【銃と】ブラックラグーンVOL.9【弾丸】
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550: ◆SDCdfJbTOQ 08/11/28 23:17:56 PCIU0klc ロックの爆弾発言にレヴィは二度目の絶句。 だから何でそうなる。 何の冗談だ…いや、そうだ、これは冗談だ。ジョークに違いない。 うん、そうだ。 だが、ここで更に心にも無いジョークで返してもロクでも無い気がする…、どうしよう。 大体、ただでさえ彼とする時には馬鹿みたいに感じてばかりだというのに、その上あんなモノで責められたら…考えただけでお かしくなりそうだ。 先程散々カラダを出入りしたいびつなモノを思い出し、全身が粟立つ。 「べ…別にいい」 「何で?凄かったんだろ?」 「凄かった…けど…別にいい。大体よ、ダセぇじゃねぇか」 彼女のそんな言い草に彼は思わずプッと吹き出す。 「ああ、そうだな、ダサいな」 自分に抱きつく女の手を撫でる。 シャツを握り締める指の力が抜け、指が絡まる。 バランスを崩さぬよう慎重に身体を捩じらせ彼女の側を向くと、哀しそうな、怒っているような、でもどこか嬉しそうな、そんな不 思議な表情。 「……だろ?…ダサダサだ。」 何かを訴えるようなそんな顔。 「………なぁ、レヴィ」 「何だ?」 「ごめんな」 「………何がだよ」 「あんなことさせて」 彼女の顔が、更に苦しげに歪む。 彼女は無言で叫ぶ。 違う、謝って欲しいのではない。 ただ、今は抱きしめて欲しいだけだ。だがそんな願いを言葉にすることが出来ず、ひたすらに見つめ返す。 なのに、彼はそんな彼女の頬を撫で、額にキスを落とすと、元の通り前を向く。 与えられない悲しさに、思わず「……………嫌いだ」と口をついた。 そうだ、こんなヤツ大嫌いだと言い聞かせながら、そんな女々しい自分が一番嫌でたまらなかった。 その後は、彼らが危惧したようにエンジンがヘタり、日没されては敵わないと死にそうになりながらオールで島を目指すこと30 分。 どうにか遭難だけは免れたが、薄暗い砂浜で、貴重な水を流し込むと二人同時に大の字に倒れ込み、しばらくは動くことが出 来なかった。 何がバカンスだ、恨むぜ、張の旦那とぶつぶつ呟くレヴィの隣で適当に相打ちを打つロック。 ようやく動く気になれたのは日もどっぷりと暮れた時分。 だが、悪いことに空に浮かぶのは針のような三日月で、周りの状況などさっぱり判らない。 暗黙の了解のように、今日は寝てしまおうという空気となり、ライターの火を頼りにロックのくすねて来たカーテンを広げて並ん で横になるも、真っ暗闇の中でお互い考えてしまうのは昼間の出来事。 そうだ、中に出されてそのままだ、…どうしよう。 万が一の事があれば父親が誰だか判らないではないか。 誰の種だろうと子供を持つ気などないが、それでもどちらのかわからないままなのは気分が悪い…。 一時的にせよあの男の種が自分のカラダに根を張るのだと思っただけで嫌悪で死にたくなる。 そういえば、求めてくるとばかり思っていたロックはボートの上でのキス以降一度も触れては来ない。 やはりこんな誰にでも股を開く女など相手にしたくない、触れたくもない…そういうことだろうか。 だからさっきからまともに触れて来ず、今も背を向けて眠っているのだろうか。 あれこれと考えるほどに不安が募り、たまらずに目の前の背中に抱き着いて誘うように脚を絡ませた。 だが、彼のモノをまさぐるべく伸ばした手は寸前で止められる。
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