【銃と】ブラックラグーンVOL.9【弾丸】
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50:蒼空の続きぃ?13 08/07/06 10:24:55 JGryl0RG 「一見すると完璧に見えて、実は不出来なものを作り出すってのも技術的には面白いチャレンジでね…」 その日の晩のイエロー・フラッグ。 カウンター席にロックとベニーが並んで収まっていた。 ダッチとレヴィは少々物騒な件で出掛けたため、珍しくこの二人の組み合わせとなったのだ。 ロックはとっとと帰って一人になりたい気分だったのだが、 ベニーが話があると誘ったのでこの状態になっている。 ベニーはご機嫌で一人喋り続けている。 「1996年に合衆国は100ドル札を改刷したんだけど、この時に初めて米ドル札にスカシが導入されて…」 「なぁベニー、あんたの話したいことってアルバイトの件かい?」 半ばイヤイヤ付き合わされた格好のロックは、不機嫌な口調を隠しもせずにベニーの話の腰を折った。 ロックのボヤきに、ベニーは思わず吹き出してしまった。 「いやいや、悪かったロック。本題の前のIntroductionだよ。」 クスクス笑いながら謝罪されても説得力ゼロである。 ロックは相変わらずムスっとしたままラムを舐めている。 「とりあえず向こうの依頼を全部聞いて、持ち帰って検討すると約束したんだけどね、 その後があったんだ。」 「………」 「レヴィの件でね……」 彼女の名前が出た途端、それまで呆けたような顔をしていたロックの顔色が変わった。 「な、何があったの!?」 「そう慌てない。順番に話すよ。」 ベニーはクスクス笑いが止まらない。一方ロックは急に焦れったくなって話を急かす。 「それで!?」 「僕とMr.は運転席と助手席に座っていたんだ。レヴィは後部座席ね。 あのMr.はいい度胸してるよ。銃を抱えたレヴィにずっと背中向けて平気でいたんだから。」 「レヴィの件ってのは!?」 「話が終わった後で僕とMr.だけ、いったん車を降りたんだ。まあ、別れの挨拶だね。 握手したらいきなり引っ張られてね、レヴィに聞こえないようにして小声で聞かれた。」 「何て!?」 「あのMr.、僕の耳元で『君が彼女(レヴィ)の思い人か?』って聞いてきたんだよ。 よりにもよってこの僕にだよ。もうちょっとで大笑いするところだった。」 ベニーの笑い声のボリュームがちょっと上がった。 ロックの心拍数も一緒に上がった。
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