【銃と】ブラックラグ ..
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124:Epitaph
08/07/21 05:00:38 Iln0bMUl
「そいつ曰く、『とっかえひっかえ』って分けじゃ無ぇらしい。食堂の女も花屋の女も全員に本気で惚れて
たと言い張っていたらしいんだが、とにかくそい、つがくそ暑いバンコクの通りで心臓発作を起こし、天
国の門だか地獄の門だかをくぐったとき、そいつには六人の女がいた。女房の他に六人だ。いい女もブ
スも、ババァからガキみたいなのまで色とりどり。まあ、そんな男と二十年も連れ添っていただけあって
女房はできた女で、その上、こうそそるようなイイ女だ。その女房は全員を葬式に呼んで、女たちを旦
那との付き合いが長い順で並べて、さあ葬式が始まろうって時に気がついた。墓石に自分の名前が無
ぇってことにな」
レヴィは何が楽しいのかグラスを持ってゲラゲラ笑いっぱなしだ。さっきから彼女の体の揺れに従って
グラスからいつものバカルディが零れている。カウンターの上が水浸しだった。その向こうに座っている
エダもニヤニヤと笑っている。
バオは続けた。
「もう一回最初から墓碑銘を確認する、『マリーア、ベッツィ、シェンシェン、ロイス、アン、キミー、そして
エリスの愛とともに眠る』。やっぱり無ぇ。よりによって女遊びを許して息子も生んでやって、二十年も女
房としてやってきたってぇのによりによって自分の名前が無ぇ。別嬪の女房は遺品の銃を手にとってバ
ンバンバン!棺桶に向かって撃ちやがった。で言ったのさ」
「死にやがれ!」
エダとレヴィが声を合わせて言った。二人とも笑っている。
なんだ、ジョークの類だったのか、と溜息をついた。
「バオ、そりゃあどっかで聞いた与太話だぜ?なぁ、エダ」
「そうそう、オチが丸見え」
「ったくこのアバズレどもが。おれのベトナム時代のダチの話なんだよ。先週そいつが死んじまって、葬
式行ってきたんだよ。そん時の話だ」
「で、結局その哀れな友人はどうなったんだ?バオ」
仕方が無い、助け舟を出す。
「女房はすげぇ形相で葬儀屋に詰め寄った。なんてこたぁ無ぇ、女房の名前はエリーなんだが、葬式屋
が間違えてエリスって注文しちまったんだとよ。今はちゃんと埋められて、冷たい石の下だ。墓石は彫り
なおしだとさ」
バオは話しながら、カウンターまで取りに来た張の部下へ紹興酒一本と黒砂糖の入った小瓶を手渡し
た。紹興酒まで置いてあるとは意外だった。頼めばSAKEも出てくるかもしれない。SHO-CHUはどうだ
ろう。今度頼んでみようか。
「俺は思ったよ。自分が死んだときの為に墓碑銘を考えておくのもいいが、精々笑いものにならないよ
うにしなきゃいけねぇってな。死んでまで殺されちゃあたまったもんじゃ無えよ」
「ねぇロックぅ?あんたたちニッポンジンは墓に何て書くのぉ?」
この尼さんは今夜も卑猥と言っても決して過言ではない出で立ちだ。ミニスカートの下から覗く長い足
がカウンターの下で組み変えられる。シャロンも裸足で逃げ出す色気。なんと寛容なことか、彼女の神
は。


125:Epitaph
08/07/21 05:02:24 Iln0bMUl
「僕たち日本人の殆どが特定の宗教を意識していないんだ。生まれたら神社で『お宮参り』。洗礼…み
たいなものかな?結婚式は教会で、死んだらお寺でお葬式、ってのがごく一般的な日本人。で、お寺や
霊園の墓に入るんだけど、墓には大抵がファミリーネームを彫ってあるよ。『岡島家の墓』と『先祖代々
の墓』って。個人の墓に入る人もいるにはいるけど、多くが骨になったら家族みんなと同じところに入る
んだ」
「爺さんも婆さんも入っているところじゃぁ満杯じゃねぇか。ニッポンジンはウサギ小屋みたいに小さい家
に住んでいるっていうが、死んでまでそうなのかよ…。足さえ伸ばせねぇ」
そう言えば、レヴィは日本のホテルでさえ狭い狭いと文句を言っていた。あのホテルは結構高級の部
類に入るし、広さは十分だったんだが…。
悪かったな。日本の土地事情は異常なんだよ。
「それにしても、生まれてから死ぬまでいろんな宗教を渡り歩くたぁ、ニッポンジンってのは節操ねぇな
ぁ」
バオがつぶやく。
「もともと日本には八百万の神様がいたんだ。鍋とか、近所の沼とか、トイレとか、貧乏神なんてのもい
る。そんなふうに沢山の神様と暮らしていたところに、仏教やキリスト教が入ってきたんだ。だから後進
の方々もその八百万の神様の仲間の一人にしてしまっているのかもしれない。宗教学者じゃないから、
おれが自国の宗教観で語れるのはこの程度だよ」
もともとこんなロアナプラにいるような人間に信心深い者は少ない。ジーザスもブッダもジョークにして
いるやつらばかりだが、それは『無神論者』に近いのであって、日本人のような(ある意味なんでも来い
の)宗教観はやはり異常に感じるのかもしれない。
そこで、一応この場で唯一の宗教関係者が口を挟んだ。
「じゃあ色男、あんたが明日死んだらニッポンの墓に入れるために空輸しなきゃいけないじゃないのよ
ぉ。寂しいわぁ」
「Fedexに頼んでやるよ、送り先メモに書いとけ」
レヴィ、それひどい。
だいたいお前、運送屋だろうが。他社に頼むな、他社に。
「だから墓碑銘なんて考えたことも無かったけど…、エダは決めてるのかい?墓になんて書くか」
エダは足を組み替えた。
「そうねぇ、バオの与太話を聞いてて思ったんだけど、あたしも色男の名前を書くことにしようかしら。ま
ずはロック、あんたの名前を書いてもいーい?」
「黙んなエダ、てめぇの墓にはあたしが彫ってやるよ。『ジョージ、トム、エイブ、アレックス、オールドヒッコリー、ユリシーズ、ベンジャミンへの報われぬ愛とともに眠る』ってな。七人だ。ちょうどいいだろ」
「『報われぬ愛』じゃなくて『に愛されて眠る』にしろってのスベタ、花はいらないから札束いっぱい投げ
込んどけよ」
いやはや、何とも豪華な話しだ。


126:Epitaph
08/07/21 05:03:10 Iln0bMUl
死ぬかもしれないと思ったことは一度や二度ではない。まずラグーンの連中に出会ったときがそうだっ
たし、その後も何度そんな状況に追い込まれたか数知れない。あの街にいた頃より、確実に死を身近
に感じる生活をするようになったのは確かだが、それでも自分の死後についてなど考えたことは無かっ
た。「死」そのものより、死後のことを考えるほうが余りに現実的からだろうか。その現実から無意識の
内に考えるのを避けていたのだろうか。
分からない。
自分はいつどこでどんな風に死ぬのだろう。こんな仕事をしている以上、ベッドの上で死ぬとはとても思
えない。海に落ちて魚の餌になって死ぬのか、この町の路地裏で撃たれて死ぬのか、違う町で刺され
て死ぬのか。
レヴィの横顔を見る。さっきから下らないジョークに笑いっぱなしの彼女。
今まさに死ぬというその瞬間、彼女は傍にいるのだろうか。手を握り、泣いたりしてくれるのだろうか。
じゃあ俺は?
彼女が死んだとき、俺は泣いたりするのだろうか。
墓にすがり、声を上げて。



「自分の酒の量も弁えられない様なヤツは飲む資格なんか無ぇよ」
珍しい。レヴィが正論をぶっている。
こんなに酔ったのは久しぶりだった。大抵ヘベレケになるまで酔っ払ったレヴィを抱えて彼女の部屋ま
で連れ帰るのは自分の役目だったのだが、今日はその役目を彼女に譲った。もうどうやっても足がうま
く動かない。
寝床にしているホテルの廊下はいつもどおりに薄暗い。明かりは一応ついているのだが、ヤニや埃で
汚れた電球は殆どその役目を果たしていない。部屋の前で鍵を手渡すと、レヴィは鍵を開けるのに少
し苦労していた。
横からそれにちょっかい出して邪魔しようとするが、邪魔だとばかりに手を払いのけられる。
ドアが開いて、よろよろと部屋の中に入るとベッドに放り込まれた。もう少し優しくてくれてもいいのに。
古いベッドはギシっと音を立てた。見上げると、いつもの天井が揺れている。地震、ではない。この街は
地震とは縁が薄い。次に回転ベッド、という懐かしいフレーズが思い浮かんだが、それこそ全くもって意
味は無い。だいたい乗ったことすらない。どんなふうに回転するんだ?目は回らないのか?そんなんで
セックスできるのか?
これ以上ふらふらする天井を見つめながら取りとめも無いことを考えていると更に酔いが回りそうで、
思わず目を閉じた。自分が酔っていることがよく理解できた。こんなヘベレケをよく連れ帰ってくれたも
のだと、素直に謝罪を口にする。
「…悪い」
「いいから寝ろ、ボケ」
冷蔵庫を開ける音。冷たい感触を額に感じて目を開けると、ペットボトルを額に押し当ててくれていた。


127:Epitaph
08/07/21 05:03:56 Iln0bMUl
「飲むか?」
頷くと、キャップを開けてくれた。
起き上がり、ベッドに腰掛けたまま一気に飲み込む。まるで砂漠に撒いたようにゴクゴクと飲めたが、一
向にすっきりしない。まぁ、これだけ酔っ払えば仕方が無いが。
ようやく部屋を見渡せば、明かりはついていないが、ブラインドの隙間から外のネオンがわずかに刺し
こみ、床にカラフルな影を映していた。自分の部屋がこんなふうに幻想的な影に彩られる瞬間があるこ
とをはじめて知った。こういうの、何て言うんだっけ?
そう、「キレイ」だ。
その一つをレヴィの足が踏む。
「じゃあ、帰るからな」
つれない言葉。
「何で?泊まっていけば?」
「誰が酔っ払いの世話なんかするか、ボケ。自分で始末しな」
「セックスしようよ」
「ふざけんな、それだけ飲めば勃たねぇだろうが、役立たずに跨る趣味は無ぇよ」
「じゃあ一緒に寝るだけでいいから」
「ひ・と・り・で・寝ろ」
「遅いし一人で出歩くと危ないよ」
「誰に対してもモノ言ってんだ?それともラムでとうとう脳みそ溶けちまったのか?」
「ママ、傍にいて」
「誰がママだ。死ね。ここで朽ち果てろ」
降参。何を言ってもイエスとは返事しないだろう。
諦めて後ろから腰に手を回し、力任せにベッドに引き倒した。
あれだけ悪態をついていたわりには抵抗は無い。酔っ払いの相手を諦めたのか、最初からこうしたか
ったのか、そうだとしたらかわいいことだが、腕の中に納まったままレヴィは小さく溜息をついた。
後ろから抱きしめたまま囁く。
「レヴィ、かわいいよ」
「うるせぇ、死ね」
「裸が見たい、触りたいんだ」
「うるせぇ、死ね」
「せめてホルスターはずして」
「うるせぇ、うるせぇ、うるせぇ、死ね」
そう言うわりには起き上がって、ホルスターを外す。かわいいな。本当に。
カトラスを床に置き、ついでにホットパンツとブーツを脱いで下着姿になり、もう一度横たわる。背中を向
けているのが少々気になるが、まぁこれはオーケーのサインだろう。


128:Epitaph
08/07/21 05:04:19 Iln0bMUl
首筋に鼻を突っ込み息を吸う。シャワーを浴びていない体からはタバコと酒と汗の匂い。いい匂いとは
言い難いが、レヴィのいつもの匂いだった。まぁ、自分だって同じ匂いで臭いに決まってる。
左腕を彼女の腕枕にし、右手を彼女の前身へ回す。タンクトップの上から乳房に触れる。手を大きく広
げ、柔らかな感触を楽しむと、最初はその存在すら隠していた乳首が、布の下で緩やかにその存在を
主張し始めた。
「……んっ………」
かわいい声が上がった。
これはゴングが鳴ったのだろうか。いや、これは鳴った、間違いない、と自分に言い聞かせながら、タン
クトップの下へ手を滑り込ませようとしたとき、レヴィの手が進入禁止を知らせた。
「なぁ、ロック」
「ん?」
「聞いときたいことがあるんだ」



「聞きたいこと」と言ったものの、レヴィは口をつぐんだまま、腕の中で背を向けて身動きすらしない。発
言のとおり、何か言いたいことがあるのは背中から伝わってくる。だが、それがどの類のものなのかま
では分からない。引っ張り出すか、それともただ発言を待つか。考えあぐねているとようやく口を開い
た。
「おまえ、死んだらニッポンに帰りたいのか?」
何だ?店での話の続きか。
店でどんなふうに話しただろうかと、酩酊の向こうにある記憶を手繰る。彼女が気にするようなことを、
酔いに任せて口先だけの、思ってもいないような返事をしていないだろうか。
…言っていないよな。
「Fedexに頼んでくれるんだろ?」
ちょっとイヤだけど。
「Fedexはダッチに頼んどけ」
なぜこんなことを言い出したんだ?
何を考えている?
「こういう話、したこと無かったな。…って、ダッチとだって話したこたぁ無ぇけどさ、でもさ、あの、もしそう
思うんだったら、ダッチとか姉御とかに頼んで、手配だけはしておくってのも有りだぜ」
自分が死んで、棺桶に大量のドライアイスをぶち込まれ、日本へ運ばれる。実家の両親は届いた荷物
をどう扱うのだろう。普通に荼毘にふしてくれるのだろうか、それとも、何も言わずに行方不明になった
息子なんて知らないと、受け取り拒否…、そしたらどうなるんだ?
品物名、息子。要冷蔵。
笑えない。


129:Epitaph
08/07/21 05:04:58 Iln0bMUl
もし明日死んだらどうしてほしいのか、真剣に考えたことなど無かった。だからイエローフラッグでエダ
に聞かれたとき、日本の風俗について、一般的な日本人はどうするのかを話すだけにとどめた。
なんてことは無い、それ以上語る言葉を持っていなかったからだ。
日本にあるいわゆる先祖代々の墓に入りたいのか、と聞かれれば、YESとは言い難い。
だが、入りたくないのか、と問われれば、やはりYESとは言い難い。
どうでもいいわけでもないが、何かプランがあるわけでもない。
だいたい叶えてもらえるかも分からないことを考えてどうするんだ。死後の約束などというのは支払い
に対する対価を得るような、対等な契約ではない。
一方的な「依頼」だ。
心臓が止まり、もう物を考えることすらしなくなった屍を目の前にしても、その「ただのお願い」を守るよ
うな、対価以上のものが互いの間になければそんなことはできない。
それはいったい何だ?
あのバオが話した見知らぬ人妻が、不義理を続けた夫の約束を守った理由。
それはきっと、以前であればもっと楽な気持で言えた言葉。こんなふうに抱き合うような関係であれば、
もっと簡単に口に出せていたかもしれない言葉。
「あたしは無理だ。…言っただろ?ダッチに言え。何か望みがあるなら」
あぁ、知ってるよ。
俺たちの間にそれが無いことぐらい。



「あぁっ・・・・・、くっぅあっ」
髪を振り乱して快楽に溺れている彼女の背中から覆いかぶさり、身動きを封じる。最奥を突くたびにベ
ッドの上へ上へと逃げようとする体を抑えるために、拘束具のように手首を掴み、シーツに繋ぎ止め
る。
性器がぶつかり合うその場所から、ひっきりなしにパタパタと二人の体液の混じったものが白いシーツ
に落ちる。たいした前戯もしていないのに、レヴィがこんなに濡れているのは久しぶりだ。「こういうのが
好きなの?」と普段であればからかう程、いわゆる大洪水。
ドッグスタイルは嫌いだった。こちらからは顔を見ることができないから、彼女の快楽の度合いも、限界
も、知ることができない。ましてや意地悪をして、その反応を楽しむこともできない。
だが今夜はこれでよかった。顔を見てしまえば、今自分がどんな顔をして彼女を犯しているのかを知る
ことになってしまう。獣みたいなセックスはしたくないと、ファックなどごめんだと普段聖人ぶってご高説
垂れているくせに、なんだこの行為は。肉食獣のセックスだ。肉食獣?犬だ。ただの犬のファック。ただ
メス犬を押さえ込み、突っ込んで、犯し続ける。こんなの、接合点を介在させたお互いの体を利用した
ただのオナニーだ。
それは今の二人には相応しすぎる。
だってそうだろう?


130:Epitaph
08/07/21 05:07:07 Iln0bMUl
何の約束もできない関係なら、こんなふうに利用しあうのが一番だ。
一人でするよりマシなだけ。
複数とヤルより安全なだけ。
「いや…やめっ…やっ、…あ、あ、あ、」
NOじゃない。イクと言えといつもいっているのに、なんだよ、それ。
そんな約束すら守れないのかよ。
押さえつけた手首、その先で指がシーツを引き絞る。びくっと一瞬体全体が揺れて、膣の中が収縮す
る。突っ込まれているモノから全てを搾り取ろうとするかのように。
言いたい。
本当は言いたいんだ。
彼女が最後に見せた貪欲なメスの部分に任せて、奥で果てる。体から力が抜けて、彼女の上に倒れこ
む。
口元にある、彼女のかわいい耳。それに囁きたい。
言いたいんだ。
本当は、約束をしてほしいと。



終わり

131:(´・ω・`)
08/07/21 05:11:19 Iln0bMUl
投下予告とかしちゃってゴメンネ。
もう直しても直しても気に入らなくて、
書けば書くほど岡島くんが暗くなって、
もっと精進しますお。


さて、どらk(ry

132:名無しさん@ピンキー
08/07/21 10:51:46 hlgyKQX6
なぜ今更5なんだ

133:名無しさん@ピンキー
08/07/21 13:12:05 ih1UvYYj
DS版でしょ。

…なんでも、嫁さんに出来るキャラが一人増えたとか。

134:名無しさん@ピンキー
08/07/21 13:51:29 s5LItW5C
一夫多妻制になったという事ですね


135:名無しさん@ピンキー
08/07/21 18:58:33 I3HeROUM
>>131
もんもんしますなロック君は
なんか弾けたらエライ事しそうで楽しみですがw
>>134
それはPS2版

136:名無しさん@ピンキー
08/07/21 20:31:14 JlZ2WI5f
ロックいじけてるなぁ

137:名無しさん@ピンキー
08/07/22 19:02:24 DhyYL/AO
GJ!
いじけロックもまた良し

138:名無しさん@ピンキー
08/07/23 10:47:13 HZi3AOss
ガガガ文庫のシェイターネ・バーディ、みんな買った?
レヴィのボンデージ姿がたまらん!!!あれをいつか画集にまとめて欲しい!!
話も面白かったし、レヴィの女王様話もどなたかが補完して詳細に書いてくれたら
という妄想が止まらない…。

139:名無しさん@ピンキー
08/07/23 12:09:07 KAh7NWXS
ロック生でショータイム見れなかったんだよねカワイソス(´・ω・`)
レヴィたんもロックに見せたかったと思うんだ

140:名無しさん@ピンキー
08/07/23 15:09:34 ysoAWpj2
ビッチの場合
大喜びで鞭しばく

乙女の場合
客とロックを追い出して撮影のみ
ローワンがチケット捌いたらしいから前者かな

141:名無しさん@ピンキー
08/07/23 15:14:27 ysoAWpj2
なんだ
ケースビッチだったのか
ロックもそりゃ残念なこった

帰って早く読まねば

142:名無しさん@ピンキー
08/07/23 15:24:45 BsLxcIvI
ボンテージルックに関する詳細ならあるじゃないか。
このスレで伝説となった長編が。

挿し絵はレヴィたんと兄貴が同じポーズで撃ってる絵が好きだな。
こういうの見るとレヴィたんに銃の手ほどきをしたのは旦那なのかな?とか妄想の種になるw
戦闘が始まったら要領よく相手と呼吸を合わせるのが得意らしいけど、「やっぱ旦那が一番合わせやすいぜ」とか、
あー熱気で頭煮えてんなー

143:名無しさん@ピンキー
08/07/23 17:53:19 ysoAWpj2
銃の腕は兄貴に習ったとして
SMは誰だ?
誰が彼女を女王に目覚めさせた?

144:名無しさん@ピンキー
08/07/23 18:33:50 n1qC5peH
まぁ、レヴィたんは一旦デレた相手にはとんでもなくドMなんだけどな…。
両方メチャウマらしいし。

145:名無しさん@ピンキー
08/07/24 16:31:19 NPDAF19a
レヴィは普段1人の時は色んな妄想してるんだろうな

ロックとのイチャイチャ妄想とか、ロックにこう甘えたらどうだろうとか

で、自己嫌悪に落ちてイライラしちゃうんだ

意外にも乙女なのかも知れん(*´Д`)

146:名無しさん@ピンキー
08/07/26 02:36:44 IzlEozLb
小説版のボンテージレヴィたんのページが不自然に開きやすくなってる俺に何か一言

147:名無しさん@ピンキー
08/07/26 06:12:42 rRdNyYRb
>>146
ズボンのチャックが開いてるぜ

148:名無しさん@ピンキー
08/07/26 10:48:52 rYvGOGeu
一番最後の挿絵のレヴィたんがかわいい

149:名無しさん@ピンキー
08/07/26 14:41:35 Myt1LBSF
このレヴィたんもSなんです
URLリンク(l.pic.to)

150:名無しさん@ピンキー
08/07/27 10:22:32 DXgYj1u7
>>149
kwsk!

151:名無しさん@ピンキー
08/07/27 19:12:32 8jaiPd9+
広江がアザスケの本に寄稿した絵

152:名無しさん@ピンキー
08/07/28 01:58:11 T86GMUXs
そういや広江ってMのレヴィを描かないよな

153:名無しさん@ピンキー
08/07/28 08:25:30 agin4gkd
本編で描いてるじゃないか。

あざすけ氏の最新CG集に覚醒ロックに犯されてるレヴィたんがあったな。


154:名無しさん@ピンキー
08/07/28 20:37:19 /0xJ4Smn
それ欲しいんだよ!!
でも買いにいけないんだよ!!
サイトのサンプルCG見ておっきした。

ダウンロード販売してくんねえかなあ

155:名無しさん@ピンキー
08/07/29 13:07:49 DCOXIlcH
>>154
夏コミで発売されるだろ

156:名無しさん@ピンキー
08/07/29 21:10:57 Jo2qfjgd
夏コミにいけないんだ…

157:名無しさん@ピンキー
08/07/30 01:39:49 pZv+xMU6
ネットの書店とかに委託してたりしないのかね?
とらのあなとかああいうとこに。

158:名無しさん@ピンキー
08/07/30 03:23:58 QKweGXXa
BLACK LAGOON
スレリンク(erodoujin板)


こっちでやれ

159:名無しさん@ピンキー
08/08/02 01:42:22 XaghZgtY
なんかいきなり過疎ッたな…

160:名無しさん@ピンキー
08/08/02 04:54:04 lammfdHt
小説版読んでるんじゃない?

161:名無しさん@ピンキー
08/08/02 08:28:53 lFo8Ihnq
さっきめざどの土曜日のにゃんこに出てたぬこが非常にレヴィっぽかった


162:名無しさん@ピンキー
08/08/02 08:50:46 lammfdHt
>>161
(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!

163:名無しさん@ピンキー
08/08/03 00:18:27 TFLIY2Wh
漫画を読み返して思いついたコネタを
七巻おまけより

若返ったボリスさんを見て未だに騒ぐバラライカさんを置いて、俺とレヴィは下宿に戻った。
 なんだか妙に疲れた気がする。
 さすがに慣れたが、こうなんども若返るのはどうなのだろう?
 近かった俺の下宿のほうにレヴィもなんとなくついてきて、二人との今はベッドに座り込んでいる。
 なれた手つきでレヴィがタバコを取り出し、火をつける。
 うまそうに吸い込むと、険しかった目つきがほんの少し緩んだ気がする。
 とはいえ、まだまだきついが。
 確かにこの状況では、それが一番だろう。
 うまそうに吸っているレヴィを見ていて、俺も無性にタバコが吸いたくなった。
 テーブルの上にあったマイルドセブンを一本取り出し、火をつけ吸い込む。
「げほっ! ごほっ! ごほっ!」
 盛大にむせた。
「何やってんだ、オマエ?」
 レヴィが呆れたように、背中をさすってくれる。
 そのおかげでどうにか落ち着くと、思い出した。
 今の自分は子供なのだ。
 すくなくとも身体は。
 このころの自分はタバコなど吸ってはいなかったはずだ。
 心と身体がずれるとはよく聞く話だが、こんなことで実感させられるとは。
 吸いたいのに、吸えない。
 ジレンマだ。
 ようやくレヴィも今の俺の状況を理解したらしい。
「なんだオマエ、いまはおキレイなままなのか?」
 目がものすごく楽しそうに見えるのは気のせいか?
「そうだよ。このころはまだ酒もタバコもやっちゃいなかった」
「ふーん」
 なんだかものすごく、目つきがいたずらを仕掛ける子供そのものなんですけど、レヴィさん。
「ということはまだ当然『女』もしらねえな?」
 一瞬、思考が停止する。
 その一瞬で彼女には十分だった。
 タバコを灰皿に押し付けると、あっという間にベッドに押し倒され、彼女を見上げる形になる。
「よーっし。オマエのヴァージンあたしがもらってやろう」
「―ば、ヴァージンって……」
 男だぞ、俺は!
「それとも何か? ほかの女に一度はやったクセにあたしとはやりたくないってか?」
「べ、別にそういうわけじゃあ……」
「まあ、確かにあたしはもう処女じゃないけどな」
 軽くいったセリフに、どことなく自虐的なものが含まれていたのは気のせいではないだろう。
 頭を持ち上げ、彼女にキスをする。
 少しかさついた唇を丁寧に舐める。
 ほんの少し覗かせた彼女の傷。
 それが僅かでも癒せるなら、なんだってやってもいい。
 レヴィの目が一瞬驚いたように見開かれ、すぐに嬉しそうに笑った。
「こういうとき日本語でなんていうんだっけか?」
「日本語で?」
「ああ、そうだ。『イタダキマス』だっけ?」
 ご丁寧に手も合わせて。
 なんか違うんだけど、まあいいか。

若ロク×レヴィ(レヴィ×ロク?)
これもありかなと思い。
だれか続きかいてくれませんか?

 


164:名無しさん@ピンキー
08/08/03 00:25:19 p/xGgU8t
関係ないけど、そのときソーヤーがいたら、見事なゴスロリなんだろか。

165:名無しさん@ピンキー
08/08/03 13:34:46 gK5rNQq6
ソーヤーの服はゴシック系だけどロリータではないだろ

166:名無しさん@ピンキー
08/08/03 19:11:05 FPADy6Qt
あろはゴスパンクだと何度言ったら

167:名無しさん@ピンキー
08/08/03 19:25:54 epVLwIjd
アロハゴスパンク?

凄いな。最新コーデ?

168:名無しさん@ピンキー
08/08/03 21:42:12 V3nZHknK
>>163
イイヨーー
ショタロリ!!

169:名無しさん@ピンキー
08/08/03 22:36:20 p/xGgU8t
すまんねえ、ソーヤーが若返ったら、ゴシック着たロリになるといいたかったのさ。

170:名無しさん@ピンキー
08/08/03 23:20:57 gK5rNQq6
ああ、そういうことか
こっちこそすまんね・・・

171:名無しさん@ピンキー
08/08/04 08:58:17 W7pdu2PI
>>143

> 銃の腕は兄貴に習ったとして
> SMは誰だ?
> 誰が彼女を女王に目覚めさせた?

正常位じゃいけないんだろ?
自分で模索したに決まってる

172:名無しさん@ピンキー
08/08/05 23:06:58 Ozal7wZN
OPの歌詞をふと気になって探してみたら…。
なんというレヴィたんのデレ歌かと!
けしからん思いですた

ほしゅ

173:名無しさん@ピンキー
08/08/06 23:09:04 rprbRWT+
レヴィたんの健気さは異常

174:名無しさん@ピンキー
08/08/07 17:13:58 sy//d5Jy
「わくわくロベルタちん」の続編やらねーかなぁ

175:名無しさん@ピンキー
08/08/07 20:57:59 AjJSIrav
レヴィたんからカトラス取り上げて無理矢理怪談聞かせたい

176:名無しさん@ピンキー
08/08/07 21:00:59 sy//d5Jy
そこはバラライカさんだろ

ロベルタさんの対怪談耐性はどんなもんだろうか?
亡霊を見慣れているから平気なんだろか

177:名無しさん@ピンキー
08/08/07 21:06:12 QmDhG2PS
死者は我が同胞なり

178:名無しさん@ピンキー
08/08/07 23:21:55 pGEKtiqt
>>175
それイイ!!!

涙目になりながら、強がるレヴィたん
カトラス無いからはけ口が無くって、怖いシーンで思わず隣のエダの首締めてしまうレヴィたん
一人でおうち帰れなくなって「護衛してやるっ」とかいいながらロックに着いてくレヴィたん
夜寝れなくなってこっそりロックの布団にもぐりこむレヴィたん

ハアハアハアハア

179:名無しさん@ピンキー
08/08/08 07:00:39 yzt2XAez
ロックから日本の怪談を聞かされて以来、姉御を見る度に「お岩さんでたぁぁぁ!!!!」とビクビク震えるようになったレヴィたんなのでした

180:名無しさん@ピンキー
08/08/08 17:21:54 L9npqGkc
そして、おねしょ再発

181:名無しさん@ピンキー
08/08/09 09:26:08 KACZhTHd
レヴィたんはおねよするコだったのか・・・

182:名無しさん@ピンキー
08/08/09 12:02:32 9itDOSy6
>>181
ロック「シーツをこんなにベタベタにして…レヴィのココはだらしがないね」
レヴィ「だって…それは、ロックがァ…」
ロック「俺が、なんだって?いい訳する悪い子にはお仕置きだな」
レヴィ「あ!!らめ…!!ロックッ!!!そこはらめぇぇぇ!!!!」

183:名無しさん@ピンキー
08/08/09 12:03:21 9itDOSy6
さげわすれすまん…

184:名無しさん@ピンキー
08/08/09 15:20:00 Roi4Dhdv
キレイにするほどますます別の液にまみれてくるわけですね

でもあんまりロックって舐めそうじゃないな
拭いてやりながらなんか異物入れそう

185:名無しさん@ピンキー
08/08/11 06:26:33 DC/2KcD3
一番タチ悪いじゃねえかw
って、そりゃロックさんだから当然か…

186:名無しさん@ピンキー
08/08/11 21:17:14 c831/2bp
あざすけのロックも鬼畜、もっちーのロックも鬼畜、
みんな考えは一緒なんだなw

187:名無しさん@ピンキー
08/08/12 06:36:21 VqaUbV8z
オフィシャルでも怖い目付きがデフォになってきてるしなw

まあロックさんがキチーク化すればするほどレヴィたんは可愛くなるから俺はそれで大いに構わんが。

188:名無しさん@ピンキー
08/08/12 12:05:32 dn8Fr3H3
そのうちロアナプラ一の交渉屋になったりしてなぁ
アニキみたいな笑みで姐御みたいな台詞吐いてw

189:名無しさん@ピンキー
08/08/12 13:11:28 cEqRoa6d
超慇懃無礼に銃弾ばらまくってのが見たいな。

190:名無しさん@ピンキー
08/08/12 20:24:01 XAOEWdOg
レヴィたんはロックがいれば幸せなのか?

191:名無しさん@ピンキー
08/08/13 20:50:28 YM/Nlbi7
ロックが側で生きてさえいれば、鬼畜だろうと変態だろうと悪の頂点になろうと
かまわない。
それがデレヴィクオリティ

192:名無しさん@ピンキー
08/08/13 20:58:00 F/43A/Mw
それ以上は望まない、ってか。
なんて健気で優しくてかわいいんだ。おいで!抱き締めてやる!

193:名無しさん@ピンキー
08/08/13 21:20:49 a28iGQEJ
広江たそのブログのレヴィたんの表情やばいwww
あの表情の先にはロックさんがいるのか…


194:名無しさん@ピンキー
08/08/14 00:27:00 uJowFWMm
いや、ろっくの後ろでそそり立つ俺を見てるにきまってる

つか広江ブラクラ本出すのか!!!

195:名無しさん@ピンキー
08/08/14 00:50:03 FaE+fHG0
>194
お前、たいして面白くもねェくせに『俺が、俺が』ってウセぇんだよ
消えな

196:名無しさん@ピンキー
08/08/14 02:36:39 YQEmxluM
まーた漫画とネットを区別できないゆとりかよ

197:名無しさん@ピンキー
08/08/14 12:11:05 lKUkUjRe
ビキニの面積がけしからん!
表情が色っぽすぎてけしからん!

つかポスターってことは今月発売されるGXの付録なのか!?

198:名無しさん@ピンキー
08/08/14 12:41:36 uL45m/Fe
スペースに置く看板用だったりして。

199:名無しさん@ピンキー
08/08/15 01:56:01 +Vzw/LvB
「あれは俺が香港のアパートに住んでた時の話だ・・・
入居したばかりで何も無い部屋の真ん中にねっころがってビールを飲んでた。
ふと壁を見ると穴があいている。壁は厚くないし、どうやら隣の部屋も見えそうなのさ。
それで体を起こして穴を覗いてみたが、奥で赤いなにかで塞がれてるみたいで隣は見えなかった。
ある日大家のオバさんに会ったから「隣の人はどんな人が住んでるんだ」と聞いてみたのさ。
大家は「病気で目の赤い女の人が住んでますよ」と言った・・・」


「あいつわざわざ電話してきて怖い話するんだもん・・・」
「バラライカさん、だったら途中で切ればいいじゃないですか・・・」
「ロックまで馬鹿にするのかッ!!」
「夜中に呼び出してその言い方は無いでしょ!!そんな事いうならもう帰る!!」
「あっ、ちょっ、ロックまっ、ちょ!!」

200:名無しさん@ピンキー
08/08/15 02:08:37 HgEKucSE
GJ!!!!!!
つ、続ききになる!!!

201:ロック
08/08/15 03:29:11 M/PPoavk
ファビオラとファックしたいぜ

202:ロック
08/08/15 03:29:49 M/PPoavk
頼むからファビオラで作ってくれ

203:名無しさん@ピンキー
08/08/15 10:29:31 KuIb2LSa
ファビと坊ったまが仲良くしてると、何処からともなく現れ、ゲリラ時代の恐怖話をしてくれるロベルタ

204:名無しさん@ピンキー
08/08/15 12:13:31 CFGx4iMy
兄様×ぼったま
キタ━━━(゚∀゚)━!!

205:名無しさん@ピンキー
08/08/16 09:02:49 204RiFNM
( ゚∀゚)o彡゜ハミ乳!ハミ乳!レヴィのハミ乳!



206:名無しさん@ピンキー
08/08/18 02:58:58 g8U+YJWt
ベイブものが少ないな…。
ロックより張モノが読みたいです。

207:名無しさん@ピンキー
08/08/18 12:41:45 YkXVOwar
なら自分で書くか、他人が書きたくなるようなネタを落とせよ…と、こういうヤツがいる度に思う。

208:名無しさん@ピンキー
08/08/18 12:56:46 9NsqHkxb
ロックマンの為に水着着たくてロアナプラの何処にあるショップで購入したのかファビオラにしどろもどろ訊こうとするレヴィたんを妄想しようぜ

209:名無しさん@ピンキー
08/08/18 20:31:56 QC/B1Nau
おまいは中々の妄想師だな

210:名無しさん@ピンキー
08/08/18 20:36:08 Y6AgdiC0
バラライカに「海で肌を出すのが嫌だけど泳ぎたいという貴女に!!」とジャパニーズスクール水着を着せるロック
そして日本の文化的背景を知らないがために喜んで着てしまうバラライカ

211:名無しさん@ピンキー
08/08/18 22:56:14 igIMMhFK
>210
是非とももっちーに漫画化して欲しいな。
もっちーの同人で体操服とセーラー服姿の姐御には悶死したぜ…

212:名無しさん@ピンキー
08/08/19 00:21:10 0+Rjs7UO
たまに原作読み返すとロックが純粋なレヴィをたぶらかす悪党に見えてくるから困る。

213:名無しさん@ピンキー
08/08/19 01:16:16 OsJf7OkI
姉御にゃ着物だろ
想像するだけで悶絶もん
あとは話の持って行き方だな…
なんかない?

214:名無しさん@ピンキー
08/08/19 09:18:46 co2hm+wO
イワン国での和服にあたる民族衣装はどんなんかしら。

215:名無しさん@ピンキー
08/08/19 09:45:26 L8UxAnz7
マトリョーシカの人形が着ているようなのしか思いつかない…

216:名無しさん@ピンキー
08/08/19 11:16:01 0Z7ULc+d
サラファンだってよ

217:名無しさん@ピンキー
08/08/19 11:56:20 vbr6XFxl
>>212
たぶらかす以外は実際その通りだから困る。

レヴィたんのビキニがあんなに必要最低限の部分だけ隠すような際どさなのは、ロックに「普段とあんま変わらない」と素っ気なく言われない為に恥ずかしさを呑んで頑張ったのかね?

でも寄って来るのは肝心のロックさんじゃなくそこらにいるどーでもいい野郎ばっかで、鬱陶しいから海の中へ避難したらよりにもよって水着の中の大事な部分を海月に刺され……
海から上がってきたカユカユ状態の涙目レヴィに「お前のせいだぞ、クソバカ野郎!」と言われるも「いやービーチはいいねぇレヴィ。ラグーン号の海上とはまた違って」と爽やかにしれっと言ってのけるロックさん。

って場面を劇的に妄想した。
タイに海月がいるかどうかなんて知らない。

218:名無しさん@ピンキー
08/08/19 17:50:39 x+fW9MmG
姐御は腹筋がバッキバキに割れているよね?
ケツの筋肉も割り箸と言わず火箸を拉げるぐらい鍛えていると信じている。

219:名無しさん@ピンキー
08/08/19 18:01:32 co2hm+wO
そしてチンコも締め潰し切れる。

220:名無しさん@ピンキー
08/08/19 18:06:20 BGrkF0wL
死角ないな

221:名無しさん@ピンキー
08/08/19 20:03:19 AZndh+u1
>218
……うわあ、想像しちまった。しかも似合う。全く違和感がねえ。

222:名無しさん@ピンキー
08/08/19 21:50:09 gzJ/7eBB
>>217
そこで刺された大事な所に、ムヒをぬったげるですよ。ロック三。
タイにムヒがあるかど…(ry

>>220
内蔵まで大尉

223:名無しさん@ピンキー
08/08/20 01:53:15 Y5SKCsfr
>222
むしろタイガーバームをですね、手が滑った振りしてアナルにぬっぷし!と塗りこむ訳ですよ。

224:名無しさん@ピンキー
08/08/20 05:22:09 ZwM0M9VV
どっちにしろ内股でモジモジする羽目になってしまうのだなレヴィたん

225:名無しさん@ピンキー
08/08/20 09:47:46 EWdAMa+w
>222-223
ムヒ&タイガーバームプレイとはなんという鬼畜

ムヒをもっともっと塗ってとせがむレヴィたん

226:名無しさん@ピンキー
08/08/21 02:21:20 YCMUL+6t
想像して不覚にも勃起。
つーか、タイガーバームとムヒを使ってもエロイ方向へともっていけるんだなw


227:名無しさん@ピンキー
08/08/21 06:15:49 g2yVclSf
ロ「何を塗ってほしいの?」

レ「・・・む、ム・・・ひゃっ!」

ロ「あーなんだって??ちゃんと言えるまでおあずけだな」

っていう意地が悪男ロックが浮かんでしょうがない。
爽やかな朝にすまそ/(^o^)\

228:名無しさん@ピンキー
08/08/21 06:19:16 ugBzU96I
>>227
だから朝から薬をやるなとあれほど・・・

229:名無しさん@ピンキー
08/08/21 06:56:47 1WbUyDCy
ムヒまみれのアソコに突っ込むのか…刺激的だ
自分だけゴム利用というのも卑怯で良い

230:名無しさん@ピンキー
08/08/21 07:42:37 ptriSTzE
あんまり塗り過ぎてもジンジンしすぎて
かえってナニも感じなくなりそうっすw

231:名無しさん@ピンキー
08/08/21 10:00:04 uJmEQuPi
寧ろ先日ロックに剃られた(水着着るからビキニライン整えるためとか何とか言いくるめられ) 剃刀痕に沁みて「イタイイタイよロックやめて><」


232:名無しさん@ピンキー
08/08/21 10:35:08 uGZMfFjR
ジェダイ湧きすぎワロタ

俺もだが

233:名無しさん@ピンキー
08/08/21 17:57:50 URNbJ527
女体化したロックも鬼畜なんだろうか

234:名無しさん@ピンキー
08/08/21 19:05:45 t2H8imdD
学ラン文学少年の鷲峰雪男

長身の日本刀美女・銀さんを想像して萌えた (*'Д`)

235:さんろくぜろ
08/08/21 22:48:13 yb+EqjYC
どうもこんにちは。
まさかこのスレでタイガーバームなどという単語を目にするとは思ってなかった…。
いつだかVIPで「オロナイン使ってオナヌーするとたまらん」的なスレがあったのをふと思い出しつつ
キンカン使うとレヴィたん泣くカモ…と言ってみたり。
そんなわけでお詫び能天気話の第二段

******

ロックこと岡島緑郎がその日の朝起きたとき横になっていたのは『自分の部屋のベッド』だった。

いや、こう書くと何の問題も無いではないか、そう思われるかもしれない。
だが、これは天地がひっくり返えらんばかりの由々しき大問題だ。

何故ならば、『そこ』がタイのロアナプラではなく…東京の実家の自室…それも彼の高校時代の
それなのだから。
                            
夢だ、これは夢だ。
それにしては随分と情景がリアルだが。
母親が作る朝食の味噌汁の懐かしい匂いまでしてくる。

ナンなんだ、一体。
こんなことは有り得ない。
自分は高校どころか大学まで卒業し、就職し、そして今はその会社すら飛び出してタイの暗黒街
で悪党見習いとしての日々を過ごしているのだから。

そうだ、ありえない。
昨夜は一体何をしていただろうか。
イエローフラッグでレヴィと飲んだくれて、酔いどれの彼女を引き摺って部屋まで送り届け、自室
に戻って眠りについた筈。
いや、違う。
昨日は終日オフで、一日かけてレヴィの部屋の掃除に勤しみ、その後ベッドメイクしたばかりの
シーツに再び皺を作る共同作業に勤しんだ。
それも違う。
タイ軍の武器をどこぞのテロリストに横流しするべく洋上で夜を過ごしていた。
これも…決定的ではない。
夜遅くに予備校から帰宅し、軽くノートをまとめてから就寝した。
そうだ、今日は日曜日だ。
本屋に行くのだ、昨日見せて貰った構文の参考書はユニークで解りやすかった。
ついでにCD屋に寄って、息抜き用のCDでも買って来よう。
緑郎はのそのそと立ち上がりと盛大に欠伸を一つかますと朝食を摂るべく階下へと向かった。

だが、食卓には、いるはずの母はおらず、母の作った朝食だけが並んでいる。
白い飯とわかめの味噌汁、焼き魚。
冷蔵庫からタッパーに入ったきゅうりの漬物と海苔の佃煮を取ってもそもそと食う。
何故だか解らないが異様に美味い。
「やっぱ和食だよなぁ…」
最近ナンプラーにも、彼女の大好物であるジャンクフードにも少し飽きていた。
そんなコトを考えて「ナンプラ?彼女?」と自らの思考に疑問符一つ。
だがそんな些細な疑問はどうだっていい。
問題は、この日曜日をどう過ごすかだ。
まだ本屋は開いていないが、天気も良いし散歩をしよう、暑くもなく過ごしやすい初夏の日和など
久しぶりではないか。
そう決めて立ち上がると目の前に玄関があった。
そして、いつのまにかジーンズに着替えている。
あれ、さっきまで何を着ていただろうと考えながら目の前の戸を開けると……そこは広大な公園
だった。

236:名無しさん@ピンキー
08/08/21 22:49:38 yb+EqjYC
ちょうどいい。
散歩をするつもりだったのだ。

心地良い陽射しに目を細めながらゆっくりと歩く。
あちこちで小鳥が鳴いている。
何故だか、スズメの声など何年も聴いていないような気がする…受験勉強疲れるのかな、俺。
遠くで銃声。
何処の誰が撃っているのだか…。
そう辟易していると…近づいて来るソレ。
こっちに来るなよ、せっかくいい気分で散歩をしているんだ。
ベンチに腰掛けると、尻ポケットからタバコを取り出し一服つける。
一本味わったところで、「君、何歳だい?」と背後から呼び掛けられた。
彼が振り返ると、勝ち誇った顔の、中年の警察官が高圧的に仁王立ちしている。
何故か知っているような気がする小肥りの彼の額には脂汗。
相変わらず、色んな意味で暑苦しい御仁だと思って、改めてふと思う。

この人、誰?
と。

というか、何故自分は未成年の分際で当たり前のようにタバコなんか吸っているのか。
ワケがわからないが、まあいい。
何故か知っている。
この人には少しばかりの心付を渡しておけば、万事事足りる…と。
財布を出そうとポケットに手を入れる…が、無い。
あるはずのソレが、無い。
さて、どうしよう。
ツケにしておいてもらおうか。
というか、財布が無ければ参考書も買えないな、これは困った。
ニヤニヤとこちらを見下ろすおっさんを前に、考えあぐねいていると、銃声とともに二人の間を
駆け抜ける弾丸。
さっきの銃声と同じだ…そう思って弾丸の飛んで来た方へ視線を遣り、そして後悔する。
そちらからは、気が狂っているとしか思えない奇妙な衣装を纏った奇妙な女が、子犬のように
目を輝かせてハアハアいいながらこちらに駆け寄って来ていた。


「ラージカール!レーヴィちゃん!参っ上っ☆」
やけにテンションの高いこの奇妙な女は、彼等の前に到着するなり、片足でクルクルと回った
後、中腰で口元に指を立てるという一昔前のアイドルのような恥ずかしいポージングでこちらを
見ている。
改めて見ると凄い恰好だ、襟元の冗談のように大きなリボン。その下は谷間を強調するかのよ
うな大胆なデザインのワンピースで、スカートはパニエでフワフワと広がっている。
一際目立つのは右の首筋から腕にかけて彫り込まれたトライバルのタトゥー。
こっちを見ないでくれ、頼む…そう念じて視線を反らそうとすると、彼の視線を追ってチョコマカ
と移動する女。
げっ!ウィンクされた。

何なんだ、この女は。
だが、何故だか自分はこの女の顔を知っている。
こいつが名乗ったレヴィという名前も知っている。
断じて認めたくはないが、知っている。
何でだよ、何で知ってるんだ?
そう言えば朝起きた時に浮かんだのはこの名前だったような…?
そんな彼の混乱などいざしらず、ラジカルレヴィと名乗った気違いは飽きずにクルクル回りな
がら一人勝手に喋り続ける。
「イマイチ社会性のない引きこもり君の貴兄をスナック感覚で助けるために、ヘストンワールド
 からやって来た正義と平和の使者なのよん!!」

237:名無しさん@ピンキー
08/08/21 22:50:19 yb+EqjYC
社会性?こんな女にどうこう言われる筋合いは無い上に、自分はヒキコモリでもなんでもない。
以下の台詞はあまりに理解不能であるため聞かなかったことにする。
何にせよ、このガイキチは人違いをしているのだ、そうだ、そうに違いない。
「さぁ!!悩み事、お願い、何でもいいわ!言ってみて!!何だってしてあげる!!!」
目をキラキラさせて悩みを言えとせがむ女。
「…別に、無いけど…ていうか、人違いじゃない?」
無駄と知りつつ言ってみる。
「そんなハズ無いわよ!!だってあんたはあたしを知ってる筈だもん!言え!悩み事言いや
 がれっ!ゆえ〜〜〜〜〜!!!」

そう、確かに何故だか彼女のことは知っている。誰だかは解らないが。
やはり初対面ではないのだろうか…どうやら人違いはしていないらしい彼女は、彼の襟首を掴
むと悩みを言えとガクガク振りまくる。

「あっ…やめ…くるし…あー…と…、とりあえず、『帰ってくれ』ってのは…駄目かな?」
「NO〜〜〜!!!駄目に決まってるじゃない、そんなの!無い筈無いわ。あんたは困ってる!!
 絶対絶対困ってるっ!」
「あー、お取り込み中スマンが…今からこの坊主を連れていかなくちゃならんモンでな、話なら
 後にしてくれ。」

目の前の『レヴィ』があまりに衝撃的で存在を忘れていたおっさんが話に割り込んで来た。
ちょうどいい。
コイツに着いて行けばとりあえずこの変態からは逃れられる。
さっきは欝陶しくてたまらなかった男が天の使いに見える
「誰?コイツ」
口を尖らせ、首を傾げる変態。
彼はその様子に何故だか一瞬、「ああ、もう、可愛いなぁ」と欲情し、そしてそんな自分に激しく
自己嫌悪。
「あー、折角だけどさ、喫煙が見つかっちゃってね、今からこの人に警察に連れて行かれるん
 だ、だからここでさよならなんだよ」
心底残念そうな顔で、さようならと手を振ると、変態女は我が意を射たりといった笑顔で応じる。
「なぁんだ!そんなコトならレヴィちゃんにお任せねっ!」
そう言うと、先ほどまでのように片足を上げてくるくると回りながら呪文のような何かを唱え
始めた。

「トカレフ・マカロフ・ケレンコフ〜!ヘッケラー・コックで見敵必殺ぅ!」
何故だか理解できる。全て銃にまつわる単語ではないか。
彼女はそんな謎の言葉を高らかと謡い上げると…何処からともなく取り出した二挺の銃を両手
に、躊躇いもなくその場で乱射し始めた。
「キャハハハハ…!やっつけてやるぅっ!サーチアンドデストロ〜イ!死〜ん〜じゃ〜えぇ〜!」
物騒極まりない銃声と、さも愉快そうな高笑いの声が青空に響き渡る。
緑郎は目の前の光景に唖然として軽く意識をトバしかけ…「物事何でも即効解決!銃で!」
そんなキメ台詞で我に返った。

女は血まみれでピクピクと痙攣するおっさんを背にニコニコとこちらを見ている。
「お…お前!何やってんだよ!」
「善良なる市民の敵、憎き官憲をやっつけたの!」
漫画ならばエッヘン!という擬態語が聞こえてきそうな得意げな様子。
「ご褒美ちょうだい?」
そして、更にそう言ってにじり寄ってくる。
「誰も頼んでねぇよ…!ていうか、お前誰だよ、何なんだよ…」
「ラジカルレヴィちゃんよ!ヘストンワールドからやって来たの」
気違いだ、そうだ、間違いない。彼は自分に言い聞かせる。
「何だよソレ、イキナリ人殺して何でそんなに得意げなんだよ、おかしいよ」
「言ったでしょ?物事は何でも銃で解決するのがヘストンワールドの掟なの。おかげで争いゴト
 も無くいつも平和なのよ」
もうコイツの話は聞きたくない、頭がおかしくなりそうだ。
「ああああ…品行方正に生きて来たのに…本屋に行くついでに散歩してただけなのに……
 殺人鬼に関わってしまうなんて…!終わりだ…終わりだぁぁぁ!」


238:名無しさん@ピンキー
08/08/21 22:50:43 yb+EqjYC
頭を抱えてその場にしゃがみ込む。
最悪だ。
このままトンズラするか?
いや、だが警官殺しの上に逃亡なんて、罪を重くするだけだ。
「ご褒美〜!」
大体日本でイキナリ銃乱射なんて、気が狂ってる。
ああ、神様、俺が何か悪いコトしましたか?
「ご〜ほ〜び〜ちょうだ〜い」
「うるさいなぁ!金なんか持って無いよ!」
緑郎が思わず振り向いて怒鳴ると、キョトンとした顔の女。
「金?…いらないわ。身体で払ってくれさえすれば」
そう言って彼の腕を掴むと、生垣の陰へと引きずり込み、そのままそこへ押し倒し馬乗りになる。
「毎日悶々とうだつの上がらない童貞くんの貴兄に…天国を見せてあ・げ・るvv」
「誰が童貞だ!誰がっ!退けてくれよ、俺は警察に行く!保護してもら」
「うるさ〜い」
皆まで言う前に唇を塞がれた。

これは強姦だ、そうだ、間違いない。
必死の抵抗の結果、彼は上半身を木に縛り付けられ、下半身を剥かれた。
今、そんな彼の涙目の先にあるのは、彼の股間に顔を埋め熱心にナニにをしゃぶり続ける痴女
の姿。
彼は、受け入れ難い現実を前に、自分の非運について考える。
女にレイプされたと言って警察は取り合ってくれるだろうか。
いや、きっと無理だ、「HAHAHA!ラッキーだったなぁ、坊主」などと適当なことを言われておし
まいだ、そうに決まってる。

「ねえ?あんたインポ?全然勃ないじゃない!」
変態女が何か言っている。
この状況で勃起しろという方が無理だ、誰に何と言われようと無理だ。
「無理に決まってるだろ?こんなところで真昼間から…」
しかも乱射魔の殺人犯に襲われている…命が惜しいので言わないが。
「大丈夫っ!覗いたヤツはやっつけてあげるから」
「冗談じゃない!コレ以上殺人行為に関わってられるかよ!」
悲痛な声で叫ぶ緑郎。
女は不思議そうな顔で首を傾げて、「エッチ…シたくないの?」などとふざけたことを言う。
「シたいなんて言ってない!一言もだ!」
「そうだっけ?」
「そうだよ!」
「………………………………チッ……ったくよぉ…コレだから……童貞はメンドくせぇんだよ」
舌打ちと共に聞き捨てならないコトを吐き捨てる女。
何より…口調が変わった気がするのは気のせいだろうか?否、気のせいではない。
だが、何故だかは解らないが、こちらの態度の方がしっくり来る気がする。
「仕方ないなぁ…外が嫌なら場所を変えましょ。そうそう、あんた本屋に行くのよね?何欲しいの?」
「え、あ…参考書だけど…」
不意に振られる極普通の話題に思わず正直に答えてしまう緑郎。
「ついでにそれも調達しましょ!?そうよ!どうせならヘストンワールド行くわよっ」
そう言うと、立ち上がる変態。
その段に至り、緑郎はそういえばコイツに本屋の話をしただろうかと考え、先ほどの独り言に思
い至る。
女が、自分のコトしか眼中にないようで、人の言動をしっかり把握しているという事実に愕然とし、
簡単には逃げられないことを悟る。
彼女は彼を縛り付けていたロープに発砲してそれをぶった切ると、満面の笑み(何故か押し倒し
たくなるような可愛さだった)を浮かべて「さぁっ!行くわよ!」と彼の手を取った。


239:名無しさん@ピンキー
08/08/21 22:51:18 yb+EqjYC
案の定というか、何というか…参考書の『調達』手段は強盗だった。
涙目で制止する彼に目もくれずに笑顔で銃を撃ちまくるラジカル・レヴィ。
店員を薙ぎ払って店を占拠すると得意満面で「さぁ!好きな本を選んで!」と彼に促す。
「何だよ何だよ…選べって……俺は善意の第三者なんだ…無関係だ…巻き込まれただけだ…」
その場にしゃがみこみ、ブツブツと呟き続ける緑郎。
そんな彼を不思議そうに見つめ、適当にその辺にあった本を薦めて来るレヴィ。
「コレは『図解・30分で出来る死体のバラし方』で、こっちは『自宅でカンタン!鉄板から銃を作
 ろう』、そんでコレが『一撃必殺!失敗しない殺しのテクニック』。」
手に取った本のタイトルに自分で興味を持ったらしく、「新しい銃が欲しい」とか、「自分で作って
みようかなぁ」とか
一人勝手に盛り上がっている彼女の横で、彼は何だ、その本のタイトルは…と一層混乱する。
はしゃぎながら銃密造のハウツー本をめくる女を無視し、まともな本だってある筈と、ずらりと並ぶ
背表紙に目をやる。
だが、彼の淡い期待とは裏腹に、そこに並ぶのは非常識なタイトルばかり。
どういう本屋だ、何で犯罪のハウツー本ばかりなんだ!
逃げたい…が、彼の腰には罪人よろしく紐が結わえられ、その先を変態女が握っている。
夢中で本を読み耽る女の横で様々な脱出プランを練っては却下を繰り返す彼の耳に複数の靴
の音。
「また警察かぁ…しっつこいなぁ…危ないから離れちゃだめよ、あんたじゃ5秒で殺されるんだから」
「ぇっ…ちょっ……?」
彼が彼女の言葉を理解するより先に雪崩込む警察官、直後に飛び交う弾丸。
女はケラケラ笑いこけながら銃弾を縫い、一人、また一人と警官を仕留めていく。
化け物か。

彼は腰紐に誘導されるまま、右に左にと引きずり回され、床に押し付けられ、もの陰へ蹴り込ま
れ…とにかく生きた心地がしない時間を過ごす。
そんな具合で警察の皆さんに向けて二挺の銃から弾丸を放ち続ける彼女に引きずられ、街の中
を疾走する。
途中、車を強制徴収。
愉快なドライブに失神寸前。
街の至るところに奇妙なモニュメント。
銃を掲げた老人の像だ。
よくよく見ると、どれも同じ人物の像。
誰だっけ、見たコトあるような、無いような…。

彼が奇妙な像の群れに見とれていると、レヴィは突然街角のテレビの前で車を止める。

「大変!!ラジカルちゃんの時間!!!」
そう言うと、ショウウィンドウのガラスをブチ割って、陳列台のテレビのチャンネルをいじり始めた。
「ナンだよ、次は…」
何局かをザッピングしたところで、画面に現れるきらびやかな映像。
そして、フレームインして来る「魔法少女 ラジカルちゃん」の文字と、今女が来ているのと同じ
コスチュームのアニメキャラクター。

「………………………………………。」



240:名無しさん@ピンキー
08/08/21 22:51:55 yb+EqjYC
レヴィは、お目当ての番組を映すテレビの隣に陳列されているテレビを歩道に置くと、椅子代わ
りにそこへ座る。
店内から飛び出て来た店員に、目もくれずに銃口を向け、近付く者を確実に射殺しつつ画面に
かぶりつく。
画面の中のキャラクターは、先刻彼女がしていたのと同じポージングでクルクルと舞い、銃を放ち、
同じ口調・同じキメ台詞でキメポーズ。
もうイヤだ、頭がおかしくなりそうだ。
画面で繰り広げられる人畜非道な大活躍に、目の前の変態は大喜びだ。
何やら目を輝かせながら「銃で悪を退治するのに何故か魔法少女なの」とか「この服も頂いちゃ
った♪銃で」とか熱心に語って聞かせてくれているようだが、いちいち聞いていられない。
画面の中ではヒロイン自ら事件を焚き付けて被害者を助けるという見事なマッチポンプを演じて
いる。
まさかさっきの脂オヤジもコイツの差し金か?そんな疑念で頭がいっぱいだ。
自作自演で『悪』を蹴散らしたヒロインは、流れ弾で満身創痍の被害者に『ご褒美』を強要し、身
ぐるみ剥いで去って行く。
彼女は実におぞましいその番組を、実に楽しげに鑑賞し終えると、「あー面白かった〜」と立ち
上がり、「さて、次は何をする?」と実に無邪気に問う。
「何もしたくない…もうイヤだ、帰りたい…帰してくれ、家で勉強するんだ…うぅっ…」
血だまりで膝を抱えて涙を堪える緑郎を心配そうに覗き込むと「お腹…空いたの?」と、実に暢気
に聞いて来る。
膝に顔を埋めたまま頭を横に振る彼を前にしばし考えこむと腕を取り立ち上がらせ、引きずるよう
に近くの建物に入る。
「ご飯食べよう!お腹空いてるから元気出ないんだよ!」
そう行って強引に椅子に座らせると向かいに腰掛け、両手で頬杖を着くレヴィ。
どうやら食堂か何かのようだ。
「…別に。腹なんか空いてない。頼むから帰してくれ」
「…………ヘストンワールドはどうだった?」
「どうもこうも無いよ!まともな人間が一人もいない!」
「あんたが今住んでる街と変わらないじゃない」
馬鹿を言うな、日本は世界一治安の良い国なんだ…そう思うと同時に、何故だか……。
―それもそうか…と、そう思う。
何故だか解らないが、何の違和感も無くそう思ったのだ。

「何食べたい?」
「……だから…要らない…」
「お酒は?何でも用意するよ?」
「どうせ盗んで来るんだろ?要らないよ、そんなもの」
「……何か、したいことある?」
やけに殊勝な、彼の機嫌伺うかのような態度。
「だからさぁ!帰してくれよ!さっきから言ってるだろっ!?」
大声で詰め寄る緑郎。
変態は口を尖らせ頬を膨らませると、しょんぼりと俯く。
「何で…?どいつもこいつも……」
「何だって?」
「いいわよ!か…帰して欲しかったら…寝てよ!」
「意味わからないよ!」
「うるさい!」
またしても腰を引きずられる。
ふいのことでバランスを崩した彼が倒れ込んだのは自分の部屋のベッド。
彼の部屋と言っても、今朝起きた部屋ではない。
小汚くて狭い、屋根と寝床があるだけ外よりマシ…といった風情の部屋だ。
今時の日本でこんな部屋を捜すのはある意味難儀としかいいようの無い部屋なのだが、それが
自分の部屋だと…そしてそれが第一印章に違わず日本では無いと、理解できる。
「ほら?お望み通りの個室よ?今度こそちゃんと勃てなさいよね!?」
変態女は宣告の行為を仕切直すべく、緑郎をベッドに押し倒すと、再び彼のベルトに手をかける。
「待てよ!個室だからいいって問題じゃなくてだな、そもそも何でキミとシなくてはならないか、と
 いう話だよ。そんなにシたけりゃヤリたい男を誘えばいいだろ?」
幸い彼女の容姿は人並み以上だ、誘えば着いてくる男はゴマンといるだろう。
だが、そう言ってから内なる何かが、他の男にこの女を抱かせるなど許してはならない…と悲鳴
を上げる。


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