【bayfm78】ビートル ..
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2:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:41:08.02 0
■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
 2014年10月12日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ:小林克也

  BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
  URLリンク(www.youtube.com)

□ビートルズカレンダー(10月12日)
 ・1965年(今から49年前の今日)
  これはとても重要な日です。
  この頃は、いろんな言い方が出来ると思いますが。
  ビートルズが、ただ単なるアイドルグループから、クリエイトする芸術的な香りも漂うグループになろうとしている頃。
  そんな感じです。
  アルバム「ラバーソウル(Rubber Soul)」のためにスタジオに入っている頃。

  49年前の今日はですね、何をやったかと言うと。
  仮のタイトルが「This Bird Has Flown」「ナンパした鳥が逃げちゃった」ていう。
  「This Bird Has Flown」のちに「ノルウェーの森」この日本語訳もwちょっと誤訳らしいですよね。
  ノルウェーの材木、ノルウェーの木、かな?、というか、昔・・・
  これはね、ポールのアイデアで、ノルウェーの「Norwegian Wood」てのが決まったらしいんですよね。
  ジョン・レノンは「This Bird Has Flown」だったんだけども。
  ポールが、かつて最初の婚約者の家に下宿していた頃、お兄ちゃんの部屋に、この Norwegian Wood てのがあって。
  「なんか、安っぽいんだよ、この Norwegian Wood が。
  ジョン、やっぱり女の子のとこ行ったんだろ?。
  そしたら、ノルウェーの森が壁があった、てのはどう?」
  っていう、それを提案した。
  これも、やっぱりジョンとポールの組み合わせだから出来たんですよね。03:30
  普通のやつが ね。

3:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:41:51.86 0
  それと、ジョンとポールばっかりじゃないんです。
  この曲は、まあポップスのロックの名イントロ。
  それは何かと言うと、ジョージ・ハリスンのシタールです。
  ジョージ・ハリスンは シタールにもう凝って、凝り始めておりまして。
  この頃ですね、もうみんなやる気があるんですけども、ジョージ・ハリスンが手を挙げるんです。
  「このイントロ、シタールで、俺ヘタかもわかんないけど、やらせてくれ」って言うんです。
  で、やらせてみたら、「これは ぜんぜん違った」ということで皆大喜びです。
  それでまあ、何テイクかして、それを完成させたわけですが。  

  今日はですね、その日 ジョージ・ハリスンが手を挙げて「やらして」ってw言ったんですよ。
  で、やったテイク1、これが実は「アンソロジー(Anthology)2」に残ってるんです。
  これは「シタールっていう楽器が録音レベルをキープするのが大変だった」とエンジニアが回想していますが。
  その生々しいイントロを中心に聴いてください。
  このイントロがあったからこそ、まあ、ポールのサジェスチョン「ノルウェーのウッドにしようよ」っていうサジェスチョン。
  そして、ジョージ・ハリスンが手を挙げたからからこそ、この名曲は完成したと言えます。

4:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:42:47.35 0
  〜 The Beatles / Norwegian Wood(This Bird Has Flown)(Take1)
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)えへww いやあ、生々しいよねえ、これは。すごいねえ。
  この話しで、要するに・・・ポールが「ノルウェーの材木」
  それでジョージが シタールで入ったわけですね。  
  で。この歌詞の歌の内容ですけども、あの、エンディングが あれですよね。
  シンシアと結婚してるから、ナンパした女の子のアパート行って。
  で、ジョン・レノンが朝起きたら、その鳥が逃げてた、ていうエンディングにしちゃったわけですよ。
  逃げられちゃった、ていう、気を使ってね。
  でも、最初の入って行った時に、その狭いアパートで、ちょっと周りを見て。
  「これ、ノルウェーの材木、いいでしょう?」「うん」「Isn't it good ?」てのが、ここがね、違うニュアンスに聴こえるの。
  「ああ、いいねえ」ってもw、「ほんとに良いね」ってジョンは思ってないんだよねw。
  で、それがこの曲の、なんか表情になっているってことに 気が付くんですよ。
  あー、いろいろこの番組やってて良かったな、いろいろ発見ができて。

5:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:44:02.91 0
□ストーリー
 ・「ジョンに紹介されたドイツ人の女流カメラマン=アストリッド・キルヒャー(Astrid Kirchherr)は、とにかく洗練されたセンスの持ち主で。
  それはもう カルチャーショックでした。
  そのころの私なんて、まだ少女趣味から卒業できてなかったんですが。
  アストリッドはすでに、百歩先を歩いていましたね」
  これはビートルズのリーダーであったジョン・レノンの最初の妻シンシア・パウエルの発言。
  シンシアはジョンと暮らした数年間の思い出を回想した手記を発表している。
  その内容は全て彼女が直接見たり聞いたりしたことだけ。
  この最も信憑性の高いビートルズ伝説から、今週もお届けしよう。

  1961年3月、ビートルズは2回目のハンブルグ巡業に出かけた。
  1年前の最初の渡航の際は、ジョージが未成年であったこと。
  腕を上げたビートルズが別のライブハウスに引き抜かれ。
  それに腹を立てたプロモーターから嫌がらせを受け強制送還されてしまう、というトラブルに巻き込まれた。
  しかし、今回はそういった問題は全てクリアした上での ハンブルグでのクラブ出演であったため、メンバー全員やる気に燃えていた。

  さらに今回は、ジョンの彼女であるシンシアと、ポールと付き合い始めたばかりのドット・ローン(Dorothy Rhone)という17歳の女の子もハンブルグに呼ばれていた。
  もちろん願っても無い事で二人は興奮していた。
  シンシアにとってハンブルグで過ごした2週間は、あらゆることに目覚めた経験でもあった。
  実家から遠く離れていることで何の校則も規則も無く、とても自由な気持ちになっていた。
  ハンブルグはリバプールより大きく よりワイルドにしたような感じの都市であった。
  港町であり港湾区域一帯は巨大な海運業で栄えていた。
  そこでは地球上の全ての国籍の人たちが来ているのではないか と思うほど、いろいろな人種が行き交っていた。
  そしてここで聴こえてくるドイツ語は、リバプールの訛りに似ているところがあった。
  もちろんシンシアはドイツ語が判らなかったが、その響きには嫌いになれない独特な郷愁を感じていたのである。  

6:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:44:56.96 0
  〜 The Beatles / Sie Liebt Dich(She Loves You)
  URLリンク(www.youtube.com)
 
  〜 The Beatles / I should've known better
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)2曲続いています。
  やっぱり ハンブルグで聴こえるドイツ語は、っていう話しのあと Sie Liebt Dich
  ビートルズがドイツ語で She Loves You を歌っていました。
  これはもう 自分たちの曲が1位になって、パリに オランピアに出てて。
  「もう、録音したくない」って言うのを ジョージ・マーティンがね、逃げる四人を連れて録音したw 結果ですよね。
  「なんで俺たちがドイツ語で歌わなきゃダメなんだ?」って。
  でも、いいじゃない、これ。w。
  77年のレアものの「レアリティーズ(Rarities)」のアルバムに入っていました。
  
  そして I should've known better
  これは、「A Hard Day's Night」に入っていた有名な曲。

7:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:45:51.42 0
□ストーリー(続き)
 ・「ハンブルグでの2週間は 私とドットにとって生涯忘れることのできない思い出。
  滞在する部屋を提供してくれたアストリッドの洗練されたセンスにも驚かされたし。
  とにかく港町であるハンブルグの雰囲気そのものが大好きになったんです。
  故郷のリバプールに似ている所もありましたが、その街の大きさといったら、リバプールとは比べ物にならないくらいでした」
  この発言はジョンの最初の妻となる女性シンシア・パウエルがジョンと過ごした数年間を回想して書いた手記からのもの。
  その貴重なアーカイブからストーリーは続く。

  ハンブルグでの日々はジョンにとっては、育ての親であるミミ伯母さん。
  シンシアにとっては、母親からの監視の目の無い夢のような日々であった。
  二人とも何の気兼ねも無しに 手放しで楽しく過ごせる100%の自由な時間である。
  ジョンは自由な時間が出来ると、必ずシンシアと一緒にいて 誇らしげに市内のあちこちを案内してくれた。
  そのジョンが 連れて行ってくれたスポットの中に ハンブルグのソーホーと呼ばれているエリアがあり。
  そこには、ほとんど裸に近い格好の女が窓辺にたたずんでいる、という景色も珍しくはなかった。
  ジョンはわざとシンシアをそういうエリアに連れて行き、その反応を楽しんでいたのである。
  そんな場所も含めて、シンシアにとっては見る物の全てが衝撃であり、また、魅力を感じるものでもあった。
  そんな時シンシアは実家のあるリバプールでも、かなり地味な地域であるホイレイ区から自分がどれほど遠くに来ているのか
  ということを 改めて実感するのである。

  そして夜になるとシンシアは、ジョンたちの友人となったドイツ人の女流カメラマン=アストリッド・キルヒャーとオシャレをして
  ビートルズが出演しているトップテンクラブへ出かけた。
  ほとんど毎晩である。
  店の中は広々とした部屋に、何の飾り気も無い金属製のテーブルとイスが置かれただけの極めてシンプルなレイアウトになっていて。
  眼がくらむような天井のライトが、実に様々な種類の人たちを照らしていた。
  シンシアは現実味の無いこの空間と時間を、思う存分楽しんでいたのである。

8:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:47:05.54 0
  〜 The Beatles / Paperback Writer
  URLリンク(www.youtube.com)

  〜 The Beatles / Money
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)2曲続いています。

  Money これはもともとは モータウンのバレット・ストロング(Barrett Strong)のヒットですけど。
  これをジョン・レノンが、もう、違う曲にしてるもんねw。
  「お金が欲しい!」ってw、あの叫び方なんて、ジョンがもう 普通のR&Bをハードロックにしちゃってるような感じで、すっごい迫力だよね。
  
  で、その前は Paperback Writer で、これは1966年。
  ちょうど、ビートルズが日本へ来た頃 イギリスやアメリカで大・・・
  ちょうど来た頃ですね。
  その頃1位だった曲 Paperback Writer

9:ジョン・キロックノン
14/10/18 22:48:01.49 0
□ストーリー(続き)
 ・「夜になると私とアストリッド・キルヒャーと、オシャレをしてビートルズが出演しているトップテンクラブへ出かけました。
  ほとんど毎晩。
  クラブの中は広々とした部屋に何の飾り気も無い金属製のテーブルとイスが置かれただけの極めてシンプルなレイアウトになっていて。
  眼がくらむような天井のライトが 実に様々な人種の観客を照らしていましたね」
  これはジョン・レノンの最初の妻シンシア・パウエルの手記に記されている大切な史実である。
  ビートルズ関連の書物の中で最も信憑性が高いとされるシンシアの手記からもう少し続けてみよう。

  トップテンクラブの客の中には、楽しいひと時を過ごそうとやって来たティーンエイジャーもいれば、
  上陸許可をもらった船乗り、仕事帰りの恰幅の良い中年のお父さん、どこから見てもバレバレのギャングスター集団もいました。
  もちろん、シンシアとアストリッドは そういうコワイ系の客とは目を合わさない様に心がけた。
  そして ほとんど毎晩のようにケンカもあった。
  恐ろしいスピードでジャックナイフが飛び出してきた時には、安全な場所に避難するしかなかった。
  銃を持った警察官が突入し、ケンカの張本人を引きずり出すまで待つのである。

  ドットとアストリッドとシンシアは一緒に座ってビートルズの演奏を見て、休憩時間にはメンバーがテーブルに合流しに来るのを待っていた。
  メンバーが席にやって来るとジョンとシンシアはよくコッソリとみんなが寝泊まりしている部屋へ消えて愛し合った。
  そのあとジョンは次のショータイムのために大急ぎでステージへ戻って行った。
  ジョンは時々シンシアに「ねえ帰らないで朝まで一緒にいて欲しいんだよ」とせがんだ。
  二人の愛が一番熱く燃え盛っていた頃のお話しである。

10:ジョン・キロックノン
14/10/19 00:23:28.47 0
  〜 The Beatles / Girl
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)いかがですか? お馴染みですか?
  この曲は Girl
  これもね 冒頭でお話ししたビートルズの画期的なアルバム「ラバーソウル(Rubber Soul)」の中に入っています。

11:ジョン・キロックノン
14/10/19 00:26:09.49 0
□リクエスト
  (小林)
  beatles@bayfm.co.jp
  こちらでよろしく。
  リクエストに採用されますとイシイのミートボールなどセットにして送っておりますので。
  まあちょっとw気持ちを込めて送ってください。


  (住所不明/匿名)
  克也さんこんばんわ。ミュージカル曲・・・(小林)ん?ミュージカル曲?
  Till There Was You 
  ポールはエド・サリバンなどで歌っていましたが。
  ジョージも歌っていたんですか?
  何度聴き返してもポールの歌に聴こえるんですけど。
                            (小林)リードボーカルは違いますね。ジョージじゃないですね。
  克也さん知っていたら教えてください。
  僕は万能型のポールが一番好きです。  (小林)なるほど。
                                ポールは万能型ですかね?。
                                まあ、器用な・・・
                                四人の中では一番ね、器用な人なんだろうね。
  「Queenie Eye」か「NEW」をかけてください。
  孫のような可愛い娘と関係ある曲だと思うので。
              
  (小林)これは[匿名さん]の孫のような可愛い娘の事なんでしょうか?
  「Queenie Eye」は前も過去2回ぐらいやったと思うんですけど
  ポールたちが子供のころ リバプールで遊んだ、鬼ごっこみたいな遊びの名前ですね。
  ポールの Queenie Eye

  〜 Paul McCartney / Queenie Eye
  URLリンク(www.youtube.com)

12:ジョン・キロックノン
14/10/19 00:27:25.24 0
  〜 Paul McCartney and Wings / Silly love Songs
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)ポール・マッカートニーとウィングス Silly love Songs
  名曲ですねえ。

  (佐倉市/女性)
  いつも拝聴しておりますが、メールするのは初めてです。
  その昔 中学校に通っていた頃の英語の教科書が「ニュークラウン」という出版社のもので
  1年生の最初のページが 「Hello Paul!, Hello John!」という挨拶文で始まっていた記憶があります。
  その頃ビートルズを知らなかった私。
  友人のお姉さんがポール・マッカートニー&ウィングスの大ファンで
  カセットテープに「Greatest Hits」を録音したのをもらったのが切っ掛けで、ビートルズを聴くようになり今日に至ります。
  教科書を選択した当時の英語の先生の中に、強烈なビートルズファンがいたに違いありません。  (小林)そうでしょうねえw
  
  (小林)はい、あなたのリクエスト。
  どうもありがとうございます。

13:ジョン・キロックノン
14/10/19 00:29:06.24 0
  (小林)次はねえ、ハガキで来ているんですよ。
  いいですねえ、ハガキもね。ハガキは珍しい。

  (千葉市稲毛区/男性)19歳
  初めてのリクエストです。僕がビートルズを知ったのは小学6年生の時で。
  父親に教えてもらったのが切っ掛けでした。
  その時に この番組のことを教えてもらい  (小林)もうそんなに長くやってるんだ。
  それ以降、毎週日曜日は家族みんなで楽しく聴いています。
  リクエストは僕が初めて聴いたビートルズの曲の中で今でも一番好きなこの曲をお願いします。
  ベタですが。                   (小林)ベタなことはないですよ。
  可能でしたらステレオバージョンでお願いします。

  (小林)注文も付いています。
  ポール、ポール、と来ましたから、ジョンで行きます!。

  〜 The Beatles / HELP!
  URLリンク(www.youtube.com)

14:ジョン・キロックノン
14/10/19 00:31:42.10 0
  〜 チューリップ / 青春の影(Live)
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)いやあ、いかがですか?
  ねえ、ポール、ポール、ジョン、そしてチューリップと来たらw 
  どうですかw。
  日本の、なんか ビートルズ。
  ただ、このグループね、ジョン・レノンが不在でしたけども。
  今の曲は、なんとなく あれですね、英語のタイトルにすると「Let it be a Long And Winding Road 」みたいな感じですね。

  (千葉県佐倉市/女性)
  チューリップの安部さんが亡くなりました。
  チューリップが大好きです。
  ビートルズを目標に上京、そしてヒット曲をたくさん世に出しました。
               (小林)そうだよねえ。
                  福岡にいる頃、1966年ビートルズが来るっつんでもうメンバー大騒ぎしてたらしいよ。
                  台風がちょうど来てて。
                  福岡に来るんじゃないか、みたいな情報もあったりして 大騒ぎをしていたらしいですよ。
  どの曲を リクエストして良いかわからないぐらいです。
  以前この番組で青春の影は Long And Winding Road が元になっていると聞いたことがあります。
                (小林)まあ、歌の内容がそんな感じですよね。
  あの安部さんのギターフレーズ、正に日本版ビートルズです。
  「自分の大きな夢を追う事が今までの僕の仕事だったけど、君を幸せにする、それこそが これからの僕の生きるしるし」
  この歌詞を聴くと 胸が熱くなり涙がこぼれます。
  インドで亡くなったことも、ビートルズとつながっているようです。
  ご冥福をお祈りいたします。
  青春の影。
  ちょうど私が就職する時、「心の旅」を心の中で歌っていました。
  チューリップの大ファンの生き様ですね。
  
  (小林)どうもありがとう。

15:ジョン・キロックノン
14/10/19 00:33:32.85 0
□エンディング
  BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
  URLリンク(www.youtube.com)
  
  (小林)「ビートルズから始まる」今日はいかがでしたでしょうか?

  お話しの方はね、ジョンとシンシアの物語、なかなか面白いでしょう。
  ハンブルグは、まあ、ビートルズを鍛えに鍛えた所ですよね。
  ビートルズは生演奏で、いろいろ逞しいバンドになって行くと同時に。
  地元のドイツのアートスチューデンツっていうんですかね、芸術家の卵たちと知り合って。
  話しに出てくる 女流カメラマンもそうですけども、
  そこで、やっぱり 感覚が、センスが磨かれるんですよね。
  そこへ、シンシアと ポール・マッカートニーのドットという女友達も来ていたという。
  こんな話 僕も知りませんでしたから、とても興味深くお伝えしております。
  来週は どんなところへ行くんでしょうか。

  それから、リクエストどうもありがとうございます。
  結構マニアックなリクエストから、もうぜんぜん関係無いみたいな。
  どれでも OKですから。
  採用してますんで、よろしく。遠慮しないで。

  メールアドレスは
  beatles@bayfm.co.jp
  今日はハガキで来ているのを紹介しましたけど。
  まあ何でもいいですからね。
  よろしくお願いします。

16:ジョン・キロックノン
14/10/20 17:52:53.66 0
■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
 2014年10月19日(日)18:00〜19:00 放送内容  DJ:小林克也

  BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
  URLリンク(www.youtube.com)

□ビートルズカレンダー(10月19日)
 ・1965年(49年前の今日)
  先週に続いて。
  何をやっていたかと言うと、ビートルズは3枚目の「クリスマスレコード」の録音をしています。
  これは何か と言うとですね。
  イギリス国内でビートルズが、もうスーパーグループになった1963年から。
  ファンクラブの会員だけに郵送される 心温まる恒例行事。
  ツアーやレコーディングで忙しいんだけど、第3弾目の録音をやっていた。
  内容はですね・・・

  実はビートルズは、この年もやっているんですが、・・・この年はやっていたか? 
  「クリスマスショー」というのをやるんですよ。
  63年からねえ、「メリークリスマスショー」というのを、22日とか23日ぐらいから始めて、年が明けて1月10日ぐらいまで。
  長い間 ファンのためにやるんです。
  もちろん満員です。
  で、何をやるかというと、ビートルズは自分たちの いつもツアーでやってるような曲をやるんじゃないんですよ。
  いろんなコントをやったり、ファンのために、彼らも遊びたいから、自分たちも遊びながらやるっていう。
  だから、コントは楽しいし、それから普通の曲だって、みんなが思ってるように奏ってくれない。
  それから、カバー曲なんかも演奏した、っていう事なんですけども。

  これまでね、1回目、2回目、そして今日が3回目ですよね。
  これはねえ、1969年まで、クリスマスのメッセージレコードての作り続けています。
  で、70年になると解散するわけですよね。
  解散して、メンバーが一緒に作れないから、それまでの7回分をまとめてファンたちのために。
  ねえ、ファンクラブはあったから、送ったという記録が残っています。 
  ファンをいかに大切にしたかっていうことですよね。

17:ジョン・キロックノン
14/10/20 17:54:09.92 0
  さあ、1965年の、つまり49年前の今日、やった録音の目玉はですね。
  ポールが作詞作曲して事実上のソロ作品として 全世界の音楽関係者を驚かせた名曲が主人公なんですけども。
  その名曲が 普通の行き方じゃない。
  こんな具合に始まります。
  
  〜 The Beatles / Third Christmas Record (4:25から)
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)w いやあ・・・w いや、面白いですよねw。 ね。
  これはファンは喜びますよ。ほんとに。
  「もう今年は 実にすごい年だった。思い出の年だった」みたいに、
  ジョン・レノンのナレーションに。
  それにいろいろチャチャをはさみながら、で 歌も進行しているという。
  本当にカッコいい事をやりましたね、ビートルズはね。
  Third Christmas Record お送りしました。

18:ジョン・キロックノン
14/10/22 21:11:12.79 0
□ストーリー
 ・「ジョンはトップテンクラブでのステージの合間の休憩時間にでさえも私に愛を求めてくるんです。
  もちろん私だって嫌なわけじゃないですがさすがにそんなタイミングでは難しいと思って拒否していたんです。
  ところがジョンはそんな感情と欲望を抑えることが出来なくて自分たちが寝泊まりしている部屋に私を連れ込んでは愛を交わしました。
  それがジョン・レノンなんです。」
  これはこの翌年1962年ジョンと結婚し最初の妻となるシンシア・パウエルの発言。
  世界中に膨大に存在するビートルズ関連の書物の中で最も信憑性が高いと言われるシンシアの手記の中から今週もお送りしたいと思います。

  トップテンクラブでのその日の仕事が終わってシンシアが泊めてもらっている女流カメラマンのアストリッド・キルヒャー(Astrid Kirchherr)の家に帰ろうとすると
  ジョンは時々シンシアに「ねえ、アストリッドと帰らないで。朝まで一緒にいて欲しいんだよ」とせがんだ。
  シンシアはそれに従いビートルズが寝泊まりしている2階の部屋に上がって ジョンが使っている2段ベッドの下の段にコッソリと潜り込む。
  ベッドは狭くて到底二人では並べないので笑いを押し殺しながらお互いがお互いを包み込むように抱き合って横になるしかなかった。
  上の段ではジョージがイビキをかき、ピート・ベスト、スチュアート・サトクリフ、そしてもちろんポール・マッカートニーも近くでぐっすり眠っている。
  といっても、いつも夜明け前にベッドに入れるというわけではなかった。

  ビートルズは毎晩深夜2時まで演奏し、イケナイ薬も飲み続けていた。
  もちろんポールの彼女であるドットも、アストリッドも、そしてシンシアも、メンバーの為にがんばって起きていようと、そのイケナイものを飲む時もあった。
  この薬を飲むと途方もなくゾクゾクするような高揚感がやって来るのである。
  一晩中だって踊り続けられるほどの効果。
  もちろん2014年の現代では違法。ダメである。

19:ジョン・キロックノン
14/10/22 21:12:48.58 0
  〜 The Beatles / Blue Jay Way
  URLリンク(www.youtube.com)
 
  〜 The Beatles / I'm Only Sleeping
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)いかがですか? 強烈な曲が2曲続きました。
  この番組のリクエストはね、皆さんポップス的な曲にリクエストが集まるわけですけど。
  こういう曲はどうです?。

  だいたいね、ミュージシャンだとか けっこう個性的な人は もうものすごっく好きな、これが好きでたまらない。
  僕のね、知ってる人間はね、Blue Jay Way ていう曲にあこがれて、ロサンゼルスに行って、ロサンゼルスの人間になっちゃいましたよ。
  それで、Blue Jay Way に家を構えてるんですよ。
  これは 良い所なんですけどもね。
  すごいでしょう。w
  そういう生き方まで 変えるようなw。
  ちょっと サイケデリックな時代の代表曲。
  それから Blue Jay Way ね。
  これは「マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)」に入っているやつ。

  それで I'm Only Sleeping は、これは「リボルバー(Revolver)」に入っているジョンの、これは名作ていうか。
  僕の記憶だと、あれですねえ、デュラン・デュラン(Duran Duran)のアンディ・テーラー(Andy Taylor)がね。
  「この曲、好きで、好きで」って言ってたのを 覚えていますね。
  I'm Only Sleeping

20:ジョン・キロックノン
14/10/22 21:14:25.89 0
□ストーリー(続き)
 ・「毎晩トップテンクラブでの仕事が終わると全員『眠るなんてとんでもない』というくらいあまりにもハイテンションになっていたので何か食べに行くんです」

  お送りしているエピソードは全てジョンの最初の妻となる女性シンシア・パウエルが、そのジョンとの日々を回想して書いた手記からのものである。
  その貴重なア−カイブからストーリーを続けてみよう。

  夜中に食事が出来る店を探して歩いていると、ビートルズのメンバーは跳ねまわったり大声で騒いだり、冗談を飛ばしたり、とにかくふざけ散らしていた。
  メンバーのその妙にはしゃいだ姿を見て、ドット、アストリッド、そしてシンシアの女性陣は異様なほど興奮して大笑いした。
  ハンブルグで過ごしたその2週間は、ジョンとシンシアが一緒に過ごした中でも 最高に幸せな時であった。
  自由で、恋をしていて、まさに前途洋々で、燦然と輝く太陽に祝福されているかのようだった。

  ところが、全員がシンシアたちのように幸せを感じていたわけではない。
  ポールとスチュは ますますいがみ合うようになっていたし。
  ドラマーのピート・ベストも、他のメンバーからすると少し気に障る存在になっていたのである。

  もちろん ピートが何か悪い事をしたわけではない。
  彼はナイスガイであるし、ドラマーとしての腕も悪いわけではない。
  ただ、他のメンバーと性格が合わないのだ。
  みんながひっきりなしにふざけ合っている時に、仲間に入らずに一人でいる方がいい、というのがピートであった。
  また、みんなにからかわれたり酷いことを言われても、ピートには聴こえているのか、もしくは聴こえないふりをしているのか。
  まさに、彼は「鈍感力の男」そのものであった。
  あまりにおっとりしていて、何ごとにも動じないのだ。

  最年少のジョージも、みんなにからかわれたりするのであるが、彼の場合は必ずやり返す。
  よくジョンから意地悪な冷やかしを受けても、トンチの効いた応え方でやり返し、その場にいるみんなを爆笑させる。
  それが18歳のジョージであった。

21:ジョン・キロックノン
14/10/22 21:17:46.26 0
  〜 George Harrison / Wah - Wah
  URLリンク(www.youtube.com)

  〜 The Beatles / Love Me Do
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)いかがですか? 
  ビートルズの初期の Love Me Do
  お馴染みの曲だけど、まだ、レコード会社と正式契約する寸前、ね。
  ドラムスを叩いているのは ピート・ベストだから。
  あのリンゴ・スターとね、けっこう性格が違うドラムズですよね。
  これはジョージ・マーティンが 嫌いだったんですよw このドラムズはw。
  当時の、こう、スウィングしない、こう、生まじめに、トン!、トン!、とリズムを刻むだけのw 感じのような表情ですよね。
  このドラムの表情はね。
  「アンソロジー(Anthology)1」に ちなみに入っていました。
  
  そして ビートルズが解散して。
  ジョージ・ハリスンが、もう すっごい勢いが、メッチャくちゃ勢いがある、ジョージ・ハリスンの「All Things Must Pass」のソロアルバムから。
  Wah - Wah

22:ジョン・キロックノン
14/10/22 21:19:43.95 0
□ストーリー(続き)
 ・「表向きには『タフでユーモアがあり、悩みなんて何もない』というイメージのビートルズでしたが。
  バンド内ではいろいろ問題がありました。
  当時から すでに完璧主義者のポールは、スチュアートの演奏力の未熟さに不満があり。
  ジョンは、ドラマーのピート・ベストの『鈍感力がどうしても許せない』とか。
  やはり年ごろの男子5人が集まると問題が起こるのも当然といえば当然でしたからね」
  これはジョン・レノンの最初の妻となる女性シンシア・パウエルの手記に残されている大切な史実である。
  ビートルズ関連の書物の中で最も信憑性が高いと評価の高いシンシアの手記から もう少し続けてみよう。

  楽しかった2週間も あっという間に過ぎてしまい。
  ジョンの彼女であるシンシアと、ポールとつき合い出して間もないドット・ローガンが、リバプールに帰る時がやって来た。
  この別れにシンシアの胸は張り裂けそうになった。
  ジョンと一緒にハンブルグに残ることができたら、どんなに幸せだろう、とシンシアは叶わない夢を想像した。
  でも それは無理。
  自分には 待っている母も大学もあったし。
  ジョンには長期に渡って演奏する という契約を果たす義務もあった。
  涙を流しながら抱き合ってキスをして 列車に乗り込んだ。
  今度こそは、飢えに苦しむこともなく 家に帰れるように非常用の食糧も持ち込んだ。

  ポールは、スチュアートがアストリッドにしてあげたように、ドットに婚約指輪をプレゼントした。
  もちろん ドットは大喜びである。
  なにしろ夢中になっていたのは ドットではなくポールの方で。
  リバプールに帰ったら 正式にドットと婚約したいと願っていたのである。
  
  ポールとドットの指輪を見て ジョンがシンシアに言った。
  「そうだよ。僕らも婚約しなきゃね」
  シンシアは嬉しかった。
  しかし、彼女はそれほど焦ってはいなかった。
  自分たちの愛は 婚約や結婚なんてしなくても、ずっとずっと先まで続くもの、と信じていたからである。

23:ジョン・キロックノン
14/10/22 21:20:29.78 0
  〜 The Beatles / Please Mr. Postman
  URLリンク(www.youtube.com)

  〜 The Beatles / Eight Days A Week
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)初期の作品が2曲。
  
  Please Mr. Postman カバーです。

  Eight Days A Week これも1964年。

24:ジョン・キロックノン
14/10/25 17:06:24.84 0
□リクエスト
  (小林)採用の方にはイシイのミートボールなどセットにして差し上げています。
  メールは beatles@bayfm.co.jp

  (浦安市/男性)
  この番組を聴きながら外を眺めていると、月がすごく綺麗に見えることがあります。
  そこで、月にちなんだこの曲を。

  (小林)
  秋ですからね。月が綺麗ですね。
  [浦安市/男性]さん どうもありがとう。

  〜 The Beatles / Mr. Moonlight
  URLリンク(www.youtube.com)

25:ジョン・キロックノン
14/10/25 17:07:11.60 0
  〜 ザ・フォーク・クルセダーズ / 帰って来たヨッパライ
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)いやあ。

  (稲城市/男性)
  あの加藤和彦氏がフォーク・クルセダーズの頃。
  「ビートルズっぽさを意識していた」と発言をしていました。
  かのモンスターヒットである「帰って来たヨッパライ」は 意識どころか 
  「全くもってビートルズ無くして出来ておらんではないか」と今さら気付くのでありました。
  同世代、流行家族の方々には「あれもビートルズだったんですねー」の思いを。
  そして我が息子世代には「これもビートルズなんだからねー」といった気持ちも込めて、今は亡き加藤和彦氏を偲びつつリクエストします。

  (小林)という ね。
  最後は「It's been a hard day's night」ですからねえ。

26:ジョン・キロックノン
14/10/25 17:08:02.99 0
  (木更津市/男性)
  昔、私はB面が好きで よく聴いていましたが。
  中でも「A Hard Day's Night」のB面の一曲目「Any Time At All」は、当時 度肝を抜かれました。
  ジョンとポールが交互に歌うとともに、リズムはアップテンポであり。
  「この曲は何だ!」という第一印象を持ったのを覚えています。
  ジョンとポールが共に歌う曲、Any Time At All は私のフェイバリットソングズの一曲です。
  
  (小林)という
  どうもリクエストありがとう。

  〜 The Beatles / Any Time At All
  URLリンク(www.youtube.com)

27:ジョン・キロックノン
14/10/25 17:08:47.47 0
  〜 Frankie Valli and The 4 Seasons / Cant Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)
  URLリンク(www.youtube.com)

  (住所不明/男性)
  きのう上映中の「Jersey Boys」を観てきました。
  フランキー・ヴァリー(Frankie Valli)の歌声は前から好きで、フォーシーズンズの曲は聴いていましたが。
  Cant Take My Eyes Off You 生まれた経緯(いきさつ)を初めて知りました。
  「ポップスの影に闇あり」ですね。
  ぜひ、この映画は皆さん観てもらいたいです。
                         (小林)「シェリー(Sherry)」ていうね、代表曲。
  「シェリー」も良いですが、今回はその「Cant Take My Eyes Off You」=「君の瞳に恋してる」をお願いします。
  
  (小林)
  という事で、おそらく若いっていうかw あんまり若くないwと思うんですけどw。
  ディスコで青春を過ごした方は サンフランシスコのボーイズタウンギャング(Boys Town Gang)のバージョンでご存知かも分かりませんがね。
  これは オリジナルバージョンでお送りいたしました。

28:ジョン・キロックノン
14/10/25 17:09:58.06 0
□エンディング
  BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
  URLリンク(www.youtube.com)
  
  (小林)きょうの「ビートルズから始まる」いかがでしたか?

  お話しの方は盛り上がってるでしょう。ハンブルグで。
  でも、別れて行くんだよね。
  2週間だけハンブルグで過ごした ジョン・レノンとシンシアたち。
  これは もうほんとに、映画にしてもいいぐらいの2週間だと思うよ。
  一番輝いていたっていうかね、そういう時だもんね。
  まだ有名になることを夢見ていて、ハンブルグで。
  でもハンブルグでは、すごい勢いが付いて来てるんですよ。
  だから 確かに、なんてのかな、自分の中では、ジョンたちは、ポールたちは、確かさを感じているんですよ。
  まあ同時にね グループとして欲求不満も感じるわけですけども。
  そういう頃の、恋愛がからんだ話し。

  それから、リクエストよろしくお願いします。
  待っています。
  まあ、今日もね、フォーク・クルセダーズ。
  今は亡き加藤和彦さんたちの傑作がかかったりしましたけど。
  そのビートルズの影響。
  あるいは、例えば今日かかった Cant Take My Eyes Off You
  あの 4 Seasons ていうグループは、ずっと前 ビートルズより古いんだよね。
  だからw、ビートルズから始まったわけじゃないんだな、ってのも解かったりするんですけど。
  リクエストよろしく。

29:ホワイトアルバムさん
14/10/26 18:51:37.90 0
今回から、なんで会場変わったんだろうね。
1回も行ったことないけど、どんなごちそうが出るのかな。

キロックノンさん、乙です。

30:ジョン・キロックノン
14/10/27 18:37:16.51 0
■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
 2014年10月26日(日)18:00〜19:00 放送内容  DJ:小林克也

□スペシャルパーティ
会場:オークラ千葉ホテル
ゲスト:一青窈
    Skoop On Somebody
--------------------------------
□演奏曲
  〜 一青窈 / Come Together

  〜 一青窈 / 他人の関係

  〜 一青窈 / ハナミズキ

  ピアノ:櫻井大介
  ギター:遠山哲朗
---------------------------------
□演奏曲
  〜 Skoop On Somebody / Nice'n Slow  

  〜 Skoop On Somebody / Lady Madonna

  〜 Skoop On Somebody / ETERNAL LANDSCAPE

  〜 一青窈 & Skoop On Somebody / The Long And Winding Road
---------------------------------
参考
  URLリンク(www.youtube.com)
  URLリンク(www.skoop.jp) 

31:ジョン・キロックノン
14/11/04 18:15:53.01 0
■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
 2014年11月02日(日)18:00〜19:00 放送内容  DJ:小林克也

  BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
  URLリンク(www.youtube.com)

□ビートルズカレンダー(11月2日)
 ・1967年(47年前の今日)
  67年というのは「サマーオブラブ」と呼ばれた年です。
  ヒッピーが大量発生した年。
  ビートルズ的に言うと、前半が「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」後半が「Magical Mystery Tour」

  さあ、その1967年、47年前の今日、午後イチ「Hello Goodbye」のオーバーダビング ね。
  そして、モノの「Hello Goodbye」のミキシングもやっています。
  まあ、これで完成したんでしょう。
  それでこの、Hello Goodbye についてのエピソードなんですけども。
  ビートルズに「最も 心と体を捧げた男」と言われる、まあビートルズのスタッフの一人=アリステア・テイラー(Alistair Taylor)の本の中にとても面白いエピソードがあります。

  ポール・マッカートニーがアリステアに「オフィスへ来いよ。今日は作曲を教えてあげる」と言いました。
  「何が始まるんだ?」と思って待っていたら、ポールはオルガンに向かって言葉遊びを始めました。
  ポールがある言葉を言うと、その反対の意味の言葉を要求するわけですね。
  ポールが「ブラック!」 アリステアが「ホワイト!」
  「そうそう、その調子」
  「イエス!」「ノー」
  「グッド!」「バッド」
  「ハロー!」「グッドバイ」
  これをw、5分間やるわけです。
  これを5分間っても、違う言葉だよ、みんな違う言葉を5分間やって。
  「今日は おしまい!」
  で、授業を終了したそうです。
  数日後、ポールは「新曲ができたよ! デモテープを持ってきたから、みんな聴いてよ」って
  それが「Hello Goodbye」だ。

32:ジョン・キロックノン
14/11/04 18:17:36.09 0
  これやっぱりねえ、それから作ったというよりも、やっぱり ポールの才能があるから、そういうやつがモチーフになって。
  だって、ものの見事にまとまっていて、そしてそれが、なんとなく新しい感覚みたいに聴こえるんですよ これは。
  だから、メロディーやコード進行、やっぱりポールのポールらしいパーフェクト。
  ハーモニーもなかなか良い、ということで、この日完成となるわけであります。
  12月には、これはアメリカだけのシングルですね。
  見事1位になるやつです。
  
  それ、改めて聴いてみましょうか?

  〜 The Beatles / Hello Goodbye
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)ちょうど47年前の今日行なわれた、モノ、まあ完成したわけですね。
  モノで お送りしました。Hello Goodbye

  「どうして君が、サヨナラって、僕がハローってのか分からない」っていう歌にしちゃった。
  つまり 軽い失恋のような歌なんだけど、どうも それ以上に何かいろんな広がりがあることを感じさせる、ねえ。
  この頃の やっぱりビートルズは すごいですよねえ。
  あんな、そんなw、あんなっていうかw 「ハロー」「グッドバイ」から こんな曲を作っちゃうわけですからねw

33:ジョン・キロックノン
14/11/06 18:14:20.51 0
□ストーリー
 ・「ねえ知ってる? スチュはアストリッドに、ポールはドットに、婚約指輪を贈ったんだよ。
  ドットは大喜びだったけど、実はポールの方が興奮してたねえ。
  なにしろ夢中になってるのは、ドットじゃなくてポールの方なんだよ。
  なんでも、二人はリバプールに帰ったら正式に婚約するって聞いたよ。
  そうだよシン、僕らも婚約しなきゃねえ」

  これは1961年春の、ドイツはハンブルグでのジョンの発言。
  証言するのは この翌年1962年に ジョンと結婚し、最初の妻となるシンシア・パウエル。
  今週も 世界中に膨大に存在するビートルズ関連の書物の中で最も信憑性が高いと言われるシンシアの手記からお送りしたいと思います。

  ジョンの「婚約しよう」発言を聞いて、もちろんシンシアは嬉しかった。
  しかし実際のところ 彼女はそれほど焦ってもいなかった。
  自分たちの愛は「婚約や結婚なんてしなくても ずっとずっと先まで続くもの」と信じていたからである。

  シンシアとドットは リバプールに帰ると、ハンブルグでどんなことをしてきたか、いろいろな話しをして家族を大いに楽しませた。
  ただし、イケナイ薬のことや、クラブでジャックナイフが飛び交っていたこと。
  その他、家族が卒倒しそうな事件については全て隠しておくことにした。

  シンシアの母親も 娘に知らせたいことがあった。
  それは、シンシアの従姉妹とその夫が 小さな赤ん坊を連れてカナダに移住することになっていた、ということ。
  この夫婦は二人とも教師になるために学校に通うので、勉強の期間が終わって教職に就くまで、赤ちゃんの面倒を見にシンシアの母親に一緒にカナダに来て欲しいというのである。
  母親は悩んでいた。いままでこのリバプールから出たことの無い彼女にとって、自分の知らない世界を見て、何か新しい事に挑戦するという考えに魅力を感じるし。
  その反面「娘のシンシアを一人にしては行けない」とも思っていたからである。
  母親はもちろんの事、シンシアも大いに悩んだ。
  父親を亡くしてからというもの、二人は助け合って暮らしてきた。
  さて、シンシアはどういう道を選ぶのであろうか。

34:ジョン・キロックノン
14/11/06 18:15:19.20 0
  〜 The Beatles / Mr. Moonlight
  URLリンク(www.youtube.com)
 
  〜 The Beatles / I Need You
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林) 初期の曲が2曲続きました。
  
  Mr. Moonlight「Beatles For Sale」から お馴染みの曲です。
  Mr. Moonlight

  それから I Need You、今聴いたのが。
  ジョージ・ハリスンがね、初めてボリュームペダル。
  ご存知のとおり、ギターはいろんなエフェクターを使うようになっていますけども。
  おそらく そのエフェクターの一つですね。
  ボリュームペダルを 初めて使った曲。
  だから、ちょっと感じが違うなあ ということが判ったでしょう?
  1965年の「HELP!」のアルバムからお送りしました。

35:ジョン・キロックノン
14/11/06 18:18:23.34 0
□ストーリー(続き)
 ・「シンシア、ちょっと聞いてちょうだい。
  ママね、しばらくカナダへ行くことになりそうなの。
  どう? その間、あなた一人でやっていけるかしら?」

  この発言は、あのジョン・レノンの最初の妻となるロックの世界では最重要人物とも言える女性の一人シンシア・パウエルの母親によるもの。
  お送りしているエピソードは、全てシンシアがジョンとの日々を回想して書いた手記からのものである。
  この貴重なアーカイブからストーリーを続けてみよう。

  どうやら母親は、彼女の姪っ子、つまりシンシアの従姉妹の小さな赤ちゃんの世話をするために、しばらくの間カナダへ行くことになりそうだ、ということ。
  イングランドの外れの港町リバプールを離れたことのない母親にとって、見知らぬ国に行って暮らすことは魅力あることであった。
  それでも、カナダであれば英語も充分に通じるため、それほど不自由もしないだろう、とも予測された。
  シンシアと母親はとても仲が良く、まるで一卵性母娘のように いつも一緒だった。
  そんな母としばらく離れて暮らすことは、シンシアにとって ものすごく寂しいことになる。
  でも母親には、人生上で未知の経験をする というチャンスを逃がして欲しくもなかった。
  シンシアは決意した。
  「大丈夫よママ。私は私で なんとかやって行けるから」
  しかし、現実に立ち返ってみると、もし、母親が行ってしまうと、先ず問題になるのは、シンシアがどこに住むのか?ということ。
  生活費を捻出するためには 家を誰かに貸さなければならないだろうし。
  いずれにしても シンシアのように若い女性が一軒家に一人で住むなんて危険極まりないことである。
  シンシアは解決策として、一つはっきりした心当たりがあった。
  ジョンの育ての親であるミミ伯母さんは、7年前に夫を亡くして以来 下宿人を置いていて、しかも部屋には空きがある。
  けれども、シンシアは躊躇した。
  偏屈者のミミが シンシアを快く思っていないことは、ミミの態度から極めて明らかだったから。
  
  しかし、ここで諦めるシンシアではなかったことは 言うまでもない。

36:ジョン・キロックノン
14/11/06 18:19:50.07 0
  〜 The Beatles / Run For Your Life
  URLリンク(www.youtube.com)

  〜 The Beatles / I Feel Fine
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)いかがですか? I Feel Fine
  1964年ですよ。
  そうです、50年前ですよ。
  ねえ、ビートルズが、アメリカを中心に 世界でブレイクして50年、という年です。
  アメリカでもイギリスでも1位、I Feel Fine

  そして、その前は、65年のね「Rubber Soul」のアルバムですから。 
  もうこの頃は、もうジョンやポールは「もう俺たちは ガキのために曲は作んない」ていうふうなこと宣言しておりますから。
  まあ、色恋の歌でも、これもう ちょっと違うもんね。
  「俺はヤキモチ焼きなんだよ。他の男とイチャつきやがって。逃げた方がいいぞ。このやろう。これで終わりだ。That's the end」
  とかなんかw、面白いですよね。
  Run For Your Life

37:ジョン・キロックノン
14/11/06 18:23:22.67 0
□ストーリー(続き)
 ・「そうだ。私が今の家をだれかに貸して、自分はジョンの家に下宿させてもらえばいいんだわ。
  でも ミミ伯母さんは私の事を認めてくれてないし・・・いやいや、何ごともアクションを起こすことが大事。
  すぐに、ジョンに相談しないと」
  これはジョン・レノンの最初の妻となる女性シンシア・パウエルの心の中のセリフ。
  もちろん彼女が書いた自分とジョンの10年間をまとめた回想録からの抜粋である。
  このビートルズ関連の書物の中で最も信憑性が高いと評価の高いシンシアの手記からもう少し続けてみよう。

  ジョンとシンシアは付き合い初めて すでに3年。
  しかし、ジョンの育ての母親であるミミ伯母さんは、相変わらずシンシアを快くは思っていなかった。
  さて、ミミはシンシアのこの申し出に どう反応するのか。
  シンシアはいろいろと考えを巡らせた。
  自分がジョンの、つまりミミの家に下宿すれば、ジョンにはたっぷり会える。
  もっとも その頃ジョンは スチュアートと同居生活を送っていたが、
  シンシアがミミの家にいれば、それまでよりも もっと頻繁にジョンが家に帰って来るようになるだろうから。
  ジョンを我が子のように可愛がっているミミにとっても 悪い話しではない。
  シンシアの落ち着き先さえ決まれば、母親もカナダに向けて出発する ということで折り合いがついた。

  シンシアはミミにお願いの電話をする前に、ジョンがハンブルグから帰って来るのを数週間待つことにした。
  今回のジョンは、上機嫌で帰って来た。
  全てが良い調子のうちに終わり、すでに次のハンブルグでの仕事も決まっていた。
  ジョンはシンシアがミミの家に引っ越すというアイデアに大賛成し、二人でミミに話しを持って行くと、幸運な事に ミミもすぐに同意してくれた。

  今回の帰国の際、5人だったビートルズは 4人に減っていた。
  スチュは、アストリッドとのドイツでの暮らしを選んだ。
  スチュは彼女と暮らし、結婚することを夢見て、画家としての道を選んだ。
  若者たちの人生の岐路に 立たされていたのである。

38:ジョン・キロックノン
14/11/06 18:25:03.79 0
  〜 The Beatles / She's Leaving Home
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)いやあ、これも名作ですよねw。
  「サージェント・ペパーズ」のアルバムに入っている。
  これ、モノでお送りしましたが、ちょっとピッチが高いんですね、モノの場合はね。ええ。
  
  ビートルズは、それから「ナレーターとしての歌」ですよね これは。
  「男が出来て、彼女が 家出をして行く」っていう。
  それから、コーラスで両親の、何か思いが、こう入って来るという歌、お送りしました。

39:ジョン・キロックノン
14/11/07 18:02:22.18 0
□リクエスト
  (小林)
  メールアドレスは 
  beatles@bayfm.co.jp
  リクエスト採用の方には、毎回言っておりますが、
  イシイのミートボールなどセットにして、30年の歴史を誇るミートボール、w これをセットにしてお送りしております。

  (静岡県沼津市/女性)
  いつも家族で楽しく聴かせていただいています。
  克也さんの語るビートルズストーリー、いつもいい所で続くので毎週待ち遠しいです。
  いろんなリクエスト曲が聴けるのも楽しみ。
  克也さんのコメントも面白いです。
  中三の娘は 英語の授業で ビートルズやオアシスを歌うそうです。
  時代は変わったなあ。
  感慨深いです。
  ちょっと羨ましいです。
  前からリクエストしたかった曲があります。
  ぜひ かけてもらえると嬉しいです。
  神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まない」
  これをお願いします。
  彼らを知らないビートルズファンの方々に聴いてもらいたい。
  
  (小林)
  これは[静岡県沼津市/女性]さんなんですが。
  年齢を言ってもよろしいでしょうか?
  50ちょっと手前、手前の方ですが。
  神聖かまってちゃんを聴いているなんて、タダ者ではない!

  〜 神聖かまってちゃん / ロックンロールは鳴り止まないっ
  URLリンク(www.youtube.com)

40:ジョン・キロックノン
14/11/07 18:05:39.57 0
  〜 Mr.Children / Tomorrow never knows
  URLリンク(www.youtube.com)

  (小林)Mr.Childrenが流れました。
  [杉並区/女性]さん。
  なんか、リンゴ・スターがドラムズを叩いた「Love me do」
  それが採用されなかったやつを放送したやつを聴いたのかな?。
  その話の内容を、ちょっと面白がっていらっしゃいます。
 
  (杉並区/女性)
  普段 何気なく耳にする音楽の裏話を聴けるのは、とても楽しいな、と思いました。
  リクエストですが「Tomorrow never knows」 ミスチルでお願いします。
  やっぱり私は「Tomorrow never knows」と聞くとミスチルさんの方を思い出してしまうので。

  (小林)っていうw。
  まあ、それはそれでいいですけども。
  Mr.Children は自分たちが一番感じやすい頃、いっぱい聴いた洋楽から 出来るだけ離れようとして、自分たちの音楽を作ったわけですけども。
  タイトルはジョン・レノンから離れることが出来なかった、ていうわけですよねw。
  ジョン・レノンと同じタイトルですからね。


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