ジャック「今日は中秋の名月だ」クイーン「昨日だけど」

ジャック「今日は中秋の名月だ」クイーン「昨日だけど」 at NEWS4VIP

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15/09/28 02:03:30.711 yTCblR850.net
ビショップ「私はそうでもないし、ナイトは多分クイーンさん派ですよ。可愛いより美しい派ですからね」
クイーン「私は可愛くないの？」
ナイト「とても可愛らしいですよ。月が、よく似合います」
クイーン「あ、そう」
ナイト「まるで月と太陽のような距離を覚えますが………まあ、いいでしょう」
ビショップに渡された月見団子をしなやかに口に運ぶナイト
ナイト「私の音が届かないモノ等無いのですから…………フフフフフフフ」
ビショップ「ところでジャック君はどうしたんだ？」
ナイト「後ろで月の動画を撮っていますね」
ビショップ「ふ～～ん…………マイペースな奴」

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15/09/28 02:09:27.653 yTCblR850.net
ジャック「UFOが見えた！」
ビショップ「カップ焼きそばの間違いじゃない？」
ジャック「あれ？バレた？いや～～腹が空いてるんだよね」
ビショップ「お月見団子いる？」
ジャック「万能だな。頂きます」
パクパクムシャムシャ
ナイト「ジャック君。もうすぐそこにマクドナルドがあるし、食べ過ぎると胃に入らなくなりますよ」
ジャック「いい機会なんだ」
ナイト「機会を計るなら、場合だけではなく、時も計りましょう」
クイーン「着いた！マクドナルドだ！」

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15/09/28 02:15:35.276 yTCblR850.net
マクドナルドに入るジャック、クイーン、ビショップとナイト
ハッピーセーット
ジャック「何階に行く？」
ナイト「1階から30階までがマクドナルドですが………31階以降にしませんか？なるべく大きな月が見たいのですが」
クイーン「それ賛成。なんだかんだでお腹も一杯だし」
ジャック「31階以降ってビジネスビルなんだけど。今の時間帯だと人がいないぜ？」
ナイト「入れるなら行ってみましょう」
クイーン「結構アクティブね貴方」
ナイト「貴方ですか…………なんと甘美な響きでしょう」
クイーン「ボケかツッコミかわからないな君」

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15/09/28 02:20:19.865 yTCblR850.net
エレベーターに向かう一行
ジャック「確かに腹も膨れたな」
ビショップ「私、悪いの？」
クイーン「そんなことないよびしょっぴ」
ビショップ「びしょっぴってナニ！？何時の間に私のあだ名ついたんですかー！」
ナイト「屋上にしましょう」
ジャック「あ？なんだやんのか？」
ナイト「いえ…………決してその様なつもりでは…………」
ジャック「じゃあ夜の誘いか？」
ナイト「いえ…………決してそのようなつもりでも…………」

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15/09/28 02:27:54.605 yTCblR850.net
チーン
ジャック「あ、着いた」
エレベーターに乗る一行
ジャック「どれどれ…………300階のうち280階までしか対応してないぞ」
ナイト「では280階にしましょう」
ビショップ「ナイトって清潔だね～～、臭いしない」
ナイト「ありがとうございます」
ビショップ「消臭剤つけてる？」
ナイト「付けてます」
ビショップ「男なのに？」

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15/09/28 02:34:50.576 yTCblR850.net
ナイト「ええ、身嗜みとして」
ビショップ「香水の類は女性の特権だと今でも思ってるよ」
ナイト「香料は確かにそうかもしれませんが消臭は身嗜みの域でしょう」
ビショップ「いやぁ男子校生ってもっとこう臭くない？らしさがあっていいと思うんだよ」
ナイト「私はオトナですから」
ビショップ「お前未成年だろうが」
クイーン「仲いいですね。なんだか夫婦の様です」
ビショップ「そこまでじゃないでしょう！」
ナイト「そこまでどころか微塵も…………」
クイーン「相性の良さが込み上げてましたよ？私はナイト×ビショップのカップリングを応援するわ！」

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15/09/28 02:41:42.355 yTCblR850.net
液体スマホからハートの立体絵文字を空間に出し、一人で盛り上がるクイーン
ビショップ「えっ、私が攻めでしょう」
ナイト「？」
ビショップ「カップリングには攻めと受けの役があるんだ。前者が攻めの役で、後者が受けの役ね」
ナイト「ビショップが受けでしょう。貴女は毎日の様に私を見て笑っている」
ビショップ「そういう受けじゃないんだって。セクシャルな攻めを甘んじて受けるとかそういう意味の受け」
ナイト「私の攻めは激しいですよ？」
ビショップ「うるさいわボケ！」
バキッ
クイーン「…………どうやらびしょっぴが攻めのようだ」

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15/09/28 02:47:44.242 yTCblR850.net
チーン
ジャック「あっ、着いた」
氷「うへぇ、お前達は！」
直「ジャックとクイーン！」
クイーン「何がうへぇだ、汚物を見るような顔をして」
ジャック「よぉ兄妹。お前達何やってんだ？」
氷「何って、別に―なぁ？」
直「特に何も、ね」
ミカン箱を片手に階段まで移動する氷と直
クイーン「君達そろそろ蜜柑好きという事がバレるぞ」

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15/09/28 02:55:32.150 yTCblR850.net
ビショップ「私達ハブられてるしーーーーーー！」
ナイト「280階ですが、真っ暗ですねぇ…………。辛うじて月の光が入り、青色の壁が見える位だ」
ビショップ「ジャックやクイーン、ナイトが真っ黒に見えるーーーーーー！」
ジャック「氷や直が別の所に移動したという事は、多分階段があるぜ」
クイーン「月明かりと建造物だけで、何だか怖いね」
ビショップ「でも窓の外から街の明かりが見えますよ」
クイーン「それがより私達の隔離性を一層増してるというか…………私達が人間じゃなくなったみたいで…………」
ジャック「先行ってるぜ！」
クイーン「待って！」
ビショップ「恐がりなんですねぇ」

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15/09/28 03:00:42.436 yTCblR850.net
ナイト「乙女の騎士は大変だ…………」
一気に20階上がり屋上まで到達する
ジャック「おりゃ」
ドガシャアァン
ジャック「開いた！って床がねぇーーーーーーーー！」
ヤクザキックが勢い余って屋上から落下しそうになるジャック
クイーン「危ない！」
がしっ
ジャックの手首を掴むクイーン
クイーン「今から引っ張るから！」

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15/09/28 03:06:02.775 yTCblR850.net
ジャック「引っ張るって言ったって足が着いてるから大丈夫だって」
クイーン「私が居なかったら落ちてたくせに」
ビショップ「それにしてもドアの先に床がないなんてね」
ジャック「どうやって月見しよう？」
クイーン「月見どころじゃないだろ」
ビショップ「どうしよう？月は反対側にあるし」
クイーン「手鏡でお月見するのもね」
ジャック「ナイトのストラトゥースで斬ってもらおうぜ」
ビショップ「凶器きたぁ～～～～～～～～！現代世界でそれは危ないからぁ！」

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15/09/28 03:14:38.403 yTCblR850.net
スパッ
ナイト「切れました」
ジャック「おお、部屋がまるで幾何学体の様にっ」
クイーン「ストラトゥースって何だ？」
ビショップ「ナイトが物心付いた時から横にあった洋剣で、剣がヴァイオリン状になってるんです」
クイーン「へえー」
ビショップ「で、ストラトゥースで斬ったら同時に振動波も発生して、振動波でもダメージを与えられるという優れものです」
クイーン「なるほど」
ビショップ「それで、振動波には音波も含まれますが、その音波の音こそがナイトの武器なのです」
クイーン「でもそれって危なくないの？」
ナイト「詳しい話は後でしましょう。現代世界には向かないものですから、ね」

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15/09/28 03:23:45.733 yTCblR850.net
ジャック「おい、月明かりが屋上を照らしてるぜ」
そういうと振り向くビショップとクイーン
ビショップ「この先に、月があるんだね」
ジャック「行ってみようぜ。先に行ってるから！」
ナイト「…………やれやれ」
クイーン「ナイト君は月を見たくなかったの？」
ナイト「私は、どちらかというと、自然の美しさよりも、人間の美しさの方に惹かれるのです」
クイーン「そう？自然の月も、とても美しいものよ。自然の月が、人を美しくする事もある」
ナイト「クイーン君」
クイーン「…………ん？」

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15/09/28 03:29:48.054 yTCblR850.net
ビショップ「じゃ、私も行ってるから」
ナイト「私と月、どちらが美しく見えますか？」
月を背に、クイーンに訊くナイト
クイーン「月かな。じゃ、私も先に行ってるよ」
ナイト「…………やれやれ」
ジャック「お～～～～い！かぐや姫見てるか～～～～！」
ビショップ「かぐや姫なんて居ないっつうの」
ジャック「ウサギもいないのか？」
ビショップ「…………いないよ」
ジャック「じゃあ、何が居るんだ？」

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15/09/28 03:34:51.596 yTCblR850.net
月明かりで妖しく光る眼のジャック
ビショップ「何も居ないから！」
ジャック「何かは居るだろ？」
ビショップ「何かは居るっていう科学的根拠は何？」
ジャック「何も居ないって事は、微生物も居ないって事なんだぜ」
ビショップ「清潔でいいじゃん」
ジャック「何も居ないって不気味じゃないか？」
ビショップ「何も無いみたいにゆーな」
ジャック「俺哲学的かなぁ？」
ビショップ「哲学じゃないし」

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15/09/28 03:41:13.959 yTCblR850.net
クイーン「わ～綺麗！月がまんまるに見えるね！」
ビショップ「元からまんまるじゃないんすか？」
クイーン「だってほら、こんなに近くにあるじゃない！」
ジャック「クイーン姉ちゃん、それペットボトル」
クイーン「えっ」
どかっ
ペットボトルに当たって失神するクイーン
ビショップ「まだ降ってきてね？」
ジャック「またジュースワーカー氷と直の仕業だよ！あいつらどんだけジュースの仕事してんだ！」
屋上がジュースで染まってゆく―

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15/09/28 03:47:42.115 yTCblR850.net
とあるバッティングセンター
エース「あぁ～～ホームラン気持ちいいわ、どんとこいや」
カキーンカキーン
エース「なんかボールじゃないものを打ってる気もするが何でもいいぜ」
カキーンカキーン
キング「エースお前こんな時間に何をやっているのだ」
エース「ホームランランキング。一番多くホームランを打った奴の勝ちだ」
キング「何故？」
エース「何故って…………」
―マクドナルドビル屋上

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15/09/28 03:55:51.018 yTCblR850.net
ジャック「ポッキー食べたい！ジュースばかり降らすなよ！どこから降ってるんだよ！」
ビショップ「あぁ…………ジュース責めで気を失いそうだ…………」
ドカッ
パタン
ジュースが脳天に当たり気を失うビショップ
ジャック「大丈夫か？救急車を―」
エース「お前達俺を拾え！！！！！！！！！！！！！絶対ニダ！！！！！！！！！！！！！！！」
空から降ってくるエース
ジャック「何でエースが降ってくるんだよ！」
エース「月に代わってお仕置きされたわ！」
ＥＮＤ

31:218.185.169.17.eo.eaccess.ne.jp
15/09/28 03:59:29.505 yTCblR850.net
如何だったでしょう？皆様のおかげで>>29まで続きました。ありがとうございます。

32:以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします
15/09/28 05:04:41.426 wL11dLj+0.net
>>16
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