【毎日新聞】 青野由利「嘉田由紀子・滋賀県知事の新党結成に風を感じた。『卒原発』を旗印に結党したセンスはなかなかのもの」 at NEWSPLUS
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1:有明省吾 ◆BAKA1DJoEI @有明省吾ρ ★
12/11/30 02:23:31.33 0 BE:1527826076-PLT(12066)
★発信箱:風を読む力=青野由利(論説室)

嘉田由紀子・滋賀県知事の新党結成に、二つの風を感じた。ひとつは行き詰まり感のあった政界に吹き込む風。
背景はいろいろだとしても、「選びたい政党がない」という気分をくんで「卒原発」を旗印に結党したセンスはなかなかのもの。
風の行方を読もうと右往左往する政治模様も興味深い。

もうひとつは、嘉田さんの地元・琵琶湖に吹く本物の風。マキタ、キタ、マニシ、ニシビアラシ。「ここの漁師さんは昔から風に名前を付けている」。
大飯原発の再稼働が論争になった5月、環境社会学者でもある嘉田さんから聞いた話だ。

琵琶湖の北西、福井県・若狭湾には原発14基が建ち並ぶ。ここで事故が起きれば、風に乗って琵琶湖に被害が及ぶ。
福島の事故を思えば、放射性物質の飛散に備えないわけにいかない。ところが国は拡散予測のために必要な情報を出してくれない。
嘉田さんは業を煮やし、県独自で計算したという。これも身近な風に注目してきたからこそだろうか。

事故に備える防災重点地域は拡大が決まり、今、原子力規制委員会が広範囲の拡散予測地図を公表している。
データを出してくれなかったころよりましだが、問題は、ミスが続き、修正が繰り返されていること。
ヨウ素剤を飲むタイミングなどの参考情報も公表するというが、「国の計算は信じられない」となれば、地域の防災計画作りには役立たない。

考えてみれば、原発事故が再び起きた時、住民に寄り添えるのは国より地元。住民を守る真剣さも自治体が勝るような気がする。
とすれば、風を読む力は地元にこそ。国には徹底して基本情報を公開してもらい、自治体が活用できるようにするのも一つの手かもしれない。

毎日新聞 2012年11月30日 00時18分
URLリンク(mainichi.jp)


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