の声を漏らす少女達。
その二人が座るソファに楓が衛を押し込み、固まって、笑ってねーと指示を出す。
間近に女性が居る事が気恥ずかしそうな衛だったが、里香や依緒は気にした風でもなく、良く写ろうと身を寄せ合わせる。
そんな様子を見て笑みを浮かべながら、じゃあ撮るからと告げた亮の言葉に、姿勢を正す三人。
そんな、カメラの中で笑顔を向ける三人を眺めながら…亮はニヤリと唇を歪め、言葉を投げ掛けた。
「じゃあイチオツで、ちょっと『証明写真を撮る』時みたいに、ポーズ決めてみようか」
59:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:17:57 hLtUKhVC
「ん、く…あはぁ、ぁん、ふぁ」
「あぅ…んふぅ…あ、ぁぁ…っ!」
目の前に広がる光景を、衛は信じられないといった表情で見つめていた。
切っ掛けは、先輩がカメラを向けポーズをと言った瞬間。
それを受けて、取り交わしていた会話を、唐突に停止させた、里香と依緒。
いきなり会話が止んだ事に、不審に思った衛が二人を見遣ると、突然、その場で彼女達は着ていた衣服を脱ぎ始めたのである。
驚いた衛がソファから立ち上がったが、それを気に留める事も無く、二人は徐々に生まれたままの姿へと近づき、とうとう一糸纏わぬ姿へと自らを誘ってしまう。
それだけでも驚愕の出来事だと言うのに、続けて彼女達は、自らの股間や胸を弄り出した、所謂自慰行為を行いだしたのである。
今も、彼女達は二人でソファを占有し、その上にだらしなく腰掛けながら、自らの乳房や秘部を弄っている。
弄る都度、発せられる喘ぎ声を耳に湛えながら、暫くはその光景をぼうっと見つめ続ける衛。
しかし、やがてハッと正気に帰ると、慌ててその光景から視線を逸らし、何も言わない先輩達へと向き直った。
その先輩達はというと、片方はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべて観賞に精を出しており、もう片方は無表情で、何処と無く、目の焦点が合っていないかの様な視線を二人へと向けている。
そんな、自分と一人を除いて異常な状況に耐えきれず、衛は叫ぶ様に、先輩達に行動を促した。
「二人とも、何普通にしているんですかっ! 山下先輩も、黙って見てないで注意とか…」
「ん? 何が?」
「何がっ…て」
一体何がおかしいのかと言わんばかりの楓の反応に、絶句する衛。
そんな衛をさして気にする様子も無く、楓は再びソファの上の二人に視線を戻した。
途方に暮れ、立ち尽くす衛を、亮は宥める様に引き寄せながら、彼の頭を鷲掴み、無理やり二人へと視線を向けさせる。
「まぁまぁ、取り敢えずしっかり見ておけって」
そう言われ、視線も固定されてしまった事もあって、思わず同級生の二人を注視する衛。
里香は座っているソファへと完全に体を預け、足を身に寄せた、所謂M字開脚の姿勢で、自らの股間を執拗に弄くっていた。
体勢の所為で、すっかり濡れぼそった割れ目から、その下でヒクヒクと蠢くお尻の穴まで、はっきりと見えてしまっている。
依緒はそれ程はしたない姿勢という訳でもなかったが、それでも片手は股間の奥へと沈み込み、動きを止める事は無い。
一方でもう片方の手は、豊満な胸を激しく捏ね繰り回しており、その先端で揺れる乳首は、痛い程に勃起している。
それを時折抓ってみては、その刺激に耐えきれずに、艶のある喘ぎ声を上げ、更に行為の激しさを増していった。
60:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:18:20 hLtUKhVC
少女達の淫らな様子に言葉を無くし、思わず見入ってしまう衛。
不意に、カチャカチャという何かを取り外すような音が聞こえ、何だろうと音の方向、自分の下半身辺りへと視線を落とす衛。
見ると、自分の背後から伸びた一組の男の手がズボンのベルトを解いており、もう一組の女の手が、留め金を外して、チャックを引き落とそうと手を掛けている様子が広がっていた。
「ちょっ」
「里香ちゃん、依緒ちゃん、注目ー」
制止しようとした衛の言葉を無視するかの様に、全ての拘束が解かれた衛のズボンを、中のトランクス毎引き降ろす楓。
一瞬、勢いの良さに性器が引っ掛かり、その刺激に顔を顰めた衛だったが、次の瞬間には足首にまで一気にずり降ろされ、ガチガチに勃起した逸物が外気へと晒された。
状況に着いて行けず、殆ど思考停止状態の衛だったが、比較的すぐに状況を認識し、そして、血の気が引いていくのを感じる。
感嘆するかの様な溜息を、背後の楓が漏らしたのを感じたが、そんな事よりも衛はまず、楓の言葉に促される様に、自分の下半身を見つめている二人の少女の顔へと釘付けとなっていた。
その二人はと言うと、突然の状況に思考が追いつかないのか、両者の顔とも、戸惑いの表情が浮かんでいる。
しかし、それも一瞬の出来事で、すぐに現れ出した嫌悪と拒絶の表情に、この後の展開を予想して、思わず身を強張らせる衛。
そのまま叫ぼうと口を開いた彼女達だったが、その機先を制する様に、一部始終を見守っていた亮が、二人に向かって言葉を投げ掛けた。
「どうよ。男の性器とか見たら、証明写真撮る時に必須なエロい気持ちになれるだろ?」
何を馬鹿な事を言っているんだと、衛は心の中で先輩を罵ったが、言われた少女達を見ると、悲鳴を挙げようと開けた口から、甲高い音が発せられる事は無かった。
状況が状況の為、不用意に動く事も出来ず、訝しげに衛はそのまま推移を見守る。
そのまま暫くして、里香と依緒はそれまでの剣呑な雰囲気をすっかり霧散させ、さっきまでと変わらぬ淫らな笑顔を顔へと貼り付かせた。
「初めて大きいの見たから、驚きましたけど…そうですね、ぁ、確かに、男の人の、ふぁ、見てると…ぁぁ、Hな感じぃ」
「ん、ふぁ、きっといい証明写真、ぁん、撮れるよぉ」
言葉半ばで、今度は目の前でそそり立つ、衛の逸物を凝視しながら、再び行為に没頭しだした里香と依緒。
そんな、自分の性器をオカズにされている様な状況に、否応にも股間の硬度が増す事を自覚する衛。
「と、言う訳でさ。お前も楽しめよ」
その声にハッと振り向くと、ちゃっかり自分の逸物を取り出し、彼女達の痴態を存分に楽しんでいる亮が居た。
この人は…と呆れながらも、暫く、促す亮と、喘ぎ声を上げ続ける二人の間で視線をさ迷わせる。
しかしそれも、何時の間にか擦り寄っていた楓に、自らの手を取られ、自分の逸物を握らされた事で、呆気なく終わりを告げた。
その情景に笑みを浮かべる亮だったが、傍目、男女双方で相手をオカズにオナニーし出したかの様な状況を顧みて、更に顔を歪める。
そんな表情とは裏腹に、「若いって良いなあ」と心の中で達観したような感想を漏らしながら、暫く見守った後、遊び半分で言葉を投げ掛けた。
「良ければ、俺等とセックスしている所を撮ってみないかね? きっとエロい写真が撮れると思うぞ」
その提案に、何ていう事をという不安と、もしかしたらという期待、両方を抱く衛。
しかし、提案された里香と依緒は、先程まで惚けさせていた表情を引き締め、怒りの視線を亮へと向けた。
「な、何言ってるんですかぁ…証明写真で、セックスとか、あっ」
「佐野、せんぱ、ふぁ、い…セクハラです、よ」
しかし、口から飛び出す言葉は、未だ蠢き続けている彼女達の手の動きに合わせて、怒りの色をごっそりと奪い取られ、力の無い、形式的な抗議としか見えない。
むしろ、度々間に挟まる喘ぎ声によって滑稽さが際立ち、それが余計に、衛の興奮を煽っていく。
61:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:18:49 hLtUKhVC
「すまんすまん」と形ばかりの謝罪を示す亮を後目に、倒錯した状況に突き動かされる様に、自分の逸物を擦り上げていく衛。
その様子を見て、里香と依緒は、快楽に顔をふやけさせながら、何処と無く期待した様な表情で、彼へと問い掛けた。
「んぁ、あ、私今、男の人が興奮してくれるぐらい、Hなんです、か…?」
「高城、君。ぁん、わたし達って今ちゃんと、ふぁ、エロい、かなあ?」
恥も外聞も無い、純粋な興味から問い掛けてきたらしい少女達の言葉。
それに対し、思わず衛は本音を発する。
「あ、ああ。二人とも、可愛いし…凄く、エロいよ…」
肯定の意を示され、嬉しそうな表情を浮かべる里香と依緒。
気を良くしたのか、もっと見せて等とせがまれ、断る理由も無い衛は、彼女等の座るソファの傍らへと佇む。
甘い吐息が吹き掛けられそうな距離、視界一杯に広がる少女達の痴態に、唾を飲み込む衛。
「く、んぅ…! あ、あたし…ぁ、そろそろ…!」
「私、も、来ちゃってる…ふぁっ!」
昂ぶり出したらしい少女達の痴態に、自分も合わせようと手を動かす速度を速める
その様子を満足そうに見遣りながら、亮は後ろでカメラを構えていた筈の楓に視線を振った。
「そろそろ手は休めて、ちゃんと撮ってやれよ?」
「は、ん…ぁぁ、はぁい…」
何時の間にかカメラを置いて、両手で秘部を弄っていた楓を見て、ニヤリと笑みを浮かべる亮。
亮に促されて、濡れた手でカメラを持ち直した楓だったが、もう片方の手は未だに自身の下着の下で蠢いている。
不安定なカメラの持ち方を何とか維持しながら、楓は上り詰めていく二人の少女に、言葉を発した。
「ぁぁ、はぁ、ぅ…ふ、二人とも、イク時はちゃんと笑顔で、ねぇ」
「ふぁ、私の、見て…ぁん、あ、Hなとこ、撮ってぇ…っ!!」
「ああ、わたしも、ぁ、イク…イっちゃうからぁ!!」
自ら自分の秘部を押し広げ、目の前の衛や亮、構えられたカメラに向かって腰を突き出す、里香と依緒。
その瞬間、ビクリと二人とも体を震わし、続く断続的な痙攣と共に、それまでに無い、甲高い喘ぎ声を挙げ続けた。
背後からも、パシャリというシャッター音と、白いフラッシュの光と共に、同じ様な甘い嬌声が響き渡り、その場に存在する男子達の頭を痺れさせていく。
その異常な状況に我慢出来る筈も無く、衛は三人の少女の嬌声が響く中、溜め込んでいた欲望を、一気に解き放った。
62:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:19:17 hLtUKhVC
「その学生証、透かして見てみろよ」
「はぁ…」
荒い息をつきながら、虚ろな表情で快感の余韻に浸る少女達。
その風景を後目に、亮はカメラに付着した愛液を拭き取りながら、何故こんな事態がと問い掛けて来た衛に、取り敢えずの回答を送った。
それが疑問の氷解に繋がるのかと訝しげな顔をする衛だったが、一応言う通りにライトを見上げ、学生証を翳してみる。
暫く目を細めて、学生証を凝視していた彼だったが、やがてある事に気付き、ボソリと言葉を発した。
「…>>、1Z…?」
「特定のインスタント写真機がな、証明写真の裏にそういう番号振るんだと」
昔から写真部の男子の間に伝わっている都市伝説でなと前置きし、亮は言葉を続ける。
「で、写真の女の子にその番号聞かせた後に、証明写真を撮ろうって言ってやるとな、イコール、自分のエロい姿を撮る事って思い込んでる状態になる」
後はカメラを向けてやれば、自分から裸体、痴態を披露してくれる訳だと、一連の行動の種を明かす亮。
因みに写真は印刷されようが鉄塊に貼りつけようが、透かして見るとその記号が見えるらしい。
「…本当だとしても、犯罪じゃないんですか、これ」
「んな事誰かに話してもただの狂言にしかならんだろ。知ってる奴以外には」
カラカラと笑う亮に、衛は気分を害しながらも、何故まだ部員にもなっていない自分に一連の様子を披露したのかと詰問する。
中々にモラルの高そうな後輩の態度に苦笑しながら、亮はその理由を衛へと告げた。
「お前の場合、経歴からして純粋に写真部として欲しいからなあ。だから部の美味しい所を予め見せてみた」
一応真面目な活動もしてるんだぞと、居ない部長達を引き合いに出して、本来の活動もアピールする亮。
その様子に、即戦力を入部させた事を手柄にしたいのかと察しをつけた衛だったが、告げてみて、その通りだと開き直る先輩の様子に呆れ果てる。
そのまま、不貞腐れた様な衛を暫くニヤニヤと見つめていた亮だったが、それに…と一端言葉を止めると衛を引き寄せ、未だソファに体を預け余韻を楽しんでいる、里香と依緒を眺めさせた。
「こんなエロい姿を見せたり、Hな写真を撮らせてくれる、可愛い同級生と一緒に活動出来るかもしれないんだぞ? そんなチャンス、捨てちまうのか?」
ゴクリと唾を飲み込む衛を見て、亮は大きく笑った。
63:名無しさん@ピンキー
09/04/12 15:20:08 hLtUKhVC
取り敢えず別の所も廻って見ますという、新入生御馴染みの社交辞令を発した三人を見送り、閑散とした写真部室。
設置されたソファに並んで座る、部員の二人。
「…若いっていいねえ」
「いきなり何言っているんですか」
突然爺臭い事を言い出した先輩に楓が視線を向けると、だらしないを通り越した体勢でソファを半ば占有するナマケモノもとい、亮が居た。
どうやら今日一回の新入生の応対だけで、気力を使い果たしてしまったらしい。
その様子を見て呆れながら、自分達に課せられた使命を顧みて、なんとかこの怠け者な先輩を奮起させようと、苦言を催す楓。
「片桐先輩や高瀬先輩なんかが帰ってくるまでは、先輩が代行なんですから、しっかり新入生確保して下さいよ」
「分かっているって」
怒らせると後が怖い部長達の名前を出しても、余りやる気を感じさせない亮に対し、ジト目で睨む楓。
「何でそんなやる気の無いのに部に入ったんですか…」と、隣で愚痴る彼女の肩に亮は腕を廻し、慰める様に、ポンポンと肩を叩いた。
鬱陶しそうに振り払おうとする後輩に笑みを浮かべながら、「そりゃあ、もちろん…」と亮は小さく呟く。
そのまま、肩に掛けた腕を楓の胸へと移動させ…ムニュッ、といった柔らかそうな擬音が滲み出るかの様に、その胸を鷲掴んだ。
一瞬、何をされているのか分からないといった様子の楓だったが、次の瞬間、短い悲鳴を発して亮を突き飛ばす様にして、距離を取る。
そのまま、触られた胸を守る様に体を抱きしめながら、楓は亮を睨みつけた。
「な、なにするんですか!! セクハラ…っ!」
訴えますと、声を荒げながら続けようとした彼女の機先を制し、亮は「何言ってんだよ」と、笑い掛ける。
ふざけたような先輩の態度に、楓は顔を真っ赤に染めるが、亮は気にした様子も無く、「イチオツ」と呟き、続けて言葉を発した。
「『証明写真を撮る』時の被写体としてより良くなる為に、普段からHな事をして鍛錬しておくんだろう?」
ニヤニヤと笑う亮の前で、「え…?」と戸惑いの声を挙げながら、立ち尽くす楓。
そのまま暫く、掛けられた言葉を吟味するかの様に視線をさ迷わせる。
そんな楓の様子をじっと亮が窺っていると、楓は今しがた振り払ったばかりの亮の腕をそっと手に取り、先程触れられ、セクハラだと訴えた自分の胸へと、優しく導いた。
その行為に笑みを浮かべ、動きに便乗する様に胸を揉んでやると、先程発した悲鳴とはまったく別種の、甘い溜息を吐き出す楓。
視線を上げると、そこには怒りや嫌悪感などはすっかり消え、何処と無く陶酔した様な、可愛らしい後輩の少女の淫らな笑顔があった。
「あは…そうでした。もっと写り良くする為に、ぁん、普段から」
体とか触られるの、当然でしたねぇと、快感に身を委ね、間延びした声で楓は呟きながら、もう片方の亮の手を、自らの股間へと誘導する。
そんな当然の様な楓の行動を見て、今までの積み重ねがキチンと現れているなと、表情を歪ませる亮。
彼女が入部してからの一年間、予め掛かっていた証明写真の催眠を使い、幾度と無く淫らな撮影行為を行い、行わせてきた成果。
今では、先程の新入生達が嫌がったセックスすら、『証明写真』を撮る為には欠かす事の出来ない行為だと、平然と納得するまでになっている。
輪姦や各種の変態行為すら、上手く誘導してやれば、喜んで自分から実践するのだ。
「あの子達とか、きっといい被写体になりますよぉ…早くみんなで、ぁ、乱交している所、撮りたいなぁ」
「半年もすれば、お前みたいなエロい子になるさ」
「あはぁ、楽しみぃ」
先程の新入生を交えた淫らな撮影会の様子を想像しているのか、惚けた様な笑顔を浮かべる楓。
その影響か、またも湿り出した彼女の秘部の感触に笑みを浮かべながら、亮はサークルのこれからに思いを馳せた。
「でも、そもそも入部してくれないと、どうしようもないですよね」
「…」
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