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16:名無しさん@ピンキー
08/10/18 20:41:05 NkEnZ8f8
D
…一方、悪の宮殿のベッドの上では、魔王ペロポンテが香苗ちゃんのヴァギナを犯しながらほくそ笑んでいた。

「これで、十文字タケルの奴も終わりだな…なあ、香苗?」
魔王ペロポンテは人間離れした巨大な男根で、香苗ちゃんの敏感なヴァギナを大きくえぐり返す。

そう、香苗ちゃんは、選び抜かれた地獄の美少女戦士だったのだ。
十文字タケルの唯一の弱点、ロリータコンプレックスを突くために数万人の美少女の中からより抜かれたが彼女だ。

「ああっ!もっと私を貫いてください、魔王ペロポンテさまっ!」
悲鳴のような嬌声を上げてペロポンテの肩に縋りついた香苗ちゃんは、その直後、痙攣しながら絶頂に達した。

「ふふ…邪魔者は全て消えたぜ。これで全てが上手くゆく」
再び魔王ペロポンテの愛撫を求めて抱きつく香苗ちゃん。
そんな愛くるしい香苗ちゃんを面倒くさそうに抱きかかえ、魔王ペロポンテは笑った。

「ほれ香苗、これがご褒美だぞ…どうだ?ん?」
逞しい腰を思い切り突上げる魔王ペロポンテ…その魔王ペロポンテの腰の上で、香苗ちゃんは弾かれたように喘ぐ。

巧みな愛撫に肢体をわななかせ、快感に酔いしれる香苗ちゃん。
その初々しい肉体を犯しながら、魔王ペロポンテは高らかに笑った。 (了)

17:名無しさん@ピンキー
08/10/18 20:47:55 NkEnZ8f8
おまけAA

                     __,. -,‐ ─ ‐- 、
                    //. : /. : : : : : : . :ヽ_,、
                   __/ .:, '. : : : : : : : . : : :/ Y!
                  </ !:./. . . : : . . : : : : :`ーヘ
                  /_,」;':. : .: :. :/ヽ:, ._ : .:.:.:.:.:.:.: .!
                  「: .:!::..: ..: ハ.| 、_j_`ヽ:.:/ヽ:.: |
  もうやだこのおじさん   |:. |::..:..;ムィ'リ   __. V,.イ.:.:. !
                  |.: :.|:: ,イ,.-‐  '´    ィ'.ノイ:.:.:!
                    j: : :ヽ,.-'、ヽj,)` _,.、 , '´¨`丶、j
                     /ヘ:,ハ/ ,.-‐'¨ー .二-′    ヽ
                        / /  j/ く不ゝ    ,' ,   |
                   ,'  j´ヽ !  ノ ! 「   / / _ _」
                     {   , ィ,.イ  `¨`′ くフ¨´T,ノ
                   `ー'´ゝ' /      , |  |
                    __/¨´丶.    / .!   |
                ,.-‐'´   - 、 ̄>─ '一' :!  |
    _.. -‐ァ、, -ァ…-、,. ‐ ¨  ``ー、,. -<´二 ‐-、   ハ   |
  /´   く「  /         / ,. -─- ニュ__ - 、 {. | _j
  ゝ._.. -‐'¨`ーゝ、_   __,.. -┤         }  ̄¨ ‐'ヾヘ`丶、
             ̄      ヽ.._____,j.. -─- 、(_(   \
                                 `ヽ._ ノノ



18:名無しさん@ピンキー
08/10/19 05:17:07 LEObH9Ss
うへへへへ!

19:名無しさん@ピンキー
08/10/20 00:16:03 k6aitMzo
仄暗い闇の中で、千明さまはゆっくりと微笑んだ。

両手両脚を手錠で拘束されて床に転がされた私は、その千明さまの無辜な笑顔に慄然とする。
月明かりが差し込む無機質な部屋…静寂の中に潜むはち切れそうな緊張感が、私の鼓動をさらに激しく高鳴らせる。

千明さまは天使のような微笑のまま、手にするものを頭上に掲げて見せた。

それは一本の巨大な張型だった。

亀頭の形状や肉茎に浮き出る血管に至るまでグロテスクまでにリアルに再現された巨大な張型。
薄暗い月明かりの中でそれは、鈍い光を放ちながら悠然と揺らめいている。

千明さまはまるでアルテミス。
美しい裸体が月明かりの中で妖しく輝く。

私は罪深きアクタイオン。
自ら犯した罪のため、自らの剣で今、私は貫かれる。

「うぎゃーっ!」
私は絶叫した。

肛門はメリメリと音を立て、括約筋が引き千切れる嫌な感触が伝わる。
激痛に貫かれた私は、歯を食いしばり泣きながら耐えた。

これは私に与えられし罰だ!
私の犯した涜神行為は今、非情な美の女神の手によって裁かれるのだ。

太ももに生温い物が流れる。そう、それは私自身の流した血だ。
引き裂かれた肛門から流れ出る血は、まさしく私の穢れだった。

私は泣いた。
泣き叫んだ。

その声は星々に届いただろうか?
私の祈りは?

千明さまは微笑みながら張型をグリグリとかき回し、さらに私の肛門の奥深くへとねじ込んだ。

20:名無しさん@ピンキー
08/10/20 09:25:54 k6aitMzo
千明さまは便意を催すと、おもむろにパンティーを脱ぎ去った。

縛られたまま床に転がされた私に、千明さまは無造作に美しい尻を向けられる。
窓から差し込む月明かりの中で、その肌は神々しいほどに白く艶やかだ。

その美しい御姿のまま千明さまは、白い絨毯の上に大量の糞を垂れ流された。
そう、それは私の目の前に。

静謐とした、無機質な白い部屋。
他に誰もいない、たった二人だけの空間。

そう、ここは神の住まう領域なのだ。

すると突然、千明さまは美しい瞳を私に向けられた。
おびえる私の両目を覗き込み、残虐な微笑みを見せた千明さまは、この私めに尊い御言葉を賜ってくださった。

「ほら御覧、大地が育みし生命はわが命の糧となり、そして今、再び大地に戻るのよ…」

毛足の長い白の絨毯の上で、汁気たっぷりの糞が湯気を上げ、香ばしい匂いを放つ。
淡い春の夜の月明かりの中で、黒々とした大便が鈍い光を放った。

そうだ、それは生命の神秘を内包した神々しいまでの輝きだ!
それだけではない、これこそが千明さまが賜った、新たな生命を生み出す輪廻への兆しなのだ!

私は泣いた。

泣きながら跪き、その糞を直にむさぼり喰った。
香ばしい臭気が鼻を突き、その刺激によってさらに涙が流れる。

既に激しく勃起した私は、千明さまが嘲笑って見下ろす中で、軽く呻き声を上げながら糞を食い続けた。
止め処なく流れる熱い涙を拭うことさえ忘れ、ただもう一心不乱に。

かつて千明さまの一部だった糞。
千明さまの肉体を構成し、千明さまの内臓で消化された排泄物。

そう、これは千明さまなのだ。千明さまそのものなのだ!

私は心の中で叫んだ。嬉しかった。
かつて千明さまだった一部が、今私の中に入り、私の一部となるのだ。

その瞬間、私は遂に神との邂逅を果たした。

21:名無しさん@ピンキー
08/10/21 20:29:31 0ILsjFsB
それってやばくね?

22:名無しさん@ピンキー
08/10/22 19:19:58 RI2UuQEZ
美しく、かつ艶やかに


23:名無しさん@ピンキー
08/10/23 06:59:37 Sf3wl8k5
『十文字タケルの最期』
@
十文字タケルが定食屋の扉を開けると…そこは地獄絵図だった。
「いらっしゃい、なんにしますか?」
陰気な店員がタケルに声を掛けた…彼の手には巨大な肉切包丁が握られている。
その鋭い切っ先からは鮮血が滴り落ち、床を真っ赤に染めていた。

「…ぎゃあーっ!」
店の奥からは人間のものとは思えない絶叫が発せられた。それと同時にドガッドガッと重いものを叩きつける音が響く。
怒鳴りつける声、悲鳴、それらが交互にタケルの耳を貫いた。

「…一体、何が行われているの」
タケルは怯えながら店員に尋ねる。
店員は一度十文字タケルを睨みつけた。が、すぐに嘘くさい笑顔を作り答えた。
「お騒がせして申し訳ございませんニダ…あっ、申し訳ございません。今、仕込みを行ってスミダ…行っておりますので」
そういいながらタケルを奥のテーブルへと誘う。
タケルは躊躇した。床には何のものとも区別のつかない血や肉片、それに臓物が散らばっている。
それらの間を這うように丸々と太ったゴキブリが蠢き、大量の蝿がブンブン唸りを上げて飛び交う。
「足元にご注意くださいニダ…あっ、ご注意くださいね。散らかっててすいませんスミダ」
店員は丁寧な口調で言った。しかしその言葉の裏にはタケルを脅迫するような強い意志が感じられた。

(絶対にヤバイ、ここはまともじゃないよ…どうしよう、逃げようか?)
タケルは思った。このままではマズイ、先ほどの声だった間違いなく人間のものだった。
ふと視線を感じ、タケルは恐る恐る入り口の方を振り返った。
するとそこには、いつの間にか数人の店員が立ちはだかり、タケルの方を見ながらニヤニヤと笑っていた。

「…お客様、どうなさいましたニダ?」
タケルを案内していた店員が声を掛けた。
ハッとして向き直るタケル。すると店員は手にした肉切包丁を掲げてタケルの目の前でギラ突かせた。
研ぎ澄まされた刃には鮮やかな赤い血が伝い、タケルの目の前でゆっくりと刀身を流れた。
「ひいっ!」
タケルは思わず叫び、後ずさる。
「…どうぞ、こちらの席へ」
おびえるタケルを嘲るような笑顔を浮かべ、店員は椅子の一つを引いてタケルに座るように促した。
タケルは真っ青な顔で店員の言うとおりにその席に座る。

24:名無しさん@ピンキー
08/10/23 07:00:42 Sf3wl8k5
A
再び顔を上げると、入り口前に立ちはだかる他の店員達と目が合った。
彼らは一様に目をキラキラと輝かせ、タケルを睨みつけながら嘲笑していた。

(殺される!)
タケルはとっさに思った。まるで猛獣の群れの中に放り込まれた子羊のような、そんな気分だった。
テーブルの上にも細かな肉片が散らばり、気味が悪いほど腹が膨れたゴキブリがモサモサと這い回っている。

「バンッ!」
突然、何者かの手がそのゴキブリを叩き潰した。とっさのことに驚き、思わず身体がビクつくタケル。
すると店員がしゃがみこみ、タケルの顔を覗きこんだ。
「…なんにします?」
そういうと店員は、まるで狂人のような歪んだ表情を浮かべ、笑った。
開かれた口から黄色く尖った乱杭歯が覗き、キムチ臭い息と共に吐き気のするような腐敗臭がタケルの顔にかかる。

「…あ、あの、A定食をお願いします…」
「A定食ですね!」
店員は大声で答えた。そして厨房に向かってタケルには理解不能のハングルで大声で怒鳴りつけた。
すると厨房から猛獣の遠吠えのような声が響き、それと同時に入り口に立ちはだかる店員たちが、
「ウリナラマンセー!」
と声を揃えて叫ぶ。タケルは生きた心地がしなかった。

…悪夢のような数分間、タケルはテーブルの上を這い回るゴキブリを眺めて過ごした。
時折タケルの頬に蝿が止まる。タケルそれを払おうとせずに黙って椅子の上で佇んでいた。
そんなタケルの様子を見ながら、入り口を塞ぐ店員たちはゲタゲタと笑い声を上げてはしゃいでいた。

「…お待たせしましたスミダ。A定食でスミダ」
そういうと店員はトレーをタケルの目の前に叩きつけるように置いた。
その料理を見た瞬間、タケルは意識を失った。
トレーに並ぶ皿には、火で炙られた人間の生首と手足が、煮込まれた臓物と共に盛り付けられていた…。

25:名無しさん@ピンキー
08/10/23 07:01:34 Sf3wl8k5
B
…意識を取り戻したタケルは、大きな台の上に寝かされていた。
「ここは、ここはどこ?」
タケルはボーッとする頭を軽く振りながら思った。
天井には裸電球がゆっくりと揺れている。その周りを丸々と太った銀バエが飛び交っている。
(…の、喉が渇いた。水)
タケルは起き上がろうとした。が、
(?!)
起き上がろうとしても起き上がれない。
なんと両手両脚がテーブルの四隅に鎖で括りつけられていた。

「ようやく起きたニダね…」
背後から声を掛けられた。タケルはギクッとしてそちらに顔を向ける。
そこには先ほどの店員達がズラリとならび、タケルことを見下ろしていた。みな一様にニヤニヤと笑っている。
「…こ、コレは一体、どういうことなんです?」
タケルはオズオズと尋ねた。すると彼らは突然ゲラゲラと笑い出した。
(な、なんなんだよお…)
タケルは何のことか理解できず、ただ黙って彼らのことを見るしかなかった。

「チョッパリ、お前はこれからウリたちの晩飯になるニダ…美味しく召し上がってやるニダから感謝して調理されるニダ!」
店員の一人がそういうと、一同がドッと笑い出した。
あるものはテーブルをバンバン平手で叩き別のあるものは脚で床をドンドンと踏み鳴らしながら。
床の上を這い回るゴキブリが数匹、その彼らの足で踏み殺された。

タケルは唖然とした。今聞いたことが信じられないかった。

「…ジャリッ、ジャリッ」
厨房の奥のほうから物音が近づいてくる。すると店員達は騒ぎをやめて立ち上がり、
「ウリナラマンセー!」
と声を揃えて叫んだ。その声に応えるように、厨房の奥からなにかの唸り声が響いた。

厨房と部屋を隔てる暖簾が捲くれた。
するとそこには青黒い腕が現れた。その手には尖った歯がズラリと並ぶ巨大なのこぎりが握られていた。
「ひいっ!」
タケルは短い悲鳴を上げた。

遂に料理人が現れた。身長2メートル以上ある半人半獣のバケモノだった。
「…アニョハセオー…」
バケモノはタケルの方を睨むと、地獄の底から響き渡るような低い声でそう挨拶した…。

…30分後、タケルの肉体は完全に解体された。
内蔵は綺麗に抜き取られて壁のフックに吊るされた…あとでソーセージを作るのだ。
両手両脚はそれぞれ胴体から切り離され、さらに肘と膝で切り分けられた。
特に腿の肉はバケモノの好物であり、丁寧に処理されたあと大なべで塩茹でにされた。
胴体から切り離された頭は、頭蓋骨に円状に穴を開けられ、露わになった脳髄にシオとコショウが振られた。
これは生のままマッコリの付け合せにされるのだ。

そして数時間後、バケモノたちはタケルを綺麗に平らげた。
残った骨は大鍋で煮込まれ、スープの材料になった。(了)

26:名無しさん@ピンキー
08/10/23 22:27:33 ZuE9x8U+
十文字タケルさんという方は、破滅するのが商売なのですか?

27:名無しさん@ピンキー
08/10/24 01:57:42 1+4G5o8q
『前原圭一の最期〜「ひぐらしのなく頃に」をヤフー動画で一話分(無料)だけ見て、後は適当にウィキで調べて〜』
@
前原圭一が園崎家御用達の食堂の扉を開けると…そこはまるで魔窟だった。

「いらっしゃい圭一くん、なんにします?」
メイド服を着込み、店員になりすました竜宮レナが圭一に声を掛けてくる。

どういうことだろうか、レナの手には何故か巨大なナタが握られている。
ナタの鋭く砥がれた切っ先からは鮮血が滴り落ち、レナの服の所々を真っ赤に染めていた。

「レナ。一体おまえ、こんなところで何をやって…?」
「ぎゃあーっ!」
圭一が質問の言葉を言い終わらないうちに、店の奥から人間のものとは思えない絶叫がした。
同時にドガッドガッと重いものを叩きつける音が響く。
怒鳴りつける声、悲鳴、それらが交互に圭一の耳を貫いた。

「レナ…今のは一体何だっ?!向こうで何が行われているんだっ?!」
圭一は怯えながらレナに尋ねる。
だがレナは一度、圭一を睨みつけただけで質問を無視した。

そしてすぐに嘘くさい笑顔を作る。
「お騒がせして申し訳ございませんニダ…あっ、申し訳ございません。今、仕込みを行ってスミダ…行っておりますので」
そういいながらレナは圭一を奥のテーブルへと誘う。

圭一は躊躇した。床には何のものとも区別のつかない血や肉片、それに臓物が散らばっている。
それらの間を這うように丸々と太ったゴキブリが蠢き、大量の蝿がブンブン唸りを上げて飛び交う。

「足元にご注意くださいニダ…あっ、ご注意くださいね、ケイちゃん。散らかっててゴメンねスミダ」
レナは丁寧な口調で言った。しかしその言葉の裏には圭一を脅迫するような強い意志が感じられた。

(絶対にヤバイ、レナといい、最近の雛見沢村まともじゃないよ…どうしよう、逃げようか?)
圭一は思った。このままではマズイ、先ほど聞こえた悲鳴だって間違いなく人間のものだ。

ふと視線を感じ、圭一は恐る恐る入り口の方を振り返った。
するとそこには、いつの間にか魅音と詩音が立ちはだかり、圭一の方を見ながらニヤニヤと笑っていた。

「…圭一くん、どうしたの?」
と、突然背後からレナが圭一に声を掛けた。

ハッとして向き直る圭一。するとレナは手にした巨大なナタを掲げて圭一の目の前でギラつかせた。
研ぎ澄まされた刃に鮮やかな赤い血が伝い、圭一のすぐ目の前でゆっくりと刀身を流れる。

「ひいっ!」
圭一は思わず叫び、後ずさった。

28:名無しさん@ピンキー
08/10/24 01:59:27 1+4G5o8q
A
「…どうぞ圭一くん、こちらの席へ」
おびえる圭一を嘲るような笑顔を浮かべ、レナは椅子の一つを引いて圭一に座るように促した。
圭一は真っ青な顔でレナの言うとおりにその席に座る。

(ただ事じゃない、明らかにレナの目は異世界にブッ飛んでいる。)
圭一の足は震える。逃げるタイミングを喪失した今、圭一はもはやレナの言われるがままだった。

再び顔を上げると、入り口前に立ちはだかる魅音と詩音と目が合った。
彼女らは一様に目をキラキラと輝かせ、圭一を睨みつけながら嘲笑していた。

(殺される!)
圭一はとっさに思った。まるで猛獣の群れの中に放り込まれた子羊のような、そんな気分だった。
テーブルの上にも細かな肉片が散らばり、気味が悪いほど腹が膨れたゴキブリがモサモサと這い回っている。

「バンッ!」
突然、何者かの手がそのゴキブリを叩き潰す。

とっさのことに驚き、圭一は思わず身体をビクつかせる。
そこにはいつの間にか傍に来ていたレナがしゃがみこみ、圭一の顔を覗きこんでいた…焦点の定まらぬ目で。

「…なんにする、圭一くん?」
レナはそう言い、狂人のように歪んだ表情を浮かべ、笑った。
開かれたレナの口から黄色く尖った乱杭歯が覗き、キムチ臭い息と共に吐き気を催す腐敗臭が漂う

「あ、あのレナ、一体これは何のマネ…」
「A定食ですね!」
レナは圭一の発言を強引に遮り、厨房に向かって圭一には理解不能のハングルで何かを怒鳴りつけた。
すると厨房から猛獣の遠吠えのような声が響き、それと同時に入り口に立ちはだかる魅音と詩音が、
「ウリナラマンセー!」と声を揃えて叫ぶ。

圭一はもはや生きた心地がしなかった。

…悪夢のような数分間、圭一はテーブルの上を這い回るゴキブリを眺めて過ごした。

時折圭一の頬に蝿が止まる。圭一それを払おうとせずに黙って椅子の上で佇んでいた。
そんな圭一の様子を見ながら、入り口を塞ぐ店員たちはゲタゲタと笑い声を上げてはしゃいでいた。

「…お待たせしました圭一くん。A定食だよ」
そういうとレナはトレーを圭一の目の前に叩きつけるように置いた。
その料理を見た瞬間、圭一は意識を失った。

トレーに並ぶ皿には、火で炙られた北条沙都子の生首と手足が、煮込まれた臓物と共に盛り付けられていた…。

29:名無しさん@ピンキー
08/10/24 02:00:33 1+4G5o8q
B
…意識を取り戻した圭一は、何故か大きな台の上に全裸にされて寝かされていた。

「ここは、ここはどこだ?」
圭一はボーッとする頭を軽く振って思った。
天井には裸電球がゆっくりと揺れている。
その周りを丸々と太った銀バエが飛び交っている。

(…の、喉が渇いた。水)
圭一は起き上がろうとした。が、

(?!)
起き上がろうとしても起き上がれない。
なんと両手両脚がテーブルの四隅に鎖で括りつけられていた。

「ようやく起きたニダね…」
背後から声を掛けられた。圭一はギクッとしてそちらに顔を向ける。
そこにはレナと魅音と詩音がならび、圭一ことを見下ろしていた。みな一様にニヤニヤと笑っている。

「…こ、コレは一体、どういうことなんだ魅音、それに詩音もっ?」
圭一はオズオズと尋ねた。すると彼女らは突然ゲラゲラと笑い出した。

(な、なんなんだよ一体…)
圭一は何のことか理解できず、ただ黙って彼らのことを見るしかなかった。

「チョッパリ、いやケイちゃん。お前はこれからウリたちの晩飯だ…美味しく召し上がってやるから感謝するニダ!」
魅音の一人がそういうと、一同がドッと笑い出した。

レナはテーブルをバンバン平手で叩き、詩音は脚で床をドンドンと踏み鳴らしながらはしゃぐ。
床の上を這い回るゴキブリが数匹、詩音の足で踏み殺された。

圭一は唖然とした。耳にした言葉が信じられなかった。

30:名無しさん@ピンキー
08/10/24 02:01:53 1+4G5o8q
C
「…ジャリッ、ジャリッ」
厨房の奥のほうから何者かが近づいてくる物音がした。

するとレナは騒ぎをやめて立ち上がり、
「ウリナラマンセー!」
と声を揃えて叫んだ。

その声に応えるように、厨房の奥からウーッ、と、なにかの唸り声が響いた。
圭一は足音の方を見る。まるで獰猛な獣のような気配が、確かに向こうから近づいてくる。

恐怖のあまり、圭一はもはや体の震えを抑えることなどできなくなっていた。
気づいたら失禁しており、寝かせられている調理台の上に糞便の生暖かい感触が流れるのを感じた。

「あらあらケイちゃん…こんなおいたしちゃってダメねえ!」
魅音が圭一を見下ろし、ゲラゲラと笑う。
「ケイちゃん、罰として麻酔なしで解体するんで、よろしくね!」
詩音は圭一の剥き出しのペニスを指先で弾きながら、魅音と共に大笑いする。

…すると厨房と部屋を隔てる暖簾が捲くれ、遂にその者が現れた。

身長2メートル以上ある…それはかつて古手梨花であったバケモノだった。
手には巨大な黒い刃が填められた巨大な鍬…あの古手神社に祀られていた御神体、が握られている。

「…アニョハセオー」
梨花ちゃんの全身盛り上がった筋肉で覆われ、なめしたような素肌には気味が悪いほどに血管が浮き出ている。
おそらくは入江研究所で打たれたドーピングの影響なのだろう、アゴにはビッシリと髭が生えている。

もはや可憐で清純な少女の面影などどこにもなく、血走った目は完全に狂気の域に達していた。

「り、梨花ちゃん…?」
圭一は梨花に向かって呟いた。

しかし梨花は口元からヨダレを垂れ流し、うれしそうに圭一の肉体を睨みつけている。
唯一梨花ちゃんらしさを残す真っ直ぐな黒髪だけが、吊るされた裸電球の輝きを反射し、つややかに輝いた。

「梨花ちゃん、ほら、このブタが今年の生贄だよ!」
「オヤシロ様に捧げるにはちょっと物足りないけどね。警視庁公安部に目をつけられてたんでゴメンね!」
魅音と詩音は少し申し訳なさそうに、薬物で巨大化した梨花に謝って見せた。
しかしその表情は、これから行われる儀式への喜びで満ち溢れている。

31:名無しさん@ピンキー
08/10/24 02:02:46 1+4G5o8q
D
「ゴメンね圭一くん。私達が喰屍鬼だってこと、圭一くんに教えるの忘れてたね。」
レナはそういうと、圭一のペニスを握りしめた。

完全に萎縮した圭一ペニスを、レナはか細い指でオモチャのように玩ぶ。
冷たい指先の感触が圭一の亀頭を這い、恐怖の中で圭一は思わず感じてしまった。

「気持ち良い?ねえ圭一くん…」
レナは甘えたような声で、圭一に尋ねる。

「レ、レナ。そんな…そんなことは止めるんだっ!」
少し恥じらいを感じながら、圭一は理性でレナに訴えた。
すると突然レナは表情を一変させ、圭一の勃起しかけたペニス口にくわえこむと、そのまま牙で食いちぎった。

「ぎゃああっ!」
股間から大量に血を垂れ流し、調理台の上で大暴れする圭一。

「ダメだよレナ、いきなり食べ始めちゃ…ちゃんと美味しく料理してあげないと、生贄になるケイちゃんに失礼だよ」
魅音がレナを諌めると、レナは口に咥えたペニスの破片をペッと床に吐き出し、
「ゴメンみぃちゃん、私、もう我慢できなくて。えへっ!」
と、可愛らしい笑顔を作ってみせた。

股間に走る激痛で意識が飛びそうな圭一は、涙で滲む目でそのレナの表情を見つめる。
雛見沢村に来て間もなく知り合ったあのころのレナ…そのときの表情と何ら変わらないピュアな笑顔。

あのころの無垢な笑顔のまま、彼女は今圭一を殺して食おうとしているのだ。

(こんな残酷なことって無いよな…。)
圭一の目から滂沱の涙があふれ、頬を伝い落ちた。

「そうね、そろそろ私達もお腹が空いてきたよ、ね、おネエ」
詩音がそういうと、魅音はうなずく。
「じゃあ、梨花ちゃんお願い…一気に殺っちゃって」

「やめろ、やめてくれっ!俺、死にたくないよっ!」
圭一は叫んだ。喉が引き千切れるほどの大声で叫んだ。

ふと見ると周りには雛見沢村の村民たちが勢ぞろいしている。
皆一様に血走った目をしておりで圭一を睨みつけて興奮していた。

その中には、圭一の父と母もいる。
二人とも口元からヨダレを垂れ流し、凶暴な目付きで調理台の上の自分の息子を眺めていた。

「みんな可笑しいよっ、どうしちゃったんだよっ!なあ、正気に戻ってくれよ…父さん、母さん…それにレナもっ!」
圭一の叫ぶ。だがその叫びも、集った村人達の嘲笑の中で掻き消えてゆく。

「ウリイイッ!」
空を劈くような奇声を上げ、古手梨花は鍬を振り上げた。

「やめろーっ!」
大声で叫ぶ圭一。

その圭一のどてっ腹に向かって、梨花ちゃんは迷うことなく一気に鍬を食い込ませた…。

32:名無しさん@ピンキー
08/10/24 02:03:42 1+4G5o8q
E
…30分後、圭一の肉体は完全に解体された。

内蔵は綺麗に抜き取られて壁のフックに吊るされた。
後でこれでソーセージを作るのだ。

両手両脚はそれぞれ胴体から切り離され、さらに肘と膝で切り分けられた。
特に肝はオヤシロ様と古手梨花の大好物であり、丁寧に処理され大なべで塩茹でにされた。

胴体から切り離された頭は、頭蓋骨に円状に穴を開けられ、露わになった脳髄にシオとコショウが振られた。
これは生のままマッコリの付け合せにされるのだ。

そして数時間後、雛見沢村の村人たちは圭一の肉体を綺麗に平らげた。
残った骨は大鍋で煮込まれ、スープの材料になった。(了)

※若干修正したバージョン。

>>26
一応正義の味方ですが、まあそんなところです。

33:名無しさん@ピンキー
08/10/24 07:46:33 NarM7h1w
>>32
ひぐらしという作品に対するあまりに正確な現状把握能力に驚く

34:名無しさん@ピンキー
08/10/24 13:06:55 YthvPeZW
タイトルは十文じ編でおk?

35:名無しさん@ピンキー
08/10/24 22:52:15 sbOmnY02
本家に投下して欲しい

36:停止しました。。。
停止
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ


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