仮面ライダーカブトPa ..
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07/01/13 23:33:12 59fQWAZG0
天道は燃え盛る太陽に向かって隕石を押し続けていた。
「お婆ちゃんは言っていた。本当に大切な人を守る為ならば、自分を犠牲にしてでも成し遂げるべきだって」
刹那、地球を、世界の未来を託して、一人の英雄が星の輝きを手にし、ワームやネイティブといった侵略者、
そしてゼクトという秘密組織は、無かった事になる未来を描いていった……。
―そして現在……
「間宮令奈さん、僕と結婚してください」
アルティメットメイクアップアーティストを目指していた大介は、大輪の薔薇を片手に令奈にプロポーズを申し込む。
「どうして私に? 他にも素敵な女性(ひと)は居るのに」
困惑する令奈。大介は少し眼を伏せた後、言葉を述べ続ける。
「僕にもよく解りません。でも、何故か貴女を守らなくてはいけない気がする。いや、『守りたかった』という過去形
のワードが脳裏を過ぎるんです」
「大介さん……」
「姉さん。今日も僕と一緒に踊ろう」
「坊ちゃま、ディスカビル家の未来の為にも、勉学ともに頑張ってくださいませ」
いつまでも、姉と一緒に過ごす剣。しかし彼は微かだが憶えていた。ワームとなりても記憶は継承される。
あの激しい戦いを。あの辛い日々を。そしてミサキィーヌの事も。
(天道……カガーミ、ミサキィーヌ……君たちの事は、絶対に忘れない……)
「あぁ!? ボールがあっちに飛んでいってしまった……」
そこはとある野球場。二人の男性がキャッチボールを軽やかに交わしている。
「おい……無理はすんなよ亮。俺が取ってきてやっから」
駆け足で駆けていく加賀美新。だが、ボールは別の人物が拾っていた。
「私も、混ぜてくれるかな」
「親父……」
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