モノノ怪でエロパロ  ..
[bbspink|▼Menu]
15:薬加陵辱風味1
08/01/06 22:05:50 B7gDx/C3
あんまり薬加ばっかだといー加減偏り出るし
どうすっかなあと思ったんだが、即死防止の投下てことで
お目こぼしいただきたく候。

ちなみにレイプ臭強めで甘くないんで、苦手な人は見んといてください。






好きです、と伝えた。

坂井の屋敷の前で別れてから数年経ち、けれど、あなたを忘れたことはただの一度もなかった。
あなたが一所に留まれぬ人であることは、なんとなく理解している。
江戸に着けば、お別れなのだということも、承知している。
そして、今度別れたら、─もう二度と、会うことはないかもしれない。
だから。

抱いて、くれませんか。

薬売りの男の前に立ち、真っ直ぐにその目を見据えて、加世は胸に燻る思いの丈を告げた。
海座頭の問いに、恋はまだだと言ったが、あれは嘘だ。いや、あの時初めて自覚したのだと言っても良い。
顔が熱い。恥ずかしくて、怖くて、今すぐに目を逸らし踵を返して脱兎の如く逃げ出してしまいたい。しまいたいが、ぐ、と堪えた。
薬売りの唇が微かに、薄く開いた。静かに息を吐く気配を感じる。
嘆息。それはどんな心持ちから齎されたものなのだろう。怖い、怖い。だが、目を逸らすことが出来ない。
薬売りは、再び口を閉じた。
その口元が笑んでいるように見えるのは、すでに笑みの形に彩られている、藤色の紅のせいだろうか。
彼の心の内が計れず、揺らぎそうになる視線を懸命に正し煩悶する加世に対し、彼は、薬売りの男は、赤い隈取に飾られた目をやんわりと細めて、詠うように、言った。

「遊びで良けりゃ、抱きましょう」





太腿を抱えて下から思い切り突き上げると、薬売りの胸にもたれた加世の背が大きく仰け反った。
張りのある形の良い乳房が揺れる、その様が、小さな鏡面に映し出される。
力んだためにか、後ろ手に戒められた、褐色の両手首に空色の帯紐が食い込み、ぎちりと音を立てた。
「ふぐ……っ、……ぅぅっ!」
厚みのある唇から、くぐもった声が零れた。
赤い帯紐の結び目に邪魔されて、何事か言おうとしたのか、それともただの苦鳴だったのか、分からない。
唾液に濡れ赤味を増した唇は、その肉厚な様と相まって嬲られた女陰を思わせる。
丸い小さな鏡に映し出されたその様子を、加世の肩越しに覗き見た薬売りは、己の愚息がまた一段と張り詰めるのを自覚した。
鏡面の端に、濡れた頬が映ったのは、あえて無視した。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

3770日前に更新/486 KB
担当:undef