無口な女の子とやっち ..
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56:聖なる夜の小噺
07/12/25 18:57:31 kOmgZ3sy
「君、感度いいんだなぁ。もう濡れて―痛たた」
よほど恥ずかしかったのか、彼女は渾身の力をこめて俺の首筋をつねる。
「悪かった、悪かった」
俺は謝りながら、キスをし、そのままの体勢を維持しながら、指先を動かす。
「(たしか、AVとかではこう動かしていたような……)」
そんな今では遠い記憶となりつつ映像を思い出しつつ、俺は震える指で愛撫し続ける。
「………んっ、んんぅっ、……や、ダメ……!」
キスを受け入れながらも、足をよじり俺の手から逃れようとする少女。
しかし、決定的には逃げずに、俺の愛撫を受け入れている。
そのことを確認しつつ、愛液を絡めた指を、敏感な部分ではなく、入り口付近をなぞる。
あまり激しくして、彼女を追い詰めすぎないよう配慮した動きだったのだが―
「………は、んあっ……あ、ふぁぁ。く、くすぐったい……」
―どうやら、成功したらしい。
少女は熱い吐息を漏らしながら、両手で俺の頭を挟み込む。
柔らかく熱い部分をなぞりながら、指は徐々に上にのぼり、より敏感なクリトリスへと辿り付く。
少女が頭を抑えているので定かではないのだが、どうやら少女の見た目どおりに幼いそれは、薄い皮に守られているようだった。
俺は丁寧に包皮をめくり、その中の、小さな蕾を愛撫した。
「………ダ、ダメ! そこ、感じっ、過ぎちゃ………う………!!」
シーツを掴んで喘ぐ少女の嬌態に、俺は昂ぶりを禁じえない。
あくまで、責め立てすぎないように、神経を払いつつ、指の動きを次第に早めていく。
少女の俺の頭を抑える力が弱くなったのをいい事に、俺は、少女の秘所を覗き見る。
すでに蜜口からあふれる愛液で、シーツはグショグショになっていた。
「(やっぱり、よほど感度がいいんだろうなぁ)」
なんてことを口に出さずに考えていると、少女が俺の手に、手を重ねてきた。
「………もう、十分だから。……だから」
「ああ、解った」
俺は、彼女のショーツに手をかけると、一気に脱がせた。
そして、大きく彼女の足を開かせる。
よっぽどその体勢が恥ずかしいのか、彼女は真っ赤な顔をあさっての方向へと向けた。
俺は、そんな彼女を微笑ましく思いながら(まあ、顔が赤いのはお互い様なのだが)、
すでに限界まで反り返っていたペニスを、秘所に押し込んでいく。
亀頭の先端が、熱く濡れた粘液に触れる。
膨張したペニスをゆっくりと沈めていくと、少女の入り口が形を変えていった。
初めて男を迎え入れるのだろうそこは、かなり痛々しく広げられていた。
「………はあっ、はぁ……。入って、来るの……分かる……」
若干苦しそうな様子の彼女。
このまま、腰を押し進めて行くのは躊躇われた。
苦肉の策として、入り口付近を擦るように動かす。
「この辺りだったら、まだ痛くないか?」
「………………ふぁ、あっ、……あん、し、知らない……」
少女は、そっぽを向いたまま、言う。
……どうやら少し気持ちがいいらしい。
侵入させすぎないように注意をしながら、ペニスの先端で粘膜を愛撫し続ける。
腰を前後させるたびに、押し殺した吐息が少女の口から漏れ出る。
………………。
やがて、しだいに部屋の中に音が響くほど、愛液が溢れてきた。
「(そろそろ、頃合か……)」
少女もそれを感じたのか、顔を正面に向け、俺を見つめる。
「本当に、いいんだな?」
俺の言葉に、少女は微笑を返す。
「………『キレイなお嫁さん』に、して、ください……」
そんなことを言いながらも、しかし、不安は隠せないのか、腰を抑える俺の手に、小さな手を重ねてきた。
その手は小刻みに震え、彼女の内心の怯えを俺に伝える。
「じゃあ、いくぞ」
「………一気に、お願い……」
「了解した」
狭い入り口付近から、さらにキツキツの内部にペニスを挿入させる。
熱い粘膜の壁が俺の性器を圧迫する。
しかし―。
「………んんっ……! ん、あああああぁぁッ……!!」

57:聖なる夜の小噺
07/12/25 18:58:21 kOmgZ3sy
―俺は躊躇せず、一気にそれを貫いた。
初めての痛みに耐える少女の指先が、俺の手に食い込む。
俺と少女の結合部分から、赤い雫が少し零れ落ちる。
「痛いか?」
当たり前のことを、わざわざ聞いてみるあたり、俺は小心者なのだろう。
しかし、少女は強張った顔で無理やり笑みを作ると
「………だいじょう、ぶ……」
強がって見せた。
大丈夫なわけがない。
「しばらく、こうしていようか?」
「………ううん、動いて、いい……」
「いや、そういうわけには―」
「―動いて欲しいの。気持ちよくなってもらいたい、から……」
少女は、かすかに震える声で言う。
俺は頷き、少しずつ、腰を動かし始めた。
鮮血を絡ませた肉棒が、ゆっくりと秘裂のなかに埋まってはまた出てくる。
狭く、みっちりとした感触に、俺は腰を震わせてしまいそうになった。
それでも、快楽に流されないように、俺は自分を保つ。
「………ふっ、はぁあ、………んんっ……!」
膣の内部は、未だに俺の侵入を拒むように締めつけてくる。
結果的に、ペニスを強く締め付けることになり、更なる快感を俺に与えた。
未だに苦しそうな彼女をなんとか感じさせようと、苦し紛れに挿入の角度を変えてみる。
「………ふぁ、そこ……は、ダメ……!んっ」
どうやら、偶発的にも、いい位置に当たったようだ。
俺はその角度を保つために、少し体勢を変えながら、挿入を繰り返す。
少女の声が昂ぶり、甘い色をつけ始めた。
それに呼応するかのように、膣内が活発に動き始める。
今までの拒絶するような締め付けから、一変して、絞り上げるような律動運動に変わっていく。
性器全体を舐め上げられるかのような快感に、思わず声が出る。
「うぅっ、あ……」
「………き、気持ちいいの……? もっと、動いて……!」
やがてほぐれてきたのか、緊張が薄れた膣内はより柔らかくなり、抽挿は一層スムーズになってきた。
俺は、さらに角度を変え、カリの段差を粘液に引っ掛けるようにピストンする。
今までとは違う感触に、少女は敏感に反応し、腰を弾ませた。
「………それ、ダメ……! それゴリゴリさせちゃ……、ふぁああ!」
少女はあごを反らせ、高い嬌声を上げながら、必死にその感覚に耐える。
俺はそれをもっと聞きたくて、ピストンのスピードを上げていく。
中で水溜りにようになっている愛液は、そのたびに溢れ出て、シーツに大きなシミを作っていった。
どうやら、大分馴染んできたようだ。
もう、遠慮せずに腰を動かしても、少女の表情に苦悶はない。
調子に乗った俺は、とうとう、少女の最奥まで腰を一気にうずめる。
「………ぅうん! それ、気持ちいい……!」
「ああ、俺もだ、よ!」
内心、奥のほうまで入れすぎたのではないかと心配していたので、少女の声を聞いて安心した。
再びペースを落とし、膣奥を亀頭で刺激してく。
そのたびに、少女の全身が震え、肌に汗が滲む。
膣の中がさらに脈動し、痙攣に近い刺激がペニスを包み込む。
少女の限界が近いらしい。
「(俺も、そろそろ……!)」
俺はピストンを速める。
強引なほどの速度のそれは、少女と俺をさらに追い詰めていく。
「………ふぁああ! なんか、白いの……きちゃう……!」
「俺も限界、だ……!」
彼女は上気した顔で何度も頷く。
俺は理性を手放し、膣を抉るようにペニスを抽挿させる。
内部のひだの一本一本が、一斉にペニスに絡みつき、締め上げる。
それが引き金となって、俺はとうとう絶頂に達する。
「………くぅうん!! 熱い、よぉ……!!」
直前で中から引き抜いたペニスの先端から、白濁の粘液が彼女の全身に降り注ぐ。
一度出したとは思えないほどの量の精液が、少女の体を汚す。

58:聖なる夜の小噺
07/12/25 18:59:33 kOmgZ3sy
その淫靡な光景に、俺は喉を鳴らす。
少女は陶然とした顔で、胸にかかった精液を指先で拭うと、ペロリと舐めた。
「………やっぱ、変な味」
そりゃそうだろうよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、綺麗に後片付けをした俺たちは、一も二もなく横になった。
精も根も尽き果てた、という感じだ。
泥のように眠る俺と彼女。
……。
………。
………………………。
俺は、尿意をおぼえ、ふ、と目を覚ました。
目覚まし時計のバックライトで時刻を確認。
もうすぐで日付が変わろうか、という時間だった。
横にいるはずの彼女の顔を覗いてみる。
寝ぼけているのか、暗いからなのか、彼女の顔が見えない。

………………?

というか、寝ている姿がない。
トイレだろうか?
俺は体を起こし、部屋の外にある一つしかないアパートの共同便所に向かう。
……電気がついていない。
それでも俺は、気を利かせてノックをしてみる。

コンコン。

しかし。
中に誰かが入っている気配はない。
思い切ってドアを開けてみると、そこには空っぽの便器があるだけだった。
………………。
とりあえず、スッキリするために、俺は用を足す。
そして、嫌な予感を感じながら、再び、俺の部屋に戻る。
薄暗い部屋。
外灯が差し込み、その光は仄かに寒々しい部屋の様子を映す。
……やっぱり、いない。
何処かに出かけたんだろうか?
俺は急速に冷えていく頭を抱え、それでも冷静になることを自分に強いる。
俺は玄関に、彼女の靴がないことを確認。
そして、一つの結論に至る。
……至ってしまう。

『………それに、今日だけだから……』

彼女は確かにそう言っていた。
『今日だけ』と……。

『………今日は、クリスマス……』

寒さと虚脱感で小刻みに震える体を、そっと、布団の中に差し入れる。
布団を良く見てみると、彼女との行為の後が、生々しく残っていた。
それをなるべく視界に入れないよう気をつけながら横になり、静かに目を閉じた。
……不思議なことなんて何一つ、なかった。
俺は思う。
彼女は正真正銘のサンタクロースだったのだ。
俺の願いが叶ったかどうかは微妙だが、それでも、もうクリスマスは終わったのだ。
クリスマスが終わった街に、サンタクロースは必要ない。
そうだ。

59:聖なる夜の小噺
07/12/25 19:00:32 kOmgZ3sy
サンタクロースがいないことなんて、小学校三年生のときに気づいていたじゃないか。
そんな俺が、サンタクロースがいないことを嘆くなんてなんて滑稽な事だろう。
馬鹿馬鹿しい。
下らない。
どうしようもないほど、下らないじゃないか。
……そうだ。


クリスマスの奇跡は、もう、終わったのだ。


彼女が寝ていたであろう場所に手を伸ばす。
真冬の外気は急速に彼女の痕跡をかき消し、もうソコにはなんの暖かさもなかった。
あるのは、ただ冷たい毛布だけ。
空虚な、空気があるだけ。
俺は、唇をかみ締める。
忘れろ。
忘れるんだ………!

……ああ、それでも。
………………………それでも……!!

俺はたまらなくなり、布団を吹き飛ばすと、全速力で着の身着のまま、部屋を飛び出した。
そして、そのままの勢いで、夜の街をひた走る。
商店街の直ぐ近くにあるアパート付近は、ただただ暗く、何の色彩も感じられない。
俺が探すのは、そんなモノトーンではない。
思い出すのは赤い色。
正気を疑うほどに赤い、彼女の服の色。
小心を確信するほど赤い彼女の顔の色。
水を差し出してくれた彼女の姿。
懸命にラーメンを啜る彼女の姿。
バイトに連れて行けと駄々をこねる彼女の姿。
名前を適当に偽造され、膨れっ面の彼女の姿。
ただの単純作業を真剣に仕事をする彼女の姿。
家へと歩く疲れ果てたよれよれの彼女の姿。

そして、契りが欲しいと、俺に全てを差し出してくれた、彼女の姿。

暗闇の道をただただ闇雲に走り、商店街を突っ切る。
だが。
日頃の運動不足がたたり、息も絶え絶え、町のアーケードの中心に、俺は座り込む。
目の前には何を意味しているのかいまいち理解に苦しむモニュメント。
それを取り囲むように立っているツリーの列。
夜の闇の中で、イルミネーションだけが虚しく点滅する。
俺は肩で息をしながら、次第に滲んでいくその光を睨みつける。

あぁ、畜生……!!


「別れの挨拶ぐらい……。していけよ、馬鹿野郎!!」


俺は天に向かって力いっぱいに叫ぶ。
不思議なことに、天を仰いだままの瞳から熱い雫があふれ出る。
俺はしばらくそのままで、動けなかった。
ああ、もうこの街にはメルヘンなんか一辺も存在しない。
底なしの現実が、そこにはあるだけなのだ。
俺は今日の日のことを忘れないだろう。
十年前の願い事を叶えに来てくれた、律儀で赤面症な少女のことを。
きっと、忘れない。

60:聖なる夜の小噺
07/12/25 19:01:35 kOmgZ3sy
空虚を胸のうちに抱えたまま帰路に着く。
コートのない体は、いつも以上に冷え、俺をさらに虚しくさせた。
「(もう、疲れた……)」
早く、布団の中にもぐりこみたい。
それじゃなくても、明日からは帰省の準備をしなければならないのだから。
早く寝て、すぐにでもこの空虚感を忘れたい。
俺は無用心にも開けっ放しだった玄関を開ける。

……………ん?

部屋の中が明るい。
出かける前に電気なんてつけたっけ?

そして、俺は見た。

物の少ない部屋の中で一際目を引く、色を。
正気を疑うほどに、赤いそれを。
俺は汚い玄関から、部屋の中、それの直ぐとなりに座り込む。

「………おかえり」

赤いそれは―彼女は、少し赤面しながらそう言った。
……言いやがった。

『おまえっ! 何処に行ってたんだあ!!』
とか叫びたいのだけれど、口からは虚しく空気が漏れるだけだ。
しょうがなく、深呼吸。
息を整えると、俺は言う。

「ただいま。……おかえり」

何とか言えるのはそれだけだ。
そして、そのまま倒れこむように彼女に抱きつく。
突然の行為に驚いたのだろう、彼女の体の鼓動が速まる。
腕の中が、熱い。
彼女が耳元でささやく。
「………どこ、いってたの?」
「そりゃ、こっちの台詞だよ……」
彼女はそっと体を離す。暖かい感触が、再び、離れていく。
そして、彼女はテーブルの上に置かれていた紙を見せ付けてきた。

「………私が行ってたのは―」
「行ってたのは?」
「―役場」

「役場?」
俺は、その紙をまじまじと見る。
左上にはこう書かれていた。

『婚姻届』

―『キレイなお嫁さん』という願いを叶えるためには、クリスマス中に婚姻届を出さなければならないのではないか?
そう気づいた彼女は、隣で寝息を立てている俺を起こすのも気が引けて、とりあえず、紙だけでも貰いに行った。
今日という日はもう、そう長くない。
彼女は走った。
そして、役場で念願の紙を手にいれ、その場で自分の分だけ記入。
こんなことなら俺を起こしてくるんだったと、後悔しながら家に戻る。
しかし、ついた家は空っぽ。
寝ていたはずの俺も、何処かに消えてしまった。
彼女は焦った。

61:聖なる夜の小噺
07/12/25 19:02:21 kOmgZ3sy
しかし、迷子になったときの基本は、その場を動かないことだと思い出し、彼女はひたすら俺の帰りを待っていたのだ―

彼女の説明を聞いて、俺は全身が脱力するのを感じた。
「……『今日だけ』とか、意味深に言ってなかったか?」
「………クリスマスは今日だけ、っていう意味……」
「……そこに他意は、ないのかい?」
「………他意?」
「……紛らわしいよ」
本当、紛らわしい。
俺は今まで取った一連の行動に、顔を赤くせざるをえない。

―『別れの挨拶ぐらい……。していけよ、馬鹿野郎!!』

―俺は天に向かって力いっぱいに叫ぶ。
―不思議なことに、天を仰いだままの瞳から熱い雫があふれ出る。
―俺はしばらくそのままで、動けなかった。
―ああ、もうこの街にはメルヘンなんか一辺も存在しない。
―底なしの現実が、そこにはあるだけなのだ。
―俺は今日の日のことを忘れないだろう。
―十年前の願い事を叶えに来てくれた、律儀で赤面症な少女のことを。
―きっと、忘れない。

……なにシリアスぶってたんだ。俺。
馬鹿みたいじゃないか……。
本っ当に、馬鹿みたいじゃないか!!

顔を真っ赤にする俺の心中など知るはずもない彼女は、そっぽを向きながら言う。
「………私は怒ってる……」
「は?」
そう言われ、彼女の顔をまじまじと見つめてみる。
たしかに眉尻が上がり、頬が膨れ、紅潮している。
俺は若干疲れを感じながら訊いた。
「何に怒ってんのさ」
彼女は、キッと俺を睨みつける。
……つうか、睨みつけられても全く怖くないんだが。
「………あなたが、おとなしく待ってなかったせいで―」
「せいで?」
「―日付が変わってしまった……!」

……つまり、十年越しのクリスマスの願いが叶えられなかった―

―ということだろう。
俺は吹き出した。
なんだ、そんなことか。
俺は、抵抗する彼女を強引に抱き寄せた。
そして、なるべく平静を装い、言う。

「だったらさぁ、来年のクリスマスまでここにいればいいじゃん」
「………?」
「来年でも、再来年でもいい―」
「………………」

「―ずっと、一緒にいようぜ」
「……………!!」

どうせ、十年越しの願い事なんだ。
それが十一年越しになろうが、十二年越しになろうが。
大差なんてない。
問題はそんなところじゃない。
ずっと一緒にいられれば、それでいい。

62:聖なる夜の小噺
07/12/25 19:03:31 kOmgZ3sy
……ああ、俺はいつのまにこいつに夢中になっていたんだろうな。
「……返事が欲しいんだけれど? サンタ・クロースちゃん」

そして、真っ赤になりながら彼女は、涙声でこう言った。
「………うん……!」

結局のところ。
これから何があろうとも、俺はこの日を忘れることはないだろう。
今日のこの日を。
聖なる日の、聖なる奇跡を。

そして、全ての人に申し上げる。
Merry Christmas!






























その後の雑記。
「ていうか、君、戸籍あんの?」
自慢げに俺に婚姻届の女性欄を見せ付ける彼女。
そこには。
「黒須、聖子〜!?」
「………(エッヘン!)」
「エッヘンじゃねぇよ。何に勝ち誇ってんだよ!? 偽造戸籍じゃないか!」
「………サンタに不可能はない……!!」
………………………メルヘンって……。
「……つうか。君、アレだけ『黒須聖子』嫌がってたじゃないか。いいのか?」
「………いいの」
「本当か〜? 『サンタ・クロース』は誇りなんだろ? 今からでも変―」
「………アナタがつけてくれた、大切な名前だから……。いい」
「……! 君……」
「………んぶっ……! あぅ、な、何を………」
「……今度は俺のターンからだぜ……!」
「………あぅぅうう………///////」

63:ふみお
07/12/25 19:09:36 kOmgZ3sy
以上です。

途中、投下を失敗したことをお詫び申し上げます。

この部分。

『………………。
朝日が薄く差し込む、仄明るい部屋。
土下座のまま動かない俺と、座ったままの少女。
静寂が場を支配し、時計の針の音だけが、それに逆らっていた。
………。
…………。
……………。
………………………。
長い沈黙。
暗い未来を自動的に想像する頭を、ほんの少しだけ浮かせ、俺は少女の様子を伺う。
少女は音もなく立ち上がると、玄関の方角へと足を向ける。』



『朝日が薄く差し込む、仄明るい部屋。
土下座のまま動かない俺と、座ったままの少女。
静寂が場を支配し、時計の針の音だけが、それに逆らっていた。
女は音もなく立ち上がると、玄関の方角へと足を向ける。』

と投下してしまいました。


読まれていて違和感を感じさせてしまい、失礼をいたしました。

もっとSSの勉強をし、精進したいと思います。


それでは、最後になりましたが、ここまでSSに付き合ってくださった方々、
駄文の垂れ流しを共用してくださった方々。
誠に有難うございました。

それでは、皆様、皆々様方、メリークリスマス!
そして、よいお年を!!

64:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:02:20 Dyl6UM1X
これは可愛いサンタですね。GJです。

65:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:22:12 zh9bgTCe
GJです。ただ、読んでてひとつ思ったのは・・・




サンタクロースはどこの情報統合思念体ですか?

66:名無しさん@ピンキー
07/12/26 03:30:23 T3NFt8pS
GJ!GJ!!

思わず全裸でお神輿を担いでワショーーーイしたくなった

黒須聖子、いい名前じゃん
可愛いよサンタ可愛いよ

67:名無しさん@ピンキー
07/12/26 11:03:07 /yVA07wE
いいプレゼントだったぜ……!

68:名無しさん@ピンキー
07/12/26 12:54:15 4M64VT4S
GJ!!
イイヨー
読みやすくてテンポもよくて良かったです


>>65
そりゃあこのスレのに決まってるでしょう

69:名無しさん@ピンキー
07/12/26 13:30:50 y1JXk7Rj
一瞬『黒柳徹子』に見えたのは俺だけでいい

70:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:25:09 hqJkxkuE
ほしゅあげ

71:名無しさん@ピンキー
07/12/26 16:08:05 DHO5NH7M
保守だっ!

72:名無しさん@ピンキー
07/12/26 20:35:58 aOo2sxg5
お姉ちゃんが喋った…
私も…言わなきゃ…

「保守age」

73:さんじゅ
07/12/26 21:37:28 DZjAuDIP
返事が遅くなって申し訳ない
「ソラカラノオクリモノ」の執筆者です。
 
>>32
では、これから俺は「さんじゅ」と名乗りまふ
 
>>ふみお氏
テンポのいい進め方とギャグが好きです、GJ!
俺はギャグセンスないので見習いたいです・・・・・・OTZ
 
そして、俺のようなヘタレに沢山のGJをくれた皆様
ありがとうごぜーます!
すぐにでもレスしたかったんですが、
「そんな暇あったら読み手様にさっさと続き書いて差し上げろ!
このバカチンがぁっ!」
といふ、デムパを受信したので今の今まで執筆してた所、
つい先ほど完成しました。自分でもびっくりの速さ
でも、さっきから何故か重いのでうまく投下できるかわかりません(汗
 
 

では、次の項目に引っかかる方はスルー対象で夜露死苦
 
・本スレの「ソラカラノオクリモノ」を読んでいない方
・今回もエロ無し   ゴメンナサイ・・・・・・OTZ
 
では、投下

74:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」1
07/12/26 21:40:48 DZjAuDIP
私はサンタクロース。
子供達にプレゼントを与える存在で、それ以外の何者でもない。
今日は12月24日。私がこの世界に存在する事が出来る唯一の、特別な1日。
子供達の純粋なサンタを信じる思いで私達は生まれる。雪で人間の体と服を作り、
雪で作られたソリと共に、この願いを叶えるサンタの袋を使ってプレゼントを配るのが私の使命。
それが私の存在意義。
私が担当する事になった街で、私はあの人に出会いました。
そう、優しいあの人に・・・・・・

目を開けるとそこはどこかの部屋らしく、暗い夜空ではない部屋の天井が見えました。
何でだろう?・・・・・・そうだ。
私は恥ずかしながらも高所恐怖症で、ソリを低空で飛んでいたら、突然何かが私の頭にぶつかってきて、
それでソリから落ちてしまったのです。その後の記憶は無いので、たぶん気絶したのでしょう。
私はベッドに寝かされていました。とりあえず体を起こすと、すぐ近くに男の人が居ました。
何だか頭を抱えながらうんうん唸っています。
きっとこの人が気絶した私を運んで着てくれたのでしょう。私は作り物で、喋る事が出来ないから
男の人が気が付くまで待つことにしました。
しばらく悩んでいた男の人は、やっと顔を上げて私を見ました。けど、すぐ私を見たまま今度は
固まってしまい、動かなくなってしまいます。
どうしたのだろう?私はつい首を傾げました。すると男の人はいきなり慌て始めて、
「うわぁぁぁああああ?!ちょ、ちょっと待て!お願いだから騒がないでくれ!別に何もしてないから!
いや、本当に!お願いだから騒がずに俺の話を聞いてくれ!!」
と、早口にまくし立て、今度は土下座をしてきました。
私のこの人への第一印象は「変な人」でした。


75:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」2
07/12/26 21:42:39 DZjAuDIP
「えっと・・・・・・コーヒーでよかったら飲む?」
男の人は湯気の出ている飲み物を指差して聞いてきました。だけど、熱い物を飲んでしまうと、
私は雪で出来てるので溶けてしまいかねません。
ふるふる、と首を振ってお断りしました。
「じゃ、じゃあお茶は?」
今度は違うものを勧めてきました。なんでここまでしてくれるのでしょう?でも、熱いのは
どうしても飲めません。
ふるふる
「う・・・・・・暖かい飲み物はそれぐらいしか・・・・・・あ、もしかして飲みたくない?」
そういうわけでも無いので今度も首を振ります。
「え?じゃあ・・・・・・冷たいの?」
それなら飲めます。この部屋はこの男の人に合わせてるのか、熱かったので頷きました。
すると男の人は冷蔵庫を開けて何やらぶつぶつ呟いています。やがて、
「・・・・・・アイスでよけりゃ、食べるか?」
と、言ってきました。
アイス。確か甘いものを凍らせて食べるお菓子。知識では知っているが、食べた事はありません。
私は思わず頷いてしまいました。凍った食べ物なら問題無しだし、なによりもどんなものか
知りたかったからです。
「じゃあ・・・・・・はい」
スプーンと一緒にそれを渡されました。私はさっそく蓋を開けて一口食べてみます。
美味しい・・・・・・!
味覚は無いはずなのに、それがとても美味しく感じました。きっと私自身が雪で出来てるから
体に滲んで、美味しく感じているのだろうと思います。
「とりあえず、自己紹介しとこうか。俺は伊東 耕太(いとう こうた)。君は?」
男の人が聞いてきました。
どうしよう?私は喋る事が出来ません。どうしたものかと考える私の目に、本棚が見えました。
そうだ、文字で教えればよいのだ。
私はさっそく服の中にしまっていたサンタの袋を取り出しました。
「え?ちょ、ちょっと待って?どこにそんなもの隠してたの?!」
サンタクロースがサンタの袋を出す事に何を驚いているのでしょう?とにかく、名前を教える為にも
目的の物を出さないといけません。私は袋に手を入れ、望む物をイメージします・・・・・・ありました。
取り出したのはスケッチブックとペン。
私はさっそくスケッチブックに自分の名前を書いて見せます。
「・・・・・・小雪?」
そうです。
「えっと、君の名前?」
だから、そうですよ?
「・・・・・・もしかして、喋れないの?」
あ、気が付いてくれた。私は頷きました。

76:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」3
07/12/26 21:43:20 DZjAuDIP
やっぱりこーたは、とてもいい人でした。
私は高所恐怖症でうまくソリを操れないので、こーたにお願いしてみました。
『手伝ってくれませんか?』
最初は戸惑っていたけど、最後は快く引き受けてくれました。
私はこーたに、サンタを信じる子供達にしか見えないサンタ服を渡して準備してもらいました。
準備が出来た所で、今度はトナとカイを呼ぶ為にポケットから笛を取り出し、吹きました。すぐに
トナとカイが来るはずです。
10秒ほどで空から鈴の音が聞こえてきます。こーたも鈴の音に気づいたらしく、
「・・・・・・鈴の音?」
シャンシャン・・・・・・
鈴の音はだんだんはっきりと聞こえてきました。来た、トナとカイです。こーたも、窓の近くまで
来ると外を見上げ、トナとカイを見つけると、
「し、鹿が飛んでるぅ?!」
また驚いてます。駄目ですよ、鹿とトナカイと間違えるなんて。私はまた文字を書いて、こーたに
鹿じゃなく、トナカイだという事と教えます。もちろん名前も。
「いや、トナカイなんて見たことないし。・・・・・・てか、名前にネーミングセンスを感じないんだが」
そんな事言われても・・・・・・私も困るんですが
「・・・・・・これじゃ、まんまサンタじゃねーか」
あれ、気づいてなかったんですか?
・・・・・・そういえば、私がサンタクロースだと説明した記憶が無いです。
こーたと筆談してたらすっかり忘れていたようです。失敗しました。
私は改めてこーたに私はサンタクロースだという事と、お手伝いしてもらう内容を教えました。
「マジっすか・・・・・・」
本当ですよ?
私はソリに乗り込みました。大丈夫、この高さならまだ怖くありません。呆然としているこーたの腕を
引っ張って、ソリに乗るように案内しました。こーたは何故か叫ぶと、やっとソリに乗ってくれました。
私は色々とソリやトナとカイの操縦方法を教えたり、ソリについたカーナビについて説明しました。
その度にこーたは、怒ってはいないけど、大声で何か叫ばずにはいられなかったようです。
こーたはとても楽しい人ですね。
私が今日の24時までに配り終えなきゃいけないと教えると、こーたは
「あと3時間しか無いじゃねーか?!あぁもう!行くぞ!!」
と叫び、さっそく手綱を操ってソリを飛ばしました。
さあ、ここからが問題です。私はどんどん地上から離れていく景色に怖くなってしまい、
とうとう目を瞑ってしまいました。
隣ではこーたが空を飛ぶ快感に大声を出しながら興奮しています。きっと人間には
体験出来ない事ですから、それはまあいいんですが、こっちは怖いんです・・・・・・
早く最初の子供のところに着かないかなと思っていると、こーたが突然聞いてきました。
「・・・・・・小雪、もしかして、高いの苦手?」
やっぱりバレちゃったようです。私はバツが悪くて小さく頷く事しか出来ませんでした。
「・・・・・・ぷ、あははは!」
あ、笑うなんて酷いです・・・・・・。私はそんなに笑わなくても、と抗議の目でこーたを見ました。
「ゴメンゴメン。馬鹿にした訳じゃないんだ。でも、怖かったらそんな服の端を摑むんじゃなくて
俺に体に摑まったんだっていいんだぞ?」
そう言われて、私はいつの間にかこーたの服の端を摑んでいるのに気がつきました。
そうですね、こーたの言ったとおりこーたの体に摑まればあまり怖くないかも知れません。こーたの
許可も出ているので、私はこーたに寄り添って抱きつきました。
・・・・・・何ででしょう?摑まってるだけなのにもう怖くなくて、とても安心します・・・・・・
「も、もう怖くないか?」
はい。
やっぱりこーたはとてもいい人です。

77:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」4
07/12/26 21:44:05 DZjAuDIP
「なぁ、どうやって入るんだ?」
私達は1件目の家に到着しました。私は家全体を見て子供の位置を確認します。
・・・・・・居ました。2階のベランダの窓からすぐ近くに居るようです。 子供の位置が分らなければ
サンタ失格ですからね。
私は2階のベランダを指差してこーたに教えました。
「・・・・・・まぁ、今時の家に煙突なんてないしな」
そうなんですよね・・・・・・そうすれば楽に入れるのですけど。
耕太は手綱を軽く引っ張りながら、トナとカイのスピードを落としてベランダの横で止めてくれました。
操縦、私よりとても上手いです。少しだけ、その才能に嫉妬しちゃいます。
「ほら」
耕太は先にベランダに降りて、私に手を差し伸べてくれました。言葉遣いは紳士じゃないですけど、
紳士みたいです。 だから私も微笑んで頭を下げました。
「ところでさ・・・・・・」
何でしょう?
「俺たち、かなり目立ってないか?トナカイとソリが飛んでるのを見られたらかなりの大騒ぎになると
思うんだが・・・・・・」
・・・・・・そうでした。またしても説明していませんでした。
私は再度、文字を書いて書いて教えてあげました。
「と、言う事は、そのソリも同じ?」
そうなんです。
こーたは何故か微妙に納得してないようです。
「じゃ、さっさとプレゼント渡すか。時間も無いし・・・・・・って、やっぱり鍵かかってるじゃん。
どーするんだ?」
そこでこのサンタクロースの力です。
私は鍵に向けて手を伸ばし、念じます。この鍵を開けて子供にプレゼントを渡させて下さい、と。
するとどうでしょう。鍵は私に答えてくれて、私達を受け入れるように開けてくれました。
「・・・・・・サンタって、すごいな」
そうなんです。サンタクロースの力は、子供達の純粋な信じる想いが源なんです。信じるからこそ、
私達は生まれ、プレゼントを渡す為に必要な力を与えてくれるのです。
私はつい、関心するこーたに得意げになってしまい、胸を張っちゃいました。
中に入ると、そこは子供部屋になっていて、奥のほうに子供がベッドで寝ていました。
私は音を立てないようにして近づき、さっそくサンタの袋でこの子が望む物を探します。
最初は中身は空っぽで、何もつかめません。しばらく手でぐるぐると回しながら探すと、
手に何かが触れました。きっとこれです。私はそれをつかんでサンタの袋から取り出しました。
「・・・・・・戦隊物のロボット?」
こーたが出てきたものを見て、呟きます。何のことかはよく分りませんでしたが、これがこの子の
欲しい物は間違いありません。
私はそっとソレをこの子の枕元に置こうとすると、突然目が開いて私たちを見ました。
「・・・・・・サンタさん?」
あらら、起きてしまいましたか。
「げ?!」
後ろでこーたが慌てたようですが、大丈夫。
私はこの子にプレゼントをそっと渡し、人差し指を口に当てて「静かにしてね?」と、合図を
しました。この子は嬉しそうにそれを受け取り、抱き締めました。
やっぱりこの瞬間は私も嬉しくなります。サンタクロース冥利に尽きるってやつですね。
私は優しくこの子の頭を撫でて、この子が楽しい夢を見れるようにサンタの力を使いました。
「サンタさん、ありが・・・とう・・・・・・すぅ」
やがて、この子はお礼を言い終えると同時に、目を閉じて眠りました。今頃、楽しい夢を
見ているはずです。
でも、やがてこの子は成長していく途中できっとサンタの存在を信じなくなるでしょう・・・・・・。
この玩具も、きっといつかは捨てられてしまうでしょう。それでも、いつかこの子が大人になって
子供が出来た時、朝起きた時の嬉しさを覚えていたのなら、「サンタクロースは居るよ」と、
言って欲しい。その子供がサンタクロースを信じたならば、きっと次の私が、その子供に
プレゼントを渡しに行くでしょうから・・・・・・。
私はこの子のふとんを掛け直し、こーたに「終わりました」と知らせるために微笑みました。


78:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」5
07/12/26 21:44:46 DZjAuDIP
それからはこーたが手伝ってくれたおかげでお仕事は順調に進みました。
とても楽しい時間でした。
「次で最後か・・・・・・」
そう、次で最後になりました。時間内で配り終えそうなのに、この時間が終わってしまうと
考えると、なんだか寂しい気がします・・・・・・。
「時間が無いと思ってたけど、意外と早く配り終えそうだな。やっぱり空を飛んでの移動だと
回り道とかないから早いぜ」
それは違うと思います。
『こーたが手伝ってくれたおかげです。手伝ってくれなかったら間に合いませんでした。』
「ははは、まぁ次で最後だ。気を抜かずにがんばろう」
そうですね、こーたと一緒に私もがんばりたいと思います。
最後の目的地へ着きました。
私は今までと同じようにサンタの力を使い、子供の場所を見つけると、こーたにその場所を教え、
家の中へと入りました。
「・・・・・・すげーな」
耕太は思わず呟きました。
それもそのはず、今までの子供達と比べ、部屋の大きさが違いましたからね。
部屋の大きさはこーたの部屋ほどの大きさがあり、所々に大小様々なぬいぐるみが並んでいて、
部屋の真ん中には一般家庭用より一際大きいクリスマスツリーが鎮座していました。
差別する訳ではありませんが、お金持ちの子供はサンタクロースをほとんど信じていません。
そのほとんどの理由は、親がサンタは居ないと子供に教えてプレゼントをする事が多いからです・・・・・・。
残念ながら、信じていない子供にはこのサンタの袋からは何も出てこないので、
何かしてあげる事が出来ないのです・・・・・・。
でも、この家の子はサンタクロースを信じてるようです。でなければ、反応しないはずですから。
高価そうなベッドでぬいぐるみを抱きながら眠る女の子の近くに寄り、私はこの子の望むものを
サンタの袋から探しました。
・・・・・・これですね。・・・・・・あれ?今までのプレゼントと何かが違う気がします。
「どうした?」
こーたが私の様子に気づいたようです。私はとりあえず、ソレをサンタの袋から取り出しました。
「ビン?香水か何かか?・・・・・・そういえば、ラッピングされてない上にカードも付いてないな?」
そうなのです。今まではちゃんとラッピングしてメッセージカードも付いていたのに、
何故かそれには付いていませんでした。・・・・・・こんな事、初めてです。
「どーゆー事だ??・・・・・・ん?」
こーたは何かに気が付いたようで、この子の傍でなにやらごそごそとした後、紙切れを
取り出しました。私も何だろうと横から覗いて見ると、

79:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」6
07/12/26 21:45:30 DZjAuDIP
『いもうとか、おとうとがほしいです』
と、子供らしい拙い字でこう書かれていました。この場合、赤ちゃんが出てくるはずなのに
何でこのビンが出てきたんしょう?私は疑問を文字に変えてこーたに見せると、
「いやいや、ちょっと待て!出せるのかよ?!」
こーたはサンタの袋から赤ちゃんが出てこないと思っていたのでしょうか?サンタの袋は
子供の願いを叶える為の物。それが強ければ強いほど何でも出せます。
『出せますよ?純粋に望めば』
「いやいやいやいや、物なら別にそんなに問題にならないだろうけど、赤ちゃんはマズイだろ、
常識的に考えて・・・・・・」
よくわかりませんが、赤ちゃんを出すのはマズイようです。でも、それだとこの子の願いが
叶えられません。
「と、とにかく、ちょっとその小瓶、見せてくれないか?」
そうですね、こーたなら何か分るかも知れません。私は小瓶を渡しました。
しばらくこーたは色んな角度から小瓶を見ていましたが、小瓶の底の方に何かを見つけたようです。
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
あ、こーたがすごく面白い顔になりました。小瓶の底に何があったんでしょう?
「説明文、短っ!」
私には全然分りません。痺れを切らしてしまった私は、こーたに質問をしました。
『何かわかりました?』
「あー・・・・・・んーと(汗」
何も分らなかったんでしょうか?こーたがしばらく考えるように唸っていると、
「分ったぞ。コレを使って親に赤ちゃんを作らせるんだ」
どういう事でしょう?その小瓶には赤ちゃんを作る為に必要な道具なんでしょうか?私は更に
こーたに質問する。
「いや・・・・・・そりゃ赤ちゃんを作る上で必要な行為を・・・・・・」
必要な行為。つまり、親が何かをする事で赤ちゃんが生まれるという事でしょうか?それには
その小瓶が必要、と・・・・・・なるほど、こーたは物知りなんですね。
・・・・・・ところで、何をすれば赤ちゃんが出来るんでしょうか??
「と、とにかく!この子の両親を探そう。」
あ、聞こうと思ったのに・・・・・・でも、こーたの言うとおりですね。それに赤ちゃんの作る行為は
親を見つければ見れそうですしね。
「今、帰ったぞ」
そう思った時、したの方から男の人の声が聞こえてきました。
「ナイスタイミング!さっそく行くぞ」
私はこーたの言葉に頷いて、その後に付いて行きました。


80:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」7
07/12/26 21:46:25 DZjAuDIP
1階に降りた私達が見たのは、あの子の親が喧嘩する姿でした。
私にはわかりませんでした。
何故、そんな大きな声で言い合うのでしょうか?
何故、そんなに怖い顔で相手を睨むんでしょうか?
私の中の知識では、「夫婦はお互いを好き合い、一緒に暮らしていく二人」となってましたが、
目の前の二人はとてもそうには見えません。
このままだといずれ二人は夫婦ではなくなる・・・・・・そんな確信がありました。
二人は怖い顔のまま更に声が大きくなり、言い合いを続けています。
私は怖くなりました・・・・・・。
すぐにでもこの場から離れたいと思うほどに。
こんな事は早く終わって欲しい。こんな喧嘩をする二人を見続けたくありませんでした。
でもそんな時、こーたは私を優しく抱き締めてくれました。
「大丈夫、大丈夫だから。泣かないで・・・・・・」
なんで、こーたにこう優しく抱き締められると安心出来るんでしょうか・・・・・・?
何でか分りませんが、きっとっこーたがとても優しい人だからなんでしょう・・・・・・。
だから、私はこーたの言葉を信じます。
こーたに抱き締められてる内に、私は落ち着いてきました。そして、こーたと一緒に夫婦の
様子を見守る事にしました。夫婦はいつの間にか静かになり、お互い無言になると、物音だけが
静かに響きました。
それからがとても凄かったです。
お互いに謝罪の言葉が出て、仲直りしてくれたと思ったら、突然キスをし始めました。
唇と唇を重ね合わせる行為がキス。でも、私が見たのはそれ以上のものでした。良く見ると
お互いの口の中を貪るように舌を絡めあい、唾液が絡み合ってくちゅ・・・チャパ・・・と音が
出るのも構わず続ける夫婦の姿。
こ・・・・・・これが赤ちゃんを作るために必要な行為なんでしょうか?
私は見ていて恥ずかしく感じる程、夫婦の二人はお互いを求め合っています。
「小雪、小雪」
こーたの声と共に肩を揺さぶられ、思わずビックリしてしまいました。
「もう大丈夫だろ。仲直りしたみたいだし」
私とした事が恥ずかしいと思いながらも夢中で見てしまっていたようです。
しかも、そんな姿をこーたに見られてしまいました・・・・・・私も恥かしい・・・・・・。
こーたに急かされて、私もこーたの後を追って部屋から出ました。
あれだけ恥かしいキスをしたんですから、きっと赤ちゃんが生まれますね。これであの子の願いを
かなえることが出来ました。
全部、こーたのおかげですね。すごく感謝してます。

81:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」8
07/12/26 21:55:22 B7MvJfty
全ての仕事が終わりました。
ソリはこーたのアパートへ戻る為に街の上を飛び、私はまたこーたの横で抱きつきながら
街を見ていました。もう定位置と呼んでもいいかもしれません。
「・・・・・・綺麗だな」
こーたが街を見下ろしながら呟きました。私も町を見下ろし、頷きます。
とても綺麗でした。例え、今日の本当の意味を理解していなくても、特別な日に特別な人と
一緒にいる時間・・・・・・。それを更に盛り上げるように所々ライトアップされた街・・・・・・。
「これで、お手伝いも終わりか・・・・・・」
ボソリ、とこーたが呟きました。
そうなんですよね・・・・・・。お別れなんですよね・・・・・・。
お仕事が無事全部終わって嬉しいはずなのに、なんでこんなに寂しく感じるんでしょうか・・・・・・。
あの夫婦を見てから私はなんだか変です。
こーたの傍にもっと居たいなんて考えるなんて・・・・・・。
でも、仕方が無いんです。私は今日の24時までしか存在できないサンタクロースなんですから。
だから、せめて別れるまでのこの僅かな時間だけでも、こーたと一緒に居たい。そう思いました。
もう会えないけど、そう思う事ぐらいはいいですよね・・・・・・?
そして、こーたはアパート近くの場所へソリを下ろして止めました。近くには自動販売機という
物が寂しく道路にポツンと立っています。
「おつかれ、間に合ってよかったな」
ソリから降りたこーたは私に声をかけます。
・・・・・・そういえば、こーたに手伝ってくれたお礼をしていませんでした。
『本当にありがとうございました。こーたのおかげで私の使命も無事終えることが出来ました』
「いや、俺のほうこそ貴重な体験をさせてもらえて楽しかったよ」
そうかもしれません。私とこーたは・・・・・・違いますから。でも、これでは手伝ってくれたお礼には
全然足りませんし、何より私の気が済みません。
『お礼と言ってはなんですが、欲しいものを言ってください。特別にクリスマスプレゼントとして
好きなものを差し上げます』
「・・・・・・マジで?」
本当です。・・・・・・本当はやっちゃいけない事ですけどね。
「欲しいもの・・・・・・」
真剣に考えるこーた。時間があまりないので私もサンタの袋を準備します。
「決めた」
さぁ、どうぞ。準備は出来ています。
「小雪が、欲しい」
私は、こーたが何を言ってるのか一瞬分りませんでした。
「もちろん、小雪が迷惑じゃなければだけど。・・・・・・俺色々と考えてみたんだ。何が欲しいのかって、
そしたら真っ先に頭に浮かんできたのが、小雪の笑顔だったんだ。小雪と出逢って1日も
経ってないけど、今までの誰よりもすごく印象に残ってるんだ」


82:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」9
07/12/26 21:56:26 B7MvJfty
そんな事、言わないで下さい・・・・・・。
「俺、欲張りだからさ。小雪の笑顔が出てきたら止まらなくなっちゃって、街に出て一緒に
買い物したり、色んな所にデートしたり、食事したりしたいと思った。ずっと毎日小雪の笑顔を
見ていたい・・・・・・」
止めてください・・・・・・!そんな事言われたら私は・・・・・・!
「だからもう一度だけ・・・・・・小雪が欲しい」
・・・・・・そんなこと言われたら、もう別れたく無くなっちゃうじゃないですか。
もうすぐ私は消えてしまうのに・・・・・・。無理だと分ってるのに。
「あぁ?!ゴメン!迷惑だった?」
こーたが私を見て慌て始めた。そこで私は初めて気が付いた。
自分が、泣いている事に。
なんで、私は泣いてるんでしょうか?
私は雪で出来た人形なのに・・・・・・どうして、こんなに目から涙が出てくるんですか?
なんで、こんなに苦しいんですか?
分らない・・・・・・ワカラナイ!
私は訳が分らなくなって首を振りました。
「迷惑じゃない・・・・・・?じゃ、なんで泣いて・・・・・・?」
こーたの声が聞こえる。
そうだ、私はこーたに教えなければいけません。自分が消えてしまう事を・・・・・・。
目からの涙で視界が歪みます。腕も震えてきました。スケッチブックに文字をうまく書けなくて、
何度も涙を拭いても、決して枯れないかのようにどんどんと溢れてきます・・・・・・
『私は サンタクロース です。  私が私で 居られる のは24日 という今日だけ なんです。
24日を過 ぎたら  私は消えて  しまうんです』
なんとか書けたものはそれは酷いものでした。腕の震えで文字は変に、更に涙がスケッチブックに
落ちて、文字を滲ませて読めるかどうか怪しいものでした。
それでも、こーたには伝わったらしく、
「嘘だろ・・・・・・?」
・・・・・・本当なんです。私は首を振って否定しました・・・・・・。
「・・・・・・そんな」
ごめんなさい・・・・・・こんな事なら、私達は出会わなければよかったですね・・・・・・。
あの時、私が手伝ってと言わなければ、こーたは全て何事もなかったはずなのに・・・・・・。
私が巻き込んでしまった為に、こーたに悲しい思いをさせるなんて・・・・・・最低ですね、私。

83:「ソラカラノオクリモノ(小雪編)」10
07/12/26 22:09:08 hnpw19yL
「嫌だ!俺は小雪と別れたくないんだ!一緒に居たいんだ!一緒に遊んだり、一緒にどこか出かけて
色んな景色を見たり、とにかく色んな事を小雪と一緒にしたいんだ!」
私も一緒に居たいんです!・・・・・・でも仕方ないじゃないですか。
「・・・・・・だから!お願いだから消えないでくれ!頼む!」
日付が変わるまで、残り時間は5秒・・・・・・
あぁ・・・・・・この時ほど喋れないのがもどかしいと思った事はありません。
私はこーたに沢山のものを貰いました。
こーたとの、思い出の数々・・・・・・。
こーたへの、この気持ち・・・・・・。
こーたに伝えたいのに、もう時間がありません。
たくさん、たくさんあるのに伝えられないなんてとても残酷です・・・・・・。
あぁ・・・・・・そうか。これがきっと人の心なんですね。悲しくて、寂しくて、大切な人と別れたくない
この気持ちが・・・・・・。
こーたは泣きそうな顔でした。ごめんなさい、私なんかの為にどうか泣かないで下さい・・・・・・。
残り、3秒・・・・・・
私はこーたを優しく抱き締め、初めてのキスをしました。
どうか、伝わって欲しい。こーたへの、私の全ての気持ちを込めた想いを・・・・・・。

初めてアイスを食べさせてもらった時。
美味しかった・・・・・・

怖がってる私がこーたに抱きつかせてもらった時。
とても安心した・・・・・・

プレゼントをこーたと一緒に配ってる時間。
仕事なのに、とても楽しかった・・・・・・

最後の家でこーたが優しく抱き締めてくれた時。
とても優しい人・・・・・・

最後の仕事を終えて、アパートに帰るとき時間。
そろそろお別れだと思うととても寂しい・・・・・・でも、せめてその時まではこーたと一緒に
居たいと思った・・・・・・

伝わっていると、とても嬉しい。
だから私は、泣きながらもこーたに笑顔をみせる。・・・・・・うまく出来たかな?
残り、1秒・・・・・・
笑顔で最後に伝えます。笑顔じゃないと駄目だから・・・・・・

ありがとう

「こゆ・・・・・・!」

さようなら・・・・・・

0。日付が変わり、魔法は解ける・・・・・・。
私の体は元の雪に戻り、支えきれず地面へと崩れ、私の意識は途切れる・・・・・・。

                            小雪編 完

84:さんじゅ
07/12/26 22:18:50 hnpw19yL
以上です
 
 
耕太編だと訳が分らなかった小雪の行動と考えを中心に書いてみますた。
いかがだったでしょか?
あ、あと
「ここはこうした方が良い」トカ
「ここはこうすべき」トカ
アドバイスがあればどんどん言って下さい。次回から意識して
書くようにしますので
 
さて、年始年末は忙しいので次のSSは年明けのしばらくしてからに
なっちゃいそうです。
 
では最後に次のSSの参考にする為に聞きたい
 
ハッピーエンドは好きですか?

85:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:51:12 U1mmnJxS
>>84
大好きです。
砂をリットル単位で掃きそうなくらいに甘いのをお願いします

86:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:57:11 aOo2sxg5
GJ!!

俺はハッピーエンドで読みたいな。

87:名無しさん@ピンキー
07/12/27 01:18:20 gn8Y8hRQ
…GJで…す…。
お願い…二人を……幸せにしてあげて…

88:名無しさん@ピンキー
07/12/27 02:11:29 Bn/PGZ2Q
俺決めた!
今日からサンタクロースを信じる。

89:名無しさん@ピンキー
07/12/27 03:06:59 NhJAfbkX
多分…大丈夫…だろうけれど…
…保守…age?

90:名無しさん@ピンキー
07/12/27 10:31:43 /uoSRDvg
とりあえず、板全体が緊急事態な訳だし、前スレは保管庫収蔵も無事に終わって、役目を終えたわけだから、
前スレの捕手はやめとこうと提案する。

前スレが残ったかわりに、他のスレが落ちるのは申し訳ないように思う。

91:名無しさん@ピンキー
07/12/27 10:36:45 WtPmsHy+
>>90
そうだな。
だから、480KBまで立てないでおこうと言っていたのになぁ。

92:さんじゅ
07/12/28 21:30:43 XDVgpQkV
>>90
>>91
スマン、俺が空気読まずに新スレに方に投下したせいだ・・・・・・OTZ
ちゃんと前スレから投下すべきだった
迷惑かけてゴメン

93:名無しさん@ピンキー
07/12/28 23:26:10 d0s6quOp
>>92
大丈夫だ、容量的に
気にしたら負けー


ってか、前スレと現スレが綺麗に並んでるな……イイッ!!

94:名無しさん@ピンキー
07/12/29 13:41:03 vnUsk/US
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
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アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
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アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
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アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

95:名無しさん@ピンキー
07/12/29 13:44:17 vnUsk/US
せっせっせっせああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
はっはっはあうおおおおおおおおおお
うおおおおおおおおおおおりゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
きょえええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

96:名無しさん@ピンキー
07/12/29 16:02:08 xj9zRz99


97:名無しさん@ピンキー
07/12/29 18:31:56 PgPpHOmh
はぁ……着物無口娘を想像しながら新年を迎えようか

98:名無しさん@ピンキー
07/12/29 20:30:08 xj9zRz99
初めての振袖に頬を赤らめながら
くるりと回って見せて微笑む無口娘

99:名無しさん@ピンキー
07/12/29 21:05:47 qrlICCFf
じゃあ、大晦日にパジャマで目を擦りながら0時まで起きてようと頑張る無口はもらった

100:名無しさん@ピンキー
07/12/29 21:24:54 A9xSvPZA
無口ちゃんとそばをすするのは俺だ!

101:名無しさん@ピンキー
07/12/29 22:17:18 gWt4hToz
「……」
俺の隣には無口な、かわいらしい女の子がいる。
「…?」
俺が見てることに気づくと、ニコッと笑いながら首を傾げる。
さらに今日は初詣。
つまり着物を着ている訳で…
「…」
見とれていると彼女は俺を指差し一言。
「……H…」
そう、俺はHだ。
だから……
「いただきます!!」
「!?」
彼女に飛びかかり、喰ってやることにした。


オチ?ないよ。
エロ?ないよ。
暇だから書いた。
後悔?してるよ。
まぁあとは脳内補完でよろしく。

102:名無しさん@ピンキー
07/12/30 01:30:51 L8HRU77b
オチがないならその無口娘は頂いていくぜ。
返して欲しかったら続きを書いて貰おう。

・・・俺のイメージでは無口娘はロリ体型なんだが、きょぬーの少女はいたのか?


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