【兄妹なのに】生殺し ..
2:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/28 05:15:42 hV///N3U
>1
スレ立て乙です
3:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/28 06:37:49 QdxZz/W3
復活乙
4:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/28 18:52:07 Oj8VKtoA
スレ立て乙です〜
5:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/29 13:24:08 Fucg6noi
>>1お兄ちゃん乙!
6:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/30 09:41:01 Jr4SJS8M
∧_∧
(´・ω・)∫ 寒いね…
//\ ̄ ̄旦\
-(/※ \___\
\\ ※ ※ ※ ※ヽ
\`ー―――ヽ
7:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/31 10:20:48 o/XEpfB+
年末保守
8:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/31 21:52:09 Soq0diQm
SS書きにトライする際のコツなど。(文責:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ)
・誰でも初めは初心者です。上手く書こうとばかり考えているとなかなか先には進めません。
まずは自分の本能の赴くままに書いてみましょう。
・そして推敲しましょう。でもほどほどにしとかないといつまで経ってもポスト出来ません。
・本を読みましょう。他人の技術を真似するのはスキル向上のために重要です。
オリジナリティはそこから生まれます。と思います。
・ぶっつけ本番ポストも面白いですが、まずはテキストエディタ使用を推奨しておきます。
本スレでの公式ソフトはマイクロソフト謹製WinOS添付のメモ帳です(笑)
・というわけで書きたくなったら即トライです。
どんな話を書けばいいのかって? それは貴方だけが知り得ることです。
・あくまでどの作品もフィクションです。妄想は妄想の中だけにしといた方が吉です。
でもどうせ妄想なんですから思いっきり膨らませたほうが皆さんに愛されます。
9:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/31 21:55:09 Soq0diQm
<過去スレ>
【兄妹なのに】生殺し妹文学館【募る想い】第十七巻
スレリンク(ascii2d板)
【兄妹だけど】生殺し妹文学館【愛し合う】第十六巻
スレリンク(ascii2d板)
【兄妹だけど】生殺し妹文学館【愛し合う】第十五巻
スレリンク(ascii2d板)
【求め合う】生殺し妹文学館【兄と妹】十四巻
スレリンク(ascii2d板)
【初恋は】生殺し妹文学館【お兄ちゃん】
スレリンク(ascii2d板)
【兄妹でも】生殺し妹文学館【恋に堕ちる】第十二巻
スレリンク(ascii2d板)
【届け】生殺し妹文学館【この想い】第十一巻
スレリンク(ascii2d板)
10:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/31 21:57:16 Soq0diQm
【届かぬ】生殺し妹文学館【想いよ】第十巻
スレリンク(ascii2d板)
【両親が】生殺し妹文学館【いない夜】第九巻
スレリンク(ascii2d板)
【二段ベッドの】生殺し妹文学館【上と下】第八巻
スレリンク(ascii2d板)
【悔やむは】生殺し妹文学館【己が血】第七巻
スレリンク(ascii2d板)
【妄想】生殺し妹文学館【暴走】6ですわ…
スレリンク(ascii2d板)
【妄想】生殺し妹文学館【暴走】5だよお兄ちゃん
スレリンク(ascii2d板)
【流石】生殺し妹文学館【兄弟】その4ですが
スレリンク(ascii2d板)
11:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/31 21:59:40 Soq0diQm
【妄想活字】萌葱色文学館【煩悩加速】-流石兄妹3
URLリンク(pink.bbspink.com)
【流石】何考え・・止め・・駄目だって俺達兄妹なんだぞ!2
スレリンク(ascii2d板)
何考え・・止め・・駄目だって俺達兄妹なんだぞ!
スレリンク(ascii2d板)
12:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/12/31 22:01:46 Soq0diQm
注意事項
1:一作品を投下終了後はロダに一括纏めzipをきぼん
2:保守ageをするよりも、むしろsageで書き込む頻度を上げよう。理想は24時間周期?
3:新規参入乱入、試作案、実話、妹関係ならなんでもщ(゚Д゚щ)カモォォォン
4:パスは生殺し妹文学館
5:生殺し上等
6:新人さん名無しさんの参入をもうちょっとキボン(´・ω・`)
孕age氏個人サイト
URLリンク(www7a.biglobe.ne.jp)
まとめサイト(仮)
URLリンク(oniichan.moe.hm)
13:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
07/12/31 22:04:39 Soq0diQm
以上テンプレ貼り終了
遅ればせながら>1乙
そして今回は恒例の0:00新作投下を断念 orz
14:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/01 00:25:57 fkwrDtZA
あけまして新スレおめでとう保守
ボク妊スレはまだ復帰してないなぁ
15:1/2 ◆V72uzrF0y2
08/01/01 01:05:07 23bqzoQl
妹「お兄ちゃん、もうすぐ年越しだよ。起きて」
兄「ん〜……ちょっと仮眠のつもりだったのに、結構爆睡しちまったな…
………って……ちょ…おい、これどうなってんだ!?」
妹「どうなってるって………拘束?」
兄「拘束? じゃねぇ! 今年ももう終わろうかって時に、何でペケ字に拘束されなきゃならんのだ!」
妹「何でって、そんなの…(ガサゴソガサゴソ……スルッ)…わ〜、こんな時間に起きてもやっぱ勃っちゃうんだぁ」
兄「人の質問に答えろ! っていうか何で脱がすんだ!」
妹「え〜っと……あ、いっけない。急がないと…(ヌギヌギ)」
兄「だから人の質問に…ってお前まで脱いでどうすんだよ!」
妹「ほら……見て、お兄ちゃん……私、想像しただけでこんなになっちゃった…」
兄「!? ……っく…バカなことやってないで、早く服着てコレ外せ!」
妹「そんなこと言って、私の見た瞬間ガチガチになっちゃってるくせに……んしょっと…」
兄「こ、こら! お前、何を………ま、まさか…」
妹「うふふふふ……あん、もう時間無いよぉ……ん…(チュッ)…んふぅ……はむっ…(ジュルッ……チュプッ)」
16:2/2
08/01/01 01:06:10 23bqzoQl
兄「うあっ(ビクッ)……や、止めろって……新年早々から……こんなの…」
妹「ふふ、ピクピクしてる…(シュッ…シュッ)…ほら、お兄ちゃん……カウントダウンだよ………5……4……3……2……1…」
兄「や……や…めろ………今入れたら……マジで……ヤバイ……から…ッ」
妹「…あけましておめでとう、お兄ちゃん…(ズッ…ズプゥッ) んあああああぁっ…」
兄「…く……ッ…………ダ、ダメだ……ぁ………」
ドクッ ビュッ ドプッ
兄「ぅぁ………ぁぁぁぁ…」
妹「ふぁぁ……こんなにいっぱい、お年玉……」
兄「ハァ…ハァ……お前……昼間やけに大人しいと思ったら…」
妹「ふふっ、ぜ〜んぶ計算通りだよ、お兄ちゃん…………あ、それと…」
兄「ま、まだ何かあるのかよ…」
妹「私からも、お兄ちゃんにお年玉あげたいな…………10ヵ月後くらいに…」
兄「な、何言って…………!! お、お前……まさか…」
妹「言ったでしょ……『全部計算通り』って♥♥♥」
17:三国 ◆V72uzrF0y2
08/01/01 01:07:55 23bqzoQl
あけましておめでとうございます
せっかくなんで、久しぶりに書いてみました
新年早々何やってんだ俺は…
18:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
08/01/01 11:18:32 2WZGeej3
あけおめ
>17
お年玉SS GJです。
>新年早々
俺は去年まで何度も元旦0:00に新作投下をしていましたが何か?
19: 【1809円】 【大吉】 PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
08/01/01 11:29:37 2WZGeej3
ついでに元旦なので御神籤&お年玉を
20:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/01 13:12:50 vzp1p+Ga
あけましておめでとー
>>17
GJです
21:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/04 04:19:59 7o7rwvBo
仕事始のお兄ちゃんは頑張ってね保守
22:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/05 19:27:48 zt3GIF3+
今年こそ妹萌え派を討ち滅ぼし、我ら姉萌え派が天下を取る……!
23:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/06 03:04:50 jKJ4RhE8
初詣
兄「今年も、兄妹揃って健康でいられますように…」
妹「おにーちゃんのおよめさんになれますように…」
兄「……妹の成績が上がりますように…」
妹「おにーちゃんとたくさんちゅーできますように…」
兄「……世界が平和でありますように…」
妹「おにーちゃんとわたしのあかちゃんができますように…」
兄「………妹を何とかしてください…」
妹「おにーちゃんとがったいs」
兄「黙れ」
妹「 (´_J`) 」
24:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/06 07:35:54 CcD3Au+y
ww
25:1/2
08/01/08 03:34:49 X8U/lhrc
兄「ただいま〜……ふぅ…」
妹「お帰りなさい、兄さん。辛そうですね」
兄「飲めもしない酒と油っこい料理のダブルパンチ…俺にとっちゃ新年会なんて地獄みたいなもんだよ」
妹「それは大変でしたね。そんな兄さんのために、用意したものがあります」
兄「何、用意したのって……あぁ、七草粥か」
妹「めんつゆで味付けしてあるので、あっさりしすぎてなくて良い感じだと自画自賛です」
兄「自画自賛なのかよw まぁいいや、いただきま………あれ?」
妹「どうかしましたか、兄さん?」
兄「どうかした、って……箸も無けりゃ蓮華もスプーンも…茶碗すら無いじゃないか」
妹「……ふー……ふー…」
兄「ま、まさか…」
26:2/2
08/01/08 03:36:32 X8U/lhrc
妹「………ぱくっ」
兄「お前が食うのかよ!」
妹「………んっ」(ガッシリ)
兄「な、何だ? 何するつもり……って、ちょ…待て、離s近い近い近い!」
妹「ん〜……(ちゅっ………くちゅくちゅ……ちゅ〜っ)」
兄「んんっ!? ん……むぅぅ…………(ゴクン)…っぷはっ! お前は、またそうやって新年早々お約束なことを…」
妹「ふぅ……ごちそうさまでした♥」
兄「それは俺の台詞だ! ってツッコむところ違うだろ俺!」
妹「そうですよ。兄さんが突っ込むのは上のお口と下のお口で」
兄「黙れ」
妹「(´_J`)」
27:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/08 04:26:46 PoytAAOy
変なシリーズが出来つつあるな
いいぞ、もっとやってくれ
28:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/08 21:16:08 Uq+TLKRR
>>26みたいな妹好きだわ
29:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/09 01:02:48 eDrRti5Q
これは素敵なデレクールですね
30:1/2
08/01/10 12:04:59 lDMvVVnU
妹「兄さん、原油高です」
兄「そうだなぁ……ちまちまガソリン入れるのは切ないよ」
妹「実質的な物価もじわじわと上がってます」
兄「そうなんだよなぁ……微妙に中身が少なくなってるらしいな」
妹「以前起こったオイルショックでは、ティッシュペーパーやトイレットペーパーの品切れが相次いだそうですね」
兄「らしいな。まぁさすがに店から姿を消すことは無いだろうけど、やっぱあーいうのも量が減るのかねぇ」
妹「何を他人事のように言ってるんですか。我が家にとって重大なことですよ」
兄「そりゃまぁそうだけど……何か? トイレットペーパーは一回30cmまで、とかやるのか?」
妹「そんなことはしません。もっと先に減らすべきものがあります」
兄「何だそりゃ?」
31:2/2
08/01/10 12:06:13 lDMvVVnU
妹「兄さんがソロ活動の時に使うティッシュの量です」
兄「…………は?」
妹「ティッシュだって実質値上げしてるんです。使用量は極力減らしてもらわないといけません」
兄「いや……あの…」
妹「……とはいえ、兄さんも健康な成人男子。溜めてしまうのもかえって身体に良くないかもしれません」
兄「おーい、俺の話聞いてるかー?」
妹「つまり、ティッシュを無駄にしないためにも、今後兄さんのくりぃむしちゅーは全て私の膣に」
兄「黙れ」
妹「(´_J`)」
32:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/10 21:22:55 EU2xQb9g
>>31
ソロ活動wwww
33:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/12 11:41:02 6e7QXLgM
双子の男女が知らずに結婚、婚姻無効に 英国
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
【ロンドン=木村正人】英国で別々の両親の養子となった双子の男女が血のつながりを知らないまま結婚、
その後、双子と分かり裁判所から「近親結婚」にあたると婚姻を無効とされたケースが11日、英上院の審議で報告された。
英BBC放送などが伝えた。
もうそのまま夫婦として暮らしちゃえよう(´・ω・`)
34:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/12 13:53:54 9PA/3RrT
>>33
妹「………兄さん、ちょっと出掛けてきます」
兄「「婚姻届とか持ってきたら縁切るからな」
妹「 Σ(´Д` ) 」
35:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/16 13:59:58 8uUCAXBV
兄「なぁ、俺のYシャツの数が減ってる気がするんだが…」
妹「それなら、つい今しがた新しいのを買ってきたので、タンスに入れておこうと思ってたところです」
兄「あぁ、そうなんだ。それならいいんだが」
妹「襟元にキスマークをつけたYシャツを、兄さんに着せるわけにはいきませんから」
兄「な!? ま、待て! 違うぞ! それは所謂一つの誤解というやつだ!」
妹「わかっています。兄さんの上着のポケットから『コスプレキャバクラ』と書かれた名刺も出てきましたから」
兄「そ、それは……飲み会の勢いというか……その…」
妹「…そんなにナイスバディのお姉さんが好きですか?」
兄「………」
妹「…私では満足出来ませんか?」
兄「……………し、仕方ないじゃないか! 俺だって男d」
妹「 It doesn't matter what you think!」
兄「お前それが言いたかっただけだろ」
妹「 (´_J`) 」
36:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/19 01:24:44 11JtCUgm
吹いたw
37:1/2
08/01/21 14:04:14 gXXyyuix
兄「ただいま……あれ、母さんは?」
妹「叔父さんの家の新年会にお呼ばれして、今日はそのまま泊まるそうです」
兄「ふ〜ん。じゃあメシはどうすっかな…ファミレスかどっか行くか?」
妹「ちなみに、予算は1000円だけです」
兄「はぁ!? 2人で1000円って……ほ○か弁くらいしか選択肢ないぞ」
妹「ご心配なく。晩御飯の材料は先程スーパーで済ませました。勿論、予算内で収めてます」
兄「そ、そうか。なら別にいいんだが……しかし、いくらなんでも1000円ぽっきりって…
ん? 何だこのレシート……あぁ、これが晩メシの買い物か……972円……なるほど、きっちり予算内だな」
妹「当然です。もっと褒めてください」
兄「はいはい、偉い偉い(ナデナデ)……あれ? もう一枚レシートが…」
38:2/2
08/01/21 14:04:46 gXXyyuix
【○○薬局 お買い上げ 『亀頭戦機☆コンドム』 1000円也】
兄「……………」
妹「……………」
兄「本当の予算はいくらだったんだ?」
妹「………一人1000円」
兄「………返品して来い」
妹「それはつまり、枯れ果てるまで中で出」
兄「黙れ」
妹「 (´_J`) 」
39:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/21 14:09:35 PnBAT2a6
ちょwwwwこれは神すぎw
40:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/22 02:27:40 xnGZZNVF
エロパロの新ジャンルスレが正解だろ、その投下w
41:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/30 04:45:07 n3PXuKfr
ほしゅ
42:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/30 15:50:17 YSLGwXuF
保守
43:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/01/31 01:45:41 s4tOqxcS
ここへ初めて来た俺が質問
まとめサイトの中で、妹の片思いで終わる悲恋系の話ってあるかな?
エロはいいからむしろ片思いに苦しむ妹が見たい
44:某文士
08/02/02 03:59:52 O8nuqZoT
>37-38に対抗するワケじゃないが、以前から持っていた小ネタを投下
45:某文士
08/02/02 04:02:59 O8nuqZoT
妹「お帰りなさいませお兄様、早速夕食は如何でしょうか?」
兄「随分早いな…って、何か仕込んでる?」
妹「お兄様、そのような邪推はいけませんわ。ご心配無く、特に怪しい
薬を混ぜたりとかは…」
兄「いや、お前なら…って、もういい、せっかくだからそれを頂こう。」
妹「それでは早速♪」
兄「ん、少し焦げ臭いな…。」
妹「大丈夫です。タイマー付グリルですから。お兄様の帰宅時間に合わせて
セットしました。あとコレは少し焦がす位が美味しいかと…」
兄「おい待て!何を焼いてるんだ?」
妹「特上の蝮ですわ。あと本日は日頃お疲れのお兄様の為にタンパク質
と亜鉛を沢山摂取出来る特製メニューを…」
兄「ちょっとコンビニ行ってくる。」
妹「 (´・ω・`)ショボーン 」
46:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/03 00:31:25 OXEQH2Oo
URLリンク(yy21.kakiko.com)
47:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/03 13:23:03 4LxHz/zA
兄「ふぁ〜………おはよう、今日はやけに寒いな」
妹「当たり前じゃないですか、雪なんですから」
兄「え、雪?……お、ホントだ。結構積もってるなぁ」
妹「つきましては、買い物の時に車を出して欲しいんです」
兄「あぁ、いいよ。足元グチャグチャで歩き辛いだろうしな
……なぁ、どうせ車出すんなら、買い物して荷物置いたら、その後ドライブがてら外で晩飯食わないか?」
妹「それはいいアイディアですね。でも、晩御飯は家のほうがいいです」
兄「そうか? まぁ夜になると余計に寒くなりそうだし、その方がいいかもな」
妹「そうです。せっかく『食後のデザートはお前だぁ!』な展開になっても車の中でするのはやはり寒いですし
『降り積もる雪と、この兄の精(ピ―)、どっちの方が白いかな?』とか聞かれても夜だと周りが暗くてよく見えな」
兄「黙れ」
妹「 (´_J`) 」
48:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/04 12:39:38 Y9ng/Fy3
スマン今北で悪いんだが十六巻の弾の灯氏のuploder投稿になった作品持ってる椰子か見れるトコ知ってる椰子いね?
どこぞの叩きのせいで見れずにアレなんだが助けてくれまいか
あと【妹「(´_J`)」】のSSの人GJ
楽しく読ませて戴きました
ありがとう
俺もこんな妹ホシス
49:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/07 12:14:17 SD8+QfKs
てすつほしゅ
50:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/10 01:59:22 8vzF0uuS
TANTOのCMが萌えるんだが
51:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/10 17:11:20 jB1UEtXA
俺は長澤の演技で萎えるな
52:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/11 17:38:04 l1k+RMsO
URLリンク(www.daihatsu.co.jp)
URLリンク(www.daihatsu.co.jp)
53:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/13 13:20:34 Y/Zk95OH
妹「兄さん、今日はバレンタイン・イヴです」
兄「何だ、その妙な記念日は…」
妹「残念ながらイヴなので、今日はまだチョコをあげるわけにはいきません」
兄「その辺はキッチリしてるんだな…まぁいいけど」
妹「明日の夕飯後のデザートはチョコのお菓子を色々作りますから、楽しみにしててください」
兄「あぁ、期待してるよ。ところで、何だか甘い香りがするんだが?」
妹「それは、このホットココアの香りです」
兄「なるほど、チョコはあくまで明日まで取っておくわけだな」
妹「イヴですから。さ、冷めないうちに飲んでください。その間、私の方は…」
兄「『兄さんのホットミルクをお腹いっぱい飲ませてもらいます』なんて阿呆なことは言わないよな?」
妹「……………」
兄「……………」
妹「………兄さんのホ」
兄「黙れ」
妹「 (´_J`) 」
54:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/14 01:29:22 MY7nj1pj
>>53
久々にktkr!!!!!!111
55:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/14 11:33:33 bpmGORTY
妹「という訳で、いよいよバレンタインデーです」
兄「…正直、大昔の修行僧でももう少しマシなもの食ってたんじゃないかと思うくらい物足りない夕食だったが…
このチョコ尽くしのデザートを見ると、何だか納得だな」
妹「丹精込めて作りましたから。さぁ、たくさん食べてくださいね」
兄「あぁ、では早速…(パクッ もぐもぐもぐ)…うん、甘さ控えめでちょっとホロ苦なのが俺好みで良いな」
妹「当然です、愛 が込められてますから。ほら、どんどん食べてください」
兄「お、おぉ……はぁ〜、この紅茶も美味いや」
妹「当然です、愛 が込められてますから」
兄「……何か妙な間が無かったか? お前、まさか怪しい薬とか入れてないだろうな?
例えば………その……媚薬とか…」
妹「そんな訳ないじゃないですか。確かに私は我ながら色んな意味で暴走気味ですけど……媚薬だなんて…」
兄「そ、そうだよな。いくらお前でも、そんなものを入れるようなことはしないよな、ハハハ」
妹「そうですよ。私が入れたのは媚薬じゃなくて愛液で」
兄「訴えてやるッ!!!」
妹「 (´_J`) 」
56:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/20 02:00:33 cg25lvvP
紫煙age
57:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/26 05:12:22 k7Zk/+CL
ほしゅ
58:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/26 19:21:23 z4urg6Va
妹を暴行して兄逮捕
URLリンク(sbc21.co.jp)
59:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/29 07:09:23 lQLZCWmk
いまさらですが、バレンタインの話を書いてみたので投下したいと思います
ヘタクソな文章ですが、よかったら読んでやってください
60:59
08/02/29 07:11:21 lQLZCWmk
1月31日
夜11時、その家で起きているのは兄と妹だけだった。二人の親はすでに眠りについていた。
ユウコは居間でコタツに入りながらTVを見ていた。
そこへ兄がやってくる。
「はぁ、もう二月かよ」ケンイチは壁にかかっているカレンダーの1月を破りとった。
「ホント、あっと言う間だったよねぇ」TVから目を離さずにユウコは言った。
「まあ早いのは別にいいんだけどな、どうせなら一気に三月くらいまで過ぎてほしいんだけどな」
「なんでよ?二月って何か嫌なことでもあるの?」そう言って、ユウコは兄のほうを振り返る。
「なんかいろいろと面倒くさくないか……節分で投げた豆拾うのとか、花粉症の季節とか、とにかくなんかいろいろあるだろ」
「あと、バレンタインもあるじゃん」
「……ああ、そうだな」
ユウコはその微妙な間に兄の考えを読み取った。
「あ、なるほどねぇ」意地悪な笑顔を浮かべて兄を見る。
「なんだよ、なるほどって」
61:59
08/02/29 07:14:35 lQLZCWmk
「つまりお兄ちゃんはひがんでるわけだ、自分がチョコもらえないから」
「べつにそういうわけじゃあ……」
「だって、うち節分に豆まかないし、お兄ちゃん花粉症でもないじゃん」
「……そうだよ、俺はバレンタインが嫌いなんだよ。悪かったなひがみっぽい兄、でッ」
最後の一声と共に切り取ったカレンダーを丸めたものを妹に投げつける。
見事にユウコのおでこに当たる。「イタッ」と言って、ユウコは抗議のまなざしで兄をにらんだ。
ケンイチはほくそ笑みながらコタツに入る。
「まあでも、スキでもない女からチョコもらうよりいいけどな。お返しとか面倒だし」
「そんなこと言って。本当はチョコ欲しいくせ、にッ」
仕返しとばかりに、さっきのゴミをユウコが兄に投げる。
「すごくね」
ケンイチはそれを難なくかわし、後方へ飛んでいったゴミへと顎をしゃくり妹へ合図する。
ほほを膨らませユウコはコタツを出る。
62:59
08/02/29 07:21:01 lQLZCWmk
ユウコがゴミを捨てて戻ってくると、兄は寝そべってコタツに腰までもぐりこんでいた。TVのチャンネルも勝手に変えていた。
そんな兄の姿を見てユウコは軽い怒りを覚える。ユウコは兄に近寄り、身をかがめて顔をのぞき込む。
「それで、そのようすじゃ今年もチョコもらえそうにないんだ」妹は言った。
「なんでそんなにうれしそうに聞くんだよ」ケンイチは妹を見上げる。
「いやだなぁ、大切な兄のこと心配して聞いているんだから」そう言うユウコの顔は露骨ににやけている。
「余計なお世話だ。あ〜あ、なんでこんなにモテないんだろうなぁ」
「心配しないでお兄ちゃん、優しい妹がちゃんとお兄ちゃんのチョコを用意してあげるからね」
ユウコは小さい子供にやるように兄の頭をなでる。
「別にお前からのチョコはもういらないかなぁ」
「えっ、何でよ?どうして!?」兄の言葉を聞き、ユウコは跳ねるように立ち上がる。
「そんなに驚くことないだろ。別にたいした理由はないけど……お前も大変なんじゃないか、って思ってね。
兄に金使うより、本命にでもその分をまわしてガンバってくれという兄からのエールだ。いい兄だろ?」
63:59
08/02/29 07:24:17 lQLZCWmk
「どうかな……なんか押し付けがましいよ。それに本命には毎年ちゃんと渡してますんで、ご心配なく」
そう言って、妹はコタツに入る。
「まあ、あとは俺のポーズの問題かな」兄は体を起こしてコタツに向く。
「何よポーズの問題って?」
「なんというか、バレンタインに対する心構えみたいな。
この年になって、家族チョコしかもらったことがないなんて悲しすぎるだろ。
だからいっそのこと、チョコを全部断っていることにすれば格好いいかなって。なんか硬派な感じがするだろ?」
そう言って、ケンイチはユウコの方を向きすこし気取った風に笑ってみせた。
「バカみたい」妹は言った。「だいたい家族チョコってなによ?」
「家族チョコは家族チョコだろ。家族ってだけでもらえるやつ。本命、義理って来て一番下に家族チョコ。
誰でももらえるからチョコの価値は低くて、まあ、残念賞みたいなものだな」
「残念賞って、ちょっとなにそれっ!いままで私からのチョコそんな風に思ってたの!!」
「なんだよ、お前だって本当は家族にチョコ渡すの面倒くさいって思ってたんだろ?」
「面倒くさいなんて思ったことありませんっ!」
64:59
08/02/29 07:31:38 lQLZCWmk
ユウコはコタツのテーブルを両手で叩いた。激しい音が鳴り、テーブルが一瞬浮いたほどだ。
驚いたケンイチがユウコの方を見ると、険しい形相でこちらを見ている妹に気づく。
正面から目が合って、ケンイチはあわてて目をそらした。
「そういえば、確かに包装は毎年凝ってたような気がするな」
ケンイチはそう言って妹の機嫌をとろうとしたが、ユウコは黙ったままだ。
TVから流れる音だけが場違いに部屋に響いていた。
ケンイチは沈黙に耐え切れなくなり目だけ動かして妹のようすを探る。
視界の端で見た限り、妹は顔を伏せているようだった。
それならと、ケンイチは思い切って妹へ顔を向けて言った。
「お前誤解してるよ。つまり俺が言いたかったのは、家族チョコは挨拶みたいなものだってこと。
『あはよう』、『おかえりなさい』、『家族チョコどうぞ』みたいな。
家族チョコは気持ちじゃなくて形式が大事だって言うのかな?。
そういうことをすることで家族のコミュニケーションが豊かになるという重要な役割があって、
だからバレンタインの贈り物としての価値が最低でも全然問題ないという……」
65:59
08/02/29 07:34:15 lQLZCWmk
「もういいっ、もう何も言わないでっ!」
兄の話をさえぎって、ユウコは立ち上がる。唖然とする兄を見下ろしながら、ユウコは言った。
「わかってない、お兄ちゃん全然わかってないよ。今までの私の気持ち、ぜんぜん伝わってなかったんだね。
わかろうともしてくれなかった。こんなんじゃ女の子からチョコなんて貰えるわけないよ」
「なんだよそれ?全然関係ないだろ」
急に自分の話題が出てケンイチはつい反発してしまう。
「大アリなの!だいたい、今まで一度だってホワイトデーのお返しくれたことないじゃない」
「ハッ、家族チョコにいちいちお返しなんてしてられるかっての」
言いながらも自分の言葉を悔いるケンイチ。やめろ、そんなことが言いたいわけじゃない。
彼の口はそんな頭からの命令を無視して続けた。
「でも、これでわかったぞ。結局お前はホワイトデーのお返しがほしくて俺にチョコ渡してたんだな。
お返しが欲しいなら欲しいと最初からそういえばよかったのにな」
66:59
08/02/29 07:36:20 lQLZCWmk
「サイテー、マジ最低ッ。もーいい、二度とお兄ちゃんにチョコあげないんだから。
他の女の人からだってもらえるもんか!
一生、一人でバレンタインのことひがんでいればいいんだッ、バカーッ!!」
そう言って、妹は部屋を出て行った。
「なんだよ、あれ……」
部屋には、なぜ妹が怒り出したのかわからずに途方にくれる兄が一人残ったのだった。
67:59
08/02/29 07:46:42 lQLZCWmk
今回はここで終わりです
続きはありますが、まだ書けていません
今頃、バレンタインの話を投稿したことでもわかるように、
書くのが遅いので次に何時書き込めるかわかりません
でも、なるべく急ぐようにします
どうか、気長に待ってやってください
あと、最後まで言ってもエロ展開はないのであしからず
68:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/02/29 21:49:19 IeVC7MEy
>>67
久々の新作キタ!
なかなか読みやすい文体でいいんでないかい?
でもエロは入れて欲しいっすねw
69:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/01 00:41:45 FBdyD4o8
何でエロパロじゃなく角二で…?
70:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/01 01:00:27 uAo0sS/p
たまに絵師さんが来てくれるから
71:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/03 11:55:18 juUQ6/Dk
妹「兄さん、雛祭りです」
兄「こっちは、ついさっき飾り付けが終わったところだ……速攻で片さなきゃならんけど」
妹「いっそ出しっぱなしでも全然問題ありませんよ?」
兄「(無視)さて、飾り付けの次は飯の用意でもするか。定番は、蛤のお吸い物とかだな」
妹「兄さん、それなら私の蛤を」
兄「もう買ってあるから。砂抜きもバッチリだから。後は、ひし餅と…」
妹「兄さん、ここに菱餅ならぬ乳餅が」
兄「もう買ってあるから。既にひな壇に飾ってるから。それと、ひなあられと…」
妹「兄さん、こことここに合わせて三粒のひなあられが」
兄「もう買ってあるから。老舗で買ってきたから。それと…」
妹「兄さん、是非とも兄さんの白酒を」
兄「もう買ってあるから。ちなみに昨日の夜で白酒工場は一時休業だから」
妹「 ・゜・(ノД`)・゜・。 兄さんのバカ―――ッ!!!!!」(ダダダダダダダッ!)
兄「……勝った…」
72:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/03 21:40:38 /faUk2hV
勝ち負けってレベルの問題じゃねぇ!w
73:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/04 02:43:17 HqL1xpTG
むしろ兄に萌える件について
74:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/04 09:17:37 GY37ShKA
スレ移ってたの気付かなかった…
>>48
URLリンク(ncode.syosetu.com)
75:1/3
08/03/05 14:34:49 av4TPM/O
風呂
兄「ふぅ……しかし、あいつも来年は受験だっていうのに…
俺が言うのもアレだが、もうすこし兄離れしてもらわないとなぁ」
妹「……………」
76:2/3
08/03/05 14:36:09 av4TPM/O
リビング
妹「兄さん。お話があるんですけど、隣座っていいですか?」
兄「(きた……突き放すのもアレだけど、ここで甘やかすと良くないからな…)
別にかまわんが、あまりベタベタくっつくんじゃないぞ」
妹「はい………それで、お話なんですが」
兄「あぁ、何だ? 聞くだけ聞いてやろう」
妹「実は、下校時にナンパというものに遭遇したんです」
兄「(ピクッ)……そ、そうか…」
妹「少し軽薄そうな人だったので、すぐにお断りして帰ろうとしたんですが
その人が妙に諦めが悪くて、『お茶だけで良いから』等と言いつつしつこく誘ってきて…」
兄「ふ、ふ〜ん………それで?」
妹「あまり付きまとわれるのもうんざりだったので、まぁ少しお茶するくらいなら、と…」
兄「! まさか、付いて行ったのか!?」
妹「ちょうどおあつらえ向きの場所があったので、じゃああそこにしましょうか?と…」
兄「お、お前……」
妹「交番を指差してそう言いながら睨みつけたら、逃げるように去っていきました」
77:3/3
08/03/05 14:36:36 av4TPM/O
兄「……………」
妹「どうしたですか、兄さん? 何だか落ち着かない様子ですけど」
兄「い、いや……何でもない…
……ま、まぁお前のことだから大丈夫だとは思うが、そういうような輩には絶対付いて行くんじゃないぞ?」
妹「判ってます。兄さんに心配をかけるような真似はしませんから
あ、そうだ。今日は宿題が出てたんだっけ……それじゃあ、私は部屋に戻りますね」
兄「あ、あぁ……あ、それと」
妹「? 何ですか?」
兄「何かあったら、すぐに逃げるか助けを呼ぶかしなさい。場合によったら俺に連絡すれば飛んでいくから」
妹「はい。私が一番頼りにしているのは兄さんですから(ニコッ)」
兄「そ、そうか…(照)
………しかし、そんなナンパ野郎がいるのか……こりゃ『兄離れ』なんて言ってる場合じゃないな…」
妹「……………(ニヤリ)」
78:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/05 16:06:05 LftbxziY
妹策士
79:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/11 05:15:12 NTv0c96P
ほしゅ
80:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/11 12:32:37 QcSZQ3P5
ホシュ
81:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/11 13:51:51 RkkWvsxi
兄「…妹に悪い虫が近づかないようにしてるのも、保守と言うんだろうか?」
妹「私の貞操も、兄さんの為にバッチリ保守して」
兄「黙れ」
妹「 (´_J`) 」
82:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/11 19:37:46 hYk8rT/h
俺の部屋にあった「みゆき」と「ぼくのマリー」を読んだらしく
どうもここ数ヶ月妹の態度がおかしい…
83:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/12 01:54:58 vciHKsDY
kwsk
84:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/12 13:36:30 A6zKM9tQ
それは、たった二行から始まった兄妹の物語…
85:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/14 13:58:41 oSKVDVcG
ほしゅ
86:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/14 21:46:00 XUKX+XW3
〜始まらない兄妹の物語〜
=完=
87:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/19 00:25:43 FqJEI2BO
夜中に急に眼が覚めたと思ったら執筆神が降臨してました。脳内に。
↓
88:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/19 00:27:51 FqJEI2BO
goodbye, sister.
君に送るお別れの言葉。
ホントの想いを何一つ伝えられなかった僕からの。
最初で最後のmessage.
I say. goodbye, sister.
色んな想いを込めて。
全てが君に届くとは思わないけれど、今。
君へ送るこのgoodbye.
89:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/19 00:29:58 FqJEI2BO
――始まりはいつからだろうか。
そんなことはもう忘れてしまったよ。
もしかしたら初めて出逢ったあの日から恋に落ちていたのかも?
いつか叶わない想いの果てに絶望を知ることも知らずに。
無邪気に、ただ無邪気に君だけを想っていた。
本当は全てを知っていたくせに。
本当は何も知らなかったくせに。
90:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/19 00:33:00 FqJEI2BO
時は流れ。
ただ笑い合う日々の中にも変化が生じて。
君のOne and Onlyはいつしか僕じゃなくなってたんだ。
「ただ君に愛されてたい」
何もapproachせずにそれはちょっとワガママじゃない?
でも結局何も言い出せないまま。
――今、最後の時を迎える。
91:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/19 00:35:35 FqJEI2BO
goodbye. sister.
今まで僕が君にあげられたもの。
どうかどうか忘れずに、僕の分も幸せになってほしいよ。
now I say. my dear sister.
何一つ君に伝わらなくても。
あの日のように君が笑っていられるならそれでいいと思えるから。
92:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/19 00:37:43 FqJEI2BO
goodbye, sister.
君に送るお別れの言葉。
ホントの想いを何一つ伝えられなかった僕からの。
無限の愛を込めて届けるLast message.
I say. goodbye, sister.
色んな想いを込めて。
今更何一つ君に届くとは思わないけれど、今。
それでも君に届けたいと願うこのLast message is goodbye.
93:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/19 00:47:39 FqJEI2BO
…以上です。どうやら降りてきていたのは兄殺しの神だったようです。いつもの事ですか。
幾分前に書いた「please stand up sister.」に似た系列になりました。
音楽で例えると前回はロックっぽい感じ、今回はラップポップ(そんなジャンルあるの?)みたいな感じ。
読み手側にメロディーが伝わるかどうかは書き手のスキル次第ということで、諦めてください(←
エロ担当は謹んで (´_J`) の方と59氏に丸投げさせて頂きますw それでは(´ω`)ノシ
94:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/19 13:30:59 gFbT8K37
>>93
妹「……何だか切ないですね、兄さん」
兄「そうだな……俺も、せめて後悔だけはしたくないな」
妹「兄さんも、心に秘めている私への想いを遠慮なくぶつけていいんですよ?」
兄「ん……まぁ、その…なんだ……お前が望むなら、兄はいつでもお前の傍でお前の事を守ってやるからな…(照)」
妹「嬉しいです、兄さん………実は、私も兄さんに伝えたいことがあるんです」
兄「へぇ、何だ?」
妹「確実に着床出来るように、私の排卵周期を」
兄「黙れ」
妹「 (´_J`) 」
95:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/19 19:36:00 r8Zgp4Bi
バロスwww
96:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/19 21:17:17 69fe79aD
>>94
230さんの切ない文章がこっぱみじんwww
97:59
08/03/20 01:07:52 /cP1LA7G
2月14日
夜7時、私は夕飯を食べに食堂へ向かった。
他の家族はそろっていたが、そこにお兄ちゃんはいなかった。
夕飯を食べ終わると私はすぐに部屋に戻った。
クローゼットの奥から綺麗なリボン飾りの付いた紙包みを取り出した。
あの出来事の後、私はお兄ちゃんへのプレゼントを買いに行ったのだ。
お兄ちゃんの言ったことにちょっとへこんだけど、だからといってプレゼントを止めようとは思わなかった。
すごいプレゼントをあげて見返してやる、なんて考えていつもよりやる気が出てきた。
やる気はプレゼントの値段に反映した。
お財布は軽くなったけど、お兄ちゃんがプレゼントに喜ぶ姿を想像して期待で胸が膨らんだ。
早くバレンタインになればいいのにと思っていた。
98:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/20 01:11:27 /cP1LA7G
だけど、実際にバレンタインが近づくにつれて不安になってきた。
気がつくとあのときのお兄ちゃんの言葉を思い出してしまう。
私もお兄ちゃんにひどいことを言ってしまった、ような気がする。
興奮していたので言ったことを正確には覚えていないけど、
二度とプレゼントをあげないと怒鳴ってしまったことは覚えていた。
お兄ちゃんのために立派なプレゼントを用意したつもりだ。
でも、そのことですら気がかりになってくる。
家族への贈り物としては高価すぎる気がしてきたからだ。
考えれば考えるほど心配事が思い浮かんできた。
これではだめだ、何とかしようと思って、まずはお兄ちゃんと話をしようと考えた。
話をして、あのときのことをちゃんと謝って、プレゼントを用意していることを伝えたかった。
でも、あれ以来お兄ちゃんとまともに話をしていない。話どころか顔をあわせることもなくなっていた。
私にはお兄ちゃんが会うことをわざと避けているように思われた。
お兄ちゃんはそこまで私のことを嫌いになってしまったのだろうか?
結局お兄ちゃんとは何も話せないままバレンタインになってしまった。
99:59
08/03/20 01:13:21 /cP1LA7G
私は紙包みを机の上に置いて椅子に座った。紙包みを眺めながら考えをめぐらせる。
このままお兄ちゃんにこれを渡してもいいのだろうか、と。
渡したいという気持ちは強かった。
もし今日渡せなかったら、今年は渡せずじまいになってしまう。
それどころか二度と渡すチャンスがなくなってしまうような気がしていた。
しかし、お兄ちゃんが私のことを嫌っているかもしれない今、プレゼントを渡しても素直に喜んでくれるとは思えない。
私は兄がプレゼントに納得するような理由を考えようとした。
でも、二人が家族であるということ意外思いつかない。
お兄ちゃんは家族からのバレンタインはいらないと言ったのだ。
これではだめだ、他の理由を探さないと。こじつけでも何でもいいので理由が欲しかった。
まるで答えのないなぞなぞを解こうとするかのように、私は必死になって考えた。
ふと時計を見ると10時になろうとしていた。いつの間にか3時間近く悩んでいたことになる。
頭の使いすぎで、鉛でも詰め込まれたかのように頭が重かった。
100:59
08/03/20 01:16:58 /cP1LA7G
気分を変えようと考えて、私は椅子から立ち上がり軽く伸びをしてベッドにうつぶせに倒れこんだ。
枕を胸に引き寄せて軽く抱きしめ、目をつぶり兄のことを想う。
想像の中のお兄ちゃんはいつも優しくて、私の望むままに動いてくれる。
今、私はプレゼントを差し出す。
お兄ちゃんは私からのプレゼントを受け取り、私が思うとおりに驚き、そして喜んでくれていた。
お兄ちゃんは「ありがとう」と言って、私の頭を優しく撫でてくれる。
私はうれしくなって、目の前のお兄ちゃんの胸にしがみついてしまう。
お兄ちゃんは驚いたようすで撫でていた手を止めた。
私が見上げるとお兄ちゃんは微笑みを返してくれて、
お兄ちゃんは私の背中に腕を回し、やさしくその胸の中に引き寄せてくれた。
私はこのまま時間が止まればいいのにと思いながら、お兄ちゃんにすべてを預けた。
101:59
08/03/20 01:19:58 /cP1LA7G
目が覚めて、いつの間にか眠っていたことに気がついた。
近くにあった目覚まし時計を引き寄せる。12時を少し回っていた。
目覚めたばかりの頭ではその意味するところがわからずに、しばらく時計を見続けた。
やがてバレンタインはすでに終わってしまったことに気づいて愕然とする。
急に鼓動が早くなり、汗が全身ににじみ出るのを感じた。
私は目覚めたばかりの重い体を無理やり起こして机へと向かう。
紙包みを手に取って、そこで一度気持ちを落ち着かせようと考えて深呼吸をする。
改めて壁掛けの時計を見ると12時40分になっていた。
大丈夫、40分過ぎただけ。まだ渡せるよ。そう自分に言い聞かせる。
迷いはまだあったが、迷っている時間はもうなかった。
もうやるしかない。
そう決めた私は紙包みを胸に抱いて目をつぶり、夢の中のお兄ちゃんをもう一度呼び戻そうとした。
いいイメージを思い浮かべて、そのままその勢いで渡してしまおうと考えたのだ。
しかし、いくらがんばってみても先ほどのような優しいお兄ちゃんは想い浮かべることはできなかった。
102:59
08/03/20 01:22:58 /cP1LA7G
かわりに、もうプレゼントはいらないというお兄ちゃんの言葉が思い出された。
これが現実なんだよね。
そんなことを考えて、はっとして目を開けた。
そうだ、これが現実なんだ。
全身から力が抜けていくように感じられ、崩れ落ちるように椅子に腰掛ける。
私はプレゼントを渡したかったけど、お兄ちゃんはそれを望んでいなかった。
私は今までのような関係、話をしたり、ふざけ合ったり、頼ったり、笑ったり、甘えたり、
お兄ちゃんとのそんな関係をずっと続けたいと思っていたけれど、お兄ちゃんはそれを望んでいないのかもしれない。
結局、兄妹はいつか別れなければいけないということなのだろうか。
このまま私がお兄ちゃんに付きまとえばお兄ちゃんは幸せになれなくなってしまう。
だから、今の私がお兄ちゃんのためにできることといったら……
いつの間にか時計は1時まであと数分というところまで進んでいた。
私は何をすることもなく時間が流れるようすを見ていた。
1時を告げるチャイムを聞いて、私は思い切って立ち上がりクローゼットへと向かった。
103:59
08/03/20 01:25:58 /cP1LA7G
ふと手に持った紙包みを見て思う。
毎年私がバレンタインを渡していたのはお兄ちゃんだけだったと知ったら、お兄ちゃんはどんな反応をしたのだろう?と。
その答えが知りたい気もしたけど、もう私には関係のないことだと思い直してそれ以上考えることはやめておいた。
「これでいいんだよね、お兄ちゃん……」
私は紙包みをクローゼットの奥にしまいこんだ。
104:59
08/03/20 01:32:16 /cP1LA7G
遅くなってすみませんでした
あと1回で終わりそうなのでもう少しお待ちください
本当はホワイトデーまでに全部終わらせるつもりだったのにな……
>>68,93
すみません、この話には入りませんでした
次のにはエロ入れるつもりです
いつ書けるか、わかりませんが……
105:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/20 02:53:23 ZtElexow
GJGJ
失恋系妹話が好きな俺にとってはかなり楽しめてるぜ今のところ
続き期待
106:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
08/03/24 22:34:24 v02Q3TQf
ほしゅがてら。
>>94
(´_J`)<流石だな兄者
>>104
(ι゜ω゜) GJ!
すっかり改行癖が付いちゃってる自分のと違ってぎっちりと内容も濃くて(ι゜ω゜)ィィ・・・!
エロ分は謹んで投げてるので是非頑張って頂きたいところでw
107:59
08/03/26 13:24:10 aeyuC3nI
3月14日
よる11時、居間にて。
ユウコは一人、TVをつけずにうつぶせになり腰までコタツにもぐりこんでまどろんでいた。
ケンイチが部屋に入ってくる。まっすぐに妹に近づいて、そのすぐ側で立ち止まった。
ユウコは目を閉じて動かない。眠っているのだとケンイチは考えた。
「なあ、ユウコ、おきろ」
「なによっ」
ユウコは急に上半身を起こして言った。ケンイチは思わず一歩後退る。
「なんだよ、寝た振りか。起きてるなら返事くらいしろよ」
「いいじゃない、私の勝手でしょ」
ユウコは体を起こしてコタツへ向かい直る。
「で、何の用?」
「えっと……これなんだけど」
そう言って、ケンイチは体の後ろに隠していた小さな箱をユウコへ差し出した。
「なにこれ?」
「だから、あれだよ、……ホワイトデー」
108:59
08/03/26 13:25:52 aeyuC3nI
「エッ?」
ユウコは兄の顔を見上げる。
ケンイチは微妙に視線をそらしていた。その顔はすこし紅潮している。
「だから、バレンタインのお返しだよ。ほら取れよ」
ケンイチは手に箱をさらに妹のほうへ突き出した。
「ありがとう……」妹は戸惑いながら受け取って、言った。「でも、なんで?」
ケンイチは空になった手で照れくさそうに頭をかいた。
「お前の言ったこと考えてみたんだ。ほら覚えてるか、二月の頭くらいに言っただろ。
俺がホワイトデーのお返しを一度もしたことがないって。
確かにお前の言うとおりだ。怒って当然だよな。
だから一度ちゃんとお返しをしようと思って、それでな。
ぶっちゃけると、今年のバレンタインに1個も貰えなかったのが辛かったよ。
今までお前から貰うのが当たり前になってたからなぁ。全然もらえないっていうのがなんかさびしくて。
それで思ったんだ。もしかしてお前もホワイトデーにお返しを待っていたのに何もなくて、さびしい思いをしたんじゃないかって」
109:59
08/03/26 13:27:47 aeyuC3nI
ユウコは兄からの贈り物を両手で大切そうに持ち、それを見つめながら言った。
「わたし、嫌われてるのかと思ってた。お兄ちゃん最近わたしのこと避けているみたいだったから」
「お返しのことは秘密にしておきたかったし、それに、あんなこと言ったからなんだか顔が合わせ辛くて」
ケンイチの言葉を聴いてユウコの顔から笑顔がこぼれた。
久しぶりの妹の笑顔にケンイチはなんだか安心する。やっぱりプレゼントしてよかったと思う。
「ねえ、開けていい?」
ユウコは言った。
「ああ、あけろあけろ」
ケンイチは自分もコタツに入りながら言った。
ユウコは包装を丁寧に取り外して、箱を開ける。
「わぁ、クッキーだ」
「まあ、たいした物じゃないけど、こういうのは気持ちだから」
「ハート型の」
「……」
「LOVEって書いてある。これって本命用かな?」
110:59
08/03/26 13:29:49 aeyuC3nI
「そっ、それは違うんだ。デパートの売り場探したんだけどいっぱいありすぎて迷っちゃって。
で、おすすめって書いてあるの買ってきたんだ。だから、中身とかよく確かめてなくて……」
耳まで真っ赤になって必死に言い訳する、そんな兄をユウコはカワイイと思って見ていた。
「すごくうれしいよ、お兄ちゃん。ありがとう」
ユウコのお礼に、ケンイチは短く「おう」と答える。
ふと会話が途切れた。しばらく静寂が二人を包み込む。
「じゃあ、俺行くわ」
なんだか居ずらさを感じて、ケンイチはコタツから出て立ち上がろうとする。
「あ、ちょっとまってて」
ユウコは兄を制して立ち上がり、どこかへ行ってしまう。ケンイチは再びコタツに入って待つことにする。
しばらくしてユウコが戻ってくる。なんだかとてもうれしそうだ。顔から笑みがこぼれている。
ユウコは兄の隣に座った。
綺麗なリボン飾りの付いたノートぐらいの大きさの紙包みを胸に抱えるようにして持っていた。
ユウコはケンイチに向かってそれを差し出した。
「はい、バレンタインプレゼント」
111:59
08/03/26 13:31:47 aeyuC3nI
「バレンタイン、今頃か?」
「なんだか渡すチャンスがなかったから……」
ケンイチは紙包みを受け取って、まずその軽さに驚いた。それに触った感触もおかしい。
よくあるような箱に入ったバレンタインのチョコ、という感じではない。もっと、柔らかい感じだった。
ケンイチは紙包みを振ってみた。カサカサと音がする。
「それ、チョコじゃないから」
ケンイチのようすを見ていたユウコが言った。
「チョコじゃないなら、なんなんだ?」
「うん、マフラー」
「マフラー、って高かったんじゃないのか?」
「ちょっとね。だってお兄ちゃん、チョコは惨めだから嫌だって言ったでしょ。
だから今年はチョコじゃないものにしたの」
あれはそういう意味じゃなかったんだけどな、とケンイチは心の中でつぶやく。
「でも、マフラーか……俺マフラー嫌いなんだよね」
ケンイチは言った。
112:59
08/03/26 13:33:46 aeyuC3nI
「えっ!?」
「なんか、毛糸が皮膚に当たるとちくちくしてさ。それに首になんか巻くってのが苦手で。なんか息苦しくて……」
そう言いながら妹を見て、ケンイチは驚く。妹の眼から涙がこぼれていた。輝くしずくが頬を伝わって落ちてゆく。
ユウコ自身も気づいていなかったらしく、ケンイチの驚く顔を見て自分が泣いていることに気づく。
ユウコは立ち上がり兄に背中を向けた。
「えっ、なんだ、どうした?」
ケンイチは妹を見上げて言った。
「私、また失敗しちゃった。お兄ちゃんの嫌いな物プレゼントするなんて。
こんなものもらってもうれしくないよね。
やっぱりプレゼントあげなければ良かった」
その言葉を聞いて、ケンイチはまだお礼を言っていないことに気づく。
お礼より先にプレゼントに文句を言うなんて俺はなんて馬鹿なんだ。ケンイチは自分の無神経さに情けなくなる。
「いや、プレゼントはうれしいよ。本当だぞ」
「無理しなくていいよ。本当はわかってたんだ。お兄ちゃん、妹からのプレゼントはいらないって言ってたのに。
それなのに、私、こんなプレゼント勝手に用意して困らせてる」
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08/03/26 13:35:46 aeyuC3nI
「そんなこと思ってないって」
思っていたよりも近くから声がしてユウコは息を呑んだ。いつの間にか、兄はすぐ後ろに立っていた。
「あれは俺が間違ってたんだ。自分のことばかり考えてプレゼントをする人の気持ちを考えてなかった。
だから、お前は悪くないよ」
「でも、今だっていきなり泣いちゃって、お兄ちゃんを困らせてる。ウザイ妹だ、って思ってるんでしょ」
「そりゃ驚きはしたけど……なあ、いいか」
ケンイチは妹の肩に手を置いた。小さな肩がわずかに震えていた。
「こんなこと兄が言ったらまずいかもしれないが……お前は可愛いよ」
ユウコにとって兄の言葉はまったくの驚きであった。
夢の中で想い描いたようなことが、今現実に起こっていることに胸が一杯になる。
自分の頬を次々と熱いものが流れていくのを感じた。それが自分の涙だとわかっても感極まって動けずにいた。
「プレゼントありがとうな、ユウコ」
ケンイチは言った。
その言葉に少し我を取り戻したユウコは肩に乗った兄の手に自分の手を重ねる。
それに応えるように兄の手に力がこもるのをユウコは感じていた。
114:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/03/26 13:36:27 OAIgBHqf
(´_J`)<支援
115:59
08/03/26 13:42:01 aeyuC3nI
だめだな、私って。
お兄ちゃんのことあきらめようとしたんだけど、できそうにないや。
ううん、それどころか今は前よりももっと……
ユウコははっとする。
もっと何だというのだろうか?そう自分に問いかける。
答えはすぐに出た。
そんなのはわかりきっている。もっと好きになったんだ。
いままで、私はお兄ちゃんとただ兄妹でいたいだけって思っていたけど、本当はそうじゃなかった。
今ならはっきり言える。私はお兄ちゃんのことが好きだったんだ。
こんな簡単なこともわからなかったなんて、っとにダメだな、私って……
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08/03/26 13:46:56 aeyuC3nI
「なあ、ユウコ」
兄の呼びかけがユウコを現実に連れ戻す。
今度はどんな発言をするのか、ユウコは気になって耳をそばだてる。
ところが……
「そろそろコタツに戻らないか?なんだか寒くなってきちゃって」
ユウコの手が兄の手に乗っているせいで、兄が動けずにいることはわかっているのだが、
いまいち空気を読めていない兄の発言に
「寒いならマフラーでも巻いておけばいいのに」
なんて文句をユウコは頭の中で考えてしまう。
今の発言でユウコの中にあった兄の理想化されたイメージは吹き飛んだ。
ここにいるのは自分勝手でモテナイ、毎年バレンタインに家族からしかチョコをもらえない男だと気づく。
でも、ユウコの気持ちは変わらない。
ユウコが今まで愛おしさを感じてきて、これからも一緒にいたいと願っているのは、
このほかでもないケンイチだった。
想像の兄をちょっと格好よくしすぎたことにユウコは反省する。
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