仮面ライダーカブトPa ..
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07/01/14 00:00:47 59fQWAZG0
変えられる未来と、変えられない未来があった。
日下部ひよりの親は、『二人』が幼い時期に死んでしまった。天道とひよりは、別々の家庭に育てられ、今に至る。
そして、樹花は……
「行って来まぁ〜す」
しかし答える者は居ない。
「おかしいなぁ。誰かに挨拶を言わなければいけない気がするんだけど、一体誰なんだろう」
歩んでいく通学路。その前を、あの男が通りがかる。
「……あれ?」
伝う物が樹花の頬を流れていく。
本人は覚えていないが、刻の流れと、身体は憶えていた。
あの懐かしい日々を。あの楽しい日々を。
『天道総司』は振り向かない。それが約束された未来であり、誓いであり、証だったのだから。
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