うら若き女性が改造さ ..
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32:BeeFreak
04/10/26 02:05:48 uFlLH+RK
ある日、どうしても耐えられなくなった里沙は、一目だけでいい、猛の元気な姿を見よう
と、彼が住んでいるマンションのそばにやって来た。アイグラスをはずし、季節はずれの
コートをまとって、路地陰に隠れた彼女が見たのは、一人の少女と仲睦まじく歩く猛の姿
であった。
「じゃあルリ子さん、ここで。」「気をつけてね、猛さん。」
その少女の姿に、里沙は見覚えがあった。緑川博士の次女、藍子の3歳年下の妹である、
緑川ルリ子であった。
里沙の心に、複雑な感情が渦巻き始めた。一方では、もはや人間の世界には戻れない自分
を忘れて、新しい仲間を見つけた猛を祝福したい気持ちがあった。ルリ子は一人っ子の里
沙にとって、言わば妹のような存在であった。そのルリ子になら、猛を託すことができる。
悲惨な最後を遂げた父・緑川博士や、姉・藍子に代わって、ルリ子には幸せになって欲し
いと里沙が願っていたのは確かだった。
 だがその一方で、自分も藍子も改造されてしまったというのに、一人だけ人間の身で幸
せそうにしているルリ子に対して、嫉妬の感情を覚えたのも間違いない。この娘にも、自
分と同じ苦しみを味あわせてやりたい。そういう残忍な気持ちが、里沙の中で少しずつ頭
をもたげていった。その邪悪な感情こそ、ショッカーの蜂女としてふさわしいものだ。い
っそこの娘を誘拐し、科学陣に引き渡してやろうか。
だが、里沙はルリ子をその場でさらうことはしなかった。改造人間である里沙は、人間の
ルリ子に対して優越感を抱くことができたからだ。ルリ子がいくら猛を愛したとて、改造
人間である猛は、ルリ子を抱くことはできない。もしも抱けば、彼女は壊れてしまうだろ
う。でも自分なら、猛と同じ改造人間である自分なら、猛と愛し合うことができる。その
優越感が、この時は里沙をしてルリ子を見逃さしめたのだった。

33:BeeFreak
04/10/26 02:07:13 ooH5h/Di
本郷猛は、夜眠りにつくと、決まって改造手術の悪夢に悩まされていた。手術台に縛られ
た自分に向かってくる、幾つものメスや手術器具。絶叫しながら目を覚ましたことも一度
や二度ではない。
それと同時に、猛は里沙が改造されてゆく悪夢も見た。泣き叫びながら、猛から引き離さ
れてゆく里沙。手術台に縛られ、無理やり改造されてゆくその華奢な肢体。必死に猛に向
かって手を伸ばし、助けを求める里沙の顔。
「リサァアアアッツ!!」
猛は飛び起き、必死で里沙の腕を掴もうとした。気がつくと、猛の手は本当に何物かを掴
んでいた。その物は…。
「…リ…サ?」
それは、本当に里沙の腕だった。マンションの猛の部屋に忍び込み、その寝顔を覗き見た
里沙の腕を、夢にうなされた猛が掴んだのだった。
「リサ、本当にリサなんだな。生きててくれたんだな。本当に…本当に良かった…」
猛は里沙の手を両手で被ったまま、感極まって涙をこぼし始めた。
里沙は動揺していた。せめて寝顔を見るだけでいいと思っていた。まさか、猛が本当に目
を覚ますとは思わなかったのだ。「見ないで!」里沙は、猛の手を乱暴に振りほどいた。
そして、自分の身体を見られまいと物陰に身を隠した。「どうしたんだ、リサ!」
「見ないで! わたしの身体を見ないで! …お願い!」
里沙は必死で、改造され蜂女となった自分の姿を隠そうとした。「…わたしはもう、人間
じゃないの! ショッカーの改造人間、蜂女なのよ!」
「それがどうしたって言うんだ。」本郷は優しい声で呼びかけた。「僕だって、改造人間
だよ。」
「違うの! .違うのよ!」里沙は首を激しく振った。「わたしは、この手で人をあやめて
しまった。この身体も汚されてしまった。わたしはもう、普通の人間の世界に住むことは
許されないのよ!!」

34:BeeFreak
04/10/26 02:08:11 ooH5h/Di
里沙の瞳は、涙で濡れていた。猛は彼女の涙を指でそっとぬぐい、そしてささやいた。
「そんなことは関係ないよ。君がどんな姿に改造されようが、悪の手先として操られよう
が、君は今でも、僕の大切なリサだ。君を愛する僕の気持ちは、今でも変わりは無い。」
そして猛は、蜂女に改造された里沙の身体を、隅々までじっと見つめた。濃いブルーのボ
ディを、背中に生えた4枚の羽根を、そして黄色と黒の同心円模様の、双つの蜂の乳房を。
「…きれいだよ、リサ。とても、とてもきれいな身体だ。」
「あ…あ…ワアッ!!」里沙は猛の胸に身を投げ、大声で泣きじゃくった。激情に流される
まま、猛に身を預けてワンワンと泣いた。猛は里沙の身体をやさしく抱きしめ、そして里
沙の唇に、熱い口づけを交わした。「ん…ん…んッ」
そのまま二人は、ベッドに倒れ込んだ。二人はお互いの身体を激しく求め、ひとつにから
まり合って愛し合った。言葉は何もいらなかった。彼らは二人だけの世界で狂おしく交わ
り合った。お互いのすべてを求め合い、奪い合い、そしてすべてを与え合った。そしてひ
とつに結合したまま、猛は自分の愛情のすべてを、里沙の体内に放出した。里沙も、全身
全霊でそれを受け止めた。
気だるい身体を横たえながら、里沙は自分の胎内に注ぎ込まれた熱い粘液が、身体の隅々
まで広がり染み込んでゆく幸せをかみしめていた。
「リサ…このまま二人で生きよう。ショッカーから離れて。今からでも遅くない。どんな
身体になっても、君はリサだ。僕だけの大切なリサだ。」
「猛…ありがとう…。私も…あなたと一緒に生きてゆきたい。もう一度やり直せるのなら
…あなたといつまでも一緒にいたい!」
「リサ…愛してるよ。」「わたしもよ…猛。」
猛は里沙の身体を背中から抱きしめ、二人はそのまま、深いやすらぎの眠りへと落ちてい
った。

35:BeeFreak
04/10/26 02:08:48 ooH5h/Di
里沙は、ふと目を覚ました。何かが…何かが足りない。里沙は自分の額に手を当てた。そ
うだ、アイグラスだ。アイグラスが欲しい。どうしても身につけたい。蜂女にならなきゃ
いけない。私は深町里沙であってはいけないんだ。私は、ショッカーの蜂女なのだ。それ
以外の者であってはならないんだ。
里沙はベッドから転げ落ち、床を這いずりながら必死でアイグラスを探した。ああ、アイ
グラス! わたしのアイグラス! わたしを蜂女に変身させてくれる、愛しいアイグラスは
どこ!?
うんうんとうめきながら床を這い回る里沙に、猛が気付いて起き上がった。「リサ!? いっ
たい何をしているんだ!」
「蜂女に…蜂女になりたい! 変身…変身しなきゃ! わたしは…蜂女。偉大なるショッカ
ーに改造していただいた、大首領の忠実なるしもべ、蜂女!!」
里沙は、脱ぎ捨てたサッシュのわきに、アイグラスが転がっているのを見つけた。「あった!」
「どうしたんだ! リサ! まるで麻薬中毒患者のようじゃないか!」
猛の言葉に、里沙はハッとなった。思い当たるふしがあったのだ。思えば、あの性交実験
の時から何かがおかしかった。アイグラスを身につけるごとに、快感が広がってゆき、は
ずすと喪失感に襲われるようになったのだ。里沙は目の前が真っ暗になった。このアイグ
ラスに、何かの仕掛けが施されたのだろう。私はもはや、アイグラス無しでは生きてゆけ
ない身体になっているのだ。そしてアイグラスを着けたら最後、わたしは身も心も、ショ
ッカーの悪の改造人間になってしまう!
里沙は煩悶した。介抱する猛の声も、もはや届かなかった。必死で、アイグラスを着けよ
うとする内面の欲求と闘った。だが、それが限界だった。
里沙は猛を振りほどき、アイグラスを装着した。「変・身!」
とたんに里沙の肉体は、妖艶なショッカー改造人間・蜂女に変貌していた。
「本郷猛! わたしはショッカーの蜂女。今に必ず、裏切り者のあなたを処分します!」
「リサっ!!」
里沙、いや蜂女は、猛に捨て台詞を残すとマンションのガラス窓を破って、いずこともな
く去っていった。

36:BeeFreak
04/10/26 02:09:47 ooH5h/Di
里沙は、自分がもう、二度と人間の世界には戻れないことを悟った。自暴自棄になってア
ジトに戻った里沙は、科学者に頼んでアイグラスを自分の顔に固定してもらった。もう二
度と、里沙の愛らしい顔に戻ることがないように。里沙、いや蜂女は覚悟を決め、ショッ
カーの改造人間としての悪事を積極的にこなそうと決心した。
ショッカー首領から蜂女に対し、毒ガス製造工場のチーフとして、労働用人間の確保をす
るよう命令が下った。科学陣が蜂女に対し、彼女の羽根から発する超音波を受信して人を
操る、特殊なメガネが提供された。蜂女は戦闘員の一人に影村という名を与え、メガネ店
の店長に仕立てた。メガネを買った客を超音波で操り、地下工場に導いて作業員にするた
めだ。
それと同時に、蜂女は本郷猛を何とかして、自分のアジトにおびき寄せようと考えた。メ
ガネで操られる客の一人を、わざと本郷の通り道で彼と出くわすように仕向けた。案の定、
本郷はメガネ秘密に気がついた。これでよい。本郷猛はきっと、このアジトにやって来る。
だが意に反して、メガネ店の調査に来たのは緑川ルリ子だった。まあいい。この娘を囮に
使おう。蜂女はメガネを買ったルリ子を超音波で操り、アジトに導いた。のこのことやっ
て来たルリ子を見て、蜂女の頭にあるアイディアが浮かんだ。蜂女は影村に指令を出した。
「いい? 本郷は必ずお前の後をつけてアジトにやって来るわ。わたしが命令するまで、閉
店せずにメガネ店で待機していなさい!」
そして蜂女は、科学者たちを呼び寄せた。「この娘を、わたしと同じ蜂女に改造しなさい。
ただし変身スイッチを忘れずに。どれくらいかかるかしら?」「ノウハウが確立していま
すから、6時間もあれば充分です。」
蜂女は、目の前でルリ子が改造されてゆくのを、残忍な気持ちで眺めていた。だがそれは、
単に本郷とルリ子を苦しめたいという気持ちだけだったのだろうか? 人間女性を抱くこと
ができず、常に性欲処理に困っているだろう本郷に、生涯の伴侶を作ってやりたいという
気持ちも無かったのだろうか?それは、蜂女自身にもわからなかった。

37:BeeFreak
04/10/26 02:10:45 ooH5h/Di
6時間後、無事にルリ子の改造手術は完了した。「ご苦労でした。で、変身スイッチは注
文の場所にセットした?」「もちろんです。この娘のクリトリスが変身スイッチになって
います。変身前は全身が人間の姿ですが、クリトリスを刺激して、性的エクスタシーが極
限に達した時、この娘は自動的に蜂女に変身するでしょう。」「よし、いいわ。で、変身
解除スイッチは?」「肛門の中にあります。このスイッチを押さない限り、決して人間の
姿に戻ることはできません。」
蜂女は満足した。人間の姿になったルリ子に元どおり服を着せ、蜂女は失神したままのル
リ子にささやいた。「あなたは自分でも知らないうちに、我々ショッカーの一員になって
しまったのよ・あなたは本郷猛にとって、獅子身中の虫。いつか役に立ってもらうわ。」

蜂女からの指令でメガネ店を閉店した影村の後を追って、本郷猛がガス地下工場に誘い込
まれた。本郷はガス室の人体実験を目撃し、捕われの人々を解放しようと試みた。そこに、
満を持して待ち構えていた蜂女が現れた。
「リサ…リサなのか? どうしてこんな非道いことをするんだ!」
「毒ガスがどうしてもいるのよ。世界征服のために!」
その言葉で、本郷猛は里沙が身も心も完全に、ショッカーの手先になってしまったことを
悟った。「そうか…そしてお前が工場長ってわけか。」
蜂女は、影村に人質に取られたルリ子を指差した。「本郷猛。この毒針の注射を受けなさ
い。この人質の命と引き換えにするのよ。でも、あなたを殺すわけじゃない。」
蜂女の声が、急に優しいものに変わった。
「麻痺させて、あなたを完全な改造人間にするためよ。そしてショッカーのしもべとして、
わたしのそばにいつまでも、一緒にいてもらうわ。」

38:BeeFreak
04/10/26 02:11:50 ooH5h/Di
本郷は悲痛な思いにかられた。だがルリ子を救うために、彼は甘んじて毒針を受けた。
「うッ!ううう…うう…」
蜂女は、これで本郷猛が自分のものになったと信じた。
だが自力で拘束を脱した本郷は、隙を見てアジトの中で大暴れを始めた。
蜂女は落とし穴のスイッチを入れた。「うわッ!」
だが本郷は落下時の風で仮面ライダーに変身し、蜂女にライダーキックを見舞おうとした。
“やられるッ!”蜂女は覚悟を決めた。
だがどういうわけか必殺のキックは、蜂女の肩を少しかすめただけだった。
衝撃で倒れ伏した蜂女を尻目に、仮面ライダーはルリ子や人質を連れてアジトから逃走した。
「なぜ…なぜ、わたしを殺さなかったの?」

本郷猛に逃げられた蜂女の八つ当たりは、戦闘員影村に向けられた。
「こんどのことは、せっかく捕らえた本郷をみすみす逃がしたお前の責任よ!」
「畜生!お前だって失敗すれば…」
「えいッ!」蜂女の毒針を受けた影村は、黄色い液体になって消えてしまった。
蜂女は、もはや本郷が自分のものにならないことを悟っていた。万策尽きた蜂女は、最後
の作戦を実行することにした。
「ウフフフフフ。計画があるからこそ、あの娘を返してやったのよ! オホホホホホ!」
こううそぶきながら、蜂女のマスクの下は、いつしか涙で濡れていた。

39:BeeFreak
04/10/26 02:12:46 ooH5h/Di
蜂女の音波で操られるイヤリングを着けたルリ子が、本郷のコーヒーに毒薬を入れた。案
の定、本郷は事前にそれに気付き、イヤリングが受信している超音波の存在にも気がつい
た。これは予定通りだった。元より、毒薬などで改造人間が倒せるはずがない。イヤリン
グに気付かれても、蜂女は超音波を発することをやめなかった。本郷猛が、超音波をたど
って自分の元に来てくれることを期待して。
蜂女が決戦の地として選んだ造成地に、超音波に導かれて仮面ライダーがやって来た。蜂
女は、自分の配下の戦闘員たちに闘う命令を下した。自分のボディを見つめる下卑た目に
我慢がならなかったため、無理やり去勢した自分専用の戦闘員たちだ。
だが戦闘員ごときの力では、ライダーに敵うはずもない。あっという間に戦闘員たちは全
滅し、ライダーは持っていた剣を投げて、木の影に隠れていた蜂女の羽根を一枚もぎ取っ
た。
「うう…う」羽根を奪われた激痛に苦しむ蜂女。「リサ! もう終わりだ。君は傷ついても
う闘えない。早く、どこかに去るんだ!」
蜂女は渾身の力をふりしぼって、レイピアでライダーに斬りかかった。「えい!」
「やめろ! リサ! やめるんだ! 君とは、君とは戦いたくない!」
蜂女の攻撃に、やむを得ず応戦する仮面ライダー。だがライダーはふと、緑色の複眼状カ
バーに覆われた蜂女の目に、涙がいっぱい溢れていることに気がついた。“リサ…きみは!”
互いの剣を打ち重ねながら、蜂女はライダーに、こうささやいた。“…わたしを、殺して!”

40:BeeFreak
04/10/26 02:13:46 ooH5h/Di
“ばかな! リサっ!”“…あなたと一緒にいられないのなら、いっそあなたに殺されたい。
早く! わたしがこれ以上の悪事に手を染める前に、わたしを、殺して!”
激しく剣を交わしながら、蜂女はマスクの裏側で激しく泣いていた。そして、それと闘う本
郷猛も、ライダーマスクの裏側で絶叫していた。
“…どうして、どうして俺たちが、闘わなきゃならないんだ!!”
ライダーの剣が、蜂女の剣をはじき飛ばした。“さあ、早く! わたしを殺して!”
仮面ライダーは、覚悟を決め、涙をかみしめながら叫んだ。「蜂女! お前みたいに人間の
自由を奪い、平和を乱す奴は、断じて許さん!!」
蜂女も、ショッカー改造人間の矜持を込めて、こう応えた。「何を小癪な! 来るか!」
溢れる悲しみを乗り越えて、ライダーは、高くジャンプした。“リサ! 許してくれッ!!”
蜂女は両手を広げ、キックを身体で受ける体制を取った。
“さあ、来て、猛。愛してるわ。今でも、愛してるわ。”
「ライダァーッツ! キイィーーーッック!!」
必殺のキックは、蜂女の胸めがけて炸裂した。かつて彼女の、血の通った心臓があった位
置に。
「キャアアアアアアアーーーーーーーーッッ!!!!」
蜂女は崖を転がり落ちた。そして、黄色い液体になって消えてしまった。
消える直前に、蜂女の顔が、確かに微笑んだ。
“ありがとう…猛…ありがとう”
ライダーは、天に向かって絶叫した。「リサあぁぁーーーーーーッッッ!!!!」

41:BeeFreak
04/10/26 02:14:45 ooH5h/Di
緑川弘博士の墓標と並んで作られた、もうひとつの新しい墓標。本郷猛と緑川ルリ子はそ
こに花を供え、長々と祈りを捧げた。
「可哀想な…人。」
「ああ、運命がもう少し違っていたら、こんなことにはならなかったはずだ。」
深町里沙の墓には、遺体は眠っていない。蜂女は屍体を残さずに消えてしまったからだ。
代わりに墓の中には、本郷猛との記念の写真が眠っている。
本郷は、里沙の墓に誓った。“リサ。君のような被害者がこれ以上出ないよう、俺はこれ
からもショッカーと闘う。そしていつか、君の墓の前に、ショッカー壊滅の報告をしにく
るよ。”
「さあ、行こうルリ子さん。おやっさんたちが待っている。」「ええ、猛さん。」
二人は並んで歩きはじめた。だがルリ子の身体に施された、新たな悪夢の火種のことは、
二人ともまだ知るよしもなかった。
                                 (おわり)

42:BeeFreak
04/10/26 02:23:03 ooH5h/Di
・・・

これで元祖ショッカー蜂女の改造SSは終了です。合計58レス。とんでもない長さになって
しまい、またスレッドが途中で新しいのに変わってしまったことを、心からお詫び申し上
げます。

新スレへの移行に伴い、旧スレはDAT落ちの運命を目前にしていますが、スレをまたがせ
てしまった責任を取って、ログ保存は漏れが何とか行いたいと思います。
(漏れのSS保管サイトにでも貼り付けます)
また319氏の、まだまとめサイトに入っていないSSについても、何とかさせていただきたい
と思いますので、よろしくお願いします。

そうそう。このショッカー蜂女SSですが、本文中に死神博士や大首領の本名など、平Pの
設定を流用させていただきましたが、細部はかなり異なっています(わざと変えてます)。
ですから、そのあたりもあまり厳密に取られずに、鷹揚な気持ちで読んでいただければ助
かります。

長文お目汚し、失礼いたしました。

43:BeeFreak
04/10/26 07:25:03 tY0yCbgD
とりあえず前スレのログを、SS保管庫に移しました。
これで、いつDAT落ちしても大丈夫です。
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)

あとは、皆さんが無事新スレに辿り着いてくれればいいのですが…。

44:名無しより愛をこめて
04/10/26 20:49:48 WLKyy4us
新スレ誘導あげ

45:名無しより愛をこめて
04/10/26 21:39:06 7M6Mn5V8
>BeeFreakさん
乙です。今回も素晴らしい!!
改造描写もさることながらショッカーの設定の現代的アレンジが秀逸ですね。
こんな描写で1号のリメイクが見たい・・・
各所にはさまれた小ネタにもニヤリとさせられました。

46:BeeFreak
04/10/26 23:22:48 HgUrYQcM
昨晩は、スレまたぎという失態をしでかしてしまい、申し訳ございませんでした。
325氏のように、毎日少しずつUPしてゆくという方法を取れば回避できたと思うのですが、
なにぶん書いたものを寝かしておくということができない性分なもので(新しい設定を思
いついたら、古いのをどんどん破棄する癖があるのです)、こういうことになってしまい
ました。本当にすみません。

せめてものおわびに、前スレに掲載されたSSが迷わないよう処置させていただきます。
全ログ保存に続き、まだまとめサイトに入っていない319氏の作品(不良女子高生編)を
含めた、319氏、325氏の作品をまとめて漏れのサイト内に新たな倉庫を作り、移管させ
ました。
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
ただ、無料サイトなのでどうしてもページの上下に広告が入ってしまい、妙な画面になっ
てしまってます。お許し下さい。

>>45 さん
ひたすら長いだけのSS、お褒めいただきありがとうございます。
小ネタというか、以前からよく話題になる「なんでサイクロンに立花レーシングチームの
エンブレムが最初から貼ってあったのか?」などの疑問を、一気に解決しようと色々詰め
込んでみました。禿しく消化不良気味ですが。
ただ、自分で読み返してみると当初テーマにしていた、揺れ動く「オンナゴコロ」が今イ
チ描けてなくて、歯がゆい思いでいっぱいです。読後の印象がエロショッカーしか残らな
いようで申し訳ない…。
以後精進を続けるつもりですので、SSの希望テーマ等ありましたら、お知らせいただけ
ればありがたいです。

47:前スレの319
04/10/26 23:58:19 n09S4hHf
BeeFreakさん、新しいスレお疲れ様です。
また私の今までのSSを保管してくださりありがとうございます。
今のSSも続編をここに貼り付けていきたいと思います。
後前スレの782さんや785さん、つまらない話で申し訳ありませんがもう少しお付き合いください。私はあらゆる面でセンスがないもので。
正直言うとこれが私のSSの限界点なんです。これ以上のものを作ると言うことは今の私では無理ですね。
まあ今のSSが完結したら私はまたしばらく断筆しますのでそれでお許しいただければと思います。
それではこれからもよろしくお願いします。
あ、後私もそろそろ独自のペンネームを持とうと思います。次回以降はそのペンネームを使用したいです。

48:BeeFreak
04/10/27 00:14:56 zrsrxV6H
>>47
319さん、新スレ移動乙です。SSを順次UPされている矢先での新スレ移行となってしまい、
大変ご迷惑をお掛けいたしました。申し訳ございません。
そうそう、タイミングを逃してしまって遅レスですが、前スレ>>772にて拙SSに感想をい
ただき、ありがとうございました。
正直、漏れのSSは鬼畜系なので、319さんのご趣味には合わないと思っていただけに、驚
くと同時に嬉しかったです。
前スレ782氏や785氏の発言を気にされているようですが、人の好みは色々。建設的な批
判でないただの煽りなど、何も気になさることはないと思います。
断筆などと悲しいことをおっしゃらずに、どんどんUPされることを期待しています。
それでは、続きのUP、よろしくお願いします。

49:名無しより愛をこめて
04/10/27 02:31:03 vAxMyH7s
BeeFreakさん、「真・蜂女物語」堪能させていただきました。
素晴らしい出来だと思います。
特に生体と機械化という二段改造(?)には萌えました。
しっかりと本編の展開を踏襲し、アレンジされた後半の展開にも驚かせれました。
特に愛するものと戦わなくてはならないヒロイン・蜂女の悲しい姿に胸を打たれました。
そして、苦痛の中で巨大な蜂と合成されてしまった深町里沙さんには、今までに無い魅力を感じます。
誰かモデルがいるのでしょうか?
彼女が蜂女に変身した姿が無性に見たい漏れです。


50:名無しより愛をこめて
04/10/27 03:17:52 vAxMyH7s
BeeFreakさん、「真・蜂女物語」堪能させていただきました。
素晴らしい出来だと思います。
特に生体と機械化という二段改造(?)には萌えました。
しっかりと本編の展開を踏襲し、アレンジされた後半の展開にも驚かせれました。
特に愛するものと戦わなくてはならないヒロイン・蜂女の悲しい姿に胸を打たれました。
そして、苦痛の中で巨大な蜂と合成されてしまった深町里沙さんには、今までに無い魅力を感じます。
誰かモデルがいるのでしょうか?
彼女が蜂女に変身した姿が無性に見たい漏れです。


51:名無しより愛をこめて
04/10/27 04:21:14 vAxMyH7s
>>50
ミスってWっちゃいました。
皆さん、どうもすみません。

52:名無しより愛をこめて
04/10/27 18:58:21 nU6m3Gob
BeeFreak さま

この調子で2号編も拝見したいのですが…

53:BeeFreak
04/10/27 23:26:47 i2BygKpG
色々ご迷惑をお掛けしたショッカー蜂女SSですが、意外と好評なようで何よりです。

>>50 さま
ありがとうございます。そういうお褒めのお言葉のひとつひとつが励みになります。
里沙ちゃんがお気に召されたようですが、残念なことに漏れの書くキャラは常に、複数の
元ネタのゴッタ煮なもので、里沙ちゃんにも特定のモデルというのはありません。
「彼女が蜂女に変身した姿が無性に見たい」とのことですが、漏れ的にはそれは、TVに
登場した岩本良子版蜂女がそうなんだと割り切っています。
でも、里沙ちゃんは86-52-87のモデル体形でしたよね。岩本女史は80-62-80(予想w)の
純日本人体形なので、それが違いと言えば大きな違いでしょうか。(大き過ぎる?)
せっかくのリクエストなので、里沙ちゃんというわけではないのですが、手描き&コラの
ヘタレ画像ではありますが、以前こっそり造っておいた《モデル体形の蜂女》の画像をサ
イトに貼っておきます。
URLリンク(artofspirit.hp.infoseek.co.jp)
コラが混ざっているため数日で消すつもりなので、閲覧される場合はお早めに。

>>52 さま
「2号編」? 一文字ライダー編ということでしょうか?
でも一文字編には、あまり萌えられる女怪人はいませんよね。川本浩太少年の目撃した宇
宙人が、実は少年の高校生の姉が改造されたクラゲダールだった、とかなら書けますが。
でも、女怪人なら本郷編の方が魅力的なように思います。
滝和也×バラランガのロマンスとか、アンチショッカー同盟の石神千恵がゲルショッカー
に改造されて、ドクバラアゲハとかにされてしまうとかの方が…。
あ、ひょっとしたら52さんは女怪人関係無しに、現代風ショッカーの一文字編を見たいと
おっしゃってるのかな? でもそれでは確実にスレ違いになっちゃいますよね。
とりあえず、ご希望が良くわからないので、更なるご意見をお待ちしたいと思います。

54:名無しより愛をこめて
04/10/28 00:23:00 /2dFMnZV
BeeFreak 様
いや、このムードの話のままで続編を書いて、それに一文字や滝も出して欲しいな、
というだけで、ストーリに関しては、BeeFreakさんのお好きな話で結構です。
でもそうなったら、スレ違いになる可能性の方が高いか。

55:BeeFreak
04/10/28 00:35:39 iMvwolpo
>>54
ああ成る程。でも書くからには何らかの山場を最初から設定しておかないと、
そのままダラダラ書き続けるというのは難しいです。
何らかのモチベーションを持てるテーマが見つかればいいのですが。
(ゾル大佐を出していないので、それ絡みかな?)
…とりあえず、もうしばらくお待ち下さい。
319氏や325氏の作品にも期待したいし。

56:前スレの319
04/10/28 01:24:05 F5YxTHYJ
BeeFreakさん
色々お心遣いありがとうございます。
それにしてもあなたのSSには感服させられます。あの頃の日本の思想背景、緻密な改造シーンに人物描写、すべての面において私の及ぶところではありません。
私のSSは勧善懲悪をベースにしているのでその分だけ改造シーンなどがあらが目立つものになってしまいます。
まあ私は私でSSの続きを完成させていきたいと思います。
それとまだペンネームが決まりませんので暫定的に前スレの319とさせていただきました。

57:前スレの319
04/10/28 01:41:01 F5YxTHYJ
それともう一つ。
>>46に掲載されたSS保管サイトをのぞいたのですが私の今のSSが一部欠落しています。
具体的には前スレの772に書き込んでおいた部分です。
後の処置よろしくお願いします。


58:BeeFreak
04/10/28 23:26:17 Unkp/2kD
>>56-57
319 さま。分不相応なお褒めの言葉をいただき恐縮です。
でも漏れのSSは、元来の萌えポイントが狭いのを色んな要素で装飾して誤魔化している
だけなんですよ。短いSSだとアイディア勝負になるのですが、漏れのような長いSSは、
どうしても装飾部分に目が行ってしまうので、ハッタリで得をしているところがあります。
実は装飾部分も、精緻に読むと結構無茶苦茶なことを書いてます。あまり真面目に受け取
られない方がよろしいかと…。

今回の319さんのSSは、「勧善懲悪」の「悪」の部分が分散してしまって、損をしてる
ところがあるかも知れませんね。「悪人」であっても少しはみじめったらしく同情を呼ぶ
ようなところを見せると(例えばひなのの父親)、物語に厚みがでるんじゃないかなと思
います。それとあと、改造の描写がもうちょっと、ねちっこければ嬉しいんですが…
でもまあ、319さんには319さんの方法論があると思いますし、とりあえず現在のSSの
完結を待たせていただきたいと思います。偉そうなことを書いてしまって、すみません。

あ、それからSS保管サイトに取りこぼしがあったとのこと。
大変申し訳ございませんでした。
直しておきましたので、ご確認いただければ幸いです。

それから、こないだは慌てていたのでついうっかりしていたのですが、SSを漏れのサイ
トに勝手に移管してしまったので、前スレでせっかくまとめサイトを作って下さった628
さんには、ちょっと悪いことをしてしまいましたね。
遅くなりましたが、改めてお詫びを入れさせていただきます。申し訳ありませんでした。

59:名無しより愛をこめて
04/10/29 07:32:21 vRg7ekHV
BeeFreakみたいにストーリー仕立てになってなくてもいいから、
美女の改造シーンだけをもっともっともっと読みたい。
それから、改造シーンの萌えるイラストも見たい。
誰でもいいからどんどんうPしてくれぇー!!

60:名無しより愛をこめて
04/10/29 08:15:21 Pdt0aS6L
DeepLoveドラマ見ました☆映画とゎまた違った感じで凄く新鮮な感じがします。
私ゎ去年の夏まで売りをしてぃました。私の場合ゎ下着を売ってぃて最終的にヤクザに
ホテルに監禁され回されるとぃぅ結果になりました。
一緒に売りをしてぃた友達も巻きぞぃにしてしまぃ友情を失ぃました。
警察の手にょって2人のぅち1人の犯人ゎ逮捕されました。
でも私にゎ罪悪感がまだ残ってるままです。売りをゃってる頃からDeepLoveゎ知ってた。
今でも援をゃってる人ゎぃます。一刻も早く辞めて欲しぃ。
DeepLoveを通して分かって欲しぃです。

こういうのをDQNというのだニダ。合掌。


61:名無しより愛をこめて
04/10/29 12:07:22 ba5UHJSj
>>59
こんな長文連投する池沼がいるスレに誰が良質なネタを投下するかバカ


62:名無しより愛をこめて
04/10/29 13:19:59 dnNveSRK
3か月前に319氏がSSを投下し始めるまでは、1年半で300レスしか進まない
超過疎スレだったわけだから、現在の盛り上がりはこれはこれで喜ばしい。
それ以前に、>>61はネタなどはなから持っていない罠。

63:名無しより愛をこめて
04/10/29 14:53:58 ba5UHJSj
わかった、作家気取りの連中をおだてて1000まで書かせれば良いのだな?

64:名無しより愛をこめて
04/10/29 17:35:07 VZI3ZyGl
緑川ルリ子さんが蜂女に改造されてしまう話なら、他サイトだが
こんなの(↓)を見つけた。これの第5話「死別」。
URLリンク(moriyand.hp.infoseek.co.jp)

65:名無しより愛をこめて
04/10/29 23:27:42 DuBS8ZwL
前スレの319氏の作品って見たけど、ファイターFの続編ははっきり言ってヒーローのほうが鬼畜に思えた。
石川怜のほうがなんかかわいそうに思えてきたな。最後は仲間に裏切られて首領からも見捨てられ挙句の果ては死後も主人公に足蹴にされるとは。


66:名無しより愛をこめて
04/10/29 23:41:23 qUkT4YcS
>>63
藻前ら○娘祭のことかW

67:名無しより愛をこめて
04/10/29 23:52:32 P63fZgoP
こんなのはどう?
URLリンク(www.banzest.com)

68:名無しより愛をこめて
04/10/30 00:00:02 rUXO0ip5
      ☆ チン        マチクタビレタ-

☆ チン  〃 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ヽ ___\(\・∀・)< >>319さん、天野千鶴タンの改造 マダー?
    \_/⊂ ⊂_)_ \___________________
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
  |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|  |
  |  改造手術台   .|/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

69:PRIME
04/10/30 01:35:35 xpYjaZxW
どうも、前スレの319改めPRIMEです。これからはこのペンネームで行きます。どうぞよろしく。
>BeeFreakさん
今回のSSは確かに「悪」の部分が分散してしまっています。その理由の一つとしては悪女が多いことだと思います。
ひなのが改造された後、手下の不良少女、そして暴走族の少女たちも改造されました。その結果女の子が多すぎたため全体的にぬるい描写になってしまったと思います。
改造シーンにしても325さんの改造シーンをパクッただけそれもオリジナルより粗悪なものになってしまいました。まあ私は高校時代理科が2で生物学に詳しくないということでご勘弁願いたいと思います。
ひなのの両親、そして手下の不良少女や暴走族の少女たちはこの後も出演させる予定です。
後悪人に同情を持つシーンですが、同情される悪人になってしまっては私の筆先も鈍るのでそれはご容赦ください。あくまでも悪人は憎々しくなければいけないというのが私のポリシーなんで。そのほうが殺しやすいですからね(^^;。
このSSも半分は過ぎてしまいました。色々異論はあると思いますが、何とか完結まで持っていきたいです。
どうぞよろしくお願いします。

>>68さん
申し訳ありませんが、天野千鶴の改造シーンはありません。あくまでも私は「悪女改造」がメインなんで。善良な女の子は改造しない、するとしても正義のために改造するというのがポリシーなんです。
その代わりといってはなんですが、悪女の改造シーンならいくらでも書かせていただきます。>>68さんはどんな悪女を改造して欲しいですか?もしそういう希望がありましたらぜひリクエストしてください。

70:68
04/10/30 01:53:06 +LmcITsq
>>69
>>68さんはどんな悪女を改造して欲しいですか?
平民を見下している、傲岸不遜なお嬢様をキボンヌ。取り巻きの女たちも込みで。

71:名無しより愛をこめて
04/10/30 03:37:23 t/FbYhRV
319氏、「悪女」改造以外の改造ネタもキボンヌ
それ以外書きたく無いってなら無理強いはせんけど…

72:名無しより愛をこめて
04/10/30 05:51:11 paNHh/oH
前スレでのPrime(319)氏と325氏のコラボに感動したクチなので、またそういうのを見たい。
善良な人間が改造される部分を325氏、悪へのお仕置きがPrime氏というのはどうかな?

325氏がずいぶんご無沙汰だけど、おそらく「イナズマンF」のファンだとお見受けされるので
(ファイターFとか隼五郎(←渡五郎?)とかのネーミングだけでなく、そのハードな雰囲気が)
もし再登場していただけるなら、『改造されたレッドクイン』もの、なんてのを期待したい。
悪の組織への復讐のために、あえてその組織の一員となり改造手術まで受ける。
組織に忠誠を誓うフリをして心の底では復讐のチャンスを狙っている、というような話。
デスパーシティの設定も取り入れるならば、組織内にはそういうレジスタンスが複数名いて、
裏切り者もいれば、その裏切り者に対する鉄の制裁も存在する、というのもいいかも。
あ、でもヒーローとの交感によって自分を取り戻す(蝶とギロチン花地獄作戦とか)と
言うのも捨てがたいしなあ。とりあえず希望だけ書いておきますので、チャンスがあればぜひ
325氏には新作のご執筆をたまわりますよう、お願いしますですm(__)m。

73:名無しより愛をこめて
04/10/31 12:04:58 mvgVSGFw
みんなのんびりSSのうpを待ってないで、特撮番組の中に登場した
女性改造シーンのデータベース作りでもやらないか?
皆で情報を持ちよれば、かなり有用なのができあがりそうな気がする。

74:名無しより愛をこめて
04/10/31 13:35:59 0mGMzESr
>>73
せっかくの情報も長文SSの連続うpで、あっという間に流れてしまうヨカーン。

75:名無しより愛をこめて
04/10/31 14:00:06 jz94ybj/
>>74
だったら専用のまとめサイトを作ればいいじゃん。

76:名無しより愛をこめて
04/10/31 14:53:54 EfSC/LFb
age

77:PRIME
04/11/01 02:12:04 EdzPM3Ty
長い間筆を休めていましたが、明日以降随時SSの続きを貼り付けたいと思います。
この休んでいる間色々考えました。今のSSは改造シーンとかに萌えが少ないというのは私も認めます。
しかし今回は改造される人間の悲劇性には余り重点を置かず、ひたすら明るい勧善懲悪を目指しその過程の中で改造シーンが組み込まれているという風にご理解いただきたいと思います。
つまり勧善懲悪が第1のテーマで女性改造は第2のテーマということです。ここのスレの皆さんにはご不満のことと思いますが今回はそういうことでどうぞお許しください。
なお、>>68さんが改造素体となる悪女のモデルを希望されましたが、他の方にも改造して欲しい悪女をリクエストして欲しいです。
全部できるとは限りませんが、こんな悪女を改造して欲しいという案がございましたらどんどんリクエストしてください。

78:名無しより愛をこめて
04/11/01 02:30:05 bpJtjO5W
サイバー団地妻
URLリンク(www2.gol.com)
URLリンク(www2.gol.com)

79:名無しより愛をこめて
04/11/02 05:05:28 /UCiJJqg
前スレ「女子高校生位の子が改造されるシーン」、DAT落ちしたね。

80:名無しより愛をこめて
04/11/02 14:29:56 4W9jcn01
乳改造!
股改造!
尻改造!

81:名無しより愛をこめて
04/11/02 22:31:19 4mvOR+v8
>80
お前ショッ〇ー婦人部荒してるキチガイだろ。


82:前スレ325
04/11/02 23:22:04 R60wQNLC
>>77
えー、確かに小生「イナズマンF」や「仮面ライダー」最初期を念頭に駄作を描き込みさせて
いただきましたが、319さんがより洗練された形で「後期ライダー」風にまとめて
下さいましたので、今更あの雰囲気持ち込むのもどうかと思うところです

83:名無しより愛をこめて
04/11/02 23:34:43 fvhq4ptr
>>82
325さんは325さん、319さんは319さんの雰囲気があっていいと思うので、
「今更あの雰囲気を・・・」などと悩まれず、ぜひ新作のUPをお願いします!
私、325さんのあの作風のファンです!

84:PRIME
04/11/03 01:06:35 pUXe/+se
>>前スレの325さん
私の前のSSはそんなに洗練されているとは思えません。
私はただ単に自分の妄想を貼り付けているだけですのでそのような過分なお褒めの言葉をいただき恐悦至極です。
ただあのSSはあれでよかったのかなという思いもあります。なんか私のわがままで325さんの重厚な雰囲気を壊してしまったような気がするのです。
例えば009号の最期。あれにしても325さんの考えられた結末からは大分外れたように思うのです。その点がかなり気になっています。
まあ私も私のポリシーに基づいたSSを貼り付けます。325さんも気が向かれた時にお好きなSSを貼り付けられることをおすすめします。
お互い頑張りましょう。


85:PRIME
04/11/03 01:46:26 pUXe/+se
それでは久しぶりに続きを行きますか。

女性だけの暴走族「紅蜥蜴」のメンバーを戦闘員に改造したローズジャマーは首領に新たに誕生した戦闘員を見せる。
「首領、ご覧下さい。新たな女性戦闘員が手に入りました」ローズジャマーは得意げに首領に報告する。
暴走族を改造しただけあって女性戦闘員たちは皆凶悪な面構えである。
「うむ、なかなか我がジャマーにふさわしい者たちだ。我がジャマーはこれまで女性戦闘員が少なかった。お前の働きは我がジャマーに多大な貢献をしている」首領は上機嫌で言う。
「だが、まだまだ足らぬ。もっと女性戦闘員が必要だ。お前は白百合女学園の生徒だったな」首領が言う。
「はい。栄光あるジャマーに入る前はそこの生徒でございました」ローズジャマーは答える。
「白百合女学園には大量の女性生徒がいるな。こやつらを我がジャマーの改造人間にするのだ」新たな指令である。
「はっ、私の昔のクラスメートも我が栄光あるジャマーの一員になれると知れば大喜びするでしょう」すでに魂までジャマーに洗脳されたひなのであった。
「よしいけ。ローズジャマー」「かしこまりました。バ〜ラ〜」ローズジャマーは姿を消す。
「今回はお前はなかなか優秀な改造人間を作ったな。だが、また新しい素材が大量に入ってくるぞ」科学者をねぎらう首領。
「光栄にございます。首領様。新しい素材はどんなものか今から期待しております」嬉しそうに笑う科学者。その目からは邪悪な光が放たれていた。


86:PRIME
04/11/03 02:13:09 pUXe/+se
所変わって喫茶店「ブラッカー」。

「はあ、闇に消えた暴走族か」新聞の見出しを読みながらおやっさんが言う。
その記事はあの紅蜥蜴の失踪記事だった。転倒し放置されたままのバイクが転がっている写真が掲載されている。
「それにしてもこれは一体どういうことですかね。神隠し?」羽村啓介は記事を読みながら言う。
「案外ジャマーの仕業かもな」啓介の友人でともにジャマーと戦っている川島貴司の言葉だ。彼はICPOの秘密捜査官である。
「まあジャマーも暴走族も社会にとってはマイナスな存在ですから消えてくれるのは大いにありがたいことですけどね」啓介が言葉を返す。
「そういうことだな。あれ、ウエハースがない。啓介、ちょっと買ってきてくれないか。」おやっさんが啓介に言う。
「わかりました。じゃあちょっと言ってきます」啓介はバイクに乗ると朝の町に飛び出していった。

87:名無しより愛をこめて
04/11/03 12:17:05 6sHczBAj
  _  ∩ おっぱい改造!
( ゚∀゚)彡  おっぱい改造!
 ⊂彡

88:名無しより愛をこめて
04/11/04 08:16:42 Iey6krB+
「新怪談残虐非道 女刑事と裸体解剖鬼」(2003)って映画はどうよ?
URLリンク(office-yurika.web.infoseek.co.jp)
マッドサイエンティストが美女を誘拐して次々と改造してしまう。
改造シーン(↓)
URLリンク(office-yurika.web.infoseek.co.jp)

ま、改造された結果がゾンビメイドだったり箱女だったりするので何だが。

89:PRIME
04/11/05 00:57:49 S6fq8CB5
前スレの325さんはファイターFのモデルをイナズマンFに求めていたんですね。
ちなみに自分はファイターFのモデルは「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のゴッドジンライのイメージで描きました。
ゴッドジンライは日本人の青年ですが、結構熱いキャラでした。だから私はファイターFを熱血漢というイメージで描いたんです。
それは「改造人間の力、そして人間の心を見くびったな」というファイターFのセリフでもおわかりいただけると思います。
でもゴッドジンライって言っても10数年前のキャラだからどのくらいの人が覚えているかな。

90:PRIME
04/11/05 01:12:23 S6fq8CB5
では続きを。

「早苗、急ぎなさい!」「お姉ちゃん、何で早く起こしてくれなかったのよ」朝の天野家では朝早くから大騒ぎである。
天野早苗は高校生だが、今日は寝坊をしてしまったのだ。姉の千鶴に急き立てられながら慌てて支度をする早苗。
早苗は朝食もそこそこに家を飛び出した。とその時。「キィーッ!」早苗は出会い頭にバイクとぶつかりそうになった。
「キャア!」「あ、危ないな」バイクの声の主は啓介だった。
「あっ、啓介さん」「何だ、早苗ちゃんじゃないか。どうしたんだい、そんなに慌てて」
「寝坊しちゃって遅刻しそうなの。ねえ啓介さん、バイクで送って」虫のいい頼みごとをする早苗。
「困ったなあ。俺はおやっさんに言われてウエハースを買いに行く途中なんだ」
「そんなのお姉ちゃんに頼めば良いじゃない。どうせお姉ちゃんブラッカーに行くんでしょう?」
「まあ、今日はバイトでブラッカーにいくからね」女子大生の千鶴はそう答える。
「じゃあ千鶴さん、早苗ちゃんを送っていくよ。ウエハースのこと頼んでいい?」申し訳なさそうに言う啓介。
「まあ、啓介さんの頼みなら仕方ないわ…」不承不承ながら頼みを聞き入れる千鶴。
「話はまとまったわね。じゃあ啓介さん、お願いね」早苗はちゃっかりバイクの後部座席に乗り込む。
「早苗ったらもう。じゃあ啓介さん、悪いけど早苗のことお願いします」千鶴は妹のことを啓介に頼む。
「じゃあ早苗ちゃんいくよ」啓介はエンジンの回転数を上げてバイクを飛ばす。
千鶴は半ば不満そうに二人を見送る。
「私だって啓介さんのバイクの後部座席に乗りたいのに…」

91:PRIME
04/11/05 01:54:51 S6fq8CB5
「おはよう」「おはよう」白百合女学園高校では生徒たちが朝の挨拶をお互いに交わしている。
晴れ渡った青空に乙女たちの明るい声。清々しい光景だ。
そこに啓介のバイクが学園前に着く。ぎりぎり10分前セーフだった。
「啓介さん、ありがとう」校門前で早苗は啓介に御礼を言う。
「早苗ちゃん、今度からちゃんと早起きしないとダメだぞ」啓介は幼い子供にいうように早苗を諭す。
「もう、そういう事はお姉ちゃんからいつも言われているわ。啓介さんまで私を子ども扱いしないで欲しいわ」少しむくれる早苗。
啓介は苦笑いをして顔をそらす。だが次の瞬間啓介の顔から苦笑いが消えた。(あの子は…)
そこにやってきたのは石川ひなのだった。啓介は彼女の顔を見て思い出した。あの親父狩りの少女たちを。
(あの子は確か不良少女グループのリーダー。ここの生徒だったのか)
啓介の思いとは裏腹に早苗はひなのに声をかける。「石川さん、おはよう。ここ最近休んでいたけどどうしたの?」
しかし、ひなのはチラリと二人を見てそっけなく言う。「あら天野さん、おはよう」
ひなのは啓介のほうもチラリと見てそのままその場を去っていった。
「早苗ちゃん、あの子は?」啓介は早苗に聞いてみる。
「クラスメートの石川ひなのさん。なんかお高くとまっている感じで私は生理的に好きになれないの。さっきだってこっちから声かけたのに。」
早苗は不満そうに言う。どうやら彼女とはそりが合わないみたいだ。
「それに彼女、色々悪い噂もあるし。後彼女のお父さんって闇金融の帝王なんだって」早苗は啓介にそう話す。
「なんか色々裏のありそうな子だなあ」啓介はそういうが真意は別にあった。
(さっきすれ違った時彼女からジャマーのにおいがした。彼女はひょっとしてジャマーの手先か?)
羽村啓介もまたジャマーに改造された人間である。だが彼は脳改造直前に脱出し正義の戦士として戦っているのだ。そんな彼は本能的に彼女をジャマーではと疑ったのだ。
しかし、早苗は特に何も考えていないようだ。「じゃあね、啓介さん」早苗は走り出す。
啓介は漠然とした不安を抱えながら早苗を見送った。

92:BeeFreak
04/11/05 02:37:10 6st48GJv
皆さまお久しぶりです。最近仕事が忙しくて、思うようにSSが書けません。
書きたい話はいっぱいあるのですが。
構想中のものはどれも長い話になりそうなので、今日はとりあえず、短めの話をUPするこ
とにいたします。
(PRIMEさんの今日のSSのUPは、もうおしまいですよね? もしも重なってしまったらご免
 なさい)

今回“ズゥ”Zooという組織によって蜂女に改造されてしまうのは、桂木美緒ちゃん15歳と
桂木梨緒ちゃん18歳の美人姉妹です。
そして、最後にもうひとつお楽しみが…。

93:BeeFreak
04/11/05 02:37:50 6st48GJv
午前1時の港の倉庫。人気の途絶えた鉄とコンクリートの山のその上を、月光に照らされ
ながら二つの影が何度も激しく激突していた。
ひとつの影は、銀色に輝く仮面とアーマーをまとった戦士。やや小柄なその姿は、アーマ
ーの中身がどうやら少年であることを感じさせる。
もうひとつの影は、女性のシルエットを持った異形の者。背中から4枚の透明な羽根を生
やし、蜂を摸したマスクを被っている。しなやかな女性のラインもあらわなそのボディは
濃いブルーに包まれ、ふくよかな双つの乳房は黄色と黒の同心円模様で彩られている。宙
を華麗に舞うその動きは、そのボディが衣装やアーマーではなく、彼女自身の皮膚である
ことを示している。
「死ねぇッ!! カイゼリオン!」
蜂のような女が、空中に停止したアーマーの少年に向かって突進する。
「スティンガー・ニードル!!」
蜂女は伸ばした手のひらから、鋭い針を撃ち出した。アーマー少年は巧みにそれをかわし、
蜂女に接近するとパンチをふるった。「カイザー・ナックル!!」
間一髪でパンチをかわした蜂女は、少年の後ろに回り込み、自らの乳房を両手で掴んで少
年の方に向き直った。
「ポイゾナス・シャワー!!」蜂女の乳房から、無数の細かい毒針が発射された。アーマー少
年は身体を猛スピードで回転させてそれをはね返す。「カイザー・スピン!」
回転を続けながらアーマー少年はジャンプし、ドリルのように宙を舞って蜂女に肉迫する。
蜂女はまたも間一髪でそれをかわし、少年から間合いを取った。
「おのれ、カイゼリオン! このままではすまさない!!」息を切らせながら蜂女が叫ぶ。
「もう諦めるんだな、“ズゥ”の獣人兵士! お前たちの悪事は、この俺が必ず打ち砕く!!」
「うるさい!! “ズゥ”なんか関係ないわ! わたしはただ、妹の仇を討ちたいだけよ!!」
「…妹だって!?」カイゼリオンと呼ばれたアーマー少年は、驚いて構えを解いた。
「そうよ! 2日前にお前が倒した蜂女を覚えているでしょう!? あれはわたしの妹、ミオ!
そしてわたしは、ミオの仇を討つために蜂女になった、姉のリオ!!」
蜂女は、マスクの内側で明らかに号泣していた。そして彼女の脳裏に、それまでの想い出
が走馬灯のように駆け巡った。

94:BeeFreak
04/11/05 02:39:35 6st48GJv
…そう、わたしの名前は桂木梨緒。18歳。3歳年下の妹、美緒と二人、下町のアパートで
ひっそりと暮らしていた。
地方都市で両親と4人、幸せに暮らしていた私たちの一家を不幸が襲ったのは、今から3
年前のことだった。突然の交通事故が両親の命を奪い、他に身寄りのなかったわたしたち
姉妹は、世間の荒波の中に突然投げ出されてしまった。
わたしは高校を中退し、中学生の妹を養うために働かなければならなかった。といっても
地方都市では、中卒の娘にできる仕事など限られている。わたしたちは残されたわずかな
保険金を元に東京に出、安アパートで二人暮しを始めた。
都会の真ん中で、二人ぼっちになったわたしたち姉妹。妹の美緒は、わたしにとってかけ
がえのない肉親であり、自慢の妹だった。わたしはなんとしても、妹の夢だけはかなえて
やりたかった。
妹の夢は、ヘアデザイナーになること。それには、高校と専門学校をどうしても卒業させ
てやらねばならない。
わたしは幸運にも、あるフリーのカメラマンのアシスタントとして雇ってもらうことがで
きた。カメラマンといっても人が考えるような派手な仕事ではない。博物館や考古学研究
所に雇われて、土器や埋蔵史料をひたすら撮り続ける地道な仕事だ。体力が必要だし、休
みはほとんどない。撮影が終わった後もフィルムの整理やラボへの発注などに追われ、家
に帰るのは連日0時を回ってからだった。だがその分、給料は良かった。交通遺児奨学金
と合わせれば、妹を高校に進学させるのに充分な稼ぎを得ることができた。
わたしたち姉妹はそうやって、都会の片隅でひっそりと暮らしていた。そう、あの忌まわ
しい日までは。

95:BeeFreak
04/11/05 02:41:10 6st48GJv
妹の理緒が、下校途中に突然失踪したのは、今から10日前のことだった。
蒸発? 心当たりなどまるでない。事故? 事件? 目撃者は誰もいない。
わたしは狂ったようになって、連日妹の行方を捜し回った。妹がいない世界など、わたし
には考えられない。妹が死んでしまうようなことがあったら、この世にわたしが生きてゆ
く意味などない。わたしにとって妹は、自分の存在のすべてであり、生きる意味のすべて
だった。
捜し回ること一週間。妹の行方は、ようとして知れなかった。相変わらず警察も何ひとつ、
手がかりを掴めてはいないようだ。その日も足を棒のようにして歩き回り、疲れ切ったわ
たしは布団に身を投げ出し、泣きながら眠りについた。


ふと、気配を感じてわたしは飛び起きた。部屋の中に誰かがいる。
「キャッ!」聞き慣れた声を耳にし、わたしは反射的に声のした方に腕を伸ばした。細い
腕を掴んだわたしは、急いで電灯のコードを引っ張った。とたんにあたりが明るくなった。
「いやぁ、見ないで!! お姉ちゃん!」「み、美緒っ!?」
わたしが掴んでいたのは、妹・美緒の腕だった。だが、その妹の身体は…
「見ないで!! お願い!! わたしの身体を見ないで!! お願い、お姉ちゃん…!!」
「美緒、その身体…いったい…!?」
妹の姿は、実に奇妙なものだった。顔こそ愛らしい美緒のものだったが、全身はなめし皮
のような質感の濃いブルーの皮膚で覆われ、手は白い手袋、脚は白いブーツ状になってい
た。それは明らかに衣服ではない、妹自身の皮膚であった。妹の乳房は、蜂の腹部のよう
な、黄色と黒の同心円状の模様で覆われていた。その乳房はまるで別の生き物ででもある
かのように、絶えず艶めかしい蠕動を繰り返していた。そして妹の背中からは、薄黄色の
透明な羽根が4枚、生えていた。

96:BeeFreak
04/11/05 02:41:48 6st48GJv
美緒は唖然としたわたしの手を振りほどき、両手で胸を押え、うずくまってすすり泣きを
始めた。
「…お願い…お姉ちゃん…わたしを、美緒を許して…!!」
わたしは我に返り、妹に寄り添って肩を抱きしめた。どんな姿になっていても、美緒は美
緒だ。わたしの可愛い妹だ。
「美緒、何があったの? 辛い目に遭ったの? 良かったら、お姉ちゃんに話して。あなたが
どんな目に逢っても、お姉ちゃんは美緒の味方だから…」
美緒は堰を切ったようにワッ!と泣き出し、わたしの胸に顔をうずめた。わたしはしっか
りと、美緒の身体を抱きしめた。こんなに小さい、細い身体だったんだ。泣きじゃくる美
緒の身体を抱きしめ、わたしは美緒の背中を愛撫した。背中から生えた4枚の羽根が、細
かく震えている。
「…お姉ちゃん、ごめんなさい。わたし、もう人間じゃないの。」
美緒は泣き濡れた真っ赤な目でわたしを見つめ、震える小さな声でそうつぶやいた。
「わたし、改造されたの。一週間前、“ズゥ”にさらわれて、ベスティオイド(獣人兵士)に
改造されてしまったの。わたしはもう、人間じゃない! 蜂なの!! 蜂女なのよ!!」
美緒はそう言って、再び泣きじゃくった。わたしは呆然となっていた。美緒が何を言ってい
るのか、よくわからなかった。いや、理解したくなかったのだ。妹が、あの可愛い美緒が、
まさか蜂女に改造されてしまったなんて!
ポロポロと、わたしの目からも涙が溢れて止まらなくなった。わたしには、美緒の身体を
きつく抱きしめてやることしかできなかった。
「美緒、可哀想に。辛かったのね。でももう、お姉ちゃんが一緒よ。お前がどんな姿にな
っても、お姉ちゃんが一緒にいてあげる。お姉ちゃんが守ってあげる。お前はお姉ちゃん
の、たった一人の妹なんだもの。」

97:BeeFreak
04/11/05 02:42:32 6st48GJv
美緒は、腕を伸ばしてわたしの身体を引き離した。「ダメ! ダメなのよお姉ちゃん!」
美緒は床に転がっていた、ヘルメット状のマスクを拾い上げた。
「わたしは今から、闘わなければならないの。カイゼリオンと。」
「…え? 何、闘うって? …カイゼリオンって、誰?」
「わたしたち“ズゥ”の企みを潰して回っている、正義のヒーローなの。そしてわたしは
悪の改造人間なの。今からわたしたちは、港の第3倉庫でカイゼリオンを迎え撃つことに
なってるの。でも…きっと勝てない! カイゼリオンはとても強いの! わたしじゃ、カイゼ
リオンには勝てない!! わたしはもうすぐ、悪の改造人間としてカイゼリオンに殺されること
になるの。だから…最後に…お姉ちゃんの顔を見ておきたかったの! わたしの最後の…想
い出に。」
美緒は、マスクを装着した。口の周囲を除いて頭部全体を覆うヘルメット状のマスクで、
それを着けた美緒は、巨大な蜂そのままの姿になった。
「どうして! どうして闘わなきゃいけないの! 美緒、逃げて! 逃げなさい!!」
「だめ。わたしは“ズゥ”の命令には逆らえないの。さよなら…お姉ちゃん。いつまでも
幸せに…。」
そう言って美緒は、羽根を広げて開いた窓から飛び出して行った。

「美緒ッ!!」わたしは窓に駆け寄った。月光の中、飛んでゆく美緒の姿が見える。
わたしはパジャマのまま、部屋を飛び出した。アパートの自転車置き場には、仕事のため
に買った原付が停めてある。わたしは原付に飛び乗り、急いで美緒の後を追った。港の第
3倉庫。美緒は確かにそう言っていた。早く! 早く! 早く行かないと美緒が殺されてしま
う!


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